JPH09112578A - クラッチの切換え装置 - Google Patents
クラッチの切換え装置Info
- Publication number
- JPH09112578A JPH09112578A JP29354695A JP29354695A JPH09112578A JP H09112578 A JPH09112578 A JP H09112578A JP 29354695 A JP29354695 A JP 29354695A JP 29354695 A JP29354695 A JP 29354695A JP H09112578 A JPH09112578 A JP H09112578A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- cylinder
- relay valve
- vibration
- clutch pedal
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- Pending
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】クラッチペダルの操作時に発生するペダルの単
独または連続振動を防止して運転操作感覚を改善する。 【解決手段】クラッチブースタ14のリレーバルブ20
とパワーシリンダ21と連結する空気管路22に可変絞
り40を取付ける。
独または連続振動を防止して運転操作感覚を改善する。 【解決手段】クラッチブースタ14のリレーバルブ20
とパワーシリンダ21と連結する空気管路22に可変絞
り40を取付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクラッチの切換え装
置に係り、とくにクラッチペダルと連結されているマス
タシリンダの油圧出力をクラッチブースタによって増幅
してリリースレバーに伝達するようにしたクラッチの切
換え装置に関する。
置に係り、とくにクラッチペダルと連結されているマス
タシリンダの油圧出力をクラッチブースタによって増幅
してリリースレバーに伝達するようにしたクラッチの切
換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンの出力トルクを駆動輪
に伝達したり遮断したりするために、エンジンとトラン
スミッションとの間にクラッチが配されている。摩擦式
クラッチはクラッチディスクに設けられているクラッチ
フェーシングをプレッシャプレートによってフライホイ
ール側の摩擦面に圧着し、クラッチディスクとフライホ
イールとを摩擦結合することによってトルクの伝達を行
なうようにしている。そしてリリースレバーによってプ
レッシャプレートをクラッチスプリングに抗して戻すと
上記摩擦結合が解除されることになる。
に伝達したり遮断したりするために、エンジンとトラン
スミッションとの間にクラッチが配されている。摩擦式
クラッチはクラッチディスクに設けられているクラッチ
フェーシングをプレッシャプレートによってフライホイ
ール側の摩擦面に圧着し、クラッチディスクとフライホ
イールとを摩擦結合することによってトルクの伝達を行
なうようにしている。そしてリリースレバーによってプ
レッシャプレートをクラッチスプリングに抗して戻すと
上記摩擦結合が解除されることになる。
【0003】このようなクラッチの接離を制御するため
に、運転席の床の部分にクラッチペダルが設けられてお
り、運転手が左足で上記クラッチペダルを踏むと、リリ
ースレバーによってプレッシャプレートが解除する方向
に移動されるようになっている。
に、運転席の床の部分にクラッチペダルが設けられてお
り、運転手が左足で上記クラッチペダルを踏むと、リリ
ースレバーによってプレッシャプレートが解除する方向
に移動されるようになっている。
【0004】とくにトラックやバスのような大型の車両
においては、エンジンの出力トルクが大きいために、大
きなクラッチが用いられている。このようなクラッチの
接離を運転手がクラッチペダルを操作して直接制御する
ためには大きな操作力を要し、操作性が悪化するととも
に運転手に対する負担が大きくなる。
においては、エンジンの出力トルクが大きいために、大
きなクラッチが用いられている。このようなクラッチの
接離を運転手がクラッチペダルを操作して直接制御する
ためには大きな操作力を要し、操作性が悪化するととも
に運転手に対する負担が大きくなる。
【0005】そこでこのようなクラッチの操作を容易に
するために、クラッチペダルを油圧式のマスタシリンダ
と連結するとともに、このマスタシリンダの油圧出力を
クラッチブースタによって増幅し、ブースタの出力によ
ってリリースレバーの回動を行なうようにしており、こ
れによって軽い操作力で大きなクラッチの接離の制御が
可能になっている。
するために、クラッチペダルを油圧式のマスタシリンダ
と連結するとともに、このマスタシリンダの油圧出力を
クラッチブースタによって増幅し、ブースタの出力によ
ってリリースレバーの回動を行なうようにしており、こ
れによって軽い操作力で大きなクラッチの接離の制御が
可能になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】クラッチは上述の如く
エンジンとトランスミッションとの間に配され、クラン
クシャフトの端部に取付けられているフライホイールの
摩擦面に対してクラッチディスクのフェーシングを摩擦
結合したり解除したりすることによってトルクの伝達と
遮断との切換えを行なうようにしている。そしてエンジ
ンの各気筒の爆発に伴ってクランクシャフトが曲げ振動
を生ずる。このようなクランクシャフトの曲げ振動はフ
ライホイールの面振れとして現われる。そしてこのよう
なフライホイールの面振れがクラッチディスクの振動と
なり、リリースレバーおよびクラッチブースタを介して
上記操作力の伝達方向とは逆方向の経路を通してクラッ
チペダルに伝達される。
エンジンとトランスミッションとの間に配され、クラン
クシャフトの端部に取付けられているフライホイールの
摩擦面に対してクラッチディスクのフェーシングを摩擦
結合したり解除したりすることによってトルクの伝達と
遮断との切換えを行なうようにしている。そしてエンジ
ンの各気筒の爆発に伴ってクランクシャフトが曲げ振動
を生ずる。このようなクランクシャフトの曲げ振動はフ
ライホイールの面振れとして現われる。そしてこのよう
なフライホイールの面振れがクラッチディスクの振動と
なり、リリースレバーおよびクラッチブースタを介して
上記操作力の伝達方向とは逆方向の経路を通してクラッ
チペダルに伝達される。
【0007】図5に示すように、クラッチペダルの操作
時にクラッチペダル単独で振動が発生する。この振動は
クラッチブースタのパワーピストンの作動の開始の直後
に現われる。あるいはまた図6に示すようにクラッチペ
ダルがフルストロークまで続く連続振動を発生し、これ
によって運転操作感を悪化させる。
時にクラッチペダル単独で振動が発生する。この振動は
クラッチブースタのパワーピストンの作動の開始の直後
に現われる。あるいはまた図6に示すようにクラッチペ
ダルがフルストロークまで続く連続振動を発生し、これ
によって運転操作感を悪化させる。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、とくにクランクシャフトの曲げ振動に
伴うクラッチペダルの振動を防止するようにしたクラッ
チの切換え装置を提供することを目的とする。
たものであって、とくにクランクシャフトの曲げ振動に
伴うクラッチペダルの振動を防止するようにしたクラッ
チの切換え装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、クラッチペダ
ルと連結されているマスタシリンダの油圧出力をクラッ
チブースタによって増幅してリリースレバーに伝達する
ようにしたクラッチの切換え装置において、前記クラッ
チブースタのリレーバルブとパワーシリンダとの間に開
度が調整可能な可変絞りを配するようにしたことを特徴
とするクラッチの切換え装置に関するものである。
ルと連結されているマスタシリンダの油圧出力をクラッ
チブースタによって増幅してリリースレバーに伝達する
ようにしたクラッチの切換え装置において、前記クラッ
チブースタのリレーバルブとパワーシリンダとの間に開
度が調整可能な可変絞りを配するようにしたことを特徴
とするクラッチの切換え装置に関するものである。
【0010】クラッチブースタのリレーバルブとパワー
シリンダとの間に配されている可変絞りによってフライ
ホイールと対向するクラッチディスクの振動がリリース
レバーの操作力の伝達経路とは逆の経路を通してクラッ
チペダルに伝達されるのが防止される。とくに可変絞り
の開度を最適な値に調整することによって、より効果的
にクラッチペダルの振動が防止される。
シリンダとの間に配されている可変絞りによってフライ
ホイールと対向するクラッチディスクの振動がリリース
レバーの操作力の伝達経路とは逆の経路を通してクラッ
チペダルに伝達されるのが防止される。とくに可変絞り
の開度を最適な値に調整することによって、より効果的
にクラッチペダルの振動が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
るクラッチの切換え装置を示すものであって、この切換
え装置はクラッチペダル10を備え、支点ピン9を介し
て回動自在に支持されている。クラッチペダル10に設
けられている連結アーム11はマスタシリンダ12のピ
ストンロッドに連結されている。マスタシリンダ12の
出力側の油圧は油圧管路13を介してクラッチブースタ
14に伝達されるようになっている。
るクラッチの切換え装置を示すものであって、この切換
え装置はクラッチペダル10を備え、支点ピン9を介し
て回動自在に支持されている。クラッチペダル10に設
けられている連結アーム11はマスタシリンダ12のピ
ストンロッドに連結されている。マスタシリンダ12の
出力側の油圧は油圧管路13を介してクラッチブースタ
14に伝達されるようになっている。
【0012】クラッチブースタ14はエンドプレート1
8を備えるとともに、このエンドプレート18の下端側
に接続口19が設けられており、この接続口19に上記
油圧管路13の先端が接続されている。そしてエンドプ
レート18の前面側にはリレーバルブ20が接続されて
いる。リレーバルブ20はエアタンク23と空気管路2
4を介して接続されている。
8を備えるとともに、このエンドプレート18の下端側
に接続口19が設けられており、この接続口19に上記
油圧管路13の先端が接続されている。そしてエンドプ
レート18の前面側にはリレーバルブ20が接続されて
いる。リレーバルブ20はエアタンク23と空気管路2
4を介して接続されている。
【0013】エンドプレート18の背面側にはパワーシ
リンダ21が取付けられている。このパワーシリンダ2
1はエアシリンダから構成されており、上記リレーバル
ブ20の出力側と空気管路22を介して接続されるよう
になっている。そしてこのパワーシリンダ21はピスト
ン25を備えるとともに、このピストン25に設けられ
ているピストンロッド26が前方に突出し、ハイドロリ
ックシリンダ27内に侵入するようになっている。
リンダ21が取付けられている。このパワーシリンダ2
1はエアシリンダから構成されており、上記リレーバル
ブ20の出力側と空気管路22を介して接続されるよう
になっている。そしてこのパワーシリンダ21はピスト
ン25を備えるとともに、このピストン25に設けられ
ているピストンロッド26が前方に突出し、ハイドロリ
ックシリンダ27内に侵入するようになっている。
【0014】ハイドロリックシリンダ27はエンドプレ
ート18に対して上記パワーシリンダ21とは反対側に
配されており、そのピストン33が上記パワーシリンダ
21のピストンロッド26によって押圧されるようにな
っている。そしてこのハイドロリックシリンダ27の出
力端を構成するプッシュロッド28がクレビス29およ
びピン30を介してリリースレバー31の先端部に接続
されるようになっている。リリースレバー31はクラッ
チ32の接離を制御するようになっている。
ート18に対して上記パワーシリンダ21とは反対側に
配されており、そのピストン33が上記パワーシリンダ
21のピストンロッド26によって押圧されるようにな
っている。そしてこのハイドロリックシリンダ27の出
力端を構成するプッシュロッド28がクレビス29およ
びピン30を介してリリースレバー31の先端部に接続
されるようになっている。リリースレバー31はクラッ
チ32の接離を制御するようになっている。
【0015】次に上記リレーバルブ20とパワーシリン
ダ21とを接続する空気管路22に設けられている可変
絞り40について説明すると、この可変絞り40は図2
〜図4に示すように円筒状のボディ41を備え、その中
の断面円形の空洞部分に円柱状の回転子42を回転方向
に摺動可能に保持している。なお回転子42の外周側の
上下の溝にはOリング47が装着されており、これらの
Oリング47によってボディ41と回転子42との間の
シールを行なうようにしている。
ダ21とを接続する空気管路22に設けられている可変
絞り40について説明すると、この可変絞り40は図2
〜図4に示すように円筒状のボディ41を備え、その中
の断面円形の空洞部分に円柱状の回転子42を回転方向
に摺動可能に保持している。なお回転子42の外周側の
上下の溝にはOリング47が装着されており、これらの
Oリング47によってボディ41と回転子42との間の
シールを行なうようにしている。
【0016】回転子42には半径方向に横切るように貫
通孔43が形成されるとともに、この貫通孔43がボデ
ィ41の互いに対向する位置に設けられている連通孔4
4の連通と遮断との切換えを行なうようにしている。そ
してボディ41の下端側にはボルト45が突出するとと
もに、このボルト45に螺着されているナット46によ
って回転子42の位置決めを行なうようになっており、
回転子42を適当な回転位置にして開度調整を行なうと
ともに、その位置で回転子42を固定するようにしてい
る。
通孔43が形成されるとともに、この貫通孔43がボデ
ィ41の互いに対向する位置に設けられている連通孔4
4の連通と遮断との切換えを行なうようにしている。そ
してボディ41の下端側にはボルト45が突出するとと
もに、このボルト45に螺着されているナット46によ
って回転子42の位置決めを行なうようになっており、
回転子42を適当な回転位置にして開度調整を行なうと
ともに、その位置で回転子42を固定するようにしてい
る。
【0017】以上のような構成において、クラッチペダ
ル10を踏込むと、マスタシリンダ12のピストンロッ
ドが連結アーム11によって押込まれ、マスタシリンダ
12が油圧の出力圧を生ずる。この出力圧はクラッチブ
ースタ14の接続口19を通してハイドロリックシリン
ダ27のピストン33の背面側に直接加えられるととも
に、リレーバルブ20に信号圧として印加される。
ル10を踏込むと、マスタシリンダ12のピストンロッ
ドが連結アーム11によって押込まれ、マスタシリンダ
12が油圧の出力圧を生ずる。この出力圧はクラッチブ
ースタ14の接続口19を通してハイドロリックシリン
ダ27のピストン33の背面側に直接加えられるととも
に、リレーバルブ20に信号圧として印加される。
【0018】従ってリレーバルブ20は上記信号圧に応
じた空気圧を絞り40および空気管路22を通してパワ
ーシリンダ21に供給し、このパワーシリンダ21のピ
ストン25を押圧する。このようなピストン25の力は
ピストンロッド26を介してハイドロリックシリンダ2
7に加えられ、このハイドロリックシリンダ27のピス
トン33を押圧することになる。
じた空気圧を絞り40および空気管路22を通してパワ
ーシリンダ21に供給し、このパワーシリンダ21のピ
ストン25を押圧する。このようなピストン25の力は
ピストンロッド26を介してハイドロリックシリンダ2
7に加えられ、このハイドロリックシリンダ27のピス
トン33を押圧することになる。
【0019】従ってプッシュロッド28はハイドロリッ
クシリンダ27に直接加えられるマスタシリンダ12の
出力圧とパワーシリンダ21の出力の和に相当する力で
図1において左方へ押圧されることになる。このような
力によって、リリースレバー31が図1において反時計
方向に回動され、これによってクラッチディスクのフェ
ーシングをフライホイールの摩擦面に押圧しているブレ
ッシャプレートに対する押圧力を解除し、クラッチが遮
断状態に切換えられる。
クシリンダ27に直接加えられるマスタシリンダ12の
出力圧とパワーシリンダ21の出力の和に相当する力で
図1において左方へ押圧されることになる。このような
力によって、リリースレバー31が図1において反時計
方向に回動され、これによってクラッチディスクのフェ
ーシングをフライホイールの摩擦面に押圧しているブレ
ッシャプレートに対する押圧力を解除し、クラッチが遮
断状態に切換えられる。
【0020】上記クラッチペダル10の押圧力を解除す
ると、マスタシリンダ12の出力圧もなくなり、これに
よってハイドロリックシリンダ27への油圧の供給が停
止されるとともに、リレーバルブ20が遮断され、パワ
ーシリンダ21への圧縮空気の供給が停止される。従っ
てクラッチ32は内蔵されているクラッチスプリングに
よってプレッシャプレートがクラッチディスクに固着さ
れているフェーシングをフライホイールに圧着し、クラ
ッチを接続状態に切換える。
ると、マスタシリンダ12の出力圧もなくなり、これに
よってハイドロリックシリンダ27への油圧の供給が停
止されるとともに、リレーバルブ20が遮断され、パワ
ーシリンダ21への圧縮空気の供給が停止される。従っ
てクラッチ32は内蔵されているクラッチスプリングに
よってプレッシャプレートがクラッチディスクに固着さ
れているフェーシングをフライホイールに圧着し、クラ
ッチを接続状態に切換える。
【0021】このようにしてクラッチ32の接離を行な
うクラッチの切換え装置において、クラッチブースタ1
4のパワーシリンダ21への空気管路22に可変絞り4
0を配し、これによって空気系の脈動を減衰するように
している。とくに空気管路22に設けられている可変絞
り40のボディ41内の回転子42の回転位置を変える
ことによって、連通孔44に対する貫通孔43の通路面
積が変化し、これによって振動の波長が変化して振動が
和らげられ、マスタシリンダ12への振動の伝達が防止
される。
うクラッチの切換え装置において、クラッチブースタ1
4のパワーシリンダ21への空気管路22に可変絞り4
0を配し、これによって空気系の脈動を減衰するように
している。とくに空気管路22に設けられている可変絞
り40のボディ41内の回転子42の回転位置を変える
ことによって、連通孔44に対する貫通孔43の通路面
積が変化し、これによって振動の波長が変化して振動が
和らげられ、マスタシリンダ12への振動の伝達が防止
される。
【0022】また油圧系の脈動については、パワーシリ
ンダ21への圧縮空気の導入量を可変絞り40で絞り、
パワーシリンダ21のハイドロリックシリンダ27に対
する推力発生速度を遅らせ、推力による油圧変動発生を
防止することによって脈動が防止される。
ンダ21への圧縮空気の導入量を可変絞り40で絞り、
パワーシリンダ21のハイドロリックシリンダ27に対
する推力発生速度を遅らせ、推力による油圧変動発生を
防止することによって脈動が防止される。
【0023】可変絞り40のボディ41内の回転子42
は回転調整することによって貫通孔43の連通孔44に
対する整合部分の面積が変化するために、空気の通路面
積が変化する。従ってクラッチブースタ14への負荷の
違いによる絞り径の変更を1つの部品で対応することが
可能になり、そのための対応時間が短縮される。
は回転調整することによって貫通孔43の連通孔44に
対する整合部分の面積が変化するために、空気の通路面
積が変化する。従ってクラッチブースタ14への負荷の
違いによる絞り径の変更を1つの部品で対応することが
可能になり、そのための対応時間が短縮される。
【0024】なおこの実施の形態においては、可変絞り
40をリレーバルブ20とパワーシリンダ21とを連結
する空気管路22の途中の部分に設けるようにしている
が、可変絞り40をエンドプレート18に組込むように
してもよい。
40をリレーバルブ20とパワーシリンダ21とを連結
する空気管路22の途中の部分に設けるようにしている
が、可変絞り40をエンドプレート18に組込むように
してもよい。
【0025】このように本実施の形態においては、クラ
ッチブースタ14のパワーシリンダ21への空気導入路
を構成する空気管路22に可変絞り40を設け、クラッ
チペダル10の振動を防止するようにしたものである。
このような構成によって、クラッチペダル10が振れ、
操作時に違和感を感じ、クラッチ操作がスムーズにでき
なくなる不具合を防止することが可能になる。すなわち
クラッチペダル10の操作時に発生するペダルの単独ま
たは連続振動を防止し、運転操作感を良好にすることが
可能になる。
ッチブースタ14のパワーシリンダ21への空気導入路
を構成する空気管路22に可変絞り40を設け、クラッ
チペダル10の振動を防止するようにしたものである。
このような構成によって、クラッチペダル10が振れ、
操作時に違和感を感じ、クラッチ操作がスムーズにでき
なくなる不具合を防止することが可能になる。すなわち
クラッチペダル10の操作時に発生するペダルの単独ま
たは連続振動を防止し、運転操作感を良好にすることが
可能になる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、クラッチブース
タのリレーバルブとパワーシリンダとの間に開度が調整
可能な可変絞りを配するようにしたものである。従って
このような可変絞りによって、クラッチペダルの操作時
に発生するペダルの単独または連続振動を防止すること
が可能になり、これによって運転操作感覚の改善が可能
になる。
タのリレーバルブとパワーシリンダとの間に開度が調整
可能な可変絞りを配するようにしたものである。従って
このような可変絞りによって、クラッチペダルの操作時
に発生するペダルの単独または連続振動を防止すること
が可能になり、これによって運転操作感覚の改善が可能
になる。
【図1】本発明の一実施の形態に係るクラッチの切換え
装置を示す配管図である。
装置を示す配管図である。
【図2】可変絞りを示す縦断面図である。
【図3】同横断面図である。
【図4】同側面図である。
【図5】クラッチペダルのストロークに対する振動のレ
ベルを示すグラフである。
ベルを示すグラフである。
【図6】クラッチペダルのストロークに対する振動のレ
ベルを示すグラフである。
ベルを示すグラフである。
9 支点ピン 10 クラッチペダル 11 連結アーム 12 マスタシリンダ 13 油圧管路 14 クラッチブースタ 18 エンドプレート 19 接続口 20 リレーバルブ 21 パワーシリンダ 22 空気管路 23 エアタンク 24 空気管路 25 ピストン 26 ピストンロッド 27 ハイドロリックシリンダ 28 プッシュロッド 29 クレビス 30 ピン 31 リリースレバー 32 クラッチ 33 ピストン 40 可変絞り 41 ボディ 42 回転子 43 貫通孔 44 連通孔 45 ボルト 46 ナット 47 Oリング
Claims (1)
- 【請求項1】クラッチペダルと連結されているマスタシ
リンダの油圧出力をクラッチブースタによって増幅して
リリースレバーに伝達するようにしたクラッチの切換え
装置において、 前記クラッチブースタのリレーバルブとパワーシリンダ
との間に開度が調整可能な可変絞りを配するようにした
ことを特徴とするクラッチの切換え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29354695A JPH09112578A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | クラッチの切換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29354695A JPH09112578A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | クラッチの切換え装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112578A true JPH09112578A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17796159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29354695A Pending JPH09112578A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | クラッチの切換え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09112578A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100783576B1 (ko) * | 2006-09-14 | 2007-12-10 | 현대자동차주식회사 | 클러치 페달 진동 저감장치 |
CN114396436A (zh) * | 2022-01-19 | 2022-04-26 | 泉州市鑫利达机械制造有限公司 | 一种改进型汽车离合器助力器 |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP29354695A patent/JPH09112578A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100783576B1 (ko) * | 2006-09-14 | 2007-12-10 | 현대자동차주식회사 | 클러치 페달 진동 저감장치 |
CN114396436A (zh) * | 2022-01-19 | 2022-04-26 | 泉州市鑫利达机械制造有限公司 | 一种改进型汽车离合器助力器 |
CN114396436B (zh) * | 2022-01-19 | 2024-05-10 | 泉州市鑫利达机械制造有限公司 | 一种改进型汽车离合器助力器 |
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