JP2023006520A - 角形ボトル - Google Patents

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Masanao Koike
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Abstract

【課題】主壁部における局所的な折れの発生を抑制する。【解決手段】角形ボトル1では、口部11、肩部12、胴部13、および底部14が、ボトル軸O方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設され、胴部13は、ボトル軸Oに直交する横断面視が角形状となるように、ボトル軸O回りに沿う周方向に連結部17を介して連結された複数の主壁部15、16を備え、複数の主壁部15、16のうち、少なくとも1つの主壁部15には、周方向に間隔をあけて配置された一対の凹部19が配置され、一対の凹部19の間には、ボトル軸O方向に延びる突条部20が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、角形ボトルに関する。
従来から、下記特許文献1に記載の角形ボトルが知られている。角形ボトルでは、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されている。胴部は、ボトル軸に直交する横断面視が角形状となるように、ボトル軸回りに沿う周方向に連結部を介して連結された複数の主壁部を備えている。
特許第5283828号公報
この種の角形ボトルにおいて、外部応力や減圧に起因する局所的な折れ(塑性変形)が主壁部に生じ、復元しない現象が懸念される。なおこの現象は、角形ボトルの薄肉化に伴い顕著となる傾向がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、主壁部における局所的な折れの発生を抑制することを目的とする。
<1>本発明の一態様に係る角形ボトルは、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設され、前記胴部は、ボトル軸に直交する横断面視が角形状となるように、ボトル軸回りに沿う周方向に連結部を介して連結された複数の主壁部を備え、前記複数の主壁部のうち、少なくとも1つの主壁部には、周方向に間隔をあけて配置された一対の凹部が配置され、前記一対の凹部の間には、ボトル軸方向に延びる突条部が形成されている。
主壁部に一対の凹部が配置され、かつ、一対の凹部の間に突条部が形成されている。よって、外部応力や減圧に起因する局所的な折れ(屈曲痕のような塑性変形)が生じようとしても、この外部応力や減圧に伴って主壁部に生じる力を、凹部および突条部の全体で受け止めて、折れの発生を抑制することができる。また、仮に主壁部に径方向の応力が作用したとしても、この応力を主壁部の弾性変形で緩和し、この応力が解除されたときに、凹部および突条部を中心として主壁部を復元変形させ易くすることができる。よって、主壁部に折れが生じるのを抑制することができる。
<2>上記<1>に係る角形ボトルでは、前記胴部は、ボトル軸に直交する横断面視で長方形状を呈し、前記主壁部は、長辺の主壁部と、短辺の主壁部と、を含み、前記一対の凹部は、少なくとも前記長辺の主壁部に配置されている構成を採用してもよい。
前述のような局所的な折れは、短辺の主壁部よりも長辺の主壁部に生じ易い。そのため、一対の凹部が、長辺の主壁部に配置されていることで、主壁部における局所的な折れの抑制という作用効果が顕著に奏功される。
<3>上記<1>または<2>に係る角形ボトルでは、前記突条部の周方向の大きさは、1.0~6.0mmである構成を採用してもよい。
突条部の周方向の大きさが、1.0~6.0mmである。これにより、角形ボトルの賦形性を確保しつつ、主壁部における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。すなわち、突条部の周方向の大きさが、1.0mm未満の場合、突条部の周方向の大きさが狭くなりすぎ、金型内において延伸された樹脂が入り込み難く、樹脂が金型内面まで到達し難くなる。一方、突条部の周方向の大きさが、6.0mm超の場合、主壁部に局所的な折れが生じやすくなる。
<4>上記<1>から<3>のいずれか1項に係る角形ボトルでは、前記一対の凹部それぞれの深さは、0.5~3mmである構成を採用してもよい。
一対の凹部それぞれの深さが、0.5~3mmである。これにより、主壁部における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。すなわち、一対の凹部それぞれの深さが、0.5mm未満の場合、および、3mm超の場合、いずれの場合であっても、主壁部に局所的な折れが生じやすくなる。
<5>上記<1>から<4>のいずれか1項に係る角形ボトルでは、前記一対の凹部それぞれのボトル軸方向の大きさは、1.0~12.0mmである構成を採用してもよい。
一対の凹部それぞれのボトル軸方向の大きさが、1.0~12.0mmである。これにより、主壁部における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。すなわち、一対の凹部それぞれのボトル軸方向の大きさが、1.0mm未満の場合、および、12mm超の場合、いずれの場合であっても、主壁部に局所的な折れが生じやすくなる。
<6>上記<1>から<5>のいずれか1項に係る角形ボトルでは、前記一対の凹部それぞれの周方向の大きさは、前記一対の凹部が配置された前記主壁部の周方向の大きさに対して、7.5%以上である構成を採用してもよい。
一対の凹部それぞれの周方向の大きさが、一対の凹部が配置された主壁部の周方向の大きさに対して、7.5%以上である。これにより、主壁部における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。すなわち、一対の凹部それぞれの周方向の大きさが、一対の凹部が配置された主壁部の周方向の大きさに対して、7.5%未満の場合、主壁部に局所的な折れが生じやすくなる。
<7>上記<1>から<6>のいずれか1項に係る角形ボトルでは、前記一対の凹部は、互いに同等の形状で、かつ、同等の大きさである構成を採用してもよい。
一対の凹部が、互いに同等の形状で、かつ、同等の大きさである。これにより、主壁部における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。
本発明によれば、主壁部における局所的な折れの発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る角形ボトルの正面図である。 図1に示す角形ボトルの要部を拡大した図である。 本発明の第2実施形態に係る角形ボトルの正面図である。 図3に示す角形ボトルの要部を拡大した図である。
(第1実施形態)
以下、図1および図2を参照し、本発明の第1実施形態に係る角形ボトル1について説明する。
角形ボトル1は、図1に示されるように、口部11、肩部12、胴部13、および底部14が、ボトル軸O方向(上下方向)に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されて構成されている。
以下、上下方向から見て、ボトル軸Oに交差する方向を径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向を周方向という。
なお、角形ボトル1は、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されて形成され、例えば、ポリエチレンテレフタレート、若しくはポリプロピレンなどの合成樹脂材料で一体に形成されている。口部11には、図示しないキャップが装着される。
角形ボトル1の内容積は、例えば200ml以上4000ml以下の内容物が充填される大きさとなっている。図示の例では、角形ボトル1は、1000mlの内容物が充填されるのに用いられる大きさとなっている。
胴部13は、ボトル軸Oに直交する横断面視が角形状となるように、周方向に連結部17を介して連結された複数の主壁部15、16を備えている。本実施形態では、胴部13は、ボトル軸Oに直交する横断面視で長方形状を呈し、長辺を形成する第1主壁部15と、短辺を形成する第2主壁部16と、が連結部17を介して連設されて構成されている。なお、肩部12および底部14も、胴部13と同様に、ボトル軸Oに直交する横断面視で長方形状を呈する。
各主壁部15、16の外周面はそれぞれ、ボトル軸Oに直交する横断面視でほぼ真直ぐ延びている。
各連結部17は、周方向に幅を有し、上下方向に延びる帯状に形成されている。各連結部17は、周方向に複数の壁(図示の例では3つの壁)が並ぶことで構成されていてもよく、周方向に複数の壁が並ばず、周方向に連続する単一の壁によって構成されていてもよい。各連結部17を構成する前記壁の外周面はそれぞれ、ボトル軸Oに直交する横断面視でほぼ真直ぐ延びていてもよく、径方向の外側に向けて凸となる曲線状に形成されていてもよい。
第1主壁部15における上下方向の中央には、横凹リブ18が設けられている。横凹リブ18は径方向の内側に窪んでいる。横凹リブ18は、第1主壁部15の周方向の全長にわたって延びている。横凹リブ18は、第1主壁部15を周方向に横断している。
第1主壁部15において横凹リブ18よりも下方に位置する部分には、一対の凹部19が設けられている。一対の凹部19は、周方向に間隔をあけて配置されている。一対の凹部19はそれぞれ、径方向の内側に窪んでいる。
図2に示すように、一対の凹部19は、上下方向に同等の位置に配置されている。一対の凹部19は、互いに同等の形状で、かつ、同等の大きさである。ここで、一対の凹部19は、互いに同等の形状で、かつ、同等の大きさであることは、一対の凹部19それぞれの平面視における二次元としての形状や大きさが同等であるだけでなく、一対の凹部19それぞれの深さ方向も含む三次元としての形状や大きさが同等であることを意味する。
各凹部19は、第1主壁部15の正面視において、上下方向および周方向に延びる矩形状(長方形状)である。各凹部19は、上下方向より周方向に長い。図示の例では、各凹部19の上下方向の大きさL1は、各凹部19の周方向の大きさL2の半分超である。各凹部19の上下方向の大きさL1(高さ)は、1.0~12.0mmである。各凹部19の周方向の大きさL2(幅)は、第1主壁部15の周方向の大きさL3(幅)に対して、7.5%以上である。
各凹部19の底面19aは、平面状であり、ボトル軸Oに直交する横断面視で直線状を呈する。各凹部19の深さは、各凹部19の全域にわたって同等である。各凹部19の深さは、0.5~3mmである。
そして本実施形態では、一対の凹部19の間には、上下方向に延びる突条部20が形成されている。突条部20は、第1主壁部15の周方向の中央に配置されている。突条部20は、第1主壁部15の正面視において、上下方向および周方向に延びる矩形状(長方形状)である。突条部20は、周方向より上下方向に長い。突条部20の上下方向の大きさは、凹部19の上下方向の大きさL1と同等である。突条部20の周方向の大きさL4(幅)は、1.0~6.0mmである。なお、突条部20の周方向の大きさL4とは、突条部20の頂面20aの周方向の大きさを意味する。
頂面20aは、平面状であり、ボトル軸Oに直交する横断面視で直線状を呈する。図示の例では、頂面20aは、第1主壁部15の表面と面一であり、突条部20の高さは、凹部19の深さと同等である。しかしながら、例えば、頂面20aが、第1主壁部15の表面に対して、径方向の内側に位置していてもよい。この場合、突条部20の高さ(頂面20aから底面19aまでの距離)が、凹部19の深さ(第1主壁部15の表面から底面19aまでの距離)よりも短くなる。また頂面20aが、前記横断面視で、径方向の外側に凸となる半円状(円弧状)を呈してもよい。
なお本実施形態では、横凹リブ18、一対の凹部19、突条部20は、2つの第1主壁部15の両方に設けられている。しかしながら、横凹リブ18、一対の凹部19、突条部20は、2つの第1主壁部15のうちの一方のみに設けられていてもよい。
また図示の例では、第1主壁部15における一対の凹部19の下方に、第1主壁部15の正面視において環状をなす環状溝がある。しかしながら、この環状溝は無くてもよい。さらに、第1主壁部15において横凹リブ18よりも上方に位置する部分にも、第1主壁部15の正面視において環状をなす環状溝がある。しかしながら、この環状溝も無くてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る角形ボトル1によれば、第1主壁部15に一対の凹部19が配置され、かつ、一対の凹部19の間に突条部20が形成されている。よって、外部応力や減圧に起因する局所的な折れ(屈曲痕のような塑性変形)が生じようとしても、この外部応力や減圧に伴って第1主壁部15に生じる力を、凹部19および突条部20の全体で受け止めて、折れの発生を抑制することができる。また、第1主壁部15に径方向の応力が作用したとしても、この応力を第1主壁部15の弾性変形により緩和し、この応力が解除されたときに、凹部19および突条部20を中心として第1主壁部15を復元変形させ易くすることができる。よって、第1主壁部15に局所的な折れが生じるのを抑制することができる。
前述のような局所的な折れは、短辺の主壁部である第2主壁部16よりも長辺の主壁部である第1主壁部15に生じ易い。そのため、一対の凹部19が、第1主壁部15に配置されていることで、第1主壁部15における局所的な折れの抑制という作用効果が顕著に奏功される。
さらに、前述のような局所的な折れは、各主壁部15、16の周方向の中央に生じ易い。そのため本実施形態のように、突条部20が、第1主壁部15の周方向の中央に配置されていることで、第1主壁部15における局所的な折れの抑制という作用効果が顕著に奏功される。
突条部20の周方向の大きさL4が、1.0~6.0mmである。これにより、角形ボトル1の賦形性を確保しつつ、第1主壁部15における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。すなわち、突条部20の周方向の大きさL4が、1.0mm未満の場合、突条部20の周方向の大きさL4が狭くなりすぎ、金型内において延伸された樹脂が入り込み難く、樹脂が金型内面まで到達し難くなる。一方、突条部20の周方向の大きさL4が、6.0mm超の場合、第1主壁部15に局所的な折れが生じやすくなる。
一対の凹部19それぞれの深さが、0.5~3mmである。これにより、第1主壁部15における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。すなわち、一対の凹部19それぞれの深さが、0.5mm未満の場合、および、3mm超の場合、いずれの場合であっても、第1主壁部15に局所的な折れが生じやすくなる。
一対の凹部19それぞれの上下方向の大きさL1が、1.0~12.0mmである。これにより、第1主壁部15における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。すなわち、一対の凹部19それぞれの上下方向の大きさL1が、1.0mm未満の場合、および、12mm超の場合、いずれの場合であっても、第1主壁部15に局所的な折れが生じやすくなる。
一対の凹部19それぞれの周方向の大きさL2が、第1主壁部15の周方向の大きさL3に対して、7.5%以上である。これにより、第1主壁部15における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。すなわち、一対の凹部19それぞれの周方向の大きさL2が、第1主壁部15の周方向の大きさL3に対して、7.5%未満の場合、第1主壁部15に局所的な折れが生じやすくなる。
一対の凹部19が、互いに同等の形状で、かつ、同等の大きさである。これにより、第1主壁部15における局所的な折れの発生を効果的に抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る角形ボトル1Aを、図3および図4を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図3および図4に示すように、本実施形態に係る角形ボトル1Aでは、一対の凹部19が、上下方向に2組設けられている。各凹部19の上下方向の大きさL1は、第1実施形態に係る角形ボトル1の各凹部19の上下方向の大きさL1に比べて小さくなっている。図示の例では、各凹部19の上下方向の大きさL1は、各凹部19の周方向の大きさL2の半分未満である。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
一対の凹部19が、第2主壁部16に配置されていてもよい。本発明は、一対の凹部19が、複数の主壁部15、16のうちの少なくとも1つの主壁部15、16(好ましくは第1主壁部15)に配置された構成を適宜採用することができる。
突条部20の周方向の大きさL4が、1.0mm未満でも6.0mm超でもよい。
各凹部19の深さが、0.5mm未満でも3mm超でもよい。
各凹部19の上下方向の大きさL1が、1.0mm未満でも12mm超でもよい。
各凹部19の周方向の大きさL2が、一対の凹部19が配置された主壁部15、16の周方向の大きさL3に対して、7.5%未満でもよい。
一対の凹部19が、互いに同等の形状でなくてもよい。一対の凹部19が、互いに同等の大きさでなくてもよい。
角形ボトル1が、四角ボトルでなくてもよい。例えば、横断面視で六角形状をなすボトルであってもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
次に、前記実施形態の角形ボトルの作用効果について検証試験を実施した。
検証試験では、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2の4つの角形ボトルを準備した。
実施例1の角形ボトルは、第1実施形態に係る角形ボトル1と同様の構成である。
実施例2の角形ボトルは、第2実施形態に係る角形ボトル1Aと同様の構成である。
比較例1の角形ボトルは、第1実施形態に係る角形ボトル1において、一対の凹部19を除外した構成である。
比較例2の角形ボトルは、第1実施形態に係る角形ボトル1において、突条部20を排除し、一対の凹部19がつながり、上下方向よりも周方向に長い1つの凹部を配置した構成である。
検証試験では、これらの実施例1、2および比較例1、2それぞれの角形ボトルを、まず、内部が空の状態で、第1主壁部が上方を向くように横倒しした。この状態で、突条部の中央を、押圧治具の後述する球体によって上方から100mm/secの速度で押圧した。押圧治具としては、棒の先端に球体がついた治具を採用した。球体の直径は20mmである。
この条件で、実施例1については突条部の上下方向および周方向の中央、実施例2については、4つの凹部を区画する十字状となる突条部の中央、比較例1及び2については、実施例1と同様の位置を5mm押し込んだ後、押圧を解除した。その後、折れ変形(折れ皺)の有無を確認した。
その結果、実施例1、2の角形ボトルでは、折れ変形は生じなかった。一方、比較例1、2の角形ボトルでは、折れ皺が発生した。以上から、実施例1、2の角形ボトルの主壁部における折れの発生が抑制されることが確認された。
1、1A 角形ボトル
11 口部
12 肩部
13 胴部
14 底部
15、16 主壁部
17 連結部
19 凹部
20 突条部
O ボトル軸

Claims (7)

  1. 口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設され、
    前記胴部は、ボトル軸に直交する横断面視が角形状となるように、ボトル軸回りに沿う周方向に連結部を介して連結された複数の主壁部を備え、
    前記複数の主壁部のうち、少なくとも1つの主壁部には、周方向に間隔をあけて配置された一対の凹部が配置され、
    前記一対の凹部の間には、ボトル軸方向に延びる突条部が形成されている、角形ボトル。
  2. 前記胴部は、ボトル軸に直交する横断面視で長方形状を呈し、
    前記主壁部は、長辺の主壁部と、短辺の主壁部と、を含み、
    前記一対の凹部は、少なくとも前記長辺の主壁部に配置されている、請求項1に記載の角形ボトル。
  3. 前記突条部の周方向の大きさは、1.0~6.0mmである、請求項1または2に記載の角形ボトル。
  4. 前記一対の凹部それぞれの深さは、0.5~3mmである、請求項1から3のいずれか1項に記載の角形ボトル。
  5. 前記一対の凹部それぞれのボトル軸方向の大きさは、1.0~12.0mmである、請求項1から4のいずれか1項に記載の角形ボトル。
  6. 前記一対の凹部それぞれの周方向の大きさは、前記一対の凹部が配置された前記主壁部の周方向の大きさに対して、7.5%以上である、請求項1から5のいずれか1項に記載の角形ボトル。
  7. 前記一対の凹部は、互いに同等の形状で、かつ、同等の大きさである、請求項1から6のいずれか1項に記載の角形ボトル。
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