JP2023050822A - 全固体電池およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固体電解質層の性能劣化を抑制することができる全固体電池およびその製造方法を提供する。【解決手段】 全固体電池は、固体電解質層と、前記固体電解質層の第1主面に設けられ、電極活物質を含む第1電極層と、前記固体電解質層の第2主面に設けられ、電極活物質を含む第2電極層と、を備え、前記固体電解質層の断面において、0.4以上の円形度を有する各空隙の合計面積は、全空隙の合計面積に対して50%以上であることを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、全固体電池およびその製造方法に関する。
近年、二次電池の需要が急速に拡大しており、電解質に有機電解液を使用したリチウムイオン二次電池が実用化されている。しかしながら、電解液の液漏れなどの点から、より安全性の高い固体電解質への期待が高まり、酸化物系固体電解質を用いた全固体電池の開発が盛んに進められている(例えば、特許文献1~3参照)。
国際公開第2013/175993号 国際公開第2020/184476号 国際公開第2008/059987号
特許文献1では、固体電解質層に空隙を導入することで、体積変化を吸収しサイクル特性を改善する手法が開示されている。しかしながら、空隙率の異なる複数の電解質層を形成する必要があり、プロセスが煩雑となっている。特許文献2では、サイドマージン層に空隙を導入する構造が提案されている。しかしながら、内部からの応力に対応するにはサイドマージン層への空隙導入では不十分であると考えられる。特許文献3では、固体電解質層内の電極層に近い領域に空隙を導入する構造が提案されている。しかしながら、プロセスが非常に煩雑となっている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、固体電解質層の性能劣化を抑制することができる全固体電池およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る全固体電池は、固体電解質層と、前記固体電解質層の第1主面に設けられ、電極活物質を含む第1電極層と、前記固体電解質層の第2主面に設けられ、電極活物質を含む第2電極層と、を備え、前記固体電解質層の断面において、0.4以上の円形度を有する各空隙の合計面積は、全空隙の合計面積に対して50%以上であることを特徴とする。
上記全固体電池の前記固体電解質層の断面において、空隙率は、2%以上、30%未満であってもよい。
上記全固体電池の前記固体電解質層の断面において、各空隙の孔径の中央値は、0.01μm以上、5μm未満であってもよい。
上記全固体電池において、前記固体電解質層の厚みは、3μm以上、30μm以下であってもよい。
本発明に係る全固体電池の製造方法は、有機溶剤存在下で固体電解質材料を粉砕することによって、固体電解質材料の表面に、O(酸素)を介在させた有機基を化学的に結合させて、原料粉末を作成する工程と、前記原料粉末を含むグリーンシートと、前記グリーンシートの第1主面に形成され電極活物質を含む第1電極層用ペースト塗布物と、前記グリーンシートの第2主面に形成され電極活物質を含む第2電極層用ペースト塗布物と、を有する積層体を作製する工程と、前記積層体を焼成する工程と、を含み、前記グリーンシートの焼成によって得られる固体電解質層の断面において、0.4以上の円形度を有する各空隙の合計面積を、全空隙の合計面積に対して50%以上とすることを特徴とする。
本発明によれば、固体電解質層の性能劣化を抑制することができる全固体電池およびその製造方法を提供することができる。
全固体電池の基本構造を示す模式的断面図である。 (a)は規則性が無く空隙が形成された固体電解質層の断面のSEM像を例示する図であり、(b)は実施形態に係る固体電解質層の断面のSEM像を例示する図である。 実施形態に係る全固体電池の模式的断面図である。 他の全固体電池の模式的断面図である。 全固体電池の製造方法のフローを例示する図である。 (a)および(b)は積層工程を例示する図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
(実施形態)
図1は、全固体電池100の基本構造を示す模式的断面図である。図1で例示するように、全固体電池100は、第1内部電極10(第1電極層)と第2内部電極20(第2電極層)とによって、固体電解質層30が挟持された構造を有する。第1内部電極10は、固体電解質層30の第1主面上に形成されている。第2内部電極20は、固体電解質層30の第2主面上に形成されている。
全固体電池100を二次電池として用いる場合には、第1内部電極10および第2内部電極20の一方を正極として用い、他方を負極として用いる。本実施形態においては、一例として、第1内部電極10を正極層として用い、第2内部電極20を負極層として用いるものとする。
固体電解質層30は、NASICON型の結晶構造を有し、イオン伝導性を有する酸化物系固体電解質を主成分とする。固体電解質層30の固体電解質は、例えばリチウムイオン伝導性を有する酸化物系固体電解質である。当該固体電解質は、例えば、リン酸塩系固体電解質である。NASICON型の結晶構造を有するリン酸塩系固体電解質は、高い導電率を有するとともに、大気中で安定しているという性質を有している。リン酸塩系固体電解質は、例えば、リチウムを含んだリン酸塩である。当該リン酸塩は、特に限定されるものではないが、例えば、Tiとの複合リン酸リチウム塩(例えば、LiTi(PO)などが挙げられる。または、TiをGe,Sn,Hf,Zrなどといった4価の遷移金属に一部あるいは全部置換することもできる。また、Li含有量を増加させるために、Al,Ga,In,Y,Laなどの3価の遷移金属に一部置換してもよい。より具体的には、例えば、Li1+xAlGe2-x(POや、Li1+xAlZr2-x(PO、Li1+xAlTi2-x(POなどが挙げられる。例えば、第1内部電極10および第2内部電極20に含有されるオリビン型結晶構造をもつリン酸塩が含む遷移金属と同じ遷移金属を予め添加させたLi-Al-Ge-PO系材料が好ましい。例えば、第1内部電極10および第2内部電極20にCoおよびLiを含むリン酸塩が含有される場合には、Coを予め添加したLi-Al-Ge-PO系材料が固体電解質層30に含まれることが好ましい。この場合、電極活物質が含む遷移金属の電解質への溶出を抑制する効果が得られる。第1内部電極10および第2内部電極20にCo以外の遷移元素およびLiを含むリン酸塩が含有される場合には、当該遷移金属を予め添加したLi-Al-Ge-PO系材料が固体電解質層30に含まれることが好ましい。
正極として用いられる第1内部電極10は、オリビン型結晶構造をもつ物質を電極活物質として含有する。第2内部電極20も、当該電極活物質を含有していることが好ましい。このような電極活物質として、遷移金属とリチウムとを含むリン酸塩が挙げられる。オリビン型結晶構造は、天然のカンラン石(olivine)が有する結晶であり、X線回折において判別することができる。
オリビン型結晶構造をもつ電極活物質の典型例として、Coを含むLiCoPOなどを用いることができる。この化学式において遷移金属のCoが置き換わったリン酸塩などを用いることもできる。ここで、価数に応じてLiやPOの比率は変動し得る。なお、遷移金属として、Co,Mn,Fe,Niなどを用いることが好ましい。
オリビン型結晶構造をもつ電極活物質は、正極として作用する第1内部電極10においては、正極活物質として作用する。例えば、第1内部電極10にのみオリビン型結晶構造をもつ電極活物質が含まれる場合には、当該電極活物質が正極活物質として作用する。第2内部電極20にもオリビン型結晶構造をもつ電極活物質が含まれる場合に、負極として作用する第2内部電極20においては、その作用メカニズムは完全には判明してはいないものの、負極活物質との部分的な固溶状態の形成に基づくと推察される、放電容量の増大、ならびに、放電に伴う動作電位の上昇という効果が発揮される。
第1内部電極10および第2内部電極20の両方ともオリビン型結晶構造をもつ電極活物質を含有する場合に、それぞれの電極活物質には、好ましくは、互いに同一であっても異なっていてもよい遷移金属が含まれる。「互いに同一であっても異なっていてもよい」ということは、第1内部電極10および第2内部電極20が含有する電極活物質が同種の遷移金属を含んでいてもよいし、互いに異なる種類の遷移金属が含まれていてもよい、ということである。第1内部電極10および第2内部電極20には一種だけの遷移金属が含まれていてもよいし、二種以上の遷移金属が含まれていてもよい。好ましくは、第1内部電極10および第2内部電極20には同種の遷移金属が含まれる。より好ましくは、両電極が含有する電極活物質は化学組成が同一である。第1内部電極10および第2内部電極20に同種の遷移金属が含まれていたり、同組成の電極活物質が含まれていたりすることにより、両内部電極層の組成の類似性が高まるので、全固体電池100の端子の取り付けを正負逆にしてしまった場合であっても、用途によっては誤作動せずに実使用に耐えられるという効果を有する。
第2内部電極20は、負極活物質を含んでいる。一方の電極だけに負極活物質を含有させることによって、当該一方の電極は負極として作用し、他方の電極が正極として作用することが明確になる。なお、両方の電極に負極活物質として公知である物質を含有させてもよい。電極の負極活物質については、二次電池における従来技術を適宜参照することができ、例えば、チタン酸化物、リチウムチタン複合酸化物、リチウムチタン複合リン酸塩、カーボン、リン酸バナジウムリチウムなどの化合物が挙げられる。
第1内部電極10および第2内部電極20の作製においては、これら電極活物質に加えて、イオン電導性を有する固体電解質や、導電性材料(導電助剤)などが添加されている。これらの部材については、バインダと可塑剤を水あるいは有機溶剤に均一分散させることで内部電極用ペーストを得ることができる。導電助剤として、カーボン材料などが含まれていてもよい。導電助剤として、金属が含まれていてもよい。導電助剤の金属としては、Pd、Ni、Cu、Fe、これらを含む合金などが挙げられる。第1内部電極10および第2内部電極20に含まれる固体電解質は、例えば、固体電解質層30の主成分固体電解質と同じとすることができる。
全固体電池100を電池として使用して充放電を行なうと、第1内部電極10および第2内部電極20に体積変化が生じる。この体積変化を吸収するためには、固体電解質層30に空隙が形成されていることが望まれる。しかしながら、固体電解質層30に空隙を形成する手法は、複雑になりやすい。また、固体電解質層30に空隙を形成した場合に、イオン伝導性、機械的強度などの性能劣化を抑制できることが望まれる。
図2(a)は、規則性が無く空隙が形成された固体電解質層の断面のSEM像を例示する図である。網掛部分が空隙を表している。図2(a)で例示するように、各空隙が不規則な形状を有している。領域Aの部分では、空隙が直線状、折線状、曲線状などとなり、空隙に尖った部分が生じている。このような箇所では、電界集中が生じやすく、リークパスが形成されるおそれがある。また、領域Bの部分では、空隙同士の間隔が短くなっている。このような領域では、幾何学的に、リチウムイオンが伝導するための伝導経路が狭くなっている。したがって、イオン伝導性が低下するおそれがある。また、空隙同士の間隔が短くなっていると、固体電解質層の機械的強度が低下するおそれがある。以上のことから、図2(a)の構造では、固体電解質層の性能が劣化するおそれがある。
これに対して、本実施形態に係る固体電解質層30は、性能劣化を抑制できる構造を有している。図2(b)は、固体電解質層30の断面のSEM像を例示する図である。当該断面は、例えば、第1内部電極10、固体電解質層30、および第2内部電極20の積層方向に沿った断面である。図2(b)で例示するように、固体電解質層30には、複数の空隙31が形成されている。
固体電解質層30の断面において、これらの空隙31のうち少なくともいずれかは、円形度が0.4以上の形状を有している。空隙31が0.4以上の円形度を有していることで、空隙31の尖りが抑制される。それにより、当該空隙31の周辺における電界集中を抑制することができる。
本実施形態においては、固体電解質層30の断面において、0.4以上の円形度を有する各空隙31の合計面積は、全空隙の合計面積に対して50%以上となっている。この構造では、0.4以上の円形度を有する空隙の量が多くなり、固体電解質層30の全体における電界集中を十分に小さくすることができる。円形度は、4π×(面積)/(周囲長)のように表すことができる。
なお、空隙31の円形度が小さくなると、空隙31の形状が円形から乖離して細長くなるため、空隙31の径(最大長さ)が大きくなる傾向にある。したがって、円形度が0.4未満の空隙が多いと、空隙同士の間隔が狭くなる箇所が多く生じるようになる。これに対して、空隙31の円形度が1に近づくほど円形に近くなるため、空隙31の径(最大長さ)が小さくなる傾向にある。したがって、0.4以上の円形度を有する各空隙31の合計面積が全空隙の合計面積に対して50%以上となっていることで、空隙31同士の間隔が小さくなる箇所の数が低減される。それにより、固体電解質層30において、イオン伝導性低下を抑制することができるとともに、機械的強度低下を抑制することができる。
円形度の高い空隙31が多く形成されていることが好ましいため、0.4以上の円形度を有する各空隙31の合計面積は、全空隙の合計面積に対して55%以上であることが好ましく、60%以上であることがより好ましい。
なお、空隙31の形状をより真円に近づけるために、円形度は、1に近いほうが好ましい。そこで、0.45以上の円形度を有する各空隙31の合計面積が全空隙の合計面積に対して50%以上となっていることが好ましく、0.5以上の円形度を有する各空隙31の合計面積が全空隙の合計面積に対して50%以上となっていることがより好ましい。
なお、各空隙31の円形度は、例えば、60μm×40μmの範囲のSEM画像において、二値化して固体電解質層30の空隙を抽出し、面積と周囲長とを測定することによって測定することができる。
固体電解質層30において、各空隙31の径が小さいと、各空隙31において十分に体積変化を吸収できないおそれがある。そこで、各空隙31の孔径の中央値に下限を設けることが好ましい。例えば、各空隙31の孔径の中央値は、0.01μm以上であることが好ましく、0.02μm以上であることがより好ましく、0.03μm以上であることがさらに好ましい。
一方、各空隙31の径が大きいと、空隙31の周辺において機械的強度が低下するおそれがある。そこで、各空隙31の孔径の中央値に上限を設けることが好ましい。例えば、各空隙31の孔径の中央値は、5μm未満であることが好ましく、4μm以下であることがより好ましく、3μm以下であることがさらに好ましい。
なお、各空隙31の孔径は、例えば、60μm×40μmの範囲のSEM画像において、二値化して固体電解質層30の空隙を抽出し、面積を測定し円相当径を計算することで測定することができる。
固体電解質層30の断面において、空隙率(各空隙31の合計面積の割合)が小さいと、固体電解質層30において十分に体積変化を吸収することができないおそれがある。そこで、本実施形態においては、空隙率に下限を設けることが好ましい。例えば、固体電解質層30の断面にいて、空隙率は、2%以上であることが好ましく、3%以上であることがより好ましく、4%以上であることがさらに好ましい。
一方で、空隙率が大きいと、固体電解質層30に十分なイオン伝導性や機械的強度が得られず、固体電解質層30の性能が低下するおそれがある。そこで、本実施形態においては、空隙率に上限を設けることが好ましい。例えば、固体電解質層30の断面において、空隙率は、30%未満であることが好ましく、25%以下であることがより好ましく、20%以下であることがさらに好ましい。
固体電解質層30の厚さは、例えば、3μm以上30μm以下であり、5μm以上25μm以下であり、8μm以上20μm以下である。第1内部電極10および第2内部電極20の厚さは、例えば、5μm以上50μm以下であり、10μm以上40μm以下であり、15μm以上30μm以下である。各層の厚さは、例えば、1層の異なる10点の厚さの平均値として測定することができる。
図3は、複数の電池単位が積層された積層型の全固体電池100aの模式的断面図である。全固体電池100aは、略直方体形状を有する積層チップ60を備える。積層チップ60において、積層方向端の上面および下面以外の4面のうちの2面である2側面に接するように、第1外部電極40aおよび第2外部電極40bが設けられている。当該2側面は、隣接する2側面であってもよく、互いに対向する2側面であってもよい。本実施形態においては、互いに対向する2側面(以下、2端面と称する)に接するように第1外部電極40aおよび第2外部電極40bが設けられているものとする。
以下の説明において、全固体電池100と同一の組成範囲、同一の厚み範囲、および同一の粒度分布範囲を有するものについては、同一符号を付すことで詳細な説明を省略する。
全固体電池100aにおいては、複数の第1内部電極10と複数の第2内部電極20とが、固体電解質層30を介して交互に積層されている。複数の第1内部電極10の端縁は、積層チップ60の第1端面に露出し、第2端面には露出していない。複数の第2内部電極20の端縁は、積層チップ60の第2端面に露出し、第1端面には露出していない。それにより、第1内部電極10および第2内部電極20は、第1外部電極40aと第2外部電極40bとに、交互に導通している。なお、固体電解質層30は、第1外部電極40aから第2外部電極40bにかけて延在している。このように、全固体電池100aは、複数の電池単位が積層された構造を有している。
第1内部電極10、固体電解質層30および第2内部電極20の積層構造の上面(図3の例では、最上層の第1内部電極10の上面)に、カバー層50が積層されている。また、当該積層構造の下面(図3の例では、最下層の第1内部電極10の下面)にも、カバー層50が積層されている。カバー層50は、例えば、Al、Si、Zr、Tiなどを含む無機材料(例えば、Al、SiO、ZrO、TiOなど)を主成分とする。カバー層50は、固体電解質層30の主成分を主成分として含んでいてもよい。
第1内部電極10および第2内部電極20は、集電体層を備えていてもよい。例えば、図4で例示するように、第1内部電極10内に第1集電体層11が設けられていてもよい。また、第2内部電極20内に第2集電体層21が設けられていてもよい。第1集電体層11および第2集電体層21は、導電性材料を主成分とする。例えば、第1集電体層11および第2集電体層21の導電性材料として、金属、カーボンなどを用いることができる。第1集電体層11を第1外部電極40aに接続し、第2集電体層21を第2外部電極40bに接続することで、集電効率が向上する。
続いて、図2で例示した全固体電池100aの製造方法について説明する。図5は、全固体電池100aの製造方法のフローを例示する図である。
(固体電解質層用の原料粉末作製工程)
まず、上述の固体電解質層30を構成する固体電解質層用の原料粉末を作製する。例えば、原料、添加物などを混合し、固相合成法などを用いることで、酸化物系固体電解質の固体電解質材料を作製することができる。得られた固体電解質材料を有機溶剤存在下で粉砕することで、所望の平均粒径に調整することができる。例えば、5mmφのZrOボールを用いた遊星ボールミルで、所望の平均粒径に調整する。有機溶剤存在下で粉砕することにより、原料粉末の表面のダングリングボンドに、エトキシ基、プロピル基のようにO(酸素)を介在させた有機基が化学的に結合する。O(酸素)を介在させた有機基は、例えば、R-O結合(Rはアルキル基など)で表現されるアルコキシ基などである。
(カバー層用の原料粉末作製工程)
まず、上述のカバー層50を構成するセラミックスの原料粉末を作製する。例えば、原料、添加物などを混合し、固相合成法などを用いることで、カバー層用の原料粉末を作製することができる。得られた原料粉末を乾式粉砕することで、所望の平均粒径に調整することができる。例えば、5mmφのZrOボールを用いた遊星ボールミルで、所望の平均粒径に調整する。固体電解質層30とカバー層50とが同組成を有する場合には、固体電解質層用の原料粉末を代用することができる。
(内部電極用ペースト作製工程)
次に、上述の第1内部電極10および第2内部電極20の作製用の内部電極用ペーストを作製する。例えば、導電助剤、電極活物質、固体電解質材料、焼結助剤、バインダ、可塑剤などを水あるいは有機溶剤に均一分散させることで内部電極用ペーストを得ることができる。固体電解質材料として、上述した固体電解質ペーストを用いてもよい。導電助剤として、カーボン材料などを用いる。導電助剤として、金属を用いてもよい。導電助剤の金属としては、Pd、Ni、Cu、Fe、これらを含む合金などが挙げられる。Pd、Ni、Cu、Fe、これらを含む合金や各種カーボン材料などをさらに用いてもよい。第1内部電極10と第2内部電極20とで組成が異なる場合には、それぞれの内部電極用ペーストを個別に作製すればよい。
内部電極用ペーストの焼結助剤として、例えば、Li-B-O系化合物、Li-Si-O系化合物、Li-C-O系化合物、Li-S-O系化合物,Li-P-O系化合物などのガラス成分のどれか1つあるいは複数などのガラス成分が含まれている。
(外部電極用ペースト作製工程)
次に、上述の第1外部電極40aおよび第2外部電極40bの作製用の外部電極用ペーストを作製する。例えば、導電性材料、ガラスフリット、バインダ、可塑剤などを水あるいは有機溶剤に均一分散させることで外部電極用ペーストを得ることができる。
(固体電解質グリーンシート作製工程)
固体電解質層用の原料粉末を、結着材、分散剤、可塑剤などとともに、水性溶媒あるいは有機溶媒に均一に分散させて、湿式粉砕を行うことで、所望の平均粒径を有する固体電解質スラリを得る。このとき、ビーズミル、湿式ジェットミル、各種混練機、高圧ホモジナイザーなどを用いることができ、粒度分布の調整と分散とを同時に行うことができる観点からビーズミルを用いることが好ましい。得られた固体電解質スラリにバインダを添加して固体電解質ペーストを得る。得られた固体電解質ペーストを塗工することで、固体電解質グリーンシート51を作製することができる。塗工方法は、特に限定されるものではなく、スロットダイ方式、リバースコート方式、グラビアコート方式、バーコート方式、ドクターブレード方式などを用いることができる。湿式粉砕後の粒度分布は、例えば、レーザ回折散乱法を用いたレーザ回折測定装置を用いて測定することができる。
(積層工程)
図6(a)で例示するように、固体電解質グリーンシート51の一面に、内部電極用ペースト52を印刷する。なお、内部電極用ペースト52の厚みは、固体電解質グリーンシート51の厚み以上とする。固体電解質グリーンシート51上で内部電極用ペースト52が印刷されていない領域には、逆パターン53を印刷する。逆パターン53として、固体電解質グリーンシート51と同様のものを用いることができる。印刷後の複数の固体電解質グリーンシート51を、交互にずらして積層する。図6(b)で例示するように、積層方向の上下から、カバーシート54を圧着することで、積層体を得る。この場合、当該積層体において、2端面に交互に、内部電極用ペースト52が露出するように、略直方体形状の積層体を得る。カバーシート54は、固体電解質グリーンシート作製工程と同様の手法でカバー層用の原料粉末を塗工することで形成することができる。カバーシート54は、固体電解質グリーンシート51よりも厚く形成しておく。塗工時に厚くしてもよく、塗工したシートを複数枚重ねることで厚くしてもよい。
次に、2端面のそれぞれに、ディップ法等で外部電極用ペースト55を塗布して乾燥させる。これにより、全固体電池100aを形成するための成型体が得られる。
(焼成工程)
次に、得られた積層体を焼成する。焼成の条件は酸化性雰囲気下あるいは非酸化性雰囲気下で、最高温度を好ましくは400℃~1000℃、より好ましくは500℃~900℃などとすることが特に限定なく挙げられる。最高温度に達するまでにバインダを十分に除去するために酸化性雰囲気において最高温度より低い温度で保持する工程を設けてもよい。プロセスコストを低減するためにはできるだけ低温で焼成することが望ましい。焼成後に、再酸化処理を施してもよい。以上の工程により、全固体電池100aが生成される。
なお、内部電極用ペーストと、導電性材料を含む集電体用ペーストと、内部電極用ペーストとを順に積層することで、第1内部電極10および第2内部電極20内に集電体層を形成することができる。
本実施形態に係る製造方法においては、固体電解質層用の原料粉末の表面に、エトキシ基、プロピル基のようにO(酸素)を介在させた有機基が化学的に結合している。O(酸素)を介在させた有機基は、安定して結合することから、原料粉末が焼結を開始して緻密化を開始しても脱離せずに残存する傾向にある。O(酸素)を介在させた有機基は、焼成工程において、雰囲気温度が当該焼結開始温度を上回ってから脱離してガス化する。この場合において、O(酸素)を介在させた有機基の周囲では固体電解質が緻密化しているために、ガスが外部に排出されずに球状化する。このガスが球状化した部分が、空隙31を形成することになる。
例えば、固体電解質層用の原料粉末の平均粒径、焼成工程の焼成温度、焼成工程の焼成時間などを調整することによって、固体電解質層30の断面において、円形度0.4以上の各空隙31の合計面積を、空隙全体の面積に対して50%以上とすることができる。
また、固体電解質層用の固体電解質材料の平均粒径、焼成工程の焼成温度、焼成工程の焼成時間などを調整することによって、固体電解質層30の断面において、空隙率を2%以上30%未満とすることができる。
また、固体電解質層用の固体電解質材料の平均粒径、焼成工程の焼成温度、焼成工程の焼成時間などを調整することによって、固体電解質層30の断面において、各空隙31の孔径の中央値を0.01μm以上、5μm未満とすることができる。
以下、実施形態に従って全固体電池を作製し、特性について調べた。
(実施例1)
有機溶剤として、エタノールを用いた。この有機溶剤存在下で、Li-Al-Ge-P-O系の組成を有し、平均粒径が2μmの固体電解質材料を、ビーズミルにより粉砕した。粉砕により新たに現れた固体電解質材料表面に、有機溶剤中のエトキシ基を化学的に結合させた。エトキシ基を化学的に結合させた固体電解質材料を用いてペレットを作製し、600℃で焼成した。
(実施例2)
有機溶剤として、エタノールを用いた。この有機溶剤存在下で、Li-Al-Ge-P-O系の組成を有し、平均粒径が2μmの固体電解質材料を、ビーズミルにより粉砕した。粉砕により新たに現れた固体電解質材料表面に、有機溶剤中のエトキシ基を化学的に結合させた。エトキシ基を化学的に結合させた固体電解質材料をバインダと混合することでシート状に成型した。シートを積層しバインダを熱処理により除去した後、600℃で焼成した。
(比較例1)
有機溶剤として、エタノールを用いた。この有機溶剤存在下で、Li-Al-Ge-P-O系の組成を有し、平均粒径2μmの固体電解質材料を、ビーズミルにより粉砕した。粉砕により新たに現れた固体電解質材料表面に、有機溶剤中のエトキシ基を化学的に結合させた。エトキシ基を化学的に結合させた固体電解質材料と、エトキシ基を結合させていない固体電解質材料と、バインダとを混合することでシート状に成型した。シートを積層しバインダを熱処理により除去した後、600℃で焼成した。
(比較例2)
有機溶剤として、エタノールを用いた。この有機溶剤存在下で、Li-Al-Ge-P-O系の組成を有し、平均粒径が2μmの固体電解質材料を、ビーズミルにより粉砕した。粉砕により新たに現れた固体電解質材料表面に、有機溶剤中のエトキシ基を化学的に結合させた。エトキシ基を化学的に結合させた固体電解質材料を、エトキシ基を結合させていない固体電解質材料と、乳鉢にて混合し、ペレット状に成型し、600℃で焼成した。
実施例1,2および比較例1,2のそれぞれのサンプルについて、断面をSEMで撮影し、各空隙の円形度を測定した。SEMの撮影範囲は、60μm×40μmの範囲とした。各サンプルの断面において、全空隙の合計面積に対する、0.4以上の円形度を有する各空隙の合計面積の比率を算出した。当該比率は、実施例1では61.3%であり、実施例2では62.6%であり、実施例3では21.5%であり、実施例4では38.4%であった。次に、各サンプルについて、空隙率(断面における空隙の合計面積の割合)を測定した。空隙率は、実施例1では10.4%であり、実施例2では11.86%であり、比較例1では28.2%であり、比較例2では13.8%であった。次に、各サンプルについて、各空隙の孔径の中央値を測定した。中央値は、実施例1では0.10μmであり、実施例2では0.33μmであり、比較例1では0.05μmであり、比較例2では0.03μmであった。
次に、実施例1,2および比較例1,2のサンプルについて、交流インピーダンス測定を行なうことによって、イオン伝導度(S/cm)を測定した。イオン伝導度(S/cm)は、実施例1では7.85×10-5であり、実施例2では5.13×10-5であり、比較例1では1.06×10-5であり、比較例2では2.18×10-5であった。これらの結果から、比較例1,2と比較して、実施例1,2ではイオン伝導度が高くなっていることがわかる。また、当該交流インピーダンス測定を行なうことによって、1Hz時の位相差の絶対値(/deg)を測定した。1Hz時の位相差の絶対値(/deg)は、実施例1では57.2であり、実施例2では65.7であり、比較例1では55.0であり、比較例2では55.4であった。これらの結果から、比較例1,2と比較して、実施例1,2ではリーク特性が良好であることがわかる。これらの結果から、固体電解質層の断面において、全空隙の合計面積に対する、0.4以上の円形度を有する各空隙の合計面積の比率を50%以上とすることによって、固体電解質の性能劣化を抑制できていることがわかる。なお、実施例1,2について、空隙が生じる際のガス圧により、固体電解質層内において良好な固固界面を形成していることもSEM像から確認された。
Figure 2023050822000002
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 第1内部電極
11 第1集電体層
20 第2内部電極
21 第2集電体層
30 固体電解質層
31 空隙
40a 第1外部電極
40b 第2外部電極
50 カバー層
51 固体電解質グリーンシート
52 内部電極用ペースト
53 逆パターン
54 カバーシート
55 外部電極用ペースト
60 積層チップ
100,100a 全固体電池

Claims (5)

  1. 固体電解質層と、
    前記固体電解質層の第1主面に設けられ、電極活物質を含む第1電極層と、
    前記固体電解質層の第2主面に設けられ、電極活物質を含む第2電極層と、を備え、
    前記固体電解質層の断面において、0.4以上の円形度を有する各空隙の合計面積は、全空隙の合計面積に対して50%以上であることを特徴とする全固体電池。
  2. 前記固体電解質層の断面において、空隙率は、2%以上、30%未満であることを特徴とする請求項1に記載の全固体電池。
  3. 前記固体電解質層の断面において、各空隙の孔径の中央値は、0.01μm以上、5μm未満であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の全固体電池。
  4. 前記固体電解質層の厚みは、3μm以上、30μm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の全固体電池。
  5. 有機溶剤存在下で固体電解質材料を粉砕することによって、固体電解質材料の表面に、O(酸素)を介在させた有機基を化学的に結合させて、原料粉末を作成する工程と、
    前記原料粉末を含むグリーンシートと、前記グリーンシートの第1主面に形成され電極活物質を含む第1電極層用ペースト塗布物と、前記グリーンシートの第2主面に形成され電極活物質を含む第2電極層用ペースト塗布物と、を有する積層体を作製する工程と、
    前記積層体を焼成する工程と、を含み、
    前記グリーンシートの焼成によって得られる固体電解質層の断面において、0.4以上の円形度を有する各空隙の合計面積を、全空隙の合計面積に対して50%以上とすることを特徴とする全固体電池の製造方法。

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