JP5037446B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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本発明は、中空構造の金属製クラブヘッドを備えたゴルフクラブに関する。
一般に、ゴルフボールは、クラブヘッドのスイートスポットで打球したときに、最も長い飛距離が得られるが、このスイートスポットの面積は極めて小さい。このため、打点がスイートスポットからずれても、スイートスポットで打球したときの最大飛距離に対する飛距離の差を小さく保つゴルフクラブが開発されている。
このようなゴルフクラブには、クラブヘッドのフェースの裏面中央部に、略X方向に延びるリブを設け、このリブで四区分される分割面の板厚を、クラウン寄り部とソール寄り部が、トウ寄り部およびヒール寄り部より薄くなるように形成することで、クラウン寄りやソール寄りで打球した場合の飛距離の低下を抑制しようとするものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2008−36050
しかし、略X方向のリブで四区分される分割面が、クラウン寄り部とソール寄り部を、トウ寄り部およびヒール寄り部より薄くすることで、スイートスポットからの打点のずれによる反発性の差を小さくできるとしても、打球したゴルフボールの初速の差を小さくするだけで、ゴルフボールの打出し角度やスピン量を調整するものではない。
特に、肉厚の厚いリブの部分は剛性が高く、肉厚の薄い分割面の部分は剛性が低く、ゴルフボールが当たる位置によって打球時のフェース部の変形や変形方向、反発性が異なる。このため、打点位置とリブとの距離の変動によって打球したゴルフボールの方向が変化する。
したがって、リブと打点位置との距離が変動しても、狂うことなく、常に意図した方向に正確に打球することのできるゴルフクラブが望まれている。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、金属製クラブヘッドのフェース部に設けた膨出部とこの膨出部で区分される区画とにより、打球方向、飛距離の安定化を図ることのできるゴルフクラブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によると、打球面を形成するフェース部を前面に配置した中空構造の金属製クラブヘッドを備えるゴルフクラブであって、前記フェース部の裏面に、トウ・ヒール方向の長さがクラウン・ソール方向の長さよりも長い中央厚肉部と、この中央厚肉部のトウ側及びヒール側から周縁部のクラウン側及びソール側に向けてそれぞれ2本ずつ延びる4本のリブとを有するX字状又はH字状の膨出部を形成され、前記クラウン側に延びるリブの先端の中心間距離及びソール側に延びるリブの先端の中心間距離は、それぞれ前記フェース部のトウ・ヒール方向長さの36〜50%の範囲で、前記クラウン側に延びるリブの先端の中心間距離をソール側に延びるリブの先端の中心間距離よりも大きく形成され、このリブの少なくとも一方の側部が、頂部の幅より広い傾斜面を有するゴルフクラブが提供される。
更に、打球面を形成するフェース部を前面に配置した中空構造の金属製クラブヘッドを備えるゴルフクラブであって、前記フェース部の裏面に、トウ・ヒール方向の長さがクラウン・ソール方向の長さよりも長い中央厚肉部と、この中央厚肉部のトウ側及びヒール側から周縁部のクラウン側及びソール側に向けてそれぞれ2本ずつ延びる4本のリブとを有するX字状又はH字状の膨出部を形成され、前記クラウン側に延びるリブの先端の中心間距離及びソール側に延びるリブの先端の中心間距離は、それぞれ前記フェース部のトウ・ヒール方向長さの36〜50%の範囲で、前記クラウン側に延びるリブの先端の中心間距離をソール側に延びるリブの先端の中心間距離よりも大きく形成され、このリブの両側部が、頂部を挟んで非対称の横断面形状を有し、この横断面形状の長い方の側部をソール側又は外側に配置したゴルフクラブが提供される。
前記膨出部で区分されるフェース部のクラウン側、ソール側、トウ側およびヒール側のそれぞれの区画の肉厚が、ソール側をクラウン側より厚く、トウ側およびヒール側をソール側より薄くかつクラウン側以上に形成されることが好ましい。
本発明による、膨出部のリブの少なくとも一方の側部が、頂部の幅より広い傾斜面を有するゴルフクラブによると、リブの剛性の高い部分とこれに隣接する部分の剛性の低い部分との剛性変化の割合を小さくし、徐々に変化させることが可能となり、打球時のゴルフボールの反発方向を安定化でき、この膨出部の特性を活かすと同時に、方向性の安定したゴルフクラブを提供することができる。
更に、膨出部のリブの両側部が、頂部を挟んで非対称の横断面形状を有し、この横断面形状の長い方の側部をソール側又は外側に配置する場合には、打点がリブのソール側や外側にずれても、打球方向が下方や外方にずれるのを防止し、一方、打点がリブのクラウン側や中央側にずれた場合は、打球方向が相対的に上方又は中央側となり、これにより、飛距離の向上、方向安定性が図れ、また、リブの全体の断面積を小さくでき、軽量化と効率的な性能向上とが可能となる。
膨出部で区分されるフェース部のクラウン側、ソール側、トウ側およびヒール側のそれぞれの区画の肉厚が、ソール側をクラウン側より厚く、トウ側およびヒール側をソール側より薄くかつクラウン側以上に形成する場合には、膨出部によりフェース部の中央部分の広い領域でゴルフボールの反発性を向上することが可能となり、打点がスイートスポットからずれた場合でも飛距離が安定する。また、クラウン側がソール側よりも区画の肉厚を薄く形成されることにより、ゴルフボールの打出し角度が大きく(高く)、スピン量を抑えることができる。更に、中央厚肉部よりも薄いソール側の区画がクラウン側よりも厚く形成されることにより、打出し角度が小さく(低く)なり過ぎるのを防止し、バックスピン量の増加を抑えてゴルフボールの吹けあがりが防止される。これにより、フェース部の上下に打点がばらついた場合でも、ゴルフボールの飛距離の向上、安定化を図ることができる。
図1は本発明の好ましい実施形態によるゴルフクラブ8を示す。図中、同様な部位には同様な符号を付してある。
このゴルフクラブ8は、例えば繊維強化樹脂あるいは金属材料で管状構造に形成したシャフト6の先端に、例えばボールを置く地面等の基準水平面Bに対して規定のライ角α及びロフト角を設定してクラブヘッド10を取付け、基端には天然ゴムあるいは合成ゴム等の柔軟性や軟質材料で形成したグリップ4を取付けてある。ここに、ライ角αは、後述するソール部あるいは基準水平面Bに対するシャフトの軸線6aの取付角度であり、ロフト角は、基準水平面Bに直交する垂直面とフェース部12の前面との間の角度である。
図2および図3に示すように、金属製クラブヘッド10は、フェース部12に打球面を有するフェース部材14を配置し、このフェース部材14をヘッド本体10aが背面側から支える。このヘッド本体10aは、フェース部12のトップライン12aおよびリーディングエッジ12bからそれぞれバック側にクラウン部16およびソール部18が延びる。これらのクラウン部16とソール部18との間に、フェース部12のトウ側サイドライン12cおよびヒール側サイドライン12dからそれぞれトウ側サイド部20およびヒール側サイド部22がクラウン部の16の周縁部に沿って湾曲しつつバック側に延び、バック部24(図7参照)に連続する。トウ側サイド部20およびヒール側サイド部22は、フェース部12側で上下方向すなわちクラウン・ソール方向に大きな寸法を有し、バック部24まで次第にその寸法が減少する。したがって、このクラブヘッド10は、実質的にフェース部12とクラウン部16とソール部18とトウ側及びヒール側サイド部20,22と、後部のバック部24とで外殻を形成し、中空部である内部空間Nをこの外殻内に形成する。
なお、フェース部12とクラウン部16との間のトップライン12aは、その間の稜線で特定することができるが、フェース部12の大部分を形成する面部の曲率半径より小さくなる部位で特定してもよい。リーディングエッジ12bおよびサイドライン12c,12d等の稜線部についても同様である。
ヘッド本体10aの前部開口部に固定されるフェース部材14は、中央部を外方に僅かに膨出させたバルジを有する板状の部材で形成してあり、この前面がゴルフボールを打つ打球面を形成する。このフェース部12の打球面には、略水平方向の浅い凹溝等の好適な手段でトウ・ヒール方向に延びる多数のスコアライン13(図1参照)を形成してあり、ほぼ中央位置には、クラブヘッド10の重心G(図7参照)を通り、フェース部12の打球面に垂直に延ばした点であるスイートスポットSが位置する。
フェース部材14は、クラウン部16、ソール部18、トウ側およびヒール側サイド部20,22及びバック部24からなるヘッド本体10aの前方側開口を閉塞する板状の部材に形成し、この板状の部材でフェース部12の全体の領域を形成してもよい。または、いわゆるカップ状の部材に形成し、クラウン部16、ソール部18及びサイド部20,22のフェース部12側の一部を形成していてもよい。更に、フェース部12に形成した所定の大きさの開口に嵌合する板状に形成し、フェース部12の一部のみを形成するものであってもよい。
本実施形態のヘッド本体10aは、フェース部12に設けられるフェース部材14を除いて、例えば、チタン系合金、鉄系合金等を鋳造することで一体形成することが好ましく、その前面側に、フェース部12の打球面を構成するカップ型に形成されたフェース部材14が溶着、接着等によって止着される開口が形成されている。このような一体構造に代え、ヘッド本体10aを構成する各部材(フェース部、クラウン部、ソール部、サイド部等の外殻を形成する部材)を個別に形成し、この後、組立て、溶着や接着等によって一体化しても良い。更に、クラウン部16を繊維強化金属や繊維強化樹脂、マグネシウム合金、0.3〜0.7mmの肉薄チタン合金、同肉厚の肉薄ステンレス合金等により形成し、本体に接着、或は、溶接、ろう付け等で接合することも可能であり、その場合、ヘッド本体のクラウン部16が開口しているので、内部空間Nにリブ又は錘等を挿入することが容易になる効果がある。
ヘッド本体10aに結合されるフェース部材14は、例えは、チタン系合金、鉄系合金等を、所定のカップ型形状となるように、プレス加工、或いは鍛造或いは、鋳造したものを必要に応じてCNC加工することで一体形成する。
このように形成されたフェース部材14は、ヘッド本体10aに形成した開口の端面に、接着、溶着、ろう付け等の好適な手段によって止着される。もちろん、フェース部12については、別部材となるフェース部材14を止着するのではなく、前記ヘッド本体10aと共に一体形成(例えば、Ti−6Al−4V合金、SUS630などの鋳造品)されていてもよい。
このフェース部材14を支えるヘッド本体10aには、シャフト6の先端を止着するシャフト止着部(図示せず)が一体形成されている。シャフト6は、クラウン部16に突出形成されるホーゼル部26の開口26aを介してシャフト6先端部を差し込むことで、シャフト止着部に止着される。
このヘッド本体10aのクラウン部16は、トウ側サイド部20、バック部24およびヒール側サイド部22との間に稜線28を形成する。
このような外殻構造を有するクラブヘッド10のフェース部12の裏面には、この裏面から内部空間N内に膨出する膨出部30が形成されている。この膨出部30は、スイートスポットSよりもソール側で、フェース部12の中央領域(例えばトウ・ヒール方向およびクラウン・ソール方向における中心Mを中心として半径10mmの範囲)に少なくとも一部の中央厚肉部32が配置され、この中央厚肉部32から周縁部に向けて、同様な4つのリブ34,36,38,40を略X字状に延設して形成してある。それぞれのリブは全長にわたってほぼ均一の幅wで、フェース部12の裏面からの高さも均一に形成されており、クラウン側の2つのリブ34,36は中央厚肉部32からトウ側およびヒール側に向けて互いに離隔する方向に向けて半径方向に延び、ソール側の2つのリブ38,40は、中央厚肉部32からトウ側およびヒール側に向けて互いに離隔する方向に向けて半径方向に延びる。
このような中央厚肉部32とリブ34,36,38,40とを有する膨出部30により、フェース部12は中央厚肉部32を囲む4つの区画に区分される。すなわち、クラウン側の区画42がリブ34,36間に区分され、ソール側の区画44がリブ38,40間に区分され、トウ側の区画46がリブ34,38間に区分され、ヒール側の区画48がリブ36,40間に区画される。
中央厚肉部32は、フェース部材14と同じ材料で、鋳造や鍛造で一体に形成し、フェース部12の裏面からの突出高さはリブ34,36,38,40よりも高く、したがって最も厚い肉厚となるように形成してある。また、トウ・ヒール方向に沿う長さaは、クラウン・ソール方向に沿う長さbよりも長く形成してある(a>b)。これにより、打球時のフェース部12の変形を抑え、トウ・ヒール方向に沿う広い範囲にわたって安定した反発性を付与することができる。この中央厚肉部32のトウ・ヒール方向長さaは、クラウン・ソール方向長さbの1.5〜3.0倍にすることが好ましい。この範囲にすることで、本発明の効果を得ながら、強度バランスや打球フィーリングにも優れたものが提供できる。このクラウン・ソール方向長さbは、リブの幅wよりも大きく形成してある。
中央厚肉部32から離隔した側で、クラウン側のリブ34,36の先端の中心間距離C1は、フェース部12のトウ・ヒール方向長さLの36〜50%(C1/L=36〜50%)に形成することが好ましい。これにより、中央部位から上方(クラウン側)の広い範囲にわたって安定した反発性を得ることができる。また、ソール側のリブ38,40の先端(ソール側)の中心間距離C2も同様に長さLの36〜50%(C2/L=36〜50%)の範囲で、クラウン側の中心間距離C1よりも小さく(C2<C1)することが好ましい。こうすることで、低スピン領域であり、そのため、打球コントロールが難しい領域である区画42での打球コントロールを易しくできる。また、クラウン側のリブ34,36の延設方向に沿う中央部をそれぞれソール側に向けて湾曲させてもよく、この場合にはフェース部12の中央部から上方の部位で安定した反発性を得ることができる。ソール側のリブ38,40についても同様であり、クラウン側に湾曲させてもよい。このような湾曲リブは、クラウン側とソール側との一方にのみ形成してもよい。
このような膨出部30で区分されるフェース部の区画はそれぞれの肉厚が、ソール側の区画44をクラウン側の区画42より厚く、トウ側およびヒール側の区画46,48をソール側の区画44より薄くかつクラウン側の区画42より厚くなるように形成されている。
このクラブヘッド10によると、膨出部30、特にその中央厚肉部32により、フェース部12の中央部分の広い範囲で打球時のボールの反発性が向上され、打点がスイートスポットSからずれた場合でも飛距離が安定する。また、クラウン側の区画42がソール側の区画44よりも肉厚を薄く形成されることにより、ゴルフボールの打出し角度が大きく(高く)、スピン量を抑えることができる。更に、中央厚肉部32よりも薄いソール側の区画44がクラウン側の区画42よりも厚く、形成されることにより、打出し角度が小さく(低く)なり過ぎるのを防止し、バックスピン量の増加を抑えてゴルフボールの吹けあがりが防止される。これにより、フェース部12の上下に打点がばらついた場合でも、ボールの飛距離の向上、安定化を図ることができる。
また、膨出部30は、図4に示すように、リブ34,36,38,40の幅wと、フェース部12の裏面からの突出高さ(厚さ)との少なくとも一方をその延設方向に沿って変化させてもよい。
図4に示す膨出部30は、中央厚肉部32のセンター位置(図心)を、フェース部12のトウ・ヒール方向長さLの中間位置である(1/2)Lの位置における高さすなわちクラウン・ソール方向の1/2の中心位置Mを含む領域(例えば中心位置Mを中心として半径10mmの範囲)内に配置である。中央厚肉部32のセンター位置が、中心位置Mに一致するように配置してもよく、これとは異なり、クラウン側又はソール側に配置することもできる。中心厚肉部32のセンター位置がフェース部12の中心位置Mと一致する場合は、打点のバラツキに対し安定した打球を提供できる利点があり、クラウン側に配置する場合は、下側で打球した打球をより安定させることができ、ソール側に配置する場合は、フェース部の広い範囲でゴルフボールの打出し角度を大きく(高く)、スピン量を抑えることが可能となり、打点がばらついても確実に飛距離の向上、安定化を図ることができる。ソール側に配置する場合は、区画42の面積を十分確保するために、中心位置Mから中央厚肉部32のセンター位置を3〜10mm下方の範囲に配置するのが好ましい。
クラウン側のリブ34,36は、幅wが中央厚肉部32からクラウン側に向けて次第に狭くなり、ソール側のリブ38,40は、ソール側に向けて次第に広くなるように形成してある。これらのリブの厚さすなわちフェース部12の裏面からの高さは、全長にわたって同じに形成してもよく、又は、クラウン側のリブ34,36は、クラウン側に向けて次第に低くなるように形成し、ソール側のリブ38,40は、ソール側に向けて次第に高くなるように形成してもよい。いずれの場合も、図3に示す膨出部30と同様に、中央厚肉部32の高さが、最も高く形成されるのがボール初速の安定上より好ましく、打球フィーリングにおいても、柔らかい打球感を同時に提供できる。
リブの幅と高さとの双方を、その長さ方向に沿って変化させる場合には、より効率よく反発性を変化させることができる。また、同時に、フェースの重量配分を変化させることが可能となり、弾道の高低を調整することもできる。
このように、クラウン側のリブ34,36の厚さと幅wとの少なくとも一方が、ソール側のリブ38,40よりも小さく形成されることにより、ゴルフボールの打出し角度が大きく(高く)、スピン量を抑えることができる。更に、ソール側のリブ38,40の厚さと幅との少なくとも一方がクラウン側のリブ34,36よりも大きく形成されることにより、打出し角度が小さく(低く)なり過ぎるのを防止し、バックスピン量の増加を抑えてゴルフボールの吹けあがりが防止される。これにより、フェース部の上下に打点がばらついた場合でも、ボールの飛距離の向上、安定化を図ることができる。
なお、フェース部12のそれぞれの区画42,44,46,48の肉厚は、図3に示すクラブヘッド10と同様に、変化させて形成し、又は、全て同じにしてもよい。
また、膨出部30は、略X字状の形状以外にも、図5に示す略H字状に形成することもできる。
中央厚肉部32は、センター位置32aを中心位置Mよりもソール側に配置し、トウ・ヒール方向に沿う長さaを、クラウン・ソール方向に沿う長さbよりも長く(a>b)、クラウン・ソール方向に沿う長さbをリブの幅wよりも大きく形成してある。この中央厚肉部32のトウ・ヒール方向の中間部位は、クラウン・ソール方向に膨出する。
クラウン側のリブ34,36の先端の中心間距離C1は、フェース部12のトウ・ヒール方向長さLの60%を超えない範囲で、36〜60%の範囲に設定することが好ましく、図示のような直線状形状に代え、互いに離隔する方向に突出する湾曲形状に形成してもよい。各リブの幅wは、同じ大きさに形成してもよい。
このようなH字状に膨出部30を形成することにより、ソール側の区画44をクラウン側の区画42より厚く、トウ側およびヒール側の区画46,48をソール側の区画44より薄くかつクラウン側の区画42より厚くなるように形成した場合には、クラウン側およびソール側の区画42,44が広くなり、その厚さの差による効果をより大きくすることができる。また、同時に、リブ36とリブ34の間隔、及び、リブ40とリブ38の間隔が広くなるので上方及び下方での打球の際、打出し方向を不安定にするリブの影響を小さくでき、トウ・ヒール方向に対する打点ブレ時の打球方向性が向上する。
特に、中央厚肉部32はフェース部12の中央部での反発性を抑えると共に、クラウン・ソール方向よりトウ・ヒール方向の広い範囲にわたって反発性を均一化することが可能であり、特にトウ・ヒール方向にばらつき易い一般的なプレーヤの打点分布に対応することができる。
図6は、中央厚肉部32のトウ・ヒール方向に沿う長さaを図5の膨出部30と同様に長く形成した略H字状に形成してある。クラウン側のリブ34,36はトウ側およびヒール側に向けて外方に突出する状態に湾曲させ、クラウン側の区画42をより広く形成し、この区画42の薄肉化の効果を増大させている。
また、中央厚肉部32のトウ側およびヒール側から延びる補助リブ50a,50bを境として、トウ側の区画46が、トウ側およびソール側のサブ区画46a,46bに分けられ、ヒール側の区画48が、トウ側およびソール側のサブ区画48a,48bに分けられている。クラウン側のサブ区画46a,48aは、ソール側のサブ区画46b,48bより薄肉構造に形成されており、クラウン側の区画42の薄肉化の効果が更に増大されている。
なお、補助リブ50a,50bは省略してもよい。
これらの図4から図6に示す膨出部30は、クラウン・ソール方向で逆の形態とすることも可能である。
図7は、クラブヘッド10の内部空間N内における膨出部30を示す。
図7の(A)はトップライン12aおよびリーディングエッジ12bに沿う薄肉厚部分まで、クラウン側リブ34,36およびソール側リブ38,40が延設されている。クラウン部16およびソール部18には形成されていない。これにより、打球時には、クラウンやソールの変形が相対的に大きくなり、本発明の効果を得ながら、打球音を大きくできる。
一方、図7の(B)に示すように、クラウン側リブ34,36をフェース部12からクラウン部16の内面まで、延設し、ソール側リブ38をソール部18の内面まで延設してもよい。クラウン部16に薄肉部又は開口が形成される場合には、フェース部12の隣接する肉厚の厚い部分配置する。
特にソール側のリブ38,40をフェース部12からソール部18の内面まで延設する場合には、ソール側のリブ38,40の機能により、ソールが変形することを抑え、その結果、リーディングエッジ12b(フェース下端)位置が打球時に後方に移動することを抑え、打出し角度が低くなりすぎるのを防止し、バックスピン量の増加に加えてゴルフボールの吹けあがりを防止することができ、より一層、飛距離の向上と安定化とを図ることができる。
また、図7の(C)に示すように、リブ34,36,38,40は、トップライン12aおよびリーディングエッジ12bに沿う薄肉厚部分に達する手前の位置で終端させてもよい。この場合、打球時には薄肉厚部分の変形が相対的に大きくなり、本発明の効果を得ながら打球音を小さくすることが可能である。
図8は、このようなリブ34,36,38,40の種々の形態を示す。
図8の(A)は、中央厚肉部32と同様にフェース部材14と同じ材料で一体に形成したもので、リブ34と肉厚の薄いクラウン側の区画42との間に、傾斜面52を形成し、剛性の急激な変化を防止してある。この傾斜面52は、クラウン側の区画42の裏面からトウ側の区画46と同じ高さとなる位置で、リブ34の側部に移行するのが好ましい。換言すると、傾斜面52の高さdは、区画42,46間の肉厚の差に等しい。こうすることで、打球フィーリングの変化や打球方向の安定、及び、強度の安定がはかれる。
図8の(B)は、トウ側の区画46に溝孔54を貫通させ、この溝孔54に、別個の部材であるリブ34を挿入し、溶接で固着してある。リブ34はフェース部材14と異なる材料で形成するのが好ましく、溝孔54は区画46を貫通することなく、内部空間Nにのみ開口するものであってもよい。リブ34をフェース部材14と別部材で形成することにより、例えば剛性の増大、振動数の調整等、種々の目的に応じた材料で形成することができる。
図8の(C)に示すリブ34は、フェース部材14と同じ材料で一体に形成したものであるが、平坦状の頂部34aの両側の急傾斜面34bと緩傾斜面34cとを形成してある。急傾斜面34bはクラウン側の区画42に隣接する側に配置され、緩傾斜面34cはトウ側の区画46に隣接する側に配置される。頂部34aは凸面状に形成してもよく、緩傾斜面34cは凹面状に形成することも可能である。
このような急傾斜面34bと緩傾斜面34cとを両側に配置することにより、反発性の変化を滑らかにすることができる。また、リブ付近で打球した場合の打出し方向の安定や打球フィーリングの安定も得られる。
なお、リブ34に限らず、他のリブ36,38,40,50,52についても、図8の(A)から(C)に示すような種々の形態に形成し、図3から図6に示す種々の形態の膨出部30を形成することができる。
図9から図11は、フェース部12の肉厚を全域にわたって略同一に形成し、このフェース部12の裏面に膨出部30を形成したクラブヘッド10を示す。なお、図9は、参考例によるクラブヘッドを示し、図10および図11は、本発明の実施形態によるクラブヘッドを示す。
図9に示す膨出部30は、中央厚肉部32を環状に囲むリブ56を有する。このリブ56は、半径方向に延びるリブ34,36,38,40よりも、フェース部12の裏面からの高さが低く、その幅も、リブ34,36,38,40の最も幅狭の部分よりも更に狭く形成してある。なお、上記のように高さと幅の両方を小さくする他、高さ又は幅の一方のみを小さくしてもよい。要は、打球位置による変形量や変形方向を調整できる形態であればよい。
環状のリブ56は、半径方向に延びるリブ34,36,38,40と一体化され、クラウン側の区画42の内周側すなわち中央厚肉部32との間にサブ区画43を区分し、ソール側の区画45の内周側にサブ区画45を区画し、トウ側の区画46の内周側にサブ区画47を区画し、ヒール側の区画48の内周側にサブ区画49を区画する。
このように、フェース部12の裏面に、中央厚肉部32と、この中央厚肉部32から周縁部に向けて半径方向に延びる複数のリブ34,36,38,40と、この中央厚肉部32を環状に囲むリブ56とを有する膨出部30が形成されたゴルフクラブ10によると、中央厚肉部32を環状に囲むリブ56が中央厚肉部32と周部の薄肉部分との剛性の変化の割合を小さくし、打球時のゴルフボールの反発方向を安定化でき、膨出部の特性を活かして方向性の安定したゴルフクラブを提供することができる。
クラウン側とソール側とのサブ区画43,45の大きさの比は、1:0.7〜1.3、トウ側とヒール側とのサブ区画47,49の大きさの比は、1:0.7〜1.3程度にすることが好ましい。各サブ区画43,45,47,49と外周側の区画42,44,46,48との大きさの比は、クラウン側の区画42に対して10〜60%、ソール側の区画44に対して、15〜65%、トウ側の区画46に対して15〜70%、ヒール側の区画48に対して15〜70%程度に形成することが好ましい。また、半径方向に延びるリブ34,36,38,40は、図3に示す膨出部30と同様に、その延設方向に沿って幅および高さをほぼ均一に形成してあるが、図4に示す膨出部のように、幅と高さとの少なくとも一方を、クラウン側のリブ34,36をクラウン側に向けて次第に小さくし、ソール側のリブ38,40をソール側に向けて次第に大きく形成してもよい。
図10は、中央厚肉部32およびリブ34,36,38,40の一方の側部に、頂部の幅よりも幅広の傾斜面を形成した膨出部30を示す。
この幅広の傾斜面により、リブ34,36,38,40の剛性の高い部分とこれに隣接するフェース部材14の剛性の低い部分との剛性変化の割合を小さくし、徐々に変化させることが可能となり、打球時のゴルフボールの反発方向を安定化でき、この膨出部の特性を活かすと同時に、方向性の安定したゴルフクラブを提供することができる。
図10の(B)に、クラウン側かつトウ側のリブ34で例示するように、頂部34aが略平坦状に形成され、クラウン側の側部34bは、フェース部の裏面に対して略垂直に形成され、トウ側の側部34cが頂部34aよりも幅広の傾斜面すなわち他方の側部34bよりも傾斜角が小さい緩傾斜面として形成されている。この緩傾斜面の幅は、頂部34aの幅の100〜800%程度で、クラウン側かつヒール側のリブ38は、ヒール側に緩傾斜面を形成することが好ましい。リブの外側近傍で打球した際の方向性を安定させるためである。
また、図11に示すように、リブ34,36,38,40の両側に傾斜面を設けてもよい。この場合は、図11の(B)にリブ34で例示するように、一方の側部34bを頂部34aの幅よりも幅が狭い急傾斜の傾斜面を形成し、他方の側部34cに上述と同様な緩傾斜面を形成することが好ましい。
図10および図11に示す緩傾斜面を例えばクラウン側のリブ34で例示するように、頂部34aを挟んで側部34b,34cの一方に形成し、リブ34,36,38,40に非対称の横断面形状を形成すると、この横断面形状の一方の側部が他方よりも長くなる。
このような緩傾斜面は、リブ34,36,38,40の両側に設けてもよいが、重量増加の点から必要性の高い一方の側部のみがより好ましい。図3,4,10,11に示すように、トウ・ヒール方向又は傾斜して延びるリブ34,36,38,40の場合には、ソール側に緩傾斜面を設け、図5および図6に例示するリブ38,40のようにクラウン・ソール方向に延びる場合には、外側すなわち中央厚肉部32から離隔するトウ側又はヒール側に配置することが好ましい。
これにより、打点がリブ34,36,38,40のソール側や外側にずれても、打球方向が下方や外方にずれるのを防止し、一方、打点がリブのクラウン側や中央側にずれた場合は、打球方向が相対的に上方又は中央側となり、これにより、飛距離の向上、方向安定性が図れ、また、リブ34,36,38,40したがって膨出部30の全体の断面積を小さくでき、軽量化と効率的な性能向上とが可能となる。
特に、このような緩傾斜面をソール側のリブ38,40に設ける場合は、図10および図11の(A)に示すように、ソール側の区画44の薄肉部分すなわちフェース部材14の面積が狭くなり、平均肉厚が厚くなる。これにより、トウ側およびヒール側の区画46,48と同じ肉厚であっても、肉厚を厚くした場合と同様の効果が得られる。
このような緩傾斜面は、図示とは反対側に設けてもよく、更に、両側に設けてもよい。
更に、図12の(A)に例示するリブ34のように、頂部34aを内部空間N側の突出した湾曲面で形成し、側部34bの急傾斜面および側部34cの緩傾斜面を凹面状に形成してもよい。また、図12の(B)に例示するように、非対称の横断面形状を有するリブ34も、図8の(B)に示すリブと同様に、フェース部材14とは別部材で形成し、フェース部材14に形成した溝孔15を介してこのフェース部材14と一体的に形成することもできる。このように別部材に形成するのは膨出部30の全体でもよく、その一部でもよく、複数の部材から形成して、溶接、ろう付け等、種々の手段でフェース部材14に一体化することが可能である。



一方、このような膨出部30のリブ34,36,38,40で区分される各区画42,44,46,48には、リブ34,36,38,40の近傍を、同じように肉厚を少し厚く形成することで、緩傾斜面に代えることが可能となると共に、それぞれの区画内におけるリブ34,36,38,40から離隔した部分の肉厚を薄く形成することができる。
このように、リブ34,36,38,40自体の高さ又は区画42,44,46,48の肉厚を形成することにより、リブ34,36,38,40と区画42,44,46,48との間で、肉厚を徐々に変化させることができ、打球の方向安定化が図れ、更に、反発性の安定・向上を図ることが可能となる。
図9から図11に示すクラブヘッド10は、フェース部14の肉厚をその全体にわたってほぼ均等に形成してあるが、図3に示すクラブヘッド10について示す図8に示すように、図3のクラブヘッド10と同様に区画毎に肉厚を変更することが可能である。
例えば図10および図11に示すクラブヘッド10について、クラウン側の区画42よりソール側の区画44を厚く形成し、又は、トウ側およびヒール側の区画46,48をソール側の区画44より薄くかつクラウン側の区画42以上の厚さに形成してもよい。
この場合には、図2から図6のクラブヘッド10と同様に、膨出部30によりフェース部12の中央部分の広い領域でゴルフボールの反発性を向上することが可能となり、打点がスイートスポットSからずれた場合でも飛距離が安定する。また、クラウン側の区画42がソール側の区画44よりも肉厚を薄く形成されることにより、ゴルフボールの打出し角度が大きく(高く)、スピン量を抑えることができる。更に、中央厚肉部32よりも薄いソール側の区画44がクラウン側よりも厚く形成されることにより、打出し角度が小さく(低く)なり過ぎるのを防止し、バックスピン量の増加を抑えてゴルフボールの吹けあがりが防止される。これにより、フェース部12の上下に打点がばらついた場合でも、ゴルフボールの飛距離の向上、安定化を図ることができる。
なお、上述のクラブヘッド10は、特に膨出部30のとフェース部材14とを種々に組み合わせることが可能であり、例えば図4から図6に示すリブ4,36,38,40、補助リブ50a,50b、更に、図9に示す環状のリブ56の側部にも緩傾斜面を設けることも可能である。また、図4から図6および図9に示すクラブヘッド10のそれぞれの区画も、リブの近傍の肉厚を少し厚く形成することが可能である。
また、本発明は、フェースのリブを含む膨出部の厚み(フェースの厚みを含む)がフェースの際薄部の肉厚の2倍以上差がある場合、特に、打球方向の安定効果は、飛躍的に向上する。
本発明の好ましい実施形態によるゴルフクラブヘッドを設けたゴルフクラブの全体図。 図1のクラブヘッドの正面図。 図2のフェース部の裏面を示すクラブヘッドの断面図。 変形例によるフェース部の裏面の図3と同様な断面図。 他の変形例によるフェース部の裏面の図3と同様な断面図。 更に他の変形例によるフェース部の裏面の図3と同様な断面図。 図2のVII−VII線に沿ってフェース部の裏面に形成する膨出部の種々の形態を示す断面図。 図3のVIII線に沿ってリブの種々の断面形状を示す断面図。 膨出部に環状のリブを加えたフェース部の裏面を示し、(A)は膨出部の全体を示す説明図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図。 リブの一側に傾斜面を設けたフェース部の裏面を示す図9と同様な図。 リブの両側に傾斜面を設けたフェース部の裏面を示す図9と同様な図。 リブの2つの変形例によるフェース部の部分断面図。
符号の説明
10…クラブヘッド、12…フェース部、30…膨出部、32…中央厚肉部、34,36,38,40,50…リブ、42,44,46,48…区画、N…内部空間。

Claims (3)

  1. 打球面を形成するフェース部を前面に配置した中空構造の金属製クラブヘッドを備えるゴルフクラブであって、
    前記フェース部の裏面に、トウ・ヒール方向の長さがクラウン・ソール方向の長さよりも長い中央厚肉部と、この中央厚肉部のトウ側及びヒール側から周縁部のクラウン側及びソール側に向けてそれぞれ2本ずつ延びる4本のリブとを有するX字状又はH字状の膨出部を形成され、
    前記クラウン側に延びるリブの先端の中心間距離及びソール側に延びるリブの先端の中心間距離は、それぞれ前記フェース部のトウ・ヒール方向長さの36〜50%の範囲で、前記クラウン側に延びるリブの先端の中心間距離をソール側に延びるリブの先端の中心間距離よりも大きく形成され、
    このリブの少なくとも一方の側部が、頂部の幅より広い傾斜面を有することを特徴とするゴルフクラブ。
  2. 打球面を形成するフェース部を前面に配置した中空構造の金属製クラブヘッドを備えるゴルフクラブであって、
    前記フェース部の裏面に、トウ・ヒール方向の長さがクラウン・ソール方向の長さよりも長い中央厚肉部と、この中央厚肉部のトウ側及びヒール側から周縁部のクラウン側及びソール側に向けてそれぞれ2本ずつ延びる4本のリブとを有するX字状又はH字状の膨出部を形成され、
    前記クラウン側に延びるリブの先端の中心間距離及びソール側に延びるリブの先端の中心間距離は、それぞれ前記フェース部のトウ・ヒール方向長さの36〜50%の範囲で、前記クラウン側に延びるリブの先端の中心間距離をソール側に延びるリブの先端の中心間距離よりも大きく形成され、
    このリブの両側部が、頂部を挟んで非対称の横断面形状を有し、この横断面形状の長い方の側部をソール側又は外側に配置したことを特徴とするゴルフクラブ。
  3. 前記膨出部で区分されるフェース部のクラウン側、ソール側、トウ側およびヒール側のそれぞれの区画の肉厚が、ソール側をクラウン側より厚く、トウ側およびヒール側をソール側より薄くかつクラウン側以上に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブ。
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