JP2023032835A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】視覚効果の生じる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】実施形態の空気入りタイヤは、サイドウォール10に模様が形成された空気入りタイヤにおいて、サイドウォール10に、タイヤ周方向に延びる基準線21と、基準線21上に設けられた複数の基準点22とが設定され、それぞれの基準点22を中心とする環状の凸条20が設けられ、複数の凸条20が同じ形であり互いに重なりを有して模様を形成していることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は空気入りタイヤに関する。
例えば特許文献1に記載されているように、サイドウォールに模様が設けられた空気入りタイヤが知られている。模様は多数の凸条が並ぶことによって形成されている。
従来の模様の多くは、直線状に延びる多数の凸条が等間隔に並んだものである。また、特許文献1に開示されているように、曲線状の凸条が等間隔に並んだものも知られている。いずれの模様もサイドウォールのデザイン性を高めている。
特開2014-180947号公報
ところで、美しい模様の提案は頻繁になされているが、今までにない視覚効果を生じさせるような画期的な模様はあまり提案されていない。
そこで本発明は、視覚効果の生じる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
実施形態の空気入りタイヤは、サイドウォールに模様が形成された空気入りタイヤにおいて、前記サイドウォールに、タイヤ周方向に延びる基準線と、前記基準線上に設けられた複数の基準点とが設定され、それぞれの前記基準点を中心とする環状の凸条が設けられ、複数の前記凸条が同じ形であり互いに重なりを有して前記模様を形成していることを特徴とする。
実施形態の空気入りタイヤは、上記の特徴を備えることにより、奥行き感のある視覚効果を生じさせる。
空気入りタイヤの軸方向の半断面図。 サイドウォールの装飾領域をタイヤ軸方向から見た図。 模様の拡大図。 凸条の断面図(断面形状が半円の場合)。 凸条の断面図(断面形状が半円とその下の直線からなる形の場合)。 凸条の断面図(断面形状が三角形の場合)。 凸条の断面図(断面形状が三角形の頂点が丸められた形の場合)。 凸条の断面図(断面形状が台形の場合)。 凸条の断面図(断面形状が長方形の場合)。 基準線上に設けられた基準点を示す図。 基準点に対して設けられた凸条を示す図。 真円形で同じ大きさの複数の凸条を備える装飾領域をタイヤ軸方向から見た図。 真円形で異なる大きさの複数の凸条を備える装飾領域をタイヤ軸方向から見た図。 隣り合う凸条の間隔がタイヤ周方向に変化する場合の模様の拡大図。 隣り合う凸条の間隔がタイヤ周方向に変化する場合の模様の拡大図。 4つの模様を備える装飾領域をタイヤ軸方向から見た図。 装飾領域及びそのタイヤ径方向外側の領域の部分拡大図。
実施形態の空気入りタイヤ1は、サイドウォールの構造を除き一般的なラジアルタイヤと同様の構造を有している。図1に実施形態の空気入りタイヤ1の断面構造が示されている。なお図1に示されているのはタイヤ軸方向の半分のみであり、実際の空気入りタイヤ1は中心線Cに対してほぼ左右対称になっている。
空気入りタイヤ1では、タイヤ軸方向両側にビード部9が設けられている。ビード部9は、円形に巻かれた鋼線からなるビードコアと、ビードコアの径方向外側に設けられたゴム製のビードフィラーとからなる。
タイヤ軸方向両側のビード部9には1枚又は2枚のカーカスプライ2が架け渡されている。カーカスプライ2はタイヤ周方向に直交する方向に並べられた多数のプライコードがゴムで被覆されたシート状の部材である。カーカスプライ2は、タイヤ軸方向両側のビード部9の間で空気入りタイヤ1の骨格形状を形成するとともに、ビード部9の周りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返され巻き上げられることによりビード部9を包んでいる。また、カーカスプライ2の折り返し部分2aのタイヤ軸方向外側の場所には、ラバーチェーファー3が設けられている。
また、カーカスプライ2のタイヤ径方向外側には1枚又は複数枚のベルト4が設けられ、ベルト4のタイヤ径方向外側にはベルト補強層5が設けられている。ベルト4はスチール製の多数のコードがゴムで被覆されて出来た部材である。ベルト補強層5は有機繊維製の多数のコードがゴムで被覆されて出来た部材である。ベルト補強層5のタイヤ径方向外側にはトレッドゴム6が設けられている。トレッドゴム6には多数の溝が設けられてトレッドパターンが形成されている。
また、カーカスプライ2のタイヤ軸方向両側にはサイドウォールゴム7が設けられている。トレッドゴム6とサイドウォールゴム7とはバットレスにおいて重なっているが、トレッドゴム6とサイドウォールゴム7のいずれがタイヤ表面側に重なっていても良い。サイドウォールゴム7のタイヤ径方向内側の部分はビード部9の近くにまで延びており、ラバーチェーファー3の一部に被さっている。本実施形態においては、サイドウォールゴム7がタイヤ表面に現れている部分だけでなく、空気入りタイヤ1をタイヤ軸方向から見たときに目視できる範囲全体をサイドウォール10とする。
また、カーカスプライ2の内側には空気の透過性の低いゴムからなるシート状のインナーライナー8が貼り付けられている。これらの部材の他にも、タイヤの機能上の必要に応じて、ベルト下パッドやチェーハー等の部材が設けられている。
図1及び図2のように、タイヤ軸方向両側のサイドウォール10の少なくとも一方に、装飾領域11が設けられている。装飾領域11は、タイヤ回転軸を中心とする円環の形である。装飾領域11は、小径の円形の内径側線12と、大径の円形の外径側線13とに挟まれた、一定幅の領域である。内径側線12及び外径側線13は、タイヤ表面に凹、凸又は段差によって形成された線であっても良いし、実際には存在しない仮想的な線であっても良い。装飾領域11のタイヤ径方向の幅HAは、タイヤ断面高さH(空気入りタイヤ1の内径端から外径面までのタイヤ径方向の長さ)の5%以上60%以下(好ましくは10%以上35%以下)である。
装飾領域11のタイヤ径方向の場所は、空気入りタイヤ1の最大幅の位置を含む場所である。ここで、空気入りタイヤ1の最大幅の位置とは、タイヤ軸方向一方のサイドウォール10の表面からタイヤ軸方向他方のサイドウォール10の表面までのタイヤ軸方向の長さが一番長い位置のことである。
また、図1では装飾領域11はトレッドゴム6とサイドウォールゴム7との界面がタイヤ表面に現れている場所を含む形で設けられている。このように、装飾領域11は、サイドウォール10の表面に段差が現れやすい場所を含む形で設けられていることが好ましい。サイドウォール10の表面に段差が現れやすい場所とは、典型的にはタイヤ構成部材の端部の場所である。そのような典型的な場所として、上記のようにトレッドゴム6とサイドウォールゴム7との界面がタイヤ表面に現れている場所の他に、例えばカーカスプライ2の巻き上げ端2b(カーカスプライ2の折り返し部分2aの端部)のタイヤ軸方向の場所等がある。
図2に示されるように、円環状の装飾領域11の対向する2箇所にはラベリング15が設けられている。また、2つのラベリング15に挟まれた場所には、模様14が設けられている。
隣接するラベリング15と模様14との間を十分に空けるために、ラベリング15と模様14との間隔LB(ラベリング15の端部から模様14の端部までのタイヤ周方向の長さ)の最小値は、3mmとされる。また、模様14の面積を十分に確保するために、ラベリング15と模様14との間隔LBの最大値は、ラベリング15のタイヤ周方向の長さLA(ラベリング15のタイヤ周方向一方の端部からタイヤ周方向他方の端部までの長さ)の60%とされる。
ラベリング15は複数の文字16がタイヤ周方向に並ぶことによって形成されている。これら複数の文字16によって、製造者名、商品名、ブランド等のいずれかが表示されている。これらの文字16は、製造者名等を表示する目的から、何の文字か明確に判別可能な形状である。また、それぞれの文字16は凹又は凸の線によって縁取られて形成されている。
図2及び図3のように、模様14は、多数の凸条20が重なりながらタイヤ周方向に並ぶことにより形成されている。サイドウォール10の表面に対して垂直な方向から見ると、全ての凸条20は同じ形かつ同じ大きさの楕円形である。また、全ての凸条20は、長軸がタイヤ周方向を向き、短軸がタイヤ径方向を向くように配置されている。
それらの楕円形において、短軸の長さは長軸の長さの50%以上100%未満である。凸条20のタイヤ径方向の長さ(すなわち楕円形の短軸の長さ)は装飾領域11のタイヤ径方向の幅HAの50%以上95%以下である。
ここで凸条20とは、タイヤ表面に突出し、タイヤ表面に沿って長く延びるもののことである。この凸条20はリッジとも言われる。凸条20の長手方向に直交する方向の断面形状としては、半円(図4)、半円とその下の直線からなる形(図5)、三角形(図6)、三角形の頂点が丸められた形(図7)、台形(図8)、長方形(図9)等がある。ここで、三角形の頂点が丸められた形(図7)は三角形の一種である。また、図示省略するが、これらの断面形状を若干変形させた形状、例えば図6の三角形を傾けるようにして変形させた鋸歯形状等もあり得る。図2及び図3に凸条20として描かれている線は、凸条20の幅方向の中心線(図4~図9にTで示す位置の線)である。
いずれの断面形状の凸条20においても、凸条20の高さH1は0.1mm以上0.8mm以下(好ましくは0.1mm以上0.4mm以下)である。また、いずれの断面形状の凸条20においても、凸条20の幅W1は0.1mm以上1.0mm以下である。
凸条20は加硫成型時に使用する金型によって形成することができる。ここで、高さH1及び幅W1が小さい凸条20については、レーザ加工で細かい凹凸が形成された金型によって形成することができる。
また、図4及び図5の半円の半径をRとすると、断面形状が半円と直線からなる図5の形の凸条20の前記直線の長さH2は(凸条20の高さH1)-(半円の半径R)である。また、図8の台形の凸条20において、上底の長さW2は、下底の長さ(すなわち凸条20の幅W1)の20%以上50%以下である。
1つの模様14における全ての凸条20は、その中心が1本の基準線21上に設けられている。ここで、凸条20の中心とは、楕円形の長軸と短軸の交点のことである。また、基準線21は、装飾領域11におけるタイヤ径方向の特定の位置をタイヤ周方向に延びる1本の線である。この基準線21は、実際に装飾領域11に描かれているのではく、仮想的な線である。
基準線21のタイヤ径方向の位置は、装飾領域11におけるタイヤ径方向中心位置であることが好ましい。また、基準線21は、タイヤ回転軸を中心として半径がタイヤ断面高さHの45%以上65%以下の長さの円を描く線であることが好ましい。
図10に示されているように、この基準線style='font-size:11.0pt;font-family:"MS 明朝",serif'>21style='font-size:11.0pt;font-family:"MS 明朝",serif'>上に複数の基準点22が等間隔に設定されている。基準点22は、実際に描かれているのではく、仮想的な点である。そして、図11に示されているように、それぞれの基準点22に凸条20の中心が配置されている。なお、図10及び図11は、説明のために簡略化して示された図であり、基準線style='font-size:11.0pt;font-family:"MS 明朝",serif'>21の曲率、style='font-size:11.0pt;font-family:"MS 明朝",serif'>基準点22の間隔、凸条20の数等が図2及び図3と異なる。
style='font-size:11.0pt;font-family:"MS 明朝",serif'> 隣り合う基準点22間の距離P(図10、図11参照)は、1つの凸条20のタイヤ周方向の長さLC(図11参照)の1%以上15%以下(好ましくは5%以上15%以下)である。そのため、1つの凸条20に対して、その凸条20よりタイヤ周方向一方に並ぶ6本以上100本以下(好ましくは6本以上20本以下)の別の凸条20が重なっている。
style='font-size:11.0pt;font-family:"MS 明朝",serif'> 隣り合う基準点22間の距離Pの具体的数値は、例えば0.3mm以上3.0mm以下である。その場合、隣り合う凸条20の間隔も0.3mm以上3.0mm以下となる。このような凸条20はstyle='font-size:11.0pt;font-family:"MS 明朝",serif'>加硫成型時に使用する金型によって形成される。style='font-size:11.0pt;font-family:"MS 明朝",serif'>隣り合う凸条20の間隔が狭い場合は、レーザ加工で細かい凹凸が形成された金型によって形成することができる。 タイヤ軸方向両側に装飾領域11が設けられている場合は、このような凸条20の特徴がタイヤ軸方向両側の装飾領域11で共通している。
以上のように、実施形態の空気入りタイヤ1では、サイドウォール10に、タイヤ周方向に延びる基準線21と、基準線21上に設けられた複数の基準点22とが設定され、それぞれの基準点22を中心とする環状の凸条20が設けられている。そして、複数の凸条20が同じ形であり互いに重なりを有して模様としての模様14を形成している。このように同じ形の環状の凸条20が互いに重なりを有して並んでいるため、模様14に奥行き感が生じ、そのことが空気入りタイヤ1における新しい視覚効果となっている。
ここで、凸条20が楕円形であるため、模様14に湾曲したパイプのような奥行き感が生じ、そのことが空気入りタイヤ1における新しい視覚効果となっている。また、複数の凸条20が同じ大きさであるため、模様14に奥行き感が特に感じられるようになっている。
また、隣り合う基準点22間の距離が、凸条20のタイヤ周方向の長さの1%以上15%以下であるため、複数の凸条20が適度に重なって見えて模様14に程良い奥行き感が生じている。また、隣り合う基準点22間の距離が全ての基準点22間において同じであるため、模様14に美しさのある奥行き感が特に感じられるようになっている。
以上の実施形態は例示であり、発明の範囲は以上の実施形態に限定されない。以上の実施形態に対し、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、様々な変更を行うことができる。
まず、模様として凸条が描く形は上記実施形態の楕円形に限定されない。サイドウォール10の表面に対して垂直な方向から見て、凸条が描く形は環状であれば良い。環状の中でも好ましい形はオーバルと称される形である。オーバルは、主として曲線からなる(例えば、凸条を形成する線の全長のうち半分以上が曲線である)閉じた環状の形である。オーバルには、上記実施形態の楕円形の他、長円形、真円形、卵形等が含まれる。楕円形及び長円形には、タイヤ周方向に長いもの、タイヤ径方向に長いもの、及びタイヤ周方向に対して傾斜する方向に長いものがある。また、オーバルには、円錐の表面と、その円錐を完全に横断する平面との交差によってできる閉曲線も含まれる。
なお、凸条の中心は、その凸条が描く形をした面の重心と一致するものとする。ただし、凸条が描く形が、数学的に中心が定義される形である場合は、その定義に従って凸条の中心が決まるものとする。このようにして決まる凸条の中心が、サイドウォール10の基準線21上に設けられる。
凸条が描く形の変更例の1つとして、図12の凸条120のような真円形がある。真円形の凸条120についても、断面形状、高さ、幅、装飾領域11のタイヤ径方向の幅HAに対する凸条120のタイヤ径方向の長さ、凸条120の中心位置及び隣り合う凸条120の間隔が、楕円形の凸条20の場合と同じである。真円形の凸条120が重なりながら並ぶことにより、湾曲したパイプを見るような視覚効果が生じる。
また、凸条の大きさは場所により異なっても良い。例えば図13の複数の凸条120は、全て真円形であるが、大きさがタイヤ周方向に徐々に変化している。図13の凸条120の半径は、タイヤ周方向の複数箇所に等間隔で設けられた極大地点118において最も大きく、2つの極大地点118の中間に設けられた極小地点119において最も小さくなっている。そして、極大地点118から極小地点119にかけて、凸条120の半径が徐々に変化している。それにより、全ての凸条の大きさが同じときとは異なる視覚効果が生じている。
極小地点119における凸条120の半径は、極大地点118における凸条120の半径の45%以上75%以下である。また、隣り合う凸条120の間隔は、極大地点118の凸条120のタイヤ周方向の長さの1%以上15%以下(好ましくは5%以上15%以下)である。
このように凸条の大きさがタイヤ周方向に徐々に変化する場合において、極大地点の数及び極小地点の数は限定されない。例えば、1つの模様14の中に極大地点及び極小地点が1つずつしかなくても良い。また、極大地点から極小地点までのタイヤ周方向の長さも様々である。また、図13の上の模様14では左端が極大地点118で右端が極小地点119となっているが、左端が極小地点で右端が極大地点の場合、左右両端が極大地点の場合、及び左右両端が極小地点の場合もあり得る。
また、真円形の凸条120と同様に、楕円形の凸条についても、このように極大地点と極小地点との間において大きさ(具体的にはタイヤ径方向の長さ)がタイヤ周方向に徐々に変化していても良い。極小地点における凸条のタイヤ径方向の長さは、極大地点における凸条のタイヤ径方向の長さの45%以上75%以下である。
また、図14及び図15のように、隣り合う凸条120の間隔がタイヤ周方向に変化しても良い。図14では、隣り合う凸条120の間隔の狭い場所Xと広い場所Yとが、タイヤ周方向に交互に繰り返されている。隣り合う凸条120の間隔の広い場所Yは、狭い場所Xの2倍の間隔を有している。
また、図15では、隣り合う凸条120の間隔が狭い場所X、中間の場所Z、及び広い場所Yがこの順にタイヤ周方向に繰り返されている。隣り合う凸条120の間隔が狭い場所Xを基準にして、中間の場所Zは2倍の間隔を有し、広い場所Yは5倍の間隔を有している。
なお、楕円形の凸条についても、図14及び図15と同様に、隣り合う凸条の間隔がタイヤ周方向に変化していても良い。
また、1つのサイドウォール10に対して設けられる模様14の数は限定されない。例えば、図12及び図13の真円形の模様14と同様に、図2のような楕円形の凸条20からなる模様14も装飾領域11の対向する2箇所に設けられても良い。
また、図16の変更例では、ラベリング15とラベリング15の間において、タイヤ周方向に分離した2つの模様14がタイヤ周方向に並んでいる。そして1つのサイドウォール10に対して合計4つの模様14が設けられている。
また、凸条の代わりに凹条によって模様14が形成されても良い。ここで凹条とは、タイヤ表面に対して窪み、タイヤ表面に沿って長く延びるもののことである。凹条の長手方向に直交する方向の断面形状としては、三角形、台形、長方形、半円形等の様々なものがあり得る。凸条又は凹条であって、サイドウォール10の表面に対して垂直な方向から見て楕円形等の環状の線を描くもののことを、環状パターンと言うこととする。
また、図17に示すように、装飾領域11のタイヤ径方向外側に、タイヤ径方向へ延びる複数の凸条26がタイヤ周方向に等間隔に配置された帯状領域27が設けられていても良い。複数の凸条26は、タイヤ周方向に0.3mm以上1.0以下の間隔をおいて等間隔に配置されている。帯状領域27は、タイヤ周方向の一部に設けられてもよいが、タイヤ周方向の全周にわたって設けられても良い。帯状領域27は、装飾領域11の外側に隣接している。帯状領域27のタイヤ径方向の寸法は、5mm以上12mm以下であることが好ましい。
このような帯状領域27を設けることにより、トレッドゴム6とサイドウォールゴム7の部材間の界面凹凸やベアを抑制することができる。また、凸条26を設けたことによる光の減衰効果により黒い帯状領域が形成され、装飾領域11を際立たせることができる。
C…中心線、1…空気入りタイヤ、2…カーカスプライ、2a…折り返し部分、2b…巻き上げ端、3…ラバーチェーファー、4…ベルト、5…ベルト補強層、6…トレッドゴム、7…サイドウォールゴム、8…インナーライナー、9…ビード部、10…サイドウォール、11…装飾領域、12…内径側線、13…外径側線、14…模様、15…ラベリング、16…文字、20…凸条、21…基準線、22…基準点、26…凸条、27…帯状領域、118…極大地点、119…極小地点、120…凸条

Claims (10)

  1. サイドウォールに模様が形成された空気入りタイヤにおいて、
    前記サイドウォールに、タイヤ周方向に延びる基準線と、前記基準線上に設けられた複数の基準点とが設定され、それぞれの前記基準点を中心とする環状パターンが設けられ、複数の前記環状パターンが同じ形であり互いに重なりを有して前記模様を形成していることを特徴とする、空気入りタイヤ。
  2. 前記環状パターンの形がオーバルである、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 複数の前記環状パターンが同じ大きさである、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 複数の前記環状パターンの大きさが異なり、大きい前記環状パターンのタイヤ径方向の長さに対する小さい前記環状パターンのタイヤ径方向の長さの比が0.45以上0.75以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 複数の前記環状パターンの大きさがタイヤ周方向に徐々に変化する、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 隣り合う前記基準点間の距離が、前記環状パターンのタイヤ周方向の長さの1%以上15%以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 隣り合う前記基準点間の距離が、全ての前記基準点間において同じである、請求項1~6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 隣り合う前記基準点間の距離が、タイヤ周方向に変化する、請求項1~6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記サイドウォールにおいて、前記環状パターンが設けられた装飾領域よりタイヤ径方向外側に、タイヤ径方向へ延びる複数の凸条がタイヤ周方向に等間隔に配置された領域であって、タイヤ径方向における寸法が5mm以上12mm以下である領域が設けられた、請求項1~8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記環状パターンが、タイヤ表面に突出した凸条である、請求項1~9のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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