JP2023043947A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピーク電流を低減することが可能な半導体記憶装置を提供する。【解決手段】シーケンサ25は、データの読み出しが行われる際に、ブロックデコーダ27Bに入力する第1電圧を第1目標電圧まで上昇させる第1昇圧制御を開始した後、第1昇圧制御の実行中に、セレクトゲート線SGD0~SGD3に入力する第2電圧を第2目標電圧まで上昇させる第2昇圧制御を開始するとともに、第2昇圧制御の実行中に、ワード線WL0~WL7に入力する第3電圧を第3目標電圧まで上昇させる第3昇圧制御を開始する。シーケンサ25は、第1昇圧制御において、第3電圧生成回路を流れる電流がピーク値に達する前の時点から、第1目標電圧よりも低い中間電圧に第1電圧を所定時間だけ維持した後に、第1電圧を第1目標電圧まで上昇させる。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
例えば、NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、データの書き込み、消去および読み出し動作のために、外部電源から供給される電源電圧より高い電圧を必要とする。そのため、半導体記憶装置は、電源電圧を昇圧する電圧発生回路を備える。
特許第5418112号公報
開示された実施形態によれば、ピーク電流を低減することが可能な半導体記憶装置が提供される。
実施形態の半導体記憶装置は、ワード線と、セレクトゲート線と、第2電圧生成回路と、第3電圧生成回路と、第1転送トランジスタと、第2転送トランジスタと、ブロックデコーダと、第1電圧生成回路と、制御回路と、を備える。ワード線は、メモリセルトランジスタに接続される。セレクトゲート線は、メモリセルトランジスタとビット線との間に配置される選択トランジスタに接続される。第2電圧生成回路は、セレクトゲート線に入力する第2電圧を生成する。第3電圧生成回路は、ワード線に入力する第3電圧を生成する。第1転送トランジスタは、第2電圧生成回路からセレクトゲート線への電圧の供給及び停止を切り替える。第2転送トランジスタは、第3電圧生成回路からワード線への電圧の供給及び停止を切り替える。ブロックデコーダは、第1転送トランジスタ及び第2転送トランジスタへのブロック選択信号の供給及び停止を切り替えることにより第1転送トランジスタ及び第2転送トランジスタをオン/オフさせる。第1電圧生成回路は、ブロックデコーダに入力する第1電圧を生成する。制御回路は、第1電圧生成回路、第2電圧生成回路、及び第3電圧生成回路を制御する。制御回路は、メモリセルトランジスタからのデータの読み出しが行われる際に、第1電圧を第1目標電圧まで上昇させる第1昇圧制御を開始した後、第1昇圧制御の実行中に、第2電圧を第2目標電圧まで上昇させる第2昇圧制御を開始するとともに、第2昇圧制御の実行中に、第3電圧を第3目標電圧まで上昇させる第3昇圧制御を開始する。制御回路は、第1昇圧制御において、第3電圧生成回路を流れる電流がピーク値に達する前の時点から、第1目標電圧よりも低い中間電圧に第1電圧を所定時間だけ維持した後に、第1電圧を第1目標電圧まで上昇させる。
図1は、第1実施形態のメモリシステムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態の半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 図4は、第1実施形態の半導体記憶装置の断面構造を示す断面図である。 図5は、第1実施形態の半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 図6は、第1実施形態の電圧供給回路の概略構成を示すブロック図である。 図7は、第1実施形態の電圧生成回路の構成を示す回路図である。 図8は、第1実施形態の半導体記憶装置における読み出し動作時の各配線の電圧の推移を示すタイミングチャートである。 図9(A),(B)は、比較例の半導体記憶装置における読み出し動作時の各配線の電圧及び電流の推移を示すタイミングチャートである。 図10は、第1実施形態のシーケンサ及び電圧供給回路のそれぞれの構成を示すブロック図である。 図11は、第1実施形態のシーケンサにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図12(A),(B)は、第1実施形態の半導体記憶装置における読み出し動作時の各配線の電圧及び電流の推移を示すタイミングチャートである。 図13は、第2実施形態のシーケンサにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図14(A),(B)は、第2実施形態の半導体記憶装置における読み出し動作時の各配線の電圧及び電流の推移を示すタイミングチャートである。
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
(メモリシステムの構成)
図1に示されるように、本実施形態のメモリシステムは、メモリコントローラ1、及び半導体記憶装置2を備えている。半導体記憶装置2は、NAND型のフラッシュメモリとして構成される不揮発性の記憶装置である。メモリシステムはホストと接続可能である。ホストは例えばパーソナルコンピュータや携帯端末等の電子機器である。なお、図1では半導体記憶装置2が一つのみ図示されているが、実際のメモリシステムには半導体記憶装置2が複数設けられている。
メモリコントローラ1は、ホストからの書き込みリクエストに従って半導体記憶装置2へのデータの書き込みを制御する。また、メモリコントローラ1は、ホストからの読み出しリクエストに従って半導体記憶装置2からのデータの読み出しを制御する。
メモリコントローラ1と半導体記憶装置2との間では、チップイネーブル信号/CE、レディービジー信号/RB、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE,/RE、ライトプロテクト信号/WP、データの信号DQ<7:0>、及びデータストローブ信号DQS,/DQSの各信号が送受信される。
チップイネーブル信号/CEは、半導体記憶装置2をイネーブルにするための信号である。レディービジー信号/RBは、半導体記憶装置2がレディ状態であるか、あるいはビジー状態であるかを示すための信号である。「レディ状態」とは、外部からの命令を受け付ける状態である。「ビジー状態」とは、外部からの命令を受け付けない状態である。コマンドラッチイネーブル信号CLEは、信号DQ<7:0>がコマンドであることを示す信号である。アドレスラッチイネーブル信号ALEは、信号DQ<7:0>がアドレスであることを示す信号である。ライトイネーブル信号/WEは、受信した信号を半導体記憶装置2に取り込むための信号であり、メモリコントローラ1によりコマンド、アドレス、及びデータを受信する都度アサートされる。メモリコントローラ1は、信号/WEが“L(Low)”レベルである間に信号DQ<7:0>を取り込むように半導体記憶装置2に指示する。
リードイネーブル信号RE,/REは、メモリコントローラ1が半導体記憶装置2からデータを読み出すための信号である。リードイネーブル信号RE,/REは、例えば信号DQ<7:0>を出力する際の半導体記憶装置2の動作タイミングを制御するために使用される。ライトプロテクト信号/WPは、データ書き込み及び消去の禁止を半導体記憶装置2に指示するための信号である。信号DQ<7:0>は、半導体記憶装置2とメモリコントローラ1との間で送受信されるデータの実体であり、コマンド、アドレス、及びデータを含む。データストローブ信号DQS,/DQSは、信号DQ<7:0>の入出力のタイミングを制御するための信号である。
メモリコントローラ1は、RAM11、プロセッサ12、ホストインターフェイス13、ECC回路14、及びメモリインターフェイス15を備えている。これらは内部バス16により互いに接続されている。
ホストインターフェイス13は、ホストから受信したリクエスト及びユーザデータ(書き込みデータ)等を内部バス16に出力する。また、ホストインターフェイス13は、半導体記憶装置2から読み出されたユーザデータ、及びプロセッサ12からの応答等をホストへ送信する。
メモリインターフェイス15は、プロセッサ12の指示に基づいて、ユーザデータ等を半導体記憶装置2へ書き込む処理、及び半導体記憶装置2から読み出す処理を制御する。
プロセッサ12はメモリコントローラ1を統括的に制御する。プロセッサ12はCPUやMPU等である。プロセッサ12は、ホストからホストインターフェイス13を介してリクエストを受信した場合に、そのリクエストに従った制御を行う。例えば、プロセッサ12は、ホストからのリクエストに従って、半導体記憶装置2へのユーザデータ及びパリティの書き込みをメモリインターフェイス15へ指示する。また、プロセッサ12は、ホストからのリクエストに従って、半導体記憶装置2からのユーザデータ及びパリティの読み出しをメモリインターフェイス15へ指示する。
プロセッサ12は、RAM11に蓄積されるユーザデータに対して、半導体記憶装置2上の格納領域(メモリ領域)を決定する。ユーザデータは、内部バス16を介してRAM11に格納される。プロセッサ12は、メモリ領域の決定を、書き込み単位であるページ単位のデータ(ページデータ)に対して実施する。半導体記憶装置2の1ページに格納されるユーザデータのことを、以下では「ユニットデータ」とも称する。ユニットデータは、一般的には符号化されて、符号語として半導体記憶装置2に格納される。本実施形態では、符号化は必須ではない。メモリコントローラ1は、符号化せずにユニットデータを半導体記憶装置2に格納してもよいが、図1では一例として符号化を行う構成を示している。メモリコントローラ1が符号化を行わない場合には、ページデータはユニットデータと一致する。また、1つのユニットデータに基づいて1つの符号語が生成されてもよいし、ユニットデータが分割された分割データに基づいて1つの符号語が生成されてもよい。また、複数のユニットデータを用いて1つの符号語が生成されてもよい。
プロセッサ12は、ユニットデータ毎に書き込み先の半導体記憶装置2のメモリ領域を決定する。半導体記憶装置2のメモリ領域には物理アドレスが割当てられている。プロセッサ12は、ユニットデータの書き込み先のメモリ領域を、物理アドレスを用いて管理する。プロセッサ12は、決定したメモリ領域(物理アドレス)を指定してユーザデータを半導体記憶装置2へ書き込むようにメモリインターフェイス15へ指示する。プロセッサ12は、ユーザデータの論理アドレス(ホストが管理する論理アドレス)と物理アドレスとの対応を管理する。プロセッサ12は、ホストからの論理アドレスを含む読み出しリクエストを受信した場合に、論理アドレスに対応する物理アドレスを特定するとともに、物理アドレスを指定してユーザデータの読み出しをメモリインターフェイス15へ指示する。
ECC回路14は、RAM11に格納されたユーザデータを符号化して、符号語を生成する。また、ECC回路14は、半導体記憶装置2から読み出された符号語を復号する。
RAM11は、ホストから受信したユーザデータを半導体記憶装置2へ記憶するまでに一時格納したり、半導体記憶装置2から読み出したデータをホストへ送信するまでに一時的に格納したりする。RAM11は、例えばSRAMやDRAM等の汎用メモリである。
図1では、メモリコントローラ1が、ECC回路14及びメモリインターフェイス15を備える構成例が示されている。しかしながら、ECC回路14がメモリインターフェイス15に内蔵されていてもよい。また、ECC回路14が半導体記憶装置2に内蔵されていてもよい。図1に示される各要素の具体的な構成や配置は特に限定されない。
ホストから書き込みリクエストを受信した場合、図1のメモリシステムは次のように動作する。プロセッサ12は、書き込み対象となるデータをRAM11に一時的に記憶させる。プロセッサ12は、RAM11に格納されているデータを読み出してECC回路14に入力する。ECC回路14は、入力されたデータを符号化して、符号語をメモリインターフェイス15に入力する。メモリインターフェイス15は、入力された符号語を半導体記憶装置2に書き込む。
ホストから読み出しリクエストを受信した場合、図1のメモリシステムは次のように動作する。メモリインターフェイス15は、半導体記憶装置2から読み出した符号語をECC回路14に入力する。ECC回路14は、入力された符号語を復号して、復号されたデータをRAM11に格納する。プロセッサ12は、RAM11に格納されているデータを、ホストインターフェイス13を介してホストに送信する。
(半導体記憶装置の概略構成)
図2に示されるように、半導体記憶装置2は、4つのプレーンPL1~PL4、入出力回路22、ロジック制御回路23、レジスタ24、シーケンサ25、電圧供給回路26、入出力用パッド群30、ロジック制御用パッド群31、及び電源入力用端子群32を備えている。
プレーンPL1は、メモリセルアレイ21と、ロウデコーダ27と、センスアンプ28とを備えている。プレーンP2~P4はプレーンPL1と同一の構成を有しているため、図2ではその図示が省略されている。なお、半導体記憶装置2に設けられるプレーンの数は、4つに限らず、任意に変更可能である。
メモリセルアレイ21は、データを記憶する部分である。メモリセルアレイ21は、複数のビット線及び複数のワード線に関連付けられた複数のメモリセルトランジスタを有して構成されている。
入出力回路22は、信号DQ<7:0>及びデータストローブ信号DQS,/DQSをメモリコントローラ1との間で送受信する。また、入出力回路22は、信号DQ<7:0>内のコマンド及びアドレスをレジスタ24に転送する。さらに、入出力回路22は、書き込みデータ及び読み出しデータをセンスアンプ28との間で送受信する。
ロジック制御回路23は、メモリコントローラ1からチップイネーブル信号/CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE,/RE、及びライトプロテクト信号/WPを受信する。また、ロジック制御回路23は、レディービジー信号/RBをメモリコントローラ1に転送して、半導体記憶装置2の状態を外部に通知する。
レジスタ24は各種データを一時的に保持する。例えば、レジスタ24は、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作等を指示するコマンドを保持する。このコマンドは、メモリコントローラ1から入出力回路22に入力された後、入出力回路22からレジスタ24に転送されて保持される。また、レジスタ24は、上記のコマンドに対応するアドレスも保持する。このアドレスは、メモリコントローラ1から入出力回路22に入力された後、入出力回路22からレジスタ24に転送されて保持される。さらに、レジスタ24は、半導体記憶装置2の動作状態を示すステータス情報も保持する。ステータス情報は、プレーンPL1~PL4等の動作状態に応じて、シーケンサ25によって都度更新される。ステータス情報は、メモリコントローラ1からの要求に応じて、状態信号として入出力回路22からメモリコントローラ1に出力される。
シーケンサ25は、メモリコントローラ1から入出力回路22及びロジック制御回路23に入力された制御信号に基づいて、プレーンPL1~PL4を含む各部の動作を制御する。
電圧供給回路26は、各プレーンPL1~PL4のメモリセルアレイ21におけるデータの書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作のそれぞれに必要な電圧を生成する部分である。この電圧には、例えばメモリセルアレイ21の複数のワード線及び複数のビット線にそれぞれ印加される電圧等が含まれる。電圧供給回路26の動作はシーケンサ25により制御される。
ロウデコーダ27は、メモリセルアレイ21の複数のワード線に電圧をそれぞれ印加するためのスイッチ群により構成される回路である。ロウデコーダ27は、レジスタ24からブロックアドレス及びロウアドレスを受け取り、ブロックアドレスに基づいてブロックを選択するとともに、ロウアドレスに基づいてワード線を選択する。ロウデコーダ27は、選択されたワード線に対して電圧供給回路26からの電圧が印加されるようにスイッチ群の開閉状態を切り替える。ロウデコーダ27の動作はシーケンサ25により制御される。
センスアンプ28は、メモリセルアレイ21のビット線に印加される電圧を調整したり、ビット線の電圧を読み出してデータに変換したりするための回路である。センスアンプ28は、データの読み出し時には、メモリセルアレイ21のメモリセルトランジスタからビット線に読み出されたデータを取得するとともに、取得した読み出しデータを入出力回路22に転送する。センスアンプ28は、データの書き込み時には、ビット線を介して書き込まれるデータをメモリセルトランジスタに転送する。センスアンプ28の動作はシーケンサ25により制御される。
入出力用パッド群30は、メモリコントローラ1と入出力回路22との間で各信号の送受信を行うための複数の端子(パッド)が設けられた部分である。それぞれの端子は、信号DQ<7:0>、及びデータストローブ信号DQS,/DQSのそれぞれに対応して個別に設けられている。
ロジック制御用パッド群31は、メモリコントローラ1とロジック制御回路23との間で各信号の送受信を行うための複数の端子が設けられた部分である。それぞれの端子は、チップイネーブル信号/CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE,/RE、ライトプロテクト信号/WP、及びレディービジー信号/RBのそれぞれに対応して個別に設けられている。
電源入力用端子群32は、半導体記憶装置2の動作に必要な各電圧の印加を受けるための複数の端子が設けられた部分である。それぞれの端子に印加される電圧には、電源電圧Vcc,VccQ,Vpp、及び接地電圧Vssが含まれている。電源電圧Vccは、動作電源として外部から与えられる回路電源電圧であり、例えば3.3V程度の電圧である。電源電圧VccQは例えば1.2Vの電圧である。電源電圧VccQは、メモリコントローラ1と半導体記憶装置2との間で信号を送受信する際に用いられる電圧である。電源電圧Vppは、電源電圧Vccよりも高い電源電圧であり、例えば12Vの電圧である。
(プレーンの構成)
次に、プレーンPL1~PL4の構成について説明する。上述の通りプレーンPL1~PL4は同一の構成を有しているため、以下ではプレーンPL1の構成について代表して説明する。
図3に示されるように、メモリセルアレイ21は複数のブロックBLKにより構成されている。図3では、複数のブロックBLKのうちの一つのみが示されている。メモリセルアレイ21が有する他のブロックBLKの構成も、図3に示されるものと同様である。
図3に示されるように、ブロックBLKは、例えば4つのストリングユニットSU(SU0~SU3)を含む。また各々のストリングユニットSUは、複数のNANDストリングNSを含む。NANDストリングNSの各々は、例えば8個のメモリセルトランジスタMT(MT0~MT7)と、選択トランジスタST1,ST2とを含む。
なお、メモリセルトランジスタMTの個数は8個に限らず、例えば32個、48個、64個、96個でもよい。例えばカットオフ特性を高めるために、選択トランジスタST1,ST2のそれぞれが、単一ではなく複数のトランジスタにより構成されていてもよい。さらに、メモリセルトランジスタMTと選択トランジスタST1,ST2との間にはダミーセルトランジスタが設けられていてもよい。
メモリセルトランジスタMTは、選択トランジスタST1と選択トランジスタST2との間に直列接続されるように配置されている。一端側のメモリセルトランジスタMT7が選択トランジスタST1のソースに接続され、他端側のメモリセルトランジスタMT0が選択トランジスタST2のドレインに接続されている。
ストリングユニットSU0~SU3のそれぞれの選択トランジスタST1のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD0~SGD3に共通接続されている。選択トランジスタST2のゲートは、同一のブロックBLK内にある複数のストリングユニットSU間で同一のセレクトゲート線SGSに共通接続されている。同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMT0~MT7のゲートは、それぞれワード線WL0~WL7に共通接続される。すなわち、ワード線WL0~WL7及びセレクトゲート線SGSは、同一ブロックBLK内の複数のストリングユニットSU0~SU3間で共通となっているのに対し、セレクトゲート線SGDは、同一ブロックBLK内であってもストリングユニットSU0~SU3毎に個別に設けられている。
メモリセルアレイ21には、m本のビット線BL(BL0、BL1、・・・、BL(m-1))が設けられている。「m」は、1つのストリングユニットSUに含まれるNANDストリングNSの本数を表す整数である。NANDストリングNSのそれぞれの選択トランジスタST1のドレインは、対応するビット線BLに接続されている。NANDストリングNSのそれぞれの選択トランジスタST2のソースはソース線SLに接続されている。ソース線SLは、ブロックBLKが有する複数の選択トランジスタST2のソースに対して共通である。
同一のブロックBLK内にある複数のメモリセルトランジスタMTに記憶されているデータは一括して消去される。一方、データの読み出し及び書き込みは、1つのワード線WLに接続され、且つ1つのストリングユニットSUに属する複数のメモリセルトランジスタMTに対して一括して行われる。
なお、以下の説明では、1つのワード線WLに接続され、且つ1つのストリングユニットSUに属する複数のメモリセルトランジスタMTが記憶する1ビットデータの集合のことを「ページ」と称する。図3では、上記のような複数のメモリセルトランジスタMTからなる集合の一つに、符号「MG」が付してある。
(半導体記憶装置の断面構造)
図4に示されるように、半導体記憶装置2では、半導体基板40上に周辺回路PER及びメモリセルアレイ21が順に配置された構造を有している。
メモリセルアレイ21では、導電体層520の上に複数のNANSストリングNSが形成されている。導電体層520は、埋め込みソース線(BSL)とも称されるものであり、図3のソース線SLに該当するものである。
導電体層520の上方には、セレクトゲート線SGSとして機能する配線層533、ワード線WLとして機能する複数の配線層532、及びセレクトゲート線SGDとして機能する配線層531が積層されている。積層された配線層533,532,531のそれぞれの間には、不図示の絶縁層が配置されている。
メモリセルアレイ21には複数のメモリホール534が形成されている。メモリホール534は、配線層533,532,531、及びそれらの間にある不図示の絶縁層を上下方向に貫通しており、且つ導電体層520に達する穴である。
メモリホール534のうち、積層された配線層533,532,531のそれぞれと交差している各部分はトランジスタとして機能する。これら複数のトランジスタのうち、配線層531と交差している部分にあるものは選択トランジスタST1として機能する。複数のトランジスタのうち、配線層532と交差している部分にあるものはメモリセルトランジスタMT(MT0~MT7)として機能する。複数のトランジスタのうち、配線層533と交差している部分にあるものは選択トランジスタST2として機能する。
メモリホール534の上方にはビット線BLとして機能する配線層616が形成されている。メモリホール534の上端はコンタクトプラグ539を介して配線層616に接続されている。
図4に示される構造と同様の構造が、図4の紙面の奥行き方向に沿って複数配列されている。図4の紙面の奥行き方向に沿って一列に並ぶ複数のNANDストリングNSの集合によって、1つのストリングユニットSUが形成されている。
半導体基板40と導電体層520(ソース線SL)とは離間して配置されており、両者の間に周辺回路PERの一部が配置されている。周辺回路PERは、メモリセルアレイ21におけるデータの書き込み動作や読み出し動作、及び消去動作等を実現するために設けられる回路である。図2に示されるセンスアンプ28、ロウデコーダ27、及び電圧供給回路26等は周辺回路PERの一部となっている。
周辺回路PERは、半導体基板40の上面に形成されたトランジスタTRと、複数の導電体611~615を含んでいる。導電体611~615は、例えば金属のような導体により形成された配線層である。導電体611~615は、複数の高さ位置に分布するよう形成されており、コンタクト620~623を介して互いに電気的に接続されている。コンタクト620~623は、不図示の絶縁層を上下方向に貫くようにコンタクトホールを形成した後、当該コンタクトホールの内側に例えばタングステン等の導電体材料を充填することにより形成されたものである。導電体615はコンタクト624を介して配線層616(ビット線BL)に電気的に接続されている。
(電圧生成回路及びロウデコーダの構成)
図5に示される電圧供給回路26は、メモリセルトランジスタMTに対するプログラム動作及び読み出し動作等に必要な電圧を含む各種電圧を生成する。図6に示されるように、電圧供給回路26は、信号線SG0~SG3に電圧を供給するSGドライバ(セレクトゲート線ドライバ)26A、信号線CG0~CG7に電圧をそれぞれ供給するCGドライバ(ワード線ドライバ)26B、及び信号線SG4に電圧を供給するSG(セレクトゲート線ドライバ)ドライバ26Cを有している。図5に示されるように、これらの信号線SG0~SG4,CG0~CG7はロウデコーダ27において分岐して、各ブロックBLKの配線に接続されている。
信号線SG0~SG3は、グローバルドレイン側セレクトゲート線として機能しており、ロウデコーダ27を介して、各ブロックBLKにおけるローカルセレクトゲート線としてのセレクトゲート線SGD0~SGD3に接続されている。
信号線CG0~CG7は、グローバルワード線として機能しており、ロウデコーダ27を介して、各ブロックBLKにおけるローカルワード線としてのワード線WL0~WL7に接続されている。
信号線SG4は、グローバルソース側セレクトゲート線として機能しており、ロウデコーダ27を介して、各ブロックBLKにおけるローカルセレクトゲート線としてのセレクトゲート線SGSに接続されている。
ロウデコーダ27は、各ブロックにそれぞれ対応した複数のスイッチ回路群27Aと、複数のスイッチ回路群27Aにそれぞれ対応して設けられる複数のブロックデコーダ27Bとを有している。各スイッチ回路群27Aは、トランジスタTR_SG0~TR_SG4と、複数のトランジスタTR_CG0~TR_CG7とを有している。複数のトランジスタTR_SG0~TR_SG4は信号線SG0~SG4とセレクトゲート線SGD0~SGD3,SGSとをそれぞれ接続している。複数のトランジスタTR_CG0~TR_CG7は信号線CG0~CG7とワード線WL0~WL7とをそれぞれ接続している。トランジスタTR_SG0~TR_SG4及びトランジスタTR_CG0~TR_CG7は高耐圧トランジスタである。本実施形態では、トランジスタTR_SG0~TR_SG4が第1転送トランジスタに相当し、トランジスタTR_CG0~TR_CG7が第2転送トランジスタに相当する。
各ブロックデコーダ27Bは、ロウアドレスによって自身が指定された場合、トランジスタTR_SG0~TR_SG4及びトランジスタTR_CG0~TR_CG7のゲートにブロック選択信号BLKSELを供給する。これにより、ブロック選択信号BLKSELが供給されるスイッチ回路群27Aでは、トランジスタTR_SG0~TR_SG4及びトランジスタTR_CG0~TR_CG7がオン状態となって導通する。結果的に、電圧供給回路26から信号線SG0~SG4及び信号線CG0~CG7に供給されている電圧が、動作対象となるブロックBLKに含まれるセレクトゲート線SGD0~SGD3,SGS及びワード線WL0~WL7に供給される。
図6に示されるように、電圧供給回路26は電圧生成回路29A~29Eを更に有している。
電圧生成回路29A~29Eは、電源入力用端子群32から入力される電圧を用いて、半導体記憶装置2の各部位の動作に必要な各種電圧を生成する。電圧生成回路29Aは、動作対象となるストリングユニットSUに対応する選択セレクトゲート線SGD(SGD_sel)に供給される電圧VSG1を生成する。電圧VSG1は例えば10Vの電圧である。電圧生成回路29Bは、非動作対象となるストリングユニットSUに対応する非選択セレクトゲート線SGD(SGD_usel)に供給される電圧VSG2を生成する。電圧VSG2は例えば0Vの電圧である。電圧生成回路29Cは、選択ワード線(WL_sel)に供給される電圧VCGRVを生成する。電圧生成回路29Dは、非選択ワード線(WL_usel)に供給される電圧VREADを生成する。電圧VREADは例えば9Vの電圧である。電圧生成回路29Eは、ブロックデコーダ27Bに供給される電圧VGBSTを生成する。電圧VGBSTは例えば14Vの電圧である。
電圧生成回路29A及び電圧生成回路29Bにより生成される電圧はSGドライバ26A,26Cに入力される。電圧生成回路29C及び電圧生成回路29Dにより生成される電圧はCGドライバ26Bに入力される。電圧生成回路29Eにより生成された電圧は、ロウデコーダ27に含まれるブロックデコーダ27Bに入力される。
図7に示されるように、電圧生成回路29A~29Eのそれぞれは、例えばn+1個のNMOSトランジスタNM1~NM(n+1)と、n個のキャパシタC1~Cnとを有している。「n」は、キャパシタの数を表す整数である。NMOSトランジスタNM1~NM(n+1)は、それぞれダイオード接続され、ダイオードとして機能する。NMOSトランジスタNM1~NM(n+1)は、その電流経路が順に直列接続とされる。
キャパシタC1~Cnの一端はNMOSトランジスタNM1~NMnの一端にそれぞれ電気的に接続される。NMOSトランジスタNM1,NM3,…等、奇数番目に配置されるNMOSトランジスタNM(2m-1)に接続されるキャパシタC1,C3,…,C(2m-1)の他端には、クロック信号CLKが供給される。ただし、m=1,2,…である。NMOSトランジスタNM2,NM4,…等、偶数番目に配置されるNMOSトランジスタNM(2m)に接続されたキャパシタC2、C4、…、C(2m)の他端には、クロック信号/CLKが供給される。NMOSトランジスタNM1の他端には、電圧Vsup(例えば、電源電圧Vcc)が入力される。キャパシタC1~Cnはクロック信号CLK,/CLKに基づいて充放電を繰り返す。その結果、電圧Vsupよりも大きな出力電圧Vоutが生成され、NMOSトランジスタNM(n+1)の一端から出力電圧Vоutが転送(出力)される。
図6に示されるSGドライバ26A,26C及びCGドライバ26Bは、いずれも複数種類の入力電圧が入力される複数の入力端を有しており、複数種類の電圧のそれぞれの供給路上に配置された複数のスイッチをオン/オフさせることにより、複数種類の電圧のうちのいずれかの電圧を各信号線に供給する。
例えば、SGドライバ26Aは、電圧生成回路29Aにより生成される電圧VSG1、又は電圧生成回路29Bにより生成される電圧VSG2を信号線SG0に供給する。他の信号線SG1~SG3に関しても同様である。
CGドライバ26Bは、電圧生成回路29Cにより生成される電圧VCGRV、又は電圧生成回路29Dにより生成される電圧VREADを信号線CG0に供給する。他の信号線CG1~CG7に関しても同様である。
SGドライバ26Cは、電圧生成回路29Aにより生成される電圧VSG1、又は電圧生成回路29Bにより生成される電圧VSG2を信号線SG4に供給する。
図5に示されるように、電圧供給回路26の各部位の動作はシーケンサ25により制御される。例えば、スイッチT1,T2のオン/オフや、電圧生成回路29A~29Eを駆動させるタイミング及び電圧の生成等がシーケンサ25により制御される。
(電圧供給回路26の動作例)
次に、データの読み出し時の電圧供給回路26の動作例について説明する。
図8は、データの読み出し動作時における各配線の電位変化を示している。以下では、プレーンPL1においてデータの読み出し動作が行われる場合を代表して説明する。読み出し動作では、読み出し動作の対象となるブロックBLK、並びに読み出し動作の対象となるメモリセルトランジスタMTを含むNANDストリングNSが選択される。あるいは、読み出し動作の対象となるブロックBLK、並びに読み出し動作の対象となるページを含むストリングユニットSUが選択される。
まず、選択ブロックBLKに対応するブロックデコーダ27Bに電圧供給回路26から電圧VGBSTが印加される。これにより、ブロックデコーダ27Bから、選択ブロックBLKに対応するトランジスタTR_SG0~TR_SG4及びトランジスタTR_CG0~TR_CG7のゲートにブロック選択信号BLKSELが供給されて、トランジスタTR_SG0~TR_SG4及びトランジスタTR_CG0~TR_CG7がオン状態となる。結果的に、電圧供給回路26から信号線SG0~SG4及び信号線CG0~CG7を介して、動作対象となるセレクトゲート線SGD0~SGD3,SGS及びワード線WL0~WL7に電圧を供給することが可能となる。すなわち、選択ブロックBLKにおいてデータの読み出し動作が可能となる。
続いて、選択セレクトゲート線SGDsel、非選択セレクトゲート線SGDusel、及びセレクトゲート線SGSに電圧供給回路26からロウデコーダ27を介して例えば電圧VSG1が印加される。これにより、選択ブロックBLKに含まれる選択トランジスタST1及び選択トランジスタST2がオン状態となる。
また、選択ワード線WLsel及び非選択ワード線uselには、電圧供給回路26からロウデコーダ27を介して例えば読み出しパス電圧VREADが印加される。読み出しパス電圧VREADは、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧に関わらず、メモリセルトランジスタMTをオン状態にすることが可能であり、且つ閾定電圧を変化させない程度の電圧である。これにより、選択ストリングユニットSUであるか非選択ストリングユニットSUであるかにかかわらず、選択ブロックBLKに含まれる全てのNANDストリングNSが導通する。
次に、読み出し動作の対象となるメモリセルトランジスタMTに繋がるワード線WL(選択ワード線WLsel)に対して、電圧供給回路26からロウデコーダ27を介して例えば読み出し電圧VCGRVが印加される。それ以外のワード線WL(非選択ワード線WLusel)に対しては読み出しパス電圧VREADの印加が継続される。
また、選択セレクトゲート線SGDsel及びセレクトゲート線SGSに印加する電圧は維持しつつ、非選択セレクトゲート線SGDuselには、電圧供給回路26からロウデコーダ27を介して電圧VSG2が印加される。これにより、選択ストリングユニットSUに含まれる選択トランジスタST1はオン状態を維持するが、非選択ストリングユニットSUに含まれる選択トランジスタST1はオフ状態となる。なお、選択ストリングユニットSUであるか非選択ストリングユニットSUであるかに関わらず、選択ブロックBLKに含まれる選択トランジスタST2はオン状態となる。
これにより、非選択ストリングユニットSUに含まれるNANDストリングNSでは、少なくとも選択トランジスタST1がオフ状態となるため、電流パスが形成されない。一方で、選択ストリングユニットSUに含まれるNANDストリングNSでは、選択ワード線WLselに印加される読み出し電圧VCGRVとメモリセルトランジスタMTの閾値電圧との関係に応じて、電流パスが形成される場合もあれば、電流パスが形成されない場合もある。
図2に示されるセンスアンプ28は、選択されたNANDストリングNSに繋がるビット線BLに対して電圧を印加する。この状態で、センスアンプ28は、当該ビット線BLを流れる電圧の値に基づいてデータの読み出しを行う。具体的には、読み出し動作の対象となるメモリセルトランジスタMTの閾値電圧が、当該メモリセルトランジスタMTに印加された読み出し電圧よりも高いか否かを判定する。なお、データの読み出しは、ビット線BLを流れる電圧の値ではなく、ビット線BLにおける電圧の時間変化に基づいて行われてもよい。後者の場合、ビット線BLは、予め所定の電圧となるようにプリチャージされる。
ところで、このようにして読み出し動作が行われる場合、その初期段階では、例えば図9(A)に示されるように、電圧生成回路29Aにより生成される電圧VSG1、電圧生成回路29Dにより生成される電圧VREAD、及び電圧生成回路29Eにより生成される電圧VGBSTが推移する。すなわち、電圧VGBST、電圧VSG1、電圧VREADの順で上昇する。このとき、電圧生成回路29Aを流れる電流IVSG1、電圧生成回路29Dを流れる電流IVREAD、及び電圧生成回路29Eを流れる電流IVGBSTは図9(B)に示されるように推移する。
すなわち、図9(A)に示されるように時刻t10で電圧VGBSTが上昇し始めると、図9(B)に示されるように、電圧生成回路29Eを流れる電流IVGBSTも時刻t10で上昇し始める。そして、電流IVGBSTは時刻t11でピーク値IVGBST_Pに達すると、それ以降はピーク値IVGBST_Pに維持される。その後、時刻t15で電圧VGBSTが目標電圧の14Vに達すると、電流IVGBSTは時刻t15から低下し始めて0Aになる。
同様に、図9(A),(B)に示されるように、時刻t12で電圧VSG1が上昇し始めると、電圧生成回路29Aを流れる電流IVSG1も時刻t12で上昇し始める。そして、電流IVSG1は時刻t13でピーク値IVSG1_Pに達すると、それ以降はピーク値IVSG1_Pに維持される。その後、時刻t16で電圧VSG1が目標電圧の10Vに達すると、電流IVSG1は時刻t16から低下し始めて0Aになる。
さらに、時刻t13で電圧VREADが上昇し始めると、電圧生成回路29Dを流れる電流IVREADも時刻t13で上昇し始める。そして、電流IVREADは時刻t14でピーク値IVREAD_Pに達すると、それ以降はピーク値IVREAD_Pに維持される。その後、時刻t17で電圧VREADが目標電圧の9Vに達すると、電流IVREADは時刻t17から低下し始めて0Aになる。
このように電流IVGBST,IVSG1,IVREADが図9(A),(B)に示されるように推移する場合、それら全てが最大値を示す時刻t14から時刻t15までの期間において、電圧供給回路26を流れる電流Iccのピーク値Icc_Pは以下の式f1で求めることができる。なお、「α」は、電圧供給回路26において、電圧生成回路29A~29E以外の電圧生成回路を流れる、その他の電流を示す。
cc_P=IVGBST_P+IVSG1_P+IVREAD_P+α (f1)
このようなピーク電流Icc_Pを低減するために、本実施形態のシーケンサ25は、電圧VGBSTが段階的に上昇するように電圧供給回路26を制御することで、電流IVGBSTがピークになる時期と、電流IVGBST,IVREADがピークになる時期とをずらしている。
(シーケンサの動作例)
次に、本実施形態のシーケンサ25により実行される電圧供給回路26の制御方法について具体的に説明する。
図10に示されるように、シーケンサ25は、その機能的な構成として、ドライバ制御部25A、及び電圧制御部25Bを備えている。ドライバ制御部25Aは、電圧供給回路26の各ドライバ26A~26Cを制御することにより、ドライバ26A~26Cから信号線SG0~SG3,CG0~CG7,SG4に供給する電圧を制御する。電圧制御部25Bは、電圧供給回路26の各電圧生成回路29A~29Eを制御することにより、電圧VSG1,VSG2,VCGRV,VREAD,VGBST等を生成する。本実施形態では、シーケンサ25が制御回路に相当する。
電圧制御部25Bは、データの読み出しを行う際には、まず、電圧VGBSTを14Vまで上昇させる第1昇圧制御を電圧生成回路29Eに対して開始する。その後、電圧制御部25Bは、第1昇圧制御の実行中に、電圧VSG1を10Vまで上昇させる第2昇圧制御を電圧生成回路29Aに対して開始する。さらに、電圧制御部25Bは、第2昇圧制御の実行中に、電圧VREADを9Vまで上昇させる第3昇圧制御を電圧生成回路29Dに対して開始する。
なお、本実施形態では、電圧生成回路29Eが第1電圧生成回路に相当し、電圧VGBSTが第1電圧に相当し、電圧VGBSTの目標電圧である14Vが第1目標電圧に相当する。また、電圧生成回路29Aが第2電圧生成回路に相当し、電圧VSG1が第2電圧に相当し、電圧VSG1の目標電圧である10Vが第2目標電圧に相当する。さらに、電圧生成回路29Dが第3電圧生成回路に相当し、電圧VREADが第3電圧に相当し、電圧VREADの目標電圧である9Vが第3目標電圧に相当する。
電圧制御部25Bは第1昇圧制御を図11に示される手順で実行する。図11に示されるように、電圧制御部25Bは、第1昇圧制御を開始すると、まず、電圧VGBSTが中間電圧Vmまで上昇したか否かを判断する(ステップS10)。中間電圧Vmは、「0V<Vth<14V」の範囲に設定されている。より詳細には、中間電圧Vmは、電圧VSG1が10Vに達しておらず、且つ電圧VREADが9Vに達していない状況であるときに、トランジスタTR_SG0~TR_SG4及びトランジスタTR_CG0~TR_CG7をオンさせることが可能なブロック選択信号BLKSELをブロックデコーダ27Bから出力可能な電圧値に設定されている。なお、ステップS10の処理は、例えば電圧生成回路29Eにより実行してもよい。
電圧制御部25Bは、電圧VGBSTが中間電圧Vmまで上昇したと判断した場合(ステップS10:YES)、電圧VGBSTが中間電圧Vmに所定時間Taだけ維持されるように電圧生成回路29Eを制御する(ステップS11)。その後、電圧制御部25Bは、電圧VGBSTを中間電圧Vmに維持し始めてから所定時間Taが経過したか否かを判断して(ステップS12)、所定時間Taが経過した場合には(ステップS12:YES)、電圧VGBSTを中間電圧Vmから目標電圧の14Vまで更に上昇させる(ステップS13)。
(半導体記憶装置の動作例)
次に、図12を参照して、本実施形態の半導体記憶装置2の動作例について説明する。
図12(A)に示されるように、本実施形態の半導体記憶装置2では、時刻t20で第1昇圧制御が開始されると、電圧VGBSTが上昇し始める。その後、第1昇圧制御の実行中の時刻t21で第2昇圧制御が開始されると、電圧VSG1が上昇し始める。さらに、第1昇圧制御及び第2昇圧制御の実行中の時刻t22で第3昇圧制御が開始されると、電圧VREADが上昇し始める。時刻t23で電圧VGBSTが中間電圧Vmまで上昇すると、電圧VGBSTは、時刻t23から所定時間Taが経過する時刻t28までの期間、中間電圧Vmに維持される。また、電圧VGBSTは、時刻t28以降、目標電圧の14Vに向かって再度上昇する。
このとき、図12(B)に示されるように、電流IVGBSTは時刻t23から低下して、時刻t24で0Aとなる。これにより、時刻t25で電流IVREADがピーク値IVREAD_Pまで達したときに電流IVGBSTは0Aになっているため、時刻t25から、電流IVSG1が低下し始める時刻t27までの期間、ピーク電流Icc_Pは以下の式f2となる。
cc_P=IVSG1_P+IVREAD_P+α (f2)
図12(B)には、図9(B)に示される電流IVGBSTの推移が破線で示されている。図12(B)に破線で示されるように電流IVGBSTが推移した場合、時刻t25から時刻t26までの期間は、ピーク電流Icc_Pが、上記の式f1で求められる値となる。これに対して、本実施形態の半導体記憶装置2では、時刻t25から時刻t26までの期間において、ピーク電流Icc_Pが、上記のf2で求められる値となる。すなわち、電流IVGBSTの分だけピーク電流Icc_Pが削減される。
(効果)
以上説明した通り、シーケンサ25は、データの読み出し動作を行う際に、電圧VGBSTを14Vまで上昇させる第1昇圧制御を開始した後、第1昇圧制御の実行中に、電圧VSG1を10Vまで上昇させる第2昇圧制御を開始する。また、シーケンサ25は、第2昇圧制御の実行中に、電圧VREADを9Vまで上昇させる第3昇圧制御を開始する。シーケンサ25は、第1昇圧制御において、電流IVREADがピーク値IVREAD_Pに達する時点t25よりも前の時点t23から所定時間Taが経過するまでの期間、電圧VGBSTを中間電圧Vmに維持した後、電圧VGBSTを14Vまで上昇させる。この構成によれば、ピーク電流Icc_Pを電流IVGBSTのピーク値IVGBST_Pの分だけ低減することが可能となる。
また、シーケンサ25は、第1昇圧制御において、電圧VSG1が10Vに達した後に、電圧VGBSTを中間電圧Vmから14Vまで上昇させる。この構成によれば、電流IVSG1がピーク値IVREAD_Pから低下し始めた後に、あるいは電流IVSG1が0Aまで低下した後に電流IVGBSTが増加するようになる。そのため、より的確にピーク電流Icc_Pを低減することが可能である。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の半導体記憶装置2について説明する。以下、第1実施形態の半導体記憶装置2との相違点を中心に説明する。
(シーケンサの動作例)
本実施形態のシーケンサ25の電圧制御部25Bは、図11に示される制御に代えて、図13に示される制御を実行する。
図13に示されるように、電圧制御部25Bは、読み出し動作を行うプレーンの数NPが4つであるか否かを判断する(ステップS20)。本実施形態では、ステップS20の処理で用いられる「4」の数が所定数に相当する。電圧制御部25Bは、読み出し動作を行うプレーンの数NPが3以下である場合、ステップS20の処理で否定的な判断を行って(ステップS20:NO)、時短昇圧制御を実行する(ステップS21)。時短昇圧制御は、第1実施形態と同様の手順で電圧VGBST,VSG1,VREADを上昇させる制御である。
一方、電圧制御部25Bは、読み出し動作を行うプレーンの数NPが4つである場合、ステップS20の処理で肯定的な判断を行って(ステップS20:YES)、ステップS22~S28に示される手順で電圧VGBST,VSG1,VREADを上昇させる。すなわち、電圧制御部25Bは、まず、電圧VGBSTを14Vまで上昇させる第1昇圧制御を電圧生成回路29Eに対して開始した後(ステップS22)、電圧VGBSTが14Vに達したか否かを判断する(ステップS23)。電圧制御部25Bは、電圧VGBSTが14Vに達した場合には(ステップS23:YES)、第1所定時間Tbだけ待機した後(ステップS24)、電圧VSG1を10Vまで上昇させる第2昇圧制御を電圧生成回路29Aに対して開始する(ステップS25)。続いて、電圧制御部25Bは、電圧VSG1が10Vに達したか否かを判断して(ステップS26)、電圧VSG1が10Vに達した場合には(ステップS26:YES)、第2所定時間Tcだけ待機した後(ステップS27)、電圧VREADを9Vまで上昇させる第3昇圧制御を電圧生成回路29Dに対して実行する(ステップS28)。
(半導体記憶装置の動作例)
次に、本実施形態の半導体記憶装置2の動作例について説明する。
本実施形態の半導体記憶装置2は、読み出し動作を行うプレーンの数NPが3つ以下である場合、図12に示されるように動作する点では第1実施形態の半導体記憶装置2と同様である。一方、本実施形態の半導体記憶装置2は、読み出し動作を行うプレーンの数NPが4つである場合には、図14に示されるように動作する。
図14(A)に示されるように、時刻t30で第1昇圧制御が開始されると、電圧VGBSTが上昇し始める。その後、時刻t31で電圧VGBSTが14Vに達した後、時刻t31から第1所定時間Tbが経過した時刻t32の時点で第2昇圧制御が開始される。したがって、時刻t32以降、電圧VSG1が上昇し始める。続いて、時刻t33で電圧VSG1が10Vに達した後、時刻t33から第2所定時間Tcが経過した時刻t34の時点で第3昇圧制御が開始される。したがって、時刻t34以降、電圧VREADが上昇し始める。
このように電圧VGBST,VSG1,VREADを上昇させるタイミングをずらせば、図14(B)に示されるように、電流IVGBST,IVSG1,IVREADがピーク値に達する時期をずらすことができるため、ピーク電流Icc_Pが更に低減する。
(効果)
シーケンサ25は、4つのプレーンのうち、データの読み出しを行うプレーンの数NPが4つである場合には、第1昇圧制御において電圧VGBSTが14Vに達した後に第2昇圧制御を開始し、第2昇圧制御において電圧VSG1が10Vに達した後に第3昇圧制御を実行して電圧VREADを9Vまで上昇させる。この構成によれば、ピーク電流Icc_Pを更に低減することが可能である。
<他の実施形態>
本開示は上記の具体例に限定されるものではない。
例えば第1実施形態の半導体記憶装置2は、第1昇圧制御として、電圧VGBSTを2段階で上昇させる制御に代えて、電圧VGBSTを3段階以上の複数段階で上昇させる制御を実行してもよい。
第2実施形態の半導体記憶装置2では、半導体記憶装置2が有するプレーンの数に応じて、図13に示されるステップS20の処理で用いられる、プレーンの数NPに対して設定される所定数を「3」以外の任意の値に変更してもよい。例えば半導体記憶装置2にプレーンが5つ設けられている場合には、ステップS20の処理でプレーンの数NPに対して設定される所定数を「5」に設定してもよい。すなわち、この場合には、ステップS20の処理において、読み出し動作を行うプレーンの数NPが5つであるか否かが判断されることになる。
図13に示されるステップS20の処理では、読み出し動作をプレーンの数NPが所定の判定数以上であるか否かを判断してもよい。なお、例えば半導体記憶装置2にプレーンが4つ設けられている場合には、判定数は「3」に設定することができる。判定数は、半導体記憶装置2に設けられるプレーンの数よりも小さい任意の数に設定可能である。
電圧制御部25Bは、図11に示されるステップS12の処理として、例えば電圧VREADを監視しつつ、電圧VREADが所定電圧まで上昇したか否かを判断する処理を実行してもよい。この場合、電圧制御部25Bは、電圧VREADが所定電圧まで上昇したと判断したときに(ステップS12:YES)、電圧VGBSTを中間電圧Vmから目標電圧の14Vまで更に上昇させる(ステップS13)。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施し得るものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれ、かつ特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
BL:ビット線、MT:メモリセルトランジスタ、PL1~PL4:プレーン、ST1,ST2:選択トランジスタ、SGD0~SGD3:セレクトゲート線、TR_SG0~TR_SG4:トランジスタ(第1転送トランジスタ)、TR_CG0~TR_CG7:トランジスタ(第2転送トランジスタ)、WL,WL0~WL7:ワード線、2:半導体記憶装置、25:シーケンサ(制御回路)、27B:ブロックデコーダ、29A:電圧生成回路(第2電圧生成回路)、29D:電圧生成回路(第3電圧生成回路)、29E:電圧生成回路(第1電圧生成回路)。

Claims (3)

  1. メモリセルトランジスタに接続されるワード線と、
    前記メモリセルトランジスタとビット線との間に配置される選択トランジスタに接続されるセレクトゲート線と、
    前記セレクトゲート線に入力する第2電圧を生成する第2電圧生成回路と、
    前記ワード線に入力する第3電圧を生成する第3電圧生成回路と、
    前記第2電圧生成回路から前記セレクトゲート線への電圧の供給及び停止を切り替える第1転送トランジスタと、
    前記第3電圧生成回路から前記ワード線への電圧の供給及び停止を切り替える第2転送トランジスタと、
    前記第1転送トランジスタ及び前記第2転送トランジスタへのブロック選択信号の供給及び停止を切り替えることにより前記第1転送トランジスタ及び前記第2転送トランジスタをオン/オフさせるブロックデコーダと、
    前記ブロックデコーダに入力する第1電圧を生成する第1電圧生成回路と、
    前記第1電圧生成回路、前記第2電圧生成回路、及び前記第3電圧生成回路を制御する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、
    前記メモリセルトランジスタからのデータの読み出しが行われる際に、前記第1電圧を第1目標電圧まで上昇させる第1昇圧制御を開始した後、前記第1昇圧制御の実行中に、前記第2電圧を第2目標電圧まで上昇させる第2昇圧制御を開始するとともに、前記第2昇圧制御の実行中に、前記第3電圧を第3目標電圧まで上昇させる第3昇圧制御を開始し、
    前記第1昇圧制御において、前記第3電圧生成回路を流れる電流がピーク値に達する前の時点から、前記第1目標電圧よりも低い中間電圧に前記第1電圧を所定時間だけ維持した後に、前記第1電圧を前記第1目標電圧まで上昇させる
    半導体記憶装置。
  2. 前記制御回路は、前記第1昇圧制御において、前記第2電圧が前記第2目標電圧に達した後に、前記第1電圧を前記中間電圧から前記第1目標電圧まで上昇させる
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 複数の前記メモリセルトランジスタを有する所定数のプレーンを更に備え、
    前記制御回路は、複数の前記プレーンのうち、データの読み出しが行われるプレーンの数が前記所定数である場合には、あるいは前記所定数よりも小さい値に設定された判定数以上である場合には、前記第1昇圧制御において前記第1電圧が前記第1目標電圧に達した後に前記第2昇圧制御を開始し、前記第2昇圧制御において前記第2電圧が前記第2目標電圧に達した後に前記第3昇圧制御を実行して前記第3電圧を前記第3目標電圧まで上昇させる
    請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
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