JP2023026585A - 携帯用切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】倒立させた状態において、鉛直方向に対するハンドル部の傾きが小さい携帯用切断機を提供すること。【解決手段】電動モータを駆動源とする携帯用切断機1であって、ハンドル部7を前後方向に延在させ、ベース部2前部の第1当接部36aと、ハンドル部7前部の第2当接部7bと、第3当接部46aとの3点を載置面Eに当接させて倒立可能となっている。第3当接部46aを、モータハウジング6上部に、水平な仮想平面に対して上方に配置した。【選択図】図10

Description

この発明は、携帯用切断機に関し、詳しくは、電動モータを駆動源とする携帯用切断機に関する。
従来、電動モータを駆動源として各種の刃具を駆動させて被切断材を切断可能な携帯用切断機(例えば、丸鋸刃を刃具とする携帯用マルノコ、ダイヤモンドホイールを刃具とするカッタ、糸鋸刃を刃具とするジグソー等)が既に知られている。ここで、下記特許文献1には、裏返した3点(モータハウジングの反鋸刃側端部、ハンドル前部、ベース前部)を所望する載置面に当接させて倒立可能(逆さ置き可能)となっている携帯用切断機101が開示されている(図17参照)。
特開2007-125796号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、倒立させた状態の携帯用切断機101のハンドル部107の長手方向は、鉛直方向に対して大きく傾いていた。そのため、この倒立させた状態の携帯用切断機101のハンドル部107を作業者が握り難いという問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、倒立させた状態において、鉛直方向に対するハンドル部の傾きが小さい携帯用切断機を提供することである。
本開示の1つの特徴によると、電動モータを駆動源とする携帯用切断機であって、ハンドル部を前後方向に延在させ、ベース部前部の第1当接部と、ハンドル部の前部の第2当接部と、第3当接部との3点を載置面に当接させて倒立可能となっている。第3当接部を、モータハウジング上部に設けた。具体的に言えば、第3当接部の上下方向の位置は、モータハウジングの上部にあって、水平な仮想平面に対して上方に配置した。
そのため、裏返した3点(第1当接部、第2当接部、第3当接部)を支持点として携帯用切断機を載置面に当接させて倒立させることができる(上下に逆さ置きできる)。このように倒立させることができると、この倒立させた携帯用切断機のハンドル部の長手方向は、載置面に対して略直交(例えば、80°前後)する格好となっている。すなわち、この倒立状態において、鉛直方向に対するハンドル部の長手方向の傾きを小さく(例えば、10°前後)できる。したがって、中断した切断作業を再開するとき、この倒立させた状態の携帯用切断機のハンドル部を作業者が握り易い、という作用効果を得ることができる。
本開示の他の特徴によると、第3当接部の前後方向の位置は、電動モータの駆動軸よりも前方とした。
そのため、携帯用切断機を倒立させた状態において、鉛直方向に対するハンドル部の長手方向の傾きをより小さくできる。したがって、中断した切断作業を再開するとき、この倒立させた状態の携帯用切断機のハンドル部を作業者がより握り易い、という作用効果を得ることができる。
また、本開示の他の特徴によると、第3当接部の左右方向の位置は、正面視でベース反刃具側側面よりも反刃具側とした。
そのため、携帯用切断機をバランスよく倒立させることができる。
また、本開示の他の特徴によると、第3当接部は、モータハウジングから突出した突起とした。
そのため、モータハウジングに対して突起が別体を成すように形成され、この別体を成すように形成された突起がモータハウジングに対して後付けされる場合と比較すると、突起において、十分な強度を確保できる。
また、本開示の他の特徴によると、突起は、略台形または略三角形とした。
そのため、突起において、より十分な強度を確保できる。
実施形態に係る携帯用マルノコの斜視図である。 図1の携帯用マルノコの平面図である。 図1の携帯用マルノコの前面図である。 図1の携帯用マルノコの右側面図である。 図1の携帯用マルノコの後面図である。 図1の携帯用マルノコの左側面図である。 図4のVII-VII線断面図である。 図2のVIII-VIII線断面図である。 図1の携帯用マルノコを前側から見た斜視図であり、摺動プレートを取り付ける前の状態を示している。 図9の携帯用マルノコの右側から見た斜視図であり、地面に倒立させた状態を示している。 図10の携帯用マルノコを後側から見た斜視図である。 図9のベースの分解斜視図である。 図2のXIII-XIII線断面図である。 図2のXIV-XIV線断面図である。 図15の一部拡大図である。 メインベースに対するサブベースの組み付けの他の実施形態を説明する図である。 従来技術の携帯用切断機の斜視図であり、倒立させた状態を示している。
以下、本発明を実施するための形態を、図1~15を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『携帯用切断機』の例として、『携帯用マルノコ1』を説明する。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向を示している。すなわち、前の方向が、携帯用マルノコ1の切断方向(進行方向)を示している。
はじめに、携帯用マルノコ1と、この携帯用マルノコ1のベース2の摺動面2b(下面)に取り付けられる摺動プレート70とを個別に説明する。
最初に、図1~9を参照して、携帯用マルノコ1から説明する。この携帯用マルノコ1は、切断作業を行う際に切断対象となる被切断材(例えば、木材等)の上面に押し当てて摺動させる摺動面2bを有する略矩形板状のベース2と、このベース2の上に電動モータ(ブラシレスモータ)4を駆動源として回転駆動する円盤形状のノコ刃5を備えたマルノコ本体3とから構成されている(図1~6参照)。
一方、このマルノコ本体3は、電動モータ4を収容したモータハウジング6と、このモータハウジング6に締結され前後方向に延在するハンドルハウジング7(ハンドル部)と、ハンドルハウジング7に締結されるギヤハウジング8とから構成されている。このモータハウジング6に収容されている電動モータ4の駆動軸9の両端は、ベアリング10、11によって軸受けされた状態となっている(図7参照)。この駆動軸9の右側のベアリング10は、後述するギヤハウジング8に組み付けられている。
また、この駆動軸9の左側のベアリング11は、モータハウジング6の内面に組み付けられている。これらにより、電動モータ4の駆動軸9を滑らかに回転させることができる。また、この電動モータ4の駆動軸9には、冷却ファン12が組み付けられている。これにより、電動モータ4を駆動させると、その駆動軸9の回転によって冷却ファン12も回転して、電動モータ4を冷却できる。
このモータハウジング6の突出側(左側)の先端には、この突出方向に向けて円弧状のリブ6bが形成されている。これにより、バッテリーパック31を取り外すと、リブ6bの先端6cによって携帯用マルノコ1を左倒れの横向きに立たせることができる。そのため、携帯用マルノコ1のノコ刃5の交換作業を行い易い。なお、このリブ6bの前後には、切欠6dが形成されている。そのため、携帯用マルノコ1を左倒れの横向きに立たせたとき、リブ6bに囲まれる空間が閉塞されることがない。したがって、この横向きに立たせたとき、間違って電動モータ4を駆動させてしまったとしても、吸気口6aから空気を吸い込むことによって床に吸い付くことを防止できる。
このハンドルハウジング7は、その上側が作業者の一方の手で把持可能に前後方向に延在する把持部7aを有するように略ループ状に形成されている(図1参照)。この把持部7aが、特許請求の範囲に記載の「ハンドル部」に相当する。この把持部7aのループの内側には、ハンドルハウジング7に収容されたスイッチ(図示しない)を動作(ON)させるために作業者が引き込み操作可能なトリガ41が組み付けられている。
この把持部7aの前側には、トリガ41の引き込み操作を有効にするロックオフボタン26が設けられている。このロックオフボタン26には、ハンドルハウジング7から左右に突出する操作部26a、26bが設けられている。このロックオフボタン26は、その一方の操作部26a(操作部26b)が押し込み操作されると、他方の操作部26b(操作部26a)が押し出されるように構成されている。これにより、トリガ41のロックオフ状態が解除されて、トリガ41の引き込み操作が有効となる。例えば、図3、5の想像線では、この左右の操作部26a、26bのうち、右の操作部26bを押し込み操作して、左の操作部26aが押し出された状態を示している。
また、この左右の操作部26a、26bは、それぞれ円筒形状を傾斜した平面で切断した形状であり、その間の中間部によって一体となっている。操作部26a、26bをさらに具体的に説明すれば、上下方向において、下側に対して上側が切り欠かれた傾斜面26cを成すように形成されている。これにより、指先の先端表面を無理なく操作部26aまたは操作部26bに当接させやすくなる。そうすることで、左右方向に水平に移動操作が必要なロックオフボタン26に対して、厳密に左右方向に操作するのではなく、少し下方向へ力を入れながら左右方向に操作する場合においても、違和感なく操作できる。
また、ハンドルハウジング7の下方側には、コントローラ27が収容されている。このコントローラ27は、上述した電動モータ4、スイッチ及び後述する電源部30(バッテリーパック31)に対してリード線(図示しない)を介して接続されている。これにより、作業者がトリガ41を引き込み操作すると、電動モータ4を駆動させることができる。なお、このコントローラ27には、センサ基板4cで検知された回転子4bの回転位置情報に基づいて制御信号を送信する制御回路、この制御回路から受信した制御信号に基づいて電動モータ4の電流をスイッチングする駆動回路、及びバッテリーパック31の状態の検出結果に応じて過放電または過電流状態とならないように電動モータ4への電力供給を遮断するオートストップ回路等が搭載されている。
また、モータハウジング6の後方側には、電源部30が設けられ、この電源部30には、バッテリーパック31がスライドによって取り付け取り外し可能となっている(図1参照)。このスライドによるバッテリーパック31の取り付け方向は、左側から右側へとなっており、このスライドによるバッテリーパック31の取り外し方向は、右側から左側へとなっている。これにより、バッテリーパック31の取り付け取り外しを簡便に実施できる。
このギヤハウジング8は、ノコ刃5の略上半分を覆う固定カバー8aの左側部に一体に設けられている。このギヤハウジング8に収容されている中間軸14の両端は、ベアリング15、16によって軸受けされた状態となっている(図7参照)。このベアリング15、16は、ギヤハウジング8の内面に組み付けられている。これにより、ギヤハウジング8に収容されている中間軸14を滑らかに回転させることができる。また、この中間軸14には、駆動軸9に形成された1番ギヤ13に噛み合い可能な2番ギヤ17が設けられている。
また、このギヤハウジング8に収容されている最終軸(出力軸)19の両端は、ベアリング20、21によって軸受けされた状態となっている。この最終軸19の先端側のベアリング20は、円筒形の軸部23を有するベアリングボックス22を介してギヤハウジング8に収容されている。また、この最終軸19の基端側のベアリング21は、ギヤハウジング8の内面に組み付けられている。これにより、ギヤハウジング8に収容されている最終軸19を滑らかに回転させることができる。
また、この最終軸19には、中間軸14の外周面に形成された3番ギヤ18に噛み合い可能な4番ギヤ24がキー結合されている。なお、上述したノコ刃5は、最終軸19の先端に直交するようにボルト25を介して締結されている。これにより、電動モータ4を駆動させると、駆動軸9、中間軸14及び最終軸19を介してノコ刃5を回転させることができる。
また、固定カバー8aの前方側には、円弧形状のガイド溝35bを有するアンギュラプレート35が固定ねじ35cおよび35dによってベース2の上面2aに組み付けられている。この構造を具体的に説明すると、アンギュラプレート35の下端に左右に2箇所上下方向にめねじが設けられ、さらにベースの対応する位置に透孔が設けられ、ベース2の下方から固定ねじ35cおよび35dが挿入されることで取付けられる。右側の固定ねじ35cのベースの透孔は小さい径となっており、固定ねじ35cのねじ部とのクリアランスはごくわずかである。左側の固定ねじ35dのベースの透孔は固定ねじ35dのねじ部に対して半径で1mm程度大きい孔となっている。これらの構造によって、アンギュラプレート35は固定ねじ35cを中心に回転させることができ、ベース2に対する平行度調整が可能になっている。このアンギュラプレート35には、ガイド溝35bに沿った任意の位置で固定可能に平面視U字形状のブラケット32が支持軸35aを介して連結されている(図2~3参照)。このブラケット32の任意の位置の固定は、レバー36の締め操作によって行うことができる。また、この固定カバー8aは、その前端がブラケット32に対して支軸33によって上下方向に揺動可能に組み付けられている(図2、4参照)。
一方、この固定カバー8aの後方側には、ねじ孔8bを介して左方に向けて突出するガイドボルト8cが締め込まれている(図8参照)。また、この固定カバー8aの後方側でも、アンギュラプレート38がベース2の上面2aに立設されている(図2、5参照)。このアンギュラプレート38には、ガイド溝38aに沿った任意の位置で固定可能に平面視U字形状のブラケット37が支持軸35aを介して連結されている。このブラケット37の任意の位置の固定は、摘みねじ38bの締め操作によって行うことができる。
このブラケット37には、固定カバー8aの側方で前方へ向かって円弧形状にカーブするガイド溝39aを有するデプスガイド39が支軸37aを介して連結されている。このデプスガイド39のガイド溝39aには、リング材8dを挿し込んだ状態のガイドボルト8cが挿し込まれている(図8参照)。このガイドボルト8cには、圧縮ばね8eが挿し込まれた状態でレバー8fを有するナット8gが締め付けられている。この圧縮ばね8eの内径は、ガイドボルト8cの外径より僅かに大きく設定されている。そのため、この挿し込まれた状態の圧縮ばね8eがガタツクことを防止できる。
また、この圧縮ばね8eの自由長は、デプスガイド39の厚み長より長く設定されている。そのため、このレバー8fを操作してナット8gを締め付けると、圧縮ばね8eの両端がリング材8dとナット8gとに当接する。したがって、この当接した圧縮ばね8eを撓ませることができる。なお、このレバー8fを操作してナット8gを締め付けると、デプスガイド39のガイド溝39aに沿った任意の位置で固定カバー8aを固定できる(図5参照)。よって、マルノコ本体3は、デプスガイド39に沿った固定カバー8aの結合位置(クランプ位置)を変更することで、支軸33を中心として揺動させて、ノコ刃5のベース2下方への突出量(ノコ刃5の切り込み深さ)が調整可能となる。
一方、このレバー8fを操作してナット8gを緩めると、圧縮ばね8eの復元力によってナット8gからリング材8dを遠ざけることができる(図8参照)。そのため、ナット8gとデプスガイド39との間およびデプスガイド39とリング材8dとの間に隙間を確保できる。したがって、ナット8gとデプスガイド39との間およびデプスガイド39とリング材8dとの間に生じる摩擦抵抗を減らすことができる。結果として、支軸37aを中心としたデプスガイド39の昇降を滑らかに実施できる。すなわち、ベース2に対するマルノコ本体3の揺動性を高めることができる。
また、レバー36を緩めてアンギュラプレート35に対するブラケット32の固定位置を変更することで、マルノコ本体3を、支持軸35aの軸回りにノコ刃5がベース2と直交する直角位置から右側へ傾動してノコ刃5がベース2と、例えば約45°の角度で傾斜する最大傾斜位置までの任意の傾斜角度で固定可能となっている。なお、ベース2の前端には、ノコ刃5の直角(0°)位置と約45°位置で側縁が各々ノコ刃5の延長上に位置するガイド部40が形成されており、被切断材の上面に表記した墨線にガイド部40の側縁を合わせることで、墨線に沿った切断が容易に可能となっている。また、逆傾斜切替レバー54を上面視で時計方向に回転させると-15°まで逆傾斜可能である。逆傾斜切替レバー54は固定ねじ55を中心に回転可能になっており、固定ねじ55にねじりばね56が設けられ、反時計方向に付勢されている。したがって、マルノコ本体3を逆傾斜状態から直角に戻すと、自動的に逆傾斜切替レバー54が反時計方向に回転して元の状態に戻る。
また、上述した固定カバー8aの下側には、可動カバー50が組み付けられている(図7参照)。この可動カバー50は、ギヤハウジング8のベアリングボックス22の軸部23に挿込孔71が挿し込まれる格好でベアリングボックス22に組み付けられている。これにより、ベアリングボックス22の軸部23の外周面23aに対して可動カバー50の挿入孔51の内周面52が摺動するため、このベアリングボックス22(ギヤハウジング8)に対して可動カバー50を回転させることができる。また、ギヤハウジング8の固定カバー8aの引っ掛け孔(図示しない)と可動カバー50の引っ掛け孔(図示しない)との間には引っ張りばね53が掛け留めされている。この引っ張りばね53は、可動カバー50を閉じ側に作用させるものである。
なお、上述したモータハウジング6の左前側には、上方に向けて突出する角体45が一体を成すように形成されている(図1、9参照)。この角体45が、特許請求の範囲に記載の「突起」に相当する。この角体45は、側面視において、略台形を成すように形成されている(図6参照)。角体45の左側面である左面49には、凹部49aが設けられている。この角体45の上面46は略矩形を成しており(図2参照)、この矩形の四つの角のうち、左前の角を説明の便宜上、第1角46aと記すこととする。
なお、図6からも明らかなように、モータハウジング6の角体45の第1角46aの前後方向の位置は、電動モータ4の駆動軸9よりも前方となるように設定されている。また、図3からも明らかなように、モータハウジング6の角体45の第1角46aの左右方向の位置は、正面視でベース2におけるノコ刃5の反対側の側面(ベース2の左側面)よりもノコ刃5の反対側(左側)となるように設定されている。角体45の前面47には、凹部47aが設けられている。また、前面47に隣接して右方かつ後方に右前斜面48があり、その右前斜面48にも前方に開放する凹部48aが設けられている。
このように角体45が形成されていると、図10に示すように、裏返した3点(アンギュラプレート35のレバー36の先端36aと、ハンドルハウジング7の前傾斜部7bと、モータハウジング6の角体45の第1角46a)を支持点として携帯用マルノコ1を地面Eに当接させて倒立させることができる(上下に逆さ置きできる)。これら「レバー36の先端36a」と、「ハンドルハウジング7の前傾斜部7b」と、「角体45の第1角46a」とが、特許請求の範囲に記載の「第1当接部」と、「第2当接部」と、「第3当接部」とに相当する。
この3点を支持点として携帯用マルノコ1を倒立させることにより、この携帯用マルノコ1の倒立状態において、ハンドルハウジング7の把持部7aの長手方向を地面Eに対して略直交(例えば、80°前後)にできる(図11参照)。すなわち、この倒立状態において、鉛直方向に対するハンドルハウジング7(把持部7a)の傾きを小さく(例えば、10°前後)できる。このように傾きを小さくできても、例えば、モータハウジング6そのものの左側の張出量(突出量)を大きくなることがない。したがって、携帯用マルノコ1の左右方向が大型化することを防止できる。
なお、切断作業の中断により携帯用マルノコ1を仮置きした後に、この中断した切断作業を再開する時、この作業者の後方に倒立させた(逆さ置きした)携帯用マルノコ1のハンドルハウジング7の把持部7aを握り易い、という作用効果を得ることができる。また、このように角体45が形成されていると、作業者が切断作業をしている時、この角体45をハンドルハウジング7の把持部7aを握る手の反対の手の指当て部位(サブグリップ部)として使用できる。そのため、携帯用マルノコ1による切断作業を安定させることができる、という作用効果を得ることができる。
また、上述したベース2は、マルノコ本体3が取り付けられているメインベース2xと、このメインベース2xの右側部に着脱可能なサブベース2yとから構成されている(図12参照)。なお、図12~15は、これらメインベース2xとサブベース2yとの説明に特化した図となっている。この図12から明らかなように、メインベース2xのアンギュラプレート35とアンギュラプレート38とには、対を成すようにボス2x1が設けられている。このボス2x1には、それぞれ右側に開口して凹部2x2が形成されている(図15参照)。
この凹部2x2は、図15からも明らかなように、前後方向が長手方向を成す長孔状に形成されている。詳しくは、この凹部2x2の上下方向の上下長さは、凸部2y3の上下方向の上下長さ(直径)よりごく僅かに大きく形成されている。また、この凹部2x2の前後方向の前後長さは、凸部2y3の前後方向の前後長さ(直径)より十分に大きく形成されている。
また、このボス2x1の凹部2x2の奥側(左側)には、後述する摘みねじ2zを締め込み可能なねじ孔2x3が凹部2x2と同心を成すように形成されている(図14参照)。なお、このメインベース2xは、アルミダイキャストによって一体的に成形されている。そのため、このメインベース2xの形状を精度よく仕上げることができる。また、このメインベース2xの摺動面2xx(下面)は、機械切削加工で平面を出している。
また、このメインベース2xの表面には、ニッケルメッキによる表面処理が施されている(摺動面2xxの機械切削加工の後に表面処理が施される)。これらアルミダイキャストによる一体的な成形、機械切削加工およびニッケルメッキによる表面処理は、後述するサブベース2yにおいても同様である。すなわち、後述するサブベース2yも、アルミダイキャストによって一体的に成形されている。また、サブベース2yの摺動面2yy(下面)も、機械切削加工で平面を出している。
一方、このサブベース2yの左前側と左後側には、メインベース2xの対を成すボス2x1に対向するように対を成すボス2y1が設けられている(図12参照)。このボス2y1には、摘みねじ2zを挿し込み可能な段差2y4を有する挿込孔2y2がメインベース2xの凹部2x2のねじ孔2x3と同心を成すように形成されている。この挿込孔2y2には、出口側(左側)から段差2y4までOリング2y5が挿し込まれた状態で出口側から突出するように円筒状の凸部2y3が圧入されている。この凸部2y3は、メインベース2xの凹部2x2に挿し込み可能にスリーブから構成されている。
また、このサブベース2yの右縁の前寄り位置には、前位置ライン2y6が記されている(図14参照)。この前位置ライン2y6は、切断作業にあたって、ノコ刃5が被切断材を切断開始する位置を示すものである。これにより、作業者はノコ刃5が被切断材を切断開始する位置を認識できる。これとは逆に、このサブベース2yの右縁の後寄り位置には、後位置ライン2y7が記されている。この後位置ライン2y7は、切断作業にあたって、ノコ刃5が被切断材を切断終了する位置を示すものである。これにより、作業者はノコ刃5が被切断材を切断終了する位置を認識できる。これと同じものが、メインベース2xの左縁にも記されている。
次に、メインベース2xにサブベース2yを組み付ける手順を説明する。まず、メインベース2xの対を成すボス2x1の各凹部2x2にサブベース2yの対を成すボス2y1の各凸部2y3を挿し込む作業を行う。次に、サブベース2yの対を成すボス2y1の各挿込孔2y2からOリング2y5と凸部2y3とに摘みねじ2zを挿し込む作業を行う。この凹部2x2の上下方向の上下長さは、凸部2y3の上下方向の上下長さ(直径)より僅かに大きく形成されている。そのため、この挿し込む作業を行うと、この挿し込みと同時にメインベース2xに対するサブベース2yの上下方向の位置決めを行うことができる。
したがって、メインベース2xにサブベース2yを組み付けたときの両ベース2x、2yの各摺動面2xx、2yyの面一の精度を簡単に確保できる。結果として、メインベース2xに対するサブベース2yの組み付け性を向上させることができる。このとき、摘みねじ2zは、Oリング2y5に圧入状態の挿し込みとなっている。そのため、挿し込んだ摘みねじ2zがOリング2y5から抜け難くできる。したがって、この摘みねじ2zがボス2y1の挿込孔2y2から抜け落ちることを防止できる。
次に、この挿し込んだ摘みねじ2zをメインベース2xの一対のボス2x1の各ねじ孔2x3に締め込む作業を行う。これにより、メインベース2xに対してサブベース2yを固定できる。すなわち、メインベース2xにサブベース2yを組み付けることができる(図13参照)。また、上述した作業の手順と逆の手順で作業を行うと、組み付けたサブベース2yをメインベース2xから取り外すことができる。
このサブベース2yを組み付けると、切断作業において、ノコ刃5の左側(内側)に被切断材に対する押し当て面(摺動面2xx)を確保できつつ、右側(外側)にも被切断材に対する押し当て面(摺動面2yy)を確保できる。したがって、切断作業において、携帯用マルノコ1の左右方向の安定性を確保できる。一方、このサブベース2yを取り外すと、切断作業において、被切断材の際(例えば、壁面に近い床面)を切断できる。したがって、所謂、際切りの便宜を図ることができる。なお、上述したようにメインベース2xとサブベース2yの形状を精度よく仕上げることができるため、メインベース2xの摺動面2xxに対してサブベース2yの摺動面2yyを面一にできる。携帯用マルノコ1は、このように構成されている。
摺動プレート70の両ガイド体72は、縦壁73と横壁74とから略逆L字状にそれぞれ形成されている。このように形成されていると、両ガイド体72の各縦壁73は、ベース2の前縁2c、後縁2dに対向する位置に上方に延びる形状となっている。また、この両ガイド体72の各横壁74は、互いが近づく方向に延びる形状となっている。この両ガイド体72により、ベース2の前縁2cと後縁2dとを挟み込むことができるため、このベース2に摺動プレート70を挿し込むことができる。なお、後のガイド体72の縦壁73には、ベース2に摺動プレート70を挿し込んだ状態において、両締結部材62の各六角孔63aに対応する位置に一対の挿入孔73aが形成されている。摺動プレート70は、このように構成されている。
締結部材62を緩める作業を行うと、この緩めた締結部材62の頭部63が摺動プレート70の後のガイド体72の縦壁73の内壁面73cを押圧する。すなわち、この締結部材62を緩めると、この緩めた締結部材62の頭部63が縦壁73の挿入孔73aの縁を押圧する。これと同時に、ベース2の前縁2cが摺動プレート70の前のガイド体72の縦壁73の内壁面73cを押圧する。これらの押圧量は、締結部材62の緩めまたは締め込みによって調整可能となっている。なお、この締結部材62の緩めまたは締め込み方向は、ベース2の上面2aの前後方向(平面方向)となっている。
そのため、この締結部材62を介してベース2と摺動プレート70の後のガイド体72とが突っ張る格好となる。したがって、ベース2と摺動プレート70との前後方向における相対移動が規制されるため、結果として、ベース2の摺動面2bに摺動プレート70が取り付けられる。このようにして携帯用マルノコ1のベース2の摺動面2bに摺動プレート70を取り付けることができる。なお、上述した作業の手順と逆の手順で作業を行うと、携帯用マルノコ1のベース2の摺動面2bから摺動プレート70を取り外すことができる。
最後に、摺動プレート70を取り付けた携帯用マルノコ1の動作を説明する。被切断材の上面に摺動プレート70の下面71a(樹脂シート75)を押し当てた状態でトリガ41を引き込む操作を行うと、スイッチが動作(ON)してバッテリーパック31から電動モータ4に電源が供給される。これにより、電動モータ4が駆動するため、駆動軸9、中間軸14及び最終軸19を介してノコ刃5が回転する。
このように摺動プレート70の下面71aを押し当てた状態のままノコ刃5を回転させつつ当該携帯用マルノコ1を被切断材の上面に対して摺動(スライド移動)させることで被切断材を切断できる。このとき、摺動プレート70の下面71aに貼り付けられた樹脂シート75によって、被切断材の上面と摺動プレート70の下面71aとの摺動性を高めることができる。そのため、被切断材の上面に対するマルノコ本体3を摺動させる摺動操作をスムーズに実施できる。したがって、被切断材の切断の作業性を高めることができる。
なお、このように切断していくと、被切断材が可動カバー50を押し当てるため、この押し当てられた可動カバー50は引っ張りばね53の付勢力に抗して回転していく。やがて、被切断材の切断が完了して、可動カバー50に対する被切断材の押し当てが解消されると、引っ張りばね53の復元力によって可動カバー50は閉じた状態に戻される。
また、既に説明したように、電動モータ4を駆動させると、その駆動軸9の回転によって冷却ファン12も回転する。すると、モータハウジング6の吸気口6aから外気が取り込まれる(図2参照)。この図2に示すように、この取り込まれた外気は、左側から右側へ流れることにより、固定子4aと回転子4bとを冷却させる。また、モータ冷却風は、バッフルプレート28の内周側からギヤハウジング8内を経て固定カバー8a内に吹き出される。モータ冷却風の一部は、バッフルプレート28の内周側を経てダクト29に吹き込まれる。
この図2からも明らかなように、ダクト29の先端側は、ガイド部40の方向を向いている。そのため、このダクト29に吹き込まれたモータ冷却風は、ベース2のガイド部40に向けて吹き出される。したがって、ダクト29から吹き出されたモータ冷却風により、ガイド部40に堆積する切断粉を吹き飛ばすことができる。また、固定カバー8a内に吹き出されたモータ冷却風により、切断部位Cに堆積する切断粉を吹き飛ばすことができる(図4参照)。これらの切断粉を吹き飛ばすことにより、作業者は切断部位Cに加えてガイド部40およびスミ線をはっきりと目視することができ、これにより、正確な切断作業を迅速に行うことができる。
本発明の実施形態の携帯用マルノコ1は、上述したように構成されている。この構成によれば、裏返した3点(アンギュラプレート35のレバー36の先端36aと、ハンドルハウジング7の前傾斜部7bと、モータハウジング6の角体45の第1角46a)を支持点として携帯用マルノコ1を地面Eに当接させて倒立させることができる(上下に逆さ置きできる)。このように倒立させることができると、この倒立させた携帯用マルノコ1のハンドルハウジング7の把持部7aの長手方向は、地面Eに対して略直交(例えば、80°前後)する格好となっている。すなわち、この倒立状態において、鉛直方向に対するハンドルハウジング7の把持部7aの長手方向の傾きを小さく(例えば、10°前後)できる。したがって、中断した切断作業を再開するとき、この倒立させた状態の携帯用マルノコ1のハンドルハウジング7の把持部7aを作業者が握り易い、という作用効果を得ることができる。また、このように角体45が形成されていると、作業者が切断作業をしている時、この角体45をハンドルハウジング7の把持部7aを握る手の反対の手の指当て部位として使用できる。そのため、携帯用マルノコ1による切断作業を安定させることができる。
また、この構成によれば、モータハウジング6の角体45の第1角46aの前後方向の位置は、電動モータ4の駆動軸9よりも前方となるように設定されている。そのため、携帯用マルノコ1を倒立させた状態において、鉛直方向に対するハンドルハウジング7の把持部7aの長手方向の傾きをより小さくできる。したがって、中断した切断作業を再開するとき、この倒立させた状態の携帯用マルノコ1のハンドルハウジング7の把持部7aを作業者がより握り易い、という作用効果を得ることができる。
また、この構成によれば、モータハウジング6の角体45の第1角46aの左右方向の位置は、正面視でベース2におけるノコ刃5の反対側の側面(ベース2の左側面)よりもノコ刃5の反対側(左側)となるように設定されている。そのため、携帯用マルノコ1をバランスよく倒立させることができる。
また、この構成によれば、モータハウジング6の左前側には、上方に向けて突出する角体45が一体を成すように形成されている。そのため、モータハウジング6に対して角体45が別体を成すように形成され、この別体を成すように形成された角体45がモータハウジング6に対して後付けされる場合と比較すると、角体45において、十分な強度を確保できる。
また、この構成によれば、角体45は、側面視において、略台形を成すように形成されている。そのため、角体45において、より十分な強度を確保できる。
また、この構成によれば、メインベース2xは、アルミダイキャストによって一体的に成形されている。このことは、サブベース2yにおいても同様である。そのため、サブベース2yにおいて、素材自体に精度を確保できる。また、サブベース2yにおいて、寸法精度を良く製作できる。したがって、メインベース2xにサブベース2yを組み付けたときの両ベース2x、2yの各摺動面2xx、2yyの面一の精度を確保できる。
また、この構成によれば、メインベース2xには、対を成すようにボス2x1が設けられている。このボス2x1には、それぞれ右側に開口して凹部2x2が形成されている。サブベース2yには、メインベース2xの対を成すボス2x1に対向するように対を成すボス2y1が設けられている。このボス2y1には、摘みねじ2zを挿し込み可能な段差2y4を有する挿込孔2y2がメインベース2xの凹部2x2のねじ孔2x3と同心を成すように形成されている。この挿込孔2y2には、出口側から突出するように円筒状の凸部2y3が圧入されている。そして、メインベース2xの対を成すボス2x1の各凹部2x2にサブベース2yの対を成すボス2y1の各凸部2y3を挿し込むことで、メインベース2xに対してサブベース2yを組み付け可能となっている。この凹部2x2の上下方向の上下長さは、凸部2y3の上下方向の上下長さ(直径)より僅かに大きく形成されている。そのため、この挿し込みを行うと、この挿し込みと同時にメインベース2xに対するサブベース2yの上下方向の位置決めを行うことができる。したがって、メインベース2xにサブベース2yを組み付けたときの両ベース2x、2yの各摺動面2xx、2yyの面一の精度を簡単に確保できる。結果として、メインベース2xに対するサブベース2yの組み付け性を向上させることができる。
また、この構成によれば、メインベース2xには、前後に対を成すように凹部2x2が設けられている。また、サブベース2yには、メインベース2xの凹部2x2に対向するように前後に対を成す凸部2y3が設けられている。すなわち、これら凹部2x2と凸部2y3とは、前後に2箇所設けられている。そのため、メインベース2xに組み付けたサブベース2yが前後方向において傾くことがない。したがって、メインベース2xに組み付けたサブベース2yの前後方向の傾きの精度を簡単に出すことができる。
また、この構成によれば、凸部2y3は、メインベース2xの凹部2x2に挿し込み可能にスリーブから構成されている。そして、サブベース2yの対を成すボス2y1の各挿込孔2y2からOリング2y5と凸部2y3であるスリーブとに摘みねじ2zが挿し込まれている。そのため、メインベース2xに対するサブベース2yの上下方向の位置決めを行う部材(凹部2x2と凸部2y3)と、摘みねじ2zとを一体的な構造で実施できる。
また、この構成によれば、サブベース2yの挿込孔2y2には、出口側(左側)から段差2y4までOリング2y5が挿し込まれた状態で出口側から突出するように円筒状の凸部2y3であるスリーブが圧入されている。このとき、摘みねじ2zは、Oリング2y5に圧入状態の挿し込みとなっている。そのため、挿し込んだ摘みねじ2zがOリング2y5から抜け難くできる。したがって、この摘みねじ2zがボス2y1の挿込孔2y2から抜け落ちることを防止できる。
また、この構成によれば、メインベース2xの凹部2x2は、前後方向が長手方向を成す長孔状に形成されている。そのため、サブベース2yに設けられる前後の凸部2y3のピッチ誤差を吸収できる。特に、アンギュラプレート35がベース2に対して別部材で構成され、互いが相互に調整可能に組み付けられている場合に有効である。
また、この構成によれば、メインベース2xに対するサブベース2yの組み付けを行う固定ねじは、作業者が指で摘んで操作可能な摘みねじ2zによって行われている。そのため、工具を必要とすることなくサブベース2yの着脱を行うことができる。
また、この構成によれば、このサブベース2yの摺動面2yy(下面)は、機械切削加工で平面を出している。そのため、この摺動面2yyの平面度を高めることができる。
また、この構成によれば、サブベース2yの表面には、ニッケルメッキによる表面処理が施されている。そのため、サブベース2yの表面の硬度を高めることができる。したがって、摩擦によってサブベース2yの摺動面2yyに生じる凹凸を抑えることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
各実施形態では、携帯用切断機の例として、携帯用マルノコ1を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、カッタ、ジグソー等であっても構わない。
実施形態では、突起の例として、角体45を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、突起が、多角錐(三角錐、四角錘等)、多角柱、円錐、円柱等の形状であっても構わない。また、実施形態では、角体45の形状として、側面視において、略台形を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、側面視において、略三角形でも構わない。
また、実施形態では、角体45は、モータハウジング6に対して一体を成すように形成されている構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、角体45は、モータハウジング6に対して別体を成すように形成されている構成でも構わない。その場合、角体45は、モータハウジング6に対して締結部材(ねじ、爪等)で固着されることとなる。
また、実施形態では、角体45の第1角46aがモータハウジング6から突出する構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、角体45の第1角46aがベース2またはハンドルハウジング7から突出する構成でも構わない。また、モータハウジング6から上方に突出する構成を説明したが、ハンドルハウジング7の側面から左方向に突出する構成でも構わない。
また、実施形態では、レバー36の先端36aが携帯用マルノコ1を倒立させるために必要な3点のうちの1点である構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、ベース2の前端またはアンギュラプレート35が携帯用マルノコ1を倒立させるために必要な3点のうちの1点であっても構わない。なぜなら、これらレバー36の先端36a、ベース2の前端またはアンギュラプレート35の何れが携帯用マルノコ1を倒立させるために必要な3点のうちの1点になるかは、レバー36の締め操作の位置によって変わり得るからである。
また、実施形態では、凸部2y3と摘みねじ2zとがサブベース2yに設けられている構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、凸部2y3と摘みねじ2zとがメインベース2xに設けられている構成でも構わない。また、凸部2y3がサブベース2yに設けられ、摘みねじ2zがメインベース2xに設けられていても構わない。また、凸部2y3がメインベース2xに設けられ、摘みねじ2zがサブベース2yに設けられていても構わない。
また、実施形態では、メインベース2xにサブベース2yを組み付ける手順の説明において、メインベース2xの対を成すボス2x1の各凹部2x2にサブベース2yの対を成すボス2y1の各凸部2y3を挿し込む構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、メインベース2xにサブベース2yを組み付ける手順の説明において、サブベース2yの対を成すボス2y1の各凸部2y3にメインベース2xの対を成すボス2x1の各凹部2x2を挿し込む構成でも構わない。
また、実施形態では、メインベース2xに対するサブベース2yの組み付けは、作業者が指で摘んで操作可能な摘みねじ2zによって行う構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、メインベース2xに対するサブベース2yの組み付けは、作業者が指で摘んで操作可能な蝶ボルトによって行う構成でも構わない。
また、実施形態では、メインベース2xの凹部2x2とサブベース2yの凸部2y3とは、前後に2個所形成されている構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、メインベース2xの凹部2x2とサブベース2yの凸部2y3とは、前後に3個所以上形成されている構成でも構わない。
また、実施形態において、メインベース2xに対するサブベース2yの組み付け方向は、左右方向となる構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、メインベース2xに対するサブベース2yの組み付け方向は、上下方向となる構成でも構わない(図16参照)。
また、メインベース2xとサブベース2yとは、板金または剛性を有する合成樹脂で成形しても構わない。その場合、両ベース2x、2yの各摺動面2xx、2yyの面一の精度を確保するために、適宜の加工を施す必要がある。
1 携帯用マルノコ(携帯用切断機)
2 ベース
2a 上面
2b 摺動面
2c 前縁
2d 後縁
2x メインベース
2x1 ボス
2x2 凹部
2x3 ねじ孔
2xx 摺動面
2y サブベース
2y1 ボス
2y2 挿込孔
2y3 凸部
2y4 段差
2y5 Oリング
2y6 前位置ライン
2y7 後位置ライン
2yy 摺動面
2z 摘みねじ
3 マルノコ本体
4 電動モータ
4a 固定子
4b 回転子
4c センサ基板
5 ノコ刃(刃具)
6 モータハウジング
6a 吸気口
7 ハンドルハウジング
7a 把持部
8 ギヤハウジング
8a 固定カバー
8b ねじ孔
8c ガイドボルト
8d リング材
8e 圧縮ばね
8f レバー
8g ナット
9 駆動軸
10 ベアリング
11 ベアリング
12 冷却ファン
13 1番ギヤ
14 中間軸
15 ベアリング
16 ベアリング
17 2番ギヤ
18 3番ギヤ
19 最終軸
20 ベアリング
21 ベアリング
22 ベアリングボックス
23 軸部
23a 外周面
24 4番ギヤ
25 ボルト
26 ロックオフボタン
26a 左の操作部
26b 右の操作部
26c 傾斜面
27 コントローラ
28 バッフルプレート
29 ダクト
30 電源部
31 バッテリーパック
32 ブラケット
33 支軸
35 アンギュラプレート
35a 支持軸
35b ガイド溝
35c 固定ねじ
35d 固定ねじ
36 レバー
38 アンギュラプレート
39 デプスガイド
39a ガイド溝
40 ガイド部
41 トリガ
45 角体
46 上面
46a 第1角
47 前面
47a 凹部
48 右前斜面
48a 凹部
49 左面
49a 凹部
50 可動カバー
51 挿入孔
52 内周面
53 引っ張りばね
54 逆傾斜切替えレバー
55 固定ねじ
56 ねじりばね
62 締結部材
63 頭部
63a 六角孔
70 摺動プレート
71 プレート本体
72 ガイド体
71a 下面
72 ガイド体
73 縦壁
73a 挿入孔
74 横壁
75 樹脂シート
C 切断部位
E 地面

Claims (5)

  1. 電動モータを駆動源とする携帯用切断機であって、
    被切断材に当接されるベース部と、
    前記ベース部の上面側に設けられ前記電動モータを収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジングの上部に前後方向に延在するハンドル部と、を有し、
    前記ベース部の前部の第1当接部と、
    前記ハンドル部の前部の第2当接部と、
    第3当接部と、の3点を載置面に当接させて倒立可能となっており、
    前記第3当接部を、前記モータハウジングの上部を通る前記ベース部に平行な仮想平面に対して上方に配置し、
    前記第3当接部を形成する突起が、前記仮想平面の下方から上方へ向けて突出し、
    前記突起の側面は、左右方向に延在する壁で囲まれた凹部を有し、
    前記突起の上面は、前記凹部を形成する前記壁のうち上側の壁であり、
    前記上面の反刃具側かつ前側の角が、前記第3当接部である携帯用切断機。
  2. 請求項1に記載の携帯用切断機であって、
    前記第3当接部の前後方向の位置は、前記電動モータの駆動軸よりも前方とした携帯用切断機。
  3. 請求項1~2のいずれかに記載の携帯用切断機であって、
    前記第3当接部の左右方向の位置は、正面視でベース反刃具側側面よりも前記反刃具側とした携帯用切断機。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の携帯用切断機であって、
    前記第3当接部は、前記モータハウジングから突出した前記突起とした携帯用切断機。
  5. 請求項4に記載の携帯用切断機であって、
    前記突起は、略台形または略三角形とした携帯用切断機。
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