JP2023031701A - 扉付きコンセント - Google Patents

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Abstract

【課題】栓刃の挿入方向における厚みを低減することができる扉付きコンセントを提供すること。【解決手段】少なくとも1つの扉体4は、少なくとも1つの差込部20と複数の刃受部3との間に配置され、複数の挿入孔21A、21Bを閉塞する閉塞位置と開放する開放位置との間で複数の栓刃61の挿入方向と略垂直な方向に移動可能である。中蓋5は、カバー2との間で、少なくとも1つの扉体4を移動可能に挟む。中蓋5は、複数の刃受部3の間に配置される中間部51を有し、前方から見て、中間部51の幅が複数の刃受部3の間隔の最小値よりも狭い。複数の刃受部3のそれぞれは、複数の栓刃61のうち対応する栓刃61に接触する一対の幅狭部31と、一対の幅狭部31よりも後方に位置する一対の幅広部32と、を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、扉付きコンセントに関する。
特許文献1では、器体と、刃受と、複数の端子と、1乃至複数の扉と、保持部材と、弾性部材とを備えた扉付きコンセントが開示されている。器体は、箱形のボディとカバーを結合してなりカバー前面に2個1組の刃受穴が1乃至複数組設けられる。刃受は、器体内に収納され刃受穴より挿入される栓刃を受ける。複数の端子は、器体内に収納されかつ刃受と電気的に接続される。1乃至複数の扉は、器体内において刃受穴を開放する位置と閉塞する位置との間で器体前面と略平行に移動可能に設けられる。保持部材は、器体内においてカバーとの間で扉を移動自在に保持する。弾性部材は、刃受穴を開放する位置から閉塞する位置に向けて扉を弾性付勢する。
特開2007-173125号公報
特許文献1に記載されているような扉付きコンセントでは、カバーと刃受との間に扉が配置されるため、栓刃の挿入方向における厚みが大きくなるという問題があった。
本開示は上記事由に鑑みてなされ、栓刃の挿入方向における厚みを低減することができる扉付きコンセントを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る扉付きコンセントは、カバーと、複数の刃受部と、少なくとも1つの扉体と、中蓋と、を備える。前記カバーは、1つのプラグが有する複数の栓刃がそれぞれ挿入される複数の挿入孔を有する少なくとも1つの差込部を備える。前記複数の刃受部は、前記複数の栓刃がそれぞれ接続される。前記少なくとも1つの扉体は、前記少なくとも1つの差込部と前記複数の刃受部との間に配置され、前記複数の挿入孔を閉塞する閉塞位置と開放する開放位置との間で前記複数の栓刃の挿入方向と略直交する方向に移動可能である。前記中蓋は、前記カバーとの間で、前記少なくとも1つの扉体を移動可能に挟む。前記中蓋は、前記複数の刃受部の間に配置される中間部を有し、前方から見て前記中間部の幅が前記複数の刃受部の間隔の最小値よりも狭い。前記複数の刃受部のそれぞれは、前記複数の栓刃のうち対応する栓刃に接触する一対の幅狭部と、前記一対の幅狭部よりも後方に位置する一対の幅広部と、を有する。
本開示の一態様に係る扉付きコンセントは、ボディブロックと、カバーブロックと、対象面に前記扉付きコンセントを取り付けるための取付枠と、を備える。前記ボディブロックと、前記カバーブロックと、前記取付枠とは、互いに分割可能である。前記ボディブロックは、複数の刃受部と、前記複数の刃受部を保持するボディを備える。前記カバーブロックは、カバーと、少なくとも1つの扉体と、中蓋と、を備える。前記カバーには、1つのプラグが有する複数の栓刃がそれぞれ挿入される複数の挿入孔を有する少なくとも1つの差込部が設けられる。前記複数の刃受部は、前記複数の栓刃がそれぞれ接続される。前記少なくとも1つの扉体は、前記少なくとも1つの差込部と前記複数の刃受部との間に配置され、前記複数の挿入孔を閉塞する閉塞位置と開放する開放位置との間で前記複数の栓刃の挿入方向と略直交する方向に移動可能である。前記中蓋は、前記カバーとの間で、前記少なくとも1つの扉体を移動可能に挟む。前記中蓋は、前記複数の刃受部の間に配置される中間部を有し、前方から見て前記中間部の幅が前記複数の刃受部の間隔の最小値よりも狭い。前記複数の刃受部のそれぞれは、前記複数の栓刃のうち対応する栓刃に接触する一対の幅狭部と、前記一対の幅狭部よりも後方に位置する一対の幅広部と、を有する。
本開示によれば、栓刃の挿入方向における厚みを低減することができる扉付きコンセントを提供することができる、という利点がある。
図1は、実施形態に係る扉付きコンセントの対象面への取付状態を示す正面図である。 図2は、同上の扉付きコンセントの分解斜視図である。 図3は、同上の扉付きコンセントにプラグが接続されていないときの断面図である。 図4は、同上の扉付きコンセントにプラグが接続されたときの断面図である。 図5は、同上の扉付きコンセントの内部構造を示す正面図である。 図6は、同上の扉付きコンセントの内部構造を示す正面図である。 図7は、同上の扉付きコンセントが備える刃受ブロックの斜視図である。 図8は、同上の扉付きコンセントの背面図である。 図9は、同上の扉付きコンセントが備える扉体の斜視図である。 図10は、同上の扉付きコンセントが備えるカバーを後方から見た斜視図である。 図11は、同上の扉付きコンセントが備える中蓋の斜視図である。 図12は、同上の扉付きコンセントにおける扉体の動作を説明する断面図である。 図13は、同上の扉付きコンセントにおける扉体の動作を説明する断面図である。 図14は、同上の扉付きコンセントとボディブロック及び取付枠を共通化した扉無しコンセントの分解斜視図である。
本開示の実施形態に係る扉付きコンセント1について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態(変形例を含む)は、適宜組み合わせて実現されてもよい。
(1)概要
まず、本実施形態に係る扉付きコンセント1の概要について図1~図4を参照して説明する。
本実施形態では、図1に示すように、扉付きコンセント1として、単相100V用であって、2つのプラグを同時に接続可能な2個口タイプのコンセントを例示する。また本実施形態では、扉付きコンセント1は、例えば板状の栓刃61を有するAタイプのプラグ6(図3参照)に対応するコンセントである。
図2~図4に示すように、扉付きコンセント1は、カバー2と、複数(本実施形態では4つ)の刃受部3と、少なくとも1つ(本実施形態では2つ)の扉体4と、中蓋5と、を備える。
カバー2は、少なくとも1つ(本実施形態では2つ)の差込部20を備える。ここにおいて、カバー2において差込部20が設けられた面を前面25とする。カバー2は、例えば長方形状である。2つの差込部20は、例えばカバー2の長手方向にそって並ぶ。2つの差込部20のそれぞれは、1つのプラグ6が有する複数(本実施形態では一対)の栓刃61がそれぞれ挿入される複数(本実施形態では一対)の挿入孔21を有する。つまり本実施形態では、カバー2は二対の挿入孔21を有する。二対の挿入孔21の各対である2つの挿入孔21(21A、21B)は、例えばカバー2の短手方向にそって並ぶ。
4つの刃受部3のうち、カバー2の短手方向に並ぶ一対の刃受部3は、1つのプラグ6が有する一対の栓刃61に対応する。つまり、扉付きコンセント1は二対の刃受部3を備え、二対の刃受部3の各対には、図3及び図4に示すように、1つのプラグ6が有する一対の栓刃61が接続される。
2つの扉体4は、図2に示すように、2つの差込部20との二対の刃受部3との間に配置される。2つの扉体4のそれぞれは、二対の挿入孔21の各対に対応する。図3及び図4に示すように、2つの扉体4のそれぞれは、二対の挿入孔21の各対(挿入孔21A、21B)を閉塞する閉塞位置と開放する開放位置の間で一対の栓刃61の挿入方向(第1方向DR1)と略直交する方向である第2方向DR2に移動可能である。例えば、第1方向DR1は前後方向であり、第2方向DR2は左右方向である。なお本開示における「略直交」は、完全な直交のみならず、両者が実質的に直交しているとみなせる程度の誤差を含んだ状態で交差している状態を含んでもよい。
中蓋5は、図2に示すように、カバー2との間で、2つの扉体4を移動可能に挟む。
中蓋5は、図2~図5及び図11に示すように、4つの刃受部3の間に配置される中間部51を有する。詳細には、中間部51は例えばカバー2の長手方向に延伸する柱状である。図3及び図4に示すように、4つ(二対)の刃受部3の各対である2つの刃受部3は第2方向DR2に沿って並んでおり、中間部51は2つの刃受部3の間に配置されている。
中間部51の第2方向DR2に沿った幅は、図5に示すように、中間部51を前方(第1方向DR1)から見たとき、第2方向DR2に沿った4つ(二対)の刃受部3の間隔の最小値よりも狭い。詳細には、中間部51の第2方向DR2に沿った幅は、第1方向DR1から見たとき、二対の刃受部3の各対である第2方向DR2に沿って並んだ2つの刃受部3の第2方向DR2に沿った間隔の最小値よりも狭い。なお図5は、扉付きコンセント1から、後述する取付枠7、カバー2及び2つの扉体4を取り外した状態を前方から見た正面図である。
4つの刃受部3のそれぞれは、図3及び図4に示すように、1つのプラグ6が有する一対の栓刃61のうち対応する1つの栓刃61に接触する一対の幅狭部31と、一対の幅狭部31よりも後方に位置する一対の幅広部32を、を有する。
(2)詳細
以下、実施形態に係る扉付きコンセント1の詳細について、図1~図14を参照して説明する。以下の説明では、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸の3軸を有する右手系の直交座標を規定する。ここで、X軸はカバー2の前面25と平行で、かつカバー2の長辺に沿った軸であり、X軸の正の向きを下側、負の向きを上側とする。また、Y軸はカバー2の前面25と平行で、かつカバー2の短辺に沿った軸であり、Y軸の正の向きを右側、負の向きを左側とする。また、Z軸はカバー2の前面25と直交し、Z軸の正の向きを前側、負の向きを後側とする。また、なお本開示における「平行」は、二者間が完全に平行である状態のみならず、数度程度の誤差の範囲内で略平行である状態も含む。X軸、Y軸、及びZ軸は、いずれも仮想的な軸であり、図中の「X」、「Y」、「Z」を示す矢印は、説明のために表記しているに過ぎず、いずれも実体を伴わない。
(2.1)扉付きコンセントの構成
以下、扉付きコンセント1の構成について、図1~図11を参照して説明する。
扉付きコンセント1は、図2に示すように、カバーブロックB2と、ボディブロックB1と、対象面10(図1参照)に扉付きコンセント1を取り付けるための取付枠7と、を備える。換言すると、図1及び図2に示すように、ボディブロックB1と、カバーブロックB2と、をZ軸方向において組み合わせた本体B3と、取付枠7と、が組み合わされることによって扉付きコンセント1が構成される。ボディブロックB1と、カバーブロックB2と、取付枠7とは、互いに分割可能である。
ボディブロックB1は、図2に示すように、4つ(二対)の刃受部3と、4つ(二対)の刃受部3を保持するボディ8を備える。またボディブロックB1は、例えば4つの錠ばね9と、例えば2つの解除ボタン11と、を備える。
二対の刃受部3の各対には、図3及び図4に示すように、1つのプラグ6が有する一対の栓刃61が接続される。刃受部3は、一対の栓刃61のうち対応する1つの栓刃61に接触する一対の幅狭部31と、一対の幅狭部31よりも後方に位置する一対の幅広部32と、を有する。刃受部3の各対は、Y軸に沿って間隔を開けて配置されている。詳細には、刃受部3は、互いにY軸に沿って対向する金属製の一対のばね片30を含み、一対のばね片30のそれぞれが、1つの幅狭部31と、1つの幅狭部31と連続する幅広部32を備える。ここで、刃受部3は、例えば、一対の幅狭部31のY軸に沿った間隔が、一対の幅広部32のY軸に沿った間隔よりも狭くなるように形成されている。一対の幅狭部31は、一対の刃受部3に一対の栓刃61が接続された状態で、1つの栓刃61を厚み方向(図4におけるY軸方向)に挟んで保持する。
また、図6及び図7に示すように、扉付きコンセント1が備える4つの刃受部3のうち、X軸に沿って並んだ2つの刃受部3は、連結部12によって連結されている。連結部12は、X軸に沿って並んだ2つの刃受部3のそれぞれが有する一対の幅広部32と結合している。つまり本実施形態では、図7に示すように、X軸に沿って並んだ2つの刃受部3と連結部12とは例えば板状の金属部材を板金加工することによって一体に形成された刃受ユニットU1を構成しており、X軸に沿って並んだ2つの刃受部3は電気的に接続されている。
ボディ8は、図6に示すように、例えば合成樹脂製の箱型であり、4つの刃受部3と2つの連結部12を保持する。つまり、ボディ8は、2つの刃受ユニットU1を保持する。またボディ8は、4つの錠ばね9と、2つの解除ボタン11と、を更に保持する。なお図6は、扉付きコンセント1から取付枠7、カバー2、2つの扉体4及び中蓋5を取り外した状態の正面図である。
錠ばね9は、例えばステンレス等の金属板に曲げ加工を施して形成されたばねである。4つの錠ばね9のそれぞれは、連結部12の一部を折り曲げることによって形成される端子板121と、同様に連結部12の一部を折り曲げることによって形成される境界板122との間に収容される。また錠ばね9は、端子板121と隙間を介してX軸に沿って対向するように設けられるばね部91を有する。ばね部91はX軸に沿って押圧されることにより弾性変形し、ばね部91と端子板121との隙間が広がる。これにより、例えば商用の交流100V電源と接続された電線を、扉付きコンセント1に接続することができる。具体的には、図8に示すように、ボディ8の底面81には、ばね部91と端子板121との間の隙間に対応する位置に、電線を挿入するための端子孔82が設けられている。ボディ8の外側から端子孔82を通してばね部91と端子板121との隙間に電線を挿入することにより、ばね部91がX軸に沿って弾性変形し、電線をばね部91と端子板121との隙間の奥まで挿入することができる。端子孔82の奥まで挿入された電線は、ばね部91の弾性力によって、ばね部91と端子板121との間に挟まれて保持される。なお、ばね部91と端子板121との間に電線が挟まれた状態では、ばね部91の先端が電線に食い込むことによって、電線の抜けが防止される。
解除ボタン11は、例えば合成樹脂成形品からなり、ボディ8に保持される。解除ボタン11は、図6に示すように、ボディ8の対向する一対の側面83のそれぞれに対してY軸に沿って突出した、一対の板片状のばね抑え部112を有する。解除ボタン11は、図8に示すように、ボディ8の底面81に設けられている解除孔84に挿入されている。また、一対のばね抑え部112のそれぞれは、図6に示すように、4つの錠ばね9のうち、Y軸に沿っておいて並ぶ一対の錠ばね9のそれぞれのばね部91とX軸に沿って対向するように設けられている。解除ボタン11は、底面81側(図2におけるZ軸の負の方向)に行くほど、X軸方向の厚みが薄くなっている。これにより、解除ボタン11と解除孔84との間には、図8に示すように、挿入口85が形成される。
ここで、例えばマイナスドライバの先端等を挿入口85に挿入し、解除ボタン11をX軸に沿って押圧することにより、解除ボタン11に設けられている一対のばね抑え部112が、それぞれにX軸に沿って対向する一対のばね部91を押圧する。これにより、一対のばね部91のそれぞれが弾性変形して外側に広がり、ばね部91と端子板121との間に保持されていた電線が取り外し可能となる。
取付枠7は、図1に示すように、扉付きコンセント1を例えば住居の壁等の対象面10に取り付けるためのものであって、日本工業規格(JIS)において規格化されている一連の取付枠(JISC8375大角形連用配線器具の取付枠)とほぼ同一の形状及び寸法に形成されている。取付枠7は、対象面10に直接固定されてもよいし、対象面10に埋め込まれた所謂埋込ボックス(スイッチボックス)等に取り付けられてもよい。なお対象面10は壁に限定されず、天井面及び底面等でもよい。なお、扉付きコンセント1が対象面10に取り付けられる際には、取付枠7は例えば樹脂製のコンセントカバーで覆われることが好ましい。
図2に示すように、取付枠7は取付孔71を有し、取付孔71に、ボディブロックB1とカバーブロックB2とをZ軸方向において組み合わせた本体B3が嵌め込まれる。取付枠7の左右の枠辺のそれぞれには、U型のかしめ片73が2個ずつ設けられている。また、ボディ8の左右の側面には凸部86が2個ずつ設けられており、カバー2の左右の側面には、凸部24が2個ずつ設けられている。ボディブロックB1及びカバーブロックB2を組み合わせ、取付枠7の取付孔71に本体B3を挿入した状態で、かしめ片73の孔に凸部86と凸部24を挿入する。その後、かしめ片73をかしめることで、ボディブロックB1及びカバーブロックB2が結合されるとともに、ボディブロックB1及びカバーブロックB2に取付枠7が取り付けられる。
取付枠7は、少なくとも一部が対象面10に接触する対象接触部72を有する。取付枠7の上下の枠辺が対象接触部72となり、対象接触部72が対象面10に接触した状態で、図1に示すように、取付枠7が対象面10に例えばねじ等によって固定される。
対象接触部72は、図3及び図4に示すように、4つの刃受部3のそれぞれの幅狭部31の先端の位置よりも、第1方向DR1(Z軸方向)において、2つの扉体4から遠い位置に存在することが好ましい。換言すると、第1方向DR1において、4つの刃受部3のそれぞれの幅狭部31の先端は、対象接触部72よりも2つの扉体4に近い位置に存在することが好ましい。
カバーブロックB2は、図2に示すように、カバー2と、2つの扉体4と、中蓋5と、を備える。またカバーブロックB2は、弾性部材14を更に備える。
カバー2は、前面25に、1つのプラグ6が有する一対の栓刃61がそれぞれ挿入される一対の挿入孔21(21A、21B)を有する差込部20を例えば2つ備える。2つの差込部20は、X軸に沿って並べて設けられている。つまりカバー2は挿入孔21A、21Bを二対有する。カバー2は例えば電気絶縁性に優れたユリア樹脂製である。
2つの扉体4は、図2に示すように、2つの差込部20と二対の刃受部3との間に配置される。2つの扉体4のそれぞれは、図3A及び図3Bに示すように、二対の挿入孔21(21A、21B)の各対を閉塞する閉塞位置と開放する開放位置との間で一対の栓刃61の挿入方向(第1方向DR1)と略垂直な方向(第2方向DR2)に移動可能である。なお本実施形態では、扉体4はY軸に沿って右向き又は左向きに移動可能である。なお、2つの扉体4のそれぞれは、外部から力が加えられていない状態では、例えば板ばねである弾性部材14(図2参照)の弾性力によって閉塞位置に留まるように抑え付けられている。詳細は後述するが、図3及び図4に示すように、2つの扉体4のそれぞれは、対応する一対の挿入孔21A、21Bから挿入される一対の栓刃61によって同時に押圧されることによって、弾性部材14の弾性力に抗って、閉塞位置から開放位置へと右向きに移動する。ここで、カバー2が有する二対の挿入孔21の各対(挿入孔21A、21B)は、Z軸方向において、二対の刃受部3の各対と対向する。ここで、二対の挿入孔21のうち、例えば上側の一対の挿入孔21(21A、21B)に、一対の栓刃61が挿入される場合の動作を図4に基づいて説明する。図4において、扉体4は、一対の栓刃61によって同時に押圧されることによって、一対の挿入孔21A、21Bを開放する開放位置にある。このとき、一対の挿入孔21A、21Bから挿入される一対の栓刃61のうち、挿入孔21Bから挿入される栓刃61は、後述する開放孔41を通って、一対の刃受部3のうちの一方に接続される。また一対の栓刃61のうちの他方と、一対の刃受部3のうちの他方の間には、扉体4が存在しないため、挿入孔21Aから挿入される栓刃61は、一対の刃受部3のうちの他方に直接接続される。なお、二対の挿入孔21のうち下側の一対の挿入孔21(21A、21B)に、一対の栓刃61が挿入される動作については、上側の一対の挿入孔21(21A、21B)に、一対の栓刃61が挿入される場合の動作と共通のため説明を省略する。
扉体4は、図9に示すように、例えば扁平な矩形板状の合成樹脂成形品であり、開放孔41を備える。開放孔41は、扉体4の前面43と背面45(後側の面)との間を貫通する。
扉体4は、開放孔41のY軸方向の両側に設けられる閉塞部42A、42Bを備える。閉塞部42A、42Bは、扉体が閉塞位置にあるとき、図3に示すように、一対の挿入孔21A、21Bをそれぞれ閉塞する。本実施形態では、閉塞部42A、42Bは一体に形成されている。つまり、本実施形態では、扉体4は一体に形成された合成樹脂成形品に、開放孔41が設けられた構成を有している。なお、閉塞部42A、42Bは別体で構成されてもよい。
図9に示すように、閉塞部42Aには、閉塞部42AのY軸に沿った幅がZ軸の負の向きに向かうほど広くなるように、傾斜面44Aが設けられる。詳細には、Z軸の負の向きに向かうほど、閉塞部42AのY軸に沿った幅が、扉体4が閉塞位置から開放位置に移動する方向と逆の方向(Y軸の負の方向)に延伸するように、閉塞部42Aに傾斜面44Aが設けられる。
また、閉塞部42Bには、閉塞部42BのY軸に沿った幅がZ軸の負の向きに向かうほど広くなるように、傾斜面44Bが設けられる。詳細には、Z軸の負の向きに向かうほど、閉塞部42BのY軸に沿った幅が、扉体4が閉塞位置から開放位置に移動する方向と逆の方向(Y軸の負の方向)に延伸するように、閉塞部42Bに傾斜面44Bが設けられる。
また、扉体4の背面45には、開放孔41のX軸方向の両側に一対の摺接部46が設けられている。一対の摺接部46のそれぞれは、後向き(図9におけるZ軸の負の向き)に突出する山形形状である。ここで、カバー2の内面22には、図10に示すように2つの篏合突起23が設けられており、2つ扉体4のそれぞれが有する2つの開放孔41に2つの篏合突起23が篏合する。このとき、篏合突起23のY軸に沿った幅は、開放孔41のY軸に沿った幅よりも小さくなるように形成されているため、開放孔41のY軸に沿った幅と篏合突起23のY軸に沿った幅との寸法差の分だけ扉体4はカバー2に対してY軸方向に移動可能である。
中蓋5は、図2に示すように、カバー2との間で、2つの扉体4を移動可能に挟む。換言すると、2つの扉体4は、カバー2の2つの差込部20と、中蓋5との間に配置される。
中蓋5は、図5及び図11に示すように、中間部51と、枠部52と、主部53と、を備える。中間部51は、例えば断面が矩形である柱状である。枠部52は、中間部51の周囲を囲み、中間部51の長手方向(X軸方向)の両端と結合している。主部53は、中間部51及び枠部52の前側(図11のZ軸の正の向き)に位置し、X軸方向における中間部51の中間位置において、中間部51及び枠部52と結合する。すなわち、中蓋5は、中間部51と、枠部52と、主部53と、によって囲まれた空間である4つの収容孔54を有する。なお、X軸に沿って並ぶ2つの収容孔54は、主部53の後側(図11のZ軸の負の向き)の空間を介して繋がっている。ここで、カバーブロックB2とボディブロックB1とがZ軸方向において組み合わされたときに、図3及び図4に示すように、4つの刃受部3のそれぞれが有する一対の幅狭部31は、4つの収容孔54に少なくとも一部が収容される。ここで、4つの収容孔54のそれぞれのY軸に沿った幅は、4つの刃受部3のそれぞれが有する一対の幅狭部31のY軸に沿った幅よりも広い。これにより、四対の幅狭部31の各対は、中蓋5に干渉することなく、収容孔54に少なくとも一部が収容される。これにより、中蓋5の後側に幅狭部31が配置される場合に比べて、中蓋5を後側に配置できるので、カバー2の前面25をより後側に配置できる。
中間部51は、4つ(二対)の刃受部3の間に配置される。詳細には、中間部51は、図5に示すように、刃受部3の各対の間に配置される。ここで、中間部51のY軸に沿った幅は、前方から見て、Y軸に沿った4つ(二対)の刃受部3の間隔の最小値よりも狭い。詳細には、中間部51のY軸に沿った幅は、前方から見て、刃受部3の各対のY軸に沿った間隔の最小値よりも狭い。これにより、中蓋5の後側に幅狭部31が配置される場合に比べて、中蓋5を後側に配置できるので、カバー2の前面25をより後側に配置できる。
中間部51は、図3及び図4に示すように、2つの扉体4のそれぞれが摺動する摺動面55を有する。ここで、本実施形態では、摺動面55の位置と、4つの刃受部3のそれぞれが有する一対の幅狭部31の先端の位置とは、Z軸方向(第1方向DR1)において、同じ位置である。なお、本開示において、「同じ位置」とは、厳密に位置が等しい場合に限定されず、許容される誤差の範囲内で異なっている場合も含む。例えば、一対の幅狭部31の先端の位置は、摺動面55に対して扉体4のZ軸方向における厚みの最小値の8%~10%だけ、Z軸方向に沿って扉体4側にあってもよい。この場合、一対の幅狭部31の先端と扉体4とは、互いに接触しないように構成される。
(2.2)扉付きコンセントへのプラグの接続動作
以下、扉付きコンセント1へのプラグ6の接続動作について、図3~図4、図12及び図13を参照して説明する。ここでは、一対の栓刃61を有する1つのプラグ6が、一対の挿入孔21A、21Bを有する1つの差込部20を介して扉付きコンセント1に接続される場合を例示する。
一対の挿入孔21A、21Bを扉体4が閉塞している状態(図3)において、一対の栓刃61が一対の挿入孔21A、21Bにカバー2の前面25から同時に挿入されると、一対の栓刃61のそれぞれは、扉体4の傾斜面44A、44Bにそれぞれ同時に接触する。傾斜面44A、44Bに一対の栓刃61がそれぞれ同時に接触すると、扉体4は、カバー2の前面25と平行な状態を保ったまま、弾性部材14の弾性力に抗って、一対の挿入孔21A、21Bを開放する開放位置にY軸方向(第2方向DR2)に沿って右向きに移動する。これにより、図4に示すように、一対の栓刃61を、一対の刃受部3に接続することができる。
また、一対の栓刃61を一対の刃受部3及び一対の挿入孔21A、21Bから引き抜くと、弾性部材14の弾性力によって、扉体4は開放位置から閉塞位置にY軸方向に沿って左向きに移動する。これにより、一対の挿入孔21A、21Bに一対の栓刃61が挿入されていない状態で、一対の挿入孔21A、21Bが扉体5で閉塞された状態となり、一対の挿入孔21A、21Bから扉付きコンセント1の内部に埃等の異物が侵入することを抑制できる。
次に、一対の挿入孔21(21A、21B)のうちいずれか一方にのみ例えばマイナスドライバ15の先端等の異物が挿入された場合の扉体4の動作について、図12及び図13を参照して説明する。
まず、挿入孔21Aにのみ、例えばマイナスドライバ15の先端が挿入された場合、図12に示すように、マイナスドライバ15の先端が閉塞部42Aの傾斜面44Aを押圧する。これにより、扉体4は山形形状である摺接部46の先端を支点として、中間部51の摺動面55に対して傾く。詳細には、扉体4は、摺接部46の先端を支点として、図12において左周りに回転する力を受けてカバー2の前面25に対して斜めに傾く。このとき、閉塞部42Bの角部47Aがカバー2の内面に設けられた規制部16Aと接触する。規制部16Aと角部47Aとが接触することにより、扉体4は閉塞位置から開放位置へのY軸方向(第2方向DR2)に沿った右向きの移動を規制される。
一方、挿入孔21Bにのみ、例えばマイナスドライバ15の先端が挿入された場合、図13に示すように、マイナスドライバ15の先端が閉塞部42Bの傾斜面44Bを押圧する。これにより、扉体4は摺接部46の先端を支点として、摺動面55に対して傾く。詳細には、扉体4は、摺接部46の先端を支点として、図13において右回りに回転する力を受けてカバー2の前面25に対して斜めに傾く。このとき、閉塞部42Bの角部47Bが、中蓋5の枠部52に設けられた規制部16Bと接触する。規制部16Bと角部47Bとが接触することにより、扉体4は閉塞位置から開放位置へのY軸方向(第2方向DR2)に沿った右向きの移動を規制される。
換言すると、扉付きコンセント1は規制部16A、16Bを備える。扉体4が、一対の挿入孔21A、21Bのうちの一方の挿入孔から押圧されることによって傾いたとき、規制部16A又は16Bが扉体4の少なくとも一部(角部47A又は角部47B)と接触することで、閉塞位置から開放位置へのY軸方向(第2方向DR2)に沿った扉体4の移動を規制する。なお、規制部16A、16Bは、扉体4がカバー2の前面25に対して斜めに傾いたときに角部47A、47Bと接触することで、扉体4の移動を規制しているが、規制部16A、16Bは、中蓋5又はカバー2の内面の一部と接触することで扉体4の移動を規制すればよい。
(2.3)利点
上述のように、規制部16A、16BによってY軸方向に沿った扉体4の移動が規制されることにより、例えばいたずら等によって、マイナスドライバ等の異物が一対の挿入孔21A、21Bのうちの一方の挿入孔21のみから挿入された場合に、一対の挿入孔21A、21Bの対応する一対の刃受部3に、異物が接触する可能性を低減できる。ここで、扉付きコンセント1が備えるカバー2と、2つの扉体4と、中蓋5と、4つ(二対)の刃受部3とは、2つの扉体4のそれぞれが傾いて規制部16A、16Bと接触した状態で、2つの扉体4のそれぞれが4つの刃受部3のうちいずれの刃受部3とも接触しない位置関係で配置される。これにより、扉体4が刃受部3に接触することによる刃受部3の変形及びそれに伴う刃受部3の電気的性能の低下を防止することができるといる利点がある。
また上述のように、扉付きコンセント1は、図2に示すように、分割可能なカバーブロックB2、ボディブロックB1及び取付枠7を備え、扉体4のY軸方向への移動機構に関与する2つの扉体4、中蓋5及び弾性部材14は、カバーブロックB2が備えている。よって、カバーブロックB2は、カバー2を備える別のカバーブロックと交換可能である。例えば、実施形態のカバーブロックB2を、図14に示すように、扉体4及び扉体4の移動機構を備えないカバーブロックB21(例えばカバー2のみ)に交換することにより、例えば扉無しコンセント17を構成することができる。また、カバーブロックB2が例えば破損した場合に、新しいカバーブロックB2に交換することができる。これにより、扉付きコンセント1と扉無しコンセント17とで、ボディブロックB1及び取付枠7を共通で使用することができ、製造面でのコストダウンを図ることができるという利点がある。
また、本実施形態の扉付きコンセント1の中間部51は、図3~図5に示すように、刃受部3の各対の間に設置される。また、中間部51のY軸に沿った幅は、前方から見て、刃受部3の各対のY軸に沿った間隔の最小値よりも狭い。また、図3及び図4に示すように、中間部51が有する摺動面55の位置と、4つの刃受部3のそれぞれが有する一対の幅狭部31の先端の位置とは、Z軸方向において同じ位置である。これにより、摺動面55の位置が4つの刃受部3のそれぞれが有する一対の幅狭部31の先端の位置よりも、Z軸方向において前方に存在する場合と比較して、扉付きコンセント1の栓刃61の挿入方向における厚みを低減できるという利点がある。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
扉付きコンセント1は2個口タイプのコンセントに限定されず、1個口タイプであってもよいし、3個口以上のタイプであってもよい。
扉付きコンセント1は、2極に加えて接地極が付いているプラグに対応するコンセントでもよい。
扉付きコンセント1は、単相100V用に限定されず、単相200V用又は三相200V用であってもよい。
扉付きコンセント1は、Aタイプのプラグに対応するコンセントに限らず、例えばBタイプ、Cタイプのように、ピン形状の栓刃を有するプラグを接続可能なコンセントであってもよい。
(4)まとめ
以上述べたように、第1の態様に係る扉付きコンセント(1)は、カバー(2)と、複数の刃受部(3)と、少なくとも1つの扉体(4)と、中蓋(5)と、を備える。カバー(2)は、1つのプラグ(6)が有する複数の栓刃(61)がそれぞれ挿入される複数の挿入孔(21A、21B)を有する少なくとも1つの差込部(20)を備える。複数の刃受部(3)は、複数の栓刃(61)がそれぞれ接続される。少なくとも1つの扉体(4)は、少なくとも1つの差込部(20)と複数の刃受部(3)との間に配置され、複数の挿入孔(21A、21B)を閉塞する閉塞位置と開放する開放位置との間で複数の栓刃(61)の挿入方向と略直交する方向に移動可能である。中蓋(5)は、カバー(2)との間で、少なくとも1つの扉体(4)を移動可能に挟む。中蓋(5)は、複数の刃受部(3)の間に配置される中間部(51)を有し、前方から見て、中間部(51)の幅が複数の刃受部(3)の間隔の最小値よりも狭い。複数の刃受部(3)のそれぞれは、複数の栓刃(61)のうち対応する栓刃(61)に接触する一対の幅狭部(31)と、一対の幅狭部(31)よりも後方に位置する一対の幅広部(32)と、を有する。
この態様によれば、扉付きコンセント(1)の栓刃(61)の挿入方向における厚みを低減することができる。
第2の態様に係る扉付きコンセント(1)では、第1の態様において、少なくとも1つの扉体(4)は、カバー(2)の少なくとも1つの差込部(20)と、中蓋(5)との間に配置される。中蓋(5)の中間部(51)は、少なくとも1つの扉体(4)が摺動する摺動面(55)を有する。複数の栓刃(61)の挿入方向に沿う方向において、複数の刃受部(3)の一対の幅狭部(31)の先端の位置が、摺動面(55)の位置と同じ位置又は扉体(4)側である。
この態様によれば、扉付きコンセント(1)の栓刃(61)の挿入方向における厚みを低減することができる。
第3の態様に係る扉付きコンセント(1)は、第1又は第2の態様において、対象面(10)に扉付きコンセント(1)を取り付けるための取付枠(7)を更に備える。取付枠(7)は、少なくとも一部が対象面(10)に接触する対象接触部(72)を有する。複数の栓刃(61)の挿入方向に沿う方向において、一対の幅狭部(31)の先端は、対象接触部(72)よりも少なくとも1つの扉体(4)に近い位置に存在する。
この態様によれば、扉付きコンセント(1)の栓刃(61)の挿入方向における厚みを低減することができる。
第4の態様に係る扉付きコンセント(1)では、第1~第3のいずれかの態様において、規制部(16A、16B)を更に備える。規制部(16A、16B)は、少なくとも1つの扉体(4)が、複数の挿入孔(21)のうちの一部の挿入孔(21)に挿入される物体に押圧されることによって傾いたとき、少なくとも1つの扉体(4)の少なくとも一部と接触することで、閉塞位置から開放位置への少なくとも1つの扉体(4)の移動を規制する。
この態様によれば、刃受部(3)に異物が接触することを防止することができる。
第5の態様に係る扉付きコンセント(1)では、第1~第4のいずれかの態様において、少なくとも1つの扉体(4)は、閉塞位置で複数の挿入孔(21)のそれぞれを閉塞する複数の閉塞部(42A、42B)を有する。複数の閉塞部(42A、42B)は一体に形成されている。
この態様によれば、部品数を削減して、組立の手間を削減できる。
第6の態様に係る扉付きコンセント(1)では、第1~第5のいずれかの態様において、中蓋(5)は、複数の刃受部(3)の少なくとも一部をそれぞれ収容する複数の収容孔(54)を有する。複数の収容孔(54)のそれぞれの幅は、一対の幅狭部(31)の幅よりも広い。
この態様によれば、一対の幅狭部(31)を、中蓋(5)に干渉することなく収容孔(54)に収容できる。
第7の態様に係る扉付きコンセント(1)は、ボディブロック(B1)と、カバーブロック(B2)と、対象面(10)に扉付きコンセント(1)を取り付けるための取付枠(7)と、を備える。ボディブロック(B1)と、カバーブロック(B2)と、取付枠(7)とは、互いに分割可能である。ボディブロック(B1)は、複数の刃受部(3)と、複数の刃受部(3)を保持するボディ(8)を備える。カバーブロック(B2)は、カバー(2)と、少なくとも1つの扉体(4)と、中蓋(5)と、を備える。カバー(2)には、1つのプラグ(6)が有する複数の栓刃(61)がそれぞれ挿入される複数の挿入孔(21)を有する少なくとも1つの差込部(20)が設けられる。複数の刃受部(3)は、複数の栓刃(61)がそれぞれ接続される。少なくとも1つの扉体(4)は、少なくとも1つの差込部(20)と複数の刃受部(3)との間に配置され、複数の挿入孔(21)を閉塞する閉塞位置と開放する開放位置との間で複数の栓刃(61)の挿入方向と略直交する方向に移動可能である。中蓋(5)は、カバー(2)との間で、少なくとも1つの扉体(4)を移動可能に挟む。中蓋(5)は、複数の刃受部(3)の間に配置される中間部(51)を有し、前方から見て、中間部(51)の幅が複数の刃受部(3)の間隔の最小値よりも狭い。複数の刃受部(3)のそれぞれは、複数の栓刃(61)のうち対応する栓刃(61)に接触する一対の幅狭部(31)と、一対の幅狭部(31)よりも後方に位置する一対の幅広部(32)と、を有する。
この態様によれば、カバーブロック(B2)を交換が容易となる。
第8の態様に係る扉付きコンセント(1)は、第7の態様において、カバーブロック(B2)を、別のカバーブロックと交換可能な構造である。別のカバーブロックはカバー(2)を備える。
この態様によれば、扉付きコンセント(1)は、例えば扉無しコンセント(17)のような異なる機能を有するコンセントと部品を共通化することができる。
なお、第2~第8の態様は扉付きコンセント(1)に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
1 扉付きコンセント
2 カバー
3 刃受部
4 扉体
5 中蓋
6 プラグ
7 取付枠
8 ボディ
10 対象面
17 扉無しコンセント
20 差込部
21 挿入孔
31 幅狭部
32 幅広部
42A、42B 閉塞部
51 中間部
54 収容孔
55 摺動面
61 栓刃
72 対象接触部
B1 ボディブロック
B2 カバーブロック

Claims (8)

  1. 1つのプラグが有する複数の栓刃がそれぞれ挿入される複数の挿入孔を有する少なくとも1つの差込部を備えるカバーと、
    前記複数の栓刃がそれぞれ接続される複数の刃受部と、
    前記少なくとも1つの差込部と前記複数の刃受部との間に配置され、前記複数の挿入孔を閉塞する閉塞位置と開放する開放位置との間で前記複数の栓刃の挿入方向と略直交する方向に移動可能な少なくとも1つの扉体と、
    前記カバーとの間で、前記少なくとも1つの扉体を移動可能に挟む中蓋と、を備え、
    前記中蓋は、前記複数の刃受部の間に配置される中間部を有し、
    前方から見て前記中間部の幅が前記複数の刃受部の間隔の最小値よりも狭く、
    前記複数の刃受部のそれぞれは、前記複数の栓刃のうち対応する栓刃に接触する一対の幅狭部と、前記一対の幅狭部よりも後方に位置する一対の幅広部と、を有する
    扉付きコンセント。
  2. 前記少なくとも1つの扉体は、前記カバーの前記少なくとも1つの差込部と、前記中蓋との間に配置され、
    前記中蓋の前記中間部は、前記少なくとも1つの扉体が摺動する摺動面を有し、
    前記複数の栓刃の挿入方向に沿う方向において、前記複数の刃受部の前記一対の幅狭部の先端の位置が、前記摺動面の位置と同じ位置又は前記扉体側である
    請求項1に記載の扉付きコンセント。
  3. 対象面に前記扉付きコンセントを取り付けるための取付枠を更に備え、
    前記取付枠は、少なくとも一部が前記対象面に接触する対象接触部を有し、
    前記複数の栓刃の挿入方向に沿う方向において、前記一対の幅狭部の先端は、前記対象接触部よりも前記少なくとも1つの扉体に近い位置に存在する
    請求項1又は2に記載の扉付きコンセント。
  4. 前記少なくとも1つの扉体が、前記複数の挿入孔のうちの一部の挿入孔に挿入される物体に押圧されることによって傾いたとき、前記少なくとも1つの扉体の少なくとも一部と接触することで、前記閉塞位置から前記開放位置への前記少なくとも1つの扉体の移動を規制する規制部を更に備える
    請求項1~3のいずれか1項に記載の扉付きコンセント。
  5. 前記少なくとも1つの扉体は、前記閉塞位置で前記複数の挿入孔のそれぞれを閉塞する複数の閉塞部を有し、
    前記複数の閉塞部は一体に形成されている
    請求項1~4のいずれか1項に記載の扉付きコンセント。
  6. 前記中蓋は、前記複数の刃受部の少なくとも一部をそれぞれ収容する複数の収容孔を有し、
    前記複数の収容孔のそれぞれの幅は、前記一対の幅狭部の幅よりも広い
    請求項1~5のいずれか1項に記載の扉付きコンセント。
  7. ボディブロックと、カバーブロックと、対象面に扉付きコンセントを取り付けるための取付枠と、を備え、
    前記ボディブロックと、前記カバーブロックと、前記取付枠とは、互いに分割可能であり、
    前記ボディブロックは、複数の刃受部と、前記複数の刃受部を保持するボディを備え、
    前記カバーブロックは、カバーと、少なくとも1つの扉体と、中蓋と、を備え、
    前記カバーには、1つのプラグが有する複数の栓刃がそれぞれ挿入される複数の挿入孔を有する少なくとも1つの差込部が設けられ、
    前記複数の刃受部は、前記複数の栓刃がそれぞれ接続され、
    前記少なくとも1つの扉体は、前記少なくとも1つの差込部と前記複数の刃受部との間に配置され、前記複数の挿入孔を閉塞する閉塞位置と開放する開放位置との間で前記複数の栓刃の挿入方向と略直交する方向に移動可能であり、
    前記中蓋は、前記カバーとの間で、前記少なくとも1つの扉体を移動可能に挟み、
    前記中蓋は、前記複数の刃受部の間に配置される中間部を有し、
    前方から見て前記中間部の幅が前記複数の刃受部の間隔の最小値よりも狭く、
    前記複数の刃受部のそれぞれは、前記複数の栓刃のうち対応する栓刃に接触する一対の幅狭部と、前記一対の幅狭部よりも後方に位置する一対の幅広部と、を有する
    扉付きコンセント。
  8. 前記カバーブロックを、別のカバーブロックと交換可能な構造であり、
    前記別のカバーブロックは、前記カバーを備える
    請求項7に記載の扉付きコンセント。
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