JP2023056946A - シート搭載型エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間が狭くてもエアバッグ本体がスムーズに展開されるシート搭載型エアバッグ装置を得る。【解決手段】車両の前面衝突時に窓側の車両用シート10に設けられたヘッドレスト16のサイド部24Lから車両用シート10に着座した乗員P1の頭部P1hと中央側の車両用シート11に着座した乗員P2の頭部P2hとの隙間Dを通って展開し、隙間Dに配置される前後チャンバ34と、前後チャンバ34の前端部から幅方向内側へ展開し、頭部P1hの前方側に配置される先端チャンバ36と、を有し、ロール状に外巻きされた外巻部32Aを有する状態でサイド部24Lに収納されたエアバッグ本体32と、エアバッグ本体32の展開に先行してサイド部24Lから突出し、エアバッグ本体32と頭部P2hとの間に介在する誘導部材40と、を備えたシート搭載型エアバッグ装置30とする。【選択図】図3

Description

本発明は、シート搭載型エアバッグ装置に関する。
車両の斜め側面衝突時又は側面衝突時に、ショルダーベルトとは反対側のシートバックの一方の側部から、隣接するシートバックへ向けて展開する第1チャンバと、第1チャンバの前端部からガスの供給を受けてシート前方側へ向けて展開する第2チャンバと、第2チャンバの前端部からガスの供給を受けてシート幅方向内側へ向けて展開する第3チャンバと、を備え、第1チャンバと第3チャンバとを連結するテザーを有するファーサイドエアバッグ装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-049898号公報
上記のようなファーサイドエアバッグ装置を、例えば中央席を有する後席に適用した場合には、窓側の車両用シートに着座した乗員と中央側の車両用シートに着座した乗員との間にエアバッグが展開することになる。この場合、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部及び中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部のどちらにもエアバッグが当たらないように、そのエアバッグを展開させる必要がある。
しかしながら、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間は狭いため、エアバッグの展開時に、そのエアバッグが中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部に当たって(干渉して)しまう可能性がある。つまり、エアバッグがスムーズに展開できなくなってしまう可能性がある。このように、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってエアバッグが展開するエアバッグ装置には、改善の余地がある。
そこで、本発明は、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間が狭くても、エアバッグ本体がスムーズに展開されるシート搭載型エアバッグ装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のシート搭載型エアバッグ装置は、車両の前面衝突が検知又は予知されることによって作動したインフレータから噴出されたガスにより、窓側の車両用シートにおけるヘッドレストの窓側とは反対側のシート幅方向外側に設けられたサイド部から、前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってシート前方側へ展開し、前記隙間に配置される前後チャンバと、該前後チャンバのシート前方側端部からシート幅方向内側へ展開し、前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部のシート前方側に配置される先端チャンバと、を有し、シート上下方向を軸方向としたロール状に外巻きされた外巻部を有する状態で前記サイド部に収納されたエアバッグ本体と、前記エアバッグ本体の展開に先行して前記サイド部から突出し、前記エアバッグ本体と前記中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間に介在する誘導部材と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、車両の前面衝突が検知又は予知されることによってインフレータが作動すると、エアバッグ本体の前後チャンバが、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってシート前方側へ展開し、その隙間に配置される。そして、その後、エアバッグ本体の先端チャンバが、前後チャンバのシート前方側端部からシート幅方向内側へ展開し、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部のシート前方側に配置されて、その乗員の頭部を拘束する。
ここで、ヘッドレストの窓側とは反対側のシート幅方向外側に設けられたサイド部に収納されているエアバッグ本体は、シート上下方向を軸方向としたロール状に外巻きされた外巻部を有している。そして、誘導部材がエアバッグ本体の展開に先行してサイド部から突出し、エアバッグ本体と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間に介在する。
そのため、エアバッグ本体は、インフレータから噴出されたガスにより、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってシート前方側へ展開する際、誘導部材よりもシート幅方向内側において、ロール状に外巻きされた外巻部がほどけながら展開する。
したがって、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間が狭くても、エアバッグ本体は、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部及び中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部に当たる(干渉する)ことが抑制され、誘導部材に案内されてスムーズに展開される。
また、本発明に係る請求項2に記載のシート搭載型エアバッグ装置は、車両の前面衝突が検知又は予知されることによって作動したインフレータから噴出されたガスにより、窓側の車両用シートにおけるヘッドレストの窓側とは反対側のシート幅方向外側に設けられたサイド部から、前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってシート前方側へ展開し、前記隙間に配置される前後チャンバと、該前後チャンバのシート前方側端部からシート幅方向内側へ展開し、前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部のシート前方側に配置される先端チャンバと、を有し、蛇腹状に折り畳まれた蛇腹部を有する状態で前記サイド部に収納されたエアバッグ本体と、前記エアバッグ本体の展開に先行して前記サイド部から突出し、前記エアバッグ本体と前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間及び前記エアバッグ本体と前記中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間にそれぞれ介在する誘導部材と、を備えている。
請求項2に記載の発明によれば、車両の前面衝突が検知又は予知されることによってインフレータが作動すると、エアバッグ本体の前後チャンバが、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってシート前方側へ展開し、その隙間に配置される。そして、その後、エアバッグ本体の先端チャンバが、前後チャンバのシート前方側端部からシート幅方向内側へ展開し、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部のシート前方側に配置されて、その乗員の頭部を拘束する。
ここで、ヘッドレストの窓側とは反対側のシート幅方向外側に設けられたサイド部に収納されているエアバッグ本体は、蛇腹状に折り畳まれた蛇腹部を有している。そして、誘導部材がエアバッグ本体の展開に先行してサイド部から突出し、エアバッグ本体と窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間及びエアバッグ本体と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間にそれぞれ介在する。
そのため、エアバッグ本体は、インフレータから噴出されたガスにより、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってシート前方側へ展開する際、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部側に配置された誘導部材と、中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部側に配置された誘導部材との間において、蛇腹状に折り畳まれた蛇腹部がほどけながら展開する。
したがって、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間が狭くても、エアバッグ本体は、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部及び中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部に当たる(干渉する)ことが抑制され、各誘導部材に案内されてスムーズに展開される。また、一般的に蛇腹状の方がロール状よりも素早くほどけることが知られている。したがって、このエアバッグ本体は、外巻部を有する状態で収納されている場合に比べて、素早く展開される。
また、請求項3に記載のシート搭載型エアバッグ装置は、請求項1に記載のシート搭載型エアバッグ装置であって、前記サイド部に収納されている前記エアバッグ本体は、前記外巻部から展開方向上流側に連続して蛇腹状に折り畳まれた蛇腹部を有している。
請求項3に記載の発明によれば、サイド部に収納されているエアバッグ本体が、外巻部から展開方向上流側に連続して蛇腹状に折り畳まれた蛇腹部を有している。そのため、エアバッグ本体は、インフレータから噴出されたガスにより、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってシート前方側へ展開する際、まず蛇腹部がほどけながら展開し、次いで外巻部がほどけながら展開する。ここで、一般的に蛇腹状の方がロール状よりも素早くほどけることが知られている。したがって、このエアバッグ本体は、外巻部しか有していない場合に比べて、素早く展開される。
また、請求項4に記載のシート搭載型エアバッグ装置は、請求項1~請求項3の何れか1項に記載のシート搭載型エアバッグ装置であって、前記誘導部材は、布で構成されている。
請求項4に記載の発明によれば、誘導部材が布で構成されている。したがって、誘導部材が例えばプラスチックで構成されている場合に比べて、誘導部材が中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部に当たっても、その頭部が傷付くおそれが少ない。
また、請求項5に記載のシート搭載型エアバッグ装置は、請求項1~請求項3の何れか1項に記載のシート搭載型エアバッグ装置であって、前記エアバッグ本体と前記中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間に介在する前記誘導部材は、前記サイド部の前壁で構成され、前記前壁は、ストッパー部材により、前記エアバッグ本体が展開可能となる所定の角度までしか開かないように構成されている。
請求項5に記載の発明によれば、誘導部材が、サイド部の前壁で構成されている。したがって、誘導部材が、サイド部とは別体で設けられている場合に比べて、誘導部材の製造コストが低減される。また、前壁は、ストッパー部材により、エアバッグ本体が展開可能となる所定の角度までしか開かないように構成されている。したがって、前壁が所定の角度よりも大きく開いて中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部に当たることで、その頭部を傷付けることが防止される。
また、請求項6に記載のシート搭載型エアバッグ装置は、請求項5に記載のシート搭載型エアバッグ装置であって、前記エアバッグ本体と前記中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間に介在する前記誘導部材は、前記前壁と、該前壁に設けられた布と、で構成されている。
請求項6に記載の発明によれば、誘導部材が、サイド部の前壁と、その前壁に設けられた布と、で構成されている。したがって、誘導部材が、布のみで構成されている場合に比べて、誘導部材の製造コストが低減される。また、誘導部材が、サイド部の前壁のみで構成されている場合に比べて、その前壁よりもシート前方側へ至る適切な領域まで、展開するエアバッグ本体を案内可能となる。
以上のように、本発明によれば、窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間が狭くても、エアバッグ本体をスムーズに展開させることができる。
第1実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開後の状態を示す側面図である。 第1実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開後の状態を示す平面図である。 第1実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開前の状態を一部破断して示す拡大平面図である。 第1実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開途中の状態を一部破断して示す拡大平面図である。 第2実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開途中の状態を一部破断して示す拡大平面図である。 第3実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開前の状態を一部破断して示す拡大平面図である。 第3実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開途中の状態を一部破断して示す拡大平面図である。 第4実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開前の状態を一部破断して示す拡大平面図である。 第5実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開前の状態を一部破断して示す拡大平面図である。 第5実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置の展開途中の状態を一部破断して示す拡大平面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPをシート上方向、矢印FRをシート前方向、矢印RHをシート右方向とする。したがって、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車両用シートにおける上下、前後、左右を示すものとする。また、左右方向は、シート幅方向と同義である。
また、本実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置(以下、単に「エアバッグ装置」という)30は、車両の中央席(中央側の車両用シート11)を有する後席で、かつ窓側の車両用シート10のヘッドレスト16を構成するケース部20(後述)の内部に設けられている。したがって、本実施形態に係る車両用シート10、11は、後席として説明するが、窓側席の間に中央席を有しているのであれば、後席に限定されるものではない。
また、本実施形態に係る車両用シート10、11は、一体的に繋がっているベンチシートであるが、窓側の車両用シート10と中央側の車両用シート11とが一体的に繋がっていない独立シートの場合でも同様である。また、車両用シート10と車両用シート11とは、ヘッドレスト16を除き、同等の構成であるため、その構成については、車両用シート10で説明する。
また、本実施形態において、窓側の車両用シート10に着座した乗員を窓側乗員P1とし、中央側の車両用シート11に着座した乗員を中央側乗員P2とする。なお、本実施形態における「窓側乗員P1」、「中央側乗員P2」とは、一例として、人体ダミーAM50に相当する乗員である。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態に係るエアバッグ装置30について説明する。図1、図2に示されるように、窓側乗員P1が着座する車両用シート10は、窓側乗員P1の臀部及び大腿部を支持するシートクッション12と、窓側乗員P1の背部を支持するシートバック14と、窓側乗員P1の頭部P1hを支持するヘッドレスト16と、を有している。
ヘッドレスト16は、シートバック14の上端部におけるシート幅方向中央に昇降可能に設けられたブロック状の本体部16Aを有している。具体的に説明すると、本体部16Aの下面におけるシート幅方向中央には、円柱状のステー(図示省略)が左右一対で設けられている。
各ステーは、シートバック14の上端部におけるシート幅方向中央に左右一対で設けられた略円筒状のヘッドレストサポート18(図3、図4参照)に、昇降可能かつ所定の複数の位置で固定可能に挿通されている。なお、車両用シート11のヘッドレスト16は、この本体部16Aのみで構成されている。
車両用シート10のヘッドレスト16は、本体部16Aの後方から左右両側方にかけて連続して設けられたケース部20を有している。つまり、このケース部20は、平面視で前方側が開放された略「U」字状に形成されて、本体部16Aに取り付けられており、本体部16Aは、ケース部20の内側にほぼ隙間無く配置されている。
なお、ケース部20において、前後方向に延在する左右のサイド部24の前端面(前壁20Fの外面)は、本体部16Aの前面と略面一になっており(図2、図3参照)、この前端面でも、窓側乗員P1の頭部P1hを支持可能になっている。つまり、左右のサイド部24の前端面も、ヘッドレスト16の一部を構成するようになっている。
また、図3に示されるように、ケース部20における左右の(サイド部24の)外側壁20A及び後壁20Bは、平面視で略「U」字状に形成された樹脂製のカバー部材22で構成されている。そして、ケース部20における上壁(図示省略)、下壁(図示省略)、前壁20F及び本体部16Aと対向する内周壁20Cは、ウレタンフォーム23で構成されており、カバー部材22及びウレタンフォーム23の外面が表皮材21で一体に被覆されている。
ケース部20の内部には、所定の空間部S(後述する収納部S1及び配置部S2を含む)が形成されている。そして、ケース部20における窓側とは反対側のシート幅方向外側(図示のものは左側)のサイド部24L内に形成された収納部S1には、エアバッグ装置30のエアバッグ本体32が収納されている。
図1、図2に示されるように、エアバッグ装置30は、後述するインフレータ28(図3、図4参照)からガスが噴出されることによって、車両用シート10に着座した窓側乗員P1の頭部P1hの後方側(詳細には左側方後側)から前方側へ展開するエアバッグ本体32を有している。
エアバッグ本体32は、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dに配置される前後チャンバ34と、前後チャンバ34の前方側端部からシート幅方向内側へ展開し、窓側乗員P1の顔(頭部P1h)の前方側に配置される先端チャンバ36と、を有している。そして、このエアバッグ本体32は、前後チャンバ34の上端部における所定位置と、先端チャンバ36の上端部における所定位置とを連結する帯状のテザー38を有している。
つまり、このエアバッグ本体32は、平面視で略「V」字状に折り曲げられて窓側乗員P1の頭部P1h及び胸部の少なくとも一部を拘束するようになっている。なお、テザー38は、少なくとも前後チャンバ34の上端部と先端チャンバ36の上端部とを連結するように設けられていればよく、例えば前後チャンバ34の下端部における所定位置と先端チャンバ36の下端部における所定位置とを更に連結するように設けられていてもよい。
図3、図4に示されるように、ケース部20に形成されている空間部Sの後部側である配置部S2には、インフレータ28が配置されている。インフレータ28は、略円筒状に形成されており、その軸心部がシート幅方向に沿って配置されるように、その外周部が、リテーナ(図示省略)を介して、筐体状に形成された反力板(図示省略)に支持されている。
反力板は、例えばシートバックフレーム(図示省略)にブラケット(図示省略)を介して固定されており、前方側へ展開するエアバッグ本体32からインフレータ28を介して伝達される反力を受け止められる構成になっている。なお、反力板及びリテーナも配置部S2に配置されている。
インフレータ28は、車両に設けられたエアバッグECU(図示省略)と電気的に接続されており、車両に設けられた加速度センサー等の検出装置(図示省略)とエアバッグECUとが電気的に接続されている。したがって、インフレータ28は、検出装置によって車両の前面衝突が検出されると、エアバッグECUを介して作動し、ガスを瞬時に噴出するようになっている。
なお、インフレータ28は、車両の前面衝突が検出されることによって作動する構成ではなく、衝突予知センサー等の検出装置(図示省略)によって、車両の衝突が予知されることで作動する構成とされていてもよい。そして、そのインフレータ28の噴出口に、エアバッグ本体32の接続部31が嵌められて接続されている。
また、エアバッグ本体32は、エアバッグ本体32の高さ方向で約1/3程度の上部が下方へ折り畳まれた後、シート上下方向を軸方向としたロール状に先端部側から順に外巻きされている。すなわち、エアバッグ本体32は、平面視で、そのシート幅方向外側にロール状の外巻部32Aを有する状態で、サイド部24Lに形成された収納部S1に収納されている(図3参照)。
したがって、図4に示されるように、このエアバッグ本体32は、インフレータ28から噴出されたガスにより、ロール状に外巻きされた外巻部32Aがほどけながら、サイド部24Lから、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dを通って前方側へ展開し、その後、下方へ折り畳まれている上部が上方へ展開するようになっている。
なお、このようにエアバッグ本体32の上部が下方へ折り畳まれた後、ロール状に外巻きされているのは、展開後のエアバッグ本体32の高さよりもサイド部24L(ケース部20)の高さが低く形成されているためである。換言すれば、収納部S1の高さが、上部が下方へ折り畳まれたエアバッグ本体32の高さよりも若干高くなる程度の高さに形成されているためである。
また、サイド部24Lの前端面を構成する前壁20Fは、エアバッグ本体32の展開に伴い、例えば上下方向に沿った直線状に破断されるようになっている。ここで、破断される箇所は、前壁20Fのシート幅方向内側端部20Nであることが好ましい。換言すれば、前壁20Fのシート幅方向内側端部20Nに、破断され易くなる脆弱部等を形成しておくことが好ましい。
破断される箇所が、前壁20Fのシート幅方向内側端部20Nであると、その前壁20Fは、シート幅方向外側端部20Tをヒンジ部として開放されることになるため、展開するエアバッグ本体32が中央側乗員P2の頭部P2hに接触することをより一層抑制することが可能となる。
また、図3に示されるように、サイド部24Lに形成された収納部S1には、エアバッグ本体32の展開に先行してサイド部24L(収納部S1)から突出し、エアバッグ本体32と中央側乗員P2の頭部P2hとの間に介在する誘導部材40としての布(以下「誘導布」という)42が設けられている。なお、図1、図2では、誘導布42の図示を省略している。
誘導布42は、その一端部が、サイド部24Lにおける外側壁20Aの内面に接着剤又はリベット等によって固定されている。そして、誘導布42の他端部は、ロール状に外巻きされた状態で収容されているエアバッグ本体32の外巻部32Aと前壁20Fの内面との間と、ケース部20の内周壁20Cの内面とエアバッグ本体32のシート幅方向内側の側壁32Bの外面との間と、を通り、その側壁32Bの外面に沿って配置されている。
したがって、図4に示されるように、インフレータ28からガスが噴出され、エアバッグ本体32が前壁20Fのシート幅方向内側端部20Nを破断して展開しようとすると、そのエアバッグ本体32に押されて誘導布42の他端部側がサイド部24L(収納部S1)から突出し、誘導布42がエアバッグ本体32と中央側乗員P2の頭部P2hとの間に介在するようになっている。
なお、誘導布42の突出方向に沿った長さは、平面視で中央側乗員P2の顔の右側を覆うことができる程度の長さとされることが好ましい。また、誘導布42の高さ(上下方向に沿った長さ)は、中央側乗員P2の顔の右側を覆うことができる程度の高さとすることが好ましく、例えば250mm~300mm程度とされることが好ましい。
また、誘導布42は、エアバッグ本体32よりも剛性が高い方が好ましく、エアバッグ本体32を構成する素材(基布)にシリコンゴム等がコーティングされたコート布であることが好ましい。しかしながら、誘導布42は、これに限定されるものではなく、例えばエアバッグ本体32と同じ素材で構成されていても構わない。
また、図示は省略するが、ガスが充填されていない状態のエアバッグ本体32の前後方向略中央部には、上下方向に延在する非膨張部が縫製によって形成されている。この非膨張部によって、先端チャンバ36が前後チャンバ34に対してシート幅方向内側へ折れ曲がることが可能になっており、そのシート幅方向内側へ展開可能となる構成になっている。つまり、エアバッグ本体32は、非膨張部よりも展開方向上流側が前後チャンバ34となっており、非膨張部よりも展開方向下流側が先端チャンバ36となっている。
以上のような構成とされた第1実施形態に係るエアバッグ装置30において、次にその作用について説明する。
車両が前面衝突したことを検出装置が検出すると、インフレータ28が作動し、エアバッグ本体32の内部へガスを瞬時に噴出する。エアバッグ本体32の内部へガスが噴出されると、エアバッグ本体32が展開するが、その展開に先行して誘導布42がサイド部24Lから突出する。すなわち、展開しようとするエアバッグ本体32に収納部S1側から押圧されることにより、前壁20Fのシート幅方向内側端部20Nが破断され、誘導布42の他端部側がサイド部24L(収納部S1)から押し出される。
これにより、まず誘導布42が、エアバッグ本体32と中央側乗員P2の頭部P2hとの間に介在する。そして、エアバッグ本体32は、誘導布42のシート幅方向内側において、サイド部24Lから、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2h(誘導布42)との間の隙間Dを通って前方側へ展開する。
なお、このとき、エアバッグ本体32は、ロール状に外巻きされている外巻部32Aがほどけながら前方側へ展開するため、中央側乗員P2の頭部P2h寄りに展開する。したがって、その展開時に、エアバッグ本体32が、窓側乗員P1の頭部P1hに当たる(干渉する)ことが抑制又は防止される。これにより、窓側乗員P1の顔が、その展開するエアバッグ本体32によって傷付くことが抑制又は防止される。
そして、例えば窓側乗員P1の頭部P1hが中央側乗員P2の頭部P2h側へ寄っていて、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dが狭くなっていても、エアバッグ本体32は、誘導布42により、中央側乗員P2の頭部P2hに当たる(干渉する)ことが抑制又は防止される。
つまり、誘導布42は、エアバッグ本体32よりも先に突出してエアバッグ本体32と中央側乗員P2の頭部P2hとの間に介在するため、エアバッグ本体32が展開するときに、中央側乗員P2の頭部P2h寄りに展開しても、その中央側乗員P2の顔が、展開するエアバッグ本体32によって傷付くおそれがない。換言すれば、エアバッグ本体32が展開するときに、誘導布42によって、中央側乗員P2の顔を保護することができる。
しかも、エアバッグ本体32よりも先に突出する誘導部材40が誘導布42で構成されているため、誘導部材40が、例えばプラスチックで構成されている場合に比べて、誘導部材40(誘導布42)が中央側乗員P2の頭部P2hに当たっても、その頭部P2h(顔)が傷付くおそれが少ない。換言すれば、誘導部材40が誘導布42であるため、中央側乗員P2の頭部P2hに与えるダメージを極力軽減させることができる。
このように、エアバッグ本体32は、外巻部32A及び誘導布42により、窓側乗員P1の頭部P1h及び中央側乗員P2の頭部P2hに当たらないように、その展開挙動が制御される。したがって、上記したように、展開するエアバッグ本体32が、窓側乗員P1の頭部P1h及び中央側乗員P2の頭部P2hに当たってダメージを与えるおそれがなく、エアバッグ本体32は、誘導布42に案内されてスムーズに展開することができる。
そして、完全に展開されたエアバッグ本体32により、車両用シート10に着座している窓側乗員P1の頭部P1h及び胸部の少なくとも一部を拘束することができる。換言すれば、車両の前面衝突時に、窓側乗員P1の頭部P1h及び胸部の少なくとも一部が慣性力によって前方へ移動するのをエアバッグ本体32によって抑制することができる。
なお、エアバッグ本体32は、上部が下方へ折り畳まれた後、ロール状に外巻きされて外巻部32Aが形成されている。そのため、エアバッグ本体32は、インフレータ28から噴出されたガスにより、サイド部24Lから、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2h(誘導布42)との間の隙間Dを通って前方側へ展開する際、先にロール状に外巻きされた外巻部32Aがほどけながら展開し、次に下方へ折り畳まれている上部が上方へ展開する。
したがって、このように上部が下方へ折り畳まれた後、ロール状に外巻きされた外巻部32Aを有するエアバッグ本体32は、例えばロール状に外巻きされた後、上部が下方へ折り畳まれているエアバッグ本体(図示省略)に比べて、より素早く前方側へ展開することができ、早期に展開完了することができる。
また、エアバッグ本体32が収納されているサイド部24Lは、窓側の車両用シート10におけるヘッドレスト16の本体部16Aの窓側とは反対側のシート幅方向外側に設けられている。したがって、エアバッグ本体32がサイド部24Lから前方側へ向かって展開する際に、窓側に位置する図示しないシートベルト(ショルダーベルト)及び図示しないカーテンエアバッグによって、その展開が阻害されるおそれがない。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るエアバッグ装置30について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図5に示されるように、この第2実施形態では、誘導布42が設けられておらず、誘導部材40が、前壁20Fのみで構成されている点だけが、上記第1実施形態と異なっている。すなわち、エアバッグ本体32の展開に伴ってシート幅方向内側端部20Nが破断された前壁20Fが、シート幅方向外側端部20Tをヒンジ部として開放されることにより、展開するエアバッグ本体32と中央側乗員P2の頭部P2hとの間に介在するようになっている。
そして、この前壁20Fは、ストッパー部材としての紐状部材26により、エアバッグ本体32が展開可能となる所定の角度までしか開かないように構成されている。具体的に説明すると、サイド部24Lにおける下壁の幅方向略中央部に紐状部材26の一端部26Aが取り付けられ、前壁20Fの下端部の幅方向略中央部に紐状部材26の他端部26Bが取り付けられている。そして、平面視で、前壁20Fが略90度までしか開放されないように、紐状部材26の長さが設定されている。
したがって、エアバッグ本体32は、インフレータ28から噴出されたガスにより、サイド部24Lから、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dを通って前方側へ展開する際、所定の角度までしか開放されていない前壁20Fにより、中央側乗員P2の頭部P2hに当たってダメージを与えることが抑制又は防止され、スムーズに展開することができる。
また、第2実施形態のように、誘導部材40が、サイド部24Lの前壁20Fのみで構成されていると、誘導部材40が、サイド部24Lの前壁20Fとは別体で設けられている場合、例えば誘導布42のみで構成されている場合に比べて、誘導部材40及びケース部20の製造コストを低減させることができる。
また、前壁20Fは、紐状部材26により、エアバッグ本体32が展開可能となる所定の角度(平面視で略90度)までしか開かないように構成されている。したがって、前壁20Fが所定の角度よりも大きく開いて中央側乗員P2の頭部P2hに当たることにより、その頭部P2hを傷付けてしまうことを防止することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るエアバッグ装置30について説明する。なお、上記第1実施形態及び第2実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図6、図7に示されるように、この第3実施形態では、前壁20Fのシート幅方向内側端部20Nに誘導布44が設けられている点だけが、上記第1実施形態及び第2実施形態と異なっている。すなわち、第3実施形態における誘導部材40は、前壁20Fと誘導布44とで構成されている。
誘導布44は、誘導布42よりも、その突出方向に沿った長さが短く形成されていることだけが、その誘導布42と異なっており、その高さ(上下方向に沿った長さ)は、誘導布42と同一とされている。そして、誘導布44の一端部が、前壁20Fのシート幅方向内側端部20Nに縫製等によって取り付けられており、誘導布44の他端部が、ケース部20の内周壁20Cの内面とエアバッグ本体32のシート幅方向内側の側壁32Bの外面との間を通り、その側壁32Bの外面に沿って配置されている。
なお、この状態で、誘導布44の他端部は、誘導布42の他端部と同じ位置に配置されている。換言すれば、エアバッグ本体32のシート幅方向内側の側壁32Bの外面に沿って配置された誘導布44の他端部が、誘導布42の他端部と同じ位置に配置されるように、その誘導布44の突出方向に沿った長さが設定されている。
このような構成とされた誘導部材40の場合は、図7に示されるように、展開しようとするエアバッグ本体32によってサイド部24Lにおける前壁20Fのシート幅方向内側端部20Nが破断され、その前壁20Fがシート幅方向外側端部20Tをヒンジ部として回動することにより、誘導布44の他端部側がサイド部24L(収納部S1)から押し出される。
これにより、前壁20F及び誘導布44が、エアバッグ本体32と中央側乗員P2の頭部P2hとの間に介在し、エアバッグ本体32は、その前壁20F及び誘導布44のシート幅方向内側において、サイド部24Lから、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dを通って前方側へ展開する。すなわち、エアバッグ本体32は、ロール状に外巻きされている外巻部32Aがほどけながら前方側へ展開する。
したがって、その展開時に、エアバッグ本体32が、窓側乗員P1の頭部P1hに当たる(干渉する)ことが抑制又は防止され、中央側乗員P2の頭部P2hに当たる(干渉する)ことが抑制又は防止される。つまり、エアバッグ本体32は、窓側乗員P1の頭部P1h及び中央側乗員P2の頭部P2hに直接当たらないように、その展開挙動が制御される。よって、展開するエアバッグ本体32が、窓側乗員P1の頭部P1h及び中央側乗員P2の頭部P2hに当たってダメージを与えるおそれがなく、エアバッグ本体32は、前壁20F及び誘導布44に案内されてスムーズに展開することができる。
また、第3実施形態のように、誘導部材40が、サイド部24Lの前壁20Fと、その前壁20Fに設けられた誘導布44と、で構成されていると、誘導部材40が、例えば誘導布42のみで構成されている場合に比べて、誘導部材40及びケース部20の製造コストを低減させることができる。そして、誘導部材40が、例えばサイド部24Lの前壁20Fのみで構成されている場合に比べて、その前壁20Fよりも前方側へ至る適切な領域まで、展開するエアバッグ本体32を案内することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係るエアバッグ装置30について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図8に示されるように、この第4実施形態では、エアバッグ装置30のエアバッグ本体32が、ロール状に外巻きされた外巻部32Aだけではなく、その外巻部32Aの展開方向上流側に連続して形成された蛇腹部32Cを有している点だけが、上記第1実施形態と異なっている。
すなわち、このエアバッグ本体32は、外巻部32Aから展開方向上流側に連続して、平面視で蛇腹状に(所定の長さで交互に複数)折り畳まれた蛇腹部32Cを有する状態で収納部S1に収納されている。なお、図示の蛇腹部32Cは、2つに折り畳まれた部位を1組とした場合に、2組だけ形成されているが、これに限定されるものではなく、3組以上形成されていてもよい。
このように、エアバッグ本体32に、展開方向下流側から順に外巻部32Aと蛇腹部32Cとが形成されていると、そのエアバッグ本体32は、インフレータ28から噴出されたガスにより、サイド部24Lから、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dを通って前方側へ展開する際、まず蛇腹部32Cがほどけながら展開し、次いで外巻部32Aがほどけながら展開する。
ここで、一般的に蛇腹状の方がロール状よりも素早くほどける(蛇腹状の方がロール状よりも展開するときの抵抗力が小さい)ことが知られている。したがって、収納部S1に収納されたエアバッグ本体32が外巻部32Aしか有していない場合に比べて、展開方向下流側から順に外巻部32Aと蛇腹部32Cとが形成されているエアバッグ本体32の方が、より素早く前方側へ展開することができる。
但し、エアバッグ本体32が外巻部32Aしか有していない場合は、エアバッグ本体32が外巻部32Aと蛇腹部32Cとを有する場合に比べて、外巻部32Aを形成するだけで済むため、エアバッグ本体32を収納部S1に収納し易い。すなわち、外巻部32Aのみの場合には、収納部S1に収納された状態のエアバッグ本体32を製造し易い。
<第5実施形態>
最後に、第5実施形態に係るエアバッグ装置30について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図9、図10に示されるように、この第5実施形態では、エアバッグ装置30のエアバッグ本体32が、ロール状ではなく、蛇腹状に折り畳まれた状態で収納されている点、及び、誘導部材40としての誘導布46が、エアバッグ本体32と窓側乗員P1の頭部P1hとの間にも介在する点だけが、上記第1実施形態と異なっている。
すなわち、このエアバッグ本体32は、平面視で蛇腹状に(所定の長さで交互に複数)折り畳まれた蛇腹部32Cのみを有する状態でサイド部24Lに収納されている。そして、誘導布42とは別に、誘導布42と同等の誘導布46が設けられており、その誘導布46の一端部は、エアバッグ本体32のシート幅方向内側の側壁32Bにおける接続部31の近傍に縫製等によって取り付けられている。
なお、この誘導布46は、誘導布42よりも先に展開することが好ましい。そのため、この誘導布46は、図9に示されるように、誘導布42よりも外側に(誘導布42を覆うように)配置されてサイド部24Lに収納されている。具体的に説明すると、この誘導布46の他端部は、誘導布42と内周壁20Cの内面との間及び誘導布42と前壁20Fの内面との間を通って外側壁20Aの内面に配置されている。
このような構成とされた誘導部材40の場合は、図10に示されるように、展開しようとするエアバッグ本体32によってサイド部24Lにおける前壁20Fのシート幅方向内側端部20Nが破断され、その前壁20Fがシート幅方向外側端部20Tをヒンジ部として回動すると、まず誘導布46の他端部側がサイド部24L(収納部S1)から押し出され、次いで誘導布42の他端部側がサイド部24L(収納部S1)から押し出される。
これにより、誘導布46が、エアバッグ本体32と窓側乗員P1の頭部P1hとの間に介在し、誘導布42が、エアバッグ本体32と中央側乗員P2の頭部P2hとの間に介在する。そして、エアバッグ本体32は、その誘導布46と誘導布42との間において、サイド部24Lから、窓側乗員P1の頭部P1h(誘導布46)と中央側乗員P2の頭部P2h(誘導布42)との間の隙間Dを通って前方側へ展開する。すなわち、エアバッグ本体32は、蛇腹状に折り畳まれている蛇腹部32Cがほどけながら前方側へ展開する。
したがって、その展開時に、例えば窓側乗員P1の頭部P1hが中央側乗員P2の頭部P2h側へ寄っていて、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dが狭くなっていても、エアバッグ本体32は、誘導布46により、窓側乗員P1の頭部P1hに当たる(干渉する)ことが抑制又は防止され、誘導布42により、中央側乗員P2の頭部P2hに当たる(干渉する)ことが抑制又は防止される。
つまり、エアバッグ本体32は、誘導布46及び誘導布42により、窓側乗員P1の頭部P1h及び中央側乗員P2の頭部P2hに直接当たらないように、その展開挙動が制御される。したがって、展開するエアバッグ本体32が、窓側乗員P1の頭部P1h及び中央側乗員P2の頭部P2hに当たってダメージを与えるおそれがなく、エアバッグ本体32は、誘導布46及び誘導布42に案内されてスムーズに展開することができる。
また、一般的に蛇腹状の方がロール状よりも素早くほどける(蛇腹状の方がロール状よりも展開するときの抵抗力が小さい)ことが知られている。したがって、この第5実施形態におけるエアバッグ本体32は、外巻部32Aのみを有する状態でサイド部24Lに収納されている第1実施形態におけるエアバッグ本体32に比べて、より素早く前方側へ展開することができる。
以上、本実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置30について、図面を基に説明したが、本実施形態に係るシート搭載型エアバッグ装置30は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、インフレータ28を支持する反力板は、シートバックフレームではなく、ヘッドレストサポート18にブラケットを介して固定されていてもよい。
また、誘導部材40は、誘導布42、前壁20F、前壁20Fと誘導布44、誘導布42と誘導布46で構成されるものに限定されるものではない。誘導部材40は、エアバッグ本体32の展開に先行してサイド部24Lから突出し、エアバッグ本体32と中央側乗員P2の頭部P2hとの間、加えて第5実施形態の場合には、エアバッグ本体32と窓側乗員P1の頭部P1hとの間に介在するような構成になっていれば、どのような構成のものでもよい。
例えば、誘導部材40は、エアバッグ本体32の展開に伴い、ケース部20の外側壁20Aの内面に沿ってスライドして突出し、エアバッグ本体32と中央側乗員P2の頭部P2hとの間、加えて第5実施形態の場合には、ケース部20の内周壁20Cの内面に沿ってスライドして突出し、エアバッグ本体32と窓側乗員P1の頭部P1hとの間に介在する柔らかい樹脂製のシート状部材で構成されていてもよい。
また、エアバッグ装置30を収納するケース部20は、そのサイド部24Lがヘッドレスト16の本体部16Aの窓側とは反対側のシート幅方向外側に位置するように設けられていればよい。したがって、ケース部20は、例えばシートバック14に設けられていてもよい。つまり、サイド部24Lは、ヘッドレスト16の本体部16Aの窓側とは反対側のシート幅方向外側におけるシートバック14の上端部に設けられていてもよい。
また、第1実施形態~第4実施形態に係るエアバッグ装置30におけるエアバッグ本体32の折り畳み方は、上記した折り畳み方に限定されるものではない。例えばシート上下方向を軸方向としたロール状に先端部側から順に外巻きされることで外巻部が形成された後、上部が下方へ折り畳まれたエアバッグ本体(図示省略)が、サイド部24Lに収納されるようになっていてもよい。
この場合のエアバッグ本体は、インフレータ28から噴出されたガスにより、サイド部24Lから、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dを通って前方側へ展開する際、先に下方へ折り畳まれている上部が上方へ展開し、次にロール状に外巻きされた外巻部がほどけながら前方側へ展開する。
したがって、このようにロール状に外巻きされた後、上部が下方へ折り畳まれているエアバッグ本体は、上部が下方へ折り畳まれた後、ロール状に外巻きされた外巻部32Aを有するエアバッグ本体32に比べて、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dが狭くなっていても、そのエアバッグ本体が通り抜け易い。
換言すれば、ロール状に外巻きされた後、上部が下方へ折り畳まれているエアバッグ本体によれば、窓側乗員P1の頭部P1hと中央側乗員P2の頭部P2hとの間の隙間Dの狭さに起因する展開不良の発生をより一層抑制又は防止することができる。
10 車両用シート(窓側の車両用シート)
11 車両用シート(中央側の車両用シート)
16 ヘッドレスト
20F 前壁
24L サイド部
26 紐状部材(ストッパー部材)
28 インフレータ
30 エアバッグ装置(シート搭載型エアバッグ装置)
32 エアバッグ本体
32A 外巻部
32C 蛇腹部
34 前後チャンバ
36 先端チャンバ
40 誘導部材
42 誘導布(布)
44 誘導布(布)
46 誘導布(布)
D 隙間
P1 窓側乗員(窓側の車両用シートに着座した乗員)
P1h 頭部
P2 中央側乗員(中央側の車両用シートに着座した乗員)
P2h 頭部

Claims (6)

  1. 車両の前面衝突が検知又は予知されることによって作動したインフレータから噴出されたガスにより、窓側の車両用シートにおけるヘッドレストの窓側とは反対側のシート幅方向外側に設けられたサイド部から、前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってシート前方側へ展開し、前記隙間に配置される前後チャンバと、該前後チャンバのシート前方側端部からシート幅方向内側へ展開し、前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部のシート前方側に配置される先端チャンバと、を有し、シート上下方向を軸方向としたロール状に外巻きされた外巻部を有する状態で前記サイド部に収納されたエアバッグ本体と、
    前記エアバッグ本体の展開に先行して前記サイド部から突出し、前記エアバッグ本体と前記中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間に介在する誘導部材と、
    を備えたシート搭載型エアバッグ装置。
  2. 車両の前面衝突が検知又は予知されることによって作動したインフレータから噴出されたガスにより、窓側の車両用シートにおけるヘッドレストの窓側とは反対側のシート幅方向外側に設けられたサイド部から、前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部と中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間の隙間を通ってシート前方側へ展開し、前記隙間に配置される前後チャンバと、該前後チャンバのシート前方側端部からシート幅方向内側へ展開し、前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部のシート前方側に配置される先端チャンバと、を有し、蛇腹状に折り畳まれた蛇腹部を有する状態で前記サイド部に収納されたエアバッグ本体と、
    前記エアバッグ本体の展開に先行して前記サイド部から突出し、前記エアバッグ本体と前記窓側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間及び前記エアバッグ本体と前記中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間にそれぞれ介在する誘導部材と、
    を備えたシート搭載型エアバッグ装置。
  3. 前記サイド部に収納されている前記エアバッグ本体は、前記外巻部から展開方向上流側に連続して蛇腹状に折り畳まれた蛇腹部を有する請求項1に記載のシート搭載型エアバッグ装置。
  4. 前記誘導部材は、布で構成されている請求項1~請求項3の何れか1項に記載のシート搭載型エアバッグ装置。
  5. 前記エアバッグ本体と前記中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間に介在する前記誘導部材は、前記サイド部の前壁で構成され、
    前記前壁は、ストッパー部材により、前記エアバッグ本体が展開可能となる所定の角度までしか開かないように構成されている請求項1~請求項3の何れか1項に記載のシート搭載型エアバッグ装置。
  6. 前記エアバッグ本体と前記中央側の車両用シートに着座した乗員の頭部との間に介在する前記誘導部材は、前記前壁と、該前壁に設けられた布と、で構成されている請求項5に記載のシート搭載型エアバッグ装置。
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