JP2023006176A - 配線部材 - Google Patents

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Miyu ARAMAKI
芳正 水野
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Abstract

Figure 2023006176000001
【課題】線状伝送部材を挟む2枚のシートを良好に固定することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】配線部材10は、線状伝送部材20と、前記線状伝送部材20を挟む第1シート30A及び第2シート30Bと、を備える。前記第1シート30Aは、前記第2シート30Bとの間に前記線状伝送部材20を挟む挟持部31と、前記挟持部31から前記線状伝送部材20の側方に突出して前記第2シート30Bに固定される固定部32とを有する。前記第1シート30A及び前記第2シート30Bは、前記固定部32の位置において前記挟持部31の位置よりも厚み方向に互いに接近している。前記第1シート30Aには、前記挟持部31と前記固定部32との間での前記第1シート30Aの曲げが容易となる曲げ容易部34が形成されている。
【選択図】図3

Description

本開示は、配線部材に関する。
特許文献1は、複数の電線を扁平に保つ技術を開示している。特許文献1において、複数の電線は、例えば2枚のシートによって挟まれることによって、扁平に保たれている。
特開2019-202730号公報
複数の電線を挟む2枚のシートが良好に固定されることが望まれている。
そこで、線状伝送部材を挟む2枚のシートを良好に固定することができる技術を提供することを目的とする。
本開示の配線部材は、線状伝送部材と、前記線状伝送部材を挟む第1シート及び第2シートと、を備え、前記第1シートは、前記第2シートとの間に前記線状伝送部材を挟む挟持部と、前記挟持部から前記線状伝送部材の側方に突出して前記第2シートに固定される固定部とを有し、前記第1シート及び前記第2シートは、前記固定部の位置において前記挟持部の位置よりも厚み方向に互いに接近しており、前記第1シートには、前記挟持部と前記固定部との間での前記第1シートの曲げが容易となる曲げ容易部が形成されている、配線部材である。
本開示によれば、線状伝送部材を挟む2枚のシートを良好に固定することができる。
図1は実施形態1にかかる配線部材を示す平面図である。 図2は実施形態1にかかる配線部材を示す底面図である。 図3は図1のIII-III線に沿った断面図である。 図4は実施形態1にかかる配線部材を製造する様子を説明する図である。 図5は実施形態1にかかる配線部材を製造する様子を説明する図である。 図6は比較例にかかる配線部材を製造する様子を説明する図である。 図7は実施形態1にかかる配線部材を示す概略平面図である。 図8は図7の部分拡大図である。 図9は図8のIX-IX線に沿った断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配線部材は、次の通りである。
(1)線状伝送部材と、前記線状伝送部材を挟む第1シート及び第2シートと、を備え、前記第1シートは、前記第2シートとの間に前記線状伝送部材を挟む挟持部と、前記挟持部から前記線状伝送部材の側方に突出して前記第2シートに固定される固定部とを有し、前記第1シート及び前記第2シートは、前記固定部の位置において前記挟持部の位置よりも厚み方向に互いに接近しており、前記第1シートには、前記挟持部と前記固定部との間での前記第1シートの曲げが容易となる曲げ容易部が形成されている、配線部材である。挟持部が電線を挟んだ状態で固定部が設けられる際、第1シートのうち固定部となる部分が、曲げ容易部によって第2シートと平行に近づくように曲がりやすくなる。これにより、固定部が設けられやすくなる。
(2)(1)の配線部材において、前記線状伝送部材の延在方向に沿って、前記第1シートが前記第2シートに対して部分的に設けられていてもよい。これにより、線状伝送部材の延在方向に沿って第1シートが第2シートよりも小さいため、曲げ容易部が簡易に設けられることができる。
(3)(1)又は(2)の配線部材において、前記曲げ容易部は、前記第1シートの幅方向に沿って前記固定部の内側の端部に設けられた第1曲げ容易部を有してもよい。これにより、第1シートのうち固定部となる部分が第2シートと平行に近づくように曲がりやすくなる。これにより、固定部が設けられやすくなる。
(4)(3)の配線部材において、前記曲げ容易部は、前記第1シートの前記幅方向に沿って前記第1曲げ容易部よりも前記線状伝送部材に近い位置に設けられた第2曲げ容易部を有してもよい。これにより、第1シートの挟持部が金型の溝に配置されたとき、第1シートが金型の溝の内面に沿って曲がりやすくなる。
(5)(1)から(4)のいずれか1つの配線部材において、前記固定部は、融着部であってもよい。これにより、第1シート及び第2シートが別の部材を介さずに直接固定されることができる。この際、第1シート及び第2シートが固定部において互いに接触するため、間に接着剤などが介在する場合と比べて、挟持部と固定部とが厚み方向に離れる寸法が大きくなる。この場合でも、曲げ容易部があることによって、固定部が設けられやすくなる。
(6)(5)の配線部材において、前記固定部は、超音波融着部であり、前記第2シートの外面にホーン跡が形成されていてもよい。これにより、第1シートがアンビルに配置され、第2シートにホーンが当たるように超音波融着される。この際、第1シートに曲げ容易部があることによって、第1シートが溝付きのアンビルに配置されたとき、固定部となる部分が第2シートと平行に近づくように曲がりやすくなる。
(7)(5)又は(6)の配線部材において、前記第1シート又は前記第2シートは、前記固定部の側方に延出する延出部を有し、前記延出部に前記線状伝送部材とは別の線状伝送部材が配置され、前記別の線状伝送部材の被覆層が前記延出部に融着されていてもよい。これにより、線状伝送部材と別の線状伝送部材とが第1シート及び第2シートによって簡易に保持される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1にかかる配線部材について説明する。図1は実施形態1にかかる配線部材10を示す平面図である。図2は実施形態1にかかる配線部材10を示す底面図である。図3は図1のIII-III線に沿った断面図である。
配線部材10は、車両等において各種部品同士を電気的に(或は光通信可能に)接続する。配線部材10は、電気又は光を伝送することによって、機器に電力を供給したり、機器間の信号を送ったりする。配線部材10は、線状伝送部材20と複数のシート30とを備える。線状伝送部材20の少なくとも中間区間が複数のシート30に挟まれる。シート30は、全体として扁平な形状に形成されている。複数の線状伝送部材20がシート30に挟まれることによって、配線部材10が扁平な形態に保たれる。ここでは、2つのシート30が線状伝送部材20を挟む。2つのシート30の区別が必要な場合、シート30A、30Bとし、区別が不要な場合、シート30とする。
線状伝送部材20は、電気又は光等を伝送する線状の部材である。線状伝送部材20は、伝送線本体21及び被覆層22を含む。伝送線本体21は電気又は光を伝送する伝送路である。例えば、線状伝送部材20が電線の場合、伝送線本体21は導体芯線である。導体芯線は1本又は複数本の素線によって構成される。素線は銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等を材料として形成される。また例えば、線状伝送部材20が光ファイバの場合、伝送線本体21はコア及びクラッドである。被覆層22は伝送線本体21を覆う。被覆層22を構成する樹脂材料は、特に限定されるものではなく、適宜設定可能である。例えば、線状伝送部材20は、芯線と芯線の周囲の被覆層22とを有する一般電線であってもよいし、シールド線、ツイスト線、エナメル線、ニクロム線、光ファイバ等であってもよい。
電気を伝送する線状伝送部材20としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材20の一部等は、信号又は電力を空間に対して送る又は空間から受けるアンテナ、コイル等として用いられてもよい。
また、線状伝送部材20は、単心線であってもよい。単心線は単一の線状物である。単心線は伝送路が1つの線状伝送部材である。線状伝送部材20は、多心線であってもよい。多心線は複数の線状物の複合物である。多心線は複数の伝送路を有する線状伝送部材である。多心線は、例えば、ツイスト線、複数の線状物を集合させてこれをシースで覆ったケーブル等であってもよい。
各シート30は、線状伝送部材20を挟んだ状態に維持可能であればよく、材料、構造等は特に限定されるものではない。シート30を構成する材料に関し、ここでは、シート30は樹脂材料によって形成されている。シート30を構成する材料は、金属、無機物等、樹脂以外の材料が用いられてもよい。シート30の構造に関し、ここでは、シート30は2層構造を有している。シート30の構造は、1層構造であってもよいし、3層以上の多層構造であってもよい。
シート30は第1層及び第2層を含む。第1層は融着層である。融着層には線状伝送部材20が融着固定される。融着層は樹脂材料、好ましくは熱可塑性樹脂材料を含む。融着層の樹脂材料が軟化して融着相手に融着される。かかる樹脂材料の種類は特に限定されるものではなく、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を採用することができる。
融着層の構造は特に限定されるものではない。例えば融着層は一様充実断面を有するシート(非発泡シート又はソリッドシートなどとも呼ばれる)であってもよい。また例えば、融着層は、発泡シート等であることも考えられる。また例えば、融着層は、編布、織布又は不織布等の繊維材シートであることも考えられる。第1層の一方の表面がシート30の第1面とされる。
第2層は融着層とは異なる材料で形成されたり、異なる構造を有したりする。第2層は融着層にある機能を高めたり、融着層にない機能をシート30に追加したりする。第2層を構成する材料は、上記融着層で説明された材料のほか、金属、無機物等などであってもよい。第2層の構造は、上記融着層で説明された構造のいずれかであってもよい。第2層の一方の表面がシート30の第2面とされる。
第1層の他方の表面と第2層の他方の表面とが接触しつつ、第1層と第2層とが固定されている。第1層と第2層との固定態様は特に限定されるものではないが、融着又は接着により固定されているとよい。例えば、第1層及び第2層の少なくとも一方が、繊維材シート又は発泡シートのように表面に空隙があるシートであると、空隙に樹脂材料又は接着剤が入り込んで固定されることができる。これによりいわゆるアンカー効果が発揮されて、第1層及び第2層が強固に固定される。
ここでは第1層が樹脂製のソリッドシートであり、第2層が繊維材シートであるものとして説明される。ここでは第1層と第2層とが融着されているものとして説明される。つまり、第1層の樹脂が流動性を有する状態で第2層の繊維の間に入り込んだ後に硬化される。これにより、第1層の樹脂が第2層における繊維の間に入り込んだ状態が維持され、第1層と第2層とが強固に固定される。
第1層及び第2層は同じ大きさ(同じ平面形状)に形成されている。第1層及び第2層は一方が他方よりも大きく形成されていてもよい。第1層及び第2層は接触する領域が全体的に固定されている。第1層及び第2層は接触する領域の一部のみが固定されていてもよい。
シート30は柔らかい部材であってもよい。例えば、第1層が軟質PVCなど軟質な樹脂を材料とするソリッドシートであり、第2層がPETを材料とする不織布であるなどして、シート30が柔らかい部材とされてもよい。シート30は線状伝送部材20の曲げに追従可能な柔軟性を有していてもよい。配線部材10は厚み方向への曲げ(折目がシート30の主面に沿うような曲げ)が可能とされてもよい。
シート30Aの材料及び層構造は、シート30Bの材料及び層構造と同じである。シート30Aの材料及び層構成は、シート30Bの材料及び層構成と異なっていてもよい。例えば、シート30Aが第1層のみの1層構造を有し、シート30Bが第1層及び第2層の2層構造を有してもよい。シート30Aの平面形状は、シート30Bの平面形状と同じである。シート30Aの平面形状は、シート30Bの平面形状と異なっていてもよい。
各シート30は、挟持部31と固定部32とを有する。挟持部31は、複数のシート30の間に線状伝送部材20を挟む部分である。一方のシート30Aの挟持部31は、線状伝送部材20の一方を覆い、他方のシート30Bの挟持部31は、線状伝送部材20の他方を覆う。シート30Aの挟持部31とシート30Bの挟持部31とは、間に線状伝送部材20を挟んでいるため、厚み方向に離れている。固定部32は、挟持部31から線状伝送部材20の側方に突出する。一方のシート30Aの固定部32は、他方のシート30Bの固定部32に固定される。シート30A、30Bは、固定部32の位置において挟持部31の位置よりも厚み方向に互いに接近している。
シート30A、30Bのうち少なくとも一方は、挟持部31から固定部32に向けて厚み方向に曲がる。図3に示す例では、シート30A、30Bのうちシート30Aのみが、挟持部31から固定部32に向けて厚み方向に曲がる。シート30Bは、平坦なままとされる。シート30A、30Bのうちシート30Bのみが、挟持部31から固定部32に向けて厚み方向に曲がってもよい。シート30A、30Bの両方が、挟持部31から固定部32に向けて厚み方向に曲がってもよい。この場合、シート30Aの曲がり具合と、シート30Bの曲がり具合とは、同じであってもよい。また、シート30Aの方が、シート30Bよりも大きく曲がっていてもよいし、シート30Bの方が、シート30Aよりも大きく曲がっていてもよい。シート30Aの曲がり具合と、シート30Bの曲がり具合とは、シート30A、30Bの剛性、固定部32の形成の仕方などによって決まり得る。
固定部32の固定態様は、如何なる固定態様であってもよい。かかる固定態様としては、接触部位固定であってもよいし、非接触部位固定であってもよいし、両者が併用されていてもよい。ここで接触部位固定とは、シート30A、30Bが接触する部分がくっついて固定されているものである。また、非接触部位固定とは、接触部位固定でない固定態様であり、例えば、縫糸、カバー、粘着テープなどが、シート30A、30Bの一方を他方に向けて押え込んだり、シート30A、30Bを挟み込んだりして、その状態に維持するものである。以下では、シート30A、30Bが、接触部位固定の状態にあるものとして説明する。
かかる接触部位固定の態様として、接触部位間接固定であってもよいし、接触部位直接固定であってもよいし、異なる領域で両者が併用されていてもよい。ここで接触部位間接固定とは、シート30A、30Bが、その間に設けられた接着剤、粘着剤、両面粘着テープなどの接着部材を介して間接的にくっついて固定されているものである。また接触部位直接固定とは、シート30A、30Bが別に設けられた接着剤等を介さずに直接くっついて固定されているものである。接触部位直接固定では、例えばシート30A、30Bのうち少なくとも一方に含まれる樹脂が溶かされることによってくっついて固定されることが考えられる。
かかる接触部位直接固定の状態が形成されるに当たり、樹脂は、例えば、熱によって溶かされることも考えられるし、溶剤によって溶かされることも考えられる。つまり、接触部位直接固定の状態としては、熱による接触部位直接固定の状態であってもよいし、溶剤による接触部位直接固定の状態であってもよい。好ましくは、熱による接触部位直接固定の状態であるとよい。
このとき接触部位直接固定の状態を形成する手段は特に限定されるものではなく、溶着、融着、溶接等の公知の手段を用いることができる。ここでは固定部32においてシート30A、30Bは融着されている。固定部32は、融着部32である。例えば、シート30Aの表面層とシート30Bの表面層とが融着される。シート30Aの表面層の材料とシート30Bの表面層の材料とは相溶性を有しているとよい。ここではシート30Aの表面層を構成する樹脂材料はシート30Bの表面層を構成する樹脂材料と種類が同じである。例えば、シート30Aの表面層及びシート30Bの表面層は共に融着層である。シート30A、30Bは共に融着層を有している。シート30Aの融着層とシート30Bの融着層とが互いに対向している。固定部32において、シート30Aの融着層とシート30Bの融着層とが融着されている。融着層を構成する樹脂材料は、例えば、PVC又はポリオレフィンである。
ここでは固定部32は、超音波融着による超音波融着部32である。超音波融着部32は、ホーン82及びアンビル84を有する超音波融着機80によって形成される(図5参照)。超音波融着機80において、ホーン82及びアンビル84が、ワークを挟みつつ、ホーン82からワークに超音波振動が付与される。これによりワークにおける接合面が超音波振動して加熱されて、部分的に材料が溶け、接合される。
シート30Bの外面にホーン跡33が形成されている。ホーン跡33は、超音波融着機80におけるホーン82が当てられた部分に残る跡である。例えば、固定部32におけるシート30Bの外面が凹んでおり、当該凹んだ部分がホーン跡33である。ホーン跡33のある位置においてシート30A、30Bが固定されている。
図2に示す例では、ホーン跡33は、線状伝送部材20の延在方向に沿って間隔をあけた複数箇所に設けられている。ホーン跡33のない位置においてシート30A、30Bは固定されていない。線状伝送部材20の延在方向に沿って、2つのホーン跡33の間では、シート30A、30Bは固定されていない。なお、シート30A、30Bは、線状伝送部材20の延在方向に沿って、シート30A、30Bの全長にわたって固定されていてもよい。
曲げ容易部34は、挟持部31と固定部32との間におけるシート30の曲げを容易とする部分である。シート30は、曲げ容易部34のある部分において、曲げ容易部34のない部分よりも小さい曲率半径で曲がりやすくなる。曲げ容易部34は、シート30Aに形成されている。シート30Bには曲げ容易部34が形成されていない。この場合、シート30Aが第1シートの一例であり、シート30Bが第2シートの一例である。ホーン跡33が形成されたシート30Bとは別のシート30Aに曲げ容易部34が形成されている。シート30A、30Bの両方に曲げ容易部34が形成されていてもよい。この場合、シート30A、30Bの一方を第1シートとし、他方を第2シートとすることができる。
曲げ容易部34は、線状伝送部材20の延在方向に沿って延びる。曲げ容易部34は線状伝送部材20の延在方向に沿ってシート30の全長にわたって形成されている。固定部32が線状伝送部材20の延在方向に沿って部分的に設けられる場合、曲げ容易部34も線状伝送部材20の延在方向に沿って部分的に設けられていてもよい。例えば、曲げ容易部34は固定部32の側方に部分的に設けられてもよい。
ここでは、曲げ容易部34として、ミシン目34が形成されている。複数の切れ目35が線状伝送部材20の延在方向に断続的に形成されてミシン目34とされる。曲げ容易部34は、ミシン目34である必要は無く、シート30の曲げを容易にするものであれば如何なるものであってもよい。例えば、曲げ容易部34は、シート30の一部が厚み方向に凹んだ溝であってもよい。溝が形成されることによって、曲げにかかる力が溝に集中しやすくなる。
シート30の幅方向に沿った曲げ容易部34の位置は、固定部32及び挟持部31との境界近傍である。シート30の幅方向に沿った曲げ容易部34の位置は、挟持部31の中央部分よりも固定部32寄りの位置である。ここでは、シート30の幅方向に沿って4つの曲げ容易部34が形成されている。4つの曲げ容易部34は、シート30の幅方向に沿った中央部分を境に両側に2つずつ形成されている。中央部分よりも一方側の2つの曲げ容易部34と、シート30の中央部分よりも他方側の2つの曲げ容易部34とは、シート30の中央部分に対して対称な位置に形成されている。シート30の中央部分に対して対称な位置に2組の曲げ容易部34A、34Bが形成されている。
曲げ容易部34Aは、シート30Aの幅方向に沿って固定部32の内側の端部に設けられている。曲げ容易部34Bは、シート30Aの幅方向に沿って曲げ容易部34Aよりも線状伝送部材20に近い位置に設けられている。曲げ容易部34Aは、第1曲げ容易部の一例であり、曲げ容易部34Bは、第2曲げ容易部の一例である。
図3に示す例では、シート30Aは曲げ容易部34A、34Bの位置で厚み方向に曲がっている。もっとも、シート30Aは、曲げ容易部34A、34Bの位置で厚み方向に曲がっていなくてもよい。
線状伝送部材20は、シート30A、30Bのいずれにも接着又は融着されていない。線状伝送部材20は、シート30A、30Bのいずれに対しても、線状伝送部材20の延在方向に沿って動くことができる。シート30A、30Bは、線状伝送部材20の周囲を囲う筒状空間を形成し、線状伝送部材20は当該筒状空間内において自在に動くことが可能に配置されている。
線状伝送部材20は、シート30への融着が困難な部材であってもよい。線状伝送部材20は、融着される代わりにシート30A、30Bに挟まれることによってシート30に保持されて、扁平な状態とされる。線状伝送部材20は、通常線よりもシート30への融着が困難な特殊線であってもよい。ここでは、シート30の融着層と同じ材料で形成された被覆層を有する単心電線を通常線とする。通常線よりもシート30への融着が困難とは、シート30へ融着できない場合のほか、シート30へ融着できる場合であって通常線よりもシート30への融着に手間がかかったり、同じ融着条件で融着されたときにシート30に対する融着強度が通常線よりも低かったりすることを言う。例えば、特殊線は通常線よりも多くの伝送路を有する多心ケーブルであったり、通常線よりも多層な構造を有するシールド線、同軸ケーブルであったりすることによって、通常線よりもシート30への融着が困難とされる。また例えば、特殊線はツイスト線のようにその長手方向に沿って横断面形状が一様でないため融着時にプレスされる際の反力が一様でないことによって、通常線よりもシート30への融着が困難とされる。また例えば、特殊線はその被覆層22が通常線の被覆層よりもシート30への融着が困難な材料によって形成されていることによって、通常線よりもシート30への融着が困難とされる。例えば、融着層及び通常線の被覆層がPVCであり、特殊線の被覆層22がポリオレフィンであってもよい。
<製造方法>
図4及び図5は実施形態1にかかる配線部材10を製造する様子を説明する図である。
まず、図4に示すように、曲げ容易部34A、34Bが形成されたシート30Aを準備する。この段階では、シート30Aは平坦な基材である。平坦なシート30Aが金型84にセットされる。
当該金型84は、例えば、超音波融着機80のアンビル84である。金型84には溝85が形成されている。金型84は、溝85の底の第1支持面86と、溝85の外側の第2支持面87とを有する。第1支持面86と第2支持面87とは、溝85の側面88を介してつながっている。側面88と第1支持面86との間に第1角部89Aが形成され、側面88と第2支持面87との間に第2角部89Bが形成されている。第1角部89Aは内向きに凸となる形状を有する。第2角部89Bは外向きに凸となる形状を有する。
シート30Aの中間部が第1支持面86に支持される。曲げ容易部34Aが第1角部89Aに位置し、曲げ容易部34が第2角部89Bに位置する。シート30Aは、曲げ容易部34A、34Bで厚み方向に曲がりやすいため、シート30Aは金型84の表面に沿った状態となりやすくなる。曲げ容易部34Bがあることによって、シート30Aの中間部分が溝85に配置されたとき、シート30Aが金型84の溝85の内面に沿って曲がりやすくなる。曲げ容易部34Aがあることによって、シート30Aのうち固定部32となる部分がシート30Bと平行に近づくように曲がりやすくなる。これらより、図5に示すように、シート30Aの両側端部が第2支持面87に支持されやすくなる。
溝85内にシート30Aの上に線状伝送部材20がセットされる。シート30Aが溝85の内面に沿って曲がっているため、複数の線状伝送部材20が溝85内に収められても、線状伝送部材20が溝85からあふれにくい。
線状伝送部材20の上にシート30Bがセットされる。シート30Bの幅方向に沿った中間部が線状伝送部材20を覆う。シート30Bの幅方向に沿った両側端部がシート30Aの両側端部とそれぞれ接触する。シート30Aの融着層とシート30Bの融着層とが接触する。シート30Bの両側端部それぞれの外面にホーン82が当てられて、シート30Aの融着層とシート30Bの融着層とが融着されて、固定部32が形成される。
曲げ容易部34は、シート30Aが金型84にセットされたときに、シート30Aを曲げ容易にする。曲げ容易部34は、シート30Aをシート30Bよりも曲がりやすくさせる必要はない。シート30Aは、シート30Bよりも曲がりやすくてもよいし、曲がりにくくてもよい。シート30Aの曲がりやすさと、シート30Bの曲がりやすさは、同程度であってもよい。シート30Aは、曲げ容易部34があることによって、シート30Bよりも曲がりやすくなっていてもよい。
<比較例>
図6は比較例にかかる配線部材を製造する様子を説明する図である。
図6に示す例では、シート30Aに代えて曲げ容易部34が形成されていないシート90が用いられている。その他の部材については、図5に示す例と同じである。また、シート90において、曲げ容易部34が形成されていない点以外の構成については、シート30Aと同じである。
シート90は、図6に示すように、幅方向中間部が第1支持面86に支持されると、第1支持面86と接触する部分から幅方向両端部に向けて湾曲する。シート90には、曲げ容易部34が形成されていないため、金型84の表面に沿った状態となりにくい。シート90には、曲げ容易部34Bが形成されていないため、シート90が第1角部89Aに沿った状態となりにくく、シート90と第1角部89Aとの間にスペースが生じうる。このため、溝85内の収容スペースが小さくなる。このため、複数の線状伝送部材20が溝85内に収められたとき、線状伝送部材20が溝85からあふれやすい。またシート90には曲げ容易部34Aが形成されていないため、シート90が第2角部89Bに沿った状態となりにくく、シート90と第2角部89Bとの間にスペースが生じうる。シート90と第1角部89Aとの間、及びシート90と第2角部89Bとの間にスペースが生じることによって、シート90の幅方向端部が、第2支持面87に所定の支持態様で支持されにくい。
例えば、剛性が高いシート90の場合、図6に示すように、シート90の両側端部が、溝85の外側で、アンビル84側に曲がらずに延びた状態に維持される。この状態で、シート30Bが被さってホーン82が当てられて融着されると、シート90の幅方向端部において、所望の位置が融着されなかったり、一部と他の一部とが厚み方向に重なったりして、固定部の仕上がりにばらつきが生じうる。また例えば、剛性が低いシート90の場合、シート90の両側端部が溝85の外側でアンビル84側に曲がり、第2支持面87に支持されうる。しかしながら、シート90が第1角部89A及び第2角部89Bの位置で膨らみうる。このため、この場合も、シート90の幅方向端部において、所望の位置が融着されなかったり、一部と他の一部とが厚み方向に重なったりして、固定部の仕上がりにばらつきが生じうる。シート90の幅方向端部において、一部と他の一部とが厚み方向に重なった状態で、シート30Bと融着されると、配線部材の厚み寸法が増してしまい得る。
<効果等>
以上のように構成された配線部材10によると、挟持部31が電線を挟んだ状態で固定部32が設けられる際、シート30Aのうち固定部32となる部分が、曲げ容易部34によってシート30Bと平行に近づくように曲がりやすくなる。これにより、固定部32が設けられやすくなる。シート30Aが金型84に支持された状態で、シート30Aの幅方向端部において、一部と他の一部とが厚み方向に重なることが抑制され、配線部材10の厚み寸法が増すことが抑制される。
また、曲げ容易部34は、シート30Aの幅方向に沿って固定部32の内側の端部に設けられた曲げ容易部34Aを有する。これにより、シート30Aのうち固定部32となる部分がシート30Bと平行に近づくように曲がりやすくなる。これにより、固定部32が設けられやすくなる。
また、曲げ容易部34は、シート30Aの幅方向に沿って曲げ容易部34Aよりも線状伝送部材20に近い位置に設けられた曲げ容易部34Bを有する。これにより、シート30Aの挟持部31が金型84の溝85に配置されたとき、シート30Aが金型84の溝85の内面に沿って曲がりやすくなる。
また、固定部32は、融着部32である。これにより、シート30A、30Bが別の部材を介さずに直接固定されることができる。この際、シート30A、30Bが固定部32において互いに接触するため、間に接着剤などが介在する場合と比べて、挟持部31と固定部32とが厚み方向に離れる寸法が大きくなる。この場合でも、曲げ容易部34があることによって、シート30A、30Bが固定部32で接近しやすくなり、固定部32が設けられやすくなる。
また、固定部32は、超音波融着部32であり、シート30Bの外面にホーン跡33が形成されている。これにより、シート30Aがアンビル84に配置され、シート30Bにホーン82が当たるように超音波融着される。この際、シート30Aに曲げ容易部34があることによって、シート30Aが溝85付きのアンビル84に配置されたとき、固定部32となる部分がシート30Bと平行に近づくように曲がりやすくなる。
[実施形態2]
実施形態2にかかる配線部材について説明する。図7は実施形態1にかかる配線部材110を示す概略平面図である。図8は図7の部分拡大図である。図9は図8のIX-IX線に沿った断面図である。なお、本実施形態の説明において、これまで説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
本例の配線部材110では、シート130A、130Bの平面形状が上記配線部材10におけるシート30A、30Bの平面形状とは異なる。線状伝送部材20の延在方向に沿って、シート130Aがシート130Bに対して部分的に設けられている。これにより、線状伝送部材20の延在方向に沿ってシート130Aがシート130Bよりも小さいため、曲げ容易部34がシート130Aに簡易に設けられることができる。また、シート130Aが小さい分、配線部材110が軽量となる。
シート130Aは、シート130B上において、線状伝送部材20の延在方向に沿って間隔をあけた複数箇所に設けられる。複数のシート130Aは、線状伝送部材20がシート130B上で所定の経路に沿った状態を維持できるように配置されている。例えば、複数のシート130Aは、線状伝送部材20の曲げ経路部、直線経路部の端部、比較的長い直線経路部の中間部などに配置されている。
さらに配線部材110において、シート130Bは、固定部32の側方に延出する延出部36を有する。延出部36に線状伝送部材20とは別の線状伝送部材40が配置されている。別の線状伝送部材40の被覆層42が延出部36に融着されている。これにより、線状伝送部材20と別の線状伝送部材40とがシート130A、130Bによって簡易に保持される。図9に示す例では、1つの固定部32のみに延出部36が設けられているが、2つの固定部32に延出部36が設けられていてもよい。また、延出部36がシート130Bではなく、シート130Aに設けられていてもよい。
線状伝送部材40は、線状伝送部材20と同様に、伝送線本体41及び被覆層42を含む。伝送線本体41及び被覆層42は、上記伝送線本体21及び被覆層22で説明した構成が適用されることができる。線状伝送部材40は、線状伝送部材20よりもシート130Bに融着しやすい。線状伝送部材20及び線状伝送部材40の関係は、実施形態1で説明した特殊線及び通常線の関係に相当してもよい。線状伝送部材20が上記特殊線であり、線状伝送部材40が上記通常線である。この場合、線状伝送部材40は、単心電線である。単心電線は、1つの芯線と芯線を覆う被覆層とを有する。
シート130Bと線状伝送部材40とは、シート130Bの融着層と線状伝送部材40の被覆層22とのうち少なくとも一方に含まれる樹脂によって融着している。被覆層22の材料と融着層の材料とは相溶性を有しているとよい。ここでは線状伝送部材40の被覆層42と、シート130Bの融着層とは同じ樹脂製である。例えば、融着層を構成する樹脂材料、及び被覆層42を構成する樹脂材料はPVC又はポリオレフィンである。
線状伝送部材20、40の端部にコネクタCが設けられる。線状伝送部材20、40はコネクタCを介して機器などに接続される。線状伝送部材20、40の端部は、シート130Bの端部から外方に延び出ている。コネクタCは、シート130Bの外側に設けられている。コネクタCは、シート130Bと離れて設けられている。コネクタCは、シート130Bに固定されていない。線状伝送部材20、40の端部がシート130B上に位置していてもよい。コネクタCが、シート130B上に設けられてもよい。コネクタCが、シート130Bに固定されていてもよい。
図7に示す例では、シート130B上の線状伝送部材20、40の経路は直線経路と曲げ経路との組み合わせによって構成されている。シート130Bも直線経路と曲げ経路との組み合わせた形状に形成されている。また、複数の線状伝送部材20、40は、分岐部12を含む部分がシート130Bに固定されている。これにより、分岐部12の形状が保たれている。シート130Bも分岐部12に対応する分岐形状に形成されている。線状伝送部材20、40の延在方向に沿った大部分の区間がシート130Bに固定され、線状伝送部材20、40の大部分の経路が車両における所定の経路と同様の経路に保つことができる。これにより、配線部材110が車両に組付けられる際、線状伝送部材20、40が所定の経路に沿って簡易に配索されることができる。
[付記]
これまで、曲げ容易部34A、34Bが設けられるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。例えば、曲げ容易部34A、34Bのいずれか一方が省略されてもよい。また例えば、曲げ容易部34A、34Bとは別の位置に曲げ容易部34が設けられてもよい。1つの曲げ容易部34の位置に互いに平行な複数のミシン目34が形成されていてもよい。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
10、110 配線部材
12 分岐部
20、40 線状伝送部材
21、41 伝送線本体
22、42 被覆層
30、30A、30B、130A、130B シート
31 挟持部
32 固定部(融着部、超音波融着部)
33 ホーン跡
34、34A、34B 曲げ容易部(ミシン目)
35 切れ目
36 延出部
80 超音波融着機
82 ホーン
84 アンビル
85 溝
86 第1支持面
87 第2支持面
88 側面
90 シート
C コネクタ

Claims (7)

  1. 線状伝送部材と、
    前記線状伝送部材を挟む第1シート及び第2シートと、
    を備え、
    前記第1シートは、前記第2シートとの間に前記線状伝送部材を挟む挟持部と、前記挟持部から前記線状伝送部材の側方に突出して前記第2シートに固定される固定部とを有し、
    前記第1シート及び前記第2シートは、前記固定部の位置において前記挟持部の位置よりも厚み方向に互いに接近しており、
    前記第1シートには、前記挟持部と前記固定部との間での前記第1シートの曲げが容易となる曲げ容易部が形成されている、配線部材。
  2. 請求項1に記載の配線部材であって、
    前記線状伝送部材の延在方向に沿って、前記第1シートが前記第2シートに対して部分的に設けられている、配線部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
    前記曲げ容易部は、前記第1シートの幅方向に沿って前記固定部の内側の端部に設けられた第1曲げ容易部を有する、配線部材。
  4. 請求項3に記載の配線部材であって、
    前記曲げ容易部は、前記第1シートの前記幅方向に沿って前記第1曲げ容易部よりも前記線状伝送部材に近い位置に設けられた第2曲げ容易部を有する、配線部材。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記固定部は、融着部である、配線部材。
  6. 請求項5に記載の配線部材であって、
    前記固定部は、超音波融着部であり、
    前記第2シートの外面にホーン跡が形成されている、配線部材。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の配線部材であって、
    前記第1シート又は前記第2シートは、前記固定部の側方に延出する延出部を有し、
    前記延出部に前記線状伝送部材とは別の線状伝送部材が配置され、
    前記別の線状伝送部材の被覆層が前記延出部に融着されている、配線部材。
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