JP2009266351A - 半導体記憶装置、及びその制御方法 - Google Patents

半導体記憶装置、及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動作信頼性を向上させる半導体記憶装置、及びその制御方法を提供すること。
【解決手段】第1電圧が印加されたソースを備えるMOSトランジスタ42と、前記MOSトランジスタ42のドレインに接続され、前記第1電圧が転送されるゲートと、第2電圧が印加されたソースと、負荷に接続されたドレインとを備えたMOSトランジスタ45とを備えた転送回路30と、前記MOSトランジスタ42のオンまたはオフ状態を切替える制御回路31とを具備し、前記制御回路31は前記MOSトランジスタ42をオン状態に切替えることで、前記第2電圧を前記負荷に転送させ、前記転送中に、前記MOSトランジスタ42をオフ状態に切替えることで、前記MOSトランジスタ45のゲートを前記第1電圧でフローティング状態とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、半導体記憶装置、及びその制御方法に関する。例えば、ワード線ドライバに関する。
NAND型フラッシュメモリは、不揮発性のメモリセルを複数備えている。そしてメモリセルは、例えば電荷蓄積層と制御ゲートとを含む積層ゲートを備えたn型MOSトランジスタである。メモリセルにデータの書き込み/読み出し/消去等行う際には、ワード線として機能するメモリセルの制御ゲートに所定の電圧を印加する必要がある。特に、データの書き込みを行う場合、電圧Vpgmのような高電圧を必要とし、選択されたワード線に、この電圧Vpgmがロウデコーダにより転送される。電圧Vpgmは、FN Tunnelingにより電荷蓄積層に電子を注入する際、必要な高電圧である。
そして、ロウデコーダは、電圧Vpgmをワード線に転送するn型MOSトランジスタを備えている。また、ロウデコーダは、電圧Vpgmよりも更に高い電圧Vpgmhを、n型MOSトランジスタのゲートに転送するためのスイッチとして機能するp型MOSトランジスタを備えている。そして、ロウデコータは、必要に合わせてp型MOSトランジスタを、オン又はオフに切替える。p型MOSトランジスタがオン状態である場合、p型MOSトランジスタにより転送された電圧Vpgmhがn型MOSトランジスタのゲートに印加され、これにより、n型MOSトランジスタは電圧Vpgmをワード線に転送できる。この際、p型MOSトランジスタのゲートに0[V]が印加されるため、p型MOSトランジスタのゲートとチャネルとの間、すなわちゲート絶縁膜に電圧Vpgmhによる高ストレスが掛かる。このため、長時間に渡りp型MOSトランジスタのゲートに0[V]を印加し続けることは、p型MOSトランジスタの劣化を招いていた。これによりロウデコーダ全体として回路が不安定になっていた(例えば特許文献1参照)。
そこで、このp型MOSトランジスタが劣化しにくくなるよう、p型MOSトランジスタのゲートに印加される最大電圧の低電圧化、MOSトランジスタのデザインルールの変更、p型MOSトランジスタの並列回路設計、などで対応していた。
しかし、上記対応を行ったとしても、NAND型フラッシュメモリにおいて多値化が進むにつれ、電圧Vpgm及び電圧Vpgmhの高電圧化をせざるを得ない状況となってきている。つまり、p型MOSトランジスタのゲートに掛かる電圧Vpgmhが高いため、例え並列回路とすることでpMOS型トランジスタに掛かる負担を、時分割を用いて軽減することにも限界が生じてきた。更には、並列回路であると、回路規模が膨大になってしまう。つまりトランジスタのデザインルールの変更においても既に限界に達しているという問題もあった。
特開2002−63795号公報
本発明は、動作信頼性を向上させる半導体記憶装置、及びその制御方法を提供する。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、第1電圧が印加されたソースを備えるp型MOSトランジスタと、前記p型MOSトランジスタのドレインに接続され、前記第1電圧が転送されるゲートと、第2電圧が印加されたソースと、負荷に接続されたドレインとを備えたn型MOSトランジスタとを備えた転送回路と、前記p型MOSトランジスタのオンまたはオフ状態を切替える制御回路とを具備し、前記制御回路は前記p型MOSトランジスタをオン状態に切替えることで、前記第2電圧を前記負荷に転送させ、前記転送中に、前記p型MOSトランジスタをオフ状態に切替えることで、前記n型MOSトランジスタのゲートを前記第1電圧でフローティング状態とする。
また、この発明の一態様に係る半導体記憶装置の制御方法は、第1電圧が印加されたソースを備えるp型MOSトランジスタと、前記p型MOSトランジスタのドレインに接続され、前記第1電圧が転送されるゲートと、第2電圧が印加されたソースと、負荷に接続されたドレインとを備えたn型MOSトランジスタとを備えた転送回路と、前記p型MOSトランジスタのオンまたはオフ状態を切替える制御回路とを備えた半導体記憶装置の制御方法であって、前記制御回路が前記p型MOSトランジスタをオン状態に切替え、前記第1電圧を前記n型MOSトランジスタのゲートに転送させn型MOSトランジスタをオン状態にさせるステップと、前記オン状態とされた前記n型MOSトランジスタが前記第2電圧を前記負荷へ転送するステップと、前記第2電圧を前記負荷へと転送中に、前記p型MOSトランジスタをオフ状態に切替えることにより前記n型MOSトランジスタのゲートを前記第1電圧でフローティングの状態とするステップと、フローティング状態とされた前記n型MOSトランジスタが、前記第2電圧を前記負荷へ転送するステップとを具備する。
本発明によれば、動作信頼性を向上させる半導体記憶装置、及びその制御方法を提供できる。
以下、この発明の実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[第1の実施形態]
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置、及びその制御方法について説明する。以下では、半導体記憶装置としてNAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
<NAND型フラッシュメモリの全体構成例>
まず、半導体記憶装置の全体構成例について、図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。
図示するように、NAND型フラッシュメモリは、メモリセルアレイ1、ロウデコーダ2、制御部3を備えている。
メモリセルアレイ1は、データ保持可能な複数の不揮発性のメモリセルを備えている。そしてメモリセルは、例えば電荷蓄積層と制御ゲートを含む積層ゲートを備えたnチャネルMOSトランジスタである。メモリセルの制御ゲートはワード線として機能し、ドレインはビット線に電気的に接続され、ソースはソース線に電気的に接続されている。
ロウデコーダ2は、データの書き込み動作時、読み出し動作時、及び消去時において、制御部3から与えられたロウアドレスに基づいてメモリセルアレイ1のロウ方向を選択する。つまり、制御部3から与えられるロウアドレスに基づいてセレクトゲート線SGD1、SGS1、及びワード線WL0〜WL15に対し電圧を印加する。
制御部3は、NAND型フラッシュメモリ全体の動作を制御する。すなわち、図示せぬホスト(host)から与えられた制御信号に基づいて、データの書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作における動作シーケンスを実行する。ここで制御信号とは、例えばコマンド及びロウアドレスなどであり、これらをロウデコーダ2に出力する。更に制御部3は、電圧発生回路を含む。電圧発生回路は、データの書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作に必要な電圧を発生し、NAND型フラッシュメモリ内の例えば、ロウデコーダ2に供給する。
<メモリセルアレイ1の構成例>
次にメモリセルアレイ1の構成の詳細について図1を参照しつつ説明する。
メモリセルアレイ1は、データを保持可能な不揮発性のメモリセルが直列接続された複数のNANDセル11を備えている。NANDセル11の各々は、例えば16個のメモリセルトランジスタMTと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、例えばMONOS型、またはFG型の積層ゲートを備えたnチャネルMOSトランジスタである。MONOS型の積層ゲートは、次のような構成を有する。すなわち積層ゲートは、p型半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(絶縁膜)と、電荷蓄積層上に形成され、電荷蓄積層より誘電率の高い絶縁膜(以下、ブロック層と呼ぶ)と、更にブロック層上に形成された制御ゲートとを有する。FG型の場合には、積層ゲートは半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(浮遊ゲート:導電層)と、浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを含む。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は16個に限られず、8個や32個、64個、128個、256個等であってもよく、その数は限定されるものではない。またメモリセルトランジスタMTは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続されたメモリセルトランジスタMTの一端側のドレイン領域は選択トランジスタST1のソース領域に接続され、他端側のソース領域は選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。
同一行にあるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートはワード線WL0〜WL15のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルの選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、それぞれセレクトゲート線SGD1、SGS1に共通接続されている。なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜WL15を区別しない場合には、単にワード線WLと呼ぶことがある。また、メモリセルアレイ1において同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BL0〜BLn(nは自然数)に共通接続される。以下、ビット線BL0〜BLnについても、これらを区別しない場合には一括してビット線BLと呼ぶ。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。なお、選択トランジスタST1、ST2は必ずしも両方必要ではなく、NANDセル11を選択出来るのであればいずれか一方のみが設けられていても良い。
図1では、1行のNANDセル11のみを図示している。しかし、メモリセルアレイ1内には複数行のNANDセル11が設けられても良い。この場合、同一列にあるNANDセル11は同一のビット線BLに接続される。また、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTには一括してデータが書き込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、同一行にある複数のNANDセル11は一括してデータが消去され、この単位をメモリブロックと呼ぶ。
<ロウデコーダ2の構成例>
次にロウデコーダ2の構成例について説明する。図示するように、ロウデコーダ2は、セレクトゲート線SGD1、SGS1毎に設けられたセレクトゲート線ドライバ21、22、及びワード線WL毎に設けられたワード線ドライバ23を備える。
セレクトゲート線ドライバ21は、ページアドレスのデコード結果に応じて、セレクトゲート線SGD1を介し、必要とする電圧を選択トランジスタST1のゲートへと転送する。つまり、セレクトゲート線ドライバ21は、メモリセルトランジスタMTにおいて書き込み時、読み出し時、消去時、更にはデータのベリファイ時に、セレクトゲート線SGD1を介してそれぞれ必要とされる電圧を選択トランジスタST1のゲートに転送する。
セレクトゲート線ドライバ22は、メモリセルトランジスタMTにおいて書き込み時、読み出し時、データのベリファイ時にセレクトゲート線SGS1を介してそれぞれ必要とする電圧を選択トランジスタST2のゲートに転送する。更に消去時では、セレクトゲート線SGS1を介して0[V]が選択トランジスタST2のゲートに転送される。
次に、ワード線ドライバ23について説明する。ワード線ドライバ23は、ページアドレスのデコード結果に応じて、ワード線WLを介し、必要とする電圧をメモリセルトランジスタMTの制御ゲートへと転送する。
次に図2を用いて、特に上記ワード線ドライバ23の構成について詳細を説明する。図2は、ワード線ドライバ23の回路図である。図示するようにワード線ドライバ23は、制御回路31と転送回路30とを備えている。
まず、制御回路31の詳細について説明する。図示するように制御回路31は、OR回路46、及びインバータ48を備えている。インバータ48は転送回路30から与えられるデコード信号を反転する。そしてインバータ48は、反転した結果を信号Bとして出力する。OR回路46には信号A、及び信号Bが与えられる。そしてOR回路46は信号A、及び信号BのOR演算を行い、その演算結果を信号Cとして出力端から出力する。OR演算結果が‘H’レベルであれば信号Cの電位はV1(>0[V])とされ、‘L’レベルであれば、0[V]とされる。
次に転送回路30の詳細について説明する。図示するように、転送回路30は、n型MOSトランジスタ41、43、44、45、p型MOSトランジスタ42及びAND回路47を備えている。AND回路47は、制御部3から与えられるブロックアドレスの各ビットのAND演算を行う。すなわち、ブロックアドレスをデコードする。そして、デコード結果により、‘H’レベルすなわち電圧VDD又は、‘L’レベルすなわち0[V]、を上記デコード信号としてノードN1へと出力する。そして、AND回路47が出力した前述のデコード信号が制御回路31のインバータ48へと入力される。
MOSトランジスタ44は、低耐圧型のディプレッション型nチャネルMOSトランジスタである。MOSトランジスタ44のソースにはノードN1が接続され、ドレインにはMOSトランジスタ43のドレインが接続され、そしてゲートには信号BSTONが印加されている。また、信号BSTONは電圧VDD又は0[V]のいずれかの値である。
MOSトランジスタ43は、MOSトランジスタ44よりも高耐圧型のディプレッション型nチャネルMOSトランジスタである。従って、MOSトランジスタ43の閾値は0[V]以下である。MOSトランジスタ43のソースにはMOSトランジスタ44のドレインが接続され、ドレインにはMOSトランジスタ42のドレインが接続され、そしてゲートには信号BSTONが印加されている。以下、MOSトランジスタ43のドレインとMOSトランジスタ42のドレインとの接点をノードN3と呼ぶ。
MOSトランジスタ42は、上記高耐圧型のエンハンストメント型pチャネルMOSトランジスタである。MOSトランジスタ42のソースにはMOSトランジスタ41のドレインが接続され、ドレインにはMOSトランジスタ43のドレインが接続され、そしてゲートにはノードN5が接続されている。また、ノードN5には制御回路31による信号Cが与えられる。信号Cが0[V]であると、MOSトランジスタ42はオン状態に切替わる。
MOSトランジスタ41は、上記高耐圧型のディプレッション型nチャネルMOSトランジスタである。MOSトランジスタ41のソースにはノードN4が、ドレインにはMOSトランジスタ42のソースが、そして、ゲートはMOSトランジスタ43のドレイン及び、ノードN3に接続されている。そして、ノードN4には電圧Vpgmh又は電圧VDDのいずれかが印加される。
MOSトランジスタ45は、高耐圧型のエンハンスメント型nチャネルMOSトランジスタである。MOSトランジスタ45のソースには電圧Vpgmが印加され、ドレインにはノードN2が、そしてゲートには、MOSトランジスタ42のドレイン、すなわちノードN3、及びMOSトランジスタ41のゲートが接続されている。なお、ノードN2には、ワード線WLが接続されている(図中、負荷回路と示す)。
なお、電圧Vpgmh>電圧Vpgmである。そして、電圧Vpgmhと電圧Vpgmとの電位差少なくともMOSトランジスタ45の閾値よりも大きい。より好ましくは、電圧Vpgmhは、MOSトランジスタ41、42、45の閾値の和よりも大きい。
次に、制御回路31が電圧Vpgmをワード線WLに転送する際の信号A、B、Cについて図3を用いて説明する。図3は信号A、B、Cのタイムチャートである。なお、信号A、Bが与えられるタイミングは制御部3により制御される。
図示するように、まず電圧転送前の時刻t0で制御部3は信号Aを‘L’レベルとし、AND回路47は、デコード信号を‘L’レベルとする。そして、インバータ48で反転された結果、信号Bは‘H’レベルとなる。このため、OR回路46は信号Cを‘H’レベルとする。
そして、時刻t1で電圧Vpgmの転送を開始すべく、ブロックアドレスがAND回路47に入力される。よってAND回路47はデコード信号を‘H’レベルとする。その結果、信号Bは‘L’レベルとなる。このため、OR回路46は信号Cを‘L’レベルとする。
そして、電圧転送中の時刻t2において、制御部3は信号Aを‘H’レベルとする。AND回路47は引き続き‘L’レベルを出力する。これにより、信号Cは‘H’レベルに反転する。時刻t2から時刻t10の間、制御部3は信号Aを‘H’とし、AND回路47は‘L’レベルを出力する。このため、信号Cは‘H’レベルを維持する。
そして、時刻t10では、電圧Vpgmの転送を終了すべく制御部3は信号Aを‘L’とする。このため、信号Cは‘L’レベルに反転する。
その後は、時刻t11では、制御部3は信号Aを‘L’とし、AND回路47は ‘L’レベルを出力する。このため、信号Cは‘H’レベルに反転する。
<ワード線ドライバ23の動作について>
次に、制御回路31及び転送回路30を備えるワード線ドライバ23の全体の動作について、図4を用いて説明する。図4は、ワード線ドライバ23の動作の流れを示すフローチャートであり、書き込み開始時、AND回路47はデコード信号を‘H’レベルとする。まず、OR回路46が出力する信号Cが‘L’レベルである場合(ステップS0、YES)、信号BSTONの出力が‘H’レベルであると(S1、YES)、‘H’レベルのデコード信号がMOSトランジスタ41のゲートに印加される。このため、MOSトランジスタ41がオン状態となる(S2)。ステップS0において信号Cが‘L’レベル(S0、YES)であるため、MOSトランジスタ42のゲートには0[V]が印加されている。このため、MOSトランジスタ42がオン状態となる(S3)。従って、MOSトランジスタ42のゲート、チャネル間に電圧Vpgmhが掛かる。そして、MOSトランジスタ42は、MOSトランジスタ41のソース(ノードN4)に印加された電圧Vpgmhを、MOSトランジスタ45のゲートに転送する。この結果、MOSトランジスタ45のソースに接続された電圧Vpgmと、ゲートに印加された電圧Vpgmhとの電位差により、MOSトランジスタ45がオン状態となる(S4)。このため、MOSトランジスタ45は、電圧Vpgmを負荷回路へと転送する(S5)。
ステップS0において、OR回路46が出力する信号Cが‘H’レベルである場合(S0、NO)、MOSトランジスタ42のゲートとチャネルとの電位差が低いため、MOSトランジスタ42はオフ状態となる(S6)。ここでMOSトランジスタ45のゲートに電圧Vpgmhが印加されている場合、すなわち、ゲートが電圧Vpgmhでフローティングの状態である場合(S7、YES)、MOSトランジスタ45はステップS5の動作を行う。また、ステップS7において、MOSトランジスタ45のゲートが電圧VDD、または0[V]である場合(S7、NO)、MOSトランジスタ45はオフ状態となるため(S8)、電圧Vpgmはワード線WLへと転送されない(S9)。また、ステップS1において、BSTONの出力が‘L’レベルであるとき(S1、NO)、MOSトランジスタ41がオフ状態となるため(S10)、ステップS8、S9の動作を行う。
次に、上記構成のワード線ドライバ23による電圧転送動作について図5を用いて説明する。図5はノードN2、N3、及び信号Cの電位変化を示すタイムチャートであり、縦軸に電圧、横軸に時間を示す。
なお、本実施形態では、電圧転送前、及び転送終了後のMOSトランジスタ45のゲート、すなわちノードN3の電位を電圧VDDであるとする。また、電圧VDDと電圧V1とを同じ値とする(以下、第2乃至5の実施形態においても同様とする)。
電圧Vpgmの転送は、時刻t1より開始される。すなわち、信号Cが‘L’レベルとされ、MOSトランジスタ42のゲートに0[V]が印加される(S0、YES)。このとき、信号BSTONが‘H’レベル、すなわち電圧VDDであれば、MOSトランジスタ41のゲートには‘H’レベル、すなわち電圧V1が与えられる。なぜなら、制御回路31が出力する信号Cが‘L’レベルである場合、ノードN1では‘H’レベル、すなわちAND回路47はデコード信号として電圧VDDを出力するからである。よって、MOSトランジスタ41はオン状態である(S2)。これにより、MOSトランジスタ41のソース(ノードN4)から転送された電圧Vpgmhが、MOSトランジスタ42のゲートに印加される。そして、MOSトランジスタ42がオフからオン状態に切替わる(S3)。そして、ノードN3を介してMOSトランジスタ45のゲートに電圧Vpgmhが転送される。すなわち、ノードN3が電圧Vpgmhまで上昇する。よって、MOSトランジスタ45がオフからオン状態に切替わるため(S4)、電圧Vpgmがワード線WLへと転送される(S5)。つまり、ノードN2が電圧Vpgmまで上昇する。
次に時刻t2から時刻t10間において、制御回路31が信号Cを‘H’レベルとする。すなわち、MOSトランジスタ42のゲートに電圧V1が印加されるため(S0、NO)、MOSトランジスタ42はオンからオフ状態へと切替わる(S6)。従って、MOSトランジスタ45のゲートは電圧Vpgmhでフローティングの状態とされるため(S7、YES)、MOSトランジスタ45はオン状態を維持し、電圧Vpgmをワード線WLへ転送し続ける(S5)。
時刻t10になると、制御部3がノードN4の電圧を、電圧Vpgmhから電圧VDDに切り替えると共に、信号Cを電圧V1から0[V]に切替えることにより、MOSトランジスタ42をオフ状態からオン状態に切替え(S0、YES)、ノードN3の電圧Vpgmhを電圧VDDへと降下させる。このため、MOSトランジスタ45がオフ状態に切替わる(S8)。よってMOSトランジスタ45は電圧Vpgmの負荷回路への転送を停止する(S9)。また、この際、信号BSTONは‘L’レベルである(S10)。その結果、時刻t10においてノードN3及びノードN2における電圧が降下する。そして、時刻t11で、ノードN2は0[V]となり、ノードN3は電圧VDDとなる。このため、MOSトランジスタ45がオン状態からオフ状態に切替わる(S8)。これにより、電圧Vpgmの負荷回路への転送が終了する(S9)。
時刻t11において、制御回路31により、MOSトランジスタ42のゲートに電圧V1が印加され、MOSトランジスタ42はオフ状態に切替わる。これにより、例え、MOSトランジスタ41がオン状態であっても、MOSトランジスタ45のゲートにVpgmhが転送され、負荷回路へと電圧Vpgmが転送されることはない。
なお、書き込み動作の終了後、MOSトランジスタ45のソースは接地されて、負荷回路、すなわちワード線WLは0[V]とされる。また、AND回路47の出力が‘L’レベルとされることでノードN3は0[V]となる。これにより、MOSトランジスタ45はオフ状態となる。
<この実施形態に係る効果>
上記のように、第1の実施形態に係る半導体記憶装置、及びその制御方法によれば、以下(1)の効果が得られる。
(1)動作信頼性を向上出来る(その1)。
本実施形態に係る構成であると、電圧Vpgmをワード線WLに転送中に、ワード線ドライバ23のMOSトランジスタ42のストレスを軽減し、NAND型フラッシュメモリの動作信頼性を向上出来る。本効果について、以下説明する。
電圧Vpgmをワード線に転送するには、MOSトランジスタ45をオン状態とする必要がある。そのためには、MOSトランジスタ45のゲートに電圧Vpgmhを転送するためのスイッチとして機能するMOSトランジスタ42をオン状態とすることが一般的である。この際の信号C、ノードN2、及びノードN3の電位変化を図6に示す。
図示するように、電圧Vpgmの転送開始時刻t1から転送終了時刻t11までの期間、信号Cは常時0[V]とされる。これにより、MOSトランジスタ42はオン状態とされ、MOSトランジスタ45のゲートには電圧Vpgmhが印加される。
しかし、本例の場合であると、時刻t2〜t10の期間、MOSトランジスタ42のゲートとチャネルとの間、つまりMOSトランジスタ42のゲート酸化膜には、常時電圧Vpgmhの電位差が生じている。この電位差Vpgmhは、NAND型フラッシュメモリにおいて最も高い電圧の一つである。特に、近年のNAND型フラッシュメモリでは、回路規模の縮小化や多容量化の要求から多値化が進んでおり、これに伴って電圧Vpgmhには高い電圧が求められている。そのため、電位差Vpgmhが長時間、ゲート絶縁膜に印加されることは、MOSトランジスタ42にとって大きなストレスとなり、ロウデコーダ2の動作安定性を悪化させる原因となる。そして場合によっては、MOSトランジスタ42が破壊される恐れがある。
この点、本実施形態に係る構成であると、ロウデコーダ2は制御回路31を備えている。そして制御回路31は、電圧Vpgmの転送開始時と終了時以外の時間(図5における時刻t2〜t10)は、信号Cを‘H’レベル(VDD>0[V])としている。つまり、電圧Vpgmの転送時における信号Cのデューティ(duty)を小さくしている。デューティとは、転送期間中において信号Cがアクティブ(‘L’レベル)とされている期間の比率のことであり、図5の例であると、((t1〜t2)+(t10〜11))/(t1〜t11)で示される。従って、時刻t2〜t10に期間にMOSトランジスタ42のゲートとチャネルに生じる電位差は(Vpgmh−VDD)となり、上記の場合に比べて小さい。その結果、MOSトランジスタ42に生じるストレスを軽減し、ロウデコーダ2の動作安定性を向上出来る。
なお、時刻t2〜t10の期間に信号Cを‘H’レベルにしたとしても、電圧Vpgmの転送に支障が生じる事はない。なぜなら、時刻t2ではMOSトランジスタ45のゲート(ノードN3)の電位は既に電圧Vpgmhに達しているからである。つまり、時刻t2で信号Cを‘H’レベルとしてMOSトランジスタ42をオフ状態としてもMOSトランジスタ45のゲートは電圧Vpgmhでフローティングの状態となり、MOSトランジスタ45はオン状態を維持し続けるからである。
[第2の実施形態]
次に、この発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置、及びその制御方法について説明する。本実施形態においても、上記第1の実施形態と同様、NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。本実施形態は、図2においてMOSトランジスタ42をオンからオフ状態に切替え、MOSトランジスタ45のゲートを一度フローティング状態とさせた後、電圧Vpgmをワード線WLへの転送中に、制御回路31によりMOSトランジスタ42を少なくとも一回オン状態に切替えるものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
また、本実施形態においてもワード線ドライバ23における制御回路31及び転送回路30の構成は同じであるため説明を省略する。
本実施形態に係るワード線ドライバ23による電圧転送動作について、図7を用いて説明する。図7は、ノードN2、N3、及び信号Cの電位変化を示すタイムチャートであり、縦軸に電圧、横軸に時間を示す。図示するように制御回路31は、時刻t2において信号Cを‘H’レベルとしたのち、時刻t10の転送終了よりも前の時刻t6〜t7の期間において、信号Cを‘L’レベルとする。
時刻t6から時刻t7の間に信号Cが‘L’レベルとされることで、この期間MOSトランジスタ42はオン状態となり、MOSトランジスタ45のゲートに、再度電圧Vpgmhが転送される。これにより、時刻1から時刻t5に引き続き、時刻t7以降もMOSトランジスタ45のゲートの電位は電圧Vpgmhで維持される。よって、MOSトランジスタ45は電圧Vpgmをワード線へ転送し続ける。なお、その他時刻においては、第1の実施形態において説明した図5と同様である。
<この実施形態に係る効果>
上記のように、第2の実施形態に係る半導体記憶装置、及びその制御方法によれば、以下(2)の効果が得られる。
(2)動作信頼性を向上出来る(その2)。
本実施形態に係る構成であると、MOSトランジスタ45のゲートの電圧が、例えば放電或いは電流のリークに伴って低下することを防止できる。その結果、電圧Vpgmの転送期間中による、MOSトランジスタ45がオフ状態となることを未然に防ぐことができる。
つまり例えば、MOSトランジスタ45のゲートに掛かる電圧Vpgmhの放電或いは電流のリークする速度が速く進む場合があり得る。しかし、このような場合であっても、本実施形態であれば、定期的にMOSトランジスタ42をオフからオン状態に切替え、これによりMOSトランジスタ42が、電圧VpgmhをMOSトランジスタ45のゲートに転送し、該ゲートの電位を常に電圧Vpgmhに維持している。従って、MOSトランジスタ45をオン状態とすることが出来る。すなわち、MOSトランジスタ45は電圧Vpgmをワード線WLへと転送し続ける。
また、MOSトランジスタ45のゲートにおける電圧Vpgmhの放電或いは電流のリークが小さい場合であれば、ローカルポンプを用いてMOSトランジスタ45のゲートを電圧Vpgmhに維持することも出来る。ローカルポンプは、ある回路における電位を検出し、例えば、電圧の絶対値が、設定された電位よりも低い値になると、規定の電圧まで昇圧する。つまり、本実施形態では図2において、ローカルポンプ(図示せぬ)をノードN3に接続する。そして、ローカルポンプは、例えばノードN3における電圧Vpgmhを検出する。これにより、ノードN3の電位が規定の電圧よりも低下した場合であっても、ローカルポンプが電圧Vpgmhまで昇圧することで、MOSトランジスタ45のゲートは電圧Vpgmhに維持する。なお、この際、MOSトランジスタ42はオフ状態でよい。また、場合によっては、(2)の効果に合わせて、前述の(1)の効果を同時に奏することも期待できる。
[第3の実施形態]
次に、この発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置、及びその制御方法について説明する。本実施形態においても、上記第1、第2の実施形態と同様にNAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。本実施形態は図2において負荷回路に転送される電圧Vpgmの立ち上がりを制御したものである。以下では、上記第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
また、本実施形態においてもワード線ドライバ23における制御回路31及び転送回路30の構成は図2と同じであるため説明を省略する。
図8、図9を用いて、本実施形態に掛かる特にワード線ドライバ23による電圧転送動作についてそれぞれ説明する。ワード線ドライバ23は、主に2パターンの動作をする。以下、ワード線ドライバ23の2パターンの動作について図8、図9を用いて説明する。まず、図8を用いてワード線ドライバ23における電圧転送動作の1パターン目について説明する。図8は、ノードN2、N3、及び信号Cの電位変化を示すタイムチャートであり、縦軸に電圧、横軸に時間を示す。本実施形態に係るワード線ドライバ23は、信号Cにより時刻t1から時刻t2の間において、小刻みにMOSトランジスタ42のオン又はオフ状態の切替を行う。
つまり、ノードN3の電位が電圧Vpgmhに達するまでの期間、制御回路31は、図示するようにMOSトランジスタ42のゲートに0[V]、及び電圧V1を数回与える。これにより、MOSトランジスタ45のゲートの電位は、時刻t1から緩やかに上昇し、時刻t2で電圧Vpgmhに達する。その結果、MOSトランジスタ45により電圧が印加されるワード線WLの電位も、時刻t1から緩やかに上昇し、時刻t2で電圧Vpgmに達する。また、本実施形態においても、上記第2の実施形態の図7で示したようにMOSトランジスタのゲート、すなわち、ノードN3において例えば放電またはリークを防ぐため、時刻t6でMOSトランジスタ42をオフ状態からオン状態へと切替えた後、時刻t7で再度オフ状態へと切替えてもよい。
次に図9を用いて2パターン目のワード線ドライバ23電圧転送動作について説明する。図9も図8同様に、ノードN2、N3、及び信号Cの電位変化を示すタイムチャートであり、縦軸に電圧、横軸に時間を示す。本例において制御回路31は、信号Cの周波数を可変に構成されている。そして制御回路31は、信号Cの周波数を、第1の実施形態に比べて大きくする。つまり、制御回路31は、信号Cの時定数を、第1の実施形態に比べて大きくする。その結果、図9に示すように信号Cの波形における立ち上がりエッジ、及び立ち下がりエッジは緩やかになる。
これにより、MOSトランジスタ45のゲートの電位も、時刻t1から緩やかに立ち上がり、時刻t2において電圧Vpgmhに達する。そしてこれに追従するように、ワード線WLの電位も、緩やかに電圧Vpgmまで上昇する。
<この実施形態に係る効果>
上記のように第3実施形態に係る半導体記憶装置、及びその制御方法によれば以下(3)の効果が得られる。
(3)動作信頼性を向上出来る(その3)。
本実施形態に係る構成であると電圧Vpgmが緩やかに上昇するため、ビット線BL0、及びビット線BLnに接続されるそれぞれのメモリセルトランジスタMTの制御ゲートが電圧Vpgmに達するまでのタイムラグを(t2−t1)と小さく出来る。すなわち、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTのゲート絶縁膜に掛かるストレス時間が短くなる。
本効果つき、比較例として信号Cの時定数が、図9に示す信号Cに比べ小さい場合のワード線ドライバ23の動作について、図10を用いて以下詳細に説明する。
図10は、電圧Vpgmの転送時における、メモリセルトランジスタMTの制御ゲートの電位変化を示すタイムチャートである。図10中に示す(a)は、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTの制御ゲート、(b)はビット線BLnに接続されるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートについて示してある。そして、時刻t0でMOSトランジスタ45がオン状態とされた場合について示してある。
(a)に示すように、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートの電位は、ほぼ時刻t0で電圧Vpgmに達する。他方、(b)に示すように、ビット線BLnに接続されたメモリセルトランジスタMTの制御ゲートの電位は例えば、時刻(t1−t0)だけ遅れた時刻t1で上昇を開始し、例えば時刻t2で電圧Vpgmに達する。すなわち、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートが電圧Vpgmに達するタイミングと、ビット線BLnに接続されるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートが電圧Vpgmに達するタイミングとの間には、(t2−t0)のタイムラグが存在する。このタイムラグには2つの原因が考えられる。以下、この原因について説明する。まず、1つ目の原因は、メモリセルトランジスタMTのロウデコーダ2との距離である。つまり、図示するようにロウデコーダ2から、ビット線BL0に接続されたメモリセルトランジスタMTまでの距離に比べ、ロウデコーダ2から、ビット線BLnに接続されたメモリセルトランジスタMTまでの距離は長い。このため、ワード線WLに転送される電圧Vpgmが、ビット線BLnに接続されるメモリセルトランジスタMTに転送されるまでの時間に差が生じてしまう。そして、これが、図10において時刻t0から時刻t1までの差に相当する。
2つ目の原因として、ワード線WL自身が有する抵抗成分Rとメモリセルアレイ1内における隣り合うワード線WL(n=0〜15)間に存在する線間容量Cとによる、いわゆるRC遅延が挙げられる。ロウデコーダ2から、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTまでの抵抗成分Rと線間容量CによるRC遅延に比べ、ロウデコーダ2から、ビット線BLnに接続されるメモリセルトランジスタMTまでの抵抗成分Rと線間容量CによるRC遅延の方が大きい。これは、ロウデコーダ2からビット線BLnに接続されるメモリセルトランジスタMTまでの間に存在する抵抗成分Rと線間容量Cが、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTよりもが大きいからである。このため、図10の(b)に示すように、ビット線BLnに接続されたメモリセルトランジスタMTのゲートに印加される電圧Vpgmの立ち上がりが遅くなる。すなわち、図示するように、時刻t1から時刻t2において、(b)は(a)に比べ緩やかな立ち上がりとなる。
従って、ゲート、チャネル間に電圧Vpgmが印加される期間は、ビット線BLnに接続されるメモリセルトランジスタMTよりも、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTの方が長い。そのため、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTの方が、よりストレスが掛かり劣化しやすい。これは、メモリセルトランジスタMTの動作信頼性といった点からも著しい問題である。なお、(t2−t0)>(t2−t1)である。
この点、本実施形態に係る構成であると、上記問題を克服することができる。
以下、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係るメモリセルトランジスタMTの制御ゲートの電位変化を示すタイムチャートであり、縦軸に電圧、横軸に時間を示す。図11中に示す(a)は、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTの制御ゲート、(b)はビット線BLnに接続されるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートについて示してある。
(a)に示すように、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートの電位は時刻t0から上昇し始め、例えば時刻t1で電圧Vpgmに達する。他方、(b)に示すようにビット線BLnに接続されるメモリセルトランジスタMTの制御ゲートの電位は、例えば、時刻(t1−t0)だけ遅れた時刻t1で上昇を開始し、例えば時刻t2で電圧Vpgmに達する。
すなわち、ビット線BL0、及びビット線BLnに接続されるそれぞれのメモリセルトランジスタMTのゲート絶縁膜に、電圧Vpgmが印加されるタイミングの時間差は、図10の場合よりも短い(t1−t0)となる。
すなわち、転送される電圧Vpgmの立ち上がりを緩やかにすることで、ビット線BL0に接続されるメモリセルトランジスタMTのゲート絶縁膜に電圧Vpgmが印加される時間を短くできる。これにより、ビット線BL0に位置するメモリセルトランジスタMTのゲート絶縁膜に掛かるストレスの時間が短くなり、動作信頼性を向上することが出来る。また、場合によっては効果(3)に合わせて、前述の効果(1)、(2)のいずれかの効果を奏することも期待でき、又は効果(1)乃至(3)全ての効果も期待できる。
[第4の実施形態]
次に、この発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置、及びその制御方法について説明する。本実施形態は、上記第1乃至第3の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのデータの書き込み時における非選択ワード線に対応するワード線ドライバ23に関するものである。
非選択ワード線に対応するワード線ドライバ23は、上記第1乃至第3の実施形態で説明した構成及び動作において、転送回路30がワード線WLに転送する電圧を、Vpgmの代わりにVpassとしたものである。電圧Vpassは、メモリセルトランジスタMTの保持するデータに関わらず、メモリセルトランジスタMTをオン状態とする電圧である。
以下、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの書き込み動作について、例えば図1におけるワード線WL0を選択ワード線とした場合を例に挙げて、簡単に説明する。データの書き込み時において、ビット線BLには書き込みデータが転送される。すなわち、電荷蓄積層に電子を注入することによりメモリセルトランジスタMTの閾値を上昇させる際には、ビット線BLに書き込み電圧(0[V])が印加される。他方、電子を注入しない際には、書き込み禁止電圧(例えば、VDD)が印加される。
そして、選択ワード線WL0に対応するワード線ドライバ23は、上記第1乃至第3の実施形態で説明したように、選択ワード線WL0に電圧Vpgmを転送する。他方、非選択ワード線WL1〜WL15に対応するワード線ドライバ23は、非選択ワード線WL1〜WL15に電圧Vpassを転送する。
この結果、選択ワード線WL0〜WL15に接続されたメモリセルトランジスタMTトランジスタMTはオン状態となり、チャネルが形成される。すなわち、NANDセル11内に電流経路が形成され、それらが導通状態となる。また、選択トランジスタST1は、書き込みデータに応じてオン状態、又はカットオフ状態となり、選択トランジスタST2はオフ状態である。
そして、例えばビット線BLに、書き込み電圧が印加されている場合、選択トランジスタST1はオン状態となり、書き込み電圧がメモリセルトランジスタMTのチャネルへ転送される。すると、選択ワード線WL0に接続されたメモリセルトランジスタMTでは、ゲートとチャネル間との電位差がほぼ電圧Vpgmとなり、電荷が電荷蓄積層に注入される。その結果、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧が上昇する。
他方、ビット線BL0に書き込み禁止電圧が印加されている場合には、選択トランジスタST1はカットオフ状態となる。従って、NANDセル11内のメモリセルトランジスタMTのチャネルは、電気的にフローティングの状態となる。すると、メモリセルトランジスタMTのチャネル電位は、ゲート電位(電圧Vpgm、電圧Vpass)とのカップリングにより上昇する。そのため、選択ワード線WL0に接続されたメモリセルトランジスタMTでは、ゲートとチャネルとの電位差が十分ではないため、電荷蓄積層に電荷が(保持データが繊維するほどには)注入されない。その結果、メモリセルトランジスタMTの閾値は変わらない。
以上のようにして、データの書き込み動作が行われる。
上記のように、電圧Vpgmよりも低い電圧Vpassであっても、第1乃至第3の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリを備えた半導体記憶装置、及びその制御方法が適用できる。そして、上記効果(1)乃至(3)のいずれかの効果を奏することも期待でき、又は効果(1)乃至(3)全ての効果も期待できる。
[第5の実施形態]
次に、この発明の第5の実施形態に係る半導体記憶装置、及びその制御方法について説明する。本実施形態は、上記第1乃至第4の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリにおける、ワード線ドライバ23の読み出し動作に関するものである。従って、以下ではワード線ドライバ23の動作についてのみ説明し、その他の説明は省略する。
ワード線ドライバ23の構成は、第1の実施形態で説明した図2と同様であり、基本的な動作も第1の実施形態で説明した図5、第2の実施形態で説明した図7、または第3の実施形態で説明した図8または図9と同様である。但し、読み出し動作時においては、ワード線ドライバ23のノードN4には電圧Vreadhが印加される。また選択ワード線に対応するワード線ドライバ23は、選択ワード線WLに電圧Vcgrを転送する。すなわち、MOSトランジスタ45のソースには電圧Vcgrが印加される。他方、非選択ワード線に対応するワード線ドライバ23は、非選択ワード線WLに電圧Vreadを転送する。すなわち、MOSトランジスタ45のソースには電圧Vreadが印加される。
電圧Vreadは、メモリセルトランジスタMTのデータに関わらず、メモリセルトランジスタMTをオン状態とする電圧である。電圧Vcgrは、読み出そうとするデータに応じて変化される。電圧Vreadhは、Vreadより高い電圧であり、MOSトランジスタ45をオン状態とさせることで非選択ワード線にVreadを転送されるための電圧である。従って、電圧Vreadhは、Vreadよりも高い電圧である。
そして、選択ワード線WL0に対応するワード線ドライバ23は、選択ワード線WL0に電圧Vcgrを転送する。他方、非選択ワード線WL1〜WL15に対応するワード線ドライバ23は、非選択ワード線WL1〜WL15に電圧Vreadを転送する。
そして、選択ワード線WL0に接続されたメモリセルトランジスタMTがオン状態となれば、ビット線BLとソース線SLとが導通状態となる。すなわち、ビット線BLからソース線SLへ電流が流れる。他方、メモリセルトランジスタMTがオフ状態であれば、ビット線BLとソース線SLとは電気的に非導通状態となる。すなわち、ビット線BLからソース線SLへは電流は流れない。以上の動作により、全ビット線につき一括してデータが読み出される。
<この実施形態に係る効果>
本実施形態に係る半導体記憶装置、及びその制御方法であると、読み出し時において、MOSトランジスタ42のゲート絶縁膜に電位差Vreadhが生じる期間を短く出来る。上記第1乃至第3の実施形態で得られた効果(1)乃至(3)のいずれかの効果を奏することも期待でき、又は効果(1)乃至(3)全ての効果も期待できる。
すなわち電圧Vreadhが電圧Vpgmhよりも小さくても、MOSトランジスタ42のゲート絶縁膜に長時間、電圧が印加されることは、MOSトランジスタ42にとってもストレスとなる。しかし、本実施形態に係る構成であると、電圧Vcgr、及び電圧Vreadの転送中の一部期間において、MOSトランジスタ42をオフ状態とすることで、MOSトランジスタ42に生じるストレスを小さく出来る。
なお、MOSトランジスタ42がオフ状態からオン状態に切替わり、電圧VpgmhがノードN3を介して転送される際、信号BSTONは電圧VDDを0[V]へと切替え、MOSトランジスタ43、44をカットオフさせる。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図。 この発明の第1の実施形態に係るワード線ドライバの回路図。 この発明の第1の実施形態に係る信号A乃至信号Cのタイムチャート。 この発明の第1の実施形態に係るワード線ドライバのフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係るワード線ドライバによる電圧転送動作であり、ノードN2、N3、及び信号Cの電位変化を示すタイムチャート。 この発明の第1の実施形態に係る比較例に挙げたワード線ドライバによる電圧転送動作であり、ノードN2、N3、及び信号Cの電位変化を示すタイムチャート。 この発明の第2の実施形態に係るワード線ドライバによる電圧転送動作であり、ノードN2、N3、及び信号Cの電位変化を示すタイムチャート。 この発明の第3の実施形態に係るワード線ドライバの動作であり、ノードN2、N3、及び信号Cの電位変化を示すタイムチャート。 この発明の第3の実施形態に係るワード線ドライバの動作であり、ノードN2、N3、及び信号Cの電位変化を示すタイムチャート。 メモリセルの制御ゲートにおける、電位変化を示すタイムチャート。 この発明の第3の実施形態に係るメモリセルの制御ゲートにおける、電位変化を示すタイムチャート。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…ロウデコーダ、3…制御部、21、22…セレクトゲート線ドライバ、23…ワード線ドライバ、30…転送回路、31…制御回路、41、43、44、45…MOSトランジスタ、42…MOSトランジスタ、46…OR回路、47…AND回路

Claims (5)

  1. 第1電圧が印加されたソースを備えるp型MOSトランジスタと、前記p型MOSトランジスタのドレインに接続され、前記第1電圧が転送されるゲートと、第2電圧が印加されたソースと、負荷に接続されたドレインとを備えたn型MOSトランジスタとを備えた転送回路と、
    前記p型MOSトランジスタのオンまたはオフ状態を切替える制御回路と
    を具備し、
    前記制御回路は前記p型MOSトランジスタをオン状態に切替えることで、前記第2電圧を前記負荷に転送させ、前記転送中に、前記p型MOSトランジスタをオフ状態に切替えることで、前記n型MOSトランジスタのゲートを前記第1電圧でフローティング状態とする
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記制御回路は、前記n型MOSトランジスタにおいて前記第2電圧の転送が終了するまでに少なくとも一回前記p型MOSトランジスタをオン状態に切替える
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記制御回路は論理回路を備え、
    前記論理回路に入力された第1信号、及び第2信号の演算結果に基づき、前記p型MOSトランジスタの前記ゲートのオンまたはオフ状態を切替える
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装置。
  4. 電流経路が直列接続され、電気蓄積層と制御ゲートとを備えたメモリセルを複数含むメモリセルアレイと、
    前記メモリセルの前記制御ゲートに接続されたワード線と、
    前記制御回路、及び前記転送回路を備え、前記ワード線を選択するロウデコーダとを更に備え、
    前記負荷は前記ワード線であって、前記n型MOSトランジスタは前記第2電圧を前記ワード線に転送する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。
  5. 第1電圧が印加されたソースを備えるp型MOSトランジスタと、前記p型MOSトランジスタのドレインに接続され、前記第1電圧が転送されるゲートと、第2電圧が印加されたソースと、負荷に接続されたドレインとを備えたn型MOSトランジスタとを備えた転送回路と、
    前記p型MOSトランジスタのオンまたはオフ状態を切替える制御回路とを備えた半導体記憶装置の制御方法であって、
    前記制御回路が前記p型MOSトランジスタをオン状態に切替え、前記第1電圧を前記n型MOSトランジスタのゲートに転送させn型MOSトランジスタをオン状態にさせるステップと、
    前記オン状態とされた前記n型MOSトランジスタが前記第2電圧を前記負荷へ転送するステップと、
    前記第2電圧を前記負荷へと転送中に、前記p型MOSトランジスタをオフ状態に切替えることにより前記n型MOSトランジスタのゲートを前記第1電圧でフローティングの状態とするステップと、
    フローティング状態とされた前記n型MOSトランジスタが、前記第2電圧を前記負荷へ転送するステップと
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置の制御方法。
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