JP2018152317A - コネクタハウジング - Google Patents

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岳秀 寺澤
Takehide Terasawa
岳秀 寺澤
健志 増田
Kenji Masuda
健志 増田
大谷 弘
Hiroshi Otani
弘 大谷
洋治郎 橋本
Yojiro Hashimoto
洋治郎 橋本
慎平 杉本
Shimpei Sugimoto
慎平 杉本
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Abstract

【課題】簡単な構成で電線の振動が端子に伝わることを抑制することができるコネクタハウジング。【解決手段】電線が接続された端子を収容する複数のキャビティを有するコネクタハウジングであって、前記キャビティは前記電線の一部を収容する電線収容部を備えており、前記電線収容部は前記複数のキャビティの並び方向に沿って設けられた開口部により少なくとも一部が外部に露出可能とされ、前記開口部からリアホルダが挿通可能とされており、前記リアホルダは前記電線収容部に収容された前記電線を押圧する電線押圧部を備えており、前記リアホルダのうち少なくとも前記電線押圧部は弾性部材により形成されている。【選択図】図3

Description

本明細書に開示される技術は、コネクタハウジングに関する。
従来、自動車等の車両においては、タブ状の雄端子と接続可能な複数の雌端子を内部に収容したコネクタが一般的に使用されている。この種このコネクタにおいては、雌端子とコネクタのキャビティとの間にわずかな隙間があるため、雌端子に接続された電線の振動が雌端子に伝わって雌端子がキャビティ内で振動し、この振動が雄端子との接続部に作用して、雌端子と雄端子の接触状態が変化したり、摺動摩耗が生じたりする等、様々な不具合が生ずることがあり、接続信頼性が損なわれることがあった。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、複数のキャビティを備えたコネクタハウジングの上面をリアホルダにより開閉可能とするとともに、このリアホルダに電線を挟んで保持する多数の挟持歯を設けることにより、コネクタハウジング内での電線の微摺動を抑制する構成が提案されている。
特開2011−222157号公報
しかし、上述したコネクタにおいては、多数の挟持歯を設けるためリアホルダの構造が複雑になり、成形が困難であるとともに、製造コストが高くなる。また、電線外径の公差を考慮した場合、挟持歯と電線との間でクリアランスが生じ、電線の保持が不充分となって、電線の振動が雌端子へ伝達され摺動摩耗が発生する場合がある。
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡単な構成で電線の振動が端子に伝わることを抑制することができるコネクタハウジングを提供することを目的とする。
本明細書に開示される技術は、電線が接続された端子を収容する複数のキャビティを有するコネクタハウジングであって、前記キャビティは前記電線の一部を収容する電線収容部を備えており、前記電線収容部は前記複数のキャビティの並び方向に沿って設けられた開口部により少なくとも一部が外部に露出可能とされ、前記開口部にリアホルダが挿通可能とされており、前記リアホルダは前記電線収容部に収容された前記電線を押圧する電線押圧部を備えており、前記リアホルダのうち少なくとも前記電線押圧部は弾性部材により形成されている。
このような構成によれば、リアホルダが開口部に挿通された状態においては、電線収容部に収容された電線は、弾性部材からなる電線押圧部により押圧された状態とされるから、電線の振動は電線押圧部により吸収される。すなわち、リアホルダのうち少なくとも電線を押圧する部分を弾性部材により形成するという簡単な構成で、電線の振動が端子に伝わることを従来より抑制することができる。
また、このように電線押圧部を弾性部材により形成した場合には、高温、低温が繰り返される環境下においても、弾性部材は金属製の端子と合成樹脂製のコネクタハウジングとの線膨張係数の違いにより発生する摺動も効果的に吸収し、端子の摺動摩耗を抑制することができる。
また本明細書に開示される他の技術は、電線が接続された端子を収容する複数のキャビティを有するコネクタハウジングであって、前記キャビティは前記電線の一部を収容する電線収容部を備えており、前記電線収容部は前記複数のキャビティの並び方向に沿って設けられた開口部により少なくとも一部が外部に露出可能とされ、前記開口部にリアホルダが挿通可能とされており、前記リアホルダは前記電線収容部に収容された前記電線を押圧する電線押圧部を備えており、前記電線押圧部に、前記電線の延び方向に沿って延びるとともに前記電線に向けて突出する押圧リブが設けられている。
このような構成によれば、リアホルダが開口部に挿通された状態においては、押圧リブが比較的柔軟な電線の外部被覆に食い込むから、電線は電線収容部内においてしっかり保持される。すなわち、従来のような複雑な構成と比較して簡単な構成により、電線の振動が端子に伝わることを抑制することができる。
上記コネクタハウジングは、以下のような構成を備えていてもよい。
リアホルダは開口部を塞ぐ合成樹脂製のカバー部と、当該カバー部と一体に設けられた弾性部材からなる電線押圧部と、を備えており、カバー部と電線押圧部とは異なる色で形成されている構成としてもよい。このような構成によれば、リアホルダが正規の位置まで挿通されていない場合には異なる色の電線押圧部が外側から見えるから、一目瞭然でリアホルダの閉塞状態が不完全であることを検知することができる。
電線押圧部は電線を収容する電線溝を有していてもよい。このような構成によれば、電線収容部内において電線を一方側からだけでなく周方向に亘って押圧することができるため、電線の振動を端子により伝わり難くすることができる。
電線収容部の底面に電線溝の溝壁の先端を嵌め入れる受け凹部が設けられていてもよい。このような構成によれば、電線収容溝の溝壁の先端が正規の位置に安定的に保持されるから、電線をよりしっかり保持することができ、もって、電線の振動を端子により伝わり難くすることができる。
リアホルダは開口部に対してヒンジを介して開閉回動されるようになっていてもよい。このような構成によれば、組み付け作業の際にリアホルダの向きを確認しなくてもよい。また、部品点数を減らすことができる。
本明細書に開示される技術によれば、簡単な構成で電線の振動が端子に伝わることを抑制することができるコネクタハウジングが得られる。
実施形態1のコネクタハウジングの斜視図 コネクタハウジングの一部拡大断面図 電線を収容した状態のコネクタハウジングの一部拡大断面図 実施形態2のコネクタハウジングの一部拡大断面図 電線を収容した状態のコネクタハウジングの一部拡大断面図
<実施形態1>
本明細書に記載のコネクタハウジング11をコネクタ10に適用した実施形態1を、図1ないし図3を参照しつつ説明する。なお以下の説明においては、相手側コネクタとの嵌合方向(図1の左下)を前方とし、その反対側(図1の右上)を後方とする。また、図1の右下を右、左上を左とする。
本実施形態のコネクタ10は、コネクタハウジング11に電線40が接続された雌端子30が収容されてなる。電線40は、金属細線が撚り合わされた芯線41の外周が絶縁被覆42により包囲されている。
雌端子30は、図示しない導電性金属板にプレス加工等の成形加工を施すことで形成されており、全体として角筒状をなして前後方向に開口し、相手側の雄端子と接続される端子接続部31と、この端子接続部31の後方に設けられ、電線40と接続される電線接続部32とを備えている。電線接続部32は、電線40の芯線41の端末に圧着されるワイヤバレル33と、電線40の絶縁被覆42の端末に圧着されるインシュレーションバレル34とからなる。
コネクタハウジング11は合成樹脂製であって、前後方向および左右方向に長く、上下方向に短い扁平な略直方体状をなしている。コネクタハウジング11には、上下方向に複数段(本実施形態では2段)に並ぶと共に、左右方向(横方向)に間隔を空けて複数(本実施形態では上段3つ、下段2つ)並ぶ、複数のキャビティ12(合計5つ)が設けられている。
これらのキャビティ12同士は隔壁13により仕切られており、各キャビティ12は、コネクタハウジング11の前後方向に開口されている。前方側の開口は、相手側の雄端子のタブが挿入される雄端子挿入口14とされ、後方側の開口は、雌端子30を押し入れる雌端子挿入口(図示せず)とされている。
キャビティ12は電線40が接続された雌端子30を収容するものであって、前方側が雌端子30が収容される端子収容部15とされ、後方側が電線40が収容される電線収容部16とされている。端子収容部15の内壁には、コネクタハウジング11の後方から雌端子30が挿入された際に雌端子30の後方側への抜け止めを行うランス(図示せず)が形成されている。また、キャビティ12の前端には突当部が形成されており、これにより雌端子30の前方側への抜け止めがなされる。
一方、上段のキャビティ12の電線収容部16は、その延び方向X(前後方向)の一部がリアホルダ21を開閉させることにより、上方に向けて露出可能とされている。より詳細には、コネクタハウジング11の上壁には、キャビティ12の並び方向Y(左右方向)に並んで電線収容部16の延び方向Xの一部を露出させる複数(本実施形態では3つ)の開口部17が設けられており、これらの開口部17内に挿通されると共に開口部17を塞ぐリアホルダ21が、開口部17の後方側の開口縁部にヒンジ20を介して開閉回動可能に一体的に設けられている。
リアホルダ21は、複数の開口部17を一括に塞ぐ板状の塞ぎ部23と、塞ぎ部23から突出して、リアホルダ21(塞ぎ部23)が開口部17を閉じた状態において各開口部17内に挿通されて嵌合する複数(本実施形態では3つ)の嵌合部24と、からなる合成樹脂製のカバー部22を備えている。また、嵌合部24の先端側には、断面略U字形状の電線溝26が形成された電線押圧部25が設けられている。電線押圧部25はコネクタハウジング11を構成する合成樹脂材とは異なる色の、例えばゴム等の弾性部材からなり、カバー部22と二色成形により一体的に設けられている(図2参照)。
電線溝26の内面は、複数の平面の組み合わせで構成されている。すなわち電線溝26は、図2に示すように、リアホルダ21の組み付け状態(閉じた状態)においてコネクタハウジング11の電線収容部16の底面16Aから垂直に立ち上がるように配される一対の溝壁27,28の内面26A、26Bと、電線収容部16の底面16Aと平行に配される溝側底面26Cと、これら溝壁27,28の内面26A,26Bおよび溝側底面26Cを連結する一対の平面状の傾斜面26Dとから構成されている。
また、各電線収容部16の底面16Aには、その延び方向Xに延びて電線溝26の一対の溝壁27,28の先端を嵌め入れるための一対の溝状の受け凹部16B、16Cが設けられている。
リアホルダ21の組み付け状態(閉じた状態)における電線収容部16の底面16Aと電線溝26の溝側底面26Cとの間の寸法は、電線40の直径より小さくなるように設定されている。また、一対の溝壁27,28の間の寸法は、電線40の直径よりやや大きくなるように設定されている。
リアホルダ21には、塞ぎ部23の左右の両側縁から嵌合部24の突出方向と同方向に延びる一対の係止片29が設けられている(図1参照)。一方、コネクタハウジング11には、係止片29を受け入れる凹状の一対の受け部18が、コネクタハウジング11の上面において開口部17と並んで設けられている。受け部18の内壁には、係止片29と係止する係止突部19が設けられている。
なお、上述した電線溝26の一対の溝壁27,28のうち、係止片29に隣接して配されている溝壁28(図2の右側の溝壁)は、係止片29に隣接していない溝壁27(図2の左側の溝壁)と比較して左右方向(Y方向)の厚みが薄く形成されている。溝壁28に連なる嵌合部24も同様であり、その側面が溝壁28の外面と面一とされている。
本実施形態のコネクタ10は上記のような構成であって、次に、組み付け手順について説明する。
本実施形態のコネクタ10を組み立てる際には、リアホルダ21を開放状態としたコネクタハウジング11の後方側の雌端子挿入口から、電線40を接続した状態の雌端子30を挿入する。雌端子30がキャビティ12内(端子収容部)の正規の位置に到達し、ランスにより抜け止めされると、電線40は電線収容部16の底面16A上に配されるとともに、コネクタハウジング11の後方に導出された状態とされる。
次に、ヒンジ20を中心にリアホルダ21を回動操作し、リアホルダ21により開口部17を閉じる。すると、リアホルダ21の嵌合部24および電線押圧部25がコネクタハウジング11の開口部17内に進入する。また、一対の係止片29が受け部18に進入するとともに、係止突部19により押されて弾性変形する。そして、塞ぎ部23全体がコネクタハウジング11の上面にぴったり覆い被さった状態となると、一対の係止片29が係止突部19を乗り越えるとともに弾性復帰し、係止突部19と係止状態とされる。
この状態においては、図3に示すように、電線40は、電線押圧部25の電線溝26の内面のうち溝側底面26Cおよび傾斜面26Dにより上方側から押しつぶされ、側方に向けて拡がった状態とされる。また、側方には溝壁27、28の内面が配されているので、配索位置が正規の位置に保持される。さらに、電線溝26の一対の溝壁27,28の先端は、電線収容部16の受け凹部16B,16Cに嵌め込まれた状態とされており、溝壁27,28の位置自体が正規の位置に保持されるようになっているので、これによっても、電線40の配索位置が正規の位置により保持され易くなっている。
次に、作用効果について説明する。
このように、本実施形態のコネクタ10によれば、リアホルダ21が閉じられた状態(嵌合部24および電線押圧部25が開口部17内に挿通された状態)においては、電線収容部16に収容された電線40は、弾性部材からなる電線押圧部25により押圧された状態とされているから、電線40の振動は電線押圧部25により吸収される。すなわち、リアホルダ21のうち電線40を押圧する部分(電線押圧部25)を弾性部材により形成するという簡単な構成で、電線40の振動が雌端子30に伝わることを従来より抑制することができる。
また、リアホルダ21の電線押圧部25には、電線40を収容する電線溝26が設けられているから、電線収容部16内において電線40を上下方向からだけでなく、周方向に亘って押圧することができ、電線40の振動を雌端子30により伝わり難くすることができる。
また、電線収容部16の底面16Aに電線溝26の溝壁27,28の先端を嵌め入れる受け凹部16B,16Cが設けられているから、溝壁27,28の先端が正規の位置に安定的に保持される。もって、電線40をよりしっかり、かつ、正しい位置に保持することができ、電線40の振動を雌端子30により伝わり難くすることができる。
また、リアホルダ21は開口部17に対してヒンジ20を介して開閉回動されるようになっているから、組み付け作業の際にリアホルダ21の向きを確認しなくてもよい。また、部品点数を減らすことができる。
さらに、リアホルダ21は開口部17を塞ぐ合成樹脂製のカバー部22と、当該カバー部22と一体に設けられた弾性部材からなる電線押圧部25とから構成され、カバー部22と電線押圧部25とは異なる色で形成されているから、リアホルダ21が閉じられていない場合には異なる色の電線押圧部25が見え、閉じられていないことを検知することができる。
<実施形態1の変形例>
上記実施形態1では、リアホルダ21を板状の塞ぎ部23と、各開口部17内に嵌合する複数の嵌合部24と、からなる合成樹脂製のカバー部22と、嵌合部24の先端側に設けられた弾性部材からなる電線押圧部25と、から構成したが、塞ぎ部23だけを合成樹脂製とし、各開口部17内に嵌合する部分および電線40を押圧する部分全体を一種類の弾性部材で形成するようにしてもよい。
このような構成のリアホルダ21の弾性部材を、合成樹脂と異なる色としておけば、リアホルダ21がコネクタハウジング11の上面から僅かしか浮いていない(最後まで閉塞されていない)状態においても、一目瞭然でその不完全な閉塞状態を検知することができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図4および図5によって説明する。なお、以下においては実施形態1のコネクタ10と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1のコネクタハウジング11と同様の構成には実施形態1の符号に40を足した符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
実施形態2のコネクタハウジング51のリアホルダ61は、全体が合成樹脂製とされており、複数の開口部57を一括に塞ぐ板状の塞ぎ部63と、塞ぎ部63から突出して、リアホルダ61(塞ぎ部63)が開口部57を閉じた状態において各開口部57内に挿通されて嵌合するとともに電線収容部56内に配索された電線40を押圧する複数(本実施形態では3つ)の電線押圧部65と、から構成されている。
電線押圧部65の先端側には、断面略U字形状の電線溝66が形成されている。電線溝66の内面は、上記実施形態1と同様に、複数の平面の組み合わせで構成されている。すなわち電線溝66は、図4に示すように、リアホルダ61の組み付け状態(閉じた状態)においてコネクタハウジング51の電線収容部56の底面56Aから垂直に立ち上がるように配される一対の溝壁67,68の内面66A、66Bと、電線収容部56の底面56Aと平行に配される溝側底面66Cと、これら溝壁67,68の内面66A,66Bおよび溝側底面66Cを連結する一対の平面状の傾斜面66Dとから構成されている。
本実施形態の電線溝66は、一対の溝壁67,68の内面66A,66Bおよび溝側底面66Cに、押圧リブ64が設けられているところが上記実施形態1と相違している。押圧リブ64は、電線収容部56(電線40)の延び方向Xに沿って延びると共に、電線溝66内に配索される電線40に向けて突出するように形成されている。
このような本実施形態のコネクタ50によれば、上記実施形態1と同様の作用効果に加え、リアホルダ61が閉じられた状態においては、押圧リブ64が比較的柔軟な電線40の絶縁被覆42に食い込み、電線40をしっかり保持することができる(図5参照)。すなわち、従来のような複雑な構成と比較して簡単な構成により、電線40の振動が雌端子30に伝わることを抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、一つの電線収容部16,56に対し一つの開口部17,57を設ける構成としたが、電線収容部の隔壁を低くしたり、隔壁を設けずに、全体で一つの開口部を設ける構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、コネクタハウジング11,51の上面に電線収容部16,56の一部を露出させる開口部17,57を設ける構成としたが、コネクタハウジングの上面から背面にかけて切り欠く形態の開口部を設け、断面L字形状のリアホルダを設ける構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、リアホルダ21,61をコネクタハウジング11,51にヒンジ20を介して一体に設ける構成としたが、リアホルダはコネクタハウジングと別体に設けてもよい。
(4)上記実施形態1では、電線押圧部25はカバー部22と異なる色で形成することとしたが、同じ色で形成した形態も技術範囲に含まれる。
(5)上記実施形態1では、リアホルダ21を合成樹脂製のカバー部22と弾性部材からなる電線押圧部25とで形成したが、リアホルダ全体を弾性部材により形成してもよい。
(6)上記実施形態では、リアホルダ21,61に電線溝26,66を設ける形態を示したが、電線溝26,66は必ずしも設けなくてよく、例えば、リアホルダ21,61の平坦な下面で電線40を押し潰すようにしてもよい。
(7)また、受け凹部16B,16C,56B,56Cも省略することができる。
(8)リアホルダ21,61は塞ぎ部23,63を備えていなくてもよい。
10、50:コネクタ
11、51:コネクタハウジング
12、52:キャビティ
13、53:隔壁
16、56:電線収容部
16A、56A:底面
16B,16C、56B,56C:受け凹部
17、57:開口部
20:ヒンジ
21、61:リアホルダ
22:カバー部
23、63:塞ぎ部
24:嵌合部
25、65:電線押圧部
26、66:電線溝
27,28、67,68:溝壁
30:雌端子
40:電線
64:押圧リブ
X:延び方向
Y:並び方向

Claims (6)

  1. 電線が接続された端子を収容する複数のキャビティを有するコネクタハウジングであって、
    前記キャビティは前記電線の一部を収容する電線収容部を備えており、
    前記電線収容部は前記複数のキャビティの並び方向に沿って設けられた開口部により少なくとも一部が外部に露出可能とされ、前記開口部にリアホルダが挿通可能とされており、
    前記リアホルダは前記電線収容部に収容された前記電線を押圧する電線押圧部を備えており、
    前記リアホルダのうち少なくとも前記電線押圧部は弾性部材により形成されているコネクタハウジング。
  2. 前記リアホルダは前記開口部を塞ぐ合成樹脂製のカバー部と、当該カバー部と一体に設けられた前記電線押圧部と、を備えており、前記カバー部と前記電線押圧部とは異なる色で形成されている請求項1に記載のコネクタハウジング。
  3. 電線が接続された端子を収容する複数のキャビティを有するコネクタハウジングであって、
    前記キャビティは前記電線の一部を収容する電線収容部を備えており、
    前記電線収容部は前記複数のキャビティの並び方向に沿って設けられた開口部により少なくとも一部が外部に露出可能とされ、前記開口部にリアホルダが挿通可能とされており、
    前記リアホルダは前記電線収容部に収容された前記電線を押圧する電線押圧部を備えており、
    前記電線押圧部に、前記電線の延び方向に沿って延びるとともに前記電線に向けて突出する押圧リブが設けられているコネクタハウジング。
  4. 前記電線押圧部は前記電線を収容する電線溝を有する請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタハウジング。
  5. 前記電線収容部の底面に前記電線溝の溝壁の先端を嵌め入れる受け凹部が設けられている請求項4に記載のコネクタハウジング。
  6. 前記リアホルダは前記開口部に対してヒンジを介して開閉回動される請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のコネクタハウジング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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