JPS6225927Y2 - - Google Patents

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JPS6225927Y2
JPS6225927Y2 JP14760282U JP14760282U JPS6225927Y2 JP S6225927 Y2 JPS6225927 Y2 JP S6225927Y2 JP 14760282 U JP14760282 U JP 14760282U JP 14760282 U JP14760282 U JP 14760282U JP S6225927 Y2 JPS6225927 Y2 JP S6225927Y2
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JP
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valve
transmission
pressurized
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shift operation
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JP14760282U
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JPS5950835U (ja
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、変速のために選択的に加圧される複
数の流体圧アクチユエータを備えた走行用変速装
置と、その内の使用する流体圧アクチユエータの
組合わせを変更して変速する変速操作バルブとを
備えた作業車の変速装置用操作構造に関する。 上記操作構造において、従来、変速装置を伝動
切り状態にすると、その変速用流体圧アクチユエ
ータの全てが加圧解除状態となる構成になつてい
たため、例えば車体を前後進させながらシヨベル
作業する場合のように、中立位置を挟んでの変速
を行う場合に、変速装置がそれまでの伝動状態か
ら次の伝動状態に切換え完了するまでに時間が掛
かり、作業能率が悪い欠点があつた。なぜなら
ば、変速操作バルブが中立位置にされるに伴いそ
れまで加圧状態に在つた流圧体アクチユエータが
一度加圧解除操作され、その後、変速操作バルブ
が所定の伝動位置にされるに伴い所定の流体圧ア
クチユエータが再び加圧操作されることにより、
変速操作バルブが伝動位置に操作されて加圧状態
になるべきものとなつたアクチユエータが変速操
作バルブが伝動位置にされてから伝動用加圧状態
になりきるまでに時間が掛かるからである。 かかる欠点を除去するものとして例えば実開昭
56−138257号公報に記載された従来技術では、変
速操作バルブを主変速用と副変速用の2つに分け
て、副変速操作バルブで制御される流体圧アクチ
ユエータを常に加圧しておく構成が提案されてい
る。この従来技術の構成によるときは、変速に際
して新たに加圧すべきアクチユエータの数が少な
く、結果として短時間で加圧を完了できるが、操
作対象が2つのバルブに拡大されるために操作が
複雑になるとともに、機体走行を停止していると
きにも加圧を保つことによつて動力損失を生じ、
この損失動力は流体温度の上昇となつて現れて不
必要な発熱を生じたり、作動流体の劣化を招く欠
点があつた。 本考案は、単一の変速操作バルブを用いながら
も変速が迅速に行えて作業能率を向上でき、しか
も、機体走行を停止している駐車時の上記の昇温
問題も併せて解消した作業車の変速装置用操作構
造の提供を目的とする。 目的を達成するために案出した本考案の構成上
の特徴は、前記変速操作バルブの中立位置に隣接
する変速操作位置で共に加圧操作される流体圧ア
クチユエータを流体圧ポンプに接続する流路を、
変速操作バルブの中立位置に設け、前記変速操作
バルブへの流体供給路にアンロード弁を設け、駐
車ブレーキの操作具を前記アンロード弁に対して
前記駐車ブレーキの制動状態においてのみアンロ
ード状態になるように連係する機構を設けた点に
あり、かかる構成によつて次の作用効果が得られ
た。 つまり中立位置が隣接する一方の切換え位置か
ら、中立位置に隣接する他方の切換え位置へ、前
記中立位置を通つて切換えるに際して変速前に加
圧状態に在り、かつ、変速後においても加圧され
るべきものとなるアクチユエータを、変速操作バ
ルブが中立位置になつても、ポンプに接続された
ままとなつていて加圧状態に維持されるようにし
ておき、変速操作バルブが新たな伝動位置に切換
え操作されるに伴い新たに加圧操作されることと
なるアクチユエータの数が極力少なくなるように
したから、変速操作され始めた後において加圧状
態にする必要のあるアクチユエータが従来より速
く加圧完了状態に操作され、変速装置が駆動力伝
達を確実に行う伝動状態に迅速に切換えられるよ
うになり、その結果、例えば後進走行している車
体を迅速に前進走行させられるように、車体の変
速走行を迅速に行え、作業が能率よく行えるよう
になつた。特にこの様な迅速な操作を単一の変速
操作バルブにおいて可能としたので、変速操作は
依然として簡単であり、操縦者に負担をかけずに
実施できる利点があるが、本考案の最大の特徴
は、上記の利点を有しながら、しかも次の作用効
果を得られる点にある。すなわち、例えばバツク
ホウ作業を行う時のようにエンジンを掛けたまま
で駐車しておく場合に、作動用流体が加圧状態に
維持されることに起因して異常に昇温するのであ
るが、駐車ブレーキの操作具を制動状態に操作す
ると、アンロード弁が自動的にアンロード状態に
なつてポンプからの作動用流体がアンロード弁を
通つてタンクに直接還流するようにしたから、駐
車時における前記流体昇温を防止でき、作動用流
体が異常に昇温して早期に劣化することがなくな
ると共に、それが駐車ブレーキを制動操作するだ
けで容易に行えるようになつた。 以下、本考案の実施例を例示図に基いて詳述す
る。 第1図に示すように、駆動前車輪1,1を軸架
した前部車体2と、駆動後車輪3,3を軸架する
と共に操縦部4を配設した後部車体5とを縦軸芯
Q周りで回動自在に連結し、前後両車体2,5に
わたり、ハンドル6によつて伸縮操作されるステ
アリング用シリンダ7を連動連結し、前部車体2
にシヨベルローダ装置8を設け、他方、後部車体
5にバツクホウ装置9を設け、もつて、1台であ
りながら、土砂等をすくいとつての運搬作業と、
対地掘削作業とを選択的に行えるように作業車を
構成してある。 前後車輪1,3を駆動するに、第1図及び第2
図に示すように、エンジン10からの動力を、主
クラツチ11を介して、遊星ギア式伝動機構とそ
の構成ギア部材に対する6個の変速操作用摩擦ク
ラツチとから成ると共に前進5段、後進2段に切
換え可能なパワートランスミツシヨン12に入力
し、このパワートランスミツシヨン12から突設
された前後駆動軸13,14夫々と前後差動機構
15,16夫々とを伝動軸17,17を介して連
動連結してある。 前記パワートランスミツシヨン12に対する操
作構造を構成するに、第2図及び第3図に示すよ
うに、前記摩擦クラツチ夫々にそれを入り・切り
操作する流体圧アクチユエータの一例としての油
圧シリンダC1又はC2……又はC6を付設し、そし
て、前記シリンダC1ないしC6に対する1個の変
速操作バルブ18を、後述するリリーフ弁20及
びモジユレーシヨン機構21を内装するバルブケ
ーシング23を有する油供給路22により油圧ポ
ンプ19に接続し、変速操作バルブ18を切換え
操作してシリンダC1ないしC6を下記の表に示す
パターンで選択的に加圧操作することにより、前
記した変速伝動状態の夫々を得るように、かつ、
モジユレーシヨン機構21の作用により、車体の
急発進が防止されるようにしてあり、次に詳述す
る。
【表】 すなわち、変速操作バルブ18を第1操作位置
F1にすると、第1、第3及び第5シリンダC1
C3,C5が加圧状態になつて、前進第1速状態が
現出される。 変速操作バルブ18を第2操作位置F2にする
と、第1、第3及び第4シリンダC1,C3,C4
加圧状態になつて、前進第2速状態が現出され
る。 変速操作バルブ18を第3操作位置F3にする
と、第1、第2及び第3シリンダC1,C2,C3
加圧状態になつて、前進第3速状態が現出され
る。 変速操作バルブ18を第4操作位置F4にする
と、第1、第4及び第6シリンダC1,C4,C6
加圧状態になつて、前進第4速状態が現出され
る。 変速操作バルブ18を第5操作位置F5にする
と、第1、第2及び第6シリンダC1,C2,C6
加圧状態になつて、前進第5速状態が現出され
る。 変速操作バルブ18を第6操作位置R1にする
と、第2、第3及び第5シリンダC2,C3,C5
加圧状態になつて、後進第1速状態が現出され
る。 変速操作バルブ18を第7操作位置R2にする
と、第2、第5及び第6シリンダC2,C5,C6
加圧状態になつて、後進第2速状態が現出され
る。 又、第4図に示すように、バルブケーシング2
3内にリリーフ用の第1スプール24を摺動自在
に設けると共に、リリーフ圧設定用のスプリング
25を第1スプール24とバネ受け26間に介装
し、通常時は、スプリング25の付勢力により、
第1スプール24に形成した油路Lをポンプポー
トPに連通しながらも、クラツチ操作圧が設定以
上になると、スプリング25の付勢力に抗して第
1スプール24が変位され、前記油路Lをタンク
ポートTに連通して設定以上の圧油を逃がすよう
に前記リリーフ弁20を構成してある。 又、バルブケーシング23に、前記バネ受け2
6をスプリング25の付勢力が増大する側に変位
させるために第2スプール27を摺動自在に設け
ると共に、その第2スプール27に、前記スプリ
ング25よりも小さい付勢力のスプリング28を
介装して、前記バネ受け26に対する油室30が
タンクポートTに連通する側に第2スプール27
を変位させるように付勢し、前記モジユレーシヨ
ン機構21を構成してある。そして、このモジユ
レーシヨン機構21は次の如く作用する。 すなわち、発進初期においては、第4図に示す
ように、第1スプール24において、スプリング
25の付勢力が最小の状態でポンプポートPと油
路Lが連通され、他方、第2スプール27におい
て、それに形成した第1油路L1とポンプポート
Pとが連通される。そして、クラツチ操作圧が前
記スプリング28の付勢力よりも大になると第2
スプール27が摺動変位され、第2スプール27
に形成した第2油路L2を介してポンプポートP
と前記油室30とが連通されてバネ受け26が変
位され、第5図に示すように、スプリング25の
付勢力を変更してリリーフ圧を変更するのであ
る。そして、第1スプール24が摺動してクラツ
チに対する操作圧油がリリーフされながらも、そ
れと同時にバネ受け26も変位されてスプリング
25の付勢力が徐々に増大され、結果的にクラツ
チ操作圧が徐々に増大され、クラツチ操作圧の立
ち上りに起因して急発進することを防止するので
ある。図中29はアキユムレータを示す。 又、前記第2スプール27から一体摺動自在に
延出させると共に延出端側をバルブケーシング2
3に摺動自在に貫通させたスプール操作ロツド3
1、機体の支軸32に揺動自在に取付けた連係具
33、及び、押引きロツド34の夫々により、第
2スプール27をブレーキペダル35に連係さ
せ、走行時において、ブレーキペダル37の踏込
み操作により、第5図の状態に在る第2スプール
27を第4図の状態に摺動させ、油室30をタン
クポートTに連通させてスプリング25の付勢力
を低下させ、リリーフ圧を低下させて油路Lをタ
ンクポートTに連通させ、摩擦クラツチを切り操
作して車体の走行停止操作を行うようにしてあ
る。 又、第8図に示すように、前記コントロールバ
ルブ18の中立位置Nに、前記シリンダC1ない
しC6のうちの第3及び第5シリンダC3,C6のう
ちの第3及び第5シリンダC3,C5をポンプ19
に接続する流路36及び37を備えさせ、パワー
トランスミツシヨン12を前進第1速状態と後進
第1速状態の一方から他方に切換えるには変速操
作バルブ18を一度中立位置Nにする必要がある
が、パワートランスミツシヨン12を前進第1速
状態と後進第1速状態のいずれにするにも加圧状
態にする必要があるところの第3及び第5シリン
ダC3,C5を加圧状態に維持したままで切換えら
れるようにしてある。 さらに、第4図に示すように、前記揺動連係具
33を操作するローラ38を、駐車ブレーキ39
のレバー式操作具40に一体揺動自在に取付ける
と共に、前記操作具40が制動位置ONに操作さ
れるに伴い前記第2スプール27が油室30とタ
ンクポートTとが連通する位置となるように連係
具33を操作し、かつ、操作具40が制動解除位
置OFFに在ると、第2スプール27がクラツチ
操作圧油によりスプリング28に抗して操作され
ることを許容する対連係具位置となるように構成
して、操作具40が制動位置ONに在る時にのみ
第1スプール24が前記ブレーキペダル35を踏
込み操作して時と同様に油路LとタンクポートT
を連通する状態に操作されるように、操作具40
をリリーフ弁20に連係させてある。すなわち、
バツクホウ装置9による作業を行うべく駐車ブレ
ーキ39を制動操作するだけで、第6図に示すよ
うに、リリーフ弁20が油路LをタンクポートT
に連通させるアントロード状態に自動的に切換わ
り、変速操作バルブ18が中立位置Nに在りなが
らも、ポンプ19からの圧油が低付勢力となつて
いるスプリング25に抗して第1スプール24を
摺動操作するだけに過ぎない低加圧状態であると
ころのアンロード状態になるようにしてある。 上記実施例にあつては、モジユレーシヨン機構
21が装備されている関係上、リリーフ弁20を
アンロード弁に兼用させているが、専用のアンロ
ード弁を設けてもよく、リリーフ弁20をアンロ
ード弁20と称する。 又、操作具40とアンロード弁の連係構成とし
ては電気式を採用してもよく、前記ローラ38を
連係機構38と称する。 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の変速装置用操作構
造の実施例を示し、第1図は作業車の全体側面
図、第2図は変速装置の概略図、第3図は油圧回
路図、第4図ないし第6図はリリーフ弁とモジユ
レーシヨン機構の断面図である。 12……走行用変速装置、18……変速操作バ
ルブ、19……ポンプ、20……アンロード弁、
22……供給路、36,37……接続流路、38
……連係機構、39……駐車ブレーキ、40……
操作具、C1ないしC6……アクチユエータ、N…
…中立位置、R1,F1……変速操作位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変速のために選択的に加圧される複数の流体圧
    アクチユエータC1〜C6を備えた走行用変速装置
    12と、その内の使用する流体圧アクチユエータ
    C1〜C6の組合わせを変更して変速する変速操作
    バルブ18とを備えた作業車の変速装置用操作構
    造であつて、前記変速操作バルブ18の中立位置
    Nに隣接する変速操作位置R1,F1で共に加圧操
    作される流体圧アクチユエータC3,C5を流体圧
    ポンプ19に接続する流路36,37を、変速操
    作バルブ18の中立位置Nに設け、前記変速操作
    バルブ18への流体供給路22にアンロード弁2
    0を設け、駐車ブレーキ39の操作具40を前記
    アンロード弁20に対して前記駐車ブレーキ39
    の制動状態においてのみアンロード状態になるよ
    うに連係する機構38を設けてある事を特徴とす
    る作業車の変速装置用操作構造。
JP14760282U 1982-09-28 1982-09-28 作業車の変速装置用操作構造 Granted JPS5950835U (ja)

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JP14760282U JPS5950835U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 作業車の変速装置用操作構造

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JP14760282U JPS5950835U (ja) 1982-09-28 1982-09-28 作業車の変速装置用操作構造

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Publication Number Publication Date
JPS5950835U JPS5950835U (ja) 1984-04-04
JPS6225927Y2 true JPS6225927Y2 (ja) 1987-07-02

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JPS5950835U (ja) 1984-04-04

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