JP2023042059A - 温度補償回路およびこれを用いた半導体集積回路 - Google Patents

温度補償回路およびこれを用いた半導体集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 温度補償された電流を生成する温度補償回路を提供する。【解決手段】 本発明の温度補償回路100は、第1のエミッタ面積比を有し、絶対温度に比例する第1の温度係数を有する第1の電流を生成する第1のPTAT電流源110と、第2のエミッタ面積比を有し、絶対温度に比例する第2の温度係数を有する第2の電流を生成する第2のPTAT電流源120と、第1のPTAT電流源で生成された電流IAを調整する調整回路130と、調整回路130で調整された電流KIAと第2のPTAT電流源120で生成された電流IBの差分を出力する差分回路140とを含む。【選択図】 図3

Description

本発明は、温度補償された電流を生成する温度補償回路に関し、特に2つのPTAT(Proportional-to-absolute-temperature)電流源を利用した温度補償回路に関する。
メモリやロジック等の半導体装置では、一般に、動作温度に対応する温度補償された電圧を生成し、温度補償された電圧を利用して回路を動作させることで回路の信頼性を維持している。例えば、メモリ回路では、データ読出しの際に、温度変化により読出し電流が低下してしまうと読出しマージンが低下し、正確なデータの読出しを行えなくなってしまう。例えば、特許文献1では、基準電圧VREFと温度依存電圧VPTATとを比較し、比較結果に基づき基準電圧VREFまたは温度依存電圧VPTATのいずれかを選択することで、信頼性の高い電圧を生成する電圧生成回路を開示している。
特開2021-82094号公報
アナログ回路の設計では、定電流回路または定電流源の温度係数(Tco)が回路設計においてしばしば問題となり得る。例えば、発振器は、発振のサイクル時間(周期)を決定するために遅延回路を含むが、この遅延回路は、電源電圧の変動等による遅延時間の電圧依存性を避けるために定電流回路を使用することがある。しかしながら、定電流回路の温度係数は、温度に対して遅延時間の変動を生じさせ、そのため、発振器のサイクル時間が温度によって影響されてしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、温度補償された電流を生成する温度補償回路およびこれを用いた半導体集積回路を提供することを目的とする。
本発明に係る温度補償回路は、エミッタ面積の異なるトランジスタまたは当該エミッタ面積比と等価な個数比のダイオードと抵抗とを用いて絶対温度に比例する第1の温度係数を有する第1の電流を生成する第1の回路と、エミッタ面積の異なるトランジスタまたは当該エミッタ面積比と等価な個数比のダイオードと抵抗とを用いて絶対温度に比例する第2の温度係数の第2の電流を生成する第2の回路と、前記第1の電流と前記第2の電流との差分電流を出力する差分回路とを有する。
ある態様では、前記第1の回路のエミッタ面積比は、前記第2の回路のエミッタ面積比と異なり、前記第1の電流および前記第2の電流は、ln(エミッタ面積比)に比例する。ある態様では、温度補償回路はさらに、前記第1の電流または前記第2の電流の大きさを調整する調整手段を含む。ある態様では、前記調整手段は、カレントミラー回路により前記第1の電流または前記第2の電流の大きさを調整する。ある態様では、前記調整手段は、前記抵抗の抵抗値を調整する。ある態様では、前記第1の回路は、電流源として前記第1の電流を供給する第1のカレントミラー回路を含み、前記第2の回路は、電流源として前記第2の電流を供給する第2のカレントミラー回路を含む。ある態様では、前記調整手段は、前記第1のカレントミラー回路または前記第2のカレントミラー回路のミラーレシオを調整する。ある態様では、前記調整手段は、前記第1のカレントミラー回路または前記第2のカレントミラー回路とカレントミラーを構成する別のトランジスタを含み、当該別のトランジスタのミラーレシオを調整する。ある態様では、前記トランジスタは、NPNまたはPNPバイポーラトランジスタである。
本発明に係る半導体集積回路は、上記記載の温度補償回路と、前記温度補償回路から出力された差分電流に基づき電圧を生成する電圧生成回路とを含む。
本発明によれば、絶対温度に比例する温度係数の異なる電流の差分を生成することにより、精度の高い温度補償された電流を得ることができる。
一般的なPTATの一例を示す図である。 図1に示すPTATを流れる電流と温度との関係を示すグラフである。 本発明の実施例に係る温度補償回路の構成を示す図である。 本発明の実施例に係る調整回路の一例を示す図である。 本発明の実施例に係る出力電流Idiffと温度との関係を示すグラフである。 本発明の実施例に係る温度補償回路の調整回路の変形例を示す図である。 本発明の実施例に係る温度補償回路の調整回路の他の変形例を示す図である。 本発明の実施例に係る温度補償回路のPTAT電流源の変形例を示す図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る温度補償回路は、基準電圧を生成する電圧生成回路、発振回路、その他のロジック等の半導体集積回路において利用することができる。
図1は、一般的なPTAT電流源の構成を示す図である。PTAT電流源10は、第1および第2の電流経路に電流IおよびIを供給するカレントミラー回路20と、第1の電流経路に接続されたNPNタイプのバイポーラトランジスタQ1と、第2の電流経路に接続されたNPNタイプのバイポーラトランジスタQ2と、トランジスタQ2とGNDとの間に接続された抵抗Rとを含む。カレントミラー回路20は、出力される電流Iが電流Iと等しくなるように制御される。また、ダイオード接続されたトランジスタQ1とトランジスタQ2のエミッタ面積比が1:nで構成され(nはエミッタ面積比)、トランジスタQ1の電流密度はトランジスタQ2のn倍である。
図2(A)は、図1に示すPTAT電流源を流れる電流I(=I)と温度との関係を示すグラフであり、縦軸に電流(uA)、横軸に温度を示す。また、グラフには、エミッタ面積比nが1:2、1:4、1:8の場合の電流と温度との関係が示している。電流Iは、絶対温度に対して正の温度係数を有し、電流の大きさは、基本的にln(エミッタ面積比n)に比例する。しかしながら、エミッタ面積比が異なると、温度係数が僅かに相違するため、この比例は近似的なものであり完全ではない。図2(B)は、図2(A)のグラフの-45℃から52.5℃の温度範囲におけるエミッタ面積比と温度係数との関係を示している。エミッタ面積比が大きくなるにつれ温度係数が小さくなる。
本実施例では、2つのPTAT電流源を利用し、両者の電流の差分により温度補償された電流を生成する。上記したように、エミッタ面積比が異なると、両者の温度係数が僅かに相違するが、両者の電流の差分であれば、温度に対してほとんど変化しない電流となり得る。好ましい態様では、2つのPTAT電流源の一方または双方の電流の大きさを比例調整可能にすることで、差分の電流の温度係数をゼロに近づけることができ、精度良く温度補償された電流を生成することができる。
次に、本実施例の温度補償回路の詳細について説明する。図3は、本発明の実施例に係る温度補償回路の構成を示す図である。本実施例に係る温度補償回路100は、絶対温度に対して比例する温度係数を有する電流Iを生成する第1のPTAT電流源110と、絶対温度に対して比例する温度係数を有する電流Iを生成する第2のPTAT電流源120と、第1のPTAT電流源110によって生成された電流Iの大きさをK倍に調整し、調整した電流KIを生成する調整回路130と、調整された電流KIと第2のPTAT電流源120によって生成された電流Iとの差分を出力する差分回路140とを含んで構成される。
第1のPTAT110は、供給電圧VDDとGNDとの間に第1および第2の電流経路を含み、第1の電流経路には、PMOSトランジスタP1とNPNバイポーラトランジスタQ1とが直列に接続され、第2の電流経路には、PMOSトランジスタP2、NPNバイポーラトランジスタQ2および抵抗Rが直列に接続される。トランジスタP1、P2は、ミラーレシオが1(m=1)のカレントミラーを構成し、第1および第2の電流経路のそれぞれに電流Iを流す電流源として機能する。バイポーラトランジスタQ1、Q2は、各ベースが第1の電流経路に共通接続され、すなわちダイオード接続され、トランジスタQ1、Q2のエミッタ面積比nは、例えば、1:2に構成される。抵抗Rは、特に限定されないが、例えば、正の温度特性をもつ抵抗、あるいは負の温度特性をもつ半導体材料による抵抗から構成される。
第2のPTAT120は、第1のPTAT110と同様に、供給電圧VDDとGNDとの間に第1および第2の電流経路を含み、第1の電流経路には、PMOSトランジスタP3とNPNバイポーラトランジスタQ3とが直列に接続され、第2の電流経路には、PMOSトランジスタP4、NPNバイポーラトランジスタQ4および抵抗Rが直列に接続される。トランジスタP3、P4は、ミラーレシオが1(m=1)のカレントミラーを構成し、第1および第2の電流経路に電流Iを流す電流源として機能する。バイポーラトランジスタQ3、Q4は、各ベースが第1の電流経路に共通接続され、すなわちダイオード接続され、トランジスタQ3、Q4のエミッタ面積比nは、例えば、1:4に構成される。抵抗Rは、抵抗Rと同じ抵抗値(R=R)をもつように構成される。
調整回路130は、第1のPTAT電流源110で生成された電流Iの大きさを調整する。本例では、調整回路130は、PMOSトランジスタP1、P2とカレントミラーを構成するPMOSトランジスタP5を含み、トランジスタP5のミラーレシオK(m=K、Kは、1よりも大きい値)を調整する。ミラーレシオKの調整方法は特に限定されないが、例えば、調整回路130は、外部から供給されるトリムコードTRC、あるいはメモリ等の記憶部に予め格納されたトリムコードTRCに基づきミラーレシオKを調整するロジックを含む。調整回路130は、例えば、図4(A)に示すように、トランジスタP5がn個の並列接続された複数のトランジスタP5~P5を含み、これらの各トランジスタに直列にスイッチSW1~SWnを接続し、トリムコードTRCに基づきスイッチSW1~SWnを選択的にオンさせる。これにより、導通したトランジスタのドレイン電流の合計が調整された電流KIとなる。こうして、トランジスタP5のドレインに、電流IをK倍したミラー電流K×Iのミラー電流が生成される。
差分回路140は、供給電圧VDDとGNDとの間に第1の電流経路と第2の電流経路とを含み、第1の電流経路は、調整回路130のトランジスタP5と直列に接続されたNMOSトランジスタN1を含み、第1の電流経路には、トランジスタP5からの電流KIが供給される。第2の電流経路は、第2のPTAT電流源のトランジスタP3、P4とミラーレシオが1(m=1)となるPMOSトランジスタP6と、これに直列に接続されたNMOSトランジスタN2とを含み、第2の電流経路には、トランジスタP6からの電流Iが供給される。トランジスタN1、N2は、各ゲートが第1の電流経路に共通接続され、カレントミラー回路を構成する。こうして、トランジスタP6とトランジスタN2の接続ノードQからは、電流Iと電流KIとの差分電流Idiff(I-KI)が外部へ出力される。
電流Iは、NPNバイポーラトランジスタのエミッタ面積比により、I/2に近似するが、電流Iの温度係数(Tco)は、電流Iの温度係数(Tco)よりも幾分大きくなる。もし、調整回路130のミラーレシオKが、絶対温度に対する電流KIの温度勾配を電流Iと同程度になるように選択されるならば、差分電流Idiffの温度依存性を限りなく0に近づけることができる。
図5は、実際の温度補償回路100において、ミラーレシオKを変化させたときの差分電流Idiffと温度との関係を示すグラフである。ミラーレシオKを小さくすると、電流Iの影響が相対的に大きくなるため、出力電流Idiffが温度の上昇に伴い正に増加する方向に進み、ミラーレシオKを大きくすると、電流KIの影響が相対的に大きくなるため、出力電流Idiffが温度の上昇に伴い電流が低下する方向に進む。それ故、正の方向に変化する範囲と負の方向に変化する範囲との中間(例えば、図5のSで示す範囲)でミラーレシオKを選択すれば、出力電流Idiffの温度変化をゼロに近づけることができる。
このように本実施例の温度補償回路によれば、2つのPTAT電流源の温度係数の差を利用することで、従来よりも高精度に温度補償された定電流を得ることができる。
上記実施例では、第1のPTAT電流源110、第2のPTAT電流源120において、NPNバイポーラトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4を用いたが、これらのトランジスタをダイオード接続されるPNPバイポーラトランジスタに置換してもよい。さらにNPNバイポーラトランジスタをダイオードに置換してもよい。この場合、エミッタ面積比は、並列接続されるダイオードの個数比と等価である。
上記実施例では、第1のPTAT電流源110のエミッタ面積比を1:2、第2のPTAT電流源120のエミッタ面積比を1:4にしたが、このエミッタ面積比は一例であり、他のエミッタ面積比を用いても良い。例えば、第1のPTAT電流源110のエミッタ面積比を1:4、第2のPTAT電流源120のエミッタ面積比を1:8にしてもよい。
上記実施例では、第1のPTAT電流源110で生成される電流Iを調整する例を示したが、第2のPTAT電流源120で生成される電流Iを調整することも可能である。この場合、調整回路130は、トランジスタP3、P4とカレントミラーを構成するトランジスタP6のミラーレシオをm=K’に調整し、調整した電流K’Iを差分回路140の第2の電流経路に提供するようにしてもよい。また、調整回路130は、電流IとIの双方を調整し、調整した電流KIとK’Iを差分回路140の第1および第2の電流経路に提供するようにしてもよい。
上記実施例では、差分回路140の第2の電流経路にトランジスタP6から電流Iを供給する例を示したが、トランジスタP6は必ずしも必須ではなく、例えば、第2のPTAT電流源120のトランジスタP4から生成される電流Iを差分回路140に直接供給するようにしてもよい。また、差分回路140の構成は一例であり、他の電流差分回路であってもよい。
次に、本実施例の温度補償回路の調整回路の変形例について図6を参照して説明する。上記実施例では、調整回路130がカレントミラーを構成するPMOSトランジスタP5を含む構成であったが、本例では、図6に示すように、第1のPTAT電流源110が調整回路130Aを包含する。それ以外の構成は、図3の構成と同じである。
第1のPTAT電流源110において、カレントミラー回路を構成するトランジスタP2のミラーレシオがK(m=K)に調整される。調整回路130Aは、トリムコードTRCによってトランジスタP2のミラーレシオKを調整し(例えば、図4(A)に示すような調整方法)、調整したミラー電流KIを差分回路140に提供する。カレントミラーを構成するトランジスタP5を削除することで、温度補償回路100Aの構成を簡易にし、省スペース化を図ることができる。
また、第2のPTAT電流源120の電流Iを調整する場合にも、上記と同様の方法により、第2のPTAT電流源120において、カレントミラー回路を構成するトランジスタP4のミラーレレシオがK’に調整され、調整したミラー電流K’Iを差分回路140の第2の電流経路に提供するようにしてもよい。
次に、本実施例の温度補償回路の調整回路の他の変形例について図7を参照して説明する。本変形例では、調整回路130Bは、第1のPTAT電流源110の抵抗Rおよび/または第2のPTAT電流源120の抵抗Rの抵抗値を変化させることで、絶対温度に比例する電流Iおよび電流Iの大きさを調整する。
抵抗R/Rは、可変抵抗であり、調整回路130Bは、トリムコードTRCによって抵抗R/Rの抵抗値を変化させる。抵抗の調整方法は任意であるが、例えば、調整回路130Bは、図4(B)に示すように抵抗Rの複数のタップ位置にスイッチSW1、SW2~SWnが接続され、トリムコードTRCによって選択的にスイッチSW1~SWnをオンさせ、抵抗Rの一部を短絡することで抵抗値を変化させる。
本例では、調整回路130Bが抵抗R/Rを調整するようにしたが、調整回路130Bは、差分電流Idiffの温度変化をゼロに近づけさせるために必要であれば、抵抗R/Rの調整とともに、図3または図6に示すようにミラーレシオKの調整を同時に行うようにしてもよい。
次に、本実施例の温度補償回路のPTAT電流源の変形例について図8を参照して説明する。第1および第2のPTAT電流源110、120は、PMOSトランジスタのカレントミラー回路により電流I、Iを制御したが、図8に示すように、オペアンプ電流ミラーに置換することが可能である。同図に示すように第1および第2のPTAT電流源110A、120Aは、供給電圧VDDに接続されたPMOSトランジスタP10、P11(トランジスタP10と同一構成)と、ノードN1を非反転入力端子(+)に接続し、ノードN2を反転入力端子(-)に接続し、出力端子をトランジスタP10、P11のゲートに共通接続するオペアンプ112を含む。オペアンプ112は、ノードN1の電圧とノードN2の電圧とが等しくなるように、トランジスタP10、P11のゲート電圧を制御し、これにより、第1の電流経路と第2の電流経路に等しい電流I、Iが流れる。オペアンプ112を用いることで、先の実施例のときよりも第1および第2の電流経路に精度の高い等しい電流IA/IBを生成することができる。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100、100A、100B:温度補償回路
110:第1のPTAT電流源
120:第2のPTAT電流源
130、130A、130B:調整回路
140:差分回路

Claims (10)

  1. エミッタ面積の異なるトランジスタまたは当該エミッタ面積比と等価な個数比のダイオードと抵抗とを用いて絶対温度に比例する第1の温度係数を有する第1の電流を生成する第1の回路と、
    エミッタ面積の異なるトランジスタまたは当該エミッタ面積比と等価な個数比のダイオードと抵抗とを用いて絶対温度に比例する第2の温度係数の第2の電流を生成する第2の回路と、
    前記第1の電流と前記第2の電流との差分電流を出力する差分回路と、
    を有する温度補償回路。
  2. 前記第1の回路のエミッタ面積比は、前記第2の回路のエミッタ面積比と異なり、前記第1の電流および前記第2の電流は、ln(エミッタ面積比)に近似的に比例する、請求項1に記載の温度補償回路。
  3. 温度補償回路はさらに、前記第1の電流または前記第2の電流の大きさを調整する調整手段を含む、請求項1または2に記載の温度補償回路。
  4. 前記調整手段は、カレントミラー回路により前記第1の電流または前記第2の電流の大きさを調整する、請求項3に記載の温度補償回路。
  5. 前記調整手段は、前記抵抗の抵抗値を調整する、請求項3に記載の温度補償回路。
  6. 前記第1の回路は、電流源として前記第1の電流を供給する第1のカレントミラー回路を含み、前記第2の回路は、電流源として前記第2の電流を供給する第2のカレントミラー回路を含む、請求項1ないし5いずれか1つに記載の温度補償回路。
  7. 前記調整手段は、前記第1のカレントミラー回路または前記第2のカレントミラー回路のミラーレシオを調整する、請求項6に記載の温度補償回路。
  8. 前記調整手段は、前記第1のカレントミラー回路または前記第2のカレントミラー回路とカレントミラーを構成する別のトランジスタを含み、当該別のトランジスタのミラーレシオを調整する、請求項6に記載の温度補償回路。
  9. 前記トランジスタは、NPNまたはPNPバイポーラトランジスタである、請求項1に記載の温度補償回路。
  10. 請求項1ないし9いずれか1つに記載の温度補償回路と、
    前記温度補償回路から出力された差分電流に基づき電圧を生成する電圧生成回路とを含む半導体集積回路。
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