JP2599825B2 - 作業車の前後進切換構造 - Google Patents

作業車の前後進切換構造

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JP2599825B2 JP2409350A JP40935090A JP2599825B2 JP 2599825 B2 JP2599825 B2 JP 2599825B2 JP 2409350 A JP2409350 A JP 2409350A JP 40935090 A JP40935090 A JP 40935090A JP 2599825 B2 JP2599825 B2 JP 2599825B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行用としてシフトギ
ヤをスライド操作して切り換え操作を行う前後進切換装
置を装備した作業車の前後進切換構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような前後進切換装置を装備した
作業車の一例が、特開昭64−78940号公報に開示
されている。この構造では、前後進切換装置用の前後進
レバー(前記公報の16)を例えば前進側から後進側に
操作し始めると、その操作途中において走行用の油圧ク
ラッチ(前記公報の3)用の制御弁(前記公報の22
a)が自動的に排油側に操作され、油圧クラッチから入
り操作用の作動油が抜かれてこの油圧クラッチが切り操
作される。そして、前後進レバーを完全に後進側に操作
すると、制御弁が自動的に作動油の供給側に操作されて
油圧クラッチが入り操作されるように構成されている。
以上のように、前後進の切り換え操作時に作業者が走行
用のクラッチをクラッチペダル等にて入り切り操作しな
くても、前後進レバーの操作に連動して走行用の油圧ク
ラッチが自動的に入り切り操作されるように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造において、
前後進レバーによるシフトギヤのスライド操作を円滑に
行うには、走行用の油圧クラッチを完全に切り操作(つ
まり、走行伝動系の何れかの位置で伝動を完全に断つ)
する必要がある為に、前述の構造では前後進レバーによ
る切り換え操作開始時に制御弁を排油側に操作して、油
圧クラッチから入り操作用の作動油を略完全に抜いてい
る。従って、前後進レバーによる切り換え操作終了後に
おいて油圧クラッチに作動油を供給して行く場合、作動
圧なしの状態から油圧クラッチが入り操作されるに必要
な作動油を供給するまでに、ある程度の時間が必要にな
ってしまう。これにより、前後進レバー及び油圧クラッ
チによる切り換え操作の全体としての時間が長いものと
なってしまう。そこで、切り換え操作終了後において油
圧クラッチに作動油を急速に供給することも考えられる
が、これでは油圧クラッチがつながる際のショックが大
きなものとなってしまう。本発明は以上のような作業車
の前後進切換構造において、ショックを抑えながら切り
換え操作の全体としての時間を短くすることを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の前後進切換構造において、次のように構成
することにある。つまり、走行用のギヤシフト型式の前
後進切換装置と、油圧操作式の第1クラッチ及び急速な
クラッチ入切操作が可能な第2クラッチとを走行伝動系
に直列に設けると共に、前後進切換装置の切り換え操作
開始に連動して第2クラッチを急速切り操作し、且つ、
第1クラッチの作動圧を所定低圧まで減圧して第1クラ
ッチを切り操作する第1制御手段と、前後進切換装置の
切り換え操作終了に連動して第2クラッチを急速入り操
作し、且つ、第1クラッチの作動圧を漸次的に上昇して
クラッチ入り操作する第2制御手段を備えている。
【0005】
【作用】前述のように構成すると例えば図3に示すよう
に、前後進レバー28による切り換え操作が開始される
と第2クラッチ19が急速に切り操作されると共に、第
1クラッチ6内の入り操作用の作動圧が所定低圧P2ま
で抜かれる。この場合、第1クラッチ6は完全には切り
状態とはならないが、第2クラッチ19が完全な切り状
態となるので、走行系全体として伝動切り状態となる。
従って、前後進レバーによる切り換え操作が支障なく行
われる。そして、前後進レバーによる切り換え操作が終
了すると第2クラッチ19が急速に入り操作されるが、
第1クラッチ6はまだ前述のような完全ではない切り状
態に在るので動力伝達は行われない。その後、第1クラ
ッチ6の作動圧を上昇させてこの第1クラッチ6を入り
操作するのであるが、この場合、作動圧がある程度残っ
ている状態から作動圧を上昇させて行くので、作動圧を
零の状態から上昇させる従来構造に比べて、第1クラッ
チ6が完全に入り状態になるまでに要する時間は短くな
る。そして、第1クラッチの作動圧を上昇させる場合、
本発明では漸次的に上昇させているので、第1クラッチ
が入り状態になる際のショックは特に大きなものとはな
らない。
【0006】
【発明の効果】以上のように、前後進レバーにより切り
換え操作を行う型式において、ショックを抑えながら切
り換え操作の全体としての時間を短くすることができ
て、作業車の前後進切り換え性能の向上を図ることがで
きた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は作業車の一例である四輪駆動型の農用トラ
クタにおけるミッションケース8内の伝動系を示してお
り、エンジン1からの動力が第1伝動軸2、クラッチ機
構3及び第2伝動軸4を介してPTO軸5に伝達されて
PTO系が構成されると共に、エンジン1からの動力が
第1クラッチ6、主変速装置A、第2クラッチ19、前
後進切換装置C、第1副変速装置B、第2副変速装置D
及び後輪デフ装置7aを介して後輪7に伝達されて走行
伝動系が構成されている。そして、後輪デフ装置7aの
直前から分岐した動力がギヤ伝動機構9、第1中間軸1
1、油圧クラッチ型式の前輪変速装置E、第2中間軸1
2及び前輪デフ装置10aを介して前輪10に伝達され
るように構成されている。
【0008】主変速装置Aは2組のシフトギヤS1をス
ライド操作するシンクロメッシュ型式に構成されて4段
に変速可能であり、前後進切換装置C及び第1副変速装
置Bも各シフトギヤS2,S3をスライド操作するシン
クロメッシュ型式に構成されている。そして、主変速装
置Aの両シフトギヤS1をスライド操作する油圧シリン
ダT1,T2が備えられると共に、第1副変速装置Bの
シフトギヤS2をスライド操作する油圧シリンダT3が
備えられている。各油圧シリンダT1,T2,T3によ
り変速操作を行う際において、その開始に連動して第1
及び第2クラッチ6,19を切り操作し、変速操作終了
に連動して第1及び第2クラッチ6,19を入り操作す
る油圧制御系が備えられており、油圧により変速操作が
行えるように構成されている。又、前後進切換装置C及
び第2副変速装置Dは手動で操作を行い、この場合も同
様に第1及び第2クラッチ6,19の自動的な入り切り
操作が行われる。
【0009】次に、この油圧制御系について説明する。
図2に示すように、油圧ポンプ13からの作動油をロー
タリ弁15を介して前記3組の油圧シリンダT1,T
2,T3に供給する系と、これら3組の油圧シリンダT
1,T2,T3の作動時、並びに、前後進切換装置Cの
操作時において圧力が増減するパイロット油路16とが
備えられており、油圧ポンプ13からの作動油が第1油
路17を介してロータリ弁15に、又、第2油路18を
介して第1及び第2クラッチ6,19に供給される。主
変速装置A用の油圧シリンダT1,T2及び前後進切換
装置C用の前後進レバー28に対して、パイロット油路
16の圧力を制御する制御弁20,21,22が設けら
れている。
【0010】図2は主変速装置A、前後進切換装置C及
び第1副変速装置Bが中立状態に在る場合を示してお
り、各制御弁20,21,22が排油位置となってい
る。しかし、通常の走行時には主変速装置Aの油圧シリ
ンダT1,T2の一方からのパイロット作動油が、パイ
ロット油路23又は24から制御弁21又は22に供給
されて、制御弁21又は22が連通位置に操作されてい
る。そして、前後進レバー28の制御弁20が前進側又
は後進側の連通位置に在り、第1副変速装置Bの油圧シ
リンダT3からのパイロット作動油がパイロット油路2
5、制御弁20,21,22及びパイロット油路16を
介して、第2クラッチ19用の操作弁26に供給されて
いる。
【0011】これにより、操作弁26が連通位置に操作
されて第2油路18からの作動油により、第2クラッチ
19が入り状態に在り、第1クラッチ6も第2油路18
及び電磁比例圧力弁27からの作動油により入り状態に
在る。第1クラッチ6及び第2クラッチ19は通常の湿
式クラッチと同様に摩擦板(図示せず)とピストン(図
示せず)により構成されており、作動油をピストンに供
給して摩擦板を押圧することによって入り操作される。
又、第2クラッチ19は急速な入り切り操作が可能に構
成されている。
【0012】以上の構成により、前述のような通常の走
行時(制御弁21又は22と制御弁20が連通位置に在
り、油圧シリンダT3からのパイロット作動油が操作弁
26に供給されて、操作弁26が連通位置に操作されて
いる状態) において、変速レバー14でロータリ弁15
を、又は前後進レバー28を操作したとする。この場
合、ロータリ弁15からの作動油により油圧シリンダT
1,T2,T3の何れかが作動し始めるか、前後進レバ
ー28により制御弁20が操作され始めると、制御弁2
0又は21又は22が排油位置に操作されるか、又はパ
イロット油路25が油圧シリンダT3により排油状態と
なる。これにより、パイロット油路16の圧力が低下し
操作弁26が排油位置に操作されて第2クラッチ19が
急速に切り操作される(図3の時点A1)。
【0013】そして、このパイロット油路16の圧力低
下が圧力センサー35により検出されると、制御装置3
6により電磁比例圧力弁27が操作されて、第1クラッ
チ6の作動圧が完全な入り状態に相当する圧力P1から
圧力P2(所定低圧に相当)に減圧される。この圧力P
2は第1クラッチ6のピストンが摩擦板に触れるか触れ
ないか程度に摩擦板から離れる値である(第1制御手段
に相当)。
【0014】そして、図3に示す時点A1から時点A2
の間で、油圧シリンダT1,T2,T3によるシフトギ
ヤS1,S2のスライド操作及び前後進レバー28によ
るシフトギヤS3のスライド操作が完了する。この時点
A2になると油圧シリンダT1又はT2からのパイロッ
ト作動油により、排油位置に在った制御弁21又は22
が連通位置に戻されるか、油圧シリンダT3からパイロ
ット作動油がパイロット油路25,16に供給される
か、又は制御弁20が連通位置に戻される。これによ
り、時点A2において操作弁26が連通位置に操作され
て、第2クラッチ19が急速に入り操作される。
【0015】時点A2において圧力センサー35により
パイロット油路16の圧力上昇が検出されると、制御装
置36及び電磁比例圧力弁27により第1クラッチ6の
作動圧が、時点A2から漸次的に上昇操作される。これ
により、摩擦板に触れるか触れないかの状態にある第1
クラッチ6のピストンが摩擦板を徐々に押して行き、時
点A3において第1クラッチ6が完全に入り状態となる
圧力P1に達するのである(第2制御手段に相当)。
【0016】〔別実施例〕前述の実施例では第2クラッ
チ19は第1クラッチと同様に摩擦板をピストンにて押
圧する一般的な型式であるが、これを例えばテーパーロ
ーラーを用いた一対のワンウェイクラッチをその伝動特
性を逆にして連結して、テーパーローラーのアウターリ
ングを軸心方向に僅かにスライド操作することでクラッ
チの入り切り操作を行うような型式に構成してもよい。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタのミッションケース内の伝動系を
示す概略図
【図2】変速用の油圧シリンダ、第1及び第2クラッチ
の油圧回路図
【図3】変速操作時及び前後進の切り換え操作時の各部
の状態を示す図
【符号の説明】
6 第1クラッチ 19 第2クラッチ C 前後進切換装置 P2 所定低圧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用のギヤシフト型式の前後進切換装
    置(C)と、油圧操作式の第1クラッチ(6)及び急速
    なクラッチ入切操作が可能な第2クラッチ(19)とを
    走行伝動系に直列に設けると共に、前記前後進切換装置
    (C)の切り換え操作開始に連動して前記第2クラッチ
    (19)を急速切り操作し、且つ、前記第1クラッチ
    (6)の作動圧を所定低圧(P2)まで減圧して第1ク
    ラッチ(6)を切り操作する第1制御手段と、前記前後
    進切換装置(C)の切り換え操作終了に連動して前記第
    2クラッチ(19)を急速入り操作し、且つ、前記第1
    クラッチ(6)の作動圧を漸次的に上昇してクラッチ入
    り操作する第2制御手段を備えている作業車の前後進切
    換構造。
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