JPH021141Y2 - - Google Patents

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JPH021141Y2
JPH021141Y2 JP17528283U JP17528283U JPH021141Y2 JP H021141 Y2 JPH021141 Y2 JP H021141Y2 JP 17528283 U JP17528283 U JP 17528283U JP 17528283 U JP17528283 U JP 17528283U JP H021141 Y2 JPH021141 Y2 JP H021141Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、エンジンにより主クラツチを介す
ることなく直接に駆動される作業機用油圧ポンプ
を設けてあると共に、走行動力伝導径路中に油圧
クラツチを挿入設置してある、フロントローダ等
の走行作業車において、作業機用油圧シリンダと
上記油圧クラツチとに対し作動用の油圧を供給す
るための油圧供給装置に、関するものである。
上記のような走行作業車において上記油圧クラ
ツチに対し油圧を供給するための油圧ポンプは従
来、エンジンにより主クラツチを介して駆動する
ように設けられて来ている。このため坂道で車輌
を発進させるとき等でペダル操作により主クラツ
チを半クラツチ状態としたとき、主クラツチより
も後段にある油圧クラツチ用の油圧ポンプの回転
数が低下してその油吐出量が大巾に低められるこ
とから、油圧クラツチに油が充満しない状態が起
き、次いでペダルの踏込み解除で主クラツチを入
れて定常状態での車輌走行を得ようとするとき、
油圧クラツチに油が満たされるまでの時間巾だけ
定常状態に達するのにタイムラグが出て、操縦者
のフイーリングを不良としていた。
また上記のような油圧クラツチは周知のよう
に、例えば実公昭58−3936号公報に開示されてい
るような油圧漸増型の調圧弁を用いて、クラツチ
作用油圧を徐々に高めシヨツクの無いエンゲージ
ングを得るように、作用油圧を制御されるが、走
行作業車のエンジンは負荷変動等に基づいて回転
数を変動しがちであり、これよりする油圧クラツ
チ用油圧ポンプの駆動回転数の変動によりポンプ
吐出油量が一定しないことから従来は、上記のよ
うなクラツチ作用油圧の制御が困難となつてい
た。
この考案の目的とするところは、従来みられて
いた上記のような2つの不具合を解消し、併せて
油圧クラツチ側の油圧供給機構を自在に配置でき
ることとし走行作業車の設計を容易とする、走行
作業車における新規な油圧供給装置を、提供する
にある。
以下、図面を参照してこの考案を詳細に説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例を装備したフロン
トローダを示し、同フロントローダは、機体後部
にエンジン1を塔載し、このエンジン1により回
転駆動される左右の前輪2及び後輪3によつて車
輌走行を行なわせるように構成され、また機体後
部上に立設した支持構造体4にリフトアーム5を
昇降回動自在に支持させると共に、該リフトアー
ム5の先端にバケツト6を転回自在に支持させ、
機体とリフトアーム5間には左右1対のリフトシ
リンダ7を、またリフトアーム5とバケツト6間
にはチルトシリンダ8を、それぞれ配設してある
ものに構成されている。
第2図は上記フロントローダにおける走行動力
伝導機構を示しており、エンジン1により主クラ
ツチ9を介して回転せしめられる駆動軸10と該
駆動軸10に平行する左右のパワーシフト軸11
A,11Bが、設けられている。各パワーシフト
軸11A,11B上には2個宛の歯車12A,1
3Aないし12B,13Bを遊嵌設置してあり、
このうち歯車12A,12Bは広巾のものとされ
て駆動軸10上に遊嵌設置した歯車14に対しそ
れぞれ噛合され、また歯車12Aと歯車13Bと
が噛合されると共に歯車12Bと歯車13Aとが
噛合されている。また上記した駆動軸10と両パ
ワーシフト軸11A,11Bとに平行させた支軸
15に遊嵌支持させた一体的な2個の歯車16,
17を設けてあつて、このうち小径側の歯車17
が駆動軸10上の上記歯車14に対し噛合されて
いる。そして駆動軸10上には選択的なシフトに
より、上記歯車14を選択的に駆動軸10に結合
しうると共に支軸15上の大径側の歯車16に対
し選択的に噛合せうるシフト歯車18を、摺動の
み自在に設置してある。
以上により、シフト歯車18を歯車16に対し
噛合せるとパワーシフト軸11A,11B上の歯
車12A,13A,12B,13Bが比較的低速
で、またシフト歯車18により歯車14を駆動軸
10に対し結合するとパワーシフト軸11A,1
1B上の歯車12A,13A,12B,13Bが
比較的高速で、それぞれ回転せしめられ、また各
パワーシフト軸11A,11B上の2個宛の歯車
12A,13Aないし12B,13Aは互に逆方
向に回転せしめられることと、されている。
そして各パワーシフト軸11A,11B上に
は、歯車12A,12Bをパワーシフト軸11
A,11Bに対し結合するための前進用の多板式
油圧クラツチ18A,18Bと、歯車13A,1
3Bを選択的にパワーシフト軸11A,11Bに
対し結合するための後進用の多板式油圧クラツチ
19A,19Bとを、設けてあつて、以上により
各パワーシフト軸11A,11Bを1速或は2速
で選択的に正逆転させうる油圧クラツチ式変速装
置20が構成されている。
同様に第2図に示すように、左右のパワーシフ
ト軸11A,11Bに対し傘歯車伝動機構により
連動連結された左右の伝動軸21A,21Bと、
該左右の伝動軸21A,21Bに対し歯車減速機
構によりそれぞれ連動連結された左右の他の伝動
軸22A,22Bとを、それぞれ左右方向に沿わ
せて設けてあり、後者の左右の伝動軸22A,2
2Bをカツプリング23A,23Bにより左右の
前輪車軸2aに対し連動連結すると共に、該左右
の前輪車軸2aと左右の後輪車軸3a間を左右の
チエーン伝動機構24A,24Bにより連動連結
して、走行動力伝導径路が完成されている。上記
した左右の伝動軸21A,21B端には、左右車
輪2,3制動用の左右のブレーキ25A,25B
を設けてある。
なお以上に説明したような走行動力伝導機構自
体は、例えば実開昭54−38784号公報に開示され
ているように、既に公知である。
第3図はこの考案の一実施例を油圧回路でもつ
て示しており、同実施例は作業機用の油圧シリン
ダである前記のリフトシリンダ7及びチルトシリ
ンダ8と走行動力伝導径路中に油圧クラツチ式変
速装置20用の油圧クラツチとして挿入設置され
ている前記油圧クラツチ18A,19A,18
B,19Bとに対し、油圧を供給するための装置
に係る。
図示の場合には油圧クラツチ18A,19A,
18B,19B用の作動油を収容する油タンク2
7はこれを、フロントローダの機体ハウジングに
兼用させてあり、またリフトシリンダ7及びチル
トシリンダ8用の作動油を収容する油タンク28
は機体上に別に設置されていて、2種の油タンク
27,28が設けられている。また図示の場合に
は、左右のパワーシフト軸11A,11B上の油
圧クラツチ18A,18B,19A,19Bに対
し左右各別の切換弁29A,29Bを介し油圧を
供給することとされていると共に、これらの左右
の切換弁29A,29Bの一次側ポンプポートに
連らなる左右の給油回路30A,30B中に、前
記した左右のブレーキ25A,25B用の左右の
ブレーキペダル31A,31Bの踏込み操作で左
右の給油回路30A,30Bの油圧をアンロード
することとする左右の油圧アンロード弁32A,
32Bを挿入設置している。油タンク27から油
圧クラツチ18A,18B,19A,19Bに対
し油圧を供給するための油圧ポンプ33は、その
吐出回路30を上記した左右の給油回路30A,
30Bに接続して、設けられている。また油タン
ク28からリフトシリンダ7及びチルトシリンダ
8に対し油圧を供給するための作業機用の油圧ポ
ンプ34は、その吐出口を給油回路35により、
上記両種シリンダ7,8用のコントロールバルブ
機構36のポンプポートへと接続して、設けられ
ている。
同様に第3図に示すように、また第2図にも示
すように、作業機用の上記油圧ポンプ34は、内
接歯車式のものに構成されて、エンジン1により
主クラツチ9を介することなく直接に駆動される
ように、設けられている。このように作業機用油
圧ポンプ34がエンジン1により直接駆動される
ように設けられているのに対し、油圧クラツチ用
の上記油圧ポンプ33は特に、油圧モータ37に
より駆動させることとしてある。
また特に、作業機用の油圧ポンプ34からコン
トロールバルブ機構36に至る給油回路35中に
は同様に第3図に示すように、分流弁38を挿入
設置してある。この分流弁38は、給油回路35
に挿入したリリーフ弁39と、給油回路35から
分岐させて上記油圧モータ37の吸入口へと接続
してある調整流回路40に挿入した絞り41と
を、組合せて構成されており、絞り41二次側の
油圧を背圧としてリリーフ弁39に対し作用させ
てある。したがつて同分流弁38は、絞り41の
一次側と二次側との油圧差が高められるとリリー
フ弁39のリリーフ油量が増大し同油圧差が低め
られるとリリーフ弁39のリリーフ油量が減少す
ることで、絞り41の一次側と二次側との油圧差
を一定とするように制御し、もつて絞り41を通
つて流れる油量を一定に調整する。すなわち分流
弁38は、給油回路35側を余剰流回路とし調整
流回路40に一定流量を得させる流量一定型の流
量調整弁とされているのであり、調整流回路40
を油圧モータ37の吸入口へと接続することによ
つて同回路40を油圧モータ37用の給油回路に
構成しているのである。
なお第3図において、43は前記切換弁29
A,29B及び前記油圧アンロード弁32A,3
2Bのタンクポートを油タンク27へと接続する
排油回路、44は油圧クラツチ18A,19A,
18B,19Bに対する作用油圧を設定する調圧
弁で実公昭58−3936号公報等から周知である油圧
漸増型のもの、45は油圧モータ37の吐出口を
油タンク28へと接続する排油回路、46は前記
コントロールバルブ機構36のタンクポートを油
タンク28へと接続する排油回路である。
油圧クラツチ用の各切換弁29A,29Bは、
それにより油圧の給排を制御される両油圧クラツ
チ18A,19Aないし18B,19Bを共に非
作動とする中立位置Nと、何れか1個宛の油圧ク
ラツチ18Aまたは19Aもしくは18Bまたは
19Bを作動させる前進作用位置F、後進作用位
置Rと、を備えた3ポジシヨンのバルブに、構成
されている。また前記各油圧アンロード弁32
A,32Bは、アンロード非作用位置と各給油
回路30A,30Bの油圧をアンロードするアン
ロード作用位置とを備えた、2ポジシヨンのバ
ルブに構成されている。また図示の場合には油圧
クラツチ用の左右の切換弁29A,29Bを連動
して変位操作する図外の操作機構が設けられてい
て、両切換弁29A,29Bを同時に前進作用位
置Fもしくは後進作用位置Rへと変位させ左右の
前進用油圧クラツチ18A,18Bもしくは後進
用油圧クラツチ19A,19Bを同時に作動させ
て、車輌を前進もしくは後進させうる他、一方の
切換弁29Aもしくは29Bは前進作用位置F
に、他方の切換弁29Bもしくは29Aは後進作
用位置Rに、それぞれ同時に変位させて、車輌を
左スピンターンLSもしくは右スピンターンRSさ
せることができることとされている。
また作業機側の前記コントロールバルブ機構3
6は、リフトシリンダ7用の切換弁48とチルト
シリンダ8用の切換弁49の他に、これらのシリ
ンダ7,8に対する作用油圧を設定する調圧弁5
0を、備えている。リフトシリンダ7用の切換弁
48は、リフトシリンダ7を停止させる中立位置
Nと、同シリンダ7を伸長動作させ前記リフトア
ーム5を上昇回動させる上昇作用位置Uと、同シ
リンダ7を縮小動作させリフトアーム5を下降回
動させる下降作用位置Dと、リフトシリンダ7の
両油室から作動油を排出させてリフトアーム5を
フローテイング状態とするフローテイング位置F
とを、備えている。またチルトシリンダ8用の切
換弁49は、チルトシリンダ8を停止させる中立
位置Nと、チルトシリンダ8を伸長動作させて前
記バケツト6をダンプ回動させるダンプ作用位置
と、チルトシリンダ8を縮小動作させバケツト
6を上向き転回々動させるチルト作用位置と、
を備えている。コントロールバルブ機構36には
キヤリーオーバポート51が設けられていて、切
換弁48を中立位置Nまたはフローテイング位置
Fにおき切換弁49を中立位置Nにおいた状態
で、該キヤリーオーバポート51から他の油圧作
動機器を作動させるための油圧を取出せることと
してある。
図示のコントロールバルブ機構36は、例えば
実開昭57−186772号公報に開示されているような
操作機構を用いて、両切換弁48,49を連動し
て変位させるものに構成されているが、同バルブ
機構36自体はこの考案の要旨とするところと無
関係であるので、より詳細な説明はこれを省略す
る。
第3図に図示の油圧供給装置によれば、エンジ
ン1にて駆動される作業機用油圧ポンプ34の回
転数がエンジン1の回転数変動により変動し、同
ポンプ34の油吐出量が変動しても、調整流回路
40から油圧モータ37へと供給される油流量は
一定に調整される。したがつて同油圧モータ37
の回転数が一定に調整されることとなるから、こ
の油圧モータ37によつて駆動される油圧クラツ
チ用油圧ポンプ33の駆動回転数が一定して、吐
出回路30に吐出される油流量が一定に調整され
ることとなる。
したがつて油圧漸増型の調圧弁44によるクラ
ツチ作用油圧の立上り制御、つまり切換弁29
A,29Bが一の作用位置FまたはRへと変位せ
しめられるときに、調圧弁44の油圧設定用スプ
リング44a端を受ける制御ピストン44b背後
への絞り44cを介しての徐々の油流入でスプリ
ング44a荷重が徐々に高められて、クラツチ作
用油圧が正規油圧にまで徐々に立上ることとする
制御が、エンジン1の回転数変動に無関係に行な
われることとなつて、同油圧制御がやり易くな
る。
また主クラツチ9は通例のように、第3図に模
式的に示す主クラツチペダル53の踏込み操作で
切られ同ペダル53を浅く踏込むと主クラツチ9
を半クラツチ状態とできることと、されている
が、図示のフロントローダを坂道で発進させると
きとかに主クラツチ9を半クラツチ状態としたと
きも、エンジン1にて直接に駆動される作業機用
油圧ポンプ34により駆動される油圧モータ37
から駆動を受けて稼働する油圧クラツチ用油圧ポ
ンプ33は、主クラツチ9の操作とは無関係な回
転数で稼働して、切換弁29A,29Bの位置に
応じ作動状態にある油圧クラツチに作動油が満た
された状態を持続させるから、次いで主クラツチ
ペダル53から足を離して定常走行を得ようとす
るときに、その状態が速やかに得られることとな
る。
以上に説明して来た実施例は、走行動力伝導径
路中に油圧クラツチ式変速装置20用の油圧クラ
ツチとして複数個の油圧クラツチを挿入設置して
ある走行作業車において、この考案を実施した例
に係るが、この考案は勿論、走行動力伝導径路中
に同径路を断続するための単一の油圧クラツチを
設けてあるような走行作業車においても、実施す
ることができる。
以上の説明から明らかなように、この考案の走
行作業車における油圧供給装置は、エンジン1に
より主クラツチ9を介することなく直接に駆動さ
れる作業機用油圧ポンプ34を設けてあると共
に、走行動力伝導径路中に油圧クラツチ18A,
18B,19A,19Bを挿入設置してある走行
作業車において、前記油圧クラツチ18A,18
B,19A,19Bに対し油圧を供給するための
油圧クラツチ用油圧ポンプ33を駆動する油圧モ
ータ37を設けると共に、前記作業機用油圧ポン
プ34と作業機用油圧シリンダ7,8とを接続す
る給油回路35中に、この給油回路35及び該給
油回路35から分岐させた調整流回路40にそれ
ぞれリリーフ弁39及び絞り41を挿入し絞り4
1の二次側の調整流回路40の油圧をリリーフ弁
39に対し背圧として作用させてなる分流弁38
を設け、上記調整流回路40を上記油圧モータ3
7用の給油回路の構成したことを特徴とし、次の
長所を備えている。
すなわちこの考案の油圧供給装置は、従来のも
のが油圧クラツチ用の油圧ポンプをして主クラツ
チを介しエンジンにて駆動させるように設けてい
たのに対し、エンジン1にて直接駆動される作業
機用油圧ポンプ34にて油圧駆動させる油圧モー
タ37によつて、油圧クラツチ用の油圧ポンプ3
3を駆動させることとしているから、走行作業車
を坂道で発進させるときとか走行作業車を回行さ
せるときとかに主クラツチ9をペダル操作で半ク
ラツチ状態としても、油圧クラツチ用油圧ポンプ
33がそのような主クラツチ操作に無関係な回転
数で駆動されて、油圧クラツチに油が充満する状
態が持続するから、次いで主クラツチ9の操作を
解除して定常状態での車輌走行を得ようとすると
きにタイムラグが生ぜずして、操縦者の操作通り
の走行状態が速やかに得られ操縦者のフイーリン
グを良くすることとする。
また作業機用の給油回路35中に挿入設置した
分流弁38の調整流を、油圧クラツチ用油圧ポン
プ33を駆動する上記油圧モータ37に供給する
こととしているから、この考案の油圧供給装置
は、負荷変動等でエンジン1の回転数が変動した
ときも上記油圧モータ37の回転数を一定に調整
し、もつて油圧クラツチ用油圧ポンプ33の吐出
油量を一定として、油圧クラツチをシヨツク無く
エンゲージングさせるための油圧制御を容易とす
る。
しかも、油圧クラツチ用油圧ポンプをして主ク
ラツチを介しエンジンにて駆動させるように設け
ていた従来装置であると、主クラツチから走行用
トランスミツシヨンに入力する入力伝動部に上記
油圧ポンプを設置せざるを得ず、同油圧ポンプの
配置に一定の制約があつたのに対し、この考案の
油圧供給装置は、作業機用油圧ポンプ34から分
流弁38を経て油圧配管により油圧を供給される
油圧モータ37の設置位置、したがつて同油圧モ
ータ37にて駆動を受ける油圧クラツチ用油圧ポ
ンプ33の設置位置を、自在に選択できることか
ら、油圧クラツチ側の油圧供給機構の設計を、し
たがつてまた走行作業車全体の設計も、容易とす
るものとなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を装備したフロン
トローダの側面図、第2図は同フロントローダに
おける走行動力伝導機構を示す機構図、第3図は
同実施例の油圧回路を示す回路図である。 1……エンジン、2……前輪、3……後輪、5
……リフトアーム、6……バケツト、7……リフ
トシリンダ、8……チルトシリンダ、9……主ク
ラツチ、10……駆動軸、11A,11B……パ
ワーシフト軸、18A,18B,19A,19B
……油圧クラツチ、20……油圧クラツチ式変速
装置、29A,29B……切換弁、30……吐出
回路、30A,30B……給油回路、33……油
圧クラツチ用油圧ポンプ、34……作業用油圧ポ
ンプ、35……給油回路、36……コントロール
バルブ機構、37……油圧モータ、38……分流
弁、39……リリーフ弁、40……調整流回路、
41……絞り、48,49……切換弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン1により主クラツチ9を介することな
    く直接に駆動される作業機用油圧ポンプ34を設
    けてあると共に、走行動力伝導径路中に油圧クラ
    ツチ18A,18B,19A,19Bを挿入設置
    してある走行作業車において、前記油圧クラツチ
    18A,18B,19A,19Bに対し油圧を供
    給するための油圧クラツチ用油圧ポンプ33を駆
    動する油圧モータ37を設けると共に、前記作業
    機用油圧ポンプ34と作業機用油圧シリンダ7,
    8とを接続する給油回路35中に、この給油回路
    35及び該給油回路35から分岐させた調整流回
    路40にそれぞれリリーフ弁39及び絞り41を
    挿入し絞り41の二次側の調整流回路40の油圧
    をリリーフ弁39に対し背圧として作用させてな
    る分流弁38を設け、上記調整流回路40を上記
    油圧モータ37用の給油回路に構成したことを特
    徴とする油圧供給装置。
JP17528283U 1983-11-12 1983-11-12 走行作業車における油圧供給装置 Granted JPS6084328U (ja)

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JPS6084328U JPS6084328U (ja) 1985-06-11
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