JP2022512737A - 反射防止コーティングを有する透明カバー - Google Patents

反射防止コーティングを有する透明カバー Download PDF

Info

Publication number
JP2022512737A
JP2022512737A JP2021521146A JP2021521146A JP2022512737A JP 2022512737 A JP2022512737 A JP 2022512737A JP 2021521146 A JP2021521146 A JP 2021521146A JP 2021521146 A JP2021521146 A JP 2021521146A JP 2022512737 A JP2022512737 A JP 2022512737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent cover
coating
wavelength range
design wavelength
antireflection coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021521146A
Other languages
English (en)
Inventor
エス. ウィルソン、スティーブン
Original Assignee
レーシング オプティクス,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レーシング オプティクス,インコーポレイテッド filed Critical レーシング オプティクス,インコーポレイテッド
Publication of JP2022512737A publication Critical patent/JP2022512737A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/113Anti-reflection coatings using inorganic layer materials only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0006Arrays
    • G02B3/0037Arrays characterized by the distribution or form of lenses
    • G02B3/0062Stacked lens arrays, i.e. refractive surfaces arranged in at least two planes, without structurally separate optical elements in-between
    • G02B3/0068Stacked lens arrays, i.e. refractive surfaces arranged in at least two planes, without structurally separate optical elements in-between arranged in a single integral body or plate, e.g. laminates or hybrid structures with other optical elements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

基板に貼り付け可能な透明カバーであって、2つ以上のレンズの積層と、2つ以上のレンズのうちの隣接するレンズの間に配置された接着層と、積層の第1最外側レンズに配置された第1反射防止コーティングと、第1最外側レンズの反対側で積層の第2最外側レンズに配置された第2反射防止コーティングと、を有する。第1反射防止コーティングは、第1設計波長範囲を有し、第2反射防止コーティングは、第1設計波長範囲とは異なる第2設計波長範囲を有する。

Description

本開示は、一般に、窓、アイウェア、またはディスプレイ画面用の透明カバーに関し、より具体的には、複数のレンズが積層されて接着剤により接着されている透明カバーに関する。
様々な状況において、透明カバーをある基板に貼り付けると便利である。建物や車両の窓は、色付けのため(例えば、プライバシー用に)、断熱のため、UV(紫外線)を遮断するため、または装飾のために透明なウィンドウフィルムで覆われることがある。プロテクティブアイウェア(例えば、オフロード車、医療処置等で使用するためのゴーグル、眼鏡、フェイスマスク)は、アイウェアが汚れて着用者の視界を遮った際に簡単に剥がせるように、透明なレンズの積層で覆われ得る。携帯電話、パソコン、ATM、自動販売機等のディスプレイ画面は、保護レンズで覆われることで、その下に位置する画面の損傷を防ぎ得る、または側面から見られる事を阻止(例えば、公共の場所でのプライバシーおよびセキュリティのため)し得る。
このようなカバーを使用する場合、不要な反射を低減するために反射防止コーティングが実装されることがあるが、これは、入射光が反射し得る複数の境界面を提供する多層カバーで特に問題になり得る。しかしながら、一般的な反射防止コーティングでは、可視スペクトル全体(約390から700nm)で反射を適切に低減できないことがある。反射防止コーティングの設計波長範囲に応じて、透明カバーに光が入射すると、顕著な青色反射(約450nm)または赤色反射(約700nm)が発生し得る。
本開示は、関連技術に付随する上記の欠点を克服するための様々なシステム、方法、および装置を検討する。本開示の実施形態の一態様は、基板に貼り付け可能な透明カバーである。透明カバーは、2つ以上のレンズの積層と、2つ以上のレンズのうちの隣接するレンズの間に配置された接着層と、積層の第1最外側レンズに配置された第1反射防止コーティングと、第1最外側レンズの反対側で積層の第2最外側レンズに配置された第2反射防止コーティングと、を有する。第1反射防止コーティングは、第1設計波長範囲を有し、第2反射防止コーティングは、第1設計波長範囲とは異なる第2設計波長範囲を有する。
第1設計波長範囲は、約550nmを中心としてよく、第2設計波長範囲は、約450nmを中心としてよい。第1反射防止コーティングおよび第2反射防止コーティングは異なる厚さを有してよい。第1反射防止コーティングは、約100nmの厚さを有するMgF(フッ化マグネシウム)の膜を含んでよく、第2反射防止コーティングは、約82nmの厚さを有するMgF(フッ化マグネシウム)の膜を含んでよい。
透明カバーは、390nmから700nmの間の全ての波長で10%未満の垂直入射反射率を示してよい。
本開示の一実施形態による透明カバーの概略側面図。 図1に示される透明カバーの最も外側の表面の拡大図。 AR(反射防止)コーティングを有する200ゲージPET(ポリエチレンテレフタレート)レンズを含む透明カバーの波長の関数として表される垂直入射反射率のグラフ表示。 同一の設計波長範囲を有するARコーティングを最も外側のレンズに配置した、3層の200ゲージPETレンズの積層を含む透明カバーの波長の関数として表される垂直入射反射率のグラフ表示。 図4の透明カバーの波長の関数として表される垂直入射反射率のグラフ表示であり、550nmを中心とする設計波長範囲を有するARコーティングの使用と、450nmを中心とする設計波長範囲を有するARコーティングの使用との比較を示す。 異なる設計波長範囲を有するARコーティングを最も外側のレンズに配置した、3層の200ゲージPETレンズを含む透明カバーの波長の関数として表される垂直入射反射率のグラフ表示。
本明細書に開示される様々な実施形態のこれらおよび他の特徴および利点は、以下の説明および図面を基によりよく理解される。同じ番号は、全体を通して同じ部品を指す。
本開示は、AR(反射防止)コーティングを有する透明カバーの様々な実施形態を包含する。添付の図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、現在考えられる複数の実施形態の説明を意図しており、開示される発明が開発または利用され得る唯一の形態を表すことは意図しない。説明は、例示された実施形態に関連する機能および特徴を説明する。しかしながら、同一または同等の機能が、本開示の範囲内に包含されることも意図されている異なる実施形態によっても達成され得ると理解される。さらに、第1および第2等の関係語は、そのものの間の順序における実際の関係を必ずしも要求または暗示することなく、互いに区別するためにのみ使用されると理解される。
図1は、本開示の一実施形態による透明カバー100の概略側面図である。特定の目的に応じて、透明カバー100は、窓(色付け、断熱、UV(紫外線)の遮断、装飾等のため)、プロテクティブアイウェア(例えば、簡単に剥がせるように)、またはディスプレイ画面(例えば、引っかき傷の防止、側面から見られる事の阻止等のため)等の基板に貼り付けられてよい。透明カバー100は、2つ以上のレンズ110a、110b(総称してレンズ110)の積層、積層の隣接するレンズ110の間に配置された接着層120、および積層の最も外側のレンズ110上のARコーティング130a、130bを含んでよい。図1の実施例では、2つのレンズ110が示されている。しかしながら、3つ以上のレンズ110の積層もまた考えられ、レンズ110の数は、特定の用途に依存する。透明カバー100は、米国特許第6,536,045号に記載されているように、例えば、透明カバー100の周囲の選択領域において、接着剤によって基板に貼り付けられてよく、その全内容は参照により本明細書に明示的に組み込まれる。透明カバー100を基板に貼り付けるために使用される接着剤は、積層の隣接するレンズ110の間に配置された接着層120の接着剤と同じであるか、または異なって(例えば、より強力)よい。例えば、基板から透明カバー100全体を外すことなく個々のレンズ110が剥がされる場合には、より強力な接着剤を使用してよい。または、透明カバー100は、他の手段によって、例えば、米国特許第8,693,102号に記載されているレーシングヘルメットのテンションポストを使用して貼り付けられてよく、その全内容は、参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
レンズ110は、透明なポリエステルであってよく、デュポン(DuPont Company)社所有の登録商標「マイラー(Mylar)」として販売されているプラスチックフィルムのシート、例えば、一般にPETと呼ばれる透明なポリマーポリエチレンテレフタレート(polymer polyethylene terephalate)から作製されたマイラーの一種から作成されてよい。レンズ110および接着層120は、1.40から1.52の間の屈折率を有してよい。各レンズ110の厚さは、12.7マイクロメートル(0.5ミル)から177.8マイクロメートル(7ミル)であってよく、例えば50.8マイクロメートル(2ミル)である。接着層120の接着材料が50.8マイクロメートル(2ミル)の厚さのレンズ110に塗布された後でも、接着層120は名目上の厚さしかないため、50.8マイクロメートル(2ミル)の厚さのレンズ110の厚さは依然として50.8マイクロメートル(2ミル)であり得る。「濡れ」という用語は、積層されたレンズ110間の関係を記述する際に使用され得る。積層されたレンズ110を透かして見ると、単一のプラスチック膜のように見え得る。
レンズ110を積層するために使用される接着層120は、透明で光学的な低粘着性材料でできていてよく、また水性でアクリルの光学的に透明な接着剤または油性で透明の接着剤を含んでよい。接着層120は図1では別個の層として示されているが、レンズ110が、介在する接着層120と共に積層または別の方法で結合された後は、各接着層120の厚さは無視してよい。
図2は、図1に示される透明カバー100の最も外側の表面の拡大図である。図2の上部には、第1ARコーティング130aでコーティングされた第1最外側レンズ110aが示される。図2の実施例では、第1ARコーティング130aは、相殺的干渉の原理に基づき作用する薄膜ARコーティングである。透明カバー100に入射する光線i(例えば、太陽光)は、最初に外部環境(例えば、空気)と第1ARコーティング130aとの間の第1境界面132aを通過し、その後に第1ARコーティング130aと第1最外側レンズ110aとの間の第2境界面134aを通過する。各境界面132a、134aにおいて、光iの一部が反射されて、反射光線r、rを生成する。第1ARコーティング130aの材料および厚さを適切に選択することにより、境界面134aで生成される反射光線rは、境界面132aで生成される反射光線rと、設計波長範囲(設計波長と呼ばれる特定の波長を中心とし得る)と呼ばれる所与の波長範囲について180°位相をずらし得る。したがって、結果として生じる反射光線r、rは、互いに相殺的に干渉し得る(すなわち、山が谷を打ち消す)、その結果、透明カバー100は、設計波長範囲内にある波長に対する光の反射の減少を示す。
ARコーティング130aは、MgF(フッ化マグネシウム)の単一の薄膜であってよく、これは、多くの透明な材料での使用に適した比較的低い屈折率(n≒1.37、ここで、nは、フラウンホーファーの「D」線での屈折率を指す)が理由で単層干渉ARコーティングにおいて一般的な素材である。しかしながら、多層干渉構造を含む、任意の周知のARコーティング材料および構造が使用されてよい。第1ARコーティング130aの厚さは、所望の設計波長範囲に対する反射の減少を最適化するように選択されてよい。例えば、第1ARコーティング130aが単層干渉ARコーティングである場合、第1ARコーティング130aの厚さは、いわゆる4分の1波長厚さ、例えば、厚さd=((nair/ncoating)λ)/4、ここで、設計波長範囲はλを中心とし、nairは外部媒体の屈折率(例えば、空気の場合は1.00)であり、ncoatingは第1ARコーティング130aの屈折率(例えば、MgFの場合は1.37)である。光iが透明カバー100に90°で入射すると、境界面132aから境界面132bを伝わり再び戻る、第1ARコーティング130aを伝わる光の追加的経路長2dにより、反射光線rは、設計波長λの反射光線rに対して半周期(つまり180°位相がずれている)進む。これにより、rとrの間に相殺的干渉が発生することで、設計波長λの反射率が低下する。第1ARコーティング130a内を伝わる光の角度の付いた経路のために、非垂直入射の場合、この効果はそれほど顕著ではないことがある。
図2の下部には、第2ARコーティング130bでコーティングされた第2最外側レンズ110bが示される。第2ARコーティング130bは、同様に、相殺的干渉の原理に基づき作用する薄膜ARコーティングであってよい。光iが第2ARコーティング130bに到達する場合、最初に第2最外側レンズ110bと第2ARコーティング130bとの間の第3境界面134bを通過し、その後、第2ARコーティング130bと外部環境(例えば、空気)との間の第4境界面132bを通過する。各境界面134b、132bにおいて、光iの一部が反射されて、反射光線r、rを生成する。第1ARコーティング130aの場合と同様に、第2ARコーティング130bの材料および厚さを適切に選択することにより、境界面132bで生成される反射光線rは、境界面134bで生成される反射光線rと、所与の設計波長範囲について180°位相をずらし得る。したがって、結果として生じる反射光線r、rは、互いに相殺的に干渉し得る、その結果、透明カバー100は、設計波長範囲内にある波長に対する光の反射の減少を示す。
第2ARコーティング130bは、第1ARコーティング130aと同等の構成および機能を有し得るが、以下により詳細に説明されるように、異なる設計波長範囲(例えば、異なる設計波長λ≠λを中心とする設計波長範囲)を有する。例えば、第2ARコーティング130bは、同様に、その厚さがいわゆる4分の1波長厚さであり得る単層干渉ARコーティングであってよく、例えば、厚さd=((nair/ncoating)λ)/4、ここで、設計波長範囲はλを中心とし、nairは外部媒体の屈折率(例えば、空気の場合は1.00)であり、ncoatingは第2ARコーティング130bの屈折率(例えば、MgFの場合は1.37)である。このようにして、第2ARコーティング130bの設計波長範囲は、異なるARコーティング材料または構造的構成を使用する必要なしに、第2ARコーティング130bの厚さを変更することによって(第1ARコーティング130aの設計波長範囲に対して)調整されてよい。例えば、ARコーティング130aおよび130bが、MgF(n≒1.37)でできた単層干渉ARコーティングである場合、550nmおよび450nmを中心とするそれぞれの設計波長範囲は、以下に示すようにそれぞれ約100nmの厚さdおよび約82nmの厚さdを用いて達成されてよい。
Figure 2022512737000002
Figure 2022512737000003
式1および式2で表される上記の例では、2つのARコーティング130aおよび130bは、MgF(n≒1.37)でできた単層干渉ARコーティングである。しかしながら、第1ARコーティング130aおよび第2ARコーティング130bが異なる設計波長範囲を有する限り、材料、構造、および第1ARコーティング130a、第2ARコーティング130bの作用の原理でさえ異ってよいことが意図される。
上記の説明は、説明を容易にするため多少簡略化されていることに留意されたい。例えば、反射光線rおよびrには、入射光iに対して低屈折率から高屈折率に変化する境界面132aおよび境界面134aによって、反射光線rおよびrには与えられない追加的180°の位相シフトが与えられてよい。ただし、反射光線rと反射光線rの両方に同じ追加的位相シフトが与えられるため、追加的位相シフトは反射光線rとrの間の相殺的干渉には影響しない。
図3は、ARコーティングを有する200ゲージPETレンズを含む透明カバーの波長の関数として表される垂直入射反射率のグラフ表示である。波長の関数としての垂直入射透過率も示されている。図3の実施例では、ARコーティングは、約550nm(つまり緑色光)を中心とする設計波長範囲を有する。図3の透明カバーは、500nmから700nmの間の全ての波長で10%未満の垂直入射反射率を示す。反射率は500nmより短い波長で高く、人間の視覚の範囲(約390nmまで及ぶ)内で20%以上に上昇するため、図3の透明カバーは、知覚可能な青色または紫色の反射を生成する。
図4は、ARコーティングを最も外側のレンズに配置した、3層の200ゲージPETレンズの積層を含む透明カバーの波長の関数として表される垂直入射反射率のグラフ表示である。波長の関数としての垂直入射透過率も示されている。図4の透明カバーは、層110aと層110bとの間に第3層110を有し、図1および図2に示される透明カバー100の構造を有してよいが、図4の例では、ARコーティングは互いに同一の設計波長範囲を有する(図1のARコーティング130a、130bとは違って)点が異なる。図3の実施例のように、図4のARコーティングの設計波長範囲は約550nm(つまり緑色光)を中心とする。ただし、この場合、3つのPETレンズ間の内部反射により、低波長端での反射率はやや悪くなり、人間の視覚の範囲(約390nmまで及ぶ)内で30%以上に上昇する。2つのARコーティングを使用しているにもかかわらず、青色または紫色の反射が顕著に観測され得る。
図5は図4と同一であるが、図5は破線で示される追加的曲線をさらに示す点が異なる。破線は、同じ透明カバーの波長の関数としての垂直入射反射率を表すが、550nmを中心とする設計波長範囲を持つARコーティングの代わりに、450nmを中心とする設計波長範囲を有するARコーティングを使用する。図示されるように、450nmを中心とする設計波長を有するARコーティングを使用することにより、反射率曲線全体を左に移動することができ、これにより低波長の反射率を改善する。図示されるように、反射率は、人間の視覚の範囲外のより低い波長において上昇する前に、約390nmまでずっと10%未満である。これにより、知覚可能な青色または紫色の反射を大幅に減少または除去し得るが、より高い波長での反射率(例えば、約700nmで15%を超える反射率)を増加させるので、図4のARコーティングの使用では知覚されなかった赤色の反射を発生させる。したがって、約550nmを中心とするARコーティングと、約450nmを中心とするARコーティングのどちらを選択するかは、異なる色の不要な反射間のトレードオフになる。
上記のトレードオフを回避し、広い波長範囲にわたる反射を除去するために、図1および2に示される透明カバー100は、異なる設計波長範囲を有する2つの異なるARコーティング130a、130bを利用する。例えば、図5で比較された2つのARコーティングは、単一の透明カバー100に組み合わされることで、一方のARコーティングは、積層の第1最外側レンズ110a(例えば、図1および図2における上部レンズ110a)に配置され、他方のARコーティングは、積層の第2最外側レンズ110b(例えば、図1および図2における下部レンズ110b)に配置されてよい。したがって、透明カバー100は、約550nmを中心とする第1設計波長範囲を有する第1ARコーティング130aと、約450nmを中心とする第2設計波長範囲を有する第2ARコーティング130bとを有し得る。このようにして、500nm未満の低波長と600nmを超える高波長の両方で反射を防止できる。
図6は、波長の関数として表される結果の反射率を示す。ARコーティングを最も外側のレンズに配置した、3層の200ゲージPETレンズを含む同一の透明カバーが使用されるが、ARコーティングはそれぞれ約550nmと450nmを中心とする設計波長範囲を有する。図示されるように、図6の透明カバーは、390nmから700nmの間の全ての波長で10%未満の垂直入射反射率を示す。
ARコーティング130a、130bの設計波長範囲は、550nmおよび450nmを中心とする必要はなく、特定の用途に対して任意の適切な設計波長を中心としてよい。例えば、赤色の反射は問題ではないが紫外線の反射は問題である場合、設計波長範囲をさらに低い波長に移動してよく、例えば、450nmと300nmを中心としてよい。赤色および青色/紫色光の反射を低減するが、緑色光の反射は許容することが望ましい場合等、重複しない設計波長範囲もまた想定される。これは、例えば、750nmと250nmを中心とする設計波長範囲を使用することによって達成され得る。異なる設計波長範囲を有する2つのARコーティング130a、130bの効果をこのように組み合わせることにより、MgFでできた単層干渉コーティング等の比較的安価なARコーティングを使用して、広範囲の波長にわたる反射を除去し得る。
上記の実施例では、透明カバー100の外部環境は、約1.00の屈折率を有する空気であると想定される。しかしながら、外部環境は空気でない場合も考えられる。例えば、水中の建物または車両の窓用の透明カバー100の場合、外部環境は、より高い屈折率を有する水であり得る。いくつかの例では、外部環境は、空気よりも低い屈折率を有する真空でさえあり得る。これに従って、ARコーティング130a、130bの上記の選択を行うことができ、nairは一般に、外部媒体の屈折率を指す。
上記の実施例では、透明カバー100は、ある基板に貼り付けられていると記載されている。しかしながら、その全内容が参照により本明細書に明示的に組み込まれる、米国特許出願公開2018/0029337号の図6Cに関連して記載されるように、例えば、その周辺において周囲の壁または衣服に貼り付けられる等、透明カバー100自体が、下の基板なしで使用され得ることも考えられる。
本開示を通して、「透明」という言葉は、透かして見ることのできる任意の材料を包含するために広く使用されている。「透明」という言葉は、半透明の、かすみがかった、つや消しの、着色された、または色付けされた材料を除外することを意図したものではない。
本開示を通して記載されるARコーティング130a、130bは、スピンコーティング、ディップコーティング、または真空蒸着等の周知の方法に従って適用されてよい。
上記の説明は、限定ではなく、例として提示されるものである。上記の開示に基づき、当業者は、本明細書に開示された本発明の範囲および精神内の変形例を考案することが可能であろう。さらに、本明細書に開示される実施形態の様々な特徴は、単独で、または互いに様々な組み合わせで使用することができ、本明細書に記載の特定の組み合わせに限定されることは意図されない。したがって、特許請求の範囲は、例示された実施形態によって限定されるべきではない。

Claims (20)

  1. 基板に貼り付け可能な透明カバーであって、前記透明カバーは、
    2つ以上のレンズの積層と、
    前記2つ以上のレンズのうちの隣接するレンズの間に配置された接着層と、
    前記積層の第1最外側レンズに配置され、第1設計波長範囲を有する第1反射防止コーティングと、
    前記第1最外側レンズの反対側で前記積層の第2最外側レンズに配置され、前記第1設計波長範囲とは異なる第2設計波長範囲を有する第2反射防止コーティングと、を備える透明カバー。
  2. 前記第1設計波長範囲は、約550nmを中心とし、前記第2設計波長範囲は、約450nmを中心とする、請求項1に記載の透明カバー。
  3. 前記第1反射防止コーティングおよび前記第2反射防止コーティングは異なる厚さを有する、請求項1に記載の透明カバー。
  4. 前記第1反射防止コーティングは、約100nmの厚さを有するMgF(フッ化マグネシウム)の膜を含み、前記第2反射防止コーティングは、約82nmの厚さを有するMgF(フッ化マグネシウム)の膜を含む、請求項3に記載の透明カバー。
  5. 前記透明カバーは、390nmから700nmの間の全ての波長で10%未満の垂直入射反射率を示す、請求項1に記載の透明カバー。
  6. 前記第1反射防止コーティングおよび前記第2反射防止コーティングは単層干渉コーティングである、請求項1に記載の透明カバー。
  7. 透明カバーであって、
    第1レンズと、
    前記第1レンズに積層された第2レンズと、
    前記第1レンズと前記第2レンズとの間に配置された接着層と、
    前記第1レンズに配置され、第1設計波長範囲を有する第1反射防止コーティングと、
    前記第2レンズに配置され、前記第1設計波長範囲とは異なる第2設計波長範囲を有する第2反射防止コーティングと、を備える透明カバー。
  8. 前記第1設計波長範囲は、約550nmを中心とし、前記第2設計波長範囲は、約450nmを中心とする、請求項7に記載の透明カバー。
  9. 前記第1反射防止コーティングおよび前記第2反射防止コーティングは異なる厚さを有する、請求項7に記載の透明カバー。
  10. 前記第1反射防止コーティングは、約100nmの厚さを有するMgF(フッ化マグネシウム)の膜を含み、前記第2反射防止コーティングは、約82nmの厚さを有するMgF(フッ化マグネシウム)の膜を含む、請求項9に記載の透明カバー。
  11. 前記透明カバーは、390nmから700nmの間の全ての波長で10%未満の垂直入射反射率を示す、請求項7に記載の透明カバー。
  12. 前記第1反射防止コーティングおよび前記第2反射防止コーティングは単層干渉コーティングである、請求項7に記載の透明カバー。
  13. 方法であって、
    2つ以上のレンズを積層する工程と、
    前記2つ以上のレンズのうちの隣接するレンズの間に接着層を配置する工程と、
    第1設計波長範囲を有する第1反射防止コーティングを、前記積層の第1最外側レンズに配置する工程と、
    前記第1設計波長範囲とは異なる第2設計波長範囲を有する第2反射防止コーティングを、前記第1最外側レンズの反対側で前記積層の第2最外側レンズに配置する工程と、を備える方法。
  14. 前記第1設計波長範囲は、約550nmを中心とし、前記第2設計波長範囲は、約450nmを中心とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1反射防止コーティングおよび前記第2反射防止コーティングは異なる厚さを有する、請求項13に記載の方法。
  16. 前記第1反射防止コーティングは、約100nmの厚さを有するMgF(フッ化マグネシウム)の膜を含み、前記第2反射防止コーティングは、約82nmの厚さを有するMgF(フッ化マグネシウム)の膜を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記透明カバーは、390nmから700nmの間の全ての波長で10%未満の垂直入射反射率を示す、請求項13に記載の方法。
  18. 前記第1反射防止コーティングおよび前記第2反射防止コーティングは単層干渉コーティングである、請求項13に記載の方法。
  19. 前記2つ以上のレンズ、前記接着層、前記第1反射防止コーティング、および前記第2反射防止コーティングを含む透明カバーを基板に貼り付ける工程をさらに備える、請求項13に記載の方法。
  20. 前記2つ以上のレンズ、前記接着層、前記第1反射防止コーティング、および前記第2反射防止コーティングを含む透明カバーを周囲の壁または衣服に貼り付ける工程をさらに備える、請求項13に記載の方法。
JP2021521146A 2018-10-19 2019-10-03 反射防止コーティングを有する透明カバー Pending JP2022512737A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862748154P 2018-10-19 2018-10-19
US62/748,154 2018-10-19
US16/584,648 2019-09-26
US16/584,648 US11585962B2 (en) 2018-10-19 2019-09-26 Transparent covering having anti-reflective coatings
PCT/US2019/054565 WO2020081250A1 (en) 2018-10-19 2019-10-03 Transparent covering having anti-reflective coatings

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022512737A true JP2022512737A (ja) 2022-02-07

Family

ID=70280591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021521146A Pending JP2022512737A (ja) 2018-10-19 2019-10-03 反射防止コーティングを有する透明カバー

Country Status (7)

Country Link
US (2) US11585962B2 (ja)
EP (1) EP3867671A4 (ja)
JP (1) JP2022512737A (ja)
CN (1) CN112888971B (ja)
AU (1) AU2019362215A1 (ja)
CA (2) CA3237634A1 (ja)
WO (1) WO2020081250A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170031525A1 (en) 2010-05-14 2017-02-02 Racing Optics, Inc. Touch screen shield
US9295297B2 (en) 2014-06-17 2016-03-29 Racing Optics, Inc. Adhesive mountable stack of removable layers
US11846788B2 (en) 2019-02-01 2023-12-19 Racing Optics, Inc. Thermoform windshield stack with integrated formable mold
JP2022518602A (ja) 2019-02-01 2022-03-15 レーシング オプティクス,インコーポレイテッド 一体化成形可能な成形物を備えた熱成形フロントガラス積層物
US11364715B2 (en) 2019-05-21 2022-06-21 Racing Optics, Inc. Polymer safety glazing for vehicles
EP3783420A1 (de) * 2019-08-21 2021-02-24 Carl Zeiss Vision International GmbH Brillenglas mit filterwirkung für blaues licht und brille
US11648723B2 (en) 2019-12-03 2023-05-16 Racing Optics, Inc. Method and apparatus for reducing non-normal incidence distortion in glazing films
US11548356B2 (en) 2020-03-10 2023-01-10 Racing Optics, Inc. Protective barrier for safety glazing
US11490667B1 (en) * 2021-06-08 2022-11-08 Racing Optics, Inc. Low haze UV blocking removable lens stack
US11307329B1 (en) 2021-07-27 2022-04-19 Racing Optics, Inc. Low reflectance removable lens stack
US11709296B2 (en) 2021-07-27 2023-07-25 Racing Optics, Inc. Low reflectance removable lens stack
US11933943B2 (en) * 2022-06-06 2024-03-19 Laminated Film Llc Stack of sterile peelable lenses with low creep
US11808952B1 (en) 2022-09-26 2023-11-07 Racing Optics, Inc. Low static optical removable lens stack

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56167101A (en) * 1980-04-25 1981-12-22 Optical Coating Laboratory Inc Optical article and method of producing same
JPH05134102A (ja) * 1991-11-08 1993-05-28 Kuraray Co Ltd 電磁波シールド性を有する反射防止板
JPH07159602A (ja) * 1993-12-02 1995-06-23 Dainippon Printing Co Ltd 反射防止フィルム及びその製造方法
JP2000211948A (ja) * 1998-12-21 2000-08-02 Saint Gobain Vitrage 反射防止コ―ティングを備える透明基板
JP2008054302A (ja) * 2006-07-25 2008-03-06 Pentax Corp 撮像装置
JP2008531451A (ja) * 2005-02-24 2008-08-14 ピルキングトン・ノースアメリカ・インコーポレイテッド 反射防止特性および断熱特性を有する窓ガラス
JP2009530687A (ja) * 2006-03-20 2009-08-27 ハイ・パフォーマンス・オプティクス・インコーポレーテッド 眼科用構成要素を青色光波長阻止機能および色平衡化機能と組み合わせる眼科用システム
US20130089688A1 (en) * 1999-11-24 2013-04-11 Bart Wilson Touch screen saver
US20180029337A1 (en) * 2016-07-28 2018-02-01 Racing Optics, Inc. Low Reflectance Optical Web
JP2018515800A (ja) * 2016-04-26 2018-06-14 マウイ ジム インコーポレイテッド アイウェア用のカラーエンハンシング薄型レンズ
JP2019074547A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 キヤノン株式会社 光学素子、光学系および撮像装置

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4716601A (en) 1986-08-05 1988-01-05 Scott Usa Limited Partnership, A Washington Limited Partnership Tear-off lens system and method for goggles
US5327180A (en) * 1992-08-18 1994-07-05 Hester Enterprises, Inc. Polarized lens and method of making same
US6224976B1 (en) 1996-08-14 2001-05-01 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Adhesive transparent resin and a composite including the same
KR100495338B1 (ko) 1997-01-27 2005-06-14 피터 디. 하랜드 광학 기판으로부터의 반사를 감소시키기 위한 코팅막, 반사 감소 방법 및 장치
US7170684B2 (en) 2002-06-24 2007-01-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Plastic film and image display unit
US6773816B2 (en) * 2002-12-31 2004-08-10 O.M.G. Kabushiki Kaisha Driving glasses
US7540039B2 (en) 2003-06-19 2009-06-02 Reaux Brian K Face and eye covering device
US7752682B2 (en) 2005-03-24 2010-07-13 Stryker Corporation Personal protection system including a helmet and a hood, the helmet including a ventilation system that blows air on the neck of the wearer
US20120075577A1 (en) 2006-03-20 2012-03-29 Ishak Andrew W High performance selective light wavelength filtering providing improved contrast sensitivity
JP5202819B2 (ja) 2006-04-26 2013-06-05 富士フイルム株式会社 反射防止フィルムの製造方法
US7443608B2 (en) * 2006-08-07 2008-10-28 Dillon Stephen M Uniform diffuse omni-directional reflecting lens
US7597441B1 (en) * 2007-10-09 2009-10-06 Farwig Michael J Polarized contrast enhancing sunglass lens
JP5228725B2 (ja) 2008-03-24 2013-07-03 セイコーエプソン株式会社 光学物品
US8895838B1 (en) 2010-01-08 2014-11-25 Magnolia Solar, Inc. Multijunction solar cell employing extended heterojunction and step graded antireflection structures and methods for constructing the same
JP2012093689A (ja) * 2010-09-29 2012-05-17 Nikon-Essilor Co Ltd 光学部品およびその製造方法
US20120200816A1 (en) 2011-02-04 2012-08-09 Guardian Industries Corp. Electronic devices having reduced susceptibility to newton rings, and/or methods of making the same
EP2769262A4 (en) * 2011-10-20 2015-04-01 Oakley Inc EYE WITH CHROMIUM AGGLOMERATION
WO2013169987A1 (en) * 2012-05-10 2013-11-14 Oakley, Inc. Eyewear with laminated functional layers
JP6073355B2 (ja) 2012-11-05 2017-02-01 株式会社ニコン・エシロール 眼鏡レンズ、及び眼鏡レンズの製造方法
US20150349147A1 (en) 2012-12-14 2015-12-03 Raydex Technology, Inc. Broad Band Anti-Reflection Coating for Photovoltaic Devices and Other Devices
TWI500978B (zh) 2013-09-02 2015-09-21 Largan Precision Co Ltd 紅外線濾除元件
WO2015093413A1 (ja) 2013-12-18 2015-06-25 コニカミノルタ株式会社 光反射フィルムおよびこれを用いた光反射体
US9295297B2 (en) 2014-06-17 2016-03-29 Racing Optics, Inc. Adhesive mountable stack of removable layers
EP3218761A4 (en) * 2014-10-03 2018-08-22 Luxottica S.r.l. Laminated mirror lens
JP2016188907A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 セイコーエプソン株式会社 体積ホログラフィック素子、体積ホログラフィック素子の製造方法、および表示装置
US9442306B1 (en) * 2015-08-17 2016-09-13 Ripclear Llc Lens protection systems

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56167101A (en) * 1980-04-25 1981-12-22 Optical Coating Laboratory Inc Optical article and method of producing same
JPH05134102A (ja) * 1991-11-08 1993-05-28 Kuraray Co Ltd 電磁波シールド性を有する反射防止板
JPH07159602A (ja) * 1993-12-02 1995-06-23 Dainippon Printing Co Ltd 反射防止フィルム及びその製造方法
JP2000211948A (ja) * 1998-12-21 2000-08-02 Saint Gobain Vitrage 反射防止コ―ティングを備える透明基板
US20130089688A1 (en) * 1999-11-24 2013-04-11 Bart Wilson Touch screen saver
JP2008531451A (ja) * 2005-02-24 2008-08-14 ピルキングトン・ノースアメリカ・インコーポレイテッド 反射防止特性および断熱特性を有する窓ガラス
JP2009530687A (ja) * 2006-03-20 2009-08-27 ハイ・パフォーマンス・オプティクス・インコーポレーテッド 眼科用構成要素を青色光波長阻止機能および色平衡化機能と組み合わせる眼科用システム
JP2008054302A (ja) * 2006-07-25 2008-03-06 Pentax Corp 撮像装置
JP2018515800A (ja) * 2016-04-26 2018-06-14 マウイ ジム インコーポレイテッド アイウェア用のカラーエンハンシング薄型レンズ
US20180029337A1 (en) * 2016-07-28 2018-02-01 Racing Optics, Inc. Low Reflectance Optical Web
JP2019074547A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 キヤノン株式会社 光学素子、光学系および撮像装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
村田和美, 「光学」(サイエンスライブラリ 物理学 9), vol. 初版, JPN6023010879, 25 October 1979 (1979-10-25), pages 70 - 72, ISSN: 0005017197 *

Also Published As

Publication number Publication date
CN112888971A (zh) 2021-06-01
CA3237634A1 (en) 2020-04-23
US11585962B2 (en) 2023-02-21
EP3867671A1 (en) 2021-08-25
WO2020081250A1 (en) 2020-04-23
CN112888971B (zh) 2023-06-02
CA3116126A1 (en) 2020-04-23
US20230152493A1 (en) 2023-05-18
US20200124768A1 (en) 2020-04-23
AU2019362215A1 (en) 2021-05-20
EP3867671A4 (en) 2022-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022512737A (ja) 反射防止コーティングを有する透明カバー
US10962806B2 (en) Blue edge filter optical lens
TWI629051B (zh) 針對色覺障礙之個人用於加強色彩區別之濾光片
KR101764084B1 (ko) 근적외선 커트 필터 및 고체 촬상 장치
US6926952B1 (en) Anti-reflective polymer constructions and method for producing same
KR20010034416A (ko) 적외선 간섭 필터
RU2512089C2 (ru) Составной интерференционный фильтр с изменяемым пропусканием
JP7215476B2 (ja) 光学フィルタ
KR102402843B1 (ko) 글레이징 유닛, 그 제조 방법 및 사용
EP2685293A3 (en) Optical article comprising an antireflective coating with a low reflection both in the ultraviolet region and in the visible region
KR20140088552A (ko) 광학체, 창재, 창호 및 일사 차폐 장치
JP2002277612A (ja) Ndフィルタ、ndフィルタの製造方法、光量調節装置および撮影装置
CN112339471B (zh) 光学防伪元件及光学防伪产品
WO2022052268A1 (zh) 镜片以及镜头组件
JP2013169714A (ja) 赤外線抑制物品
WO2023069955A1 (en) Wire grid polarizer reflection control with colored films
TWI407137B (zh) 具有抗反射單元的光學元件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230926

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20231221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240402

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240501