JP2023007348A - 共有車両管理方法及びそれを行うサーバー - Google Patents

Abstract

【課題】カーシェアリングサービスを行う共有車両管理方法及びそれを行うサーバーを提供する。【解決手段】本発明のカーシェアリングサービスを行うサーバーは、複数の共有車両それぞれに対して事前予約方式と即時予約方式のうち一つを予約方式として指定する第１情報を保存する保存装置、及び複数の共有車両のうち事前予約方式が指定された共有車両に対しては事前予約方式で予約を許容し、複数の共有車両のうち即時予約方式が指定された共有車両に対しては即時予約方式で予約を許容する制御装置を含む。【選択図】図５

Description

本発明は、共有車両管理方法及びそれを行うサーバーに関し、より詳細にはカーシェアリング（ｃａｒ ｓｈａｒｉｎｇ）サービスを提供するための共有車両管理方法及びそれを行うサーバーに関する。

カーシェアリング（ｃａｒ ｓｈａｒｉｎｇ）は、複数のユーザーが一つの車両を共有して使用する方式である。カーシェアリングを利用するユーザーは、車両を時間単位で貸与して定められた時間だけ利用することができる。このようなカーシェアリングサービスは、サービスを提供する事業者によって車両の貸与／返却位置を管理する方式や車両を運用する方式が相違する。

特開２００９－０６１９７８号公報

本発明の目的は、事前予約方式と即時予約方式を支援するカーシェアリングサービスが可能な共有車両管理方法及びそれを行うサーバーを提供することにある。

本発明によるサーバーは、カーシェアリングサービスを提供するためのサーバーであって、複数の共有車両それぞれに対して事前予約方式と即時予約方式のうち一つを予約方式として指定する第１情報を保存する保存装置、及び前記複数の共有車両のうち前記事前予約方式が指定された共有車両に対しては前記事前予約方式で予約を許容し、前記複数の共有車両のうち前記即時予約方式が指定された共有車両に対しては前記即時予約方式で予約を許容する制御装置を含むことを特徴とする。

前記サーバーは、ユーザー端末と通信する通信装置をさらに含み、前記制御装置は、前記ユーザー端末から共有車両予約のための選択情報を受信し、受信された前記選択情報に基づいて前記事前予約方式と前記即時予約方式のうちいずれか一つを車両予約方式として決定し、決定された前記車両予約方式に応じて予約手続きを行うことを特徴とする。

前記制御装置は、前記決定された車両予約方式と同じ予約方式が指定された共有車両のうち前記ユーザー端末のユーザーに割り当てられる共有車両を決定することを特徴とする。

前記制御装置は、前記決定された車両予約方式と同じ予約方式が指定された共有車両のうち前記選択情報に対応して予約可能な少なくとも一つの共有車両を決定し、前記予約可能な少なくとも一つの共有車両のうち前記ユーザー端末によって選択された共有車両を前記ユーザーに割り当てることを特徴とする。

前記保存装置は、カーシェアリングサービスが提供される複数のサービス区域それぞれに対してステーション基盤（ｓｔａｔｉｏｎ ｂａｓｅｄ）方式とフリーフローティング（ｆｒｅｅ ｆｌｏａｔｉｎｇ）方式のうち一つを位置管理方式として指定する第２情報を保存し得る。前記制御装置は、前記第２情報に基づいて各サービス区域での共有車両の貸与位置及び返却位置を管理することを特徴とする。

前記制御装置は、前記複数のサービス区域のうち前記ステーション基盤方式が指定されたサービス区域に対しては指定されたステーションでのみ貸与及び返却が可能なように前記貸与位置及び前記返却位置を管理し、前記複数のサービス区域のうち前記フリーフローティング方式が指定されたサービス区域に対しては任意の場所で貸与及び返却が可能なように前記貸与位置及び前記返却位置を管理することを特徴とする。

前記事前予約方式は、ユーザーが貸与期間をあらかじめ設定し、設定した貸与期間に貸与が可能な共有車両の中から予約する共有車両を選択する方式であり、前記即時予約方式は、ユーザーが現在利用可能な共有車両の中から予約する共有車両を選択する方式であることを特徴とする。

本発明による共有車両管理方法は、カーシェアリング（ｃａｒ ｓｈａｒｉｎｇ）サービスを提供するサーバーの共有車両管理方法であって、複数の共有車両それぞれに対して事前予約方式と即時予約方式のうち一つを予約方式として指定する段階、及び指定された前記予約方式に応じて前記複数の共有車両それぞれに対する予約を管理する段階を含み得る。前記予約を管理する段階では、前記複数の共有車両のうち前記事前予約方式が指定された共有車両に対しては前記事前予約方式で予約を許容し、前記複数の共有車両のうち前記即時予約方式が指定された共有車両に対しては前記即時予約方式で予約を許容することを特徴とする。

前記予約を管理する段階は、ユーザー端末から共有車両予約のための選択情報を受信する段階、受信された前記選択情報に基づいて前記事前予約方式と前記即時予約方式のうちいずれか一つを車両予約方式として決定する段階、及び決定された前記車両予約方式と同じ予約方式が指定された共有車両のうち前記ユーザー端末のユーザーに割り当てられる共有車両を決定する段階を含むことを特徴とする。

前記ユーザーに割り当てられる共有車両を決定する段階は、前記決定された車両予約方式と同じ予約方式が指定された共有車両のうち前記選択情報に対応して予約可能な少なくとも一つの共有車両を決定する段階、及び前記予約可能な少なくとも一つの共有車両のうち前記ユーザー端末によって選択された共有車両を前記ユーザーに割り当てる段階を含むことを特徴とする。

前記共有車両管理方法は、前記指定された前記予約方式に応じて、各共有車両に対する追加情報を取得する段階をさらに含み得る。前記追加情報は、前記事前予約方式が指定された共有車両に対しては最小利用時間、または貸与期間前／後のバッファ時間を含み、前記即時予約方式が指定された共有車両に対しては再予約限度、または予約後待機時間を含むことを特徴とする。

本発明によれば、事前予約方式と即時予約方式をすべて支援するカーシェアリングサービスを提供することができる。

一実施形態によるカーシェアリングシステムを概略的に示す図である。 一実施形態によるカーシェアリング管理サーバーを概略的に示す図である。 一実施形態によるカーシェアリング管理サーバーでサービス区域を管理する方法を概略的に示す図である。 一実施形態によるカーシェアリング管理サーバーで位置管理方式によって共有車両の位置を管理する方式を説明するための図である。 一実施形態によるカーシェアリング管理サーバーで位置管理方式によって共有車両の位置を管理する方式を説明するための図である。 一実施形態によるカーシェアリング管理サーバーで共有車両を管理する方法を概略的に示す図である。

以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。

同一または類似の構成要素には同一または類似の図面符号を付与した。また、重複する説明は省略した。「第１」、「第２」などの序数を含む用語は、構成要素を限定するものではなく、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使用される。「連結されて」、「接続されて」は、構成要素が他の構成要素に直接的に連結されるか、または直接的に接続されてもよいが、間に他の構成要素が存在してもよい。「含む」、「有する」は、他の段階、構成要素、部品などの組み合わせをあらかじめ排除しないものとする。「～部」、「～器」、「～モジュール」、「～手段」は、一つの機能や動作を処理する単位で、ハードウェアやソフトウェアで具現できる。

図１は、一実施形態によるカーシェアリング（ｃａｒ ｓｈａｒｉｎｇ）サービスを提供するカーシェアリングシステムを概略的に示す図である。図１に示すように、カーシェアリングシステム１は車両端末１０、ユーザー端末２０、及びカーシェアリング管理サーバー３０を含む。車両端末１０は、カーシェアリングサービスに用いられる車両（以下、「共有車両」という）に搭載される。車両端末１０は、カーシェアリング管理サーバー３０と通信網を通じて接続される。

車両端末１０はカーシェアリング管理サーバー３０と協業して車両端末１０が搭載された車両をカーシェアリング管理サーバー３０に共有車両として登録できる。車両端末１０は車両端末１０が搭載された車両を共有車両として登録するための車両登録情報をカーシェアリング管理サーバー３０に伝送する。車両登録情報は、対応する車両の車両番号、車体情報（車種、車両の年式、色相、オプション等）を含む。

車両登録情報は、車両の予約方式を指定する情報をさらに含む。共有車両は、事前予約（ＳｃＢ：Ｓｃｈｅｄｕｌｅｄ Ｂｏｏｋｉｎｇ）方式または即時予約（ＩＢ：Ｉｍｍｅｄｉａｔｅ Ｂｏｏｋｉｎｇ）方式のうち、一つの予約方式が指定される。ＳｃＢ方式は、ユーザーが貸与期間をあらかじめ設定し、設定した貸与期間に貸与が可能な共有車両の中から予約する共有車両を選択する方式である。ＩＢ方式は、ユーザーが現在利用可能な共有車両の中から予約する共有車両を選択する方式である。

車両登録情報が車両の予約方式を指定する情報を含む場合、車両登録情報は指定された予約方式と関連する追加情報をさらに含む。例えば、指定された予約方式がＳｃＢ方式である場合、車両登録情報は最小利用時間、貸与期間前／後のバッファ時間等に対する追加情報をさらに含む。バッファ時間は、以前ユーザーの貸与期間終了時点から次のユーザーの予約が許容されるまでの時間をいう。バッファ時間は、以前ユーザーの返却時間が遅れても、次のユーザーが定められた時間に共有車両を利用できるように保障するためのパラメータである。

また、例えば、指定された予約方式がＩＢ方式である場合、車両登録情報は再予約限度、予約後待機時間等に対する追加情報をさらに含む。再予約限度は、共有車両利用中のユーザーが該当共有車両を再予約して利用時間を増やす回数を制限するためのパラメータである。カーシェアリング管理サーバー３０はこのパラメータに基づいてＩＢ方式で共有車両利用中のユーザーが該当共有車両を再予約する回数を制限することができる。予約後待機時間は、ユーザーが共有車両の予約を要請した後共有車両を受領するまでの待機時間を定義するパラメータである。カーシェアリング管理サーバー３０は利用可能な共有車両を検索時、このパラメータによって定義された待機時間内に受領可能な共有車両に検索範囲を狭めることができる。

車両登録情報は、車両の拠点情報をさらに含む。車両端末１０はカーシェアリング管理サーバー３０で管理するステーション（ｓｔａｔｉｏｎ）または区域（ｚｏｎｅ）のうち車両端末１０が搭載された共有車両の拠点になるステーションまたは区域を指示する拠点情報をカーシェアリング管理サーバー３０に伝達する。車両端末１０は、カーシェアリング管理サーバー３０と協業して車両端末１０が搭載された共有車両の予約現況を管理する。車両端末１０は車両端末１０が搭載された共有車両の予約現況情報をカーシェアリング管理サーバー３０から受信する。カーシェアリング管理サーバー３０から受信される予約現況情報は、該当共有車両を予約した各ユーザーのユーザー情報、予約情報等を含む。予約情報は、予約番号、車両の貸与期間／貸与時間、貸与位置、返却位置等の情報を含む。車両端末１０はカーシェアリング管理サーバー３０から予約現況情報が受信されると、これに基づいて対応する共有車両の返却位置、残余利用時間、返却位置までの経路案内情報（移動経路、到着予定時間等）等を該当車両に搭乗したユーザーに提供する。

車両端末１０は車両端末１０が搭載された共有車両の利用現況情報をカーシェアリング管理サーバー３０に伝送する。利用現況情報は、対応する共有車両を利用する各ユーザーの実際の車両利用時間、移動距離、共有車両の現在位置情報等を含む。車両端末１０は共有車両の車両状態情報をカーシェアリング管理サーバー３０に伝送することもできる。車両状態情報は、対応する共有車両の燃料状態、車速、走行距離、故障状態等に対する情報を含む。

ユーザー端末２０はカーシェアリングサービスを利用しようとするユーザーの端末であり、カーシェアリング管理サーバー３０と通信網を通じて接続することができる。ユーザー端末２０はウェブブラウザ（ｗｅｂ ｂｒｏｗｓｅｒ）、またはアプリケーション（ＡＰＰ：ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ）によりカーシェアリング管理サーバー３０に接続する。ユーザー端末２０とカーシェアリング管理サーバー３０の間での情報伝達は、ユーザー端末２０で実行されたウェブブラウザまたはアプリケーションにより行われる。

ユーザー端末２０は、カーシェアリング管理サーバー３０と協業して対応するユーザーをカーシェアリング管理サーバー３０に会員として登録できる。これのために、ユーザー端末２０はユーザー登録情報をカーシェアリング管理サーバー３０に伝送する。ユーザー登録情報は、ユーザー識別情報（ＩＤ）、ユーザー認証情報（パスワード、指紋情報等）、ユーザー個人情報（名前、電話番号、住所等）、決済情報（クレジットカード情報、口座番号等）等を含む。

ユーザー端末２０は、カーシェアリング管理サーバー３０と協業してカーシェアリング管理サーバー３０に登録された共有車両に対するカーシェアリング利用予約を設定する。ユーザー端末２０は共有車両を予約するために必要な選択情報をカーシェアリング管理サーバー３０に伝送する。ユーザー端末２０は車両貸与期間／貸与時間、貸与位置（または現在位置）、返却位置、車種等に対する選択情報をカーシェアリング管理サーバー３０に伝送する。ユーザー端末２０はまた、車両予約方式（ＳｃＢ及びＩＢ方式）に対する選択情報をカーシェアリング管理サーバー３０に伝送することもできる。ユーザー端末２０は選択情報に対する応答として、カーシェアリング管理サーバー３０から予約可能な共有車両リストを受信する。ユーザー端末２０はカーシェアリング管理サーバー３０から受信された共有車両リストをディスプレイ（図示せず）に表示することによってユーザーに提供することができる。ユーザー端末２０はユーザーの選択入力に基づいて共有車両リストに含まれた共有車両のいずれか一つを選択する。ユーザー端末２０は選択された共有車両の利用を予約するために、カーシェアリング管理サーバー３０に選択された共有車両に対する情報（例えば、車両識別情報）を伝送する。ユーザー端末２０はカーシェアリング管理サーバー３０により選択された共有車両に対する予約が確定すると、対応する予約内訳情報をカーシェアリング管理サーバー３０から受信する。カーシェアリング管理サーバー３０は車両端末１０及びユーザー端末２０と通信網を通じて通信する。

カーシェアリング管理サーバー３０は車両端末１０から受信される車両登録情報に基づいて、対応する車両を共有車両として登録して管理する。カーシェアリング管理サーバー３０はカーシェアリング管理サーバー３０に登録された各共有車両に対して車両予約方式（ＳｃＢ，ＩＢ）を指定することもできる。カーシェアリング管理サーバー３０は車両端末１０または管理者端末（図示せず）から受信される情報、または入力装置（図示せず）を介して管理者から入力される選択入力に基づいて各共有車両に対して車両予約方式を指定する。共有車両の車両予約方式がＳｃＢに指定されると、カーシェアリング管理サーバー３０は該当共有車両に対してＳｃＢ方式の予約のみ許容する。反面、共有車両の車両予約方式がＩＢに指定されると、カーシェアリング管理サーバー３０は該当共有車両に対してＩＢ方式の予約のみ許容する。一つの共有車両に対してＳｃＢ方式とＩＢ方式を両方とも許容する場合、一つの共有車両に対してＳｃＢ方式の予約とＩＢ方式の予約が重複し、これにより多様な問題が発生する場合がある。例えば、ＳｃＢ方式で予約された共有車両が予約された貸与時点に合わせて待機中に他のユーザーによってＩＢ方式で予約される。この場合、ＳｃＢ方式で該当共有車両を予約したユーザーが共有車両を適時に受領できない状況が発生する。また、例えば、ＩＢ方式で予約されて貸与中の共有車両が他のユーザーによってＳｃＢ方式で予約されることもある。この場合、ＩＢ方式で共有車両を予約して貸与中のユーザーが貸与時間を延長しようとする場合、ＳｃＢ方式で該当共有車両を予約した後ユーザーによって延長不可な状況が発生する。したがって、本実施形態ではカーシェアリング管理サーバー３０に登録された各共有車両に対して予約方式をあらかじめ指定し、各共有車両はあらかじめ指定された予約方式によってのみ予約されるようにし、一つの共有車両に対してＳｃＢ方式の予約とＩＢ方式の予約が重複することを防止している。

カーシェアリング管理サーバー３０は、共有車両に対するカーシェアリング利用予約が登録されると、対応する車両端末１０に該当共有車両の予約現況情報を伝送する。カーシェアリング管理サーバー３０は車両端末１０から対応する共有車両の利用現況情報及び車両状態情報を受信する。カーシェアリング管理サーバー３０は車両端末１０から受信される利用現況情報に基づいて該当共有車両の利用料金を算出し、該当共有車両の共有スケジュールを管理することができる。カーシェアリング管理サーバー３０はユーザー端末２０から受信されるユーザー登録情報に基づいて対応するユーザーをカーシェアリング管理サーバー３０の会員として登録して管理する。

カーシェアリング管理サーバー３０はユーザー端末２０から共有車両を予約するために必要な選択情報を受信する。カーシェアリング管理サーバー３０は登録された共有車両のうちユーザー端末２０から受信された選択情報にマッチングされる共有車両を検索する。カーシェアリング管理サーバー３０は受信された選択情報にマッチングされる共有車両が検索されると、検索された共有車両のリストすなわち予約可能な共有車両リストをユーザー端末２０に伝送する。その後、ユーザー端末２０により共有車両リストからいずれか一つの共有車両が選択されると、カーシェアリング管理サーバー３０は選択された共有車両をユーザー端末２０のユーザーに割り当てる。すなわち、カーシェアリング管理サーバー３０は、ユーザー端末２０により選択された共有車両をユーザー端末２０のユーザーに貸与することを決定し、ユーザー端末２０から受信された選択情報に基づき該当共有車両に対してカーシェアリング利用予約を登録する。

カーシェアリング管理サーバー３０はユーザー端末２０から受信される選択情報に基づいて、共有車両の貸与位置（または受領位置）、返却位置、貸与期間／貸与時間等を含む予約情報を生成する。カーシェアリング管理サーバー３０は生成された予約情報を対応する共有車両にマッピングさせて保存する。また、カーシェアリング管理サーバー３０は生成された予約情報に基づいてユーザー端末２０に予約内訳情報を伝送する。

カーシェアリング管理サーバー３０はカーシェアリングサービスを提供するサービス地域を管理する。カーシェアリング管理サーバー３０はカーシェアリングサービスが提供されるサービス地域を複数のサービス区域（ｚｏｎｅ）に区分することができる。カーシェアリング管理サーバー３０は各サービス区域に対するサービス区域情報を管理する。サービス区域情報は、対応するサービス区域に割り当てられた区域識別情報（ＩＤ）、対応するサービス区域の領域情報等を含み得る。サービス区域情報は、対応するサービス区域で車両の貸与／返却位置を管理する方式（以下、「位置管理方式」という）を指定する情報をさらに含む。位置管理方式としては、ステーション基盤（ＳＢ：ｓｔａｔｉｏｎ ｂａｓｅｄ）方式、またはフリーフローティング（ＦＦ：ｆｒｅｅ ｆｌｏａｔｉｎｇ）方式が用いられる。

ＳＢ方式は、共有車両の貸与／返却が指定されたステーション（ｓｔａｔｉｏｎ）でのみ許容する方式である。ＳＢ方式が指定されたサービス区域（以下、「ＳＢサービス区域」という）では、ステーションを基準として共有車両をグルーピングして管理することができる。ＳＢサービス区域のサービス区域情報は、該当区域内に位置するステーションのリスト、各ステーションの識別情報（ＩＤ、場所名等）及び位置情報、各ステーションに入庫された共有車両リスト等をさらに含む。ＦＦ方式は、共有車両の貸与／返却が指定されたステーションでない任意の場所でも許容する方式である。ＦＦ方式が指定されたサービス区域（以下、「ＦＦサービス区域」という）では、共有車両別に車両の位置を管理することができる。ＦＦサービス区域のサービス区域情報は、該当区域内に位置する各共有車両の識別情報及び位置情報をさらに含む。

前述したサービス区域は、対応する領域が互いに区別されるように設定することができる。すなわち、サービス区域は領域が互いに重ならないように設定することができる。サービス区域は、対応する領域の一部が互いに重なるように設定することもできる。例えば、ＦＦサービス区域の少なくとも一部領域が、ＳＢサービス区域と重なってもよい。

カーシェアリング管理サーバー３０はカーシェアリング管理サーバー３０に登録された各共有車両に対して拠点情報を登録することもできる。カーシェアリング管理サーバー３０はカーシェアリング管理サーバー３０に登録されたステーションのいずれか一つを共有車両の拠点として登録する。この場合、該当共有車両の拠点情報は対応するステーションの識別情報（ＩＤ、場所名等）及び位置情報を含む。カーシェアリング管理サーバー３０はカーシェアリング管理サーバー３０に登録されたサービス区域のいずれか一つを共有車両の拠点として登録する。この場合、該当共有車両の拠点情報は対応するサービス区域の識別情報（ＩＤ、場所名等）及び領域情報を含む。

カーシェアリング管理サーバー３０は管理の便宜性のためにカーシェアリング管理サーバー３０に登録された各共有車両に対して位置管理方式（ＳＢ方式またはＦＦ方式）を指定できる。この場合、各共有車両は指定された位置管理方式に応じて貸与／返却位置が決定される。例えば、位置管理方式としてＳＢ方式が指定された共有車両は、指定されたステーションでのみ貸与及び返却が許容される。また、例えば、位置管理方式としてＦＦ方式が指定された共有車両は、定められたサービス区域内の任意の場所で貸与及び返却が許容される。

カーシェアリング管理サーバー３０は、車両端末１０または管理者端末（図示せず）から受信される選択情報、または入力装置（図示せず）を介して管理者から入力される選択入力に基づいて各共有車両に対して位置管理方式を指定する。カーシェアリング管理サーバー３０は、共有車両に対して指定された予約方式に応じて該当共有車両の位置管理方式を自動で設定することもできる。例えば、ＳｃＢ方式で予約可能な共有車両の場合、ＳＢ方式に位置管理方式が指定される。また、例えば、ＩＢ方式で予約可能な共有車両の場合、ＦＦ方式に位置管理方式が指定されることもできる。

図２は、図１のカーシェアリング管理サーバー３０を概略的に示す図である。図２に示すように、カーシェアリング管理サーバー３０は通信装置３１、保存装置３２、入力装置３３、及び制御装置３４を含む。通信装置３１は通信網を通じて外部装置（車両端末１０、ユーザー端末２０、管理者端末（図示せず）等）と接続され、カーシェアリング管理サーバー３０と外部装置の間の通信機能を遂行する。例えば、通信装置３１は車両端末１０から車両登録情報、利用現況情報、車両状態情報等を受信し、予約現況情報等を車両端末１０に伝送する。また、例えば、通信装置３１はユーザー端末２０からユーザー登録情報、選択情報等を受信し、予約内訳情報等をユーザー端末２０に伝送する。

保存装置３２は、カーシェアリング管理サーバー３０でカーシェアリングサービスを提供するために必要な各種情報、データ等を保存する。保存装置３２は車両情報データベース（ＤＢ：ｄａｔａｂａｓｅ，３２１）、ユーザー情報ＤＢ３２２、及びサービス区域情報ＤＢ３２３を含む。車両情報ＤＢ３２１はカーシェアリング管理サーバー３０に共有車両として登録された車両に対する車両情報を保存する。ここで、車両情報は各共有車両の車両番号、車体情報（車種、車両の年式、色相、オプション等）、拠点情報、予約現況情報（予約リスト、予約リストに含まれた各予約の予約番号、ユーザー情報、車両貸与期間／貸与時間、車両貸与位置、車両返却位置等）、利用内訳情報（予約リストに含まれた各予約の実際の貸与期間／貸与時間、移動距離、現在位置情報等）、車両状態情報（燃料状態、車速、走行距離、故障状態等）等を含む。また、車両情報は、各共有車両に対して設定した予約方式（ＳｃＢまたはＩＢ方式）を指示する情報（または設定値）をさらに含む。また、車両情報は、各共有車両に対して設定した位置管理方式（ＳＢまたはＦＦ方式）を指示する情報（または設定値）をさらに含む。

ユーザー情報ＤＢ３２２は、カーシェアリング管理サーバー３０に会員として登録されたユーザーに対するユーザー情報を保存する。ここで、ユーザー情報は、各ユーザーのユーザー識別情報（ＩＤ）、ユーザー認証情報（パスワード、指紋情報等）、個人情報（名前、電話番号、住所等）、決済情報（クレジットカード情報、口座番号等）、予約内訳情報等を含む。

サービス区域情報ＤＢ３２３は、カーシェアリング管理サーバー３０により管理されるサービス区域に対するサービス区域情報を含む。ここで、サービス区域情報は、各サービス区域の区域識別情報（ＩＤ、場所名等）、領域情報、位置管理方式（ＳＢまたはＦＦ方式）等を含む。ＳＢサービス区域の場合、サービス区域情報は該当サービス区域内に位置するステーションのリスト、各ステーションの識別情報（ＩＤ、場所名等）及び位置情報、各ステーションで管理中の共有車両リスト等をさらに含む。ＦＦサービス区域の場合、サービス区域情報は該当サービス区域内に位置する各共有車両の識別情報及び位置情報をさらに含む。

入力装置３３はカーシェアリング管理サーバー３０を管理する管理者から各種情報及び制御入力の入力を受ける。制御装置３４はカーシェアリング管理サーバー３０がカーシェアリングサービスを管理するための全般的な制御動作を行う。制御装置３４はサービス区域をカーシェアリング管理サーバー３０に登録する。制御装置３４は入力装置３３を介して管理者からサービス区域を登録するための情報の入力を受け、または通信装置３１を介して管理者端末（図示せず）からサービス区域を登録するための情報を受信する。サービス区域登録時、制御装置３４は各サービス区域の識別情報（（ＩＤ、場所名等）、位置情報、領域情報等含むサービス区域情報を取得する。制御装置３４は各サービス区域のサービス区域情報をサービス区域情報ＤＢ３２３に保存して管理する。

制御装置３４は、サービス区域登録時、各サービス区域の位置管理方式（ＳＢまたはＦＦ方式）を指定することもできる。制御装置３４は各サービス区域の位置管理方式が指定されると、各サービス区域の位置管理方式を示す情報（または設定値）を対応するサービス区域にマッピングさせてサービス区域情報ＤＢ３２３に保存する。また、制御装置３４は管理者または管理者端末から受信される情報に基づいて、各サービス区域の位置管理方式と関連する追加情報を取得する。例えば、制御装置３４はＳＢサービス区域に対して、該当区域内に位置するステーションのリスト、各ステーションの識別情報（ＩＤ、場所名等）及び位置情報、等を追加情報として取得できる。また、例えば、制御装置３４はＦＦサービス区域に対して、該当サービス区域を多角形形状で表示するための領域表示情報を追加情報として取得できる。制御装置３４は各サービス区域に対して指定された位置指定方式と関連する追加情報が取得されると、取得された追加情報をサービス区域情報ＤＢ３２３に保存できる。

制御装置３４は、カーシェアリングサービスに用いられる車両をカーシェアリング管理サーバー３０に共有車両として登録できる。これのために、制御装置３４は通信装置３１を介して車両端末１０または管理者端末から車両登録情報を受信し、入力装置３３を介して管理者から車両登録情報の入力を受ける。制御装置３４は共有車両を登録する過程で取得される車両登録情報に基づいて、対応する車両の車両情報を車両情報ＤＢ３２１に保存する。

制御装置３４は、カーシェアリング管理サーバー３０に登録された各共有車両に対して車両予約方式（ＳｃＢ，ＩＢ）を指定する。制御装置３４は通信装置３１を介して車両端末１０または管理者端末（図示せず）から各共有車両の予約方式を指定する情報を受信し、これに基づいて各共有車両の予約方式を指定できる。制御装置３４は、入力装置３３を介して管理者から入力される制御入力に基づいて、各共有車両の予約方式を指定できる。制御装置３４は各共有車両の予約方式が指定されると、各共有車両に対して指定された予約方式を示す情報（または設定値）を対応する共有車両にマッピングさせて車両情報ＤＢ３２１に保存する。

制御装置３４は、各共有車両の予約方式が指定されると、車両端末１０、管理者端末、または入力装置３３を介して指定された予約方式と関連する追加情報をさらに受信する。例えば、共有車両に対して指定された予約方式がＳｃＢ方式である場合、制御装置３４は該当共有車両の最小利用時間、貸与期間前／後のバッファ時間等に対する追加情報をさらに受信する。また、例えば、共有車両に対して指定された予約方式がＩＢ方式である場合、制御装置３４は該当共有車両の再予約限度、予約後待機時間等に対する追加情報をさらに受信する。制御装置３４は各共有車両に対して指定された予約方式と関連する追加情報が取得されると、これを対応する共有車両にマッピングして車両情報ＤＢ３２１に保存する。

制御装置３４は、各共有車両の予約方式によって、該当共有車両に対して位置管理方式を自動で指定する。例えば、制御装置３４はＳｃＢ方式が指定された共有車両に対して、ＳＢ方式を位置管理方式として指定する。この場合、ＳｃＢ方式で予約された共有車両は、指定されたステーションでのみ貸与及び返却が行われるように管理する。また、例えば、制御装置３４はＩＢ方式が指定された共有車両に対して、ＦＦ方式を位置管理方式として指定する。この場合、ＩＢ方式で予約された共有車両は、ＦＦ方式で運営されるサービス区域内の任意の場所で貸与及び返却が可能なように管理する。

制御装置３４は、カーシェアリング管理サーバー３０に登録された各共有車両に対して拠点情報を登録する。これのために、制御装置３４は車両端末１０または管理者端末（図示せず）から各共有車両の拠点位置（特定ステーション、または特定サービス区域）を指定する情報を受信する。制御装置３４は各共有車両の拠点位置が決定されると、決定された拠点位置の拠点情報を対応する共有車両にマッピングして車両情報ＤＢ３２１に保存する。制御装置３４は、通信装置３１を介してユーザー端末２０からユーザー登録情報を受信する。制御装置３４はユーザー端末２０から受信したユーザー登録情報に基づいて対応するユーザーをカーシェアリング管理サーバー３０の会員として登録する。また、制御装置３４はユーザー端末２０から受信したユーザー登録情報に基づいて、対応するユーザーのユーザー情報をユーザー情報ＤＢ３２２に保存する。

制御装置３４は、ユーザー端末２０と連動して共有車両に対するカーシェアリング利用予約を登録する。制御装置３４は通信装置３１を介してユーザー端末２０から共有車両を予約するために必要な選択情報（貸与期間／貸与時間、貸与位置、返却位置、現在位置、車種等）を受信する。制御装置３４は車両情報ＤＢ３２１に保存された各共有車両の予約現況情報、利用現況情報等に基づいて、ユーザー端末２０から受信した選択情報にマッチングされる共有車両を検索する。この際、制御装置３４は、ユーザー端末２０から受信した選択情報が予約方式を指示する情報をさらに含む場合、該当予約方式に設定した共有車両のうち予約可能な共有車両を検索することができる。

例えば、ユーザー端末２０から受信した選択情報が事前予約方式すなわち、ＳｃＢ方式を指示する場合、制御装置３４はＳｃＢ方式で登録された共有車両のうち予約可能な共有車両を検索することができる。また、例えば、ユーザー端末２０から受信された選択情報が即時予約方式すなわち、ＩＢ方式を指示する場合、制御装置３４はＩＢ方式で登録された共有車両のうち予約可能な共有車両を検索することができる。制御装置３４はまた、ユーザー端末２０から受信される選択情報に応じて対応する予約方式を決定し、決定された予約方式が指定された共有車両のうち予約可能な共有車両を検索することもできる。

例えば、制御装置３４は、ユーザー端末２０から貸与開始時点及び貸与終了時点で定義される貸与期間に対する選択情報と、貸与位置及び返却位置に対する選択情報が受信されると、ＳｃＢ方式を予約方式として決定することができる。また、例えば、制御装置３４はユーザー端末２０から現在位置情報及び貸与時間に対する情報が受信されると、ＦＦ方式を予約方式として決定することもできる。制御装置３４は、予約可能な共有車両が検索されると、検索された共有車両のリストをユーザー端末２０に伝送する。制御装置３４は予約可能な共有車両のリストをユーザー端末２０に伝送時、リストに含まれた共有車両が位置するサービス区域の領域情報、各共有車両が位置するステーション情報、各共有車両の現在位置情報等を共に伝送する。

その後、ユーザー端末２０から共有車両選択情報が受信されると、制御装置３４はユーザー端末２０から受信した選択情報に基づいて対応する共有車両をユーザー端末２０のユーザーに割り当てて、該当共有車両に利用予約を登録する。制御装置３４は利用予約登録が完了すると、設定した予約情報に基づいて車両情報ＤＢ３２１に保存された共有車両の予約現況情報と、ユーザー情報ＤＢ３２２に保存された予約内訳情報をアップデートする。また、制御装置３４は対応する共有車両の車両端末１０にアップデートされた予約現況情報を伝送し、ユーザー端末２０にアップデートされた利用内訳情報を伝送する。

図３は、一実施形態によるカーシェアリング管理サーバーでサービス区域を管理する方法を概略的に示す図である。図３のサービス区域管理方法は図１及び図２を参照して説明したカーシェアリング管理サーバー３０の制御装置３４により行われる。図４ａ及び図４ｂはカーシェアリング管理サーバーで位置管理方式により共有車両の位置を管理する方式を説明するための図である。図３を参照すると、制御装置３４はカーシェアリング管理サーバー３０でカーシェアリングサービスを提供するサービス区域を設定する（Ｓ１０）。制御装置３４は管理者または管理者端末から受信される情報に基づいて各サービス区域の位置及び多角形形態の領域を定義し、各サービス区域に識別情報（ＩＤ）を付与してサービス区域を設定する。この過程で、制御装置３４は各サービス区域の位置情報、領域情報等を取得する。

サービス区域が設定されると、制御装置３４は各サービス区域に対して位置管理方式（ＳＢまたはＦＦ方式）を指定する（Ｓ１１）。すなわち、制御装置３４は管理者または管理者端末から各サービス区域の位置管理方式を指定する選択情報を受信し、受信した選択情報に基づいて各サービス区域の位置管理方式を指定する。制御装置３４は、各サービス区域に対して指定された位置管理方式に応じて、各サービス区域に対する追加情報を取得する（Ｓ１２）。例えば、制御装置３４はＳＢサービス区域に対して、該当区域内に位置するステーションのリスト、各ステーションの識別情報（ＩＤ、場所名等）及び位置情報等を追加情報として取得する。また、例えば、制御装置３４はＦＦサービス区域に対して、該当サービス区域を多角形形状で表示するための領域表示情報を追加情報として取得する。

制御装置３４は各サービス区域に対する設定が完了すると、各サービス区域に対して指定された位置管理方式応じて各サービス区域内の車両位置を管理する（Ｓ１３）。Ｓ１３段階で、制御装置３４は共有車両に対する予約を設定するときＳＢ方式が指定されたサービス区域内では指定されたステーションでのみ車両の貸与及び返却が可能なように貸与位置及び返却位置を管理する。また、制御装置３４は共有車両に対する予約を設定するときＩＢ方式が指定されたサービス区域内では任意の場所で車両の貸与及び返却が可能なように貸与位置及び返却位置を管理する。

Ｓ１３段階で、制御装置３４は、ＳＢサービス区域に対してはステーション別に共有車両をグルーピングして管理する。図４ａに示すように、制御装置３４はＳＢサービス区域に対しては、ユーザー端末２０で該当サービス区域を表示するとき個別車両の位置でないステーションの位置４１のみ表示されるように、ユーザー端末２０にステーションの位置情報を伝達する。また、制御装置３４はユーザーがステーションを選択するとき、ユーザー端末２０が選択されたステーションに入庫された車両リストを表示できるように、ユーザー端末２０に各ステーションに入庫された車両リストを伝達する。

Ｓ１３段階で、制御装置３４はＦＦサービス区域に対しては、共有車両別に位置を管理する。図４ｂを参照すると、制御装置３４はＦＦサービス区域に対しては、ユーザー端末２０で該当サービス区域を表示するとき各共有車両の位置５１が表示されるように、ユーザー端末２０に各共有車両の位置情報を伝達する。また、制御装置３４は各共有車両の位置とともにサービス区域の領域５２が表示されるように、対応するサービス区域の領域情報をユーザー端末２０に伝達する。

図５は、一実施形態によるカーシェアリング管理サーバーで共有車両を管理する方法を概略的に示す図である。図５の共有車両管理方法は図１及び図２を参照して説明したカーシェアリング管理サーバー３０の制御装置３４により行われる。図５を参照すると、制御装置３４はカーシェアリングサービスに用いられる車両をカーシェアリング管理サーバー３０に共有車両として登録する（Ｓ２０）。制御装置３４は、共有車両登録に必要な車両登録情報を、通信装置３１を介して連結された車両端末１０または管理者端末から受信し、入力装置３３を介して管理者から入力を受ける。

制御装置３４は、カーシェアリング管理サーバー３０に登録された各共有車両に対して予約方式（ＳｃＢ，ＩＢ）を指定する（Ｓ２１）。制御装置３４は通信装置３１を介して車両端末１０または管理者端末（図示せず）から各共有車両の予約方式を指定する情報を受信し、これに対し基づいて各共有車両の予約方式を指定する。制御装置３４は入力装置３３を介して管理者から入力される制御入力に基づいて、各共有車両の予約方式を指定する。

制御装置３４は、各共有車両の予約方式が指定されると、車両端末１０、管理者端末、または入力装置３３を介して指定された予約方式と関連する追加情報を取得する（Ｓ２２）。Ｓ２２段階で、共有車両に対して指定された予約方式がＳｃＢ方式である場合、制御装置３４は該当共有車両の最小利用時間、貸与期間前／後のバッファ時間等に対する追加情報をさらに受信する。また、共有車両に対して指定された予約方式がＩＢ方式である場合、制御装置３４は該当共有車両の再予約限度、予約後待機時間等に対する追加情報をさらに受信する。
その後、制御装置３４は各共有車両に対して指定された予約方式に応じて、各共有車両に対する予約を管理する（Ｓ２３）。

Ｓ２３段階で、制御装置３４は各共有車両に対して予約方式が指定されると、共有車両が指定された予約方式によってのみ予約が可能なように共有車両の予約を管理する。制御装置３４は、ユーザー端末２０から共有車両予約のための選択情報が受信されると、入力される選択情報に基づいて予約方式を決定する。制御装置３４は予約方式が決定されると、決定された予約方式に応じて共有車両のうちからのみ予約可能な共有車両を検索する。例えば、ユーザー端末２０から受信された選択情報が事前予約方式すなわち、ＳｃＢ方式に対応する場合、制御装置３４はＳｃＢ方式が指定された共有車両のうち予約可能な共有車両を検索する。また、例えば、ユーザー端末２０から受信した選択情報が即時予約方式すなわち、ＩＢ方式に対応する場合、制御装置３４はＩＢ方式が指定された共有車両のうち予約可能な共有車両を検索する。

前述の実施形態によれば、カーシェアリングシステムは共有車両に対する事前予約（ＳｃＢ）方式と即時予約（ＩＢ）方式をすべて支援し、貸与位置／返却位置を管理することにあたりステーション基盤（ＳＢ）方式とフリーフローティング（ＦＦ）方式をすべて支援する。また、互いに異なる予約方式を統合して提供する過程で重複予約の問題が発生することを防止してユーザーの満足度を向上させることができる。また、予約方式を共有車両自体の属性値として付与することによって、共有車両管理の複雑度を下げることができる。

前述の実施形態によるカーシェアリング管理サーバーのサービス区域管理方法及び共有車両管理方法はソフトウェアにより実行される。ソフトウェアにより実行されるとき、本発明の構成手段は必要な作業を実行するコードセグメントである。プログラムまたはコードセグメントはプロセッサ読み取り可能媒体に保存され、伝送媒体または通信網で搬送波と結合されたコンピュータデータ信号によって伝送される。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが保存される記録装置を含む。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ＿ＲＯＭ、ＤＶＤ＿ＲＡＭ、磁気テープ、フロッピーディスク、ハードディスク、光データ保存装置等がある。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体はネットワークで接続されたコンピュータ装置に分散して分散方式でコンピュータ読み取り可能なコードが保存されて実行される。

以上、図面に基づく上記の説明は実施するためのものであり、本発明を制限するものではない。

１ カーシェアリングシステム
１０ 車両端末
２０ ユーザー端末
３０ カーシェアリング管理サーバー
３１ 通信装置
３２ 保存装置
３３ 入力装置
３４ 制御装置
４１ ステーションの位置
５１ 共有車両の位置
３２１ 車両情報ＤＢ
３２２ ユーザー情報ＤＢ
３２３ サービス区域情報ＤＢ

Claims (11)

1. カーシェアリング（ｃａｒ ｓｈａｒｉｎｇ）サービスを提供するサーバーであって、
   複数の共有車両それぞれに対して事前予約方式と即時予約方式のうち一つを予約方式として指定する第１情報を保存する保存装置、及び
   前記複数の共有車両のうち前記事前予約方式が指定された共有車両に対しては前記事前予約方式で予約を許容し、前記複数の共有車両のうち前記即時予約方式が指定された共有車両に対しては前記即時予約方式で予約を許容する制御装置を含むことを特徴とするサーバー。
2. ユーザー端末と通信する通信装置をさらに含み、
   前記制御装置は、前記ユーザー端末から共有車両予約のための選択情報を受信し、受信された前記選択情報に基づいて前記事前予約方式と前記即時予約方式のうちいずれか一つを車両予約方式として決定し、決定された前記車両予約方式に応じて予約手続きを行うことを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
3. 前記制御装置は、前記決定された車両予約方式と同じ予約方式が指定された共有車両のうち前記ユーザー端末のユーザーに割り当てられる共有車両を決定することを特徴とする請求項２に記載のサーバー。
4. 前記制御装置は、前記決定された車両予約方式と同じ予約方式が指定された共有車両のうち前記選択情報に対応して予約可能な少なくとも一つの共有車両を決定し、前記予約可能な少なくとも一つの共有車両のうち前記ユーザー端末によって選択された共有車両を前記ユーザーに割り当てることを特徴とする請求項３に記載のサーバー。
5. 前記保存装置は、カーシェアリングサービスが提供される複数のサービス区域それぞれに対してステーション基盤（ｓｔａｔｉｏｎ ｂａｓｅｄ）方式とフリーフローティング（ｆｒｅｅ ｆｌｏａｔｉｎｇ）方式のうち一つを位置管理方式として指定する第２情報を保存し、
   前記制御装置は、前記第２情報に基づいて各サービス区域での共有車両の貸与位置及び返却位置を管理することを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
6. 前記制御装置は、前記複数のサービス区域のうち前記ステーション基盤方式が指定されたサービス区域に対しては指定されたステーションでのみ貸与及び返却が可能なように前記貸与位置及び前記返却位置を管理し、前記複数のサービス区域のうち前記フリーフローティング方式が指定されたサービス区域に対しては任意の場所で貸与及び返却が可能なように前記貸与位置及び前記返却位置を管理することを特徴とする請求項５に記載のサーバー。
7. 前記事前予約方式は、ユーザーが貸与期間をあらかじめ設定し、設定した貸与期間に貸与が可能な共有車両の中から予約する共有車両を選択する方式であり、
   前記即時予約方式は、ユーザーが現在利用可能な共有車両の中から予約する共有車両を選択する方式であることを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
8. カーシェアリング（ｃａｒ ｓｈａｒｉｎｇ）サービスを提供するサーバーの共有車両管理方法であって、
   複数の共有車両それぞれに対して事前予約方式と即時予約方式のうち一つを予約方式として指定する段階、及び
   指定された前記予約方式に応じて前記複数の共有車両それぞれに対する予約を管理する段階を含み、
   前記予約を管理する段階では、前記複数の共有車両のうち前記事前予約方式が指定された共有車両に対しては前記事前予約方式で予約を許容し、前記複数の共有車両のうち前記即時予約方式が指定された共有車両に対しては前記即時予約方式で予約を許容することを特徴とする共有車両管理方法。
9. 前記予約を管理する段階は、
   ユーザー端末から共有車両予約のための選択情報を受信する段階、
   受信された前記選択情報に基づいて前記事前予約方式と前記即時予約方式のうちいずれか一つを車両予約方式として決定する段階、及び
   決定された前記車両予約方式と同じ予約方式が指定された共有車両のうち前記ユーザー端末のユーザーに割り当てられる共有車両を決定する段階を含むことを特徴とする請求項８に記載の共有車両管理方法。
10. 前記ユーザーに割り当てられる共有車両を決定する段階は、
    前記決定された車両予約方式と同じ予約方式が指定された共有車両のうち前記選択情報に対応して予約可能な少なくとも一つの共有車両を決定する段階、及び
    前記予約可能な少なくとも一つの共有車両のうち前記ユーザー端末によって選択された共有車両を前記ユーザーに割り当てる段階を含むことを特徴とする請求項９に記載の共有車両管理方法。
11. 前記指定された前記予約方式に応じて、各共有車両に対する追加情報を取得する段階をさらに含み、
    前記追加情報は、前記事前予約方式が指定された共有車両に対しては最小利用時間、または貸与期間前／後のバッファ時間を含み、前記即時予約方式が指定された共有車両に対しては再予約限度、または予約後待機時間を含むことを特徴とする請求項８に記載の共有車両管理方法。

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