JP6808454B2 - 木工用携帯用切削機 - Google Patents

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Description

この発明は、トリマ(英語表記:Laminate Trimmer)あるいはルータと称される木工用携帯用切削機であって、主として木材等の被加工材の端縁加工や溝切り加工等の切削加工を行う際に用いる木工用携帯用切削機に関する。
一般に木工用携帯用切削機は、駆動源としての電動モータと、電動モータを収容したハウジングと、電動モータの駆動力によって回転される出力軸と、被加工材の上面に当接させるベースを備えている。出力軸の軸方向は、ベースの下面に対して鉛直方向に設けられる。出力軸の先端に刃具を取り付けてベースから下方に突き出させた状態で、当該刃具をその軸回りに回転させつつ被加工材の端縁等に押し付けることにより、切削加工を行うことができる。
この木工用携帯用切削機に関する従来の技術が下記の特許文献に開示されている。下記の特許文献には、電動モータの動作制御等をするためのコントローラ若しくは制御基板を内装した木工用携帯用切削機が開示されている。特に、特許文献2には、ハウジング内部に外気を導入して電動モータやコントローラを冷却する技術が開示されている。
特開平11−164579号公報 特開2012−196866号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術では次のような問題があった。特許文献2に開示された技術によれば、ハウジングの下部に設けた吸気口から吸気された外気が上方へ流れて電動モータ及びコントローラを冷却し、その後ハウジングの上部から排気する構成となっていた。このため、ハウジング上部から排出された排気が使用者に吹き付けられて当該木工用携帯用切削機の使用感(作業性)を損なう問題があった。
係る従来の問題は、ハウジング上部から外気を導入し、下部側から排気して、冷却風の流れを上下逆にすることにより解消されるが、この場合には、導入した外気がハウジング上部側に内装されたコントローラの熱気で暖められた後に電動モータに吹き付けられることになり、電動モータの冷却効率が低下してしまう。
本発明は、電動モータとコントローラを備える木工用携帯用切削機において、従来のような使用感を損なう問題を生ずることなく、電動モータの冷却効率を高めることを目的とする。
上記の課題は以下の各発明により解決される。
第1の発明は、木材等の被加工材の端縁の切削加工や溝切り加工をする際に用いられる木工用携帯用切削機である。この木工用携帯用切削機は、電動モータと、電動モータを収容するハウジングと、電動モータの駆動力によって回転される刃具と、被加工材の上に当接させるとともに刃具を下方に突き出させたベースと、を有している。第1の発明では、電動モータの上方において、平面視で電動モータとオーバーラップする位置に電動モータの駆動制御を行うコントローラが内装されている。また、第1の発明では、ハウジングにおいて、上下方向についてコントローラの下方且つ電動モータの上方に冷却風の吸気口を設けている。
第1の発明によれば、吸気口から流入した外気が下方へ流れて電動モータの冷却がなされる。外気が下方へ流れることから、吸気口よりも上方に位置するコントローラによって加熱されていない外気を電動モータの冷却に用いることができ、これにより、電動モータの冷却効率を高めることができる。また、吸気口から吸気された外気が下方へ向けて流されて排気されることから、使用者に向けて排気が吹き付けられることなく、当該木工用携帯用切削機の使用感を損なうことがない。
第2の発明は、第1の発明において、前記吸気口から流入した外気のうち、一部は下方へ流れて前記電動モータを直接冷却し、他の一部は上方へ流れて前記コントローラを直接冷却する構成とした木工用携帯用切削機である。
第2の発明によれば、吸気口から流入した外気の他の一部によってコントローラが冷却される。
第3の発明は、第2の発明において、平板形状を有するコントローラを備えた木工用携帯用切削機である。この発明では、コントローラをその厚み方向が上下方向となる姿勢で配置している。また、この発明では、吸気口から上方へ向かう空気がコントローラの最短辺の間に形成される平面に導かれるようコントローラを配置している。
第3の発明によれば、コントローラの最短辺の間に形成される平面(側面)が冷却されることで、コントローラの冷却効率を高めることができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか一つの発明において、吸気口の奥側に吸気口の開口面積の半分以上を占める縦壁部を設けた木工用携帯用切削機である。
第4の発明によれば、吸気口から入った空気は一旦縦壁部に当たり、その後、空気の一部が上方へ流れることで、コントローラの冷却を行うことができる。
第5の発明は、第1〜第4の何れか一つの発明において、ハウジングの上部は径方向に膨出しており、吸気口をハウジングの上下方向について膨出した領域に設けた木工用携帯用切削機である。
第5の発明によれば、当該木工用携帯用切削機において、使用者が通常把持するグリップとしての機能を有する部位を避け、ハウジングの膨出部に吸気口を設けている。係る構成により、使用者がハウジングを把持する時に把持した手が上に移動することを防止することで、吸気口が手で塞がれるのを防ぐことができる。吸気口が手で不用意に塞がれてしまうのを防止することで、電動モータの冷却効率を高く維持することができる。
本実施形態の木工用携帯用切削機の全体斜視図である。 本実施形態の木工用携帯用切削機の右側面図である。 図2におけるIII−III断面矢視を示す断面図であって、木工用携帯用切削機の縦断面図である。 図3における(IV)部分の拡大図である。 図3のV−V断面矢視を示す断面図であって、木工用携帯用切削機の横断面図である。 本実施形態の木工用携帯用切削機における工具本体を左右で分離した時の、図1において右側半分に相当する部分の斜視図である。 本実施形態の木工用携帯用切削機における工具本体を左右で分離した時の、図1において左側半分に相当する部分の斜視図である。 本実施形態の木工用携帯用切削機において、トリマ用(フィックスタイプ))のベースをルータ用(プランジタイプ)のベースと取り換えた場合の全体斜視図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。なお、以下では、説明をする上でわかりやすくするために図示記載の通りで上下前後左右を規定する。本実施形態では、木工用携帯用切削機の一例として、いわゆるトリマ1を図1〜図3に例示する。図1〜図3に示すように、トリマ1は、駆動源としての電動モータ15を収容した工具本体10と、この工具本体10を被加工材Wに対して保持するためのトリマ用(フィックスタイプ)のベース20を備えている。本実施形態のトリマ1は、工具本体10とベース20が互いに分離可能な構成を備えている。
図3に示すように工具本体10は、樹脂製で左右半割構造のハウジング5を備えている。左右に分離したハウジング5の右半割部5Rが図6に示され、左半割部5Lが図7に示されている。図6及び図7に示すように、ハウジング5は、円筒形状を有する円筒部5Aと、円筒部5Aの上部から側方へ膨出する膨出部5Bとを備えている。図1〜図3に示すように、ハウジング5の円筒部5Aの外周側には、同じく円筒形状を有するカバーケース6が装着されている。ハウジング5の下部側は円筒部5Aとカバーケース6の2層構造となっている。カバーケース6の上部から膨出部5Bが、主として前後方向に膨出する状態で設けられている。カバーケース6の外周側には、ベース20が取り付け可能になっている。ベース20には、使用者が把持するグリップ部として機能する把持部23が設けられている。円筒部5Aは、使用者が把持部23を把持するのに適当な太さ(径)で設けられている。ベース20及び把持部23の詳細については後述する。
図3に示すように、ハウジング5の円筒部5Aに電動モータ15が内装されている。電動モータ15はいわゆるブラシレスDCモータで、回転子15aと、固定子15bと、センサ基板15cとを備えている。回転子15aに結合された出力軸11は、軸受30、31を介してハウジング5に回転自在に支持されている。固定子15bは、ハウジング5の円筒部5Aの内周側に沿って固定されている。固定子15bの内周側に回転子15aが配置されている。センサ基板15cは、固定子15bの上面に沿って固定されている。センサ基板15cには、回転子15aの回転位置を検知する磁気センサが搭載されている。
出力軸11には送風ファン32が取り付けられている。送風ファン32は、上下方向の位置について回転子15aと下側の軸受30との間に位置している。電動モータ15の起動により、送風ファン32が出力軸11と一体で回転する。送風ファン32は、その回転によって風が上方から下方に向かって流れる羽の向きで設けられている。送風ファン32の回転により、ハウジング5の膨出部5Bに設けた吸気口5aを経てハウジング5内に外気が導入される。導入した外気により電動モータ15の冷却がなされる。吸気口5aの詳細については後述する。
電動モータ15の出力軸11は、ハウジング5及びカバーケース6の下面から下向きに突き出されている。出力軸11の先端には、先端刃具12を取り付けるためのナット13が設けられている。ナット13を緩めることにより先端刃具12を交換することができる。出力軸11に取り付けられた先端刃具12は、ベース20のベース部21の下面からさらに下方に向けて突き出される。
図1に示すように、工具本体10の上部であって膨出部5Bの前面に待機スイッチ14aとロックオンスイッチ14bとが設けられている。待機スイッチ14aとロックオンスイッチ14bとは、押圧スイッチで構成されており、押圧操作によって所定のストローク量だけ移動可能な押圧片を有している。待機スイッチ14aを一度押圧操作することで、待機スイッチ14aはオン状態になる。待機スイッチ14aがオン状態になると、トリマ1は、休止状態から電動モータ15の駆動の開始を待つ待機状態へと移行する。待機状態では、バッテリパック16からコントローラ33に電力が供給される。ロックオンスイッチ14bを一度押圧操作することで、ロックオンスイッチ14bはオン状態になる。トリマ1が待機状態の時にロックオンスイッチ14bがオン状態になると、バッテリパック16から電動モータ15に電力を供給する状態が維持される。その結果、トリマ1は、待機状態から電動モータ15を駆動させてこの駆動を維持する駆動状態へと移行する。トリマ1が駆動状態の時に待機スイッチ14a若しくはロックオンスイッチ14bを一度押圧操作すると、コントローラ33は、バッテリパック16からコントローラ33及び電動モータ15への電力供給をそれぞれ停止する制御を行い、トリマ1を休止状態に復帰させる。また、トリマ1が待機状態の時にロックオンスイッチ14bが押圧操作されることなく所定時間が経過した場合、コントローラ33は、待機スイッチ14aをオフ状態にする制御を行い、トリマ1は待機状態が解除されて休止状態へと復帰する。膨出部5Bの右側部には、変速ダイヤル34が設けられている。この変速ダイヤル34を回転操作することで、電動モータ15の回転速度を調整することができる。なお、バッテリパック16及びコントローラ33の詳細については後述する。
図3に示すように、電動モータ15の上方であってハウジング5の膨出部5Bには、主として電動モータ15の動作制御を行うためのコントローラ33が内装されている。コントローラ33は、矩形底浅のケースに制御基板を収容して樹脂モールドしたもので、概ね平板形状を有している。コントローラ33は、その厚み方向を上下方向とする姿勢で膨出部5Bに収容されている。具体的には、コントローラ33の下面33cが吸気口5aよりも上下方向について上方となる位置に、且つ平面視で電動モータ15とオーバーラップする位置に設けられている。コントローラ33には、センサ基板15cで検知された回転子15aの回転位置情報に基づいて制御信号を送信するマイコンからなる制御回路、電動モータ15の電流をスイッチングするFETからなる駆動回路、及び、バッテリパック16の電力供給状態を検出し、その結果に応じて過放電または過電流状態とならないように電動モータ15への電力供給を遮断するオートストップ回路等が搭載されている。
工具本体10の上部であって膨出部5Bの上面には、電源としてのバッテリパック16を取り付けるためのバッテリ取り付け部7が設けられている。バッテリパック16は、複数本のバッテリセルをケースに収容したリチウムイオンバッテリで、別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。図1中に白抜き矢印で示すように、バッテリパック16は、バッテリ取り付け部7に対して前側へスライドさせて取り付けられ、後側へスライドさせて取り外される。
ベース20は、被加工材Wの上面に当接させる円板形のベース部21と円筒形の本体支持部22とを有している。ベース部21の中央には、工具本体10の出力軸11及び先端刃具12を下面側へ通過させるための内周孔21aが設けられている。本体支持部22の内周側に、工具本体10の下部であって、ハウジング5の円筒部5A及びカバーケース6が挿入されて、当該工具本体10がベース20に保持されている。ベース部21を被加工材Wの上面に当接させて先端刃具12を被加工材Wの主として端縁部に押し当て、この押し当て状態で当該トリマ1を端縁部に沿って移動させることにより当該被加工材Wの縁取り加工(切削加工)を行うことができる。
本体支持部22は、その外側表面のほとんどを、エラストマー樹脂で被覆された使用者の把持部23として設けられている。本体支持部22の前面にはクランプ装置24が設けられている。このクランプ装置24のクランプレバー24aを図1において手前側のアンクランプ位置に傾動操作すると、本体支持部22が拡径方向に緩んで、工具本体10をベース20から取り外し可能となる。クランプレバー24aを図1に示すクランプ位置に傾動操作すると本体支持部22が縮径方向に縮められて、工具本体10が本体支持部22に対して強固にクランプされる。
工具本体10のベース20に対する上下方向の取り付け位置を調整することにより、先端刃具12の被加工材Wに対する切込み深さを調整することができる。ベース20の前面には、先端刃具12のベース部21の下面からの突き出し寸法(切り込み深さ)を表示するための目盛り18,19が表示されている。工具本体10のベース20に対する上下方向の位置であって先端刃具12の被加工材Wに対する切り込み深さは、調整ダイヤル25を回転操作することにより微調整することができる。
ハウジング5の膨出部5Bの左右側部に、モータ冷却用の外気を導入するための吸気口5aが設けられている。図6に示すように、ハウジング5の右半割部5Rに1つの吸気口5aが設けられている。図7に示すように、ハウジング5の左半割部5Lに2つの吸気口5aが設けられている。合計3つの吸気口5aは、膨出部5Bの左右側部を貫通して、前後方向を長手方向にとった矩形状に設けられている。図3及び図5に示すように、合計3つの吸気口5aは、上下方向について、電動モータ15とコントローラ33との間に設けられている。
合計3つの吸気口5aのそれぞれには、外側から見て吸気口5aよりも奥側(外気流入方向の下流側)に縦壁部5bが設けられている。3カ所の縦壁部5bは、それぞれハウジング5の左右半割部5R、5Lの内面に一体に設けられている。3カ所の縦壁部5bは、それぞれ吸気口5aの下部からハウジング5の内側に向かって水平に延び、その後、上方に向かって延びた断面L字形状を有している。3カ所の縦壁部5bのそれぞれが上方に延びる部分は、吸気口5aの開口面積の半分以上を占める面積を有する。
また、図5に示すように、吸気口5aと縦壁部5bとの間に、その前後を覆う側壁部5cが設けられている。縦壁部5bと側壁部5cとは、共にハウジング5の樹脂成形時に一体に設けられている。側壁部5cは縦壁部5bと同じ高さに設けられている。相互に連接された縦壁部5bと側壁部5cとは、平面視で断面がコ字形に設けられている。
図4には、吸気口5aを経てハウジング5内に流入する外気の流れが矢印Qa、Qbで示されている。本実施形態では、吸気口5aの奥部(外気流入方向の下流側)に縦壁部5bが設けられている。このため、吸気口5aから流入した外気は、一旦縦壁部5bに当たり、縦壁部5bに沿って上方へ向かう流れQaと、縦壁部5bの上側を迂回して下方へ向かう流れQbとに分流される。なお、仮に、吸気口5aの奥部に縦壁部5bが設けられていない場合には、吸気口5aから流入した外気は、そのほぼすべてが下方に向かって流れる。
縦壁部5bに沿って上方へ向かう流れQaは、コントローラ33の主として左右側面33aに吹き当てられる。コントローラ33の主として左右側面33aに導入直後の外気が直接吹き当てられることにより、コントローラ33が効率よく冷却される。
縦壁部5bに吹き当たった後その上側を迂回して下方へ向かう流れQbにより、電動モータ15の冷却がなされる。吸気口5aから導入された外気が下方へ流れて直接吹き当てられることにより、電動モータ15が効率よく冷却される。下方へ流れた冷却風は、図3に示すように工具本体10の下部に設けた排気口10dを経て排気される。
また、下方へ向かう流れQbの一部は、コントローラ33の下面33cに吹き当てられる。コントローラ33の下面33cに外気が直接吹き当てられることによっても、当該コントローラ33の冷却がなされる。
以上のように構成したトリマ1によれば、吸気口5aが、上下方向の位置について電動モータ15とコントローラ33との間に配置されているため、吸気口5aから流入した外気は、コントローラ33の発熱により加熱されることなく電動モータ15側に流れる。これにより、電動モータ15を冷えた外気で直接冷却することができ、電動モータ15の冷却効率を高めることができる。
また、吸気口5aから入った外気の一部は、コントローラ33にも吹き当てられることにより、コントローラ33についても冷却することができる。特に、吸気口5aの奥部(外気流入方向下流)には、上方へL字形に屈曲した縦壁部5bが設けられている。吸気口5aから流入した外気の一部が縦壁部5bに当たって上方へ分流することにより、コントローラ33の左右側面33a、前後側面33bに吹き当てられる。例示した実施形態によれば、3カ所に設けられた縦壁部5bのそれぞれの前後に側壁部5cが設けられているため、縦壁部5bによる外気の上方への分流がより効率よくなされる。また、吸気口5aから流入した外気の一部が縦壁部5bに当たった後縦壁部5bの上側を迂回して下方へ分流することにより、コントローラ33の下面33cに吹き当てられる。導入した外気がコントローラ33のほとんどの面に吹き当てられることにより、コントローラ33の冷却がなされる。
さらに、例示した吸気口5aは、工具本体10の上部であって、ハウジング5の上部の膨出部5Bに設けられている。使用者が把持する把持部23はベース20の外側表面に設けられている。このため、使用者が把持部23を把持した時に吸気口5aが使用者の手で塞がれることがない。これにより、吸気口5aを経た外気の導入が確実になされて、電動モータ15の冷却が確実になされる。
図8に示すように、本実施形態に係るトリマ1は、工具本体10からベース20を取り外し、替わりにルータ用(プランジタイプ)のベース40を取り付けることで、ルータ4として使用することもできる。ベース40には、左右一対の把持部41が設けられている。使用者は左右の把持部41を両手で把持してルータ4の移動操作を行うことにより、溝切加工等の比較的重切削加工を行うことができる。本実施形態のルータ4では、工具本体10の構成は変わらず、ベース40によって吸気口5aが塞がれることがなく、且つ使用者の手によって吸気口5aが塞がれることもない。したがって、本実施形態のルータ4では、吸気口5aから流入した外気による電動モータ15とコントローラ33の冷却効果について、ベース20を用いる場合と同様の作用効果を得ることができる。なお、図8では、前後左右方向について工具本体10を基準にしている。
以上説明した実施形態には、種々変更を加えることができる。例えば、左右合計3カ所の吸気口5aについてそれぞれに縦壁部5b、側壁部5cを設けた構成を例示したが、一部若しくはすべての縦壁部5b、側壁部5cを省略する構成としてもよい。
また、吸気口5aの形状や個数について、上記の実施形態における吸気口5aと電動モータ15とコントローラ33との上下方向についての位置関係を満たしていれば、適宜変更することができる。
さらに、上記した実施形態のトリマ1にあっては、出力軸11の回転駆動に関わる電気部品として、待機スイッチ14a、ロックオンスイッチ14b、ブラシレスタイプの電動モータ15、変速ダイヤル34を挙げた。しかしながら、本発明に係る電気部品としては、これに限定されることなく、代替部品に置き換えることができる。また、バッテリパック16を電源とするトリマ1を例示したが、商用の100V交流電源を電源とする木工用携帯用切削機についても同様に適用することができる。
W…被加工材
Qa…上方へ向かう流れ
Qb…下方へ向かう流れ
1…トリマ
4…ルータ
5…ハウジング
5R…右半割部、5L…左半割部
5A…円筒部、5B…膨出部
5a…吸気口、5b…縦壁部、5c…側壁部
6…カバーケース
7…バッテリ取り付け部
10…工具本体
10d…排気口
11…出力軸
12…先端刃具
13…ナット
14a…待機スイッチ
14b…ロックオンスイッチ
15…電動モータ
15a…回転子、15b…固定子、15c…センサ基板
16…バッテリパック
18、19…目盛り(切り込み深さ表示用)
20…ベース
21…ベース部、21a…内周孔
22…本体支持部
23…把持部
24…クランプ装置
24a…クランプレバー
25…調整ダイヤル
30、31…軸受
32…送風ファン
33…コントローラ
33a…左右側面、33b…前後側面、33c…下面
34…変速ダイヤル
40…ベース
41…把持部

Claims (5)

  1. 木材等の被加工材の端縁の切削加工や溝切り加工をする際に用いられる木工用携帯用切削機であって、
    電動モータと、前記電動モータを収容するハウジングと、前記電動モータの駆動力によって回転される刃具と、前記被加工材の上に当接させるとともに前記刃具を下方に突き出させたベースと、を有しており、
    前記電動モータの上方において、平面視で該電動モータとオーバーラップする位置に該電動モータの駆動制御を行うコントローラが内装されており、
    前記ハウジングにおいて、上下方向について前記コントローラの下方且つ前記電動モータの上方に冷却風の吸気口を設け
    前記吸気口から流入した外気のうち、一部は下方へ流れて前記電動モータを直接冷却し、他の一部は上方へ流れて前記コントローラを直接冷却する構成とし、
    前記コントローラは平板形状を有して、その厚み方向が上下方向となる姿勢で配置されており、且つ前記吸気口から上方へ向かう空気を該コントローラの上下方向に延びる側面に導くよう配置され、
    前記ハウジングは、前記吸気口の奥側に縦壁部を有し、
    前記縦壁部は、前記ハウジングの奥側に向けて水平に延びる第1の縦壁部と上方に延びる第2の縦壁部とを含むL字形状を有し、該第2の縦壁部の上端と前記コントローラの下端の間に隙間を有する木工用携帯用切削機。
  2. 請求項1記載の木工用携帯用切削機であって、
    前記縦壁部は、前記コントローラの前記側面の下方に設けられ、前記第2の縦壁部が前記側面へ向けて延びている木工用携帯用切削機。
  3. 請求項1または2記載の木工用携帯用切削機であって、
    前記ハウジングは、前記吸気口と前記縦壁部の間に側壁部を有し、
    前記縦壁部と前記側壁部は、相互に連接してコ字形状を有する木工用携帯用切削機。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した木工用携帯用切削機であって、
    前記縦壁部は、前記吸気口の開口面積の半分以上を占める木工用携帯用切削機。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した木工用携帯用切削機であって、
    前記ハウジングの上部に径方向に膨出した膨出部が設けられ、前記吸気口を前記膨出部に設けた木工用携帯用切削機。
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