JPH0723628Y2 - 油圧クラッチの制御装置 - Google Patents

油圧クラッチの制御装置

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JPH0723628Y2
JPH0723628Y2 JP1989097080U JP9708089U JPH0723628Y2 JP H0723628 Y2 JPH0723628 Y2 JP H0723628Y2 JP 1989097080 U JP1989097080 U JP 1989097080U JP 9708089 U JP9708089 U JP 9708089U JP H0723628 Y2 JPH0723628 Y2 JP H0723628Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタ等における油圧クラッチの制御装置
に関するものである。
(従来の技術) トラクタ等の車輌において、走行系に油圧クラッチを採
用し、この油圧クラッチをバランス型の制御弁を介して
クラッチペダルにより入切制御可能にすると共に半クラ
ッチ制御可能にしたものがあるが、その制御装置は、従
来、第4図乃至第7図に示すように構成されていた。
即ち、第4図において、1は走行系に介装された前後進
切換装置で、前進油圧クラッチ2及び後進油圧クラッチ
3を有し、これら油圧クラッチ2,3はシリンダ室4,5に圧
油を供給しバネ6,7に抗してピストン8,9を摺動させた時
に接続するように構成されている。10はエンジンに連動
する油圧ポンプ、11は前後進切換弁、12は圧力調整装置
で、リリーフ弁13、圧力感知シリンダ14、絞り弁15、チ
ェック弁16等を有し、油圧クラッチ2,3の接続時に徐々
に昇圧するように作動する。17はバランス型の制御弁
で、前後進切換弁11を前進側F又は後進側Rに切換えた
状態において、クラッチペダル18に連動して油圧クラッ
チ2,3を入切制御すると共に半クラッチ制御すべく、第
5図乃至第7図に示す如く構成されている。
制御弁17は、第5図に示すように、弁本体19内に固定の
スリーブ20を介して弁体21が摺動自在に内嵌されると共
に、この弁体21の両側に作用する第1バネ22及び第2バ
ネ23が内装されている。第1バネ22は内外二重のバネか
ら成り、弁体21と制御ロッド24との間に介装され、また
制御ロッド24は弁本体19に装着された蓋25に摺動自在に
挿通され、かつ外端でクラッチペダル18に連動連結され
ている。第2バネ23は弁体21と弁本体19に装着された蓋
26との間でガイドロッド27に套嵌されている。
弁体21は周溝28、第1・第2切欠部29,30及び内部の受
圧部31を有し、制御ロッド24により第1バネ22を介して
第6図の給油位置と、第7図の排油位置と、第5図の中
立位置とに夫々切換え可能である。そして、この弁体21
は給油位置ではポンプポート34を孔32、周溝28、第2切
欠部30、孔33を介してクラッチポート35に接続し、また
排油位置では、クラッチポート35を孔33、周溝28、第1
切欠部29を介してドレンポート36に接続し、更に中立位
置では、各ポート34,35,36間を遮断する。なお弁体21
は、受圧部31に作用する油圧クラッチ2,3の背圧及び第
2バネ23と、第1バネ22とが釣り合って排油位置及び中
立位置に止まるようになっている。
上記構成において、例えば前後進切換弁11を前進側に切
換えると、前進油圧クラッチ2が接続可能になる。即
ち、クラッチペダル18が入位置Aにあれば、クラッチペ
ダル18の戻しバネ37のバネ圧によって制御ロッド24がa
矢示方向に押込まれ、第1バネ22を介して弁体21が第6
図の給油位置に押込まれるので、圧油がポンプポート34
からクラッチポート35へと供給され、前進油圧クラッチ
2が接続する。この時には第1バネ22が圧縮されている
ため、前進油圧クラッチ2は最大設定圧で接続する。
次にクラッチペダル19を切位置Bまで最大量踏込むと、
これに連動して制御ロッド24が外方(b矢示)に引出さ
れるので、第1バネ22のバネ圧が最小設定圧まで低下
し、弁体21が第2バネ23及び受圧部31に作用する前進油
圧クラッチ2の背圧によって第7図の排油位置まで移動
してバランスする。従って、前進油圧クラッチ2からク
ラッチポート35、周溝28、第1切欠部29、ドレンポート
36を経て排油され、前進油圧クラッチ2が切れる。
クラッチペダル18を中間の半クラッチは位置Cに踏込む
と、第1バネ22が中間の圧縮状態になり、この第1バネ
22のバネ圧が背圧及び第2バネ23のバネ圧とバランスす
るまで前進油圧クラッチ2の圧油が抜け、バランスする
中立位置で弁体21が第5図の如く保持されるので、前進
油圧クラッチ2は低い圧力で接続し半クラッチ状態とな
る。従って、クラッチペダル18を半クラッチ位置Cまで
間欠的に踏込めば、車輌のインチングが可能であり、フ
ロントローダ作業に便利である。
(考案が解決しようとする課題) 従来の制御弁17は、前述の如く油圧クラッチ2,3を切断
する際に、第1バネ22のバネ圧を下げて弁体21を油の背
圧によってそのバネ圧に抗しながら排油位置まで移動さ
せるようにしているため、ゴミの咬込み等によって弁体
21の動きが悪くなった場合には、クラッチペダル18を切
位置Bまで踏込んでも油圧クラッチ2,3が切れないこと
があった。
本考案は、かかる点に鑑み、制御弁の弁体の動きが何等
かの原因で悪くなった場合にも、クラッチペダルを切操
作すれば確実に油圧クラッチが切るとともに、クラッチ
ペダルによる切操作が不調なときでも油の背圧ではなく
バネ圧によって切れるようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、そのための手段として、走行系の油圧クラッ
チ2,3を制御するバランス型の制御弁17であって、クラ
ッチポート35に対して軸方向の摺動で給油位置(クラッ
チオン)と排油位置(クラッチオフ)とに切換え可能な
弁体21を備え、該弁体21の摺動方向の前後に第1バネ22
と第2バネ23とを備え、ペダル18の操作で軸方向に押引
摺動する制御ロッド24を備え、該制御ロッド24の押込み
動作でバネ圧を高くされた前記第1バネ22を介して前記
弁体21を給油位置にするとともに、前記制御ロッド24の
引出し動作で前記第1バネ22のバネ圧を下げつつ第2バ
ネ23の作用を介して前記弁体21を排油位置に切換える油
圧クラッチの制御装置において、前述の目的を達成する
ために、次の技術的手段を講じている。
すなわち、本考案は、前記クラッチポート35をドレンポ
ート36,38に接続するバイパス通路39を設け、該バイパ
ス通路39をドレンポート36,38に連通遮断する開閉弁45
を制御ロッド45のロッド長手方向中途に形成されてお
り、前記開閉弁45は、前記制御ロッド24のペダル18によ
る引出し動作の過程で前記バイパス通路39とドレンポー
ト36,38とを連通するとともにペダル18による引出し不
調のときは前記第1バネ22のバネ圧でバイパス通路39と
ドレンポート36,38を連通する位置に形成されているこ
とを特徴とするものである。
(作用) クラッチペダル18が切位置B以外にある時には、制御ロ
ッド24の開閉弁45が閉じているため、油圧クラッチ2,3
へのクラッチポート35はドレン側から遮断されている。
油圧クラッチ2,3を切断すべくクラッチペダル18を切位
置Bまで踏込むと、クラッチペダル18に連動して制御ロ
ッド24が軸方向外方に引出され、この引出し動作中の過
程においてクラッチポート35に接続されているバイパス
通路39とドレンポート36,38とを開閉弁45が連通させ
る。
一方、クラッチペダル18と制御ロッド24とが外れている
ように引出し不調のときには第1バネ22により制御ロッ
ド24は押出されるのでこの押出し過程においてバイパス
通路39とドレンポート36,38とを開閉弁45が連通させ
る。従って、油圧クラッチ2,3の圧油が開閉弁45を経て
排油され、油圧クラッチ2,3は弁体21の動きに関係なく
確実に切断する。
(実施例) 以下、図示の実施例について本考案を詳述する。なお、
従来例と同様部分は同一符号で示す。
第1図に示すように、弁本体19及び蓋25には油圧クラッ
チ2,3へのクラッチポート35とドレンポート38とを結ぶ
ようにポート39,40が形成されている。ポート40は制御
ロッド24と直交方向に形成されており、また制御ロッド
24には周溝41とその両側の大径部42,43とから成る開閉
弁45が設けられている。開閉弁45はクラッチペダル18を
切位置Bまで踏込んだ時に周溝41がポート40に対応して
開くようになっている。
制御弁17は、第2図に示すように、ステップ44の下側で
ミッションケース46に装着されている。制御ロッド24の
前端にはフォーク係合部47が設けられ、またこのフォー
ク係合部47に係合するフォーク48はステップ44のブラケ
ット49にフォーク軸50により前後揺動自在に支持されて
いる。フォーク軸50は一端にアーム51を有し、そのアー
ム51の先端には、クラッチペダル18の下側面に接当する
ローラ52が取付けられている。クラッチペダル18はペダ
ル軸53を介してステップ44に枢支され、戻りバネ37によ
り入位置Aに付勢し保持されている。
上記構成において、クラッチペダル18を切位置Bまで踏
込むと、アーム51、フォーク48がフォーク軸50廻りに第
2図のc矢示方向に回動し、制御ロッド24を前方(b矢
示)に引出す。従って、制御弁17内の第1バネ22のバネ
圧が低下するので、従来と同様に弁体21が排油位置まで
移動する。一方、制御ロッド24の周溝41がポート40に対
応し、開閉弁45が開くので、クラッチポート35がポート
40,41を経てドレン側に連通し、油圧クラッチ2,3からの
圧油がポート40,41及び弁体21側を経て、またはポート4
0,41側から排油されることになる。従って、クラッチペ
ダル18を踏込めば、確実に油圧クラッチ2,3を切断でき
る。
フォーク48が制御ロッド24から外れた場合等、クラッチ
ペダル18と制御ロッド24との連動が断たれるような故障
が発生した場合(引出し不調のとき)、制御ロッド24は
第1バネ22によりb矢示方向に押出されるので、開閉弁
45が開き、油圧クラッチ2,3は必ず切断する。
なお、弁本体19と蓋25は一体に形成しても良い。
第3図は異なった実施例に係り、上記実施例との相違
は、ドレンポート38とポート40とが形成されず、また、
開閉弁45は周溝41と大径部42,43とからなるものではな
く、制御ロッド24に形成した通孔60からなるものとされ
ている。すなわち、通孔60の一端は制御ロッド24の外周
に開口し、他端は制御ロッド24の端面に開口し、弁本体
19の内部を介してドレンポート36に連通している。これ
により、クラッチペダル18を切位置Bまで踏込むと、制
御ロッド24が第7図示のように矢印b方向に引き出さ
れ、通孔60の一端はポート39と連通され、クラッチポー
ト35はポート39、通孔60を経てドレン側に連通され、油
圧クラッチ2,3は確実に切断される。また、クラッチペ
ダル18の踏込み位置をA,C位置とすると、通孔60の一端
とポート39との間は遮断される。
(考案の効果) 本考案によれば、クラッチペダル18の切断操作時に油圧
クラッチ2,3へのクラッチポート35とドレンポート36,38
を接続するバイパス通路39を設け、該バイパス通路39と
ドレンポート36,38を連通遮断する開閉弁45を制御ロッ
ド24の軸方向中途に設けているので、クラッチペダル18
を介して制御ロッド24を引出し動作中の過程または制御
ロッド24の引出し不調のときは第1バネ22のバネ圧によ
って、バイパス通路39とドレンポート36,38とを開閉弁4
5で連通することから、クラッチペダル18の切断操作し
た時には確実に油圧クラッチ2,3を切ることができ、弁
体21の動作不良による事故等を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す制御弁の断面図、第2
図は同全体の側面図、第3図は他の実施例を示す制御弁
の断面図、第4図は従来例を示す油圧回路図、第5図は
同制御弁の断面図、第6図及び第7図は同動作説明図で
ある。 2……前進油圧クラッチ、3……後進油圧クラッチ、17
……制御弁、18……クラッチペダル、19……弁本体、21
……弁体、22……第1バネ、24……制御ロッド、45……
開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行系の油圧クラッチ(2)(3)を制御
    するバランス型の制御弁(17)であって、クラッチポー
    ト(35)に対して軸方向の摺動で給油位置と排油位置と
    に切換え可能な弁体(21)を備え、該弁体(21)の摺動
    方向の前後に第1バネ(22)と第2バネ(23)とを備
    え、ペダル(18)の操作で軸方向に押引摺動する制御ロ
    ッド(24)を備え、該制御ロッド(24)の押込み動作で
    バネ圧を高くされた前記第1バネ(22)を介して前記弁
    体(21)を給油位置にするとともに、前記制御ロッド
    (24)の引出し動作で前記第1バネ(22)のバネ圧を下
    げつつ第2バネ(23)の作用を介して前記弁体(21)を
    排油位置に切換える油圧クラッチの制御装置において、 前記クラッチポート(35)をドレンポート(36)(38)
    に接続するバイパス通路(39)を設け、該バイパス通路
    (39)をドレンポート(36)(38)に連通遮断する開閉
    弁(45)を制御ロッド(45)のロッド長手方向中途に形
    成されており、前記開閉弁(45)は、前記制御ロッド
    (24)のペダル(18)による引出し動作の過程で前記バ
    イパス通路(39)とドレンポート(36)(38)とを連通
    するとともにペダル(18)による引出し不調のときは前
    記第1バネ(22)のバネ圧でバイパス通路(39)とドレ
    ンポート(36)(38)を連通する位置に形成されている
    ことを特徴とする油圧クラッチの制御装置。
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JPS5133246A (ja) * 1974-09-12 1976-03-22 Kubota Ltd Yuatsukuratsuchisadojinoshogekikanwasochi
JPS5849735B2 (ja) * 1979-03-02 1983-11-07 新潟コンバ−タ−株式会社 クラツチ作動圧の制御方法およびその装置
JPS6288824A (ja) * 1985-10-15 1987-04-23 Kubota Ltd 車輌の走行用油圧クラツチ操作装置

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