JP2019169110A - 情報配信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ時間帯に、同じ使い方をするような利用者が多数存在していても共用車両の利用を可能とする、カーシェアリングの情報配信装置を提供する。【解決手段】情報配信装置が実行する、グルーピングプログラムおよび配信プログラムは、利用者からの予約情報を取得する取得手段と、各利用者の利用履歴を記憶する記憶手段と、前記利用履歴に基づいて、利用傾向が類似している複数の利用者のグループを生成する生成手段と、前記生成された複数のグループの中から前記予約情報に合致するグループを選択する選択手段と、前記選択されたグループに属する利用者に乗り合いの提案情報を配信する配信手段とを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、複数の利用者によって複数の車両を共用するカーシェアリングシステムに関し、特に、利用者に情報を配信する情報配信装置に関する。
近年、複数の車両を予め登録された複数の会員が共同して使用するカーシェアリングシステムが普及してきている。カーシェアリングは、自分の車両を持たなくても、利用者が選択したカーステーションに保管されている共用車両を予約することで、必要な時に必要な時間、乗りたい車両を利用することができる。
カーシェアリングは、一般的に、会員登録を行った会員による事前予約に基づいて、配車を行っている。例えば、特許文献1のように、利用者による希望利用期間とカーステーションに配備されている共用車両の予約済み期間とが一致するか否かを判定し、一致しない共用車両が存在するときに、共用車両に空きがあることを利用者に送信する。さらに、部分一致する共用車両が存在するときは、共用車両に一部空きがあり、時間調整により予約可能であることを利用者に送信するような、カーシェアリングシステムの技術が開示されている。
特開2011−204177号公報
上述したように、カーシェアリングは、事前予約制であるため、利用者が利用したい時に予約が埋まっており、共用車両を利用できないような場合もある。特許文献1に記載の発明により、空いている時間を利用できることを利用者に情報提供することで、共用車両を利用できる利用者を増やすことが可能になる。しかし、例えば、子供の送迎などのように、共用車両を同じ時間帯に、同じ使い方をする利用者が多い場合に、予約できない利用者が発生してしまうという課題が生じる。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、多数の利用者による共用車両の利用を可能とする、カーシェアリングの情報配信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報配信装置は、複数の利用者によって複数の車両を共用するカーシェアリングシステムに用いられる情報配信装置であって、利用者からの予約情報を取得する取得手段と、各利用者の利用履歴を記憶する記憶手段と、前記利用履歴に基づいて、利用条件が類似している複数の利用者のグループを生成する生成手段と、前記生成された複数のグループの中から前記予約情報に合致するグループを選択する選択手段と、前記選択されたグループに属する利用者に乗り合いの提案情報を配信する配信手段とを備える。
ある実施態様では、前記生成手段は、少なくとも利用時間および目的地を含む利用条件が同一または類似の利用者を一つのグループにする。ある実施態様では、前記利用条件は、さらに天候情報を含み、前記生成手段は、利用するときの天候が同一または類似の利用者を一つのグループにする。ある実施態様では、前記生成手段はさらに、グループによる乗り合いの利用回数が一定回数以上の利用者のみをグループにする。ある実施態様では、前記生成手段は、過去にグループによる乗り合いを拒否した利用者をグループに含めない。ある実施態様では、前記選択手段は、前記予約情報に含まれる利用時間に基づきグループを選択する。ある実施態様では、前記選択手段は、前記予約情報に含まれる利用者に基づきグループを選択する。ある実施態様では、前記選択手段は、前記予約情報に含まれる利用時間および目的地に基づきグループを選択する。ある実施態様では、前記選択手段は、前記予約情報に含まれる利用日時の天候予報に基づきグループを選択する。ある実施態様では、前記配信手段は、一の前記予約情報に基づいてグループ内の利用者へ前記提案情報が配信された後に、同じグループ内の他の利用者から同一の前記予約情報を取得しても当該提案情報を配信しない。ある実施態様では、情報配信装置はさらに、判定手段を含み、前記判定手段は、予約情報を入力した利用者が、当該予約情報に合致するグループに属しているか否かを判定し、前記配信手段は、当該利用者が当該グループに属していなかった場合には前記提案情報は配信せず、予約を行った利用者にのみ、当該予約に関する利用情報を配信する。ある実施態様では、情報配信装置はさらに配車手段を含み、前記配車手段は、乗り合いを希望する前記グループ内の利用者の数に応じて共用車両を配車する。
本発明によれば、利用履歴から利用条件が類似する利用者をグルーピングし、グループ内の利用者に乗り合いの提案を行うことで、多数の利用者による共用車両の同時利用を可能にし、予約が埋まっていて共用車両を利用できなくなってしまうという事態を回避することが可能となる。
本発明の実施形態に係るカーシェアリングシステムのシステム構成図である。 本発明の実施形態に係るカーシェアリングシステムの構成を示すブロック図である。 過去の利用履歴に関するDBおよびグルーピングの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るグルーピングプログラムの機能的な構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るグルーピングプログラムを実行時の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る近似範囲を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る配信プログラムの機能的な構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る配信プログラムを実行時の動作を説明するフローチャートである。 本実施例を説明するための具体例である。 複数の利用者端末装置と情報配信装置のシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る利用者端末装置における表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る情報配信装置について説明する。本実施形態におけるカーステーションとは、カーシェアリングシステムを運営する会社ごとに所持している、共用車両の貸出・返却を行うことのできる駐車場所のことであり、カーシェアリングシステムのために予め用意した駐車場などが挙げられる。また、カーシェアリングを利用するには、管理および運営上の都合から、まず、会員登録を済まさなければならない。すなわち、以下の実施形態に示すサービスを受けることのできる「利用者」は、全て会員登録を済ませていることとする。
まず、本発明の実施形態に係るカーシェアリングシステムのシステム構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るカーシェアリングシステムのシステム構成図である。カーシェアリングシステム10は、複数の利用者端末装置101〜104、情報配信装置200を含んで構成される。また、カーシェアリングシステム10は、共用車両等に搭載される車載装置300を含むことも可能である。利用者端末装置101〜104、情報配信装置200、車載装置300は、例えば、インターネットなどのネットワーク900を介して情報の送受信を行う。利用者端末装置101〜104は、利用者からカーシェアリングシステムの予約情報を受け取り、予約情報を情報配信装置200にネットワーク900を介して送信することが可能である。利用者端末装置101〜104は、例えば、スマートフォンのような多機能型携帯電話やパソコンなどの情報端末機器などから、予約に必要な各種情報を入力する。
情報配信装置200は、カーシェアリングシステムに関する各種処理を実行するサーバ群である。例えば、会員などの利用者情報の管理、予約管理を含めた配車管理、利用者端末装置101〜104への情報の配信などを行う。車載装置300は、例えば、出発地から目的地までの経路案内を行うナビゲーション機能を有する。ある実施態様では、車載装置300は、ユーザ入力を介して利用者からカーシェアリングシステムの予約情報を受け取り、予約情報を情報配信装置200にネットワーク900を介して送信することが可能であり、情報配信装置200より算出された乗車ステーションから返却ステーションまでの経路を探索し、案内することが可能である。また、車載装置300は、接続手段90を介して利用者端末装置101〜104と有線または無線による接続が可能であり、利用者端末装置101〜104を介してネットワーク900にアクセスするようにしてもよい。
図2は、本発明の実施形態に係るカーシェアリングシステムの各部の構成を示すブロック図である。まず、利用者端末装置100の構成について説明する。利用者端末装置100は、記憶部110、入力部120、出力部130、制御部140、通信部150を含んで構成される。記憶部110には、端末装置の動作を制御するプログラムや各種データが記憶されている。入力部120は、利用者からの指示を入力する。入力部120は、タッチパネルや入力キーデバイス、音声入力等を含む。出力部130は、画面への表示や音声による出力を行う。
制御部140は、マイクロコントローラまたは中央プロセッサ等を含み、記憶部110に記憶された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行する。通信部150は、外部機器や外部ネットワーク等との間で有線または無線によるデータの送受信を可能にする。通信部150は、入力部120により入力された各種予約情報を情報配信装置200に送信することができる。また、WiFi、LAN、赤外線通信、電話回線などを利用した有線または無線によるデータ通信が可能である。
次に、情報配信装置200の構成について説明する。情報配信装置200は、記憶部220、制御部240、通信部260を含んで構成される。記憶部220は、制御部240を実行する際に必要な各種情報を記憶する。ある実施態様では、利用者の出発地や目的地を判別するため、記憶部220は、地図データベースを含む。地図データベースは、地図データ(リンクデータおよびノードデータ等)を格納する。リンクデータは、ノードとノード間を結ぶ道路情報であり、一般道路や高速道路種別、リンクの始点および終点の座標、リンクの方位などを含む。ノードデータは、交差点や分岐点などの位置座標や交差点の属性などを表す情報である。
また、記憶部220は、利用者情報およびカーステーション情報を記憶している。利用者情報とは、利用者ごとの登録情報および過去の利用履歴に関する情報である。登録情報とは、例えば、利用者のID(識別情報)、氏名、住所、電話番号、支払い口座などデータ群のことである。
過去の利用履歴とは、図3(a)に示す利用履歴DBのような、利用者ごとの過去にカーシェアリングを利用した際の出発時刻、目的地などの情報を含んだデータ群のことである。本実施形態では、利用履歴DBとしてデータベース化しており、利用履歴DBには、例えば、利用者のID(識別情報)、利用者名、出発時刻、目的地、利用時間、天候に関する情報を含んでいる。利用履歴情報は、利用者の登録情報、利用者の予約情報、共用車両に搭載される車載装置の走行履歴等に基づき生成される。例えば、予約情報に目的地が含まれている場合にはそれを利用し、予約情報に目的地が含まれていない場合には、共用車両に搭載された車載装置300のナビゲーション機能を利用することができる。例えば、目的地が設定されていれば、その情報を利用し、目的地が設定されていなければ、共用車両のエンジンが停止された位置や一定時間以上停止した位置を目的地にする。または、カーステーションを出発してから折り返した地点を記録して、その地点を目的地にすることも可能である。また、出発時刻は、例えば、カーステーションを出発する時刻にすることができる。図3(a)の利用履歴情報は一例であり、他の実施形態ではこれに依らず利用履歴の情報は変更可能である。また、利用履歴DBを記録するタイミングとしては、利用者によるカーシェアリング利用終了後に自動でアップロードすることが好ましく、これにより、当日の実際の利用時間や天候などの情報を記録するこができる。
また、記憶部220は、図3(b)に示すような、利用履歴DBに基づき利用条件が類似する利用者をグループ化したグループを複数記憶している。さらに記憶部220は、カーステーション情報として、例えば、カーステーションのID、カーステーションの地図上の位置、カーステーションに配置されている共有車両の台数、共用車両の車種などを記憶する。
制御部240は、マイクロコントローラまたは中央プロセッサ等を含み、記憶部に記憶された情報および制御プログラムに基づいて所定の処理を実行する。本実施形態に係る制御プログラムには、グルーピングプログラム500および配信プログラム600が含まれる。通信部260は、外部機器や外部ネットワーク等との間で情報の送受信を行うことが可能であり、WiFi、LAN、赤外線通信、電話回線などを利用した有線または無線によるデータ通信が可能である。本実施形態では、通信部260は、利用者端末装置100からの予約情報の受信、利用者端末装置100への情報の配信や、その他外部のサーバや配信サイトから情報の取得等を行うことに用いられる。
本実施形態では、制御部240は、利用者をある特定の利用条件に応じてグループ化するために、グルーピングプログラム500を実行する。図4は、本発明の実施形態に係るグルーピングプログラム500の機能的な構成を示す図である。グルーピングプログラム500は、利用履歴情報取得部520、類似利用条件抽出部540、グルーピング部560、グループ記録部580を備えている。
まず、利用履歴情報取得部520は、図3(a)のような、今までにカーシェアリングシステムを利用したことのある利用者の過去の利用履歴に関する情報、つまり利用履歴DBから取得する。他の実施形態では、外部に別の履歴情報を格納しているサーバを用意しておき、そこから通信部260を介して取得するなどしてもよい。
類似利用条件抽出部540は、取得した利用履歴情報から、類似している利用条件の抽出を行う。本実施形態における利用条件とは、出発時刻や目的地などのパラメータのことである。利用条件としてどのようなパラメータを含ませるかは任意である。利用条件は、予め設定され、かつ適宜変更することも可能である。グルーピング部560は、類似利用条件抽出部540の抽出結果に基づき、利用条件が類似している利用者を識別し、図3(b)に示すようなグループを生成する。グループ記録部580は、生成されたグループを記憶部220に記憶する。
次に、本発明の実施形態に係るグルーピングプログラム500を実行した時の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。まず、情報配信装置200は、利用履歴情報取得部520より、記憶部220に記憶されている、利用者ごとの過去の利用履歴に関する情報を取得する(S100)。
次に、類似利用条件抽出部540より、グルーピングするための類似している利用条件の抽出を行う(S102)。例えば、利用履歴DBから、7時頃、いわき小学校を目的地にして、カーシェアリングを利用する利用者が二組以上存在していたことが検出できた場合に類似利用条件として、「出発時刻:7時頃、目的地:いわき小学校」を抽出する。なお、「出発時刻:7時頃」のような、出発時刻を近似とみなす範囲としては、例えば、7:00から7:59を「7時頃」としてもよいし、統計結果から一番利用が多い時間を算出し、その時刻を基準として、その時点から前後数分以内を同出発時刻とみなすようにしてもよい。また、実施形態によっては、「7時頃」のように範囲を持たせず、「7時」や「7時15分」のようなピンポイントの時刻でグルーピングするようにしてもよい。
また、類似利用条件は、出発時刻および目的地だけでなく、天候情報などの他の情報をグルーピングのパラメータに追加してもよい。例えば、類似利用条件が「出発時刻:7時頃、目的地:いわき小学校、天候:雨」で過去にカーシェアリングを利用した利用者を抽出する。
次に、グルーピング部560により、先程抽出した類似利用条件と同様な利用をしたことのある利用者を利用履歴DBより抽出して、1つのグループを生成する(S104)。例えば、類似利用条件が「出発時刻:7時、目的地:いわき小学校」と類似する利用をしたことがある利用者である、ID0001−山田、ID0002−田中、ID0101−杉谷が選出され、図3(b)のように、これらの利用者をグルーピングする。
なお、本実施形態では、ID0101―杉谷の目的地はいわき公園であり、いわき小学校とは異なるが、図6に示すように、目的地に近似するとみなす範囲(近似範囲)内に、目的地が存在している場合には、目的地が異なっていても同じ目的地とみなし、グルーピングしている。近似範囲に関しては、システム管理者などの運営側により適宜設定可能である。但し、実施形態によっては、近似範囲の設定をしなくてもよい。また、グルーピングする利用者において、類似利用条件に合致するカーシェアリングの利用を複数回行っている利用者のみ、グルーピングするようにすることが好ましい。これにより、たまたま一回だけ利用しただけの利用者を除外することができる。
グルーピング部560により生成されたグループを、グループ記録部580により記憶部220へ記録し、処理を終了する(S106)。これは、新規のグループが作成されるごとに記録していく。また、生成されたグループの利用条件を満たす利用者が新しく検出される度に、当該利用者をそのグループに追加し、グループが更新される。以上の処理により作成されたグループは、システム管理者などの運営側により適宜編成可能である。また、1人の利用者は、必ずしも1つのグループだけではなく、複数のグループに属していてもよい。以上により、カーシェアリングの利用条件が類似する利用者をグルーピングすることができる。
次に、グループ内の利用者に乗り合いの提案情報を配信するための配信プログラム600について説明する。図7は、本発明の実施形態に係る配信プログラム600の機能的な構成を示す図である。配信プログラム600は、予約情報取得部620、所属グループ検出部640、照合部660、および提案情報配信部680を備えている。
まず、予約情報取得部620は、今回カーシェアリングの利用を希望する利用者からの予約情報を取得する。予約情報には、例えば、利用者ID、利用者名、利用日時、カーステーションの貸出、返却、目的地などが含まれる。所属グループ検出部640は、利用者IDおよび利用者名からこの利用者が所属しているグループを検出する。利用者が複数のグループに属している場合は、複数のグループが検出される。照合部660は、今回の予約情報と検出されたグループの内、利用条件が合致するものがあるかの照合を行う。提案情報配信部680は、予約情報が合致するグループ内の他の利用者へ乗り合いの提案情報を作成し、配信する。
本発明の実施形態に係る配信プログラム600を実行した時の動作について、図8のフローチャートと図9に示す具体例を参照して説明する。まず、情報配信装置200は、利用者端末装置100を介して今回利用を希望する利用者により入力された予約情報を、予約情報取得部620により取得する(S202)。予約情報は、図9に示すような、利用者の会員情報(IDや氏名)、利用日時(開始希望時刻)、目的地などを含む。
次に、取得された予約情報から、所属グループ検出部640より、予約した利用者が所属しているグループを検出する(S204)。例えば、図9に示すように、今回の予約はID0001のユーザによるものであるため、記憶部220に記録してある「利用条件:出発時刻:7時頃、目的地:いわき小学校」のグループと、「利用条件:出発時刻:17時頃、目的地:いわき駅」のグループの2つが検出される。以上のように、予約した利用者のID情報から、所属しているグループが1つ以上検出された場合に、次のステップへ移行する。所属しているグループが1つも無い場合は、乗り合い情報の配信先なしとみなして、従来通りの個別での予約を受け付け、予約者に対してのみ、今回のカーシェアの利用情報を送信して処理を終了する(S206)。
所属しているグループが1つ以上検出された場合には、照合部660により、検出された所属グループの利用条件と今回の予約情報が合致しているか否かを照合する(S208)。例えば、図9に示すように、今回の予約による利用条件は、「開始希望時刻7:30、目的地:いわき小学校」であり、その利用条件に合致する「利用条件:出発時刻:7時頃、目的地:いわき小学校」のグループが存在するため、合致しているグループ有りと判定し、次のステップへ移行する。なお、予約の利用条件に合致するグループが無かった場合には、従来通りの個別での予約を受け付け、予約者に対してのみ、今回のカーシェアの利用情報を送信して処理を終了する(S206)。
次に、提案情報配信部680は、グループ内の他の利用者に乗り合いの提案情報を配信する前に、予約を行った利用者が乗り合いを希望しているかの確認を行う(S210)。利用者が合意しなかった場合は、従来通りの個別での予約を受け付け、予約者に対してのみ、今回のカーシェアの利用情報を送信して処理を終了する(S206)。利用者が乗り合いに合意した場合は、提案情報配信部680により、グループ内の他の利用者へ乗り合いの提案情報の配信を行い、処理を終了する(S212)。なお、予約者への確認のタイミングはこれに限らず、例えば、予約時に行ってもよく、あるいは事前登録してもよく、実施形態によって変更可能である。
図10は、予約が行われたときの複数の利用者端末装置100と情報配信装置200のシーケンス図である。利用者端末Aは、今回カーシェアリングの予約を行う利用者端末装置であり、利用者端末Bと利用者端末Cは、同グループに所属している利用者の利用者端末装置である。
利用者は、利用者端末Aにおいて、カーシェアの予約を行うため、サイトにアクセスし、利用者認証を実行する(S302)。また、サイトでなく、アプリケーションソフトウェアであってもよい。利用者認証が完了すると、所定の記載項目(図示しない)に沿って予約情報を入力させ、その予約情報を情報配信装置200へ配信する(S304)。配信が完了すると、制御部140は、通信部150を介して情報配信装置200に対し、配車情報の配信を要求する(S306)。好ましくは、利用者からの指示に応じて実行される。
情報配信装置200が予約情報および配車情報の要求を、通信部260を介して受け取ると(S308)、その予約情報を基に上記のような配信プログラムを制御部240で実行して配車情報を生成する(S310)。そして、利用者端末装置100へ配車情報を送信すると同時に、乗り合い要否の確認の連絡をメールなどで送信する。利用者端末Aは、受信した上記の情報を出力部130より表示画面等に出力する。
利用者の乗り合いの要否に関する回答を情報配信装置200へ配信する(S312)。情報配信装置200は、利用者端末Aが乗り合いを希望している場合は、配信情報を生成し、グループ内の他の利用者である、利用者端末Bと利用者端末Cへ乗り合いの案内を配信する(S314)。ここで、利用者端末Aが乗り合いを希望しない場合は、個別での予約として従来通りの処理を行う。
次に、利用者端末Bは、先程配信された配信情報に対する返答を情報配信装置へ配信する(S316)。利用者端末Cも同様に、返答を情報配信装置へ配信する(S318)。情報配信装置200は、乗り合いを参加する利用者の数を集計して、改めて配車情報を再生成する(S320)。そして、最終的に決定した配車情報を、利用者端末Bと利用者端末Cの乗り合いを利用すると回答した利用者端末に対し、配信を行う(S322)。
次に、グループ内の利用者に配信される、乗り合い提案情報の表示例を図11に示す。図11は、例えば、メールなどで配信された乗り合いの提案情報が、利用者端末装置100の表示画面に表示されている例である。ここでの例は、予約者による利用条件が朝の7時にいわき小学校まで向かうものである。
配信情報としては、まず、今回の予約に関する情報を提示する。その際に、予約者の性別や年齢などの詳細情報も提供すると、同乗する際の不安などが解消できるため、好ましい。本実施形態では、「予約者情報」のリンク32を設けて、このリンク32にアクセスすると、予約者に関する情報を閲覧できる。また、乗り合いの情報提供の際に、乗り合いすることによるメリットを掲載することにより、乗り合いの促進を図ることができる。
本実施形態では、「現在の1人あたりの価格」のリンク34を設け、このリンク34にアクセスすると、アクセス者と他の乗り合いを希望済みの利用者の合計人数でカーシェアの利用料金を割った価格を提示できるようにしており、これにより、どの程度割り引かれているかが明確になるため、より利用の促進を促すことができる。また、必要であれば、別途で割引チケットなどのサービスを提供するようにしてもよい。
情報の提示の最後にカーシェアリングの乗り合いに対する参加の有無を「はい/いいえ」や「YES/NO」などのボタンを設けて返信させるようにする。この返答結果を基に、最終的な利用開始時刻や利用時間、運転者や同乗者に関する情報などの配車情報を生成し、今回の利用を希望する利用者全員に配信を行う。
以上説明したように、本発明の情報配信装置によれば、利用したい時間帯が重なってしまい、利用できないユーザが発生するような場合においても、利用条件からグルーピングして、同じグループの利用者に乗り合いの情報を配信することで、配車台数を少なくでき、かつ、多くの利用者が利用できるようになる。
このグループ内の利用者への配信は、すでに配信を行った予約情報と同一の予約が後から入った場合には、その後から入った予約に基づいた乗り合いの情報は配信しないようにすることが好ましい。これにより、グループ内の利用者が予約を入れる度に、何度も同様の内容がグループ内の利用者へ配信されることを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、乗り合い情報をグループ内の利用者全員に一斉配信しているため、乗り合いを希望する利用者が同乗できる人数を超えてしまう場合も想定できる。この場合は、例えば、車種を乗車人数が補える大きさの車両に変更したり、共用車両を複数台配車するなどして、全員が乗車できるように配車を行う。
本実施形態では、予約する際に開始希望時刻と目的地を入力させることを前提にしていたが、ある実施形態は、開始希望時刻のみ予約情報として取得した場合、その開始希望時刻が所属しているグループの利用条件と同じ時刻であった場合は、前回までと同じ目的地までの利用を行うものとみなして、グループ内の利用者に案内を出すようにしてもよい。
本実施形態は、自動的にグルーピングするものである。乗り合いを好まない利用者が居た場合の対応として、乗り合いの要否の返答を予約者およびグループ内の利用者から取得する際に、乗り合いを希望しない回答を所定回数以上行った利用者に関しては、自動的にグループから外すようにしてもよい。これにより、乗り合い情報を必要としない利用者への無駄な配信を防ぐことができる。
本実施形態では、所属グループ検出部640により、予約者の所属しているグループを検出していたが、ある実施態様では、予約情報に合致するグループを検出して、そのグループに所属している利用者に乗り合い案内を配信するようにしてもよい。こうすることで、いつもと違う利用条件であっても乗り合いの提供を行うことが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。
10 カーシェアリングシステム
90 接続手段
100、101、102、103、104 利用者端末装置
200 情報配信装置
300 車載装置
500 グルーピングプログラム
600 配信プログラム
900 ネットワーク
32、34 リンク

Claims (12)

  1. 複数の利用者によって複数の車両を共用するカーシェアリングシステムに用いられる情報配信装置であって、
    利用者からの予約情報を取得する取得手段と、
    各利用者の利用履歴を記憶する記憶手段と、
    前記利用履歴に基づいて、利用条件が類似している複数の利用者のグループを生成する生成手段と、
    前記生成された複数のグループの中から前記予約情報に合致するグループを選択する選択手段と、
    前記選択されたグループに属する利用者に乗り合いの提案情報を配信する配信手段と、を備える情報配信装置。
  2. 前記生成手段は、少なくとも利用時間および目的地を含む利用条件が同一または類似の利用者を一つのグループにする、請求項1に記載の情報配信装置。
  3. 前記利用条件は、さらに天候情報を含み、前記生成手段は、利用するときの天候が同一または類似の利用者を一つのグループにする、請求項2に記載の情報配信装置。
  4. 前記生成手段はさらに、グループによる乗り合いの利用回数が一定回数以上の利用者のみをグループにする、請求項2または3に記載の情報配信装置。
  5. 前記生成手段は、過去にグループによる乗り合いを拒否した利用者をグループに含めない、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の情報配信装置。
  6. 前記選択手段は、前記予約情報に含まれる利用時間に基づきグループを選択する、請求項1に記載の情報配信装置。
  7. 前記選択手段は、前記予約情報に含まれる利用者に基づきグループを選択する、請求項1に記載の情報配信装置。
  8. 前記選択手段は、前記予約情報に含まれる利用時間および目的地に基づきグループを選択する、請求項1に記載の情報配信装置。
  9. 前記選択手段は、前記予約情報に含まれる利用日時の天候予報に基づきグループを選択する、請求項1に記載の情報配信装置。
  10. 前記配信手段は、一の前記予約情報に基づいてグループ内の利用者へ前記提案情報が配信された後に、同じグループ内の他の利用者から同一の前記予約情報を取得しても当該提案情報を配信しない、請求項1に記載の情報配信装置。
  11. 情報配信装置はさらに、判定手段を含み、
    前記判定手段は、予約情報を入力した利用者が、当該予約情報に合致するグループに属しているか否かを判定し、前記配信手段は、当該利用者が当該グループに属していなかった場合には前記提案情報は配信せず、予約を行った利用者にのみ、当該予約に関する利用情報を配信する、請求項1に記載の情報配信装置。
  12. 情報配信装置はさらに配車手段を含み、
    前記配車手段は、乗り合いを希望する前記グループ内の利用者の数に応じて共用車両を配車する、請求項1に記載の情報配信装置。
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