JP2023002409A - 光コネクタ用フェルール - Google Patents

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Abstract

【課題】 接着剤の充填性に優れ、接着剤の変形や体積変動の影響を受けにくい光コネクタ用フェルールを提供する。【解決手段】 光コネクタ用フェルール1は、本体部3の内部に光ファイバが固定される部材であり、先端側が光ファイバの接続端面7となる。本体部3の内部には、光ファイバが収容される内部空間13が形成される。内部空間13は、本体部3の後端から先端まで貫通する。本体部3の上面には、外部に開口する接着剤注入窓5が形成される。接着剤注入窓5と内部空間13とは、縮径部15を介して本体部3の内部で連通する。平面視において、縮径部15の面積(最小部面積)は、接着剤注入窓5の開口面積に対して小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、内部に光ファイバが固定される光コネクタ用フェルールに関するものである。
光ファイバ同士を接続するために、各種の光コネクタ及びコネクタ用のフェルールが提案されている。フェルールの内部には、光ファイバが接着剤によって固定される。このため、フェルールの一部には、接着剤を内部に注入するための窓が形成され、内部に光ファイバを配置した状態で、注入窓から接着剤を注入することで、光ファイバがフェルールに固定される(例えば特許文献1、2)
特開平2-146508号公報 特開2002-328264号公報
フェルールの内部には、接着剤が充填されるためのある程度の大きさの空間が形成される。また、接着剤の注入窓は、接着剤をフェルール内の空間へ注入するために、ある程度の大きさが必要である。しかし、このような大きな空間や開口部は、フェルールの強度低下の要因となる。特に、コネクタを小型化すると、内部の空間の体積率が相対的に大きくなるため、強度低下の影響が大きい。
また、フェルール内部の空間は、前述した接着剤注入窓や、ブーツ/テープファイバ芯線挿入部によって外部に開放されており、フェルール内部空間に充填された接着剤は、温度変化や吸湿・乾燥によって膨張・収縮などの変形や体積変動が発生する。このため、内部空間に固定された光ファイバへ、接着剤の変形や体積変動による応力や歪がかかり、最終的には光ファイバの断線や接続端面における光ファイバの位置変動(光損失)の要因になる。
これに対し、接着剤注入窓をなくして、接着剤の注入量を少なくする方法も考えられるが、空気巻き込みや接着剤漏れなどを抑制しつつフェルール内への接着剤を正確に充填するのが困難である。
また、光ファイバへ引っ張り力が加わった際に、接着剤注入窓があれば、注入窓に充填された接着剤によるアンカー効果が期待できる。一方、接着剤注入窓がなく、光ファイバの挿入部と先端部のみ(すなわち、光ファイバの軸方向のみ)が開口した形状では、このようなアンカー効果が期待できず、光ファイバの引き抜き強度が低下するという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、接着剤の充填性に優れ、接着剤の変形や体積変動の影響を受けにくい光コネクタ用フェルールを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明は、本体部の内部に光ファイバが固定され、先端側が接続端面となる光コネクタ用フェルールであって、前記光ファイバが収容される内部空間と、外部に開口する接着剤注入窓と、を有し、前記内部空間と前記接着剤注入窓とは、縮径部を介して連通しており、前記縮径部の面積は、前記接着剤注入窓の開口面積に対して小さいことを特徴とする光コネクタ用フェルールである。
前記接着剤注入窓の開口部から前記縮径部の間に、前記本体部の後端側に向けて斜面が形成されてもよい。
前記本体部の前記接着剤注入窓が形成されるのとは逆側の外面に、凹部が形成されてもよい。
前記接続端面が、接続方向に対して略垂直な平面、接続方向に対して傾斜した平面、又は接続方向に向けた曲面のいずれかで形成されてもよい。
前記本体部が、充填材を含有するPPS樹脂で形成されてもよい。
接続方向に対する前記本体部の長さが、5mm以下であってもよい。
本発明によれば、接着剤注入窓と内部空間との間に縮径部を形成することで、接着剤注入窓から縮径部までの空間の接着剤の変形や体積変動の影響が、内部空間へ伝達されることを抑制することができる。また、接着剤注入窓を用いれば、内部空間への接着剤の注入も容易である。また、縮径部がフェルールの補強構造としても機能する。
また、接着剤注入窓の開口部から縮径部の間に、本体部の後端側に向けて斜面を形成することで、接着剤注入窓から注入した接着剤を本体部の後方側に向けて流すことができる。このため、接着剤が内部空間の後端側から順次充填されるため、内部空間において空気溜りなどの発生を抑制することができる。
また、本体部の接着剤注入窓が形成されるのとは逆側の外面に、凹部を形成することで、射出成型時の上下の樹脂量のアンバランスを抑制し、射出成型時の樹脂の流れを均一化することができる。この結果、高い寸法精度で、本体部を成形することができる。
また、接続端面を、接続方向に対して略垂直な平面、接続方向に対して傾斜した平面、又は接続方向に向けた曲面のいずれかで形成することで、コネクタ接続時において、確実に光ファイバの先端同士を接触させることができる。
また、本体部が、無機繊維やフィラーなどの充填材を含有するPPS樹脂で形成することで、高い強度と寸法精度を得ることができる。
また、接続方向に対する本体部の長さを5mm以下とすることで、従来のコネクタ用フェルールと比較して小型化することができる。
本発明によれば、接着剤の充填性に優れ、接着剤の変形や体積変動の影響を受けにくい光コネクタ用フェルールを提供することができる。
(a)は、光コネクタ用フェルール1を示す斜視図、(b)は、光コネクタ用フェルール1の軸方向の断面図。 光コネクタ用フェルール1に光ファイバ19を固定した状態を示す断面図。 (a)は、光コネクタ用フェルール1aの軸方向の断面図、(b)は、光コネクタ用フェルール1bの軸方向の断面図。 光コネクタ用フェルール1cの軸方向の断面図。
以下、本発明の実施の形態にかかる光コネクタ用フェルールについて説明する。図1(a)は光コネクタ用フェルール1を示す斜視図、図1(b)は断面図である。光コネクタ用フェルール1は、本体部3の内部に光ファイバが固定される部材であり、先端側が光ファイバの接続端面7となる。光コネクタ用フェルール1は、例えばガイド機構を有するいわゆるMTコネクタ(Mechanically Transferable Connector)用として使用可能である。
本体部3の内部には、光ファイバが収容される内部空間13が形成される。内部空間13は、本体部3の後端から先端まで貫通する。なお、本体部3の光ファイバの挿入側(図1(b)の右側)を後端側として、光ファイバの端面が露出する側(図1(b)の左側)を先端側とする。すなわち、図1(b)の左右方向を本体部3の先後端方向(又は場合によって接続方向)とする。
なお、本体部3の接続方向の長さ(図1(b)のB)は、一般的なMTコネクタ用フェルール(約8mm長)に対して短く、5mm以下であってもよい。このように、本実施形態では、より小型の本体部3に対して特に有効である。なお、本体部3は、例えば射出成形にて成形され、充填材(例えば無機繊維やフィラー)を含有するPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂で形成される。
内部空間13は、本体部3の先端側に連通して、光ファイバが挿通される孔9となる。なお、本実施形態では、複数の光ファイバが併設して固定可能な多心コネクタ用フェルールである。すなわち、接続端面7には、複数の孔9が併設される。
また、接続端面7は、接続方向に対して傾斜した平面である。すなわち、複数の孔9は傾斜面に配置される。また、孔9の両側には、一対のガイド孔11が設けられる。ガイド孔11には、ガイドピン等が挿入される。
本体部3の上面には、外部に開口する接着剤注入窓5が形成される。図1(b)に示すように、接着剤注入窓5と内部空間13とは、縮径部15を介して本体部3の内部で連通する。平面視において、縮径部15の面積(最小面積)は、接着剤注入窓5の開口面積に対して小さい。
図示した例では、本体部3の先後端方向(図中左右方向)に対する縮径部15の長さが、接着剤注入窓5の長さよりも短くなるように設定される。なお、本体部3の幅方向(図1(b)の紙面に垂直な方向)に対する縮径部15の幅と接着剤注入窓5の幅は略同じであってもよく、又は、縮径部15の幅も接着剤注入窓5の幅よりも狭くしてもよい。
接着剤注入窓5の開口部から縮径部15の間には、本体部3の後端側に向けて斜面17が形成される。一方、接着剤注入窓5の開口部から縮径部15までの後端側の内側面(図中C)は、本体部3の先後端方向に対して略垂直であってもよく、先端側に向けてわずかに斜面としてもよい。但し、本体部3の後端側の側面Cの斜面角度(本体部3の先後端方向に対する角度)よりも、本体部3の先端側の斜面17の斜面角度(図中A)の方が小さいことが望ましい。
なお、本体部3の先端側の斜面17の斜面角度としては、45°未満であることが望ましい。45°以上であると、接着剤注入窓5の開口面積と、縮径部15の面積との差が小さくなり、本発明の効果が小さくなる。また、縮径部15の面積(最小面積)は、接着剤注入窓5の開口面積の1/2以下であることが望ましい。
次に、光コネクタ用フェルール1に光ファイバが固定された固定構造について説明する。図2は、光コネクタ用フェルール1に接着剤23によって、光ファイバ19が固定された構造を示す断面図である。光ファイバ19は、本体部3の後端側から挿入される。
光ファイバ19は、内部のガラス製の光ファイバ裸芯と、その周囲に形成される樹脂層を有する。また、光コネクタ用フェルール1への挿入部には、例えばゴム製のブーツ21が配置される。光ファイバ19の先端部近傍の樹脂層が剥離されて、内部の光ファイバ裸芯が露出され、孔9に挿通される。孔9は、樹脂層の外径よりも小さいため、樹脂層の端面は、孔9の後端側のテーパ部に当接して、光ファイバ19が位置決めされる。
なお、内部空間13は、本体部3の後端側から順に、光ファイバ19等を挿入する際のガイドとして機能し、先端側に向けて縮径するテーパ部と、ブーツ21が収容されるブーツ収容部と、ブーツ21の端面が当接して位置決めされる縮径段部と、前述した樹脂層が当接し、光ファイバ裸芯の挿入ガイドとして機能し、先端側に向けて縮径するするテーパ部と、先端まで略同一径で形成される孔9とで構成される。したがって、光ファイバ19及びブーツ21を本体部3に挿入すると、内部空間13の後方は、ブーツ21と縮径段部との接触によって概ね塞がれる。
この状態で、接着剤注入窓5から接着剤23を注入すると、接着剤23は、縮径部15を介して内部空間13に注入される。この際、接着剤注入窓5は、十分な開口面積を有するため、接着剤の注入が容易である。また、接着剤注入窓5の開口部から縮径部15までの空間に接着剤23を貯留することができるため、貯留した接着剤23による下方への圧力によって、接着剤23は内部空間13へ確実に注入される。
なお、前述したように、接着剤注入窓5から縮径部15までの間には、後方に向けて斜面17が形成される。このため、接着剤23は、縮径部15を介して、内部空間13の後方に向けて優先的に流れる。このため、接着剤23は、内部空間13の後方から順に充填され、内部空間13の注入された接着剤23は、後方から前方に向けて流れる。このため、空気溜りなどができにくい。
なお、前述したようにブーツ21の端面が、内部空間13の後方の縮径段部に当接して塞がれるため、多くの接着剤23が本体部3の後方から流出することはないが、ブーツ21の外周面と本体部3の隙間に、多少の接着剤23が漏れ出してもよい。同様に、光ファイバ19の樹脂層と本体部3との隙間から、孔9内へ、接着剤23が漏れ出してもよい。
この状態で接着剤23を硬化させることで、光ファイバ19を本体部3に固定することができる。なお、光ファイバ19を固定した後に、接続端面7は光ファイバ19と共に研磨される。すなわち、接続端面7と光ファイバ19の端面位置は略一致する。なお、接着剤23としては、例えば熱硬化樹脂が適用可能であるが、紫外線硬化樹脂など、特に種類は限定されない。
ここで、接着剤23は、内部空間13内と共に、縮径部15の上方でも硬化する。このため、接着剤23のアンカー効果によって、確実に光ファイバ19の引き抜き力を確保することができる。
また、縮径部15によって、本体部3の強度が向上する。例えば、特に小型のコネクタ用フェルールの場合には、内部空間13等の接着剤23の充填される体積の比率が相対的に大きくなり、強度低下の恐れがある。これに対し、縮径部15は、本体部3の変形を抑制する補強部として機能する。
また、接着剤23は、硬化時や、硬化後の温度変化や吸湿・乾燥によって変形や膨張・収縮(体積変動)が生じる。このような、変形や体積変動が生じると、光ファイバ19へ応力が加わり、伝送損失の増大の恐れがある。例えば、従来のコネクタ用フェルールのように、縮径部を設けずに、接着剤注入窓から内部空間へ接着剤を充填して硬化させると、接着剤に変形や体積変動が生じた際に、光ファイバへ影響を与える恐れがある。
これに対し、縮径部15を設けることで、例えば縮径部15よりも上方に充填された接着剤23の変形や体積変動の影響が、縮径部15によって遮断される。このため、少なくとも縮径部15より上の部分における接着剤23からの、光ファイバ19への影響を抑制することができる。このため、光ファイバ19にかかる応力や、接続端面7における光ファイバ19の端面の位置変化を抑制することができる。
以上、本実施の形態によれば、接着剤注入窓5を有する光コネクタ用フェルール1において、内部空間13との間に縮径部15を形成することで、接着剤23の変形や体積変動による光ファイバ19が受ける影響を抑制することができる。このため、光ファイバ19が受ける応力による伝送損失の増大や、光ファイバ19の先端の位置ずれによる接続損失の増大を抑制することができる。
また、接着剤注入窓5から縮径部15に向けて、先端側から後端側へ向かう斜面17を設けることで、接着剤23を内部空間13の後端側に向けて流すことができる。このため、内部空間13内においては、後方から前方に向けて接着剤23を流すことができる。このため、エア溜りが生じにくく、確実に光ファイバ19と本体部3とを接着して固定することができる。
また、接着剤注入窓5から縮径部15に向けて、先端側から後端側へ向かう斜面17を設けることで、金型からの抜けを良くすることができる。このため、金型からの抜き抵抗が低減され、特に本体部3の先端側における変形を抑制することができるとともに、金型の摩耗を抑制することができる。
また、縮径部15を有しない場合と比較して、内部空間13による本体部3の強度低下を抑制することができる。すなわち、縮径部15を設けることで、本体部3の変形を抑制することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本体部3の形態は、図1に示した形態には限られない。例えば、図3(a)に示すように、接続端面7は、接続方向に対して略垂直な平面としてもよい。また、図3(b)に示すように、接続端面の一部が接続方向に向けた曲面であってもよい。このように、接続端面7は、接続方向に対して略垂直な平面、接続方向に対して傾斜した平面、又は接続方向に向けた曲面のいずれかで形成されてもよい。
また、図4に示すように、本体部3の接着剤注入窓5が形成されるのとは逆側の外面(すなわち下面)に、凹部25が形成されてもよい。凹部25は、外面に対して所定の深さで形成され、内部空間13とはつながらない。凹部25の肉抜き体積は、例えば、接着剤注入窓5から縮径部15までの空間の体積と略一致するように形成される。
前述したように、本体部3は、射出成型によって形成される。すなわち、樹脂を金型のキャビティ内に所定の位置から射出して、キャビティの形状に対応した形状が成形される。この際、溶融した樹脂は、射出位置から金型内部を流れてキャビティに充填される。
例えば、本体部3の後端側から樹脂が射出される場合には、孔9及び内部空間13が、本体部3の上下方向の略中央に配置されるため、樹脂は内部空間13の上下に分かれて先端側に流れる。この際、内部空間13の上方側には、接着剤注入窓5等が形成されるため、樹脂の流れが阻害される。一方、孔9の下側には、接着剤注入窓5が存在しないため、孔9の上側と比較して、樹脂の流体抵抗が小さくなる。このように、孔9の上下で樹脂の流れのアンバランスが生じると、本体部3の寸法精度の悪化の要因となる。
これに対し、接着剤注入窓5の逆側の外面に凹部25を設けることで、内部空間13の上下で、樹脂の流れの抵抗や体積差を小さくすることができるため、樹脂の上下のバランスが良好となり、本体部3の寸法精度を高めることができる。
1、1a、1b、1c………光コネクタ用フェルール
3………本体部
5………接着剤注入窓
7………接続端面
9………孔
11………ガイド孔
13………内部空間
15………縮径部
17………斜面
19………光ファイバ
21………ブーツ
23………接着剤
25………凹部
前述した目的を達成するため、本発明は、本体部の内部に光ファイバが固定され、先端側が接続端面となる光コネクタ用フェルールであって、前記光ファイバが収容される内部空間と、外部に開口する接着剤注入窓と、を有し、前記内部空間と前記接着剤注入窓とは、縮径部を介して連通しており、前記縮径部の面積は、前記接着剤注入窓の開口面積に対して小さく、前記接着剤注入窓の開口部から前記縮径部の間に、前記本体部の後端側に向けて斜面が形成され、前記本体部の先端側の、前記本体部の後端側に向けて形成された斜面の斜面角度は、45°未満であり、接続方向に対する前記本体部の長さが、5mm以下であることを特徴とする光コネクタ用フェルールである。
前記縮径部の最小面積は、前記接着剤注入窓の開口面積の1/2以下であってもよい。
前記本体部の前記接着剤注入窓が形成されるのとは逆側の外面に、凹部が形成されてもよい。
前記凹部の肉抜き体積は、前記接着剤注入窓から前記縮径部までの空間の体積と略一致してもよい。
接続方向に対する前記本体部の長さが、5mm以下であってもよい。
前記光ファイバは、前記光コネクタ用フェルールへの挿入部にブーツが配置され、前記内部空間は、前記ブーツが収容されるブーツ収納部と、前記ブーツの端面が当接する縮径段部を有し、前記ブーツが前記本体部に挿入された際に、前記ブーツと前記縮径段部が接触することによって前記内部空間の後方が概ね塞がれるようになっていてもよい。
前記本体部の後端側の側面の斜面角度よりも、前記本体部の先端側の前記斜面の斜面角度の方が小さく、前記縮径部の幅が、前記接着剤注入窓の幅よりも狭くてもよい。
前述した目的を達成するため、本発明は、本体部の内部に光ファイバが固定され、先端側が接続端面となる光コネクタ用フェルールであって、前記光ファイバが収容される内部空間と、外部に開口する接着剤注入窓と、を有し、前記内部空間と前記接着剤注入窓とは、縮径部を介して連通しており、前記縮径部の面積は、前記接着剤注入窓の開口面積に対して小さく、前記接着剤注入窓の開口部から前記縮径部の間に、前記本体部の後端側に向けて斜面が形成され、前記本体部の先端側の、前記本体部の後端側に向けて形成された斜面の斜面角度は、45°未満であり、接続方向に対する前記本体部の長さが、5mm以下であり、前記本体部の後端側の側面の斜面角度よりも、前記本体部の先端側の前記斜面の斜面角度の方が小さいことを特徴とする光コネクタ用フェルールである。
記光ファイバは、前記光コネクタ用フェルールへの挿入部にブーツが配置され、前記内部空間は、前記ブーツが収容されるブーツ収納部と、前記ブーツの端面が当接する縮径段部を有し、前記ブーツが前記本体部に挿入された際に、前記ブーツの端面と前記縮径段部との接触によって前記内部空間の後方が概ね塞がれるようになっていてもよい。
記縮径部の幅が、前記接着剤注入窓の幅よりも狭くてもよい。

Claims (6)

  1. 本体部の内部に光ファイバが固定され、先端側が接続端面となる光コネクタ用フェルールであって、
    前記光ファイバが収容される内部空間と、外部に開口する接着剤注入窓と、を有し、
    前記内部空間と前記接着剤注入窓とは、縮径部を介して連通しており、
    前記縮径部の面積は、前記接着剤注入窓の開口面積に対して小さいことを特徴とする光コネクタ用フェルール。
  2. 前記接着剤注入窓の開口部から前記縮径部の間に、前記本体部の後端側に向けて斜面が形成されることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ用フェルール。
  3. 前記本体部の前記接着剤注入窓が形成されるのとは逆側の外面に、凹部が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光コネクタ用フェルール。
  4. 前記接続端面が、接続方向に対して略垂直な平面、接続方向に対して傾斜した平面、又は接続方向に向けた曲面のいずれかで形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光コネクタ用フェルール。
  5. 前記本体部が、充填材を含有するPPS樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の光コネクタ用フェルール。
  6. 接続方向に対する前記本体部の長さが、5mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の光コネクタ用フェルール。
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