JP4994157B2 - 樹脂製容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容物を収容する胴部を備えた樹脂製容器に関する。
内容物を収容する胴部を備えた容器として、樹脂製のものが多用され、例えば、芳香剤に代表される揮散性薬剤、飲料、食品、調味料、薬品等、様々な内容物の収容に使用されている。樹脂製容器は、強度が高く、軽量であり、デザイン性にも優れている。
一方、容器を構成する樹脂は、コストダウンの目的のみならず、廃棄後の非分解性や燃焼ガス発生の問題からも、容器あたりの使用量の低減が望まれている。
しかしながら、容器の樹脂量を低減させると、容器壁は薄肉化せざるを得ず、これに伴って機械的強度の低下を招く。容器は通常、底面から胴部へ移行する部分が曲率の強い角部となっている。したがって、容器が落下や衝突をした場合に、内容物を含む重量がこの底部角部に集中的に作用し、変形や損傷が生じやすい。特に、変形が復元しなかったり、変形に伴って樹脂の白化が生じたりすると、商品価値を著しく低下させてしまう。
容器下部の補強に関しては、容器下部を周回する環状リブを設けた構造や、容器下部に周方向に延びる段部を設けた構造が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2003−104343号公報 特開2007−91316号公報
しかしながら、これらの環状リブや段部は、容器底面から上方へ離反した位置に設けられているので、容器側壁の補強をなすに過ぎず、容器の底部角部に対する補強効果はなく、依然として上記問題は解決されていない。
そこで、本発明は、このような問題を解決すべく、落下や衝突をした場合にも底部角部で変形や損傷が生じ難く薄肉化が可能な樹脂製容器を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、上下方向に延びる側壁と底部を閉じる底壁とを有した樹脂製容器であって、底壁縁部に沿う方向に連続的に周回して延びる下部リブが容器下部に形成されており、該下部リブは、容器の上下方向に沿う断面において波状をなすように、前記底壁に連続して前記側壁下部に形成されていることを特徴とする樹脂製容器を提供するものである。
[作用]
本発明に係る樹脂製容器は、底壁縁部に沿う方向に連続的に周回して延びる下部リブが容器下部に形成されており、該下部リブは、容器の上下方向に沿う断面において波状をなすように、前記底壁に連続して前記側壁下部に形成されている。このように、下部リブは、容器下部において周方向には連続して環状に延び、上下方向に沿う断面においては波状をなすように底壁に連続して側壁下部に形成されているので、外力が集中しやすい底部角部を効果的に補強する。したがって、落下や衝突をした場合にも底部角部で変形や損傷が生じ難く、これに基づき薄肉化も可能となる。なお、底壁は、容器を下方から見て、テーブルなどの設置面に連続的又は断続的に接する部分で囲まれた領域の容器壁を言う。底壁に連続する側壁下部は、底壁縁部から折れ曲がるようにして上方へ延びる形態、及び、水平又はこれに近い角度を経て上方へ向かう形態を含み、側壁は、前者では底壁から急に立ち上がり、後者では底壁から緩やかに立ち上がることになる。
この容器は、上下方向に延び下端が前記下部リブの近傍に達する縦走リブが、容器の上下方向に直交する断面において波状をなすように形成されているものとすることができる。このように、上下方向に延びる縦走リブが下部リブの近傍に達することにより、落下や衝突の外力による上下方向の外力に対し前述の下部リブとこの縦走リブとが変形を効果的に防止する。
特に、側壁が上下方向に延びる側部角部を有している場合は、縦走リブを該側部角部に設けるのが望ましい。上下方向に延びる側部角部は、それのみでも上下方向に作用する外力に対する変形抵抗が高くなっているので、この側部角部に縦走リブを形成することにより、他の箇所に設けても得られない極めて効果的な強度アップが図られる。
これらの作用効果は、樹脂製容器が150〜2000ml入りの容器である場合に特に有効である。これは、上記容量の容器が手で把持される大きさであり、特に、把持状態から落下させたり把持した状態でテーブル面等に衝突させたりする場合に、容器の内容物の重量が作用して底部角部に大きな衝撃が加わることが多く、このような衝撃力に対し変形や損傷の防止効果が高いからである。容器容量が上記下限値を下回る場合は、落下や衝突をしたときの衝撃力はさほど大きくなく、容器の変形や損傷は生じ難い。一方、容器容量が上記上限値を上回ると、内容物の重量が大きくなり下部リブのみでは変形や損傷に対する十分な防止効果が得られない。
上述のように、本発明によれば、落下や衝突をした場合にも底部角部で変形や損傷が生じ難く薄肉化が可能な樹脂製容器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。図面中の同一又は同種の部分については、同じ番号を付して説明を省略することがある。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る樹脂製封入容器を備えた芳香装置を示しており、図1は上から見た斜視図、図2は下から見た斜視図である。図示の芳香装置は、樹脂製封入容器(以下、容器ともいう)10の上部をキャップ11で覆った状態となっている。図3は、芳香装置の使用状態を示しており、容器10からキャップ11が取り外され、薬剤揮散部12が容器10の口部13から持ち上げられている。図4、5及び6は、各々容器10のみを示す正面図、側面図及び平面図である。
薬剤揮散部12は、細長い芯保持体121の上部に紙、パルプ、合成繊維等の繊維体からなる芯材122を係止して下方へ延ばし、容器10内の薬液に浸漬したものである。容器10の口部13の開口部は、芯材122の径より僅かに小さく、芯材122を上下に移動可能に、且つ芯材122の弾性に基づく締め付け力で移動位置において固定可能に保持している。キャップ11は、容器口部13の上部に設けられたねじ部130に螺合する雌ねじ部が内面に形成されている。使用時には、口部13への螺合を解いてキャップ11を手で把持して上下動させることにより、芯材122を口部13から上下に出し入れすることができる。
図示のように、芯材122を上昇させることにより、容器10内の薬液は、毛管作用により吸い上げられ、芯材122から連続的に揮散する。薬剤の揮散量は、芯材122の引き上げ量を変えることにより、調節することができる。芳香装置を使用しない時は、芯材122を容器10内に押し戻し、キャップ11を容器10の口部13に螺合させればよい。
図示の容器10は、400mlの内容物を収容し得る胴部14を備え、胴部14の側壁20は、上下方向に延び、表裏面30に対して側面50の幅が小さい扁平状とされ、底部は底壁40により閉じられている。この容器は、胴部14の上端から下端までが把持され得る部分であり、その扁平度は、水平断面における長軸の短軸に対する比が最大部分で1.5(長軸:85mm、短軸:55mm)、最小部分で1.2(長軸:60mm、短軸:50mm)である。
容器胴部14を構成する材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の種々の樹脂を用いることができる。これらの中でも、ポリエチレンテレフタレートが、延伸ブロー成形に適し、より薄くより強い成形が可能となる点、透明性に優れている点で好ましい。この実施形態に係る樹脂製封入容器は、ポリエチレンテレフタレートを使用して延伸ブロー成形したものであり、胴部壁の厚さは0.2〜1.5mmの範囲で分布し、平均厚さは約0.3mmとなっている。
容器胴部14には、底壁縁部に沿う方向に連続的に周回して延びる下部リブ74が容器下部に形成されており、該下部リブ74は、容器の上下方向に沿う断面において波状をなすように形成されている。これにより、容器が落下したり勢いよく設置されたりして、内容物を含む重量が作用しても、容器下部の変形や損傷が防止される。このためには、下部リブは、高さ(波形状における山部と谷部の高さの差)が1〜3mmとされるのが望ましい。リブ高さが上記下限未満では十分な補強効果が得られない。また、リブ高さが上記上限を超えると、成形時に肉厚の均等性が損なわれ成形精度が低下する。この観点から、下部リブは、高さが1.5〜2.5mmとされるのがより望ましい。また、下部リブの幅は、1〜5mmとされるのが望ましい。リブ幅が上記下限未満では、補強効果が十分に得られない。また、リブ幅が上記上限を超えると、外力が作用したときにリブ内での変形が生じやすくなり十分な補強効果が得られない。この観点から、下部リブは、幅が2〜4mmとされるのがより望ましい。
下部リブ74を上記波状に形成するにあたっては、山又は谷の数は少なくとも1個とされる。複数の山又は谷を形成する場合は、山と谷とを上下に連続して並べるのが望ましい。これにより密接する複数のリブによる高い補強効果が得られる。
胴部14における上下方向のほぼ中央には、表裏面30及び側面50を含む全周に亘って水平に延びる胴部リブ71が、容器壁の曲折部により凹状に形成され、胴部14を上半部14aと下半部14bとに分けている。この胴部リブ71により、胴部リブ付近の強度が上昇するのみならず、該胴部リブが節の役割をして、容器の面を細分するので、各面の変形抵抗が増すという効果も得られる。このためには、胴部リブは、深さが1〜5mmとされるのが望ましい。リブ深さが上記下限未満では十分な補強効果が得られない。また、リブ深さが上記上限を超えると、成形時に肉厚の均等性が損なわれ成形精度が低下する。この観点から、胴部リブは、深さが2〜4mmとされるのがより望ましい。また、胴部リブの幅は、1〜10mmとされるのが望ましい。リブ幅が上記下限未満では、補強効果が十分に得られない。また、リブ幅が上記上限を超えると、外力が作用したときにリブ内での変形が生じやすくなり十分な補強効果が得られない。この観点から、胴部リブは、幅が2〜4mmとされるのがより望ましい。なお、リブの幅は肉厚の中心間の寸法であり、この点は以下の説明においても同じである。
胴部14の上半部14a及び下半部14bの各々には、さらに表裏面30及び側面50の境界部に、該境界部に沿って延びる角部リブ72a、72bが、容器壁の曲折部により凹状(波状)に形成されている。表裏面30及び側面50の境界部は、水平断面で見た曲率が強く、それのみでも上下方向に作用する外力に対する変形抵抗が高くなっているので、この境界部に角部リブ72a、72bを形成することにより、他の箇所に設けても得られない極めて効果的な強度アップが図られる。このためには、角部リブは、深さが1〜3mmとされるのが望ましい。リブ深さが上記下限未満では十分な補強効果が得られない。また、リブ深さが上記上限を超えると、成形時に肉厚の均等性が損なわれ成形精度が低下する。この観点から、角部リブは、深さが1.5〜2.5mmとされるのがより望ましい。また、角部リブの幅は、1〜15mmとされるのが望ましい。リブ幅が上記下限未満では、補強効果が十分に得られない。また、リブ幅が上記上限を超えると、外力が作用したときにリブ内での変形が生じやすくなり十分な補強効果が得られない。この観点から、角部リブは、幅が2〜12mmとされるのがより望ましい。特に、下半部14bに設けられた角部リブ72bは、下端が下部リブ74の近傍に達する縦走リブとして形成されており、落下や衝突の外力による上下方向の外力に対し下部リブ74とこの縦走リブとが変形を効果的に防止する。
この他、この容器には以下のような補強構造が採用されている。
表裏面30は、上半部14a及び下半部14bの各々に調圧面31a及び31bを備えている。調圧面31a及び31bは各々、容器の口部13と底部15とを結ぶ主軸方向Sに沿って凹状をなし、これに垂直な方向Tに沿って凸状をなす湾曲面とされている。図7及び図8は各々図4におけるVII−VII線、VIII−VIII線に沿う断面図であり、調圧面31a及び31bの湾曲状態を示している。調圧面31a及び31bは、容器内の圧力に応じて変形して圧力変動を吸収する機能を奏し、その変形は、内圧の減少に対して凹状湾曲を強め、凸状湾曲を弱めるように生じる。このように、一方向において凹状をしていた面がその凹状湾曲を強めるのであるから、平面や凸状面が凹状に変化するのに比べて湾曲の変化が目立たず、容器形状の高い外観安定性が得られる。
この実施形態では、対向する表裏面の上半部14a及び下半部14bを利用して合計4箇所に調圧面を設けているが、必要に応じて、対向する表裏面の一方のみ、上半部14a及び下半部14bの一方のみ、というように一部に設けることもできる。また、表裏面、上半部、下半部の領域全体を調圧面とする他、それらの領域の一部を調圧面とすることもできる。このようにして形成される調圧面以外の表裏面は、容器の口部と底部とを結ぶ主軸方向S及びこれに垂直な方向Tの一方又は双方において凸状をなす湾曲面とされる。
調圧面の湾曲形状の曲率半径は、凸状湾曲については50〜1000mm、凹状湾曲については1000〜50mmとするのが望ましい。凸状湾曲の曲率半径が上記下限値未満になると容器の内部減圧に応じた変形が生じに難くなり、上記上限値を超えると外力に対する変形抵抗が十分に得られない。この観点から、調圧面の湾曲形状の曲率半径は、凸状湾曲については200〜500mm、凹状湾曲については500〜200mmとするのがより望ましい。
表裏面における調圧面以外の面の凸状湾曲の曲率半径は、1000mm以下とするのが望ましい。この曲率半径がこの上限値を超えると外力に対する変形抵抗が十分に得られない。この曲率半径の下限値は容器のデザインや機能に応じて適宜決められる。
側面50は、上半部14a及び下半部14bの各々に補強リブ51a及び51bを備えている。補強リブ51a及び51bは容器壁の曲折部によって凸状に形成され、各々、容器の口部と底部とを結ぶ主軸方向Sに沿って延びる縦リブ52a及び52b、並びに主軸方向に直交する方向Tに延びる横リブ53a及び53bを備えている。また、側面50は、主軸方向S及びこれに垂直な方向Tの双方において凸状をなす湾曲面とされている。図9及び図10は各々図5におけるIX−IX線、X−X線に沿う断面図であり、側面50の湾曲状態を示している。このように、側面50は、主軸方向S及び主軸方向に直交する方向Tの双方において凸状に湾曲することにより外力に対する変形抵抗が高められている。この凸状湾曲の曲率半径は、1000mm以下とするのが望ましい。この曲率半径がこの上限値を超えると外力に対する変形抵抗が十分に得られない。この観点から、この曲率半径は500mm以下とするのがより望ましい。この曲率半径の下限値は容器のデザインや機能に応じて適宜決められる。
側面50はさらに、縦リブ52a及び52b、横リブ53a及び53bを備えていることにより、把持力等の外方からの押圧力に対して強い変形抵抗をもつ構造となっている。これにより、凸状湾曲の曲率が逆転するような脆弱感を与える変形が効果的に防止される。
このためには、補強リブは、高さが1〜3mmとされるのが望ましい。リブ高さが上記下限未満では十分な補強効果が得られない。また、リブ高さが上記上限を超えると、成形時に肉厚の均等性が損なわれ成形精度が低下する。この観点から、補強リブは、高さが1.5〜2.5mmとされるのがより望ましい。また、補強リブの幅は、1〜5mmとされるのが望ましい。リブ幅が上記下限未満では、補強効果が十分に得られない。また、リブ幅が上記上限を超えると、外力が作用したときにリブ内での変形が生じやすくなり十分な補強効果が得られない。この観点から、補強リブは、幅が2〜4mmとされるのがより望ましい。
横リブは、側面50を微小領域に区分けするように多数設けるのが望ましく、そのリブ配置間隔は3〜15mmとするのが望ましい。リブ配置間隔が上記下限より小さいと、リブ配置間隔が上記下限より小さいと、密になりすぎてリブの高さ(深さ)を十分に採るのが困難になり、十分な補強効果が得られない。リブ配置間隔が上記上限を超えるとリブの間での強度が低くなり補強効果が十分に得られない。この観点からリブ配置間隔は8〜13mmとするのがより望ましい。縦リブは補強効果をより高める作用をなし、その数は1本又は複数本とすることができる。但し、縦リブを1本とすれば、成形型を容器の表裏面を横切る方向に移動させて合体及び分離を行なう際に、型の分離が容易となる。
この容器10は、口部13が胴部14より径細であり、胴部14における口部13近傍には周方向に延びる肩リブ73が容器壁の曲折部によって形成され、該肩リブは側壁20の上下方向に沿う断面において波状をなすように形成されている。これにより、封口工程では肩リブ部分を保持装置で保持した状態で栓を施すことができる。このためには、肩リブは、高さが1〜3mmとされるのが望ましい。リブ高さが上記下限未満では十分な補強効果が得られない。また、リブ高さが上記上限を超えると、成形時に肉厚の均等性が損なわれ成形精度が低下する。この観点から、肩リブは、高さが1.5〜2.5mmとされるのがより望ましい。また、肩リブの幅は、1〜5mmとされるのが望ましい。リブ幅が上記下限未満では、補強効果が十分に得られない。また、リブ幅が上記上限を超えると、外力が作用したときにリブ内での変形が生じやすくなり十分な補強効果が得られない。この観点から、肩リブは、幅が2〜4mmとされるのがより望ましい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態においては、縦走リブは、表裏面30及び側面50の境界部に角部リブ72bとして設けたが、表裏面又は側面に設けてもよい。調圧面は表裏面の全体に設ける他、その一部に設けてもよい。その場合は、容器が全体的に凸形状面で形成されるように、表裏面における調圧面以外の面が、主軸方向及びこれに垂直な方向の一方又は双方において凸状をなす湾曲面とされるのが望ましい。側面に設ける補強リブは、補強の必要度に応じて横リブのみ又は縦リブのみとしてもよい。また、縦リブ及び横リブは各々容器の口部と底部とを結ぶ主軸方向及びこれに垂直な方向に対して傾斜して設けてもよい。さらに、容器胴部の補強の必要性に応じて、前述の補強リブ、角部リブ(縦走リブ)、肩リブは、1つの箇所に1本乃至複数本設けることができ、これらの一部又は全部を省略することもできる。容器の胴部の形状は、扁平形状に限らず、水平断面において、正三角形や正方形等の等方性の多角形、円形等とすることができ、扁平形状の場合も水平断面が多角形、長円形やそれらの一部の組合せとすることも可能である。また、立体形状としても、直方体状、錐体状、球形や卵形の底部を平らにしたもの等、種々の形状とすることができる。
本発明の一実施形態に係る樹脂製封入容器を備えた芳香装置を上から見た斜視図である。 図1に示した芳香装置を下から見た斜視図である。 図1に示した芳香装置の使用状態を示す斜視図である。 図1に示した芳香装置に使用されている容器の正面図である。 図1に示した芳香装置に使用されている容器の側面図である。 図1に示した芳香装置に使用されている容器の平面図である。 図4におけるVII−VII線に沿う容器胴部の切断端面図である。 図4におけるVIII−VIII線に沿う容器胴部の切断端面図である。 図5におけるIX−IX線に沿う容器胴部の切断端面図である。 図5におけるX−X線に沿う容器胴部の切断端面図である。
符号の説明
10 樹脂製封入容器
13 口部
14 胴部
20 側壁
30 表裏面
31a、31b 調圧面
40 底壁
50 側面
51a、51b 補強リブ
52a、52b 縦リブ
53a、53b 横リブ
71 胴部リブ
72a、72b 角部リブ
73 肩リブ
74 下部リブ

Claims (4)

  1. 上下方向に延びる側壁と底部を閉じる底壁とを有した樹脂製容器であって、底壁縁部に沿う方向に連続的に周回して延びる下部リブが容器下部に形成されており、該下部リブは、容器の上下方向に沿う断面において波状をなすように、前記底壁に連続して前記側壁下部に形成されていることを特徴とする樹脂製容器。
  2. 上下方向に延び下端が前記下部リブの近傍に達する縦走リブが、容器の上下方向に直交する断面において波状をなすように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製容器。
  3. 前記側壁が上下方向に延びる側部角部を有し、前記縦走リブが該側部角部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂製容器。
  4. 150〜2000mlの容量を有している請求項1から3のいずれかに記載の樹脂製容器。
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