JPH0517501Y2 - - Google Patents

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JPH0517501Y2
JPH0517501Y2 JP8971086U JP8971086U JPH0517501Y2 JP H0517501 Y2 JPH0517501 Y2 JP H0517501Y2 JP 8971086 U JP8971086 U JP 8971086U JP 8971086 U JP8971086 U JP 8971086U JP H0517501 Y2 JPH0517501 Y2 JP H0517501Y2
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JP
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negative pressure
shift
control valve
valve
port
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用変速機のシフト操作機構にお
ける負圧式シフトアシスト装置に関する。
〔従来技術〕
一般に、変速機においてはシフトレバーのセレ
クト操作方向への操作は小さい操作力でよいがシ
フト操作方向への操作は大きな操作力を必要と
し、特に大トルクエンジンを搭載し大きなクラツ
チを備えたものにおいては大きな操作力が必要と
なり、これに対処すべく負圧式シフトアシスト装
置が開発されている。
かかる負圧式シフトアシスト装置の一形式とし
て実開昭48−38276号公報に示されているように、
シフト操作機構を構成しシフトフオークを操作す
るシフト操作部材とシフトレバーに連結した操作
ケーブル、操作リンク等連結部材との間に介装さ
れ、同連結部材の操作により作動して負圧源から
の負圧の供給を切換え制御する制御弁と、同制御
弁からの負圧の供給により作動して前記シフト操
作部材を作動させる負圧アクチユエータを備えた
形式のものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のこの種形式のシフトアシスト
装置においては、負圧源として前記公報に示され
ているように専用の真空ポンプが採用されている
ため、車両に同真空ポンプを搭載しなければなら
ず、かつ同真空ポンプを駆動させるための動力を
必要とするという不具合がある。
これらの不具合を解決するには、負圧源として
真空ポンプに換えて機関の吸気管負圧を採用すれ
ばよいが、前記シフトアシスト装置においては負
圧が常時制御弁に供給されているため、同制御弁
の切換部に気密洩れがある場合には機関の駆動、
特に機関のアイドル回転数に影響を及ぼすことに
なる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこれらの問題に対処すべくなされたも
ので、上記した形式の負圧式シフトアシスト装置
において、前記負圧源として機関の吸気管負圧を
採用するとともに、同負圧源と前記制御弁を接続
する負圧管路の途中にクラツチペダルの操作によ
り開成する常閉型開閉弁を設けたことを特徴とす
る。
〔考案の作用・効果〕
かかる構成によれば、負圧源として機関の吸気
管負圧を採用しているので専用の真空ポンプ、同
ポンプを駆動させるための動力を必要としないこ
とは勿論であるが、吸気管負圧は前記常閉型開閉
弁の作用によりシフト操作すべくクラツチペダル
を操作したときにのみ前記制御弁、負圧アクチユ
エータに供給される。このため、吸気管負圧はシ
フト操作を行う瞬時わずかに変動するのみで、た
とえ前記制御弁の切換部に気密洩れがあつても吸
気管負圧には影響がなく、アイドル回転数に対す
る影響もない。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
るに、第1図には本考案に係るシフトアシスト装
置の概略構成が示されている。当該シフトアシス
ト装置は切換え制御弁10、負圧アクチユエータ
20および常閉型開閉弁30からなる。
制御弁10および負圧アクチユエータ20は、
シフトレバー41に連結したシフトケーブル42
aの一端とシフトアーム43間に介装され、また
開閉弁30はエンジンの吸気管44における絞り
弁44aの下流に位置するサージタンク44bと
制御弁10とを連通させる負圧管路45aの途中
に介装されている。なお、シフトレバー41には
セレクトケーブル42bが連結されていて、その
一端はセレクトアーム46に連結されている。
しかして、制御弁10は第2図に示すようにシ
リンダ11とスプール12を主要構成部材とする
もので、スプール12はシリンダ11の内孔11
a内に気密的かつ軸方向へ摺動可能に嵌挿され、
外向フランジ12a、一対の皿バネ13a,13
b、プレート14、ナツト15により抜止めされ
ている。シリンダ11とスプール12は皿バネ1
3a,13bの一方に抗して所定量相対的摺動が
可能である。このスプール12の中間外周部には
所定幅の2条の環状溝12b,12cが設けられ
ていて、両環状溝12b,12cはシリンダ11
に設けた第1ポート11bと第2ポート11cお
よび第1ポート11bと第3ポート11d間に位
置し、かつ第1環状溝12bは第4ポート11e
に連通するとともに第2環状溝12cは第5ポー
ト11fに連通している。かかる制御弁10にお
いては、シリンダ11がシフトケーブル42aに
ジヨイント42cを介して連結されているととも
に、スプール12がジヨイント47を介してシフ
トシヤフト48に連結され、かつシリンダ11の
第1ポート11bが負圧管路45aに、第2ポー
ト11cおよび第3ポート11dが吸気管44の
絞り弁44aより上流側に連通する正圧管路45
bに連結されている。
負圧アクチユエータ20は第2図に示すよう
に、シリンダ21およびその内孔21a内に気密
的かつ軸方向へ摺動可能に嵌挿したピストンロツ
ド22と、ピストンロツド22を制御弁10のス
プール12に連結する揺動リンク23とからな
る。シリンダ21内はピストンロツド22の内端
に設けたピストン24にて2つの室R1,R2に
気密的に区画されており、第1室R1が制御弁1
0の第4ポート11eに連通し、かつ第2室R2
が制御弁10の第5ポート11fに連通してい
る。揺動リンク23はその中央部にてミツシヨン
ケースに支持ピン23aを介して揺動可能に組付
けられていて、ピストンロツド22の駆動をスプ
ール12に伝達する。
開閉弁30は第1ボデー31、第2ボデー32
およびキヤツプ33からなるバルブボデーと、第
1ボデー31の内孔31a内に介装された弁体3
4と、第2ボデー32の内孔32a内に気密的か
つ軸方向へ摺動可能に嵌挿したプツシユロツド3
5とにより構成されている。弁体34は第1圧縮
スプリング36aの作用にて第1ボデー31に設
けた貫通孔31bの開口端に着座し、またプツシ
ユロツド35は第2圧縮スプリング36bの作用
にて第2ボデー32から外方へ所定長突出しかつ
その内端が弁体34に対向している。かかる開閉
弁30は第1図に示すようにクラツチペダル49
に近接して配設され、同ペダル49の踏込み操作
によりプツシユロツド35が押動される。
このように構成したシフトアシスト装置におい
て、クラツチペダル49の非操作時開閉弁30は
閉じていて、制御弁10に対して吸気管負圧は供
給されておらず、正圧のみが第2ポート11cお
よび第3ポート11dへ供給されている。この状
態で変速すべく先づクラツチペダル49を踏込み
操作すると、開閉弁30のプツシユロツド35が
第2圧縮スプリング36bに抗して押動されて、
同ロツド35は弁体34を第1圧縮スプリング3
6aに抗して押動し両ボデー31,32を連通さ
せる。このため、吸気管負圧が開閉弁30を通し
て制御弁10の第1ポート11bに供給される。
次いで、シフトレバー41をシフト方向へ操作す
るとシフトケーブル42aは例えば第2図示右方
へ引張され、シリンダ11、皿バネ13b、プレ
ート14、ナツト15を介してスプール12を右
方へ引張し、かつジヨイント47を介してシフト
シヤフト48を回転させて図示しないシンクロナ
イザのハブスリーブを摺動させる。シンクロナイ
ザにてボーク状態が開始されると負荷が高くな
り、シフトレバー41の操作によりシリンダ11
が皿バネ13bを漸次撓ませ、シリンダ11とス
プール12間に相対偏位が生じる。このため、制
御弁10においては、第1ポート11bが第1環
状溝12bおよび第4ポート11eを通して負圧
アクチユエータ20の第1室R1に連通するとと
もに、同アクチユエータ20の第2室R2が第5
ポート11fおよび第2環状溝12cを通して第
3ポート11dに連通する。この結果、第1室R
1が負圧となるとともに第2室R2が正圧となつ
てピストンロツド22を介して揺動リンク23を
図示時計方向へ揺動させ、スプール12の図示右
方への移動を助勢する。すなわち、運転者のシフ
ト操作力を軽減させる。シフト操作を解除する
と、シリンダ11とスプール12とは両皿バネ1
3a,13bの作用により互に中立位置に復帰
し、かつクラツチペダル49の踏込み操作を解除
させることにより、開閉弁30が閉じて制御弁1
0の第1ポート11bへの負圧の供給が断たれ
る。
なお、シフトレバー41を上記とは逆方向へシ
フト操作した場合には制御弁10および負圧アク
チユエータ20が上記とは逆に作動して、上記と
同様に運転者のシフト操作力を軽減させる。
このように、本実施例においては、クラツチペ
ダル49の操作時にのみ制御弁10に負圧を供給
するようにしているので、スプール12の切換部
に気密洩れがあつても吸気管負圧に対する影響は
ほとんどなく、アイドル回転数に対する影響もな
い。
また、本実施例においては、制御弁10の構成
上シフトレバー41の操作のみでもシフト操作が
可能であるため、負圧系統に故障が生じてもシフ
ト操作が確保されるという大きな利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るシフトアシス
ト装置の概略構成図、第2図は同装置を構成する
制御弁および負圧アクチユエータの一部縦断側面
図、第3図は同装置を構成する開閉弁の断面図で
ある。 符号の説明、10……制御弁、11……シリン
ダ、12……スプール、13a,13b……皿バ
ネ、20……負圧アクチユエータ、21……シリ
ンダ、22……ピストンロツド、23……揺動ア
ーム、30……開閉弁、34……弁体、35……
プツシユロツド、41……シフトレバー、42a
……シフトケーブル、44……吸気管、45a…
…負圧管路、49……クラツチペダル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シフト操作機構を構成しシフトフオークを操作
    するシフト操作部材とシフトレバーに連結した操
    作ケーブル、操作リンク等連結部材との間に介装
    され、同連結部材の操作により負圧源からの負圧
    の供給を切換え制御する制御弁と、同制御弁から
    の負圧の供給により作動して前記シフト操作部材
    を作動させる負圧アクチユエータを備えてなる負
    圧式シフトアシスト装置において、前記負圧源と
    して機関の吸気管負圧を採用するとともに、同負
    圧源と前記制御弁を接続する負圧管路の途中にク
    ラツチペダルの操作により開成する常閉型開閉弁
    を設けたことを特徴とする負圧式シフトアシスト
    装置。
JP8971086U 1986-06-12 1986-06-12 Expired - Lifetime JPH0517501Y2 (ja)

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JPS62200846U JPS62200846U (ja) 1987-12-21
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