JP2023038010A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Narihiro Mizutani
大介 神野
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Abstract

【課題】新たな効果を奏する新構造の重量部を備えたゴルフクラブヘッドの提供。【解決手段】ヘッド100は、フェース部104と、ソール部108と、ソール部108の内面108bに設けられフェース部104から離間して位置する内部重量部120とを有している。内部重量部120は、基部122と、ソール部108の内面108bから離間しつつ基部122からフェース側に向かって突出する突出部124とを含む。突出部124はヘッド重心CGよりもフェース側に位置している。突出部124は、そのトウ側部分及びヒール側部分の少なくとも一方の肉厚がその中央部分の肉厚よりも大きい。又は、突出部124は、トウ-ヒール方向における中央部分が欠落している。内部重量部120は、ソール部108と一体成形されていてもよいし、ソール部108とは別の部材であってもよい。【選択図】図6

Description

本開示は、ゴルフクラブヘッドに関する。
低重心の観点から、ソール部の内面に重量部が設けられたゴルフクラブヘッドが提案されている。特許第6645569号公報は、ソール部の内面にリーディングエッジに沿って延びる重量部が設けられた中空のゴルフクラブヘッドを開示する。
特許第6645569号公報
本発明者は、ソール部の内面に設けられた重量部に係る新規な構造により、新たな効果が得られることを見出した。
本開示は、新たな効果を奏する新構造の重量部を備えたゴルフクラブヘッドを提供する。
一つの態様では、ゴルフクラブヘッドは、フェース部と、ソール部と、前記ソール部の前記内面に設けられ前記フェース部から離間して位置する内部重量部と、を有している。前記内部重量部は、基部と、前記ソール部の内面から離間しつつ前記基部からフェース側に向かって突出する突出部とを含む。前記突出部は、ヘッド重心よりもフェース側に位置している。前記突出部は、そのトウ側部分及びヒール側部分の少なくとも一方の肉厚がその中央部分の肉厚よりも大きいか、又は、そのトウ-ヒール方向における中央部分が欠落している。
一つの側面として、新たな効果を奏する新構造の重量部を備えたゴルフクラブヘッドが提供されうる。
図1は、第1実施形態のゴルフクラブヘッドの平面図である。 図2は、図1のヘッドの斜視図である。 図3は、図1のヘッドのボディ部材の斜視図である。 図4は、図3のボディ部材の正面図である。 図5は、図3のボディ部材を示し、図4とは見る角度を少し変えた図である。 図6(a)は図1のA-A線に沿った断面図であり、図6(b)は図1のB-B線に沿った断面図であり、図6(c)は図1のC-C線に沿った断面図である。 図7は、図6(b)の拡大図である。 図8は、図7の部分拡大図である。 図9は、図1のD-D線に沿った断面図である。 図10は、図1のE-E線に沿った断面図である。 図11は、第1実施形態の変形例の断面図である。 図12は、第2実施形態のゴルフクラブヘッドの平面図である。 図13は、図12のヘッドのボディ部材の斜視図である。 図14は、図13のボディ部材の正面図である。 図15(a)は図12のA-A線に沿った断面図であり、図15(b)は図12のB-B線に沿った断面図であり、図15(c)は図12のC-C線に沿った断面図である。 図16は、図12のD-D線に沿った断面図である。 図17は、図12のE-E線に沿った断面図である。 図18は、第3実施形態のゴルフクラブヘッドの平面図である。 図19は、図18のヘッドのボディ部材の斜視図である。 図20は、図19のボディ部材の正面図である。 図21(a)は図18のA-A線に沿った断面図であり、図21(b)は図18のB-B線に沿った断面図であり、図21(c)は図18のC-C線に沿った断面図である。 図22は、図18のD-D線に沿った断面図である。 図23は、図18のE-E線に沿った断面図である。 図24は、第4実施形態のゴルフクラブヘッドの平面図である。 図25は、図24のヘッドのボディ部材の斜視図である。 図26は、図25のボディ部材の正面図である。 図27(a)は図24のA-A線に沿った断面図であり、図27(b)は図24のB-B線に沿った断面図であり、図27(c)は図24のC-C線に沿った断面図である。 図28は、図24のD-D線に沿った断面図である。 図29は、図24のE-E線に沿った断面図である。 図30は、基準状態について説明するための概念図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態が詳細に説明される。
本願では、基準状態、基準垂直面、トウ-ヒール方向、フェース-バック方向、上下方向、及び、フェースセンターが定義される。
所定のライ角で接地平面GP上にヘッドが載置された状態が、基準状態とされる。図30が示すように、この基準状態では、接地平面GPに対して垂直な平面VPに、シャフト軸線Zが含まれている。シャフト軸線Zは、ヘッドにシャフトが装着されたときの、当該シャフトの中心線である。通常、シャフト軸線Zは、ホーゼル孔の中心線である。前記平面VPが、基準垂直面とされる。所定のライ角は、例えば製品カタログに掲載されている。
この基準状態では、フェースセンターにおける打撃フェースの法線が、基準垂直面VPに垂直で且つ接地平面GPに垂直な平面に含まれるように、打撃フェースの向きが決定される。すなわち、上側から見た平面視において、フェースセンターにおける打撃フェースの法線が、基準垂直面VPに対して垂直とされる。
本願においてトウ-ヒール方向とは、前記基準垂直面VPと前記接地平面GPとの交線NLの方向である(図30参照)。
本願においてフェース-バック方向とは、前記トウ-ヒール方向に対して垂直であり且つ前記接地平面GPに対して平行な方向である。
本願において上下方向とは、前記トウ-ヒール方向に対して垂直であり且つ前記フェース-バック方向に対して垂直な方向である。換言すれば、本願において上下方向とは、前記接地平面GPに対して垂直な方向である。
本願において、フェースセンターFcは次のように決定される。まず、上下方向およびトウ-ヒール方向において、打撃フェースの概ね中央付近の任意の点Prが選択される。次に、この点Prを通り、当該点Prにおける打撃フェースの法線方向に沿って延び、かつトウ-ヒール方向に平行な平面が決定される。この平面と打撃フェースとの交線を引き、その中点Pxが決定される。次に、この中点Pxを通り、当該点Pxにおける打撃フェースの法線方向に沿って延び、かつ上下方向に平行な平面が決定される。この平面と打撃フェースとの交線を引き、その中点Pyが決定される。次に、この中点Pyを通り、当該点Pyにおける打撃フェースの法線方向に沿って延び、かつトウ-ヒール方向に平行な平面が決定される。この平面と打撃フェースとの交線を引き、その中点Pxが新たに決定される。次に、この新たな中点Pxを通り、当該点Pxにおける打撃フェースの法線方向に沿って延び、かつ上下方向に平行な平面が決定される。この平面と打撃フェースとの交線を引き、その中点Pyが新たに決定される。この工程を繰り返して、Px及びPyが順次決定される。この工程の繰り返しの中で、新たな中点Pyとその直前の中点Pyとの間の距離が最初に0.5mm以下となったときの当該新たな位置Py(最後の位置Py)が、フェースセンターFcである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のゴルフクラブヘッド100の平面図であり、図2はヘッド100の斜視図であり、図3はヘッド100のボディ部材100bの斜視図であり、図4はボディ部材100bの正面図である。図5はボディ部材100bを示し、図4よりも少し視点を下げた図である。図6(a)は、図1のA-A線に沿った断面図である。図6(b)は、図1のB-B線に沿った断面図である。B-B線の位置には、ヘッドの重心が存在する。図6(c)は、図1のC-C線に沿った断面図である。
図6(a)、図6(b)及び図6(c)は、フェース-バック方向に沿った断面図である。フェース-バック方向に沿った断面図が、本願において縦断面図とも称される。前記基準状態において、縦断面図は、フェース-バック方向に平行で且つ接地平面GPに垂直な平面に沿った断面図である。
ヘッド100は、フェース部104、クラウン部106、ソール部108及びホーゼル部110を有する。ソール部108は、外面108aと内面108bとを有する。ホーゼル部110は、外部に露出する露出部110aと、ヘッド100の内部に位置する内部延在部110bとを有する。また、ホーゼル部110は、ホーゼル孔112を有する。ホーゼル孔112は、露出部110aの上端で開口し、露出部110aから内部延在部110bまで連続して延びている。フェース部104は、打撃フェース104aを有する。打撃フェース104aは、フェース部104の外面である。ヘッド100は、クラウン部106とソール部108との間に延びるスカート部(サイド部)を有していても良い。なお、打撃フェースは、単にフェースとも称される。
ヘッド100は、中空ヘッドである。ヘッド100は、ウッド型ヘッドである。ヘッド100は、フェアウェイウッド型ヘッドである。ヘッド100は、ハイブリッド型ヘッドであってもよい。ヘッド100は、ドライバーヘッドであってもよい。
部品の観点では、ヘッド100は、フェース部材100aとボディ部材100bとを有する。フェース部材100aはボディ部材100bに溶接されている。仕上げ研磨及び塗装が施されたヘッド100では、フェース部材100aとボディ部材100bとの境界は視認されない。図6(a)、図6(b)及び図6(c)には、フェース部材100aとボディ部材100bとの境界k1が示されている。
図6(a)、図6(b)及び図6(c)の断面図において、境界k1よりもフェース側の部分が、フェース部材100aである。フェース部材100aは、全体としてカップ状の形状を呈する。このようなフェース部材100aは、カップフェースとも称される。フェース部材100aは、フェース部104の全体と、クラウン部106の一部と、ソール部108の一部とを有する。フェース部材100aは、フェース部104を形成する主部と、この主部の周縁から後方に延びる後方延在部とを有している。この主部の外面がフェース部104であり、この後方延在部がクラウン部106の一部及びソール部108の一部を構成している。
フェース部材100aの材料は、金属である。この金属として、ステンレス鋼、マレージング鋼、チタン合金、アルミニウム合金及びマグネシウム合金が例示される。フェース部材100aの一部又は全部が、非金属により形成されていてよい。例えば、フェース部材100aの一部又は全部が、炭素繊維強化樹脂で形成されていてもよい。
ボディ部材100bの材料は、金属である。この金属として、ステンレス鋼、マレージング鋼、チタン合金、アルミニウム合金及びマグネシウム合金が例示される。ボディ部材100bの一部又は全部が、非金属により形成されていてよい。例えば、ボディ部材100bの一部又は全部が、炭素繊維強化樹脂で形成されていてもよい。
図7は、図6(b)の拡大図である。図8は、図7の一部を示す拡大図である。
ヘッド100は、内部重量部120を有する。ボディ部材100bが、内部重量部120を有する。内部重量部120は、ソール部108の内側に設けられている。内部重量部120は、ソール部108の内面108bに設けられている。
内部重量部120は、ソール部108と一体である。内部重量部120は、ソール部108と一体成形されている。内部重量部120は、ボディ部材100bと一体である。内部重量部120を含むボディ部材100bの全体が、一体成形されている。ボディ部材100bの成形方法は、鋳造である。ボディ部材100bは、ロストワックス精密鋳造により成形されている。内部重量部120は、ソール部108とは別の部材であってもよい。内部重量部120は、ボディ部材100bとは別に成形されてもよい。内部重量部120は、単独で成形されて、ソール部108に固定されてもよい。この固定の方法として、溶接、圧入、ネジ留め及び接着が例示される。
内部重量部120は、フェース部104よりもバック側に位置する。内部重量部120は、フェース部104から離間して位置する。
内部重量部120は、基部122と、基部122からフェース側に向かって突出する突出部124とを有する。基部122は、ソール部108の内面108bから上側に突出している。基部122は、内面108aと一体である。
突出部124は、ヘッド重心CGよりもフェース側に位置している(図7参照)。突出部124の全体が、ヘッド重心CGよりもフェース側に位置している。
図7が示すように、内部重量部120とソール部108とで、フェース側に解放された凹部r1が形成されている。縦断面において、凹部r1を形成する断面線上における最もバック側の点b1が定まる。更に、縦断面において、この点b1を通り上下方向に沿った直線L1が定まる。更に、この直線L1と内部重量部120の上面との交点b2が定まる。点b1と点b2とを結ぶ線分が、基部122と突出部124との境界とされうる。
突出部124は、上面124aと、下面124bとを有する。更に、突出部124は、前端面124cを有する。前端面124cは、突出部124のフェース側の端面である。前端面124cは、上面124aの前縁と下面124bの前縁との間に延びている。前端面124cは、無くてもよい。例えば、突出部124の先端が尖っている場合、前端面124cは形成されない。
上面124aは、フェース部104に近づくにつれて上側となるように傾斜している。下面124bは、フェース部104に近づくにつれて上側となるように傾斜している。上面124aは、下面124bに対して平行である。上面124aは、下面124bに対して平行でなくてもよい。
基部122は、上面122aを有する。上面122aは、フェース部104に近づくにつれて上側となるように傾斜している。上面122aは、平面であってもよいし、曲面であってもよい。本実施形態では、上面122aは、単一の平面である。上面122aは、ソール部108の内面108bに到達することで、バック側において終端している。上面122aは、突出部124に近づくにつれて上側となるように傾斜している。上面122aと上面124aとを含む、内部重量部120の上面の全体が、フェース部104に近づくにつれて上側となるように傾斜している。内部重量部120では、上面122aと上面124aとが面一である。上面122aと上面124aとが単一の平面を形成している。上面122aと上面124aとは、面一でなくてもよい。
図7が示すように、内部重量部120は、立ち上がり面120dを有する。立ち上がり面120dは、前述した凹部r1において底面を構成している。図5の視点では、立ち上がり面120dが見える
図6(a)、図6(b)及び図6(c)を参照して、内部重量部120は、トウ側部分120Tと、ヒール側部分120Hと、中央部分120Mとを有する。トウ側部分120Tは、中央部分120Mのトウ側に位置する。トウ側部分120Tは、中央部分120Mに隣接している。ヒール側部分120Hは、中央部分120Mのヒール側に位置する。ヒール側部分120Hは中央部分120Mに隣接している。中央部分120Mは、トウ側部分120Tとヒール側部分120Hとの間に位置する。トウ側部分120Tの全体が、フェースセンターFcよりもトウ側に位置する。ヒール側部分120Hの全体が、フェースセンターFcよりもヒール側に位置する。中央部分120Mのトウ-ヒール方向範囲は、フェースセンターFcのトウ-ヒール方向位置を含む。
突出部124のトウ側部分(トウ突出部124T)は、第1の肉厚t1を有する。突出部124のヒール側部分(ヒール突出部124H)は、第2の肉厚t2を有する。突出部124の中央部分(中央突出部124M)は、第3の肉厚t3を有する。第3の肉厚t3は、第1の肉厚t1及び第2の肉厚t2の少なくとも一方よりも小さい。本実施形態では、第3の肉厚t3は、第1の肉厚t1よりも小さく、且つ、第2の肉厚t2よりも小さい。本実施形態では、第2の肉厚t2が第1の肉厚t1よりも大きい。肉厚t1、t2及びt3は、上面124aの法線に沿って測定されうる。
本開示では、第1の肉厚t1、第2の肉厚t2及び第3の肉厚t3との用語を用いるが、これらは互いに相違していなくてもよい。例えば、第1の肉厚t1と第3の肉厚t3とは同じであってもよい。なお、後述の通り、中央部分120Mにおいて、突出部124は無くてもよい。
突出部124は、トウ突出部124Tと、ヒール突出部124Hと、中央突出部124Mとを有する。トウ突出部124Tは、突出部124のトウ側部分である。トウ突出部124Tは、トウ側部分120Tに属している。ヒール突出部124Hは、突出部124のヒール側部分である。ヒール突出部124Hは、ヒール側部分120Hに属している。中央突出部124Mは、突出部124のトウ側部分とヒール側部分との間の部分である。中央突出部124Mは、中央部分120Mに属している。トウ突出部124Tは、中央突出部124Mのトウ側に位置する。トウ突出部124Tは、中央突出部124Mに隣接している。ヒール突出部124Hは、中央突出部124Mのヒール側に位置する。ヒール突出部124Hは中央突出部124Mに隣接している。上述の通り、中央突出部124Mは、無くてもよい。
図3がよく示すように、上面122a及び上面124aは、トウ側の段差126と、ヒール側の段差128とを有する。ヒール側の段差128の高さは、トウ側の段差126の高さよりも大きい。これらの高さは、上下方向に沿って測定されうる。トウ側の段差126及びヒール側の段差128は、無くてもよい。
突出部124の肉厚の相違により、内部重量部120は、トウ側部分120Tと、ヒール側部分120Hと、中央部分120Mとに区分けされうる。本実施形態では、トウ側の段差126の下縁126aが、トウ側部分120Tと中央部分120Mとの境界となりうる。また、ヒール側の段差128の下縁128aは、ヒール側部分120Hと中央部分120Mとの境界となりうる。なお、段差126及び段差128は、無くてもよい。
中央突出部124Mにおける上面124aは、トウ突出部124T及びヒール突出部124Hの少なくとも一方における上面124aよりも下方に位置する。本実施形態では、中央突出部124Mにおける上面124aは、トウ突出部124Tにおける上面124aよりも下方に位置し、且つ、ヒール突出部124Hにおける上面124aよりも下方に位置する。
図9は、図1のD-D線に沿った断面図である。図9は、突出部124が存在する位置での、トウ-ヒール方向に沿った断面である。図10は、図1のE-E線に沿った断面図である。図10は、基部122が存在する位置での、トウ-ヒール方向に沿った断面である。
図10が示すように、基部122は、トウ基部122Tと、ヒール基部122Hと、中央基部122Mとを有する。トウ基部122Tは、トウ突出部124T(突出部124のトウ側部分)のバック側に位置する。ヒール基部122Hは、ヒール突出部124H(突出部124のヒール側部分)のバック側に位置する。中央基部122Mは、中央突出部124M(突出部124の中央部分)のバック側に位置する。トウ基部122Tは、中央基部122Mのトウ側に位置する。トウ基部122Tは、中央基部122Mに隣接している。ヒール基部122Hは、中央基部122Mのヒール側に位置する。ヒール基部122Hは、中央基部122Mに隣接している。中央基部122Mは、トウ基部122Tとヒール基部122Hとの間に位置する。
図6(a)が示すように、トウ基部122Tは、第4の肉厚t4を有する。図6(c)が示すように、ヒール基部122Hは、第5の肉厚t5を有する。図6(b)及び図7が示すように、中央基部122Mは、第6の肉厚t6を有する。肉厚t4、t5及びt6は、上面122aに垂直な方向に沿って測定されうる。肉厚t4、t5及びt6は、仮想境界面(後述)から上面122aまでの厚みとされうる。すなわち、縦断面において、肉厚t4、t5及びt6の下側の始点は、直線L2(又は直線L1)とされうる。直線L2及びL1については、後述される。
第5の肉厚t5の平均値は、第6の肉厚t6の平均値よりも大きい。第4の肉厚t4の平均値は、第6の肉厚t6の平均値よりも大きい。第5の肉厚t5の平均値は、第4の肉厚t4の平均値よりも大きい。これらの平均値は、体積と上面の表面積とから算出されうる。例えば、トウ基部122Tの体積がV1であり、トウ基部122Tにおける上面122aの表面積がS1であるとき、第4の肉厚t4の平均値は、V1/S1とされうる。ヒール基部122Hの体積は、トウ基部122Tの体積よりも大きい。
肉厚t5の平均値が肉厚t6の平均値よりも大きく、肉厚t4の平均値が肉厚t6の平均値よりも大きい。基部122の重量がトウ側及びヒール側に配分されることで、ヘッド100の左右慣性モーメントが増大し、高反発エリアが拡大されうる。肉厚t5の平均値が肉厚t4の平均値よりも大きい。基部122の重量がヒール側に配分されることで、ヘッド100の重心距離が短くなり、つかまりが向上しうる。ヘッド100では、スイートスポットSSは、フェースセンターFcよりもヒール側に位置する。
肉厚t5の最大値が肉厚t6の最大値よりも大きく、肉厚t4の最大値が肉厚t6の最大値よりも大きい。このため、ヘッド100の左右慣性モーメントが増大し、高反発エリアが拡大されうる。肉厚t5の最大値が肉厚t4の最大値よりも大きい。このため、ヘッド100の重心距離が短くなり、つかまりが向上しうる。
図9において両矢印d1で示されるのは、突出部124の下面124bと、ソール部108の内面108bとの距離である。この距離d1は、内面108bの法線に沿って測定される。この距離d1は、対向距離とも称される。対向距離d1は、トウ-ヒール方向に沿った断面において測定される。
図9が示すように、トウ-ヒール方向に沿った断面において、突出部124の下面124bは、ソール部108の内面108bに沿うように形成されている。当該断面における対向距離d1の最大値がd1maxとされ、最小値がd1minとされる。この場合、[(d1max-d1min)/d1max]が0.6以下である場合に、ソール部108の内面108bに沿うように形成されていると判断されうる。[(d1max-d1min)/d1max]は、0.60以下が好ましく、0.55以下がより好ましく、0.50以下がより好ましい。低重心の観点から、d1maxは、8mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましく、6mm以下がより好ましい。突出部124をソール部108の内面108bから離す観点から、d1maxは、1mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましく、2mm以上がより好ましい。このトウ-ヒール方向に沿った断面の、フェース-バック方向位置は限定されない。例えば、この断面のフェース-バック方向位置は、突出部124のフェース-バック方向中心位置CPとされうる。ヘッド重心CGを含む縦断面において、突出部124の最前方点P4が定まる(図8参照)。最前方点P4と第1接点P1との間をフェースバック方向において2等分する位置が、このフェース-バック方向中心位置CPとされうる。
本実施形態の下面124bでは、トウ突出部124Tにおいてトウ側に行くにつれて上側となる第1平面部130が形成され、中央突出部124Mにおいてトウ-ヒール方向に略平行な第2平面部132が形成され、ヒール突出部124Hにおいてヒール側に行くにつれて上側となる第3平面部134が形成されている。下面124bは、複数の平面で構成されているが、曲面である内面108bに沿うように形成されている。
トウ-ヒール方向に沿った断面は、フェース-バック方向の各位置において定まる。フェース-バック方向における少なくとも1つの位置において、下面124bが内面108bに沿うように形成されているのが好ましい。この位置の一例が、前述した中心位置CPである。フェース-バック方向におけるあらゆる位置において、下面124bが内面108bに沿うように形成されているのが更に好ましい。
図9が示すように、ヒール突出部124Hは、ホーゼル部110の内部延在部110bに繋がっている。この構成により、突出部124をよりヒール側に配置することができ、重心距離を小さくすることができる。重心距離を小さくすることで、フェースローテーションが促進され、つかまりが良いヘッドとすることができる。
「つかまりが良い」とは、インパクトでフェース10aが開きにくいことを意味する。つかまりが良いヘッドでは、インパクトでフェース10aがスクエアか又は若干閉じた状態となりやすい。つかまりが良いヘッドでは、ヘッドのエネルギーがボールに効率よく伝達され、強い弾道で飛距離が増加しうる。重心距離とは、シャフト軸線とヘッド重心との距離である。
ヒール突出部124Hが内部延在部110bに繋がっていることで、ヒール突出部124Hの振動が抑制される。このため、中央突出部124Mが薄くされた場合であっても、突出部124の振動が抑制されうる。この振動の抑制は、突出部124及び内部重量部120の耐久性を高める。また、この振動の抑制は、打球感の向上に寄与しうる。突出部124の振動が手に伝達されると、打球感が悪化しうる。この振動が抑制されることで、打球感が向上しうる。
前述の通り、本実施形態では、突出部124のヒール側部分(ヒール突出部124H)の肉厚t2が、突出部124のトウ側部分(トウ突出部124T)の肉厚t1よりも大きい。この構成により、ヘッド100の重心距離が小さくされうる。重心距離を小さくすることで、フェースローテーションが促進され、つかまりが良いヘッドとすることができる。
ヒール突出部124Hの体積は、トウ突出部124Tの体積よりも大きい。この構成により、ヘッド100の重心距離が小さくされうる。重心距離が小さくされることで、つかまりが良いヘッドとすることができる。
図8は、図7の一部が拡大された断面図である。図8は、円Aの内部が拡大された拡大部を有する。
内部重量部120とソール部108の内面108bとのフェース側における接点が第1接点P1とされる。内部重量部120と内面108bとのフェース側の境界部において、角の頂点又は曲率半径が最小である点が、第1接点P1となりうる。曲率半径が最小である部分が点でなく円弧である場合、当該円弧のフェース側の端点が第1接点P1となりうる。図8が示すように、本実施形態では、第1接点P1は、曲率半径が最小である部分が円弧であり、この円弧のフェース側の端点が第1接点P1である。第1接点P1は、縦断面において決定される。
内部重量部120とソール部108の内面108bとのバック側における接点が第2接点P2とされる。内部重量部120と内面108bとのバック側の境界部において、角の頂点又は曲率半径が最小である点が、第2接点P2となりうる。曲率半径が最小である部分が点でなく円弧である場合、当該円弧のバック側の端点が第2接点P2となりうる。図8が示すように、本実施形態では、第2接点P2は、角の頂点である。第2接点P2は、縦断面において決定される。
内部重量部120がボディ部材100bとは別に成形されている場合、基部122はとソール部108とを区切る境界面が存在しうる。本実施形態では、基部122は、ソール部108と一体であり、この境界面は存在しない。この場合、基部122とソール部108とを区切る仮想境界面が定義されうる。縦断面は、トウ-ヒール方向のあらゆる位置において設定されうる。各縦断面において、第1接点P1と第2接点P2とを結ぶ線分L2が決定されうる(図8参照)。この線分L2の集合が、前記仮想境界面とされうる。この仮想境界面により、内部重量部120をソール部108から区分けすることができる。前記境界面又は前記仮想境界面により、独立した内部重量部120を画定することができる。この結果、例えば、基部122の体積及び基部122の肉厚が決定されうる。
図8において両矢印s1で示されるのは、第1接点P1におけるソール部8の肉厚である。肉厚s1は、上下方向に沿って測定される。本願では、ソール部8の肉厚は、上下方向に沿って測定される。
ソール部108は、肉厚がs1よりも大きいソール前方部108cを有する。ソール前方部108cは、第1接点P1よりもフェース側に位置する。本実施形態では、ソール前方部108cは第1接点P1に隣接している。ソール前方部108cが第1接点P1から離れていてもよい。
肉厚がs1よりも大きいソール前方部108cは、第1接点P1からフェース側に延び、少なくとも境界k1まで延びている。ソール前方部108cのフェース-バック方向長さは限定されない。
ソール部108は、第1薄肉部108dを有する。第1接点P1での肉厚s1がソール前方部108cの肉厚よりも小さくされることで、第1接点P1の位置に第1薄肉部108dが形成されている。第1接点P1におけるソール部108が、第1薄肉部108dと称される。ソール部108は、第1接点P1の位置に、ソール前方部108cよりも薄い第1薄肉部108dを有する。第1薄肉部108dが形成されているか否かは、縦断面において判断される。トウ-ヒール方向の位置によって、第1薄肉部108dの肉厚s1は相違しうる。
本実施形態では、第1薄肉部108dは、第1接点P1から境界k1までの範囲において、最も薄い。本実施形態では、第1薄肉部108dは、第1接点P1からリーディングエッジLeまでの範囲において、最も薄い。
ソール部108は、肉厚移行部108eを有する。肉厚移行部108eでは、第1接点P1に近づくにつれて肉厚が連続的に減少している。肉厚移行部108eは、上面140を有する。上面140は、ソール部108の内面108bの一部である。上面140は、第1接点P1に近づくにつれて下側にいくように傾斜している。図8の実施形態では、第1接点P1から地点P3までが、肉厚移行部108eである。地点P3は、ソール前方部108cに位置する。地点P3は、肉厚移行部108eの上面140における最もフェース側の点である。本実施形態では、肉厚移行部108eの全体において、その厚みが前記厚みs1以上である。肉厚移行部108eが、厚みs1よりも薄い部分を有していてもよい。
本実施形態では、肉厚移行部108eが第1接点P1に接している。肉厚移行部108eが第1接点P1から開始されている。第1接点P1と肉厚移行部108eとが離間していてもよい。例えば、第1接点P1と肉厚移行部108eとの間に、肉厚が一定の部分があってもよい。例えば、第1接点P1と肉厚移行部108eとの間に、第1接点P1に近づくにつれて肉厚が増加する部分があってもよい。第1接点P1と肉厚移行部108eとの間に、肉厚がs1よりも薄い部分があってもよい。
肉厚移行部108eは、第1薄肉部108dへの応力集中の緩和に寄与する。また、肉厚移行部108eは、地点P3での肉厚よりも薄いため、打撃時におけるフェース部104の変形を大きくするのに寄与する。これらは、肉厚移行部108eと第1薄肉部108dとの相乗効果である。
肉厚移行部108eは、第1接点P1の近傍に設けられている。肉厚移行部108eが第1接点P1の近傍に位置することで、前記相乗効果が高まる。この「近傍」とは、第1接点P1からの距離が5mm以内であることを意味しうる。この距離は、フェース-バック方向に沿って測定される。図8において両矢印W1で示されるのは、地点P3と第1接点P1との距離である。第1薄肉部108dと肉厚移行部108eとの相乗効果の観点から、距離W1は、5mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましく、3mm以下がより好ましい。この距離W1は、フェース-バック方向に沿って測定される。
図8において両矢印W2で示されるのは、肉厚移行部108eの幅である。幅W2は、フェース-バック方向に沿って測定される。本実施形態では、幅W2が距離W1に等しい。幅W2は距離W1と相違していてもよい。
第1薄肉部108dにおける応力集中を緩和すると共に、フェース部104の変形を大きくする観点から、幅W2は、0.6mm以上が好ましく、0.8mm以上がより好ましく、1.0mm以上がより好ましい。幅W2が過大であると、上面140の傾斜角が過小となり、応力集中の緩和効果が減少しうる。この観点から、幅W2は、5mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましく、3mm以下がより好ましい。
図6(b)、図7及び図8が示すように、第1薄肉部108dは、中央部分120Mのフェース側に形成されている。換言すれば、第1薄肉部108dは、突出部124の中央部分(中央突出部124M)が存在するトウ-ヒール方向範囲に形成されている。肉厚移行部108eも、中央部分120Mのフェース側に形成されている。これらの第1薄肉部108d及び肉厚移行部108eは、フェース部104の中央領域における反発性能を高めうる。図6(a)が示すように、第1薄肉部108dは、トウ側部分120Tのフェース側には形成されていない。換言すれば、第1薄肉部108dは、突出部124のトウ側部分(トウ突出部124T)が存在するトウ-ヒール方向範囲には形成されていない。肉厚移行部108eも、トウ側部分120Tのフェース側には形成されていない。図6(c)が示すように、第1薄肉部108dは、ヒール側部分120Hのフェース側には形成されていない。換言すれば、第1薄肉部108dは、突出部124のヒール側部分(ヒール突出部124H)が存在するトウ-ヒール方向範囲には形成されていない。肉厚移行部108eも、ヒール側部分120Hのフェース側には形成されていない。トウ側及びヒール側に薄肉部分が形成されないことで、左右慣性モーメントが向上しうる。
ヘッド重心CGを含む縦断面において、内部重量部120のバック側の端は、ヘッド重心CGよりもバック側に位置する(図7参照)。本実施形態では、内部重量部120のバック側の端は、第2接点P2である。一方、前述の通り、突出部124の重心は、ヘッド重心CGよりもフェース側に位置する。また、内部重量部120の重心は、ヘッド重心CGよりもフェース側に位置する。図7が示すように、基部122では、上面122aがバック側に行くほど低くなるように傾斜した部分が、ヘッド重心CGよりもバック側まで延在している。この構成により、ヘッド100の下側により多くの重量が配分されうる。一方、突出部124の重心をヘッド重心CGよりもフェース側とすることで、重心深度が小さくなる。これらの相乗効果で、スイートスポットSSの位置が低くされている。この効果は、内部重量部120の重心をヘッド重心CGよりもフェース側とすることで、更に高められている。この効果は、基部122の重心をヘッド重心CGよりもフェース側とすることで、更に高められている。
図6(a)、図6(b)及び図6(c)を参照して、突出部124の下面124bとソール部108の内面108bとは、アンダーカットが形成されないように対向している。すなわち、下面124bと内面108bとの間で抜け勾配が形成されているか、又は、下面124bと内面108bとが平行である。本実施形態では、抜け勾配が形成されている。すなわち、下面124bと内面108bとの間隔は、前記凹部r1の開口に近づくにつれて連続的に増加している。よって、ソール部108と内部重量部120との一体成形において、金型を抜くことが容易となる。ロストワックス精密鋳造が採用されている場合、ワックスの成形において、金型を抜くことが容易となる。アンダーカットが形成される場合、当該アンダーカットに対応するために金型を分割する必要が生じうるが、この分割が回避されうる。
図8の拡大部を参照して、突出部124の下面124bと肉厚移行部108eの上面140とは、アンダーカットが形成されないように対向している。すなわち、下面124bと上面140との間で抜け勾配が形成されているか、又は、下面124bと上面140とが平行である。本実施形態では、抜け勾配が形成されている。すなわち、下面124bと上面140との間隔は、前記凹部r1の開口に近づくにつれて連続的に増加している。よって、ソール部108と内部重量部120との一体成形において、金型を抜くことが容易となる。ロストワックス精密鋳造が採用されている場合、ワックスの成形において、金型を抜くことが容易となる。アンダーカットが形成される場合、当該アンダーカットに対応するために金型を分割する必要が生じうるが、この分割が回避されうる。
図11は、第1実施形態の変形例であるヘッド150の縦断面図である。図11の断面の位置は、図1のB-B線の位置と同じである。突出部124の上面124aの傾斜角度を除き、ヘッド150は、ヘッド100と同じである。
ヘッド150でも、上面124aは、フェース部104に近づくにつれて上側となるように傾斜している。しかし、ヘッド150では、上面124aが、下面124bと平行ではない。上面124aは、フェース部104に近づくにつれて突出部124の肉厚が小さくなるように傾斜している。突出部124には、先端に近づくにつれてその肉厚が薄くなるテーパーが形成されている。この構成により、ソール部108と内部重量部120との一体成形において、金型を抜くことが一層容易となる。
ヘッド150のように、突出部124の厚みが変化している場合、第1の肉厚t1、第2の肉厚t2及び第3の肉厚t3は、平均値と解釈されうる。この平均値は、体積と上面の表面積とから算出されうる。例えば、トウ突出部124Tの体積がVaであり、トウ突出部124Tにおける上面124aの表面積がSaであるとき、第1の肉厚t1の平均値は、Va/Saとされうる。
図4において両矢印HAで示されるのは、インパクトエリアである。フェースセンターFcからトウ側に0.84インチ(21.335mm)隔てた位置が、T20である。フェースセンターFcからヒール側に0.84インチ隔てた位置が、H20である。位置T20から位置H20までの領域が、インパクトエリアHAである。インパクトエリアHAの長さ(トウ-ヒール方向長さ)は、1.68インチである。
本実施形態では、中央部分120Mの全体が、インパクトエリアHAに存在する。中央基部122Mの全体が、インパクトエリアHAに存在する。中央突出部124Mの全体が、インパクトエリアHAに存在する。
高反発エリアをトウ-ヒール方向に拡大する観点から、第1薄肉部108dは、トウ側からヒール側まで延びて横延在部108fを形成しているのが好ましい。インパクトエリアHAの80%以上に、第1薄肉部108dが設けられているのが好ましい。すなわち、インパクトエリアHAに存在する横延在部108fのトウ-ヒール方向長さは、インパクトエリアHAの長さの80%以上であるのが好ましい。この構成により、打撃確率が高いフェース領域で、反発性能が向上しうる。
インパクトエリアHAでの反発性能を高めつつ、左右慣性モーメントを高める観点から、横延在部108fの全体がインパクトエリアHAに設けられているのが好ましい。左右慣性モーメントを高める観点からは、インパクトエリアHAのトウ側及びヒール側に第1薄肉部108dが形成されていないのが好ましい。左右慣性モーメントを高める観点からは、横延在部108fのトウ側に第1薄肉部108dは形成されていないのが好ましく、横延在部108fのヒール側に第1薄肉部108dは形成されていないのが好ましい。左右慣性モーメントを高める観点からは、横延在部108fよりもトウ側における肉厚s1は、横延在部108fにおける肉厚s1よりも大きいのが好ましい。左右慣性モーメントを高める観点からは、横延在部108fよりもヒール側における肉厚s1は、横延在部108fにおける肉厚s1よりも大きいのが好ましい。
トウ側部分120Tは、位置T20よりもトウ側の部分を有している。トウ基部122Tは、位置T20よりもトウ側の部分を有している。トウ突出部124Tは、位置T20よりもトウ側の部分を有している。ヒール側部分120Hは、位置H20よりもヒール側の部分を有している。ヒール基部122Hは、位置H20よりもヒール側の部分を有している。ヒール突出部124Hは、位置H20よりもヒール側の部分を有している。これらの構成は、左右慣性モーメントの向上に寄与している。
[第2実施形態]
図12は、第2実施形態のゴルフクラブヘッド200の平面図であり、図13はヘッド200のボディ部材200bの斜視図であり、図14はボディ部材200bの正面図である。図15(a)は、図12のA-A線に沿った縦断面図である。図15(b)は、図12のB-B線に沿った縦断面図である。図15(c)は、図12のC-C線に沿った縦断面図である。外観上、ヘッド200は、ヘッド100と同じである。
ヘッド200は、フェース部204、クラウン部206、ソール部208及びホーゼル部210を有する。ソール部208は、外面208aと内面208bとを有する。ホーゼル部210は、外部に露出する露出部210aと、ヘッド200の内部に位置する内部延在部210bとを有する。また、ホーゼル部210は、ホーゼル孔212を有する。フェース部204は、打撃フェース204aを有する。
部品の観点では、ヘッド200は、フェース部材200aとボディ部材200bとを有する。フェース部材200aはボディ部材200bに溶接されている。図15(a)、図15(b)及び図15(c)には、フェース部材200aとボディ部材200bとの境界k1が示されている。
ヘッド200は、内部重量部220を有する。ボディ部材200bが、内部重量部220を有する。内部重量部220は、ソール部208の内側に設けられている。内部重量部220は、ソール部208の内面208bに設けられている。
内部重量部220は、ソール部208と一体である。内部重量部220は、ソール部208と一体成形されている。内部重量部220は、ボディ部材200bと一体である。内部重量部220を含むボディ部材200bの全体が、一体成形されている。
内部重量部220は、基部222と、基部222からフェース側に向かって突出する突出部224とを有する。基部222は、ソール部208の内面と一体である。
突出部224は、上面224aと、下面224bとを有する。更に、突出部224は、前端面224cを有する。上面224aは、フェース部204に近づくにつれて上側となるように傾斜している。下面224bは、フェース部204に近づくにつれて上側となるように傾斜している。
基部222は、上面222aを有する。上面222aは、フェース部204に近づくにつれて上側となるように傾斜している。
図15(a)、図15(b)及び図15(c)を参照して、内部重量部220は、トウ側部分220Tと、ヒール側部分220Hと、中央部分220Mとを有する。
突出部224は、トウ突出部224Tと、ヒール突出部224Hとを有する。上述の通り、中央突出部は存在しない。本実施形態では、突出部224を有さない部分が中央部分220Mとされ、この中央部分220Mよりもトウ側の部分がトウ側部分220Tとされ、この中央部分220Mよりもヒール側の部分がヒール側部分220Hとされうる。
図13がよく示すように、上面222aは、トウ側の段差226と、ヒール側の段差228とを有する。トウ側の段差226の下縁226aは、トウ側部分220Tと中央部分220Mとの境界となりうる。ヒール側の段差228の下縁228aは、ヒール側部分220Hと中央部分220Mとの境界となりうる。
トウ突出部224Tは、第1の肉厚t1を有する。ヒール突出部224Hは、第2の肉厚t2を有する。内部重量部220の中央部分220Mが突出部を有さない他は、ヘッド200は、ヘッド100と同じである。
図16は、図12のD-D線に沿った断面図である。図16は、突出部224が存在する位置での、トウ-ヒール方向に沿った断面である。図17は、図12のE-E線に沿った断面図である。図17は、基部222が存在する位置での、トウ-ヒール方向に沿った断面である。基部222は、トウ基部222Tと、ヒール基部222Hと、中央基部222Mとを有する。図17が示すように、基部222は、ヘッド100の基部122と同じである。しかし、図16が示すように、突出部224については、ヘッド100の突出部124と異なり、中央部分が欠落している。
[第3実施形態]
図18は、第3実施形態のゴルフクラブヘッド300の平面図であり、図19はヘッド300のボディ部材300bの斜視図であり、図20はボディ部材300bの正面図である。図21(a)は、図18のA-A線に沿った縦断面図である。図21(b)は、図18のB-B線に沿った縦断面図である。図21(c)は、図18のC-C線に沿った縦断面図である。外観上、ヘッド300は、ヘッド100と同じである。
ヘッド300は、フェース部304、クラウン部306、ソール部308及びホーゼル部310を有する。ソール部308は、外面308aと内面308bとを有する。ホーゼル部310は、ホーゼル孔312を有する。フェース部304は、打撃フェース304aを有する。
部品の観点では、ヘッド300は、フェース部材300aとボディ部材300bとを有する。フェース部材300aはボディ部材300bに溶接されている。図21(a)、図21(b)及び図21(c)には、フェース部材300aとボディ部材300bとの境界k1が示されている。
ヘッド300は、内部重量部320を有する。ボディ部材300bが、内部重量部320を有する。内部重量部320は、ソール部308の内側に設けられている。内部重量部320は、ソール部308の内面308bに設けられている。
内部重量部320は、基部322と、基部322からフェース側に向かって突出する突出部324とを有する。基部322は、ソール部308の内面と一体である。
突出部324は、上面324aと、下面324bとを有する。更に、突出部324は、前端面324cを有する。上面324aは、フェース部304に近づくにつれて上側となるように傾斜している。下面324bは、フェース部304に近づくにつれて上側となるように傾斜している。
基部322は、上面322aを有する。上面322aは、フェース部304に近づくにつれて上側となるように傾斜している。
図21(a)、図21(b)及び図21(c)を参照して、内部重量部320は、トウ側部分320Tと、ヒール側部分320Hと、中央部分320Mとを有する。
図22は、図18のD-D線に沿った断面図である。図22は、突出部324が存在する位置での、トウ-ヒール方向に沿った断面である。図23は、図18のE-E線に沿った断面図である。図23は、基部322が存在する位置での、トウ-ヒール方向に沿った断面である。図22が示すように、突出部324は、トウ突出部324Tと、中央突出部324Mと、ヒール突出部324Hとを有する。図23が示すように、基部322は、トウ基部322Tと、ヒール基部322Hと、中央基部322Mとを有する。内部重量部320のトウ側部分320Tでは、突出部324Tだけでなく、基部322Tも薄くなっている。
図21(a)が示すように、トウ突出部324Tは、第1の肉厚t1を有する。図21(c)が示すように、ヒール突出部324Hは、第2の肉厚t2を有する。図21(b)が示すように、中央突出部324は、第3の肉厚t3を有する。第2の肉厚t2は、第3の肉厚t3よりも大きい。一方、第1の肉厚t1は、第3の肉厚t3と同じである。肉厚t1が肉厚t3と同じである他は、ヘッド300は、ヘッド100と同じである。ヘッド300では、上面324aにおいて、中央突出部324Mとトウ突出部324Tとの境界となりうる段差は無い。内部重量部320において、フェースセンターFcよりもトウ側における任意の位置が、トウ側部分320Tと中央部分320Mとの境界となりうる。
[第4実施形態]
図24は、第4実施形態のゴルフクラブヘッド400の平面図であり、図25はヘッド400のボディ部材400bの斜視図であり、図26はボディ部材400bの正面図である。図27(a)は、図24のA-A線に沿った縦断面図である。図27(b)は、図24のB-B線に沿った縦断面図である。図27(c)は、図24のC-C線に沿った縦断面図である。外観上、ヘッド400は、ヘッド100と同じである。
ヘッド400は、フェース部404、クラウン部406、ソール部408及びホーゼル部410を有する。ソール部408は、外面408aと内面408bとを有する。ホーゼル部410は、ホーゼル孔412を有する。フェース部404は、打撃フェース404aを有する。
部品の観点では、ヘッド400は、フェース部材400aとボディ部材400bとを有する。フェース部材400aはボディ部材400bに溶接されている。図27(a)、図27(b)及び図27(c)には、フェース部材400aとボディ部材400bとの境界k1が示されている。
ヘッド400は、内部重量部420を有する。ボディ部材400bが、内部重量部420を有する。内部重量部420は、ソール部408の内側に設けられている。内部重量部420は、ソール部408の内面408bに設けられている。
内部重量部420は、基部422と、基部422からフェース側に向かって突出する突出部424とを有する。基部422は、ソール部408の内面と一体である。
突出部424は、上面424aと、下面424bとを有する。更に、突出部424は、前端面424cを有する。上面424aは、フェース部404に近づくにつれて上側となるように傾斜している。これに対して、下面424bは、フェース-バック方向に対して略平行に延びている。略平行とは、フェース-バック方向に対する傾斜角度が10°以下であることを意味しうる。
ソール部408の内面408bは、下面424bに対して略平行である。内面408bと下面424bとは、アンダーカットが形成されないように対向している。
基部422は、上面422aを有する。上面422aは、フェース部404に近づくにつれて上側となるように傾斜している。
図27(a)、図27(b)及び図27(c)を参照して、内部重量部420は、トウ側部分420Tと、ヒール側部分420Hと、中央部分420Mとを有する。
図28は、図24のD-D線に沿った断面図である。図28は、突出部424が存在する位置での、トウ-ヒール方向に沿った断面である。図29は、図24のE-E線に沿った断面図である。図29は、基部422が存在する位置での、トウ-ヒール方向に沿った断面である。図28が示すように、突出部424は、トウ突出部424Tと、中央突出部424Mと、ヒール突出部424Hとを有する。図29が示すように、基部422は、トウ基部422Tと、ヒール基部422Hと、中央基部422Mとを有する。
図27(a)が示すように、トウ側突出部424Tは、第1の肉厚t1を有する。図27(c)が示すように、ヒール側突出部424Hは、第2の肉厚t2を有する。図27(b)が示すように、中央突出部424Mは、第3の肉厚t3を有する。トウ突出部424Tは、第1の肉厚t1がフェース部404に近づくにつれて連続的に大きくなる肉厚変化部425Tを形成している。ヒール突出部424Hは、第2の肉厚t2がフェース部404に近づくにつれて連続的に大きくなる肉厚変化部425Hを形成している。中央突出部424Mは、第3の肉厚t3がフェース部404に近づくにつれて連続的に大きくなる肉厚変化部425Mを形成している。突出部424は、その肉厚がフェース部404に近づくにつれて連続的に大きくなる肉厚変化部425を形成している。
第2の肉厚t2は、第3の肉厚t3よりも大きい。第1の肉厚t1は、第3の肉厚t3よりも大きい。第2の肉厚t2は、第1の肉厚t1よりも大きい。肉厚t1、肉厚t2及び肉厚t3が変化している場合、肉厚t1、肉厚t2及び肉厚t3は平均値と解釈されうる。
第2の肉厚t2の最大値は、第3の肉厚t3の最大値よりも大きい。第1の肉厚t1の最大値は、第3の肉厚t3の最大値よりも大きい。第2の肉厚t2の最大値は、第1の肉厚t1の最大値よりも大きい。
図28において両矢印d1で示されるのは、突出部424の下面424bと、ソール部408の内面408bとの距離である。前述の通り、この距離d1は、対向距離とも称される。
図28が示すように、トウ-ヒール方向に沿った断面において、突出部424の下面424bは、ソール部408の内面408bに沿うように形成されている。この断面において、ソール部408の内面408bは、下側に向かって凸となるように曲がっている。この断面において、下面424bも、下側に向かって凸となるように曲がっている。前述の通り、この断面において、対向距離d1の最大値d1max及び、最小値d1minが決定される。本実施形態では、[(d1max-d1min)/d1max]が0.2以下、更には0.15以下、更には0.1以下とされうる。また、d1maxは、3.5mm以下、更には3mm以下、更には2.5mm以下とされうる。
以上に説明された第1実施形態(ヘッド100)、第2実施形態(ヘッド200)、第3実施形態(ヘッド300)及び第4実施形態(ヘッド400)は、以下の作用効果を奏しうる。なお、複数の実施形態に当てはまる説明において、符号が複数となる場合、当該符号の記載が適宜省略されている。
いずれの実施形態も、フェース部から離間した位置に内部重量部を有する。ソール部の内面に内部重量部を設けると、ソール部の剛性が高くなりうる。しかし、フェース部から離間して内部重量部を配置することで、ソール部のフェース近傍部分の剛性が内部重量部によって高まるのを回避することができる。このため、インパクト時に、ソール部のフェース近傍部分が撓みやすくなり、反発性能が向上しうる。また、内部重量部によりヘッド重心CGが低くなり、下打点での反発性能を向上させることができる。下打点とは打点が打撃フェースの下側の領域にあることを意味する。ティーアップされておらず地面に直接置かれたボールの打撃は、下打点となることが多い。下打点での反発性能の向上は、地面に直接置かれたボールの打撃に有利である。
フェース側に向かって延びる突出部により、ヘッド重心CGをヘッド前方(フェース側)に位置させることができる。よって、スイートスポットSSを打撃フェースの下側に位置させることができ、下打点での反発性能を向上させることができる。
なお、スイートスポットSSとは、ヘッド重心CGを通る打撃フェースの法線と打撃フェースとの交点である(図7参照)。ゴルフクラブヘッドはロフト角を有するため、ヘッド重心CGがヘッド前方に位置すると、スイートスポットSSはフェースの下側となりやすい。この傾向は、ロフト角が大きいほど強くなる。
ヘッド100、ヘッド300及びヘッド400では、突出部のトウ側部分及びヒール側部分の少なくとも一方の肉厚が中央部分の肉厚よりも厚い。このため、突出部の重量がトウ側及び/又はヒール側に配分され、ヘッドの左右慣性モーメントを大きくすることができる。よって、打球の方向安定性を向上させつつ、フェース上の高反発エリアを拡大させることができる。左右慣性モーメントとは、ヘッド重心CGを通り上下方向に延びる軸線回りの慣性モーメントである。
ヘッド100及びヘッド400では、突出部のトウ側部分及びヒール側部分の肉厚が中央部分の肉厚よりも厚い。このため、突出部の重量がトウ側及びヒール側に配分され、ヘッドの左右慣性モーメントをより一層大きくすることができる。
ヘッド200では、突出部224は、そのトウ側部分(トウ突出部224T)及びヒール側部分(ヒール突出部224H)が存在するが、そのトウ-ヒール方向における中央部分が欠落している。換言すれば、内部重量部220のトウ側部分220Tが及びヒール側部分220Hが突出部を有しているのに対して、内部重量部220の中央部分220Mは突出部を有していない。このため、突出部の重量がトウ側及びヒール側に配分され、ヘッドの左右慣性モーメントを大きくすることができる。よって、打球の方向安定性を向上させつつ、フェース上の高反発エリアを拡大させることができる。また、中央部分220Mに基部(中央基部222M)を残すことで、内部重量部220の重量を大きくすることができる。
全ての実施形態において、基部のトウ側部分及びヒール側部分の少なくとも一方の肉厚が中央部分の肉厚よりも厚い。このため、基部の重量がトウ側及び/又はヒール側に配分される。突出部と基部との相乗効果により、ヘッドの左右慣性モーメントを更に大きくすることができる。よって、打球の方向安定性を向上させつつ、フェース上の高反発エリアを更に拡大させることができる。
ヘッド100、ヘッド300及びヘッド400では、突出部の中央部分(中央突出部)の上面が、そのトウ側部分(トウ突出部)及びヒール側部分(ヒール突出部)の少なくとも一方の上面よりも下方に位置する。更に、ヘッド100及びヘッド400では、突出部の中央部分(中央突出部)の上面が、そのトウ側部分(トウ突出部)及びヒール側部分(ヒール突出部)の上面よりも下方に位置する。このため、ヘッドの低重心化が可能である。また、この突出部上面の形態は、トウ-ヒール方向に湾曲し中央側が低いソール部の形状に適合しており、当該ソール部の内側に配置されつつヘッド重心CGを下げるのに有効である。
全ての実施形態において、基部の中央部分(中央基部)の上面が、そのトウ側部分(トウ基部)及びヒール側部分(ヒール基部)の少なくとも一方の上面よりも下方に位置する。更に、ヘッド100、ヘッド200及びヘッド400では、突出部の中央部分(中央突出部)の上面が、そのトウ側(トウ突出部)及びヒール側(ヒール突出部)の上面よりも下方に位置する。このため、ヘッドの低重心化が可能である。また、この基部上面の形態は、トウ-ヒール方向に湾曲し中央側が低いソール形状に適合しており、当該ソール部の内側に配置されつつヘッド重心CGを下げるのに有効である。この基部上面の形状は、前述した突出部上面の形状と相乗して、ヘッド重心CGを低くしうる。
全ての実施形態において、突出部の下面は、トウ-ヒール方向に沿った断面において、ソール部の内面に沿うように形成されている(図9、図16、図22及び図28参照)。この突出部下面の形態は、突出部をソール部から離間させつつ、突出部を下方に延在させ、突出部の肉厚を確保するのに寄与している。トウ-ヒール方向に湾曲し中央側が低いソール形状の場合、この突出部下面の形態は、当該ソール形状に適合しつつ、ヘッド重心CGを下げるのに有効である。
全ての実施形態において、突出部がヘッド重心CGよりもフェース側に位置している。よって、ヘッド重心CGをヘッド前方とすることができ、スイートスポットSSの位置を下げることができる。また、突出部はソール部から離れているため、ソール部のフェース近傍部分の剛性が高くなるのを回避することができる。
全ての実施形態において、突出部の下面とソール部の内面とは、アンダーカットが形成されないように対向している(図6、図15、図21及び図27参照)。更に、ソール部には、内部重量体のフェース側近傍に肉厚移行部が設けられ、突出部の下面と肉厚移行部の上面とは、アンダーカットが形成されないように対向している。このため、突出部とソール部とが一体成形される場合に、金型を抜くことが容易となる。
ヘッド100、ヘッド200及びヘッド300において、突出部の上面は、突出部の下面と平行に延びている。この構成は、突出部の重量を前側及び下側に配分するのに効果的であり、スイートスポットSSを低くするのに役立つ。
図11の変形例(ヘッド150)では、フェース部104に近づくにつれて突出部124の肉厚が小さくなっている。この構成は、突出部124の重量を下側に配分するのに効果的であり、スイートスポットSSを低くするのに役立つ。また、突出部124の形状が抜け勾配を有するため、ソール部108と内部重量部120との一体成形において、金型を抜くことが一層容易となる。
図8において両矢印W3で示されるのは、リーディングエッジLeと第1接点P1との距離である。この距離は、フェース-バック方向に沿って測定される。リーディングエッジLeは、縦断面における最前方点とされうる。
ヘッド重心CGをフェース寄りとしてスイートスポットSSを下げる観点から、距離W3は、25mm以下が好ましく、24mm以下がより好ましく、23mm以下がより好ましい。ソール部のフェース近傍領域における撓みを大きくする観点から、距離W3は、10mm以上が好ましく、12mm以上がより好ましく、14mm以上がより好ましい。
図8が示すように、第1接点P1(第1薄肉部108d)の肉厚s1は、第1接点P1の前方のソール部分(ソール前方部108c)の肉厚よりも小さい。この第1薄肉部108dは、インパクト時におけるソール部108の変形の起点となりうる。当該変形の起点がバック側となり、変形の起点とフェース部104との距離が増加することで、フェース部104の変形(あるいは変位)が大きくなる。この結果、反発性能が向上しうる。第1薄肉部108dとフェース部104との距離を大きくして反発性能を高める観点からも、距離W3は、10mm以上が好ましく、12mm以上がより好ましく、14mm以上がより好ましい。
反発性能の観点から、肉厚s1は、1.2mm以下が好ましく、1.1mm以下がより好ましく、1.0mm以下がより好ましい。ソール部の強度の観点から、肉厚s1は、0.5mm以上が好ましく、0.6mm以上がより好ましく、0.7mm以上がより好ましい。
図1において両矢印W4で示されるのは、重心深度である。重心深度W4は、シャフト軸線Zとヘッド重心CGとの間の距離である。重心深度W4は、フェース-バック方向に沿って測定される。
スイートスポットSSを下げる観点から、重心深度W4は、15mm以下が好ましく、14.5mm以下がより好ましく、14mm以下がより好ましい。ソール部のフェース近傍領域における撓みを大きくする観点から、前記距離W3が過小となるのは好ましくない。この観点から、重心深度W4は、11mm以上が好ましく、11.5mm以上がより好ましく、12mm以上がより好ましい。
図7において両矢印H1で示されるのは、ヘッド重心CGの高さである。高さH1は、前記基準状態における接地平面GPからの高さである。高さH1は、上下方向に沿って測定される。
スイートスポットSSを下げる観点から、高さH1は、15mm以下が好ましく、14.5mm以下がより好ましく、14mm以下がより好ましい。ホーゼル部110の長さ及びヘッドの高さを考慮すると、高さH1は、12mm以上が好ましく、12.5mm以上がより好ましく、13mm以上がより好ましい。
図7において両矢印H2で示されるのは、スイートスポットSSの高さである。高さH2は、前記基準状態における接地平面GPからの高さである。高さH2は、上下方向に沿って測定される。
地面に直接置かれたボールの打撃において反発性能を高める観点から、高さH2は、23mm以下が好ましく、22.5mm以下がより好ましく、22mm以下がより好ましい。高さH1の下限及びロフト角を考慮すると、高さH2は、18.5mm以上が好ましく、19mm以上がより好ましく、19.5mm以上がより好ましい。
図1において符号PL1で示されるのは、ヘッド100をフェース-バック方向に2等分する平面である。平面PL1は、前記基準状態における接地平面GPに垂直な平面である。平面PL1は、トウ-ヒール方向に対して平行である。平面PL1は、フェース-バック方向に対して垂直である。
平面PL1により、ヘッド100は、平面PL1よりもフェース側の部分と、平面PL1よりもバック側の部分とに区分される。ヘッド重心CGをフェース寄りとする観点から、平面PL1よりもフェース側の重量の、ヘッド全体の重量に対する比率は、63%以上が好ましく、64%以上がより好ましく、65%以上がより好ましい。ヘッドのフェース-バック方向幅を考慮すると、この比率は、90%以下が好ましく、89%以下がより好ましく、88%以下がより好ましい。
フェアウェイウッド型ヘッド及びハイブリッド型ヘッドは、ドライバーヘッドに比べて、ロフト角が大きい。このため、これらのヘッドでは、重心深度W4を小さくしたときにスイートスポットSSが低くなる度合いが大きい。加えて、これらのヘッドでは、ティーアップされたボールではなく、地面に直接置かれたボールを打球する機会が多い。したがって、スイートスポットSSの高さH2を下げる上記効果は、フェアウェイウッド型ヘッド及びハイブリッド型ヘッドにおいて特に有効である。この観点から、ヘッドは、フェアウェイウッド型及びハイブリッド型が好ましい。
上述の通り、ロフト角が大きいほど、重心深度W4を小さくしたときにスイートスポットSSが低くなる度合いが大きい。この観点から、ロフト角は、13°以上が好ましく、15°以上がより好ましく、17°以上がより好ましい。フェアウェイウッド型ヘッド及びハイブリッド型ヘッドの仕様を考慮すると、ロフト角は、35°以下が好ましく、33°以下がより好ましく、31°以下がより好ましい。このロフト角はリアルロフト角である。
フェアウェイウッド型ヘッド及びハイブリッド型ヘッドが好ましいとの観点から、ヘッド体積は、300cm以下が好ましく、250cm以下がより好ましく、200cm以下がより好ましい。同じ観点から、ヘッド体積は、90cm以上が好ましく、100cm以上がより好ましく、110cm以上がより好ましい。
上述の通り、全ての実施形態において、突出部の重量はトウ側及び/又はヒール側に多く配分され、左右慣性モーメントが増加しうる。この観点から、ヘッドの左右慣性モーメントは、2000g・cm以上が好ましく、2050g・cm以上がより好ましく、2100g・cm以上がより好ましい。フェアウェイウッド型ヘッド及びハイブリッド型ヘッドの体積を考慮すると、ヘッドの左右慣性モーメントは、3000g・cm以下が好ましく、2950g・cm以下がより好ましく、2900g・cm以下がより好ましい。
上述した実施形態に関して、以下の付記を開示する。
[付記1]
フェース部と、
ソール部と、
前記ソール部の内面に設けられ前記フェース部から離間して位置する内部重量部と、
を有しており、
前記内部重量部は、基部と、前記ソール部の前記内面から離間しつつ前記基部からフェース側に向かって突出する突出部とを含み、
前記突出部は、ヘッド重心よりもフェース側に位置しており、
前記突出部は、そのトウ側部分及びヒール側部分の少なくとも一方の肉厚がその中央部分の肉厚よりも大きいか、又は、トウ-ヒール方向における中央部分が欠落しているゴルフクラブヘッド。
[付記2]
前記突出部は、そのトウ側部分及びヒール側部分の少なくとも一方の肉厚がその中央部分の肉厚よりも大きい付記1に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記3]
前記中央部分における前記突出部の上面が、前記トウ側部分及び前記ヒール側部分の少なくとも一方の上面よりも下方に位置する付記2に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記4]
トウ-ヒール方向に沿った断面において、前記突出部の下面が、前記ソール部の内面に沿うように形成されている付記2又は3に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記5]
前記突出部の下面と前記ソール部の内面とは、アンダーカットが形成されないように対向している付記1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記6]
前記内部重量部と前記ソール部の内面とのフェース側における接点が第1接点とされ、前記第1接点における前記ソール部の肉厚がs1とされるとき、
前記肉厚s1が前記第1接点よりもフェース側に位置するソール前方部の肉厚よりも小さくされることで、前記第1接点の位置に第1薄肉部が形成されている付記1から5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記7]
前記ソール部が、前記第1接点の近傍に、前記第1接点に近づくにつれて肉厚が連続的に減少する肉厚移行部を有する付記6に記載のゴルフクラブヘッド。
[付記8]
前記突出部の下面と肉厚移行部の上面とは、アンダーカットが形成されないように対向している付記7に記載のゴルフクラブヘッド。
100、200、300、400・・・ゴルフクラブヘッド
100b、200b、300b、400b・・・ボディ部材
104、204、304、404・・・フェース部
108、208、308、408・・・ソール部
108b、208b、308b、408b・・・ソール部の内面
108c・・・ソール前方部
108d・・・第1薄肉部
108e・・・肉厚移行部
120、220、320、420・・・内部重量部
120T、220T、320T、420T・・・内部重量部のトウ側部分
120M、220M、320M、420M・・・内部重量部の中央部分
120H、220H、320H、420H・・・内部重量部のヒール側部分
122、222、322、422・・・基部
122a、222a、322a、422a・・・基部の上面
122T、222T、322T、422T・・・トウ基部(基部のトウ側部分)
122M、222M、322M、422M・・中央基部(基部の中央部分)
122H、222H、322H、422H・・・ヒール基部(基部のヒール側部分)
124、224、324、424・・・突出部
124a、224a、324a、424a・・・突出部の上面
124b、224b、324b、424b・・・突出部の下面
124T、224T、324T、424T・・・トウ突出部(突出部のトウ側部分)
124M、324M、424M・・中央突出部(突出部の中央部分)
124H、224H、324H、424H・・・ヒール突出部(突出部のヒール側部分)
P1・・・第1接点
CG・・・ヘッドの重心
Fc・・・フェースセンター
SS・・・スイートスポット
Le・・・リーディングエッジ

Claims (8)

  1. フェース部と、
    ソール部と、
    前記ソール部の内面に設けられ前記フェース部から離間して位置する内部重量部と、
    を有しており、
    前記内部重量部は、基部と、前記ソール部の前記内面から離間しつつ前記基部からフェース側に向かって突出する突出部とを含み、
    前記突出部は、ヘッド重心よりもフェース側に位置しており、
    前記突出部は、そのトウ側部分及びヒール側部分の少なくとも一方の肉厚がその中央部分の肉厚よりも大きいか、又は、トウ-ヒール方向における中央部分が欠落しているゴルフクラブヘッド。
  2. 前記突出部は、そのトウ側部分及びヒール側部分の少なくとも一方の肉厚がその中央部分の肉厚よりも大きい請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記中央部分における前記突出部の上面が、前記トウ側部分及び前記ヒール側部分の少なくとも一方の上面よりも下方に位置する請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. トウ-ヒール方向に沿った断面において、前記突出部の下面が、前記ソール部の内面に沿うように形成されている請求項2又は3に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記突出部の下面と前記ソール部の内面とは、アンダーカットが形成されないように対向している請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記内部重量部と前記ソール部の内面とのフェース側における接点が第1接点とされ、前記第1接点における前記ソール部の肉厚がs1とされるとき、
    前記肉厚s1が前記第1接点よりもフェース側に位置するソール前方部の肉厚よりも小さくされることで、前記第1接点の位置に第1薄肉部が形成されている請求項1から5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記ソール部が、前記第1接点の近傍に、前記第1接点に近づくにつれて肉厚が連続的に減少する肉厚移行部を有する請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記突出部の下面と肉厚移行部の上面とは、アンダーカットが形成されないように対向している請求項7に記載のゴルフクラブヘッド。
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