JP2023032826A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】視覚効果に優れた空気入りタイヤを提供する。【解決手段】空気入りタイヤ1は、サイドウォール10の表面に模様30が設けられた空気入りタイヤ1において、模様30は、タイヤ径方向RDに比べてタイヤ周方向CDに長い環状図形31を複数有し、複数の環状図形31は、互いに大きさが異なり、タイヤ周方向CDの一方端部において互いに重なり合う重複部分32を形成し、タイヤ周方向CDの他方側及びタイヤ径方向RDの両側に間隔をあけて配置された離隔部分33、34を形成するように、小さい環状図形31の外側に大きい環状図形31が配置されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
タイヤ表面に沿って延びる凸条を複数並べて形成された模様を、サイドウォールの表面に備えた空気入りタイヤが知られている。
サイドウォールの表面に設けられた従来の模様の多くは、直線状に延びる多数の凸条が等間隔に並んだものである。また、特許文献1に開示されているように、曲線状の凸条が等間隔に並んだものも知られている。いずれの模様もサイドウォールのデザイン性を高めている。
特開2014-180947号公報
これまでに種々の形態の模様が提案されているが、今までにない視覚効果を生じさせるような画期的な模様が求められている。
そこで本発明は、視覚効果の生じる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本実施形態の空気入りタイヤは、サイドウォールの表面に模様が設けられた空気入りタイヤにおいて、前記模様は、タイヤ径方向に比べてタイヤ周方向に長い環状図形を複数有し、複数の前記環状図形は、互いに大きさが異なり、タイヤ周方向一方端部に互いに重なり合う重複部分を形成し、タイヤ周方向他方側及びタイヤ径方向両側に間隔をあけて配置された離隔部分を形成するように、小さい前記環状図形の外側に大きい前記環状図形が配置されていることを特徴とする。
上記本発明では、上記の特徴を備えることにより、タイヤ周方向においてコントラストが向上し、方向性のある視覚効果を生じさせる。
空気入りタイヤの軸方向の半断面図。 図1の空気入りタイヤをタイヤ軸方向から見た図 模様の拡大図 環状図形を構成する凸条の断面図 環状図形を構成する凸条の断面図 環状図形を構成する凸条の断面図 環状図形を構成する凸条の断面図 環状図形を構成する凸条の断面図 環状図形を構成する凸条の断面図 変更例の空気入りタイヤをタイヤ軸方向から見た図 変更例の空気入りタイヤをタイヤ軸方向から見た図 変更例の空気入りタイヤをタイヤ軸方向から見た図 変更例の空気入りタイヤをタイヤ軸方向から見た図 変更例の空気入りタイヤをタイヤ軸方向から見た図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
実施形態の空気入りタイヤ1は、サイドウォールの構造を除き一般的なラジアルタイヤと同様の構造を有している。図1に実施形態の空気入りタイヤ1の断面構造が示されている。なお図1に示されているのはタイヤ軸方向の半分のみであり、実際の空気入りタイヤ1は中心線Cに対してほぼ左右対称になっている。
空気入りタイヤ1では、タイヤ軸方向両側にビード9が設けられている。ビード9は、円形に巻かれた鋼線からなるビードコアと、ビードコアの径方向外側に設けられたゴム製のビードフィラーとからなる。
タイヤ軸方向両側のビード9には1枚又は2枚のカーカスプライ2が架け渡されている。カーカスプライ2はタイヤ周方向に直交する方向に並べられた多数のプライコードがゴムで被覆されたシート状の部材である。カーカスプライ2は、タイヤ軸方向両側のビード9の間で空気入りタイヤ1の骨格形状を形成するとともに、ビード9の周りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返され巻き上げられることによりビード9を包んでいる。また、カーカスプライ2の折り返し部分2aのタイヤ軸方向外側の場所には、ラバーチェーファー3が設けられている。
また、カーカスプライ2のタイヤ径方向外側には1枚又は複数枚のベルト4が設けられ、ベルト4のタイヤ径方向外側にはベルト補強層5が設けられている。ベルト4はスチール製の多数のコードがゴムで被覆されて出来た部材である。ベルト補強層5は有機繊維製の多数のコードがゴムで被覆されて出来た部材である。ベルト補強層5のタイヤ径方向外側にはトレッドゴム6が設けられている。トレッドゴム6には多数の溝が設けられてトレッドパターンが形成されている。
また、カーカスプライ2のタイヤ軸方向両側にはサイドウォールゴム7が設けられている。トレッドゴム6とサイドウォールゴム7とはバットレスにおいて重なっているが、トレッドゴム6とサイドウォールゴム7のいずれがタイヤ表面側に重なっていても良い。サイドウォールゴム7のタイヤ径方向内側の部分はビード9の近くにまで延びており、ラバーチェーファー3の一部に被さっている。本実施形態においては、サイドウォールゴム7がタイヤ表面に現れている部分だけでなく、空気入りタイヤ1をタイヤ軸方向から見たときに目視できる範囲全体をサイドウォール10とする。
また、カーカスプライ2の内側には空気の透過性の低いゴムからなるシート状のインナーライナー8が貼り付けられている。これらの部材の他にも、タイヤの機能上の必要に応じて、ベルト下パッドやチェーハー等の部材が設けられている。
図1及び図2のように、タイヤ軸方向両側のサイドウォール10の少なくとも一方に、装飾領域11と帯状領域40が設けられている。
装飾領域11は、タイヤ回転軸を中心とする円環状の領域である。装飾領域11は、小径の円形の内径側線12と、大径の円形の外径側線13とに挟まれた、一定幅の領域である。内径側線12及び外径側線13は、タイヤ表面に凹、凸又は段差によって形成された線であっても良いし、実際には存在しない仮想的な線であっても良い。装飾領域11のタイヤ径方向RDの幅HAは、タイヤ断面高さH(ビードコアの内径端から空気入りタイヤ1の外径面までのタイヤ径方向RDの長さ)の5%以上60%以下(好ましくは10%以上35%以下)である。
装飾領域11のタイヤ径方向RDの場所は、空気入りタイヤ1の最大幅の位置を含む場所である。ここで、空気入りタイヤ1の最大幅の位置とは、タイヤ軸方向一方のサイドウォール10の表面からタイヤ軸方向他方のサイドウォール10の表面までのタイヤ軸方向の長さが一番長い位置のことである。
なお、装飾領域11は、サイドウォール10の表面に段差が現れやすい場所を含むようにサイドウォール10に設けられてもよい。サイドウォール10の表面に段差が現れやすい場所とは、トレッドゴム6とサイドウォールゴム7との界面がタイヤ表面に現れている場所や、カーカスプライ2の折り返し部分2aの端部とタイヤ幅方向に重なる場所など典型的にはタイヤ構成部材の端部の場所である。
図2に示されるように、円環状の装飾領域11の対向する2箇所には、標章16を形成した標章領域11aが設けられている。また、円環状の装飾領域11の対向する2箇所には、模様30を形成した模様領域11bが、2つの標章領域11aに挟まれるように設けられている。
隣接する標章領域11aと模様領域11bとの間を十分に空けるために、標章領域11aの端部と模様領域11bの端部との間隔LB(標章領域11aに設けられた標章16から模様領域11bに設けられた模様30の端部までのタイヤ周方向CDの長さ)の最小値は、3mmとされる。また、装飾領域11に設けられる模様30の面積を十分に確保するために、標章領域11aと模様領域11bとの間隔LBの最大値は、標章領域11aのタイヤ周方向CDの長さLA(標章領域11aのタイヤ周方向両端部に設けられた標章16の間隔)の60%とされる。
標章領域11aには1又は複数の標章16がタイヤ周方向CDに並べて形成されている。標章16は、文字、数字、記号、図形などからなり、タイヤの製造業者、銘柄、品種、サイズなどの様々の情報を表示する。標章領域11aを構成するこれらの標章16は、凹条又は凸条の線によって縁取られて形成されている。
模様領域11bには、複数の模様30がタイヤ周方向CDに並べて形成されている。模様30は、図2及び図3に示すように、互いに大きさの異なる複数の環状図形31を組み合わせて構成されている。好ましくは、5つ以上の環状図形31を組み合わせて模様30が構成されている。
模様30を構成する複数の環状図形31はいずれも、タイヤ径方向RDに比べてタイヤ周方向CDに長い環状の図形である。本実施態では複数の環状図形31は略楕円状をなしている。
複数の環状図形31において、タイヤ周方向CDの長さに対するタイヤ径方向RDの長さ比は、0.5以上0.8以下で有ることが好ましい。また、複数の環状図形31のうち最も大きい環状図形31のタイヤ径方向RDの長さは、装飾領域11のタイヤ径方向RDの幅HAの50%以上95%以下であることが好ましい。
模様30を構成する複数の環状図形31は、小さい環状図形31の外側により大きな環状図形31が重複部分32以外で交差せずに順次取り囲むように配置されている。つまり、複数の環状図形31は、タイヤ周方向CDの一方端部に互いに重なり合う重複部分32を形成し、タイヤ周方向CDの他方側に間隔をあけて配置された第1離隔部分33を形成し、タイヤ径方向RDの両側に間隔をあけて配置された第2離隔部分34を形成するように配置されている。
複数の環状図形31は、タイヤ周方向CDの他方側に設けられた第1離隔部分33おいて等間隔に並ぶように設けられても良く、あるいは、内側に配置された環状図形31から外側に行くほど環状図形31の間隔が漸次広くなるように設けられても良い。第1離隔部分33における環状図形31の間隔(環状図形31上の重複部分32から最も離れた位置の距離)の具体的数値は、例えば、0.6mm以上2.4mm以下である。
複数の環状図形31はいずれも、サイドウォールの表面に対して陥没する凹溝又はサイドウォールの表面に対して突出するリッジと呼ばれる凸条を環状に繋げて形成されている。環状図形31が凸条20から形成されている場合、凸条20の長手方向に直交する方向の断面形状としては、図4のような半円や、図5のような半円とその下の直線からなる形状や、図6のような三角形や、図7のような三角形の頂点が丸められた形状や、図8のような台形や、図9のような矩形などがある。ここで、図7のような三角形の頂点が丸められた形状は三角形の一種である。また、図示省略するが、これらの断面形状を若干変形させた形状、例えば図6の三角形を傾けるようにして変形させた鋸歯形状等もあり得る。なお、図2及び図3に環状図形31として描かれている線は、凸条20の幅方向の中心線(図4~図9にTで示す位置の線)である。
図4~図9のいずれの断面形状の凸条20においても、凸条20の高さH1は0.1mm以上0.8mm以下(好ましくは0.1mm以上0.4mm以下)である。また、いずれの断面形状の凸条20においても、凸条20の幅W1は0.1mm以上1.0mm以下である。凸条20は加硫成型時に使用する金型によって形成することができる。凸条20は、機械加工やレーザ加工などの種々の加工によって形成することができる。高さH1が0.1mm~0.2mm程度で幅W1が0.1mm~0.2mm程度の小さい凸条20については、レーザ加工で細かい凹凸が形成された金型によって形成することができる。
また、図4及び図5の半円の半径をRとすると、断面形状が半円と直線からなる図5に示すような断面形状の凸条20の前記直線の長さH2は(凸条20の高さH1)-(半円の半径R)である。また、図8に示すような断面台形の凸条20において、上底の長さW2は、下底の長さ(すなわち凸条20の幅W1)の20%以上50%以下である。
本実施形態では、図2に示すように、複数の模様30がタイヤ周方向CDに間隔をあけて装飾領域11に設けられている。全ての模様30は、重複部分32がタイヤ周方向CDの一方側に位置するように、装飾領域11に設けられている。また、複数の模様30は、タイヤ回転軸を挟んで対向する位置に他の模様30が位置するように配置されることが好ましい。
帯状領域40は、装飾領域11の外周に隣接して設けられた円環状の領域である。帯状領域40には、サイドウォール10の外表面から隆起する複数の凸条41が設けられている。一実施形態において、複数の凸条41は、タイヤ周方向CDに0.3~1.0mmの間隔をおいて等間隔に配置されている。帯状領域40は、タイヤ周方向CDの一部に設けられてもよいが、この例ではタイヤ周方向CDの全周にわたって設けられている。そのため、帯状領域40は、上記装飾領域11の外側に隣接し、かつその周りを全周にわたって取り囲む環状に形成されている。帯状領域40のタイヤ径方向RDにおける寸法HC(図1参照)は、5mm~12mmであることが好ましい。
このような帯状領域40を設けることにより、トレッドゴム6とサイドウォール10の部材間の界面凹凸やベアを抑制することができる。また、凸条41を設けたことによる光の減衰効果により黒い帯状領域40が形成され、装飾領域11を際立たせることができる。
このような帯状領域40は、装飾領域11と同様、トレッドゴム6とサイドウォールゴム7との界面がタイヤ表面に現れている場所や、カーカスプライ2の折り返し部分2aの端部とタイヤ幅方向に重なる場所やベルト4の端部とタイヤ幅方向に重なる場所などタイヤ構成部材の端部の場所等、サイドウォール10の表面に段差が現れやすい場所を含むようにサイドウォール10に設けられてもよい。帯状領域40のタイヤ径方向外側の境界部分には、タイヤモールドにおけるトレッドモールドとサイドウォールモールドとの分割線であるパーティングライン42が形成されてもよい。
本実施形態の空気入りタイヤ1では、タイヤ周方向一方端部において重なり、タイヤ周方向他方側及びタイヤ径方向両側に間隔をあけて複数の環状図形31が配置された模様30をサイドウォール10に備えるため、第1離隔部分33から重複部分32へ向けて奥行き感のあるコントラスト(明暗)が生じ、斬新な視覚効果を発揮する。
また、複数の環状図形31が第1離隔部分33や第2離隔部分34において等間隔に並ぶことにより、より滑らかな奥行き感が模様30に生じる。また、内側に配置された環状図形31から外側に行くほど環状図形31の間隔が漸次広くなるように複数の環状図形31を設けることで、第1離隔部分33から重複部分32へ向けて生じる奥行き感を強調することができる。
また、空気入りタイヤ1が、回転方向が指定されたタイヤの場合、サイドウォール10の表面に設ける全ての模様30を、重複部分32が回転方向RFの前方側に位置するように配置してもよい(図2参照)。このように模様30を配置することで、優れた意匠性を備えつつ回転方向を表示することができる。
(変更例)
上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、複数の環状図形31の形状は、上記実施形態の略楕円状に限定されない。
サイドウォール10の表面に対して垂直な方向から見て、タイヤ径方向RDに比べてタイヤ周方向CDに長い環状の図形であれば良い。このような環状の図形の中でも好ましい形はオーバルと称される形である。オーバルは、主として曲線からなる(例えば、環状図形31の輪郭を形成する線の全長のうち半分以上が曲線である)閉じた環状の形である。オーバルには、上記実施形態の楕円形の他、長円形、真円形、卵形等が含まれる。また、オーバルには、円錐の表面と、その円錐を完全に横断する平面との交差によってできる閉曲線も含まれる。
また、上記実施形態では、タイヤ周方向CDの一方側に重複部分32が位置するように、全ての模様30をサイドウォール10の表面に設けたが、重複部分32の配置として種々の配置が可能である。
例えば、図10に示すように、重複部分32が一方の標章領域11a(図10においては左側の標章領域11a)を向くように模様30を配置させたり、図11に示すように、重複部分32が近接する標章領域11aを向くように模様30を配置されても良い。また、図12及び図13に示すように、タイヤ周方向CDに交互に重複部分32の向きが変わるように模様30を配置させても良い。図10、図11及び図12に示すように、標章領域11aとタイヤ周方向CDに隣接する一対の模様30が、重複部分32を標章領域11aに向けて配置されている場合、重複部分32に挟まれた標章領域11aに需要者の視線が向きやすくなり、標章領域11aに設けられた標章16を強調することができる。
また、1つの模様30に多数の環状図形31が設けられた結果、一部の大きな環状図形31bが図14のように装飾領域11内に収まらず途切れても良い。このような場合、1つの模様30に5つ以上の環状図形31が装飾領域11内に収まるように多数の環状図形31を設けることが好ましい。
また、上記実施形態では1つのサイドウォール10に対して2つの模様領域11bが設けられているが、1つのサイドウォール10に対して1つ又は3つ以上の模様領域11bが設けられても良い。
また、上記実施形態では1つの模様領域11bに4つの模様30が設けられているが、1つの模様領域11bに任意の数の模様30を設けても良い。
なお、本明細書における上記各寸法は、空気入りタイヤを正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態でのものである。正規リムとは、JATMA規格における「標準リム」、TRA規格及びETRTO規格における「Measuring Rim」である。正規内圧とは、JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の「最大値」、又はETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」である。但し、乗用車用タイヤの場合は通常180kPaとするが、タイヤに、Extra Load、又は、Reinforcedと記載されたタイヤの場合は220kPaとする。
なお、明細書に記載の種々の数値範囲は、それぞれそれらの上限値と下限値を任意に組み合わせることができ、それら全ての組み合わせが好ましい数値範囲として本明細書に記載されているものとする。また、「X~Y」との数値範囲の記載は、X以上Y以下を意味する。
1…空気入りタイヤ、4…ベルト、6…トレッドゴム、7…サイドウォールゴム、9…ビード、10…サイドウォール、11…装飾領域、11a…標章領域、11b…模様領域、12…内径側線、13…外径側線、16…標章、30…模様、31…環状図形、32…重複部分、33…第1離隔部分、34…第2離隔部分
複数の環状図形31は、タイヤ周方向CDの他方側に設けられた第1離隔部分33おいて等間隔に並ぶように設けられても良く、あるいは、内側に配置された環状図形31から外側に行くほど環状図形31の間隔が漸次広くなるように設けられても良い。第1離隔部分33における環状図形31の間隔(環状図形31上の重複部分32から最も離れた位置の距離)の具体的数値は、例えば、0.6mm以上2.4mm以下である。
また、1つの模様30に多数の環状図形31が設けられた結果、一部の大きな環状図形31が図14のように装飾領域11内に収まらず途切れても良い。このような場合、1つの模様30に5つ以上の環状図形31が装飾領域11内に収まるように多数の環状図形31を設けることが好ましい。

Claims (8)

  1. サイドウォールの表面に模様が設けられた空気入りタイヤにおいて、
    前記模様は、タイヤ径方向に比べてタイヤ周方向に長い環状図形を複数有し、
    複数の前記環状図形は、互いに大きさが異なり、タイヤ周方向一方端部に互いに重なり合う重複部分を形成し、タイヤ周方向他方側及びタイヤ径方向両側に間隔をあけて配置された離隔部分を形成するように、小さい前記環状図形の外側に大きい前記環状図形が配置されている空気入りタイヤ。
  2. 前記環状図形が卵形の図形である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 複数の前記環状図形は、タイヤ周方向他方側の前記離隔部分において等間隔に設けられている請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記環状図形のタイヤ周方向の長さに対するタイヤ径方向の長さの比が0.5以上0.8以下である請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  5. 複数の前記環状図形は、前記サイドウォールの表面に対して陥没する凹溝又は前記サイドウォールの表面に対して突出する凸条からなり、
    複数の前記環状図形の断面形状が、三角形、台形又は半円形である請求項1~4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 1又は複数の標章が設けられた標章領域と一対の前記模様とを前記サイドウォールの表面に備え、
    一対の前記模様は、前記重複部分を前記標章領域に向けて前記標章領域のタイヤ周方向両側に配置されている請求項1~5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 空気入りタイヤが回転方向の指定されたタイヤであって、
    前記重複部分が回転方向前方側に位置するように前記模様が前記サイドウォールの表面に設けられている請求項1~5のいずれか1項に記載に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記サイドウォールにおいて、前記環状図形が設けられた装飾領域よりタイヤ径方向外側に、タイヤ径方向へ延びる複数の凸条がタイヤ周方向に等間隔に配置された領域であって、タイヤ径方向における寸法が5mm以上12mm以下である領域が設けられた、請求項1~7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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