JPH0354979Y2 - - Google Patents

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JPH0354979Y2
JPH0354979Y2 JP1986159847U JP15984786U JPH0354979Y2 JP H0354979 Y2 JPH0354979 Y2 JP H0354979Y2 JP 1986159847 U JP1986159847 U JP 1986159847U JP 15984786 U JP15984786 U JP 15984786U JP H0354979 Y2 JPH0354979 Y2 JP H0354979Y2
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piston
clutch
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cylinder
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用クラツチの作動装置、特にク
ラツチの断接を空気圧応動装置によつて行なうよ
うにしたクラツチ作動装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、大型トラツクやバス等の大型車両におい
ては、そのクラツチ装置の断接に要する操作力が
大きいので、運転者の疲労を軽減するために、真
空式及び圧縮空気式の倍力装置が広く採用されて
いる。更に、近年、運転者の運転操作労力を一層
軽減するために、変速操作指令を電気信号として
発することにより、トランスミツシヨンのセレク
ト及びシフト操作を空気圧応動装置によつて行な
うと共に、変速操作時のクラツチ断接及び半クラ
ツチ操作を同様に空気圧応動装置によつて行なう
ようにした自動変速装置が、本出願人等により提
案されている。(一例として昭和59年特許願第
50747号〔特開昭60−215435号〕参照)この種の
クラツチ作動装置の一例として、内部に作動油室
を構成する孔を具えたシリンダと、同シリンダ孔
内に摺動自在に収蔵されてその軸線方向の変位に
よりクラツチを断接する第1のピストンと、上記
シリンダ孔内に摺動自在に収蔵され、上記第1ピ
ストンと協働して上記作動油室を限界する第2の
ピストンと、空気圧応動装置によつて駆動され、
上記第2ピストンにクラツチ断方向の変位を生起
させるプツシユロツドと、上記プツシユロツドを
収容しかつ常時オイルリザーバに連通された貯油
室と、上記第2のピストン上に装架され、同ピス
トンが休止位置にあるとき開かれて上記作動油室
と貯油室とを連通させ、同ピストンが上記プツシ
ユロツドによりクラツチ断方向に変位されたとき
自動的に閉止されて作動油室と貯油室との連通を
遮断する弁装置とを具えたものがあり、上記第2
ピストン上の弁装置は、クラツチ装置の摩擦部材
の摩耗によつて発生するクラツチ断接用第1ピス
トンのストロークの変化を同ピストンの休止時に
上記作動油室と貯油室とが弁装置を介して連通さ
れ、作動油室内の微量の作動油が貯油室を経てオ
イルリザーバ内に押し戻されることによつて吸収
する機能を有するものである。しかし、上記従来
の構成では、クラツチ断(所謂半クラツチ状態を
含む)操作時に、第2ピストンを押圧して変位さ
せ、更に作動油室の作動油内を介して第1ピスト
ンを変位させると共に、クラツチ接時には再び休
止位置に復帰するプツシユロツドの外径と、上記
第2ピストンを収容するシリンダ孔の内径とが相
違するために、クラツチ断接の都度、上記貯油室
の容積が大きく変化し、オイルリザーバと貯油室
との間を多量の作動油が往復していた。このた
め。作動油室の容積が拡大する際に、オイルリザ
ーバからの作動油の追従流入が遅れると、シール
部分から空気が漏入し易く、万一空気が作動油内
に入ると、その圧縮性のためクラツチ作動に遅れ
が発生する不具合があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上述したタイプのクラツチ作動装置
の欠点、即ちクラツチ操作の都度、上記貯油室に
大きい容積変化が生起することに基因して、作動
油に空気が混入し易い不具合を解消することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために創案され
たもので、その内部に作動油室を構成する孔を具
えたシリンダと、同シリンダ孔内に摺動自在に収
蔵されてその軸線方向の変位によりクラツチを断
接する第1のピストンと、上記シリンダ孔内に摺
動自在に収蔵され、上記第1ピストンと協動して
上記作動油室を限界する第2のピストンと、空気
圧応動装置によつて駆動され、上記第2ピストン
にクラツチ断方向の変位を生起させるプツシユロ
ツドと、上記プツシユロツドを収容しかつ常時オ
イルリザーバに連通された貯油室と、上記第2の
ピストン上に装架され、同ピストンが休止位置に
あるとき開かれて上記作動油室と貯油室とを連通
させ、同ピストンが上記プツシユロツドによりク
ラツチ断方向に変位されたとき自動的に閉止され
て作動油室と貯油室との連通を遮断する弁装置と
を具えてなるものにおいて、上記プツシユロツド
の外径と上記第2ピストンを収蔵した部分のシリ
ンダ内径とが、実質的に等しく形成されたことを
特徴とするクラツチ作動装置を要旨とするもので
ある。
(作用) 本考案によれば、クラツチ断接の都度プツシユ
ロツドが貯油室内で往復変位しても、同プツシユ
ロツドの外径と、プツシユロツドに連動して変位
する第2ピストンを収容しているシリンダの内径
とが、実質的に等しく構成されているので、貯油
室の容積が変化せず、従つて真空により空気を吸
引することがなく、作動油内への空気の混入が効
果的に防止されるのである。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面について具体的
に説明する。図中符号10はクラツチ作動用のシ
リンダであつて、そのシリンダ孔12内に第1ピ
ストン14と第2ピストン16とが、軸線方向に
間隔を存し夫々摺動自在に嵌装されている。第1
ピストン14には作動ロツド18の一端が当接さ
れ、同ロツド18の他端には、図示しないクラツ
チ装置のレリーズベアリングに一端を当接された
クラツチ操作レバー20の他端が枢着され、ロツ
ド18が図中矢印A方向に変位することによつて
クラツチ断(半クラツチを含む)の状態となり、
同ロツドが矢印B方向に変位することによつてク
ラツチ接即ち動力が完全に伝達される状態とな
る。また上記第2ピストン16には、その中心線
に沿つて設けられた作動油通路22を開閉する弁
24が装架され、同弁24は円錐コイルばね26
によつて常時弁座28に当接する方向に付勢され
ている。また、第1及び第2ピストン14及び1
6によつてシリンダ孔12内に作動油室30が形
成され、同油室内にスプリング32が縮設されて
いる。上記シリンダ10と一体の延長ハウジング
10′内に貯油室34が設けられ、同貯油室34
は、第1図における右方端を上記第2ピストン1
6によつて限界され、またその左方端をリテーナ
36及びプツシユロツド38によつて限界される
と共に、延長ハウジング10に設けた作動油通路
40を介してオイルリザーバ又はタンク42に常
時連通されている。リテーナ36は、プツシユロ
ツド38の外周面に弾性的に当接するシールリン
グ44及び46を保持し、これらのシールリング
は上記貯油室34の左方開口端を密封する。一
方、第2ピストン14には、第2図に示されてい
るように、上記作動油通路22に連通する直径方
向のスリツト48が削設され、同スリツト48及
び通路22内にY字状のヨーク50がピストン軸
線方向に摺動自在に嵌装されている。Y字状ヨー
ク56の第1図における右方端に上記弁24が作
動的に連結され、第2ピストン16が図示の休止
位置にあるとき、ヨーク50の左方端が上記リテ
ーナ36に当接することによつて、弁24が円錐
コイルばね26のばね力に抗して啓開され、貯油
室34と作動油室30とが上記スリツト48及び
通路22を介して互いに連通されるようになつて
いる。また、プツシユロツド38の右方端は、第
2ピストン16の中心孔52の孔底に介装された
円板状の当接部材54に、前記スプリング32に
よつて常時弾性的に当接されており、また同プツ
シユロツド38の左方端はピストン56に固着さ
れ、同ピストンはハウジング58内に摺動自在に
嵌装され、リターンスプリング60によつて常時
図示の休止位置に向つて付勢されている。上記ハ
ウジング58のピストン左側室は、電磁弁62を
介して圧縮空気源64に連通され、同電磁弁62
は運転者によつて人為的に操作されるスイツチ又
は前述した自動変速装置の場合は運転者の変速指
令信号に応答して自動的にクラツチ操作指令を発
するコントローラ66によつて開閉される。な
お、この実施例では、ピストン56、ハウジング
58及びリターンスプリング60からなる空気圧
応動装置として、所謂単動型のものが例示されて
いるが、ピストン52の両側室に選択的に圧縮空
気を供給する複動型のものを均等的に採用するこ
とができ、また空気圧に応動する可動壁として、
上記ピストン56に代えダイヤフラムを採用する
こともできる。
上記構成において、第1図は空気圧応動装置の
ピストン56、油圧シリンダ10内の第1及び第
2ピストン14,16その他すべての構成部材が
夫々休止位置にあつて、クラツチ操作レバー20
はクラツチ接の位置に保持されている。次に、発
信、惰行走行、変速操作等のために、半クラツチ
またはクラツチ断状態への切換えが行なわれる場
合、人為操作スイツチ又はコントローラ66によ
つて電磁弁62が啓開され、圧縮空気源64から
ピストン56の左側室に圧縮空気が供給される。
この結果、ピストン56が第1図において右方に
変位し、プツシユロツド38及び当接部材54を
介して第2ピストン16が右動し、同ピストンの
右動変位の初期に弁24が弁座28に当接して作
動油室30と貯油室34との連通が遮断される。
その後は第2ピストン16と第1ピストン14と
が一体的に右方に変位し、作動ロツド18を介し
てクラツチ操作レバー20が第1図の位置から時
計方向に廻動され、所要の半クラツチ位置又はク
ラツチ断位置に達する。この際、貯油室34内に
進入するプツシユロツド38の外径D2と、シリ
ンダ10内の第2ピストン16を収容しているシ
リンダ孔12の内径D2とが、等しく形成されて
いるので、プツシユロツド38及び第2ピストン
16が右方に変位しても貯油室34の容積が変化
せず、貯油室34とオイルリザーバ又はタンク4
2との間に作動油が出入することがない。次に半
クラツチ又はクラツチ断状態で所要の変速操作等
が終了すると、人為操作スイツチ又はコントロー
ラ66により電磁弁62が閉止され、ピストン5
6の左側室への圧縮空気の供給が遮断されて同左
側室が大気に連通される。従つて、リターンスプ
リング60によりピストン56が図示の休止位置
に復帰し、プツシユロツド38及び第2ピストン
16も夫々休止位置に復帰する。第2ピストン1
6の休止位置への復帰により、ヨーク50がリテ
ーナ36に当接して弁24が再び啓開され、作動
油室30と貯油室34とが連通する。この際クラ
ツチ装置のフリクシヨンフエーシングの摩耗量に
相当する分だけ、第1ピストン14が、前図の休
止より左方に変位し、作動油室30内の作動油が
微小量貯油室34及び作動油通路40を経由して
オイルリザーバ又はタンク42に戻される。この
場合にも、プツシユロツド38の外径D2とシリ
ンダ孔12の内径D2とが実質的に等しいので、
クラツチフエーシングの一回の断接作動時に生ず
る摩耗量に相当する極めて微量のオイルの移動が
起るだけであるから、実質的に貯油室34とオイ
ルリザーバ4はタンク42との間に作動油の出入
が無いと謂うことができる。従つて、クラツチ操
作時に貯油室34内に容積変化が生起し、特に容
積が増大する際に、オイルリザーバ又はタンク4
2からの作動油の追従補給が遅れる場合に、従来
屡々発生したシールリング44、46等からの空
気の漏入が効果的に防止され、作動油中への空気
の混入によつて生ずるクラツチ断接の作動遅れが
防止されるのである。なお、上記実施例におい
て、空気圧応動装置を複動型とした場合、クラツ
チ作動油時にピストン56の一側室内に供給され
る圧縮空気を、ピストン他側室から移送するよう
に構成して、漏洩分を除き作動圧縮空気を密閉系
内でくり返し利用し、水分や塵埃による悪影響を
可及的に回避することが好ましい。
(考案の効果) 叙上のように、本考案に係るクラツチ作動装置
は、その内部に作動油室を構成する孔を具えたシ
リンダと、同シリンダ孔内に摺動自在に収蔵され
てその軸線方向の変位によりクラツチを断接する
第1のピストンと、上記シリンダ孔内に摺動自在
に収蔵され、上記第1ピストンと協働して上記作
動油室を限界する第2のピストンと、空気圧応動
装置によつて駆動され、上記第2ピストンにクラ
ツチ断方向の変位を生起させるプツシユロツド
と、上記プツシユロツドを収容しかつ常時オイル
リザーバに連通された貯油室と、上記第2のピス
トン上に装架され、同ピストンが休止位置にある
とき開かれて上記作動油室と貯油室とを連通さ
せ、同ピストンが上記プツシユロツドによりクラ
ツチ断方向に変位されたとき自動的に閉止されて
作動油室と貯油室との連通を遮断する弁装置とを
具えてなるものにおいて、上記プツシユロツドの
外径と上記第2ピストンを収蔵した部分のシリン
ダ内径とが、実質的に等しく構成されたことを特
徴とし、従来の構成に実際上コスト的犠牲を伴な
わない変更を加えることによつて、作動油内への
空気の混入を防止することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、
第2図は第1図の−線に沿う断面図である。 10……シリンダ、12……シリンダ孔、14
……第1ピストン、16……第2ピストン、18
……作動ロツド、20……クラツチ操作レバー、
24……弁、28……弁座、30……作動油室、
34……貯油室、36……リテーナ、38……プ
ツシユロツド、40……作動油通路、42……オ
イルリザーバ又はタンク、50……ヨーク、56
……ピストン、58……ハウジング、60……リ
ターンスプリング、62……電磁弁、64……圧
縮空気源、66……人為操作スイツチ又はコント
ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. その内部に作動油室を構成する孔を具えたシリ
    ンダと、同シリンダ孔内に摺動自在に収蔵されて
    その軸線方向の変位によりクラツチを断接する第
    1のピストンと、上記シリンダ孔内に摺動自在に
    収蔵され、上記第1ピストンと協働して上記作動
    油室を限界する第2のピストンと、空気圧応動装
    置によつて駆動され、上記第2ピストンにクラツ
    チ断方向の変位を生起させるプツシユロツドと、
    上記プツシユロツドを収容しかつ常時オイルリザ
    ーバに連通された貯油室と、上記第2のピストン
    上に装架され、同ピストンが休止位置にあるとき
    開かれて上記作動油室と貯油室とを連通させ、同
    ピストンが上記プツシユロツドによりクラツチ断
    方向に変位されたとき自動的に閉止されて作動油
    室と貯油室との連通を遮断する弁装置とを具えて
    なるものにおいて、上記プツシユロツドの外径と
    上記第2ピストンを収蔵した部分のシリンダ内径
    とが、実質的に等しく形成されたことを特徴とす
    るクラツチ作動装置。
JP1986159847U 1986-10-18 1986-10-18 Expired JPH0354979Y2 (ja)

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JPS6364531U JPS6364531U (ja) 1988-04-28
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