JP3221604B2 - 陳列用包装容器 - Google Patents

陳列用包装容器

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恒男 近田
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押谷フエルト化成株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばギフト用の
缶ビール,缶ジュース,その他の缶詰飲食品,その他概
ね定形的な商品の詰め合わせセット等の商品の詰め合わ
せ内容を、店頭等で展示するための陳列用包装容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来デパートその他の小売店やギフト商
品展示場等において商品の詰め合わせ内容が判り易いよ
うに展示専用の容器が用意されており、この容器は通常
のギフト商品セットの多くが直方体形状の箱に収容され
ているのに対し、例えば詰め合わせ商品内容が容易に把
握され且つ見映え良く見せるために、図1に示すように
正しく置いて展示した時にセット商品が階段状に斜めに
配置され、その表面に透明カバーが被せられたものが用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記透明カバー
は商品内容が透視できるように透明度が高いこと及び本
体容器への挿脱や搬送及び取り扱いの便宜上一定の剛性
が求められるために、0.4mm前後の厚みを備えた塩
化ビニールフィルム等を切断成形して接着剤で貼り合わ
せて製造していた。
【0004】このため従来の透明カバーは材料費及び製
造費共にコスト高となるほか、塩化ビニールは焼却処理
すると塩素ガスを発生するため環境汚染の問題があっ
た。
【0005】一方、材料として比較的低コストであるポ
リエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)は剛性を
与えるために板厚を厚くすると透明性が損なわれるほ
か、接着剤が使用できないため貼り合わせによる成形が
できない欠点がある。
【0006】さらに上記のような透明カバーを真空成形
(後で詳述する)によって成形する場合、前後左右の周
壁部が図6に示すように共に枠状に平行をなして一体成
形しようとすると、成形の仕上がりの都合上成形金型の
深さを略透明カバーの高さに相当する高さH2が必要で
あるが、真空成形は樹脂フィルムを加熱して引き伸ばし
ながら成形するために、金型深さが深すぎると逆に成形
が不可能になるという問題がある。
【0007】この発明は上記問題点を解消するために、
透明カバーを一体成形可能で且つ安価な材質で内部の商
品の透視が可能な透明性を確保できる構造のものを提供
せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の包装容器は、第1に正置状態で定型的な商
品9を複数列の階段状に整列配置せしめる傾斜した床板
7と、該床板7の周縁に上記商品9を外側から囲い込む
少なくとも前後左右の周壁3a〜3dを設けた容器1の
本体2に対し、上記床板7と同方向に傾斜し且つ床板7
上の商品9を覆う正面カバー13と該正面カバー13の
周縁に連設され前記本体2の周壁3a〜3dに沿って挿
入される壁部14a〜14dを備えた透明樹脂材よりな
るカバー16を備えた陳列用容器において、上記正面カ
バー13と壁部14a〜14dとを一体形成し、正面カ
バー13を床板7上に陳列配置した商品9の配列形状の
表面に近接して沿わせる形状に形成したことを特徴とし
ている。
【0009】第2に正面カバー13を床板7上に陳列配
置した商品の配列形状の表面に近接させて階段状に形成
したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図示する本発明の実施の形態
について説明すると、図1〜図3,図5〜図6はいずれ
も本発明の実施形態を示し、図1〜図2は本発明の容器
に缶ビール等の展示商品を収容した場合の全体斜視図と
側面断面図である。
【0011】商品1の本体2は段ボール紙等からなる紙
製の外箱であって、平面視で矩形をなす前後左右の周壁
3a,3b,3c,3dは、正置状態で上下方向に略垂
直をなし、底板4の前端側約1/4は水平であるが、そ
の後方は上方に向かって上昇傾斜しており、図2に示す
ように傾斜した陳列棚6上に載置された時に周壁3a〜
3dが略垂直になる構造である。なお、図のように傾斜
した陳列棚上に展示するものは床板7を傾斜させた方が
良いが、水平な床面や陳列棚上に展示する場合は、図1
の仮想線で示す如く、本体2は側面視で三角形状のもの
で良い。
【0012】上記本体2内には上下方向に四段の階段状
に折り曲げ形成された段ボール紙製の床板7が挿入固定
され、床板7と底板4及び後壁3bとの間には上記床板
7を階段状のまま支持する複数枚の支持板8が前後及び
上下方向に内挿固定されている。
【0013】そして上記床板7上の各段には複数本の缶
(ビール又はジュース等)からなる定型的な商品9が整
列載置されて詰め合わせセットとなっており、正面側か
ら全体が立体的によく見える配置となっている。床板7
のいずれかの階段部には必要に応じて商品内容や商標等
を表す表示具11が挿入載置して固定されている。上記
商品9(通常は空き缶その他の空容器のみである)や表
示具11は階段上面に整列状態で固定されるように、各
階段上面には両面接着テープ等の固定具12が設けられ
ている。
【0014】上記床板7及びその階段部の寸法は特定の
商品を一定の個数整列配置されるように設定されている
が、各周壁3a〜3dは配置された商品9の外周を近接
して取り囲み且つ商品の外周が十分に露出する高さとな
っている。
【0015】したがって整列された上記商品9の表面も
階段状を形成しており、本体2の上面には、上記商品9
の階段状の表面に沿うように階段状に形成された正面カ
バー13と、該正面カバー13の外周に連接された前記
本体2の周壁3a〜3dに沿って内挿される前後左右の
壁部14a〜14dからなる透明樹脂製の透明カバー1
6が装着される。
【0016】上記透明カバー16は図3,図6に示すよ
うに、正面カバー13と、階段状部の最下段の前壁部1
4a及び左右の側壁部14c,14dは、後述する真空
成形により予め箱状又は皿状に一体成形されるが、後壁
部14bは正面カバー13の後端部(最上段部)に沿っ
て延長端上に延設され、側壁部14c,14dの後端間
には正面カバー成形後において後壁部14bを下向きに
90°折り曲げ加工できるような凹凸線状の折目17が
形成されている。
【0017】そして上記後壁部14bは透明カバー16
を真空成形した後に上記折目17に沿って90°折り曲
げることにより、全壁部14a〜14dが共に下向きに
なり、商品9の整列収容状態の本体2の上面より被せる
とともに、壁部14a〜14dを本体2側の周壁3a〜
3dの内面に沿って挿入し、商品9の表面を覆うことに
なる。後壁部14bと本体1の後側周壁3bとは上記挿
入状態において、必要に応じ両面接着テープ18等によ
り接着固定し、正面カバー16を本体2側に固定する。
壁部14a〜14dは本体2の周壁3a〜3dの外側に
外装することもできる。
【0018】図4は透明カバー16の正面カバー13が
平坦なプレート状である場合の例を示し、内部の商品9
の整列状態の表面が平坦な詰め合わせ面となっている場
合はこの構造でもよい。しかし、缶ビール等の場合のよ
うに商品の整列表面が階段状をなしている場合は、商品
表面に近接させるため、図3に示すように階段状となっ
ていた方が装着時の透明性がよい。特に透明カバー材と
して比較的透明度の低い材料の場合はなおさらである。
【0019】図5は上記透明カバー16を真空成形する
場合の原理図を示すもので、内部が透明カバー13の形
状に対応した凹凸をなす金型21上に成形用の熱可塑性
の合成樹脂シート(フィルム)22を張り渡して、押圧
具20で固定した状態で上面からヒーター23で加熱し
て軟化させるとともに、金型21内の吸引孔24よりバ
キュームポンプ(図示しない)で吸引し、軟化したシー
ト22を金型21の内面に皮膜状に密着させて硬化成形
するもので、成形後必要に応じて不要箇所を切除する。
この方法ではできるだけ金型表面の凹部の深さH〓が浅
い方が好ましく、吸引深さが深い場合はシートの伸び量
が多くなり、皮膜のちぎれ等が生じる。
【0020】このため既に述べたように後壁部14bを
予め他の壁部14a,14c,14dと同様に折り曲げ
て真空成形により全体を一体成形しようとすると、金型
深さH2が図6に示すように深くなり真空成形自体が不
可能となる。
【0021】上記樹脂シート22の材料としては従来の
塩化ビニール等の高価なものに代えて、低コストのポリ
プロピレン(CPP),ポリエチレン(PE),ポリス
チレン(PS)等の材料の使用が可能であり、これらの
材料はカバーの厚みを厚くすると透明度が悪いものであ
るが、上記のような真空成形等で一体成形による場合は
その厚みを0.2mm前後に薄く成形することが可能で
あり、その結果透明度もこれらの用途にも十分使用でき
る程度に確保される。
【0022】そして一体成形するために貼り合わせを行
う場合のように高い剛性も必要がなく、接着剤も使用し
ないので接着に適さない材質でも使用が可能である。ま
た商品の整列表面が階段状になっているものでは、正面
カバーも整列表面に沿って階段状にして商品表面に接近
させることにより、透明度の低さを十分カバーできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、透明カバーを貼り合わせではなく一体成形すること
により製造コストが低減でき、さらに接着剤の使用がで
きない樹脂や透明度に難がある樹脂も使用が可能であ
り、材質の選択幅を広くできるほか、カバー厚みも薄く
できるので材料コストの面でも有利である。
【0024】特に材質の透明度の低さは、一体成形によ
るカバー厚みの薄肉化とともに、商品の整列表面に沿っ
た正面カバーとすることにより十分補える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の全体斜視図である。
【図2】本発明容器による包装方法を示す側面断面図で
ある。
【図3】透明カバーの内面側斜視図である。
【図4】透明カバーの他の例を示す内面側斜視図である
【図5】透明カバーを真空成形する場合の原理説明図で
ある。
【図6】透明カバーを真空成形する場合の問題点を示す
ための説明用側面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 本体 3a〜3d 周壁 7 床板 9 商品 13 正面カバー 14a〜14d 壁部 16 透明カバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正置状態で定型的な商品(9)を複数列
    の階段状に整列配置せしめる傾斜した床板(7)と、該
    床板(7)の周縁に上記商品(9)を外側から囲い込む
    少なくとも前後左右の周壁(3a〜3d)を設けた容器
    (1)の本体(2)に対し、上記床板(7)と同方向に
    傾斜し且つ床板(7)上の商品(9)を覆う正面カバー
    (13)と該正面カバー(13)の周縁に連設され前記
    本体(2)の周壁(3a〜3d)に沿って挿入される壁
    部(14a〜14d)を備えた透明樹脂材よりなるカバ
    ー(16)を備えた陳列用容器において、上記正面カバ
    ー(13)と壁部(14a〜14d)とを一体形成し
    正面カバー(13)を床板(7)上に陳列配置した商品
    (9)の配列形状の表面に近接して沿わせる形状に形成
    した陳列用包装容器。
  2. 【請求項2】 正面カバー(13)を床板(7)上に陳
    列配置した商品の配列形状の表面に近接させて階段状に
    形成した請求項1の陳列用包装容器。
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