JP2023035650A - 制御バルブ - Google Patents

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康彦 江口
Yasuhiko Eguchi
一樹 橋本
Kazuki Hashimoto
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Abstract

Figure 2023035650000001
【課題】油漏れによるクラッチの滑りを防止した、制御バルブを提供する。
【解決手段】制御バルブ100は、バルブ本体40と、リンク機構10と、を備える。バルブ本体は、連通状態と、閉鎖状態と、に切替可能である。連通状態は、レリーズピストン210を移動させるようにエア室Cを外部と連通させる。閉鎖状態は、レリーズピストンを停止させるようにエア室を閉鎖する。リンク機構は、中立姿勢と、動作姿勢と、をとるように構成されている。中立姿勢は、バルブ本体を閉鎖状態とする。動作姿勢は、バルブ本体を連通状態とする。リンク機構は、クラッチ操作によって中立姿勢から動作姿勢に変化するように構成されている。リンク機構は、レリーズピストンの移動によって、動作姿勢から中立姿勢に変化するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御バルブに関する。
車両用のクラッチ装置において動力伝達状態を解除する操作(以下、レリーズ操作と称する)をするために、クラッチレリーズ装置が設けられている。レリーズ装置は、たとえばクラッチペダルの操作によりスレーブシリンダを作動させ、これによってレリーズ軸受が軸方向に移動する。このレリーズ軸受の移動によって、クラッチ装置を構成するダイヤフラムスプリングの中心部が押圧され、プレッシャプレートによるクラッチディスクへの押圧力が解除される。すなわち、クラッチ装置における動力伝達状態が解除される。
また、クラッチレリーズ装置を大型化することなくレリーズ操作時における踏力を軽減するために、Concentric Slave Cylinder(CSC)式のレリーズ装置が用いられている。CSC式のレリーズ装置は、トランスミッションの入力軸と同軸で設けられたレリーズシリンダ及びレリーズピストンを有している。そして、レリーズシリンダに油圧や空圧を供給してレリーズピストンを作動することによって、レリーズ軸受が軸方向に移動する。以下、空圧により作動するCSC方式のレリーズ装置を空圧式CSCという。
空圧式CSCを有するクラッチ装置は、レリーズベアリング装置を制御する制御バルブを含む。制御バルブは、エア源に接続されており、クラッチペダルの踏み込み量に応じてクラッチレリーズ装置に供給される空気の量を調整することにより、クラッチレリーズ装置の位置を制御する。
特開平10-47381号公報(引用文献1)は、空圧式CSCにおいて油圧バルブシリンダを用いた制御バルブを開示する。
特開平10-47381号公報
油圧バルブシリンダを用いた制御バルブによりクラッチレリーズ装置を制御すると、油圧シリンダからの油漏れが発生してクラッチが滑る恐れがある。
本発明の課題は、油漏れによるクラッチの滑りを防止した、制御バルブを提供することにある。
(1)本発明の一側面に係る制御バルブは、クラッチレリーズ装置を制御するための制御バルブである。クラッチレリーズ装置は、レリーズ軸方向に移動可能なレリーズピストン、シリンダ、及びエア室を有する。制御バルブは、バルブ本体と、リンク機構と、を備える。バルブ本体は、連通状態と、閉鎖状態と、に切替可能である。連通状態は、レリーズピストンを移動させるようにエア室を外部と連通させる。閉鎖状態は、レリーズピストンを停止させるようにエア室を閉鎖する。リンク機構は、中立姿勢と、動作姿勢と、をとるように構成されている。中立姿勢は、バルブ本体を閉鎖状態とする。動作姿勢は、バルブ本体を連通状態とする。リンク機構は、クラッチ操作によって中立姿勢から動作姿勢に変化するように構成されている。リンク機構は、レリーズピストンの移動によって、動作姿勢から中立姿勢に変化するように構成されている。
このように構成された制御バルブでは、クラッチ操作により、リンク機構は、中立姿勢から動作姿勢に変化する。これによりバルブ本体が閉鎖状態から連通状態となる。連通状態では、エア室が外部と連通し、レリーズピストンが移動する。レリーズピストンの移動に伴い、リンク機構は、動作姿勢から中立姿勢に変化する。これによりバルブ本体も連通状態から閉鎖状態になり、レリーズピストンの移動が停止する。
以上の動作により、制御バルブは、クラッチ操作に対するレリーズピストンの位置を制御して、クラッチレリーズ装置を制御することができる。また、上述したように構成された制御バルブは油圧バルブシリンダを用いないため、油圧シリンダからの油漏れによるクラッチの滑りを防止することができる。
(2)好ましくは、制御バルブは、スライダをさらに備える。スライダは、クラッチ操作によりレリーズ軸方向に移動可能である。リンク機構は、第1リンクと、第2リンクと、を有する。第1リンクは、第1端部及び第2端部を含む。第1リンクは、第1端部においてスライダに接続される。第2リンクは、第3端部及び第4端部を含む。第3端部は、レリーズピストンとともに動く部材に接続される。第4端部は、第1リンクの第2端部に接続される。
(3)好ましくは、制御バルブは、バルブピストンと、当接部材と、をさらに備える。バルブピストンは、リンク機構に操作されてバルブ本体を連通状態と閉鎖状態との間で切り替える。当接部材は、バルブピストンとともに移動する。第2端部及び第4端部の少なくとも一方は、当接部材上を摺動する。
(4)好ましくは、レリーズピストンは、第1取付部と第2取付部とを有する。第1取付部と第2取付部とは、互いにレリーズ軸方向に間隔をあけて配置される。リンク機構は、第1リンクと、第2リンクと、第3リンクと、を有する。第1リンクは、第1端部及び第2端部を含む。第1リンクは、クラッチ操作による力がレリーズ軸方向に入力される。第1リンクは、第1端部において第1取付部に接続される。第2リンクは、第3端部及び第4端部を含む。第2リンクは、第3端部において第2取付部に接続される。第3リンクは、第5端部及び第6端部を含む。第5端部は、第2端部に接続される。第6端部は、第4端部に接続される。
(5)好ましくは、制御バルブは、バルブピストンと、ローラとをさらに備える。バルブピストンは、リンク機構に操作されて、バルブ本体を連通状態と閉鎖状態との間で切り替える。ローラは、バルブピストンとともに移動する。ローラは、第3リンクと当接する。ローラは、回転可能に配置される。
(6)好ましくは、連通状態は、第1連通状態を含む。第1連通状態は、エア室とエア源とを連通する。動作姿勢は、第1動作姿勢を含む。第1動作姿勢は、バルブ本体を第1連通状態とする。リンク機構は、クラッチオフとなるようにクラッチ操作が行われるとき、中立姿勢から第1動作姿勢に変化するように構成される。バルブ本体は、リンク機構が中立姿勢から第1動作姿勢に変化すると、第1連通状態となるように構成される。
(7)好ましくは、連通状態は、第2連通状態を含む。第2連通状態は、エア室と大気圧部とを連通する。動作姿勢は、第2動作姿勢を含む。第2動作姿勢は、バルブ本体を第2連通状態とする。リンク機構は、クラッチオンとなるようにクラッチ操作が行われるとき、中立姿勢から第2動作姿勢に変化するように構成される。バルブ本体は、リンク機構が中立姿勢から第2動作姿勢に変化すると、第2連通状態となるように構成される。
(8)好ましくは、バルブ本体は、第1スリーブ、及び、第2スリーブ、を有する。第1スリーブは、リンク機構が中立姿勢からバルブ本体を第1連通状態とする第1動作姿勢に変化する場合に、給気回路を開く。第2スリーブは、リンク機構が前記中立姿勢からバルブ本体を第2連通状態とする第2動作姿勢に変化する場合に、排気回路を開く。
(9)バルブ本体は、サイレンサー構造を含む。サイレンサー構造は、空気が排出される際の音を抑制する。
以上のような本発明では、油漏れによるクラッチの滑りを防止した、制御バルブを提供することができる。
本発明の一実施形態である制御バルブ及びクラッチレリーズ装置の断面図。 本発明の一実施形態である制御バルブの動作を説明する図。 本発明の一実施形態である制御バルブの動作を説明する図。 本発明の一実施形態である制御バルブの動作を説明する図。 本発明の一実施形態である制御バルブの動作を説明する図。 本願発明の別の実施形態である制御バルブ及びクラッチレリーズ装置の断面図。
[全体構成]
図1は、本発明の一実施形態である制御バルブ100及びクラッチレリーズ装置200の断面図である。制御バルブ100は、クラッチレリーズ装置200に用いられる。クラッチ装置は、エンジン側のフライホイール(図示せず)からトランスミッション入力シャフト(図示せず)にトルクを伝達及び遮断するための装置である。制御バルブ100とクラッチレリーズ装置200とは、エア配管(図示せず)を介して接続される。クラッチレリーズ装置200の上側には、クラッチ装置が配置されている。クラッチレリーズ装置200の下側には、トランスミッション(図示せず)が配置されている。
図1の断面図において、O-O線が回転軸線である。なお、以下の説明において、「レリーズ軸方向」とはクラッチレリーズ装置200が延びる方向を示す。図1の下側を「レリーズ軸方向第1側」とし、図1の上側を「レリーズ軸方向第2側」とする。また、「バルブ軸方向」とは後述のバルブ本体40が延びる方向を示す。バルブ軸方向は、レリーズ軸方向に対して垂直である。図1の右側を「バルブ軸方向第1側」とし、図1の左側を「バルブ軸方向第2側」とする。また、「径方向」とは、回転軸Oを中心とした円の半径方向を意味する。
[クラッチレリーズ装置200]
クラッチレリーズ装置200は、エンジンとトランスミッションとの間に配置されたクラッチ装置をレリーズ操作するための装置である。すなわち、このクラッチレリーズ装置200によって、クラッチ装置における動力伝達状態が解除される。
クラッチレリーズ装置200は、シリンダ220と、レリーズピストン210と、エア室Cと、を含む。
<シリンダ220>
シリンダ220は、内周円筒部221と、外周円筒部222と、底部223と、を有している。
内周円筒部221は、径方向においてトランスミッションの入力軸(図示せず)の外側に、入力軸と同軸で配置されている。外周円筒部222は、底部223の外周から軸方向第2側に延びる。外周円筒部222は、内周円筒部221とほぼ平行に延びている。底部223には、エア室Cに空気を供給するためのエア供給口224が形成されている。
<レリーズピストン210>
レリーズピストン210は、シリンダ220の内周円筒部221と外周円筒部222との間に、入力軸と同軸で配置されている。レリーズピストン210は、シリンダ220の内周円筒部221及び外周円筒部222に沿って軸方向に移動可能である。
レリーズピストン210の軸方向第2側の端部には、レリーズ軸受211がはめ込まれている。レリーズ軸受211には、筒状のレリーズ部材230が装着されている。このレリーズ部材230がクラッチ装置のダイヤフラムスプリング300の内周端部に当接している。
レリーズピストン210は、作動位置と非作動位置との間でレリーズ軸方向に移動可能に配置される。制御バルブ100に制御され、レリーズピストン210は、作動位置と非作動位置との間で切替可能である。
なお、作動位置とは、エア室Cに空気が入ってレリーズピストン210が移動し終わった状態での最終位置である。すなわち、作動位置とは、クラッチ装置をクラッチオフ状態にするときのレリーズピストン210の位置である。また、非作動位置とは、エア室Cから空気が排出されてレリーズピストン210が移動し終わった状態での最終位置である。すなわち、非作動位置とは、クラッチ装置をクラッチオン状態にするときのレリーズピストン210の位置である。非作動位置は、作動位置よりもレリーズ軸方向第1側である。
<エア室C>
エア室Cは、シリンダ220とレリーズピストン210とによって画定される。詳細には、シリンダ220の内周円筒部221、底部223、外周円筒部222、及びレリーズピストン210によって、エア室Cが形成されている。
エア室Cには、レリーズピストン210を軸方向第2側に付勢するスプリング301が設けられている。スプリング301によって、レリーズ部材230は、所定の圧力でダイヤフラムスプリング300の内周端部に押圧されている。エア室Cに空気が供給されていない状態で、レリーズ部材230とダイヤフラムスプリング300との間には予圧が作用している。
[制御バルブ100]
制御バルブ100は、クラッチレリーズ装置200に取り付けられている。制御バルブ100は、クラッチレリーズ装置200の軸方向と制御バルブ100の軸方向とが交差するように配置されている。本実施形態では、クラッチレリーズ装置200の軸方向と制御バルブ100の軸方向とは、互いに垂直となるように交差している。制御バルブ100は、クラッチレリーズ装置200を制御する。
制御バルブ100は、リンク機構10と、スライダ15と、バルブピストン20と、当接部材30と、バルブ本体40と、を備える。
<リンク機構10>
リンク機構10は、中立姿勢と、動作姿勢と、をとるように構成されている。なお、動作姿勢は第1動作姿勢と第2動作姿勢とを含む。すなわち、本実施形態では、リンク機構10は、中立姿勢と、第1動作姿勢と、第2動作姿勢と、をとるように構成されている。
リンク機構10は、クラッチ操作によって中立姿勢から第1動作姿勢又は第2動作姿勢に変化するように構成されている。また、リンク機構10は、レリーズピストン210の移動によって、第1動作姿勢又は第2動作姿勢から中立姿勢に変化するように構成される。
詳細には、クラッチオフとなるようにクラッチ操作が行われるとき、リンク機構10は、中立姿勢から第1動作姿勢に変化するように構成される。また、クラッチオンとなるようにクラッチ操作が行われるとき、リンク機構10は、中立姿勢から第2動作姿勢に変化するように構成される。
リンク機構10は、中立姿勢において、バルブ本体40を閉鎖状態とする。リンク機構10は、動作姿勢において、バルブ本体40を連通状態とする。詳細には、第1動作姿勢では、リンク機構10は、バルブ本体40をエア室Cとエア源とを連通させる状態にする。第2動作姿勢では、リンク機構10は、バルブ本体40をエア室Cと大気圧部とを連通させる状態にする。
リンク機構10は、第1リンク11と、第2リンク12と、を有する。
<<第1リンク11>>
第1リンク11は細長い板状である。第1リンク11は、第1端部11a及び第2端部11bを含む。第1端部11aは、スライダ15に回転可能に接続されている。第1端部11aは、レリーズ軸方向に移動可能である。第2端部11bは、第2リンク12に回転可能に接続されている。第2端部11bは、レリーズ軸方向に移動可能であり、かつバルブ軸方向に移動可能である。
<<第2リンク12>>
第2リンク12は細長い板状である。第2リンク12は、第3端部12a及び第4端部12bを含む。第3端部12aは、レリーズピストン210とともに動く部材に回転可能に取り付けられている。なお、第3端部12aは、クラッチレリーズ装置200のレリーズピストン210に直接取り付けられてもよい。第3端部12aは、レリーズ軸方向に移動可能である。
第4端部12bは、第1リンク11の第2端部11bに回転可能に接続されている。第4端部12bは、レリーズ軸方向に移動可能であり、かつバルブ軸方向に移動可能である。
リンク機構10が第1動作姿勢になると、リンク機構10が中立姿勢のときと比べて、第1リンク11の第1端部11aと第2リンク12の第3端部12aとの距離が縮んで、第2端部11b及び第4端部12bがバルブ軸方向第1側に移動する。リンク機構10が第2動作姿勢になると、リンク機構10が中立姿勢のときと比べて、第1リンク11の第1端部11aと第2リンク12の第3端部12aとの距離が伸びて、第2端部11b及び第4端部12bがバルブ軸方向第2側に移動する。
<スライダ15>
スライダ15は、細長い板状である。スライダ15は、クラッチペダルに接続されている。スライダ15は、長手方向がクラッチレリーズ装置200の軸方向と平行になるように取り付けられる。スライダ15は、レリーズ軸方向に移動可能である。なお、本実施形態において、クラッチペダルを踏み込むと、スライダ15はレリーズ軸方向第2側に移動し、クラッチペダルの踏み込みを解除すると、スライダ15はレリーズ軸方向第1側に移動するように構成されている。
<バルブピストン20>
バルブピストン20は、円柱状である。バルブピストン20は、バルブ軸方向に移動可能である。バルブピストン20は、リンク機構10によって操作される。
<当接部材30>
当接部材30は、バルブピストン20のバルブ軸方向第2側の端部に取り付けられる。これにより、当接部材30はバルブピストン20とともにバルブ軸方向に移動する。
当接部材30は、本体部31と姿勢保持部32とを含む。本体部31は、第1リンク11の第2端部11b及び第2リンク12の第4端部12bの少なくとも一方と当接する。リンク機構10が中立姿勢と動作姿勢との間で姿勢を変化する過程において、第1リンク11の第2端部11b及び第2リンク12の第4端部12bの少なくとも一方が当接部材30上を摺動する。
<バルブ本体40>
バルブ本体40は、リンク機構10に対してバルブ軸方向第1側に配置される。バルブ本体40には、エア源(図示せず)が接続される。
バルブ本体40は、閉鎖状態と連通状態とに切替可能である。なお、連通状態は、第1連通状態と第2連通状態とを含む。すなわち、本実施形態では、バルブ本体40は、閉鎖状態と、第1連通状態と、第2連通状態とのいずれかに切替可能である。
バルブ本体40は、閉鎖状態において、レリーズピストン210を停止させるようにエア室Cを閉鎖する。
バルブ本体40は、連通状態において、レリーズピストン210を移動させるようにエア室Cを外部と連通させる。詳細には、第1連通状態において、バルブ本体40は、エア室Cとエア源とを連通する。また、第2連通状態において、バルブ本体40は、エア室Cと大気圧部とを連通する。ここで、エア源及び大気圧部が、上記外部に相当する。なお、大気圧部とは、大気に連通する部分である。
バルブ本体40は、リンク機構10に操作されたバルブピストン20により、連通状態と閉鎖状態との間で切り替わる。リンク機構10が中立姿勢にあるとき、バルブ本体40は閉鎖状態となる。また、リンク機構10が動作姿勢にあるとき、バルブ本体40は連通状態となる。詳細には、リンク機構10が第1動作姿勢にあるとき、バルブ本体40は第1連通状態となり、リンク機構10が第2動作姿勢にあるとき、バルブ本体40は第2連通状態となる。
バルブ本体40は、エア配管を介してクラッチレリーズ装置200のエア供給口224に接続される。これにより、第1連通状態のときに、バルブ本体40はクラッチレリーズ装置200のエア室Cに空気を送ることができる。また、バルブ本体40は、大気圧部(図示せず)と連通する。これにより、第2連通状態のときに、バルブ本体40はエア室C内の空気を排気することができる。
バルブ本体40は、バルブシリンダ41と、第1スリーブ43と、第2スリーブ44と、サイレンサー構造45と、を含む。バルブピストン20と、第1スリーブ43と、第2スリーブ44と、は、バルブシリンダ41内をバルブ軸方向に移動可能に配置されている。
バルブシリンダ41は、円筒状である。バルブシリンダ41は、バルブピストン20と同軸で配置されている。バルブシリンダ41は、クラッチレリーズ装置200に空気を供給するためのエア供給口41aを有する。
バルブシリンダ41はさらに、第1スリーブ43と第2スリーブ44との間に突起部41bを有する。突起部41bは、バルブ本体40が閉鎖状態において、第1スリーブ43のバルブ軸方向第2側の端部に当接して、空気の連通を遮断している。
第1スリーブ43は中空の円筒状である。バルブ本体40が閉鎖状態のとき、第1スリーブ43は、第1バルブスプリング43aにより、バルブ軸方向第2側に付勢されている。第1スリーブ43のバルブ軸方向第2側の端部は、第2スリーブ44のバルブ軸方向第1側の端部とバルブシリンダ41の突起部41bとに当接する。
第1スリーブ43は、バルブ軸方向第1側の端部において、サイレンサー構造45に接続している。サイレンサー構造45は、空間を付与している。サイレンサー構造45は、排気ポートとしても機能する。サイレンサー構造45は、空気が排出される際の音を抑制する。
第2スリーブ44は、円柱状である。第2スリーブ44は、中央部にバルブ軸方向に延びる凹部を有する。この凹部にバルブピストン20が挿入されている。このため、バルブピストン20がバルブ軸方向第1側に移動した場合に、バルブピストン20はバルブピストン20とともに移動することができる。
第2スリーブ44は、第2バルブスプリング44aにより、バルブ軸方向第2側に付勢されている。バルブ本体40が閉鎖状態のとき、第2スリーブ44のバルブ軸方向第1側の端部は、第1スリーブ43のバルブ軸方向第2側の端部と当接する。
バルブ本体40が第1連通状態のとき、突起部41bは第1スリーブ43のバルブ軸方向第2側の端部から離れている。この状態が給気回路が開いた状態であり、クラッチレリーズ装置200のエア室Cに空気が供給される。
バルブ本体40が第2連通状態において、第1スリーブ43のバルブ軸方向第2側の端部と第2スリーブ44のバルブ軸方向第1側の端部との間に隙間が生じている。この状態が排気回路が開いた状態である。このとき、第1スリーブ43の上記中空部分を通って、クラッチレリーズ装置200の空気が排気される。
[動作]
クラッチ装置は、クラッチオン状態とクラッチオフ状態をとる。クラッチ装置がクラッチオン状態のとき、ダイヤフラムスプリング300の押圧力によってクラッチディスクがプレッシャプレートとフライホイールとの間に挟持されている。このため、エンジンからの動力は、トランスミッションに伝達される。一方、クラッチ装置がクラッチオフ状態のとき、クラッチディスクがフライホイールから離れる。このため、エンジンからトランスミッションに対する動力の伝達が断たれている。
クラッチ操作は、クラッチ装置をクラッチオン状態とするためのクラッチオン操作と、クラッチ装置をクラッチオフ状態とするためのクラッチオフ操作と、を含む。なお、クラッチオフ操作とはクラッチペダルを踏む操作であり、クラッチオン操作とはクラッチペダルを解除する操作である。すなわち、クラッチ装置は、通常クラッチオン状態となっている。
以下、図2~図5を用いて、動作を説明する。図2~図5において、破線Aはリンク機構10が中立姿勢をとっている状態でのリンク機構10と当接部材30との当接している部分の位置を示す。破線Bはリンク機構10が第1動作姿勢をとっている状態でのリンク機構10と当接部材30との当接している部分の位置を示す。破線Cはリンク機構10が第2動作姿勢をとっている状態でのリンク機構10と当接部材30との当接している部分の位置を示す
クラッチ装置がクラッチオン状態のとき、クラッチレリーズ装置200は、スプリング301の付勢力によってダイヤフラムスプリング300に対して付勢されている。このとき、図2に示すとおり、リンク機構10は、中立姿勢をとっている。
クラッチオフ操作が行われると、クラッチオフ操作による力がスライダ15に入力され、スライダ15がレリーズ軸方向第2側に移動する。これにより、図3に示すとおり、リンク機構10が中立姿勢から第1動作姿勢に変化する。具体的には、第1リンク11の第1端部11aはスライダ15に接続されているため、リンク機構10がスライダ15に押され、第1リンク11の第1端部11aが、レリーズ軸方向第2側に移動する。これにより、第1リンク11の第2端部11bと第2リンク12の第4端部12bとがレリーズ軸第2側かつバルブ軸方向第1側に移動する。同時に第2端部11b及び第4端部12bの少なくとも一方が当接部材30上を摺動しながら、当接部材30をバルブ軸方向第1側に押圧する。
リンク機構10によって押圧された当接部材30は、バルブ軸方向第1側に移動する。当接部材30とともに、バルブピストン20もバルブ軸方向第1側に移動する。そのため、第2スリーブ44がバルブピストン20と一体的に動き、第1スリーブ43のレリーズ軸方向第2側の端部を押す。これにより、第1スリーブ43がレリーズ軸方向第1側に移動してエア室Cをエア源と連通させる給気回路を開き、バルブ本体40が第1連通状態になる。エア源と連通したことにより、エア室Cにエアが供給される。エア室Cに空気が供給されると、レリーズピストン210は、非作動位置からレリーズ軸方向第2側に移動して、作動位置をとる。これにより、レリーズ部材230がダイヤフラムスプリング300の中心部を押圧し、プレッシャプレートの押圧力を解除する。その結果、クラッチディスクがフライホイールから離れ、クラッチ装置はクラッチオフ状態となり、エンジンからトランスミッションに対する動力の伝達が断たれる。
また、レリーズピストン210の非作動位置から作動位置への移動に伴い、図4に示すとおり、リンク機構10が第1動作姿勢から中立姿勢に変化する。具体的には、第2リンク12の第3端部12aがレリーズ軸方向第2側に移動する。同時に第2端部11b及び第4端部12bの少なくとも一方が当接部材30上を摺動しながら、バルブ軸方向第2側に移動する。
これにより第2端部11bと第4端部12bによる当接部材30の押圧が解除される。当接部材30は、バルブピストン20を介して、第1バルブスプリング43a及び第2バルブスプリング44aによりバルブ軸方向第2側に付勢されている。このため、当接部材30は、バルブピストン20とともにバルブ軸方向第2側に移動する。バルブピストン20の移動に伴い、第1スリーブ43及び第2スリーブ44がバルブ軸方向第2側に移動し、第1スリーブ43が突起部41bに当接して、給気回路が閉じる。これによりバルブ本体40も第1連通状態から閉鎖状態になり、レリーズピストン210の移動が停止する。
一方、クラッチオン操作が行われると、クラッチオフ操作によりスライダ15がレリーズ軸方向第1側へ引っ張られ、スライダ15がレリーズ軸方向第1側に移動する。これにより、図5に示すとおり、リンク機構10が中立姿勢から第2動作姿勢に変化する。具体的には、第1端部11aはスライダ15とともに、レリーズ軸方向第1側に移動する。これにより、第1リンク11の第2端部11bと第2リンク12の第4端部12bとがレリーズ軸第1側かつバルブ軸方向第2側に移動する。同時に第2端部11b及び第4端部12bの少なくとも一方が当接部材30上を摺動しながら、バルブ軸方向第2側に移動する。
これにより第2端部11bと第4端部12bによる当接部材30の押圧が解除される。当接部材30は、バルブピストン20を介して、第1バルブスプリング43a及び第2バルブスプリング44aによりバルブ軸方向第2側に付勢されている。このため、当接部材30は、バルブピストン20とともにバルブ軸方向第2側に移動する。当接部材30とともに、バルブピストン20もバルブ軸方向第2側に移動する。そのため、第2スリーブ44がバルブ軸方向第2側に移動し、第2スリーブ44と第1スリーブ43との間に隙間が生じる。これにより、第2スリーブ44がエア室Cを大気圧部と連通させる排気回路を開き、バルブ本体40が第2連通状態になる。バルブ本体40は、第2連通状態においてエア室Cを大気圧部と連通させる。大気圧部と連通したことにより、エア室Cからエアが排気される。エア室Cの空気圧が低下すると、レリーズピストン210は、ダイヤフラムスプリング300の押圧力により、作動位置からレリーズ軸方向第1側に移動して、非作動位置をとる。これにより、クラッチディスクがフライホイールを押圧し、エンジンからトランスミッションに対する動力が伝達される。
また、レリーズピストン210のレリーズの作動位置から非作動位置への移動に伴い、図2に示すとおり、リンク機構10が第2動作姿勢から中立姿勢に変化する。具体的には、第2リンク12の第3端部12aがレリーズ軸方向第1側に移動する。これにより、第1リンク11の第2端部11bと第2リンク12の第4端部12bとがレリーズ軸第1側かつバルブ軸方向第2側に移動する。同時に第2端部11b及び第4端部12bの少なくとも一方が当接部材30上を摺動しながら、当接部材30を押圧する。当接部材30に押圧されて、バルブピストン20がバルブ軸方向第1側に移動する。バルブピストン20に第2スリーブ44が押圧されて、第1スリーブ43のバルブ軸方向第2側の端部と第2スリーブ44のバルブ軸方向第1側の端部との間の隙間が閉じて排気回路が閉じる。これによりバルブ本体40も第2連通状態から閉鎖状態になり、レリーズピストン210の移動が停止する。
以上の動作により、制御バルブ100は、クラッチ操作に対するクラッチレリーズ装置200のレリーズピストン210の位置を制御して、クラッチレリーズ装置200を制御することができる。また、本発明の一側面に係る制御バルブ100は油圧シリンダを用いないため、油圧シリンダからの油漏れによるクラッチの滑りを防止することができる。
[他の実施形態]
本発明は、以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
変形例1
上記実施例では、制御バルブ100は、第1リンク11と、第2リンク12と、を含むリンク機構10と、スライダ15と、を備えた。しかしながら、特にこれに限定されない。制御バルブ100は、第1リンク111と、第2リンク112と、第3リンク113と、を含むリンク機構110と、ローラ160と、を備えてもよい。
本変形例においては、レリーズピストン210は、互いに軸方向に間隔をあけて配置される第1取付部211aと第2取付部211bとを有する。
<リンク機構110>
上記実施形態と同様に、リンク機構110は、中立姿勢と、第1動作姿勢と、第2動作姿勢をとるように構成されている。
<<第1リンク111>>
第1リンク111は、細長い板状である。第1リンク111は、第1端部111aと、第2端部111bと、を含む。第1リンク111は、第1端部111aにおいて、第1取付部211aに回転可能に接続される。第2端部111bは、レリーズ軸方向に移動可能であり、かつバルブ軸方向に移動可能である。第1リンク111には、クラッチ操作による力がレリーズ軸方向に入力される。
<<第2リンク112>>
第2リンク112は、細長い板状である。第2リンク112は、第1リンク111と平行に配置される。第2リンク112は、第3端部112aと、第4端部112bと、を含む。第2リンク112は、第3端部112aにおいて第2取付部211bに回転可能に接続される。
<<第3リンク113>>
第3リンク113は、細長い板状である。第3リンク113は、第5端部113aと、第6端部113bと、を含む。第5端部113aは、第2端部111bに回転可能に接続される。第6端部113bは、第4端部112bに回転可能に接続される。第3リンク113は、レリーズ軸方向に平行に延びる。第3リンク113は、常にレリーズ軸方向に平行な姿勢を保つことが好ましい。
<ローラ160>
ローラ160は、バルブ軸方向に移動可能である。ローラ160は、バルブピストン20とともに移動する。ローラ160は、第3リンク113と当接する。ローラ160は、回転可能に配置される。
リンク機構110が第1動作姿勢になると、リンク機構110が中立姿勢のときと比べて、第3リンク113がバルブ軸方向第1側に移動する。リンク機構110が第2動作姿勢になると、リンク機構10が中立姿勢のときと比べて第3リンク113がバルブ軸方向第2側に移動する。
[動作]
クラッチオフ操作が行われると、クラッチオフ操作による力が第1リンク111に入力され、第1リンク111の第2端部111bがレリーズ軸方向第2側かつバルブ軸方向第1側に移動する。ここで、第3リンク113は、第5端部113aが、第2端部111bに接続されている。そのため、第3リンク113は、ローラ160上を摺動しながら、バルブ軸方向第1側に移動する。このように、リンク機構110が中立姿勢から第1動作姿勢に変化する。
このとき、ローラ160は、第3リンク113に押されて、バルブ軸方向第1側に移動する。ローラ160とともに、バルブピストン20もバルブ軸方向第1側に移動する。そのため、上記実施形態と同様に、バルブ本体40が第1連通状態となる。この結果、レリーズピストン210は、非作動位置から作動位置へ移動する。
また、レリーズピストン210の非作動位置から作動位置への移動に伴い、第2リンク112の第3端部112aがレリーズ軸方向第2側に移動する。これにより、第2リンク112の第4端部112bがレリーズ軸第2側かつバルブ軸方向第2側に移動する。同時に第3リンク113は、ローラ160上を摺動しながら、バルブ軸方向第2側に移動する。このように、リンク機構110が第1動作姿勢から中立姿勢に変化する。これによりバルブ本体40も第1連通状態から閉鎖状態になり、レリーズピストン210の移動が停止する。
一方、クラッチオンとなるように操作が行われると、クラッチ操作による力が第1リンク111から解除され、第1リンク111の第2端部111bがレリーズ軸方向第1側かつバルブ軸方向第2側に移動する。ここで、第3リンク113は、第5端部113aは、第2端部111bに接続されている。そのため、第3リンク113は、ローラ160上を摺動しながら、バルブ軸方向第2側に移動する。このように、リンク機構110が中立姿勢から第2動作姿勢に変化する。
このとき、ローラ160に対する第3リンク113の押圧力が解除されて、ローラ160は、バルブ軸方向第2側に移動する。ローラ160とともに、バルブピストン20もバルブ軸方向第2側に移動する。ローラ160とともに、バルブピストン20もバルブ軸方向第2側に移動する。そのため、上記実施形態と同様にバルブ本体40が第2連通状態になる。この結果、レリーズピストン210は、作動位置から非作動位置へ移動する。
また、レリーズピストン210のレリーズの作動位置から非作動位置への移動に伴い、第2リンク112の第3端部112aがレリーズ軸方向第1側に移動する。これにより、第2リンク112の第4端部112bがレリーズ軸第1側かつバルブ軸方向第2側に移動する。同時に第3リンク113は、ローラ160上を摺動しながら、バルブ軸方向第1側に移動する。このように、リンク機構110が第2動作姿勢から中立姿勢に変化する。これによりバルブ本体40も第1連通状態から閉鎖状態になり、レリーズピストン210の移動が停止する。
変形例2
上記実施例では、クラッチオフ操作とクラッチオン操作との両方のクラッチ操作において、リンク機構10は中立姿勢から第1動作姿勢、第1動作姿勢から中立姿勢、中立姿勢から第2動作姿勢、第2動作姿勢から中立姿勢へと姿勢を変化させた。しかしながら、特にこれに限定されない。クラッチオフ操作においてのみ、リンク機構10が姿勢を変化させてもよい。また、クラッチオン操作においてのみ、リンク機構10が姿勢を変化させてもよい。
変形例3
上記実施形態では、制御バルブ100は、クラッチペダルによるクラッチ操作に応じてレリーズピストン210の位置を制御した。しかしながら、特にこれに限定されない。制御バルブ100は、その他の手段によるクラッチ操作に応じて、クラッチレリーズ装置200の位置を制御してもよい。
変形例4
上記実施形態では、第2リンク112は、レリーズピストン210に固定されている。しかしながら、特にこれに限定されない。たとえば、第2リンク112は、レリーズピストン210の他の部位に固定されてもよい。
変形例5
上記実施形態では、バルブ本体40は、第1スリーブ43と、第2スリーブ44と、を含む。しかしながら、特にこれに限定されない。たとえば、バルブ本体40は、バルブを一つだけ有してもよい。
変形例6
クラッチレリーズ装置200の形状や構成は、前記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
10 リンク機構
11 第1リンク
12 第2リンク
15 スライダ
20 バルブピストン
30 当接部材
40 バルブ本体
41 バルブシリンダ
43 第1スリーブ
44 第2スリーブ
100 制御バルブ
111 第1リンク
112 第2リンク
113 第3リンク
160 ローラ
200 クラッチレリーズ装置
210 レリーズピストン
C エア室

Claims (9)

  1. レリーズ軸方向に移動可能なレリーズピストン、シリンダ、及びエア室を有するクラッチレリーズ装置を制御するための制御バルブであって、
    前記レリーズピストンを移動させるように前記エア室を外部と連通させる連通状態と、前記レリーズピストンを停止させるように前記エア室を閉鎖する閉鎖状態と、に切替可能であるバルブ本体と、
    前記バルブ本体を前記閉鎖状態とする中立姿勢と、前記バルブ本体を前記連通状態とする動作姿勢と、をとるように構成されたリンク機構と、を備え、
    前記リンク機構は、クラッチ操作によって前記中立姿勢から前記動作姿勢に変化するように構成され、前記レリーズピストンの移動によって前記動作姿勢から前記中立姿勢に変化するように構成される、
    制御バルブ。
  2. クラッチ操作により前記レリーズ軸方向に移動可能なスライダをさらに備え、
    前記リンク機構は、
    第1端部及び第2端部を含み、前記第1端部において前記スライダに接続される第1リンクと、
    前記レリーズピストンとともに動く部材に接続される第3端部、及び前記第1リンクの前記第2端部に接続される第4端部、を含む第2リンクと、
    を有する、請求項1に記載の制御バルブ。
  3. 前記リンク機構に操作されて前記バルブ本体を前記連通状態と前記閉鎖状態との間で切り替えるバルブピストンと、
    前記バルブピストンとともに移動する当接部材と、をさらに備え、
    前記第2端部及び前記第4端部の少なくとも一方は、前記当接部材上を摺動する、
    請求項2に記載の制御バルブ。
  4. 前記レリーズピストンは、互いに前記レリーズ軸方向に間隔をあけて配置される第1取付部と第2取付部とを有し、
    前記リンク機構は、
    第1端部及び第2端部を含み、クラッチ操作による力が前記レリーズ軸方向に入力され、前記第1端部において前記第1取付部に接続される第1リンクと、
    第3端部及び第4端部を含み、前記第3端部において前記第2取付部に接続される第2リンクと、
    前記第2端部に接続される第5端部、及び、前記第4端部に接続される第6端部、を含む第3リンクと、
    を有する、請求項1に記載の制御バルブ。
  5. 前記リンク機構に操作されて、前記バルブ本体を前記連通状態と前記閉鎖状態との間で切り替える、バルブピストンと、
    前記バルブピストンとともに移動し、前記第3リンクと当接し、回転可能に配置されるローラと、
    をさらに備える、請求項4に記載の制御バルブ。
  6. 前記連通状態は、前記エア室とエア源とを連通する第1連通状態を含み、
    前記動作姿勢は、前記バルブ本体を前記第1連通状態とする第1動作姿勢を含み、
    前記リンク機構は、クラッチオフとなるようにクラッチ操作が行われるとき、前記中立姿勢から前記第1動作姿勢に変化するように構成され、
    前記バルブ本体は、前記リンク機構が前記中立姿勢から前記第1動作姿勢に変化すると、前記第1連通状態となるように構成される、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の制御バルブ。
  7. 前記連通状態は、前記エア室と大気圧部とを連通する第2連通状態を含み、
    前記動作姿勢は、前記バルブ本体を前記第2連通状態とする第2動作姿勢を含み、
    前記リンク機構は、クラッチオンとなるようにクラッチ操作が行われるとき、前記中立姿勢から前記第2動作姿勢に変化するように構成され、
    前記バルブ本体は、前記リンク機構が前記中立姿勢から前記第2動作姿勢に変化すると、前記第2連通状態となるように構成される、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の制御バルブ。
  8. 前記バルブ本体は、第1スリーブ、及び、第2スリーブ、を有し、
    前記第1スリーブは、前記リンク機構が前記中立姿勢から前記バルブ本体を第1連通状態とする第1動作姿勢に変化する場合に、給気回路を開き、
    前記第2スリーブは、前記リンク機構が前記中立姿勢から前記バルブ本体を第2連通状態とする第2動作姿勢に変化する場合に、排気回路を開く、
    請求項6又は請求項7に記載の制御バルブ。
  9. 前記バルブ本体は、空気が排出される際の音を抑制するサイレンサー構造を含む、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の制御バルブ。
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