JP6120175B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、サブハウジング(コネクタハウジング)と、サブハウジングの後部に装着されるシール部材(シール部材)と、サブハウジングに後方から組み付けられ、サブハウジングとの間にシール部材を挟み込むリアホルダ(ホルダ)とを備えている。並び方向で隣接するサブハウジング同士は、リアホルダを介して互いに合体された状態になっている。そして、並び方向で隣接するリアホルダのうち、一方のリアホルダの対向面には、ガイドリブが設けられ、他方のリアホルダの対向面には、ガイドリブが嵌合可能なガイドリブ受け溝が設けられている。また、一方のリアホルダの対向面には、ガイドリブとは別位置に凹部が設けられ、他方のリアホルダの対向面には、ガイドリブ受け溝とは別位置に凸部が設けられている。組み付けに際し、ガイドリブ受け溝にガイドリブを嵌合させつつ隣接するリアホルダ同士が前後方向(組み付け方向)にスライドさせられる。すると、スライド完了時には凹部に凸部が弾性的に嵌合し、これによって隣接するリアホルダ同士が組み付け方向に離脱するのが規制された状態となる。また、ガイドリブがガイドリブ受け溝に嵌合されていることにより、隣接するリアホルダ同士が並び方向(図示横方向)に離脱するのが規制される。したがって、この構成によれば、隣接するリアホルダ同士を互いに連結した状態で一体に取り扱うことが可能となる。
特開2007−5012号公報
しかし、上記従来のコネクタの場合、一方のリアホルダにガイドリブと凹部とが設けられ、他方のリアホルダにガイドリブ受け溝と凸部とが設けられているため、隣接するリアホルダが互いに異形状とならざるを得なかった。このため、サブハウジング毎に専用のリアホルダを用意しなければならず、汎用性に欠けるきらいがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、取扱い性に優れ、汎用性に富むコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに組み付けられ、互いに隣接して並列に配置される一対のゴム栓と、前記コネクタハウジングとの間に前記ゴム栓を挟むように前記コネクタハウジングに後方から組み付けられ、それぞれのゴム栓と対応する位置に、互いに隣接して並列に配置される一対のホルダとを備えたコネクタであって、前記一対のホルダは、互いに同一形状で、背面視した場合に点対称に配置され、組み付け時に互いに対向する面のうち、点対称中心を挟んだ両側の位置に、噛合部とその噛合部に対し前記一対のホルダの並び方向で噛み合うことが可能な形態の被噛合部とがそれぞれ設けられているとともに、同じく点対称中心を挟んだ両側の位置に、係止部とその係止部に対し前記一対のホルダの並び方向と直交する組み付け方向で弾性的に係止されることが可能な形態の被係止部とがそれぞれ設けられているところに特徴を有する。
一対のホルダを点対称の位置関係で組み付けることにより、噛合部に被噛合部が噛み合って両ホルダが並び方向に離脱するのが規制されるとともに、係止部に被係止部が係止されて両ホルダが並び方向と直交する組み付け方向に離脱するのが規制されるため、両ホルダが互いに連結されて一体に取り扱うことが可能となる。また、両ホルダが互いに同一形状をなすため、組み付け時等に両ホルダを構造的に識別する必要がなく、汎用性に富む。
本発明の実施例に係るコネクタの背面図である。 コネクタハウジングが相手コネクタハウジングと正規嵌合された状態を示す断面図である。 一対のホルダが互いに連結された状態を示す背面図である。 図3のA−A線断面図である。 一対のホルダが互いに連結された状態を示す正面図である。 一対のホルダが互いに連結された状態を示す側面図である。 ホルダの背面図である。 ホルダの正面図である。 コネクタハウジングの正面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記一対のホルダは、組み付け時に互いに対向する面のうち、点対称中心を挟んだ両側の位置に、前記組み付け方向に延びる案内溝とその案内溝に組み付け時に嵌合可能な形態をなす案内部とがそれぞれ隣接して設けられ、前記係止部及び前記被係止部は、いずれも前記案内部に一体に設けられ、且つ前記案内溝を臨む位置に配置されている。案内部に案内溝が嵌合することにより、両ホルダを組み付ける作業を円滑に行うことができる。また、係止部及び被係止部が案内部に一体に設けられて案内溝を臨む位置に配置されるため、スペース効率に優れ、ホルダが大型になるのを回避することができる。
前記係止部が撓み変形可能とされ、前記案内部は、前記被係止部を係止した前記係止部に対し長さ方向に沿って当接可能な面を有するブロック状の形態とされている。被係止部を係止した係止部に対し案内部が係止部の長さ方向に沿って当接することにより、係止部の撓み動作が抑えられるため、係止部と被係止部との係止状態を安定して維持することができる。
前記噛合部及び前記被噛合部は、それぞれ、前記案内部及び前記案内溝と一体に設けられている。案内部及び案内溝に噛合部及び被噛合部が一体に設けられているため、スペース効率により優れ、ホルダの小型化により良好に対応することができる。
<実施例>
本発明の実施例を図1〜図9によって説明する。本実施例のコネクタは、コネクタハウジング10と、コネクタハウジング10に組み付けられる一対のゴム栓60と、コネクタハウジング10に組み付けられ、コネクタハウジング10との間にそれぞれのゴム栓60を挟むように保持する一対のホルダ70とを備えている。コネクタハウジング10は、相手コネクタハウジング50と嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については両コネクタハウジング10、50が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前方とし、上下方向については、図4を除く各図を基準とする。
相手コネクタハウジング50は合成樹脂製であって、図2に示すように、図示しない相手端子金具を収容可能な複数の相手キャビティ51を有するブロック状の端子収容部52と、端子収容部52の前端外周から前方に突出する筒状のフード部53とを有している。各相手キャビティ51には、この相手キャビティ51に正規挿入された相手端子金具を抜け止めして係止可能な相手ランス54が撓み可能に突出して設けられている。端子収容部52には、この端子収容部52の前面を覆うように前方から相手リテーナ55が組み付けられる。相手リテーナ55は相手端子金具を係止した相手ランス54の撓み空間に進入して相手ランス54の撓み動作を規制する相手規制片56を有している。また、フード部53の上壁上面には、ロック部57が突設されている。なお、相手端子金具は、前方に雄タブを突出させた雄型端子金具として構成される。相手端子金具が端子収容部52に収容されると、フード部53内に雄タブが突出して配置される。
コネクタハウジング10は合成樹脂製であって、図2に示すように、図示しない端子金具を収容可能な複数のキャビティ11を有するブロック状のハウジング本体12と、ハウジング本体12の周囲を取り囲む筒状の嵌合部13とを有している。
図9に示すように、各キャビティ11は、ハウジング本体12において上下2段に分かれて配置されている。ハウジング本体12は、上段の各キャビティ11と下段の各キャビティ11とをそれぞれ個別に包囲する上下一対のキャビティタワー14と、上下方向略中央部において両キャビティタワー14を連結する連結部15とを有している。連結部15には、ハウジング本体12の前後両面に開口するスリット状に肉抜き部16が設けられている。また、ハウジング本体12には、上下一対のキャビティタワー14を挟んだ幅方向両側に、大型のキャビティ17が設けられ、これら大型のキャビティ17を個別に包囲する上下一対ずつの筒部18が設けられている。
図2に示すように、各キャビティ11には、このキャビティ11に正規挿入された端子金具を抜け止めして係止可能なランス19が突出して設けられている。ハウジング本体12には、このハウジング本体12の前面を覆うように前方からリテーナ20が組み付けられる。リテーナ20は、端子金具を係止したランス19の撓み空間に進入してランス19の撓み動作を抑える規制片21を有している。
図2に示すように、ハウジング本体12の上方には、ロックアーム22が設けられている。ロックアーム22は、ハウジング本体12の上面から立ち上がる脚部23と、脚部23の上端から前後両方向に延びるアーム部24とからなる。アーム部24は脚部23を支点として揺動変位可能(弾性変位可能)とされている。そして、アーム部24には、前後方向に延びてこのアーム部24の後端に開口するロック孔25が設けられ、前端部に、ロック孔25の前方を閉じるロック本体26が設けられている。図9に示すように、嵌合部13の上部には、ロックアーム22を挟んだ両側に一対の保護壁27が設けられ、両保護壁27間に、ロックアーム22が露出して配置されている。
また、図2に示すように、ハウジング本体12の外周面には、シールリング28が嵌着される。両コネクタハウジング10、50が嵌合されると、ハウジング本体12と嵌合部13との間にフード部53が進入し、フード部53とハウジング本体12との間にシールリング28が弾性的に挟持されて、両コネクタハウジング10、50が液密にシールされるようになっている。また、ハウジング本体12の後端部には、上下一対の収容凹部29が両キャビティタワー14のそれぞれの後面に開口して設けられている。両収容凹部29には、それぞれ、後方からゴム栓60が収容される。
ゴム栓60は、シリコンゴム等のゴム製であって、全体として横長のマット状をなし、図2に示すように、収容凹部29に収容された状態で各キャビティ11と連通する位置に、複数のシール孔61を有している。ゴム栓60の外周面には、前後方向に複数条の外周リップ62が周回して設けられている。ゴム栓60が収容凹部29に収容されると、各外周リップ62が収容凹部29の内周面に弾性的に密着して、収容凹部29内が液密にシールされる。
図2に示すように、ゴム栓60のシール孔61には、後方からホルダ70の後述するダミー栓71が挿入される。そして、ゴム栓60のシール孔61の内周面には、前後方向に複数条の内周リップ63が周回して設けられている。ホルダ70の組み付けに伴い、ダミー栓71がシール孔61に挿入されると、各内周リップ63がダミー栓71の外周面に弾性的に密着して、ダミー栓71の外周が液密にシールされる。なお、ゴム栓60のシール孔61には、端子金具に接続された図示しない電線が挿入されることもある。この場合は、各内周リップ63が電線の外周面に弾性的に密着して、電線の外周が液密にシールされた状態となる。
ここで、両収容凹部29に収容されたゴム栓60は、互いに同一形状で構成される。また、両収容凹部29に収容されたゴム栓60は、連結部15を挟んで上下方向に互いに隣接して並列に配置されるようになっている。なお、端子金具は、筒状の端子本体を有する雌型端子金具として構成される。両コネクタハウジング10、50が正規嵌合されると、端子本体に相手端子金具の雄タブが挿入されて接続されるようになっている。
続いて、ホルダ70について説明する。ホルダ70は合成樹脂製であって、図7及び図8に示すように、全体として横長の形態をなし、両収容凹部29に収容されたゴム栓60毎に対をなして設けられている。図2に示すように、ホルダ70は、ハウジング本体12に後方から組み付けられ、ハウジング本体12の収容凹部29の前面(奥面)との間に、対応するゴム栓60を挟むように保持する。なお、本実施例の場合、単体のホルダ70によって、両ゴム栓60のうちの一方のゴム栓60のみを保持する構成であってもよく、両ホルダ70を連結状態で用いるのか単体状態で用いるのかを使用極数に応じて適宜選択することが可能となっている。
図3、図5及び図6に示すように、両ホルダ70は、組み付け時に上下方向で互いに隣接して並列に配置され、上下方向で対向する対向面72(上側のホルダ70の下面及び下側のホルダ70の上面)に、相互の離脱を規制する離脱規制構造(後述する係止部83、被係止部89、噛合部80及び被噛合部86等)を有している。また、両ホルダ70は、互いに同一形状で構成され、背面視において両対向面72の幅方向中央部(左右方向中央部)を点対称中心40とする点対称の位置関係でハウジング本体12に組み付けられる。
具体的には、ホルダ70は、図4、図7及び図9に示すように、ホルダ本体73と、ホルダ本体73の左右両側縁から側方に張り出す一対の張出部74とを有している。ホルダ70の左右両側には、両張出部74の張り出し端部に、一対のホルダロック部75が設けられている(図6を参照)。両ホルダロック部75がハウジング本体12側の図示しない被ホルダロック部に弾性的に係止されることにより、ホルダ70がハウジング本体12に抜け止めして保持されるようになっている。図4に示すように、両張出部74は、ホルダ本体73の前部に連設され、図1に示すように、内部に、組み付け時に大型のキャビティ17が臨む円形の挿通孔76が貫設されている。
図7及び図8に示すように、ホルダ本体73は、収容凹部29に収容されたゴム栓60の各シール孔61と連通する位置に、複数の貫通孔77を有している。そして、ホルダ本体73には、各貫通孔77の内面に連結された状態で前方に突出するピン状のダミー栓71が設けられている。ホルダ70がハウジング本体12に組み付けられると、ホルダ本体73がゴム栓60の後面を覆い、各ダミー栓71が対応するシール孔61に液密に挿入されるようになっている。なお、ダミー栓71は、ホルダ本体73との連結部位を切断することにより、対応する貫通孔77から解離させることが可能となっている。
図7及び図8に示すように、ホルダ本体73の対向面72には、案内部78と案内溝79とが幅方向に交互に並んで設けられている。案内部78は、前後方向に延びる略角ブロック状の形態とされ、案内溝79は、前後方向に延びて案内部78が嵌合可能な断面略角凹状の形態とされている。案内部78と案内溝79とは、それぞれ、ホルダ本体73の点対称中心40(幅方向中心)を挟んだ両側に対をなして設けられている。
図8に示すように、案内部78は、隣接する案内溝79間で断面略T字形及び略L字形に区画されたレール状の噛合部80として構成される。噛合部80は、幅方向にほぼ沿って配置される平板状の天板部81を有している。図4に示すように、天板部81の外側の側縁には、この側縁に沿って前後方向に片持ち状に延び、内側に位置するスリット溝82との間に撓み変形可能とされる係止部83が設けられている。係止部83の後端には、係止突起84が外側に突出して設けられている。また、天板部81の内側の後端角部には、略角凹状の被当止部85が切り欠くようにして設けられている。
また、図8に示すように、案内溝79は、隣接する案内部78間で断面略T字形及び略L字形に区画されたレール溝状の被噛合部86として構成される。被噛合部86は、ホルダ本体73の点対称中心40を挟んだ両側において噛合部80と嵌合して噛合可能な形態をなし、幅方向にほぼ沿った嵌合溝部87を有している。案内部78には、嵌合溝部87の後端を塞ぐ当止部88が設けられている。また、図4に示すように、案内部78の後端角部には、嵌合溝部87を挟んで当止部88と対向する位置に、略角凹状の被係止部89が切り欠くようにして設けられている。
ここで、噛合部80と被噛合部86とは、それぞれ、ホルダ本体73の点対称中心40(幅方向中心)を挟んだ両側に対をなして設けられている。また、係止部83と被係止部89とは、それそれ、ホルダ本体73の幅方向中心を挟んだ両側に対をなして設けられている。また同様に、当止部88と被当止部85とは、それぞれ、ホルダ本体73の幅方向中心を挟んだ両側に対をなして設けられている。
次に、本実施例のコネクタの作用を説明する。
上下一対のホルダ70を組み付けるに際し、両ホルダ70の相互の対向面72を互いに摺り合わせるように両ホルダ70をスライドさせる。具体的には、下側のホルダ70に、この下側のホルダ70とは点対称の関係となるように下側のホルダ70に対して上側のホルダ70を反転させ、その状態で上側のホルダ70の対向面72を下側のホルダ70の対向面72に対して前方から後方へ向けて摺り合わせる(図3〜図5を参照)。両ホルダ70がスライドする過程では、案内部78(詳細には一方のホルダ70の案内部78であって噛合部80と同義)が案内溝79(詳細には他方のホルダ70の案内溝79であって被噛合部86と同義)に嵌合されて案内溝79の溝面(案内部78の側面でもある)を摺動するとともに、係止突起84が同じく案内溝79の溝面を摺動して係止部83がスリット溝82を狭めるように撓み変形させられる。
両ホルダ70が正規の組み付け位置に至ると、係止部83の弾性的な復帰動作を伴ったあと係止突起84が被係止部89に嵌まり込み、これによって上側のホルダ70が下側のホルダ70に対し前方へ抜け出るのが規制される(図4を参照)。そして、弾性復帰した係止部83がその係止部83の長さ方向(前後方向)に沿って案内部78の側面に当接可能に配置されることにより、係止部83のスリット溝82側とは反対側への弾性撓みが規制され、係止部83が案内溝79の内部に安定して配置される。また、両ホルダ70が正規の組み付け位置に至ると、当止部88に被当止部85が当て止めされ、上側のホルダ70が下側のホルダ70に対し後方へ抜け出るのが規制される。これにより、両ホルダ70が前後方向への移動を規制された状態となる。
さらに、両ホルダ70が正規に組み付けられた状態においては、案内部78が案内溝79に嵌合された状態が保たれ、両ホルダ70が幅方向への移動を規制された状態となる(図4を参照)。さらにまた、嵌合溝部87に天板部81が嵌合された状態で、噛合部80と被噛合部86とが上下方向(両ホルダ70の並び方向)に噛み合うことにより、両ホルダ70が上下方向への離脱を規制された状態となる(図5を参照)。
上記により、両ホルダ70が一体に連結された状態で位置ずれすることなく保持される。その後、コネクタハウジング10のハウジング本体12に、後方から連結状態にある両ホルダ70を一括して組み付ける(図1を参照)。両ホルダ70がハウジング本体12に一斉に組み付けられると、図示しない被ホルダロック部にホルダロック部75が弾性的に係止され、両ホルダ70がハウジング本体12に保持される。そして、両ホルダ70がハウジング本体12に保持された状態で、両ホルダ70がそれぞれに対応するゴム栓60をハウジング本体12との間に挟み込むことにより、両ゴム栓60のハウジング本体12からの抜け出しが規制される(図2を参照)。
続いて、相手コネクタハウジング50にコネクタハウジング10を正対させ、両コネクタハウジング10、50を互いに嵌合させる。両コネクタハウジング10、50が正規嵌合されると、フード部53のロック部57がロックアーム22のロック孔25に弾性的に嵌り込み、ロック部57がロックアーム22のロック本体26に係止可能に配置されることで、両コネクタハウジング10、50が嵌合状態に保持される(図2を参照)。
以上説明したように、本実施例によれば、上下一対のホルダ70を点対称の位置関係で組み付けることにより、噛合部80に被噛合部86が噛み合って両ホルダ70が上下方向(並び方向)に離脱するのが規制されるとともに、係止部83に被係止部89が係止されて両ホルダ70が並び方向と直交する組み付け方向(前後方向)に離脱するのが規制されるため、両ホルダ70が互いに連結されて一体に取り扱うことが可能となる。この場合に、両ホルダ70が互いに同一形状をなすため、使用に際して両ホルダ70を構造的に識別する必要がなく、汎用性に富む。
また、両ホルダ70を組み付ける過程において、案内部78が案内溝79を摺動することにより、両ホルダ70のスライド動作の円滑性が担保される。しかも、案内部78には、係止部83、被係止部89、噛合部80及び被噛合部86が一体に設けられているため、ホルダ70全体としてスペース効率に優れ、ホルダ70の大型化を回避することができる。
さらに、ブロック状の案内部78の側面に、被係止部89を係止した係止部83がその長さ方向(前後方向)に沿って当接することにより、係止部83が撓み変形するのが抑えられるため、係止部83と被係止部89との係止状態を安定して維持することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)係止部、被係止部、噛合部及び被噛合部が案内部とは別に設けられるものであってもよい。
(2)ホルダから案内部及び案内溝を省略してもよい。
(3)両ホルダの並び方向が幅方向に設定されていてもよい。
10…コネクタハウジング
40…点対称中心
50…相手コネクタハウジング
60…ゴム栓
61…シール孔
70…ホルダ
72…対向面
78…案内部
79…案内溝
80…噛合部
83…係止部
86…被噛合部
89…被係止部

Claims (4)

  1. コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに組み付けられ、互いに隣接して並列に配置される一対のゴム栓と、前記コネクタハウジングとの間に前記ゴム栓を挟むように前記コネクタハウジングに後方から組み付けられ、それぞれのゴム栓と対応する位置に、互いに隣接して並列に配置される一対のホルダとを備えたコネクタであって、
    前記一対のホルダは、互いに同一形状で、背面視した場合に点対称に配置され、組み付け時に互いに対向する面のうち、点対称中心を挟んだ両側の位置に、噛合部とその噛合部に対し前記一対のホルダの並び方向で噛み合うことが可能な形態をなす被噛合部とがそれぞれ設けられているとともに、同じく点対称中心を挟んだ両側の位置に、係止部とその係止部に対し前記一対のホルダの並び方向と直交する組み付け方向で弾性的に係止されることが可能な形態をなす被係止部とがそれぞれ設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記一対のホルダは、組み付け時に互いに対向する面のうち、点対称中心を挟んだ両側の位置に、前記組み付け方向に延びる案内溝とその案内溝に組み付け時に嵌合可能な形態をなす案内部とがそれぞれ隣接して設けられ、前記係止部及び前記被係止部は、いずれも前記案内部に一体に設けられ、且つ前記案内溝を臨む位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記係止部が撓み変形可能とされ、前記案内部は、前記被係止部を係止した前記係止部に対し長さ方向に沿って当接可能な面を有するブロック状の形態とされていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記噛合部及び前記被噛合部は、それぞれ、前記案内部及び前記案内溝と一体に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載のコネクタ。
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