JP2021149294A - 車両乗合支援システム - Google Patents

車両乗合支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021149294A
JP2021149294A JP2020046549A JP2020046549A JP2021149294A JP 2021149294 A JP2021149294 A JP 2021149294A JP 2020046549 A JP2020046549 A JP 2020046549A JP 2020046549 A JP2020046549 A JP 2020046549A JP 2021149294 A JP2021149294 A JP 2021149294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
riding
user
condition
vehicle
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020046549A
Other languages
English (en)
Inventor
博之 田部
Hiroyuki Tabe
博之 田部
功 植松
Isao Uematsu
功 植松
優佐 河田
Yusa Kawada
優佐 河田
邦明 松島
Kuniaki Matsushima
邦明 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2020046549A priority Critical patent/JP2021149294A/ja
Publication of JP2021149294A publication Critical patent/JP2021149294A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】車両乗合支援システムにおいて、乗合利用者の希望条件をより反映した乗合グループを形成し易くする車両乗合支援システムを提供する。【解決手段】車両乗合支援システムにおいて、、利用者端末と、利用者端末とネットワークを介して接続され、乗合利用者から入力された複数の乗合条件に基づいて、推奨される乗合グループのセットを作成して出力するサーバとを有する。乗合条件は、乗合利用者から利用者端末において許容範囲が入力される第1乗合条件と、乗合利用者から希望度とともに利用者端末において入力される第2乗合条件とを含む。サーバは、乗合利用者それぞれに対して、第1乗合条件が許容条件を満たし、且つ、第2乗合条件の希望度に応じて定められる抽出条件を満たす乗合グループのセットを抽出する抽出処理と、抽出されたセットの中から、入力された乗合条件に適合するセットを選択して出力する選択処理とを順に実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザにライドシェアサービスを提供する車両乗合支援システムに関する。
共有車の運転者を効率的に決定するための乗合運転者決定システムが公知である(たとえば、特許文献1)。乗合運転者決定システムでは、各運転者に対して炭素排出量、電力消費量、運転距離、時間等の項目の評価値を評価し、それぞれの評価値に重みを積算して和を取った加重和に基づいて、運転者の割り当てが行われる。
自動車で移動する予定のある運転者と、他人の車に乗り合って目的地まで移動することを希望する乗合者とを組み合わせることによって、自動車のライドシェア(乗合)を支援する車両乗合支援システム(ライドシェアサービスシステム)が公知である(例えば、特許文献2)。
米国特許出願公開第2014/0188775号明細書 特開2002−140399号公報
特許文献2に記載の車両乗合支援システムの利用を希望する乗合利用者は、自らが乗合を利用する場合に端末に希望する条件(以下、乗合条件)を入力する。
近年のライドシェアの普及によって、乗合利用者の希望する乗合条件は距離や時間に限定されず、たとえば、乗り合う車両の車内環境や、同乗者の属性(性別や、喫煙の有無等)もまた重要な希望条件となりうることが明らかとなってきた。そこで、車両乗合支援システムにおいて、乗合利用者からより多くの乗合条件を受け付けて、全ての乗合条件を満たすように乗合グループを構成することが考えられる。しかしながら、乗合利用者からの乗合条件が増加すると、車両乗合支援システムは全ての乗合条件を満たすように乗合グループを構成し難くなるという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、車両乗合支援システムにおいて、乗合利用者の希望条件をより反映した乗合グループを形成し易くすることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明のある態様は、利用者端末(2)と、前記利用者端末とネットワーク(3)を介して接続され、前記利用者端末において乗合利用者から入力された複数の乗合条件に基づいて、推奨される乗合グループのセットを作成して出力するサーバ(4)とを有する車両乗合支援システム(1、100、200)であって、前記乗合条件は、前記乗合利用者から前記利用者端末において許容できる許容範囲が入力される第1乗合条件と、前記乗合利用者からの希望が前記希望に対する希望度とともに前記利用者端末において入力される第2乗合条件とを含み、前記サーバは、前記乗合利用者それぞれにおいて、前記第1乗合条件が前記許容範囲内にあり、且つ、前記第2乗合条件の前記希望度に応じて定められる抽出範囲内の前記乗合グループの前記セットを抽出する抽出処理(ST22)と、抽出された前記セットの中から、入力された前記乗合条件に適合する前記セットを選択する選択処理(ST23)とを順に実行することを特徴とする。
この構成によれば、第1乗合条件の抽出範囲を第2乗合条件の希望度に応じて変更することができる。すなわち、例えば、第2乗合条件の希望度が高い(すなわち、合致し難い)場合には抽出範囲を広げることによって、抽出処理においてより多くの乗合グループのセットを抽出することができる。これにより、入力された複数の乗合条件に適合する乗合グループのセットが形成され易くなる。
上記の態様において、前記サーバは、前記選択処理において、前記乗合グループの前記セットそれぞれについて、前記乗合利用者の前記第2乗合条件それぞれに対して満たされる度合いを充足度として算出するステップ(ST23B)と、前記乗合利用者の前記充足度の前記乗合グループそれぞれの平均値の総和が最大となる前記セットを推奨される前記セットとして選択するステップ(ST23D)とを順に実行するとよい。
この構成によれば、第2乗合条件がより充足された乗合グループのセットが推奨されるセットとして出力される。よって、乗合利用者の希望に即した乗合グループが形成されて出力され易くなる。
上記の態様において、前記第1乗合条件は、乗合を利用することによって前記乗合利用者が追加されることを許容する迂回時間であるとよい。
この構成によれば、第1乗合条件として迂回時間を用いることで、抽出範囲の拡大縮小を容易に行うことができる。
上記の態様において、前記サーバには、前記迂回時間に係る前記許容範囲が、前記迂回時間の上限値によって入力されるとよい。
この構成によれば、許容範囲を迂回時間の上限値として設定することによって、迂回時間が乗合利用者の意に反して延長されることが防止できる。
上記の態様において、前記サーバは、所定の前記第2乗合条件に対して所定の停止入力があったときには、前記停止入力に対応する前記第2乗合条件によって定められる前記抽出範囲を、前記許容範囲に設定するとよい。
上記の態様において、前記サーバは、所定の前記第2乗合条件に対して所定の必須入力があったときには、前記抽出処理において、前記必須入力を行った前記乗合利用者の前記必須入力がされた前記第2乗合条件が満たされる前記乗合グループの前記セットを抽出し、前記選択処理において、抽出された前記セットの中から、入力された前記乗合条件に適合する前記セットを選択するとよい。
この構成によれば、ユーザは第2乗合条件が必ず満たされることを希望する場合に、第2乗合条件に対して必須入力を行うと、第2乗合条件が満たされた乗合グループのセットが抽出されて、その中から乗合グループが選択されて出力される。これにより、出力される乗合グループは必ず第2乗合条件を満たしたものとなるため、ユーザの希望により即した乗合グループが出力され易くなる。
この構成によれば、乗合利用者が希望しない第2乗合条件によって抽出される乗合グループのセットの範囲が狭められることが防止できる。これにより、ユーザの希望に即さない乗合グループが選択され難くなる。
上記の態様において、前記サーバは、前記選択処理の後に、前記乗合利用者の前記利用者端末に、同乗者の前記第2乗合条件の前記希望を表示させる表示処理を実行するとよい。
この構成によれば、乗合利用者は利用者端末の表示によって、同乗者が設定した第2乗合条件の希望度を知ることができる。これにより、乗合利用者が同乗者に対して気遣いをし、同乗者の希望に即した行動を行うことが期待できるため、車内環境の向上を図ることができる。
上記の態様において、前記サーバは、前記抽出処理において、過去の予約履歴に基づいて、前記希望度に対応する前記抽出範囲を設定し、前記抽出範囲を満たす前記乗合グループを抽出できる確率を算出して、前記利用者端末に表示させるとよい。
この構成によれば、乗合利用者は、希望度の変更によって、乗合グループが抽出され易いかを理解することができる。これにより、乗合利用者は希望度を設定し易くなる。
上記の態様において、前記サーバは、前記抽出処理において、現在の予約状況に基づいて、前記希望度に対応する前記抽出範囲を設定し、前記抽出範囲を満たす前記乗合グループに含まれる前記乗合利用者の数を算出して、前記利用者端末に表示させるとよい。
この構成によれば、乗合利用者は、希望度の変更によって、乗合グループが抽出され易いかを理解することができる。これにより、乗合利用者は希望度を設定し易くなる。
上記の態様において、前記第2乗合条件は、同乗者の性別、車内の音楽の選択、ラジオ局の選択、会話の有無、車内の飲食の可否のいずれか1つを含むとよい。
この構成によれば、乗合利用者から乗り合う車両の車内環境や、同乗者の属性に係る希望を受け付けることができる。
以上の構成によれば、車両乗合支援システムにおいて、乗合利用者の希望条件をより反映した乗合グループを形成し易くすることができる。
第1実施形態に車両乗合支援システムの構成図 乗合支援処理の手順を示すフローチャート 申込受付処理の手順を示すフローチャート (A)条件選択画面、(B)希望度入力画面、及び、(C)確認画面を説明するための説明図 運行予定作成処理の手順を示すフローチャート 運行予定表示画面を説明するための説明図 第2実施形態に係る希望度入力画面を説明するための説明図 第2実施形態に係る希望度入力画面の第1変形例を説明するための説明図 第2実施形態に係る希望度入力画面の第2変形例を説明するための説明図
<<第1実施形態>>
以下、図面を参照して、車両乗合支援システム1の実施形態について説明する。実施形態に係る車両乗合支援システム1は、特定の団体(企業、役所、スポーツクラブ、介護施設、買物施設等)の構成員(ユーザ)に対して、移動時の車両の乗合を支援するサービスを提供する。本実施形態では、車両乗合支援システム1は、ユーザの特定の施設への往路の移動に対して、自動車の乗合(ライドシェア)サービスを提供する。ここでいう往路の移動とは、例えばユーザの朝の通勤、すなわち出勤における移動に対応する。すなわち、車両乗合支援システム1は、ユーザの出勤時の移動経路(往路)における乗合を支援し、ユーザは、車両乗合支援システム1の利用者、すなわち、乗合利用者である。
本実施形態に係る車両乗合支援システム1を利用する団体は、構成員に使用させる目的で複数の共用車を所有している。共用車は、通勤を含む構成員の移動に使用される。車両乗合支援システム1は、複数の共用車と、構成員の自家用車の内で乗合に使用することに同意した自動車(以下、提供車という)とを乗合のために使用する。全てのユーザ、共用車及び提供車は、車両乗合支援システム1に登録されている。車両乗合支援システム1において、全てのユーザにはユーザ識別番号が設定され、全ての共用車及び提供車には車両識別番号が設定されている。
(車両乗合支援システムの構成)
図1に示すように、車両乗合支援システム1は、ユーザに保持された複数のユーザ端末2(利用者端末)と、それぞれのユーザ端末2とネットワーク3を介して接続されたホストサーバ4とを有する。各ユーザ端末2は各ユーザに所持されている。ホストサーバ4は任意の場所に設けられてよく、例えば車両乗合支援システム1を運営する企業の建屋内に設けられるとよい。ネットワーク3は、例えばインターネットである。
ユーザ端末2は、アプリケーションを実行するための処理部11と、入力画面やメッセージを表示するとともにユーザからの入力を受け付けるユーザインタフェース12と、ネットワーク3を介してホストサーバ4と通信を行うための通信部13とを備えている。ユーザ端末2は、例えば、スマートホンや、タブレットPC、携帯電話、PDA等である。ユーザ端末2の処理部11は、ユーザの入力操作による乗合申込を受け付ける申込受付部15を有する。申込受付部15は、乗合申込を受け付ける際に、ユーザ識別番号、ユーザの希望出発地、希望目的地、希望出発時間、使用可能車情報(使用可能車の車両識別番号)、及び、乗合を利用する際に希望する条件(乗合条件)に関する情報の入力を要求する。ここで、使用可能車とは、ユーザが申込したライドシェアにおいて、ユーザが運転手として希望出発地から運行可能な車両をいい、共用車及び提供車を含む。具体的には、ユーザが選択した希望出発地の付近に駐車された車両であり、かつユーザが車両の利用に必要なキー又は認証カード等を所持している車両が使用可能車に該当する。
ホストサーバ4(サーバ)は、ネットワーク3を介してユーザ端末2と通信するための通信部21と、ユーザからの乗合申込を受け付ける申込処理部22と、乗合を希望するユーザの乗合申込情報を記憶する申込情報管理部23と、乗合申込があったユーザをグループ化して複数の乗合グループを作成するとともに、外部のナビゲーションサーバ5を使って各乗合グループの運行予定を作成する運行予定作成部24と、作成した乗合グループ及び運行予定を記憶する乗合情報管理部25と、ユーザ毎の情報を保持するユーザ情報管理部26と、登録された車両情報を保持する車両情報管理部27と、外部の道路情報サーバ6を使って道路の混雑状況を取得する道路情報取得部28、及び、乗合の運行予定情報をユーザに通知するためのユーザ通知部29とを有する。ナビゲーションサーバ5及び道路情報サーバ6は、ホストサーバ4の一部として構成されてもよい。
ユーザ情報管理部26は、ユーザ毎にユーザに関連する情報をユーザ情報として記憶している。ユーザ情報は、ユーザ識別番号や、ユーザ氏名、住所、ユーザが所有する提供車の車両識別番号を含む。ユーザ情報には、運転技能レベルや、過去の運転手担当情報が含まれていてもよい。
車両情報管理部27は、ライドシェアで使用する車両として登録された複数の共用車及び提供車の情報を車両情報として記憶している。車両情報は、登録された車両毎に、車両識別番号、所有者、車種名、乗車定員数を含む。車両情報には、燃費や、走行距離当りのCO排出量が含まれていてもよい。
申込情報管理部23は、申込処理部22から乗合申込情報を受け取り、記憶する。乗合申込情報は、申込を行なったユーザのユーザ識別番号、ユーザの希望出発地、希望目的地、希望出発時間、使用可能な車両の車両識別番号、及び、乗合条件を含む。
運行予定作成部24は、申込情報管理部23に記憶された乗合申込情報に基づき、後述する運行予定作成処理(図4参照)を実行することによって、乗合申込を行なったユーザをグループ化して複数の乗合グループを作成するとともに、各乗合グループにおける各ユーザの役割(運転手、又は、運転手以外の乗員)、各乗合グループが使用する車両、各乗合グループの経路を設定する。また、運行予定作成部24は、設定した各乗合グループの経路に基づいて、各ユーザの出発地、目的地、出発時間、及び目的地到着予想時間を設定する。
乗合情報管理部25は、運行予定作成部24が作成した運行予定情報を記憶する。運行予定情報は、乗合グループ毎に作成され、乗合グループの識別番号、乗合グループに含まれるユーザの識別番号、運転手に設定されたユーザの識別番号、使用される車両の識別番号、各ユーザの出発地、目的地、出発時間、目的地到着予想時間を含む。
ユーザ通知部29は、乗合情報管理部25に記憶された運行予定情報から、ユーザ毎の運行予定情報であるユーザ運行予定情報を作成し、通信部13によって各ユーザ端末2に対応するユーザ運行予定情報を送信する。ユーザ運行予定情報は、ユーザの識別番号、乗合グループの識別番号、使用される車両の識別番号、ユーザの出発地、目的地、出発時間、目的地到着予想時間、ユーザ役割情報を含む。ユーザ役割情報は、ユーザが運転手(ドライバー)及び、運転者以外の乗員(ライダー)のいずれであるかを示す情報である。ユーザ運行予定情報は、ユーザ毎の出発時間、出発地、目的地等を含み、乗合車両の走行経路情報を含む。乗合車両の走行経路情報は、道路情報サーバ6の道路情報、及び、道路情報取得部28によって取得された道路の混雑状況に基づいて作成される。ユーザ端末2に、ユーザ運行予定情報を送信されると、ユーザインタフェース12にはユーザ運行予定情報を表示される。
(乗合支援処理)
以下に、実施形態に係る車両乗合支援システム1の乗合支援処理の手順について説明する。車両乗合支援システム1は、複数のユーザが実際に出勤を行なう時間帯に実施期間を設定し、その実施期間に対応して往路における乗合支援処理を実行する。実施期間は、例えば、平日の朝の出勤帯(6時〜10時)であるとよい。
図2は、乗合支援処理の手順を示すフローチャートを示している。最初にステップST1において、ホストサーバ4の申込処理部22が乗合申込の受付を開始する。乗合申込の受付期間は、実施期間の開始時から所定の時間前に設定される。例えば、実施期間がある日の出勤時(6時〜10時)を含む場合、申込処理部22はその日の3日前の6時に乗合申込の受付を開始する。
同時に、申込処理部22はユーザ端末2に受付開始信号を送信し、ユーザ端末2の申込受付部15は所定の実施期間を対象とした乗合申込の受付処理(以下、申込受付処理)を可能にする。これにより、乗合の利用を希望するユーザ(乗合利用希望者)はユーザ端末2を使用して申込受付部15に申込受付処理を実行させて、所定の実施期間を対象とした乗合申込を入力することができる。
ユーザがユーザ端末2に所定の入力を行うと、申込受付部15は、申込受付処理を開始する。申込受付部15は、申込受付処理においてユーザに対して、希望出発地、希望目的地、希望出発時間、使用可能な車両の車両識別番号、及び、乗合条件を含む乗合申込情報の入力を要求する。なお、ユーザ識別番号、希望出発地、希望目的地、提供車(使用可能車)の車両識別番号は、ユーザ端末2、ユーザ情報管理部26、及び車両情報管理部27に記憶されたデータを参照して入力を省略されてもよい。
乗合条件は、第1乗合条件、及び、第2乗合条件を含む。第1乗合条件とは、ユーザが乗合申込を行うときに、許容できる許容範囲の入力が要求される乗合条件である。本実施形態では、第1乗合条件は、ユーザが乗合を利用することによって、直接移動する場合に比べて追加されることを許容する時間(以下、迂回時間)の上限値として入力が要求される。第2乗合条件とは、各ユーザの希望と、その希望が達せられるべき度合いを示す希望度との入力がユーザに対して要求される乗合条件である。第2乗合条件とは、例えば、乗合が行われているときの車内環境(例えば、選局されるラジオ局や、スピーカの音量等)や、同乗者の属性(車内での喫煙の希望の有無、車内での会話の希望の有無、車内の飲食の可否、性別、所属部署、車内の音楽の選択(音楽ジャンル)等)に関する条件である。これにより、ユーザから乗り合う車両の車内環境や、同乗者の属性に係る多様な希望を受け付けることができる。
ユーザが申込受付処理において入力した乗合申込情報を含む入力情報は、ホストサーバ4に送信され、申込情報管理部23に記憶される。
次に、ステップST2において、申込処理部22は、乗合申込の受付開始から所定の期間経過後であり、実施期間の開始前に乗合申込の受付期間を終了する。例えば、実施期間がある日の往路を対象とする場合、申込処理部22はその前日の18時に乗合申込の受付を終了する。同時に、申込処理部22はユーザ端末2に受付終了信号を送信し、ユーザ端末2の申込受付部15は所定の実施期間を対象とした乗合申込の受付を終了する。これにより、その後は、ユーザは所定の実施期間を対象とした乗合申込ができなくなる。
次に、ステップST3において、運行予定作成部24は、各ユーザの乗合申込情報に基づいて運行予定作成処理を実行する。運行予定作成処理の詳細については図4を参照して後述する。運行予定作成処理によって、往路における運行予定である運行予定情報が作成される。運行予定情報は、複数のユーザを含む複数の乗合グループ、各乗合グループにおける運転手、各乗合グループの経路、各ユーザの出発地、到着地、出発時間、及び目的地到着予想時間を含む。運行予定作成部24は、運行予定情報を乗合情報管理部25に記憶する。運行予定作成部24は、ユーザ毎の運行予定情報であるユーザ運行予定情報を作成し、乗合情報管理部25に保存する。
次に、ステップST4において、ユーザ通知部29は、通信部13によって各ユーザ端末2に対応するユーザ運行予定情報を予約結果として送信する。これにより、ユーザ端末2に、ユーザ運行予定情報が表示されて、ユーザはユーザ端末2によって自身のユーザ運行予定情報を確認することができる。
(申込受付処理)
次に、申込受付部15が実行する申込受付処理の手順について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。申込受付部15は、申込受付処理の最初のステップST11において、第1乗合条件に対してユーザが許容できる範囲(許容範囲)の入力を受け付ける画面をユーザインタフェース12に表示し、ユーザから入力を受け付ける。より具体的には、本実施形態では、第1乗合条件は迂回時間であり、申込受付部15はステップST11において、迂回時間の上限値の受付を行う。申込受付部15は迂回時間の上限値の入力が完了した(例えば、ユーザインタフェース12に次への文字とともに表示されたボタンへの押圧が検知された)ことを検知すると、申込受付部15はステップST12を実行する。
申込受付部15はステップST12において、ユーザ自身の属性についての設定の入力を受け付ける。より具体的には、入力を行っているユーザが車内での選局されることを希望するラジオ局、車内での喫煙の希望の有無、車内での会話を希望するか否かの選択、また、ユーザの性別などの記入欄をユーザインタフェース12に表示し、ユーザからの入力を受け付ける。ユーザインタフェース12にユーザから入力が完了した旨の入力が検知されると、申込受付部15はステップST13を実行する。
申込受付部15は、ステップST13において、ユーザインタフェース12に、希望出発地、希望目的地、希望出発時間、及び、使用可能な車両識別番号の入力欄を表示してユーザからの入力を受け付ける。ユーザからの入力が完了すると、申込受付部15は、ステップST14を実行する。
申込受付部15は、ステップST14において、第2乗合条件についての希望と、その希望が達せられるべき度合いを示す希望度とともに入力される入力画面(図4(A)参照。以下、条件選択画面)をユーザインタフェース12に表示して、ユーザから入力を受け付ける。本実施形態では、第2乗合条件は、車内環境に係るものとして、選局されるラジオ局に関する条件を含み、同乗者の属性に係るものとして、車内での喫煙の希望の有無、車内での会話の有無、及び、同性を希望するか否かの条件を含む。
本実施形態では、図4(A)に示すように、申込受付部15は、各乗合条件に対応する項目が記載された欄(例えば、会話の有無に関するものであることを示す「あまり話をしたくない」の文字が記載された欄)の所定部分(図4(A)の「>」が表示されている部分)へのタッチを検出すると、図4(B)に示すように、当該乗合条件に対応する希望度の入力画面(以下、希望度入力画面)をユーザインタフェース12に表示する。
本実施形態では、「あまり話をしたくない」の文字が記載された欄にタッチがあった場合には、ユーザインタフェース12には、会話の有無に関することであることを示す項目名(「あまり話をしたくない」の文字)と、「OFF」(停止入力)、「ON」、「1分」、「2分」、・・・・、「MAX」の選択肢が示された選択枠とが表示される。但し、選択肢として表示される時間は、迂回時間の上限値よりも小さくなるように設定されている。
「OFF」は、乗合グループの決定の際にユーザが会話の有無を条件とすることを希望しないことを示している。このように、ユーザは「OFF」を入力することによって、対応する第2乗合条件が乗合グループの決定の条件とはならないように設定することができる。「ON」は、乗合グループの決定の際にユーザが会話の有無を条件とすることを希望し、且つ、車内での会話を希望しないユーザとのみ乗合グループを形成することを希望することを示している。
「1分」、「2分」・・・等の時間を示す選択肢はそれぞれ、車内での会話を希望しないユーザとのみ乗合グループを形成することを希望し、且つ、迂回時間が最も短くなる組み合わせに対して、設定した分の迂回時間が追加されてもよいことを示している。すなわち、申込受付部15は、第2乗合条件の車内の会話の有無に対して、車内の会話が行われないことを希望する旨と、追加されうる迂回時間への換算値によって会話が行われないことを希望する希望度とを選択枠において受け付ける。
「MAX」は、車内での会話を希望しないユーザとのみ乗合グループを形成することを希望し、且つ、ステップST11において入力された上限値の迂回時間が追加されてもよいことを示している。選択枠への入力が行われると、申込受付部15は、ユーザインタフェース12に条件選択画面を表示する。以下、第2乗合条件のうち、ユーザが希望度入力画面において「ON」を選択したもの、すなわち、希望度が入力されず、必ず満たすべき条件を必須条件と記載する。
希望度入力画面において選択枠への入力が完了すると、ユーザインタフェース12には、条件確認画面が表示される。図4(A)に示すように、条件確認画面には、項目名と、その選択内容が表示されるため、ユーザは容易に自らの選択内容を確認することができる。
図4(A)に示すように、条件確認画面には、第2乗合条件の入力が完了したことを示す入力を受け付けるボタン(図4(A)の「次へ」と記載されたボタン)が含まれる。ユーザから当該ボタンへの押圧が検知されると、申込受付部15は、ステップST15を実行する。
申込受付部15は、図4(C)に示すように、ユーザインタフェース12に入力された第1乗合条件、及び第2乗合条件を含む乗合条件の表示と、修正ボタン及び送信ボタンとを含む画面(以下、確認画面)を表示する。確認画面の表示が完了すると、申込受付部15はステップST16を実行する。
申込受付部15は、ステップST16において、ユーザから修正ボタンへの入力(押圧)があったかを判定する。入力が有った場合には、申込受付部15はステップST11を実行する。これにより、ユーザは再度、乗合条件等を入力することができる。修正ボタンへの入力がない場合には、申込受付部15はステップST17を実行する。
申込受付部15は、ステップST17において、ユーザから送信ボタンへの入力(押圧)があったかを判定する。送信ボタンへの入力が有った場合には、申込受付部15は、ステップST18を実行し、入力がない場合には、ステップST16を実行する。
申込受付部15は、ステップST18において、乗合申込情報を含むユーザから入力された全ての入力情報をホストサーバ4に送信する。
(運行予定作成処理)
ホストサーバ4は入力情報を受信した後、乗合申込の受付期間が終了すると、運行予定作成部24は運行予定作成処理を実行する。以下では、運行予定作成処理の手順について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
運行予定作成部24は運行予定作成処理の最初のステップST21において、乗合申込を行ったユーザ(乗合利用者)に対して、第1乗合条件に関する抽出範囲を決定する。抽出範囲は第2乗合条件の希望度に応じて定められるものであって、希望度が高くなるにつれて、抽出範囲が拡大される。本実施形態では、運行予定作成部24は、各ユーザが第2乗合条件のそれぞれに対して設定した迂回時間(例えば、図4(B)参照)の最大値によって抽出範囲を定める。抽出範囲の決定が完了すると、運行予定作成部24はステップST22を実行する。
運行予定作成部24は、ステップST22において、抽出処理を実行する。抽出処理は、乗合申込を行ったユーザをグループ化して、乗合を実行することのできる乗合グループのセットを作成し、その中から、迂回時間(第1乗合条件)が抽出範囲内であることを満たすセットを抽出する処理である。
より具体的には、運行予定作成部24は、抽出処理において、まず、乗合申込を行ったユーザをグループ化して、乗合グループの複数のセットを作成する(ST22A)。その後、運行予定作成部24は、セットそれぞれに対して、各ユーザの乗合申込情報の希望出発地、希望目的地、希望出発時間、及び、使用可能車両の車両識別番号に基づいて、ユーザの役割(運転手又は乗員)、及び、使用可能な車両を考慮して、走行経路を作成し、各グループにおいて乗合を実行できるかを判定する。運行予定作成部24は、全ての乗合グループにおいて乗合を実行できるセットを実行可能セットとして抽出する(ST22B)。
次に、運行予定作成部24は、実施可能セットに含まれる各乗合グループにおいて、各ユーザに対し、希望出発地から希望目的地に直接移動する場合に比べて要する時間、すなわち、迂回時間を算出する。その後、運行予定作成部24は、各ユーザの迂回時間が抽出範囲内にあるか否かを判定し、全てのユーザの迂回時間が抽出範囲内にあるセットを、抽出セットとして抽出する(ST22C)。抽出セットの抽出が完了すると、運行予定作成部24はステップST23を実行する。
運行予定作成部24はステップST23において、ユーザから入力された乗合条件に最も適合するセットを選択し、推奨される乗合グループのセットとして出力する選択処理を行う。
より具体的には、運行予定作成部24は、選択処理において、まず、抽出セットの各乗合グループに対して、ユーザのそれぞれに対して必須条件が全て充足されているか否かを判定し、必須条件が全て充足されている抽出セットを充足セットとして抽出する(ST23A)。
充足セットの抽出が完了すると、運行予定作成部24は、充足セットの各セットに対して、各ユーザに対して、乗合の利用を希望するユーザの第2乗合条件が充足されている度合いを示す充足度(以下、コスト)を算出する(ST23B)。
より具体的には、運行予定作成部24は、各ユーザに対し、コストを、第2乗合条件のそれぞれに対し、(設定した迂回時間×希望に該当する同乗者数÷同乗人数)−2×(設定した迂回時間×希望に該当しない同乗者数÷同乗人数)として算出する。次に、運行予定作成部24は、乗合グループごとのコストを、乗合グループを構成するユーザの平均値として算出し、乗合グループのコストの総和を、各セットの総コストとして算出する(ST23C)。
例えば、3人のユーザによって乗合グループを構成され、全員が「同性の方がよい」の条件に対応する迂回時間を15分に設定し、3人とも女性の場合には、各ユーザのコストは、15分×2名÷2名=15分と算出され、当該乗合グループのコストは15分となる。3人のユーザのうち、2名が女性であり、1名が男性である場合には、女性のユーザのコストは、(15×1÷2)−2×(15×1÷2)=−7.5分、男性のユーザのコストは、−2×(15×1÷2)=−15分と算出され、当該乗合グループのコストは−10分となる。
次に、運行予定作成部24は、総コストが最大となるセットを、乗合の実行に最も適した乗合グループのセット(以下、推奨セット)として選択する(ST23D)。出力が完了する(選択処理を終える)と、運行予定作成部24は、ステップST24を実行する。
次に、運行予定作成部24は、ステップST24において、推奨セットに対応するユーザ毎の運行予定情報を作成し、ユーザ毎の運行予定情報であるユーザ運行予定情報を作成し、乗合情報管理部25に保存する。保存が完了すると、運行予定作成部24は、運行予定作成処理を終える。
本実施形態では、ユーザ通知部29は、通信部13によって各ユーザ端末2に、対応するユーザ運行予定情報の予約結果に加えて、同乗者それぞれの氏名、出発予定地(乗車地点)、乗車予定時刻、及び、第2乗合条件に対する希望を送信して、ユーザ端末2に表示させる表示処理を実行する。
ユーザ通知部29は、第2乗合条件の「希望するラジオ局」に入力があったときに、当該ユーザにラジオを車内で聞きたいという希望があるとして、ユーザ端末2に通知するとともに、そのラジオ局で乗合が実行されるときに放送される番組名をユーザ端末2に通知するとよい。
ユーザ端末2は、ユーザ通知部29から通知を受信すると、予約結果に加えて、同乗者の第2乗合条件の希望を表示する画面(以下、運行情報表示画面)をユーザインタフェース12に表示する。より具体的には、ユーザ端末2は、運行情報表示画面に、図6に示すように、予約結果に加えて、乗り合うユーザそれぞれの氏名、ユーザの役割(ドライバー、又はライダー)、車両情報、出発予定地(乗車地点)、及び、乗車予定時刻を表示する。更に、ユーザ端末2は、表示画面に、第2乗合条件に対する希望をアイコン31〜33として表示する。より具体的には、本実施形態では、運行情報表示画面において、ドライバの予約情報を示す欄が、車内での喫煙を希望しないことを示すアイコン31とともに表示される。また、ライダーA及びBの予約情報を示す欄にはそれぞれ、車内での会話を希望しないことを示す、読書を示す本を模したアイコン32が表示される。また、ライダーAの予約情報を示す欄には、希望するラジオ局への入力があった旨を示すアイコン33が表示される。また、そのアイコン33に入力があったときには、運行情報表示画面に、ライダーBが希望するラジオ局において、乗合が実行されるときに放送される番組名をポップアップによって重ねて表示するとよい。また、ユーザの希望が満たされない場合(たとえば、ユーザが車内での会話を希望し、且つ、乗合グループに車内での会話を希望しない同乗者が多い場合)には、アイコン33に希望が満たされないことを示す図形34(本実施形態では斜線)を重ねて表示するとよい。
次に、このように構成した車両乗合支援システム1の効果について説明する。車両乗合支援システム1では、ステップST21において、各ユーザに対して、第2乗合条件の希望度に応じて、抽出範囲が設定される。抽出範囲は希望度が高くなる(すなわち、迂回時間が長くなる)につれて広げられる。よって、希望度が高くなり、ユーザの希望に合致する乗合グループが形成され難くなる場合に、抽出範囲が広げられるため、より希望に合致する乗合グループが抽出され易くなる。よって、ユーザから入力された乗合条件に適合する乗合グループのセットが形成され易くなる。
運行予定作成部24は、乗合グループのセットのそれぞれについて、ユーザの第2乗合条件に対する充足度を算出し、充足度の乗合グループごとの平均値の総和が最大となるセットを推奨されるセットとして選択する。これにより、ユーザの希望がより充足されたセットが推奨されるセットとして出力されるため、ユーザの希望に即した乗合グループが形成されて出力され易くなる。
本実施形態では、第1乗合条件は迂回時間によって定められる。これにより、ユーザは希望度に応じた迂回時間を設定することで、抽出範囲の拡大縮小を容易に行うことができる。また、図4(B)で表示される選択肢として表示される時間は、迂回時間の上限値よりも小さくなるように設定されている。よって、迂回時間の上限値以下の範囲、すなわち、許容範囲内で、推奨セットが抽出されるため、迂回時間がユーザの意に反して延長されることが防止できる。更に、抽出範囲は、各ユーザが設定した迂回時間(例えば、図4(B)参照)の最大値によって定められるため、ユーザの想定よりも迂回時間が長い乗合グループのセットが選択されることが防止できる。
図4(B)に示すように希望度入力画面において、ユーザは「OFF」を入力することによって、対応する第2乗合条件が乗合グループの決定の条件とはならないように設定することができる。すなわち、運行予定作成部24は希望度入力画面においてユーザから「OFF」の入力があった(すなわち、抽出条件として使用されることを停止させる停止入力があった)場合には、対応する第2乗合条件(停止入力があった第2乗合条件)による抽出範囲を第1乗合条件の最大の範囲、すなわち、許容範囲に設定する。これにより、ユーザが希望しない第2乗合条件によって抽出される乗合グループのセットの範囲が狭められることが防止できる。よって、ユーザの希望に即さない乗合グループが選択され難くなり、乗合利用者の希望により即した乗合グループが形成されて出力され易くなる。
また、ユーザ通知部29は、ユーザ端末2に、同乗者の第2乗合条件の希望を表示させる表示処理を実行する。これにより、ユーザ端末2には、同乗者の設定した第2乗合条件の希望が表示される。これにより、ユーザは、ユーザ端末2の表示によって、同乗者が設定した第2乗合条件の希望度を知ることができる。これにより、ユーザが同乗者に対して気遣いをし、同乗者の希望に即した行動を行うことが期待できるため、車内環境の向上を図ることができる。
また、第2乗合条件には、同乗者の性別、希望する車内のラジオ局の選択、及び、車内での会話の有無が含まれる。これにより、ユーザから乗り合う車両の車内環境や、同乗者の属性に係る希望を受け付けることができる。但し、第2乗合条件は、同乗者の性別、希望する車内のラジオ局の選択、及び、車内での会話の有無のすべてが含まれていなくてもよく、いずれかを含んでいればよい。また、第2乗合条件は、希望する車内の音楽、又は、車内の飲食の可否を含んでいてもよい。
<<第2実施形態>>
第2実施形態に係る車両乗合支援システム100は、第1実施形態に比べて、受付申込処理のST14が異なり、他の構成については第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
申込受付部15は、ステップST14において、第1実施形態と同様に、第2乗合条件についての希望と、その希望が達せられるべき度合いを示す希望度とともに入力される希望度入力画面をユーザインタフェース12に表示して、ユーザから入力を受け付ける。
申込受付部15は、各乗合条件に対応する欄(例えば、図4(A)の会話の有無に関するものであることを示す「あまり話をしたくない」の文字が記載された欄)へのタッチを検出すると、図7(A)に示す会話の有無に関する希望度の入力画面(以下、希望度入力画面)をユーザインタフェース12に表示する。
申込受付部15は、各乗合条件に対応する欄へのタッチが検出されたときには、タッチ検出された乗合条件を、ステップST12において入力されたユーザ自身の属性に関する情報と、ステップST13において入力された希望出発地、希望目的地、及び希望出発時間とともに、確率算出情報としてホストサーバ4に送信する。確率算出情報を受信したホストサーバ4は、過去の予約履歴に基づいて、確率算出情報に含まれる乗合条件に対して、ユーザが選択可能な希望度(ON、OFF、1分、2分・・など)に対応する迂回時間を設定したときに、乗合グループを抽出することのできる確率(以下、マッチング確率)を算出する。
より具体的には、ホストサーバ4は、確率算出情報を受信すると、確率算出情報を受信した日の前日から100日分の過去の予約履歴に基づいて、各希望度に対応する迂回時間に基づいて抽出範囲を設定し、前日からの100日分の予約履歴のそれぞれに対して、希望出発地、希望目的地、及び希望出発時間を満たす乗合グループを抽出する。その後、ホストサーバ4は、100日分において乗合グループが抽出できた日の割合をマッチング確率として算出し、ユーザ端末2に送信する。
マッチング確率を受信した申込受付部15は、図7に示すように、ユーザが選択可能な希望度とともに、受信したマッチング確率を表示する。
次に、このように構成した車両乗合支援システム100の効果について説明する。図7に示すように、希望度を入力するときに、ユーザは希望度の設定によって、乗合グループの抽出し易さを理解することができる。これにより、ユーザは希望度を設定し易くなる。
<<第3実施形態>>
第3実施形態に係る車両乗合支援システム200は、乗合条件(第2乗合条件)の希望度の選択枠(図4(A)参照)に「MAX」が入力された(必須入力が行われた)ときの抽出処理、より具体的にはステップST22Cが異なり、他の構成については第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
運行予定作成部24は、ステップST22Cにおいて、実施可能セットに含まれる各乗合グループにおいて、各ユーザについて、希望出発地から希望目的地に直接移動する場合に比べて要する時間、すなわち、迂回時間を算出する。その後、運行予定作成部24は、各ユーザの迂回時間が抽出範囲内にあるか否かを判定するとともに、選択枠に「MAX」を入力したユーザがいる場合には、そのユーザの選択枠に「MAX」が入力された乗合条件が満たされているか否かを判定する。その後、運行予定作成部24は、全てのユーザの迂回時間が抽出範囲内にあり、且つ、選択枠に「MAX」を入力したユーザがいる場合には、そのユーザの選択枠に「MAX」が入力された乗合条件が満たされているセットを、抽出セットとして抽出する。抽出セットの抽出が完了すると、運行予定作成部24はステップST22Cを終える。
次に、このように構成した車両乗合支援システム200の効果について説明する。必ず満たされることを希望する乗合条件があるユーザが、対応する希望度の選択枠に「MAX」を入力すると、抽出処理のステップST22Cにおいて、対応する乗合条件が満たされているセットが抽出セットとして抽出される。その後、選択処理において、抽出セットの中から、乗合条件に適合する乗合グループのセットが選択されて出力される。よって、出力される乗合グループは、ユーザが満たされることを希望した乗合条件(第2乗合条件)が満たされたものとなるため、ユーザの希望により即した乗合グループが出力され易くなる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、第2実施形態において、ホストサーバ4は、確率算出情報を受信すると、確率算出情報を受信した日の前日から100日分の過去の予約履歴に基づいて、出発時刻を変えながら、各希望度に対応する迂回時間に基づいて抽出範囲を設定し、前日からの100日分の予約履歴を用いて、マッチング確率を算出して、ユーザ端末2に送信してもよい。ユーザ端末2は、図8に示すように、希望の内容を示す欄(「あまり話したくない」と記載された欄)に確率表示ボタンが表示されているとよい。ユーザ端末2は、当該確率表示ボタンにタッチが検出されたときに、希望度を変えたときの出発時刻とマッチング確率との関係を示す時系列グラフをユーザインタフェース12にポップアップ103によって表示するとよい。
また、ホストサーバ4は、確率算出情報を受信すると、受信した日の予約状況(すなわち、現在の予約状況)に基づいて、出発時刻を変えながら、各希望度に対応する迂回時間に基づいて抽出範囲を設定し、抽出範囲内の乗合グループに含まれるユーザの数(以下、マッチング人数)を算出する。その後、ホストサーバ4は、ユーザ端末2に算出されたマッチング人数を送信して、ユーザ端末2のユーザインタフェース12に作成できたマッチング人数を表示させてもよい(例えば、図9参照)。これにより、ユーザは、希望度の変更によって、乗合グループが抽出され易いかを理解することができる。これにより、ユーザは希望度を設定し易くなる。
上記実施形態において、ステップST21において、運行予定作成部24は、迂回時間の最大値によって抽出範囲を定めていたが、この態様には限定されない。例えば、運行予定作成部24は、迂回時間の積算によって抽出範囲を定めてもよい。但し、迂回時間の積算値が迂回時間の上限値を超える場合には、迂回時間の上限値に設定するとよい。
上記実施形態において、運行予定作成部24は、コストに基づいて、推奨セットを選択していたがこの態様には限定されない。例えば、運行予定作成部24は、充足セットの中から、ユーザの迂回時間の総和が最も小さいものを推奨セットとして選択するように構成されていてもよい。
1 :第1実施形態に係る車両乗合支援システム
2 :ユーザ端末(利用者端末)
3 :ネットワーク
4 :ホストサーバ(サーバ)
100 :第2実施形態に係る車両乗合支援システム
200 :第3実施形態に係る車両乗合支援システム
ST22 :ステップ(抽出処理)
ST23 :ステップ(選択処理)

Claims (10)

  1. 利用者端末と、前記利用者端末とネットワークを介して接続され、前記利用者端末において乗合利用者から入力された複数の乗合条件に基づいて、推奨される乗合グループのセットを作成して出力するサーバとを有する車両乗合支援システムであって、
    前記乗合条件は、前記乗合利用者から前記利用者端末において許容できる許容範囲が入力される第1乗合条件と、前記乗合利用者からの希望が前記希望に対する希望度とともに前記利用者端末において入力される第2乗合条件とを含み、
    前記サーバは、前記乗合利用者それぞれにおいて、前記第1乗合条件が前記許容範囲内にあり、且つ、前記第2乗合条件の前記希望度に応じて定められる抽出範囲内の前記乗合グループの前記セットを抽出する抽出処理と、抽出された前記セットの中から、入力された前記乗合条件に適合する前記セットを選択する選択処理とを順に実行することを特徴とする車両乗合支援システム。
  2. 前記サーバは、前記選択処理において、前記乗合グループの前記セットそれぞれについて、前記乗合利用者の前記第2乗合条件それぞれに対して満たされる度合いを充足度として算出するステップと、
    前記乗合利用者の前記充足度の前記乗合グループそれぞれの平均値の総和が最大となる前記セットを推奨される前記セットとして選択するステップとを順に実行することを特徴とする請求項1に記載の車両乗合支援システム。
  3. 前記第1乗合条件は、乗合を利用することによって前記乗合利用者が追加されることを許容する迂回時間であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両乗合支援システム。
  4. 前記サーバには、前記迂回時間に係る前記許容範囲が、前記迂回時間の上限値によって入力されることを特徴とする請求項3に記載の車両乗合支援システム。
  5. 前記サーバは、所定の前記第2乗合条件に対して所定の停止入力があったときには、前記停止入力に対応する前記第2乗合条件によって定められる前記抽出範囲を、前記許容範囲に設定することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載の車両乗合支援システム。
  6. 前記サーバは、所定の前記第2乗合条件に対して所定の必須入力があったときには、前記抽出処理において、前記必須入力を行った前記乗合利用者の前記必須入力がされた前記第2乗合条件が満たされる前記乗合グループの前記セットを抽出し、前記選択処理において、抽出された前記セットの中から、入力された前記乗合条件に適合する前記セットを選択することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載の車両乗合支援システム。
  7. 前記サーバは、前記選択処理の後に、前記乗合利用者の前記利用者端末に、同乗者の前記第2乗合条件の前記希望を表示させる表示処理を実行することを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか1つの項に記載の車両乗合支援システム。
  8. 前記サーバは、前記抽出処理において、過去の予約履歴に基づいて、前記希望度に対応する前記抽出範囲を設定し、前記抽出範囲を満たす前記乗合グループを抽出できる確率を算出して、前記利用者端末に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つの項に記載の車両乗合支援システム。
  9. 前記サーバは、前記抽出処理において、現在の予約状況に基づいて、前記希望度に対応する前記抽出範囲を設定し、前記抽出範囲を満たす前記乗合グループに含まれる前記乗合利用者の数を算出して、前記利用者端末に表示させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つの項に記載の車両乗合支援システム。
  10. 前記第2乗合条件は、同乗者の性別、車内の音楽の選択、ラジオ局の選択、会話の有無、車内の飲食の可否のいずれか1つを含む請求項1〜請求項9のいずれか1つの項に記載の車両乗合支援システム。
JP2020046549A 2020-03-17 2020-03-17 車両乗合支援システム Pending JP2021149294A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020046549A JP2021149294A (ja) 2020-03-17 2020-03-17 車両乗合支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020046549A JP2021149294A (ja) 2020-03-17 2020-03-17 車両乗合支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021149294A true JP2021149294A (ja) 2021-09-27

Family

ID=77848861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020046549A Pending JP2021149294A (ja) 2020-03-17 2020-03-17 車両乗合支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021149294A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7072197B1 (ja) 2021-12-17 2022-05-20 株式会社イイガ 運行計画装置、運行計画方法、及び運行計画プログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000090397A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Toru Hayashi 乗り物相乗り装置及び乗り物相乗り方法
JP2002140399A (ja) * 2000-11-02 2002-05-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 自動車乗合支援方法及びシステム
JP2002342873A (ja) * 2001-05-11 2002-11-29 Toshiba Corp 乗合車両運行スケジューリングシステム
JP2005018697A (ja) * 2003-06-30 2005-01-20 Nec Corp 相乗り予約管理のための方法およびそのシステム、並びにそのプログラム
WO2017187569A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 三菱電機株式会社 予約管理装置、予約管理方法及び予約管理プログラム
WO2019030835A1 (ja) * 2017-08-08 2019-02-14 日産自動車株式会社 共用車両管理方法及び共用車両管理装置
JP2019169110A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 アルパイン株式会社 情報配信装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000090397A (ja) * 1998-09-14 2000-03-31 Toru Hayashi 乗り物相乗り装置及び乗り物相乗り方法
JP2002140399A (ja) * 2000-11-02 2002-05-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 自動車乗合支援方法及びシステム
JP2002342873A (ja) * 2001-05-11 2002-11-29 Toshiba Corp 乗合車両運行スケジューリングシステム
JP2005018697A (ja) * 2003-06-30 2005-01-20 Nec Corp 相乗り予約管理のための方法およびそのシステム、並びにそのプログラム
WO2017187569A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 三菱電機株式会社 予約管理装置、予約管理方法及び予約管理プログラム
WO2019030835A1 (ja) * 2017-08-08 2019-02-14 日産自動車株式会社 共用車両管理方法及び共用車両管理装置
JP2019169110A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 アルパイン株式会社 情報配信装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
高岡 伸明 NOBUAKI TAKAOKA: "段階的制約緩和を用いた乗り合いタクシーの移動シミュレータ", 第60回 システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集 [CD−ROM] 第60回システム制御情報, JPN6023044564, 27 May 2016 (2016-05-27), ISSN: 0005185723 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7072197B1 (ja) 2021-12-17 2022-05-20 株式会社イイガ 運行計画装置、運行計画方法、及び運行計画プログラム
JP2023090052A (ja) * 2021-12-17 2023-06-29 株式会社イイガ 運行計画装置、運行計画方法、及び運行計画プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5935887B2 (ja) オンデマンド車両運行管理装置、オンデマンド車両運行管理方法及びオンデマンド車両運行管理システム
JP2020009369A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、情報処理システム
JP6203443B1 (ja) 運行情報生成サーバ、運行情報生成方法、および運行情報生成プログラム
JP2009146300A (ja) 配車システム、タクシー側端末装置、サーバ装置、携帯端末装置、タクシー側端末装置用プログラム等
CN112035585A (zh) 信息处理装置、信息处理方法及程序
JP2019185104A (ja) 情報検索サーバ、情報検索システムおよび情報検索方法
JP2015035043A (ja) 相乗り支援システム
JP2019169110A (ja) 情報配信装置
JP2021149294A (ja) 車両乗合支援システム
US9858820B2 (en) Transportation services providing method and user device and server using the same
JP4966789B2 (ja) マッチングシステム
WO2019130057A1 (ja) 目的地の提案システム、提案装置及び提案方法
KR20230038166A (ko) 현지인 여행 플래너 매칭 서비스를 통한 여행 상품 제공 방법, 장치 및 컴퓨터프로그램
JP6749359B2 (ja) 車両乗合支援システム
US20220020044A1 (en) Taxi management device, taxi operation system, and fare setting method
WO2006067835A1 (ja) 情報処理システム
JP2019197276A (ja) サーバシステム、制御方法、及びプログラム
JP7196456B2 (ja) 相乗り支援システムおよびプログラム
CN114955765A (zh) 用于电梯的标牌系统、服务使用管理系统以及电梯的信息分发方法
CN112927052A (zh) 基于多人协同决策及多出发地的商户推荐方法和装置
JP7456154B2 (ja) 予約管理システム
JP2021001748A (ja) カーライフスタイル支援システム
JP7360725B2 (ja) プログラム及び情報処理装置
JP2020017130A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法
JP7205775B2 (ja) カーライフスタイル支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240319