JP2022500619A - 電気導体への接触を認識する装置、電気導体への接触を認識する方法、このような種類の装置を有するストリッピング機械 - Google Patents

電気導体への接触を認識する装置、電気導体への接触を認識する方法、このような種類の装置を有するストリッピング機械 Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも1つの導線性の工具(2ra,2rb)による電気導体への接触を認識する装置に関する。この装置は、回転軸(X)と中心として回転支持された工具ホルダを含み、工具(2ra,2rb)はこの工具ホルダ(1r)に配置される。さらにこの装置は、導電物体(ECB)と、導電物体(1r)に配置されたロータ側の誘導性部材(L1)と、少なくとも1つのロータ側の部分回路(A)および少なくとも1つのステータ側の部分回路(B)を有する並列振動性回路と、定置の回路構造(28)と、ステータ側の誘導性部材(L2)とを含む。ロータ側の誘導性部材(L1)とステータ側の誘導性部材(L2)は、工具ホルダ(1r)の回転速度に依存することなく、並列振動性回路の特徴的な振動パラメータ(φ,Am,f)を測定可能であるように相互に配置される。さらに本発明はストリッピング機械に関し、および、少なくとも1つの導電性の工具による電気導体への接触を認識する方法に関する。

Description

本発明は、独立請求項に基づく、少なくとも1つの導電性の工具による電気導体への接触を認識する装置、少なくとも1つの導電性の工具による電気導体への接触を認識する方法、ならびに、少なくとも1つの導電性の工具による電気導体への接触を認識する少なくとも1つの装置を有するストリッピング機械に関する。
たとえば自動車産業や航空機産業のための電気ケーブルの品質に関わる要求事項の高まりに基づき、引っ掻き傷や切り込みなどの導体のごくわずかな損傷も、次第にリスクとみなされるようになっている。そのような損傷は、振動および/または腐食の影響とともに、導体の破損につながりかねないからである。したがってケーブル加工機械について、工具・導体接触を認識するためのいくつかの提案がすでになされている。ケーブルストリッピング機械では、工具は多くの場合にカッターに相当する。
従来技術より、電気導体のストリッピングをするさまざまな装置と方法がすでに公知となっている。
たとえば特許文献1は、電気導体の被覆の少なくとも1つの層を取り除くための回転式のストリッピング機械を示している。これは、回転式に切込みを入れるストリッピングカッターを有する装置である。回転式のストリッピング機械とは、ストリッピングされるべき導体の長軸を中心としてストリッピングカッターが回転するストリッピング機械である。
特許文献2より、ストリッピングカッターとしての、回転しない工具による電気導体への接触を認識する装置が公知となっている。この装置では、ストリッピングカッターは電気導体を介して、カッター・導体接触検知のための回路装置と直接的に接続される。この装置は、周知の形態の回転式のストリッピングヘッドには適用可能でない。
特許文献3は、アナログ式の測定信号伝達のために容量性結合を利用する。この装置は大幅な制約と結びついている。誤ったカッター・導体接触として解釈されることになる、許容されないキャパシタンス変動がストリッピングプロセス中に発生しないようにするために、エアギャップを有する同心的なコンデンサリングの機械的な具体化が、きわめて正確に施工されていなければならない。特許文献3に記載の容量性結合のさらに別の欠点は、定置および可動の装置部品の大きな基本キャパシタンスによって感度が著しく制約されることであり、そのため、断面積の小さな短いケーブルのカッター・導体検知が困難もしくは不可能になる。
欧州特許出願公開第3163696A1号明細書 国際公開第2014/147596A1号明細書 欧州特許出願公開第3121918A1号明細書
本発明の課題は、従来技術の1つまたは複数の欠点を取り除くことにある。特に、少なくとも1つの導電性の工具による、ストリッピングされるべき導体への接触を確実に認識することを可能にする、できる限り簡易な装置、方法、およびストリッピング装置を提供することが意図される。特に本発明の課題は、特に確実で感度の高いカッター・導体接触検知をする装置を有し、電気導体の簡易かつ確実なストリッピングを可能にする、回転式に切断をするストリッピング機械を提供し、そのようにして、ストリッピングプロセスでの電気導体の損傷を最低限に抑え、および/またはそのような損傷を少なくとも確実に表示することにある。
この課題は、独立請求項に定義されている装置および方法によって解決される。その他の実施形態は従属請求項から明らかとなる。
電気導体を中心として回転する少なくとも1つの導電性の工具による、特に非導電性の被覆を備えた電気導体への接触を認識する本発明の装置は、回転軸を中心として回転支持された工具ホルダを含む。ここで、および以下において回転支持されるとは、工具ホルダの回転が任意の方向へ、かつ0度から無限の度数の任意の角度で、回転軸を中心として可能であることを意味する。工具はこのような工具ホルダに配置される。本装置は、工具ホルダに配置された導電物体を含む。導電物体は、工具ホルダと中空シャフトとを含むのが好ましい。導電物体は、特に電気絶縁材によって、工具に対して電気絶縁される。さらに本装置は、工具または中空シャフトに配置されたロータ側の誘導性部材と、少なくとも1つのロータ側の部分回路および少なくとも1つのステータ側の部分回路を有する並列振動性回路とを含む。本装置は、回路構造と、ステータ側の誘導性部材とを含む。ロータ側の誘導性部材は電気導体を介して工具と、および少なくとも導電物体と、電気接続される。これらすべての部材が、並列振動性回路のロータ側の部分回路の部材を形成する。少なくともステータ側の誘導性部材は、並列振動性回路のステータ側の部分回路に配置される。ステータ側とロータ側の誘導性部材は、互いに誘導結合される。並列振動性回路のステータ側の部分回路は、並列振動性回路の少なくとも1つの特徴的な振動パラメータの変化を、特に位相位置および/または位相シフトの変化を判定するために、電気導体を介して回路構造と接続される。並列振動性回路は、機能的に少なくとも工具キャパシタンスを含む全体キャパシタンスを有する。さらに全体キャパシタンスは、回路構造に応じて、ロータ側の部分回路の電気導体の導体キャパシタンス、および/またはステータ側の部分回路の電気導体の導体キャパシタンス、および/または回路構造の出力キャパシタンス、および/または追加のロータ側の平衡キャパシタンスを含む。さらに別の漂遊キャパシタンスおよび寄生キャパシタンスが全体キャパシタンスに影響を及ぼすことがあり得るので、これらが考慮されなければならない。電気導体および/または追加の出力キャパシタンスおよび/または追加のロータ側の平衡キャパシタンスを相応に選択することで、所望の初期値に合わせて全体キャパシタンスを設定し、各部分回路を相互に適合化することができる。ロータ側とステータ側の部分回路の共振周波数の適合化は、特に、誘導性部材の結合係数が低い場合に好ましい。
ロータ側の誘導性部材とステータ側の誘導性部材は、特に互いに間隔をおいて、かつ好ましくは無接触式に、回路構造に対する工具ホルダの回転速度に依存することなく、または定義された関数でこれに依存して、並列振動性回路の特徴的な振動パラメータのうちの少なくとも1つを測定可能であるように相互に配置される。
特徴的な振動パラメータは、たとえば振幅、周波数、および/または入力信号と出力信号の間の、たとえば周波数発生器信号とステータ側の振動性回路信号との間の、位相シフトである。
工具との接続をするための電気導体はケーブルであってよい。あるいは、それが単にたとえば配線板上の条導体や、はんだ付け、差込、リベット、ピン止め、ねじ止めなどによる電気接続であることも考えられる。電気接続がケーブルである場合、これがたとえばケーブルシューを介して差し込まれて、またはねじ止めされて、工具と接続されていてよい。
少なくとも工具、電気絶縁材、導電物体、キャパシタンスを有するロータ側の部分回路の電気導体、およびロータ側の誘導性部材は、ロータ側の部分回路の部材である。ステータ側の部分回路の部材には、ステータ側の誘導性部材、キャパシタンスを有するステータ側の部分回路の電気導体、および回路構造が属するのが好ましい。
並列振動性回路のロータ側の部分回路の部材は回転支持された工具ホルダに配置され、並列振動性回路のステータ側の部分回路の部材は、特にステータ側の誘導性部材と定置の回路構造は、ストリッピング機械の定置の部材に配置されるのが好ましい。
導電物体は、工具ホルダの全体を含むことができる。すなわち、導電物体が工具ホルダと同一である。あるいは、工具ホルダの一部だけが導電物体として構成され、および/または工具ホルダが少なくとも部分的に非導電性の素材からなることも同様に考えられる。非導電性の素材の例はセラミック、特にテクニカルセラミックや、プラスチックである。
工具ホルダと導電物体は別々の部材として構成されていてよい。たとえば、導電物体が中空シャフト、リング、またはディスクとしてのみ工具ホルダに構成されることが考えられる。工具ホルダの少なくとも1つの領域のコーティングだけが、導電物体として意図されることも同じく考えられる。
このとき工具と導電物体との間の電気絶縁材は、たとえば工具を少なくとも部分的に包み込んで、導電物体として構成される工具ホルダに対して絶縁するフィルムとして構成されていてよい。工具と導電物体との間に配置される別個の部材として電気絶縁材が構成されることも、同じく考えられる。さらに、導電物体として構成される工具ホルダが、絶縁材としての役目を果たす非導電性のコーティングを付与されていてもよい。このとき、電気絶縁材が少なくとも工具ホルダの一部として構成されることが考えられ、それは特に、工具ホルダの一部だけが導電物体として構成されるケースであり、または、導電物体が別個の部材として、たとえば中空シャフトとして構成されることも考えられる。
導電性の工具はその周囲とともに、特に電気絶縁材および導電物体とともに、または実施形態によっては工具ホルダとともに、並列振動性回路のロータ側の部分回路の内部の工具キャパシタンスを形成する。
電気導体と、非導電性の被覆とは典型的にはケーブルの各部分であり、または総体としてケーブルを提供する。
並列振動性回路をなすように結合されるロータ側の部分回路とステータ側の部分回路とのここで説明している配置は、工具ホルダの回転速度に依存することなく、並列振動性回路の振動パラメータを測定することを本装置に可能にする。
1つまたは複数の工具はカッターとして、特にストリッピングカッターとして構成されていてよい。工具は、V字型に構成され、特に閉じた状態のときに重なり合う、互いに向かい合う2つのストリッピングカッターであるのが好ましい。同様に、互いに向かい合うカッターが、カッターが閉じた状態のときに互いに当たる、それぞれ真っすぐな切断エッジを有することも考えられる。2つを超えるカッターを利用することも考えられる。虹彩絞りの形態での複数のカッターの配置も考えられる。
ロータ側およびステータ側の誘導性部材はコイルとして構成されるのが好ましく、これらのコイルが互いに誘導式に結合される。
コイルは簡易に製造することができるコンポーネントである。誘導結合により、信号を無接触式に伝達することができる。
工具と導体が接触することによる特性の変化、特にロータ側の部分回路のインピーダンスの変化が、並列振動性回路全体に対して直接的に影響を及ぼす。このことは、並列振動性回路の特徴的な振動パラメータを用いての、特に位相シフトを用いての、定置の回路構造によるロータ側の部分回路の無接触式の評価を可能にする。
ここで説明している並列振動性回路の内部での誘導結合は、誘導結合の前または途中で高いコストをかけて信号を変調または変換する必要なしに、信号を検知して伝送することを可能にする。
ロータ側およびステータ側の誘導性部材は工具ホルダの回転軸に対して同軸に配置されていてよく、少なくとも部分的に重なり合うことができる。
このことは、本装置をコンパクトに製作し、ロータ側およびステータ側の誘導性部材を確実に相互に適合化することを可能にする。
ステータ側の誘導性部材は環状コイルとして構成されていてよい。ロータ側の誘導性部材は、この環状コイルに対して同軸の環状コイルとして構成されていてよい。これらの環状コイルが互いに部分的に重なり合うことができる。
環状コイルは簡易に、かつ高い精度をもって製作することができる。
環状コイルが互いに完全に重なり合うのが好ましい。このことは誘導結合を促進し、コンパクトな設計形態を可能にする。
ロータ側およびステータ側の誘導性部材は、工具ホルダの回転軸に対して同軸に円筒状の、または平行平面の設計形態を有することができる。このことは、相応のストリッピング機械に合わせて適合化された所望の設計形態で本装置を製作することを可能にする。
ロータ側および/またはステータ側の誘導性部材が巻線として構成され、または非導電性かつ非磁性の素材の上の電気導体の螺旋状の印刷として構成されていてよい。この素材は、たとえばPOM、PEEK、またはFR4などのプラスチックであるのが好ましい。このことはコイルの低コストで簡易な構造を可能にし、プラスチックがコイルの磁界に影響を及ぼすことがない。同様に、相応の素材の上に誘導性部材が構成されることで、温度安定的な結合が可能となる。
その代替として、ロータ側および/またはステータ側の誘導性部材は、特に誘導結合を改善するために、強磁性の素材を有することができる。強磁性の素材は電磁場を増幅して案内し、それにより同じ設計サイズのままで、いっそう強い結合とインダクタンスとが少ない漂遊磁界のもとで生じ、それにより、コイル周辺の磁気を通す機械部品の影響が大幅に低減される。
ロータ側および/またはステータ側の誘導性部材は単層のコイルとして構成されていてよい。しかしながら、ロータ側および/またはステータ側の誘導性部材が多層のコイルとして構成されることも同様に考えられる。
それによって、所望のコンパクトな設計形態および/または結合の改善が可能になる。
工具は2つの導電性プレートの間に埋設されていてよい。導体性プレートは電気導体を介して、ロータ側の誘導性部材と電気接続される。さらに導電性プレートは、特に電気絶縁材によって、導電物体に対して電気的に絶縁される。このことは、工具とロータ側の誘導性部材との間の接続を提供することを可能にする。
工具が少なくとも1つの電気的なすり接点によって、および電気導体を介して、ロータ側の誘導性部材と接続されることも同じく考えられる。このとき電気的なすり接点は、導電性のプレート、ばね、スプリングピン、またはリングによって形成されていてよい。このとき工具は、導電物体に対して電気的に絶縁される。このことは、工具とロータ側の誘導性部材との間の簡易な電気接続の代替的な提供を可能にする。このようにして工具の位置の変化を、特に工具の送りを、直線的な運動または旋回運動を通じて具体化することができる。
本発明の別の態様は、工具としての少なくとも1つのストリッピングカッターを有するストリッピング機械に関する。ストリッピングカッターは、回転軸を中心として回転支持された工具ホルダによって保持され、ここで説明しているケーブルの電気導体への接触を認識する少なくとも1つの装置と接続される。このとき、本装置は工具のうちの少なくとも1つと接続される。
このことは一式のストリッピング機械の提供を可能にし、電気導体への接触を認識する装置がストリッピング機械に合わせて相応に調整され、固有の機械パラメータを考慮に入れる。
当業者に周知であるとおり、並列振動性回路の直接的な周囲は、すなわち並列振動性回路にそれ自体として属するのではない部材は、並列振動性回路の挙動に影響を及ぼすことがある。それが起こるのは、このような並列振動性回路の周辺部材が並列振動性回路の電気的および/または磁気的な漂遊場に影響を及ぼして変化させる場合である。したがってストリッピング機械の全体構造では、並列振動性回路の許容されない離調を防止するために、ストリッピング機械の作動中に周辺部材が電気的な漂遊場へも磁気的な漂遊場へも、許容されない程度に影響を及ぼさないように留意しなければならない。並列振動性回路の離調は、測定システムの誤検出や感度変化につながり得る。
本発明の別の態様は、特にここで説明している装置を有する、電気導体を中心として回転する導電性の工具による、特に非導電性の被覆を備える電気導体への接触を認識する方法に関する。この装置は、回転軸を中心として回転支持された工具ホルダを含む。工具はこの工具ホルダに配置される。さらにこの装置は、この工具ホルダに配置された導電物体を含む。導電物体は、工具ホルダと中空シャフトとを含むのが好ましい。さらにこの装置は、ロータ側の誘導性部材と、並列振動性回路と、定置の回路構造と、ステータ側の誘導性部材とを含む。工具は、導電物体に対して電気絶縁材によって絶縁される。ロータ側の誘導性部材は工具ホルダに、または中空シャフトに配置される。並列振動性回路は、少なくとも1つのロータ側の部分回路と、少なくとも1つのステータ側の部分回路とを有する。ロータ側の誘導性部材は電気導体を介して工具と、および少なくとも導電物体と、電気接続される。ロータ側の誘導性部材と電気導体は、並列振動性回路のロータ側の部分回路の部材を形成する。少なくともステータ側の誘導性部材は、並列振動性回路のステータ側の部分回路に配置される。並列振動性回路のステータ側の部分回路は、少なくとも1つの特徴的な振動パラメータの変化を、特に位相シフトおよび/または位相位置の変化を判定するために、電気導体を介して回路構造と接続される。並列振動性回路は、機能的に少なくとも工具キャパシタンスを含む全体キャパシタンスを有する。さらに全体キャパシタンスは回路構造に応じて、ロータ側の部分回路の電気導体の導体キャパシタンス、および/またはステータ側の部分回路の電気導体の導体キャパシタンス、および/または出力キャパシタンスを含む。さらに、別の寄生キャパシタンスが全体キャパシタンスに対して影響を及ぼすことがあり得るので、これが考慮されなければならない。電気導体および/または追加の出力キャパシタンスを相応に選択することで、全体キャパシタンスを所望の初期値に合わせて設定することができる。
カッター・導体接触を認識する方法は、少なくとも次の各ステップを含む:
−並列振動性回路の共振周波数の領域で、好ましくは並列振動性回路の共振周波数よりも下方で、定義された感度に応じて周波数発生器信号が設定され、
−位相位置、位相、周波数、振幅などの並列振動性回路の少なくとも1つの特徴的な振動パラメータが測定され、工具による導体への接触に関するその限界値が規定され、
−定置の回路構造に対して相対的に工具ホルダを回転させ、
−少なくとも並列振動性回路のこの特徴的な振動パラメータが、特に位相位置および/または位相シフトが連続的に測定され、工具による導体への接触を検知するために、対照測定によって規定された1つまたは複数の限界値とこの測定値が連続的に比較される。
このとき連続的な測定は、恒常的な測定またはサイクルごとの測定であってよく、すなわち、特定の時間帯にわたる特定の時間間隔での多数の個々の測定、特に多数の同一の測定であってよい。
この方法は、典型的にはケーブル加工におけるプロセスの一部である。このことは、工具と回路構造との間で電気接続を必要とすることなく、工具による導体への接触の検知を可能にする。
並列振動性回路の共振周波数は、周波数発生器信号の設定前に、共振周波数がシステム上および/または経験上で位置するはずの周波数スペクトルの内部での振幅応答および/または周波数応答の測定によって判定されるのが好ましい。並列振動性回路の共振周波数よりも下方で周波数発生器信号が設定されるとき、周波数発生器信号は用途に応じて1から10%の間に位置することができ、好ましくは1%から5%の間、特に5%から1%の間に位置することができる。
工具ホルダの回転の開始後に工具を導体に向かって動かし、導体の非導電性の被覆に切り込むのが好ましい。
限界値に達したとき、またはこれを上回ったとき、ストリッピング機械の少なくとも1つの機能を制御することができる信号が出力されるのが好ましい。
この限界値は、高い値から始まって低い値へとこれを下回ってゆく、あるいは低い値から高い値へとこれと上回ってゆく固定的な値であってよい。このとき、限界値が一定の信号からの定義された相違であり、この後者の限界値を上回ることが、参照値からの許容される相違を上回ることであることも同じく可能である。
このとき当然ながら、たとえば警告灯を操作するために、またはアラームを発信するために、信号が出力されるだけであることも同じく考えられる。
それに伴い、ストリッピング機械の以後のストリッピングプロセスを、または本装置の制御に関わる以後のプロセスを、制御および/または調節し、特に、たとえば工具運動の停止、工具の復帰運動、工具ホルダの回転の停止などの特別なアクションを惹起することが可能である。
典型的には、ストリッピングプロセスでは第1のステップで、ストリッピングされるべき導体がそれぞれの工具の間へ挿入される。ストリッピングされるべき導体が相応の位置にくるとただちに適当な装置によって、典型的にはセンタリングジョーによって、導体が保持される。ストリッピングされるべき導体がまず最初に適当な装置によって保持され、この装置によってそれぞれの工具の間へ挿入されることも同様に考えられる。その次のステップで、工具が好ましくは相互に運動し、そのようにして導体の非導電性の被覆に切り込み、もしくはこれを切り開く。
典型的なストリッピングプロセスの前述した各プロセスステップのうち1つまたは複数が、ここで説明している導体接触を認識する方法と組み合わされ、または組合せ可能であるのが好ましい。
前述した各ステップに引き続いて、好ましくはストリッピングカッターとして構成された導電性の工具と導体とが、典型的にはストリッピングされるべき導体の長軸と一致する回転軸に沿って互いに相対的に動き、それにより、切り込まれた被覆が導体から剥離されるようにする。このとき、特に接触が検知された場合には、剥離をする前に工具を若干開くことが考えられる。
被覆の剥離は全面的に、または部分的にのみ行うことができる。部分剥離の場合、被覆は、まだ電気導体の上に残るが、その当初の位置に対して電気導体の上で軸方向に変位している。
被覆の剥離中にも測定を継続することができ、それにより、工具による電気導体への接触をこの段階でも認識可能である。
回路構造が位相位置を、および/またはステータ側の振動性回路信号と周波数発生器信号との間の位相シフトを評価するのが好ましい。
位相位置または位相シフトの評価は、簡易な手段を有する位相検知器によって惹起することができ、そのようにして、工具と電気導体の間で接触が生じた場合に迅速な応答を供給する。
周波数発生器の周波数は、設置時には振動性回路の固有周波数よりも若干下方に設定され、それにより、振動性回路が周波数発生器に対して進んでいることになる。しかし、加工されるべき電気導体に工具が接触すると、振動性回路が追加の容量性負荷によって遅れる。進んでいるか遅れているかのこのようなデジタル式の位相位置決定は、ロバストかつ迅速である。このように周波数発生器の周波数に対する振動性回路固有周波数の差異が、回路構造の感度を定義する。
振動性回路振幅の評価、またはステータ側の振動性回路信号と周波数発生器信号との間の位相シフトの評価、またはこれらの組合せが、ロバスト性や妥当性検査のいっそうの向上のために同じく可能である。
このとき、工具による導体への接触の時点と、工具による導体への接触の時間とが別個のパラメータとして検出されることが考えられる。
このことは、特にさらに別の時間依存的なプロセスデータを取り入れたうえで、接触が起こった場合に、導体の損傷の深さに関する情報提供を可能にする。それに伴い、それぞれ加工された導体をカテゴライズすることが可能である。特に、切り込みのときに得られたデータによって導体損傷深さを推定することができ、および/または接触直径を判定して評価することができる。
同様に、工具による導体への接触の場所が回転軸の方向で、特に別個のパラメータとして検出されることも考えられる。
このことは、接触が起こった場合に、導体が損傷を有する場所に関する情報提供を可能にする。それに伴い、それぞれ加工された導体をカテゴライズすることが可能である。特に、導体から絶縁材が剥離されたときに得られたデータによって、導体の損傷の長さを推定することができる。
このとき、2つまたはそれ以上のパラメータを同時に検出し、および/または組み合わせることが可能である。
これらの情報を用いて、操作者は1つまたは複数のスクラップ基準を定義することができる。損傷が容認できる値の範囲内にあるときには、加工された導体をそれにもかかわらず再使用することができる。
さらにこのことは、ストリッピングプロセスの何パーセントが適正に遂行されたか、あるいは、ストリッピングされた導体の何パーセントがたとえば損傷を有し、もしくは有する可能性があるか、および/または損傷がどの程度激しいかに関する情報提供を可能にする。
このとき本方法の途中で追加的または代替的に、工具の当初位置に対する、または回転軸に対する工具の位置を検出し、特に連続的に検出し、導体と工具が接触した時点で参照値と比較することができる。その際に直径についての参照値を用いて、電気導体の直径を決定することができる。このとき、たとえば導体への工具の侵入深さの決定が同じく容易になる。
このことは、たとえばストリッピングプロセスの最初にテストストリッピングによって導体を識別し、それによって機械をパラメータ化することを可能にする。このとき作動中のパラメータの適合化も同じく可能である。それが必要となり得るのは、導体の直径が生産変動を受けている場合である。
製造公差に基づき、電気導体が非導電性の被覆内部で、この非導電性の被覆に対して同軸に配置されていないことがあり得る。換言すると、導体の円周に沿って非導電性の被覆の厚みが変化している。相応の製造公差を受けている電気絶縁された導体が装置に挟み込まれたとき、電気導体が挟み込み装置の内部でこれに対して中心軸上に位置しないことが起こり得る。ストリッピング機械に関して言えば、このことは、電気導体が回転軸に対して偏心的に配置されることを意味する。
工具の回転軸と、挟み込み装置の中心軸とが製造公差や組立公差に基づいて一致しないことも考えられる。このように、理想的な場合には完全に同軸に製作される電気導体が、それに応じて同じく回転軸に対して偏心的に配置される。
本方法の途中で、特に非導電性の被覆への切り込み中に、接線切削法により偏心性ベクトルと導体直径とを計算することができる。このとき追加的または代替的に、工具により点状に接する導体への最初の接触が生じるまで、回転軸に対する工具の間隔が狭められる。このときに工具の角度位置を、ならびに工具の位置を保存しておくことができる。このとき工具の位置が、本例では回転軸に対する工具の間隔が、対応する第1の接触半径に相当する。このことは、回転軸に対して偏心的に配置されている導体の場合に、回転軸からもっとも遠くに外れている点を、回転軸に対する径方向の間隔に関してだけでなく、極角度に関しても決定することを可能にする。
引き続いて、導体を中心とする工具の完全な1回転の間に工具による導体への連続的な接触が生じるまで、回転軸に対する工具の間隔がさらに狭められるのが好ましい。このときに工具の位置を、本例では回転軸に対する工具の径方向の間隔を、第2の接触半径として保存しておくことができる。このことは、回転軸に対してもっとも近くに配置された導体の点の決定を可能にする。
第1の接触半径と第2の接触半径ならびに角度位置から、偏心性ベクトルが計算されるのが好ましい。このことは、回転軸に対する導体の長軸の位置の計算を可能にする。
偏心性ベクトルおよび導体半径を決定するためのさらに別の汎用的な方法は、三日月切削法である。その場合、工具により点状に接する導体への第1の接触が生じるまで、回転軸に対する工具の間隔が狭められるのが好ましい。少なくとも径方向の位置が保存され、および任意選択として、この点状に接する工具の第1の接触の角度も保存される。これに加えて、工具による導体への接触が特に120°から200°の三日月切削角にわたって生じるまで、回転軸に対する工具の間隔がさらに三日月切削半径になるまで狭められる。接触の開始が第1の三日月切削・接触角として保存され、接触の終了が最後の三日月切削・接触角として保存される。
導体半径、偏心性、および偏心性ベクトルが、第1の接触半径、三日月切削半径、第1の三日月切削・接触角、および最後の三日月切削・接触角から計算されるのが好ましい。
それに伴い、回転軸に対する導体の位置を決定することができる。
別のステップで、偏心性ベクトルを参照して導体を回転軸に対して変位させて、偏心性が補償されるようにすることができる。すなわち、導体の軸が次の加工ステップでは回転軸に対して同軸になる。
ここで説明しているような回転式のケーブルストリッピング機械を用いる本方法は、特に同軸ケーブル、トライアキシャルケーブル、または単純な素線ケーブルのためのストリッピング機械で適用されるのが好ましい。
電気導体は、同軸ケーブルまたはトライアキシャルケーブルの導電性層であるのが好ましい。このとき、本方法で説明している各ステップを、同軸ケーブルまたはトライアキシャルケーブルの個々の層について反復することができる。それに伴い、個々の導電性層の直径および/または偏心性ベクトルを決定することができる。
さらに本方法では、工具による導体への接触の時点と、工具による導体への接触の時間とが、工具ごとに別々に検出されることが考えられる。このことは、導体および/または導体の損傷の正確な決定/カテゴライズを可能にする。
さらに、それぞれの接触直径が工具ごとに計算されることが考えられる。このような計算された接触直径を参照したうえで、回転軸に対して工具を径方向に調節して、各々のカッターが電気導体の長軸に対して等しい間隔を有するようにすることができる。このとき、工具の調節は動作の進行中に、すなわち工具の回転中に行うことが考えられる。しかしながら、それぞれの工具が回転軸に対して等しい間隔を有するように、手動式に調節されることも考えられる。
組立中に回転軸と挟み込み装置を調節するために本方法が適用されることも同じく考えられる。そのために、たとえば挟み込み装置を偏心性ベクトルに応じて調節ねじや調整手段によって調整してから、この調整に準じてこれを固定することができる。
挟み込み装置をアクチュエータにより偏心性ベクトルに準じて変位させることによって、ストリッピングプロセス中の能動的な修正も同様に可能となる。
次に、実施例を示すに過ぎない図面を参照しながら、本発明について詳しく説明する。
ストリッピング機械を示す斜視図である。 ストリッピング機械の回転軸に沿った断面図である。 別案の実施形態における図2に準ずる断面図である。 回路構造を含めた並列振動性回路の回路図である。 図3の並列振動性回路についての等価回路図である。 位相検知器の回路図である。 ストリッピングプロセスの模式的な進行図である。 ストリッピングプロセスの模式的な進行図である。 ストリッピングプロセスの模式的な進行図である。 導体の断面図、および偏心性の修正の模式的な進行図である。 導体の断面図、および偏心性の修正の模式的な進行図である。 導体の断面図、および偏心性の修正の模式的な進行図である。 導体の断面図、および偏心性の修正の模式的な進行図である。 導体の断面図、および偏心性の修正の模式的な進行図である。 導体の断面図、および偏心性の修正の模式的な進行図である。
図1は、回転式のストリッピング機械100の斜視図を示している。このストリッピング機械100は、ストリッピングヘッド10およびこれに配置されたカッター2raおよび2rb(図2参照)と、ストリッピングヘッド10のための駆動手段20と、ストリッピングヘッド10のカッターのための駆動手段30とを含んでいる。ストリッピング機械100はフレーム50を有していて、その上に各コンポーネントが配置される。ストリッピング機械100は、カッター・導体接触とも呼ばれる、少なくとも1つの導電性の工具2ra,2rb(図2参照)による電気導体への接触を認識する装置を含んでいる。
図2は、回転式のストリッピング機械100(図1参照)の回転軸Xに沿った断面図を模式的に示している。ストリッピングヘッド10は本例では中空体として構成されており、中空シャフト6rと結合されて、回転軸Xを中心として回転支持されている。図2の左側の領域に、導電性の工具2ra,2rbとしての2つのカッターがあり、これらの間にストリッピングされるべき電気導体5bが配置される。電気導体5bは非導電性の被覆5aを有している。カッター2ra,2rbは、径方向へスライド可能なように回転可能な工具ホルダ1rで支持される。すなわちカッター2ra,2rbは、軸Xを中心として回転するように相互に動くことができ、それにより、電気導体5bの非導電性の被覆5aが切り込まれる。カッター2ra,2rbは電気絶縁材40により、工具ホルダ1rに対して絶縁されている。電気絶縁材40は、ここではカッターを取り囲む、厚さがそれぞれたとえば0.5mmの2つの薄いセラミックプレートで構成されている。
本例では、工具ホルダ1rが導電物体ECBとして構成されている。ロータ側の誘導性部材がコイルL1として中空シャフト6rの上に配置される。コイルL1は、本例では単層のコイルとして構成される。このロータ側の誘導性部材に対して同軸に、ステータ側の誘導性部材が配置されている。ステータ側の誘導性部材は、本例では、同じく単層のコイルL2として構成される。ロータ側のコイルL1はその一方の端部をもって、電気導体4rを介して両方のカッター2ra,2rbと接続されている。カッター2ra,2rbと導体4rとの接続は、本例ではねじ結合として施工される。コイルL1の第2の端部は、本例では導電物体ECBを共同で形成する工具ホルダ1rおよび中空シャフト6rと電気接続されている。これらの部材が、並列振動性回路のロータ側の部分回路A(図3および4参照)を形成する。ステータ側のコイルL2はその両端部をもって、同軸ケーブル4sを介して定置の回路構造28と接続されている。コイルL2は、ストリッピング機械100の一部としての取付プレート51に配置される。すなわち、ステータ側のコイルL2は定置に配置される。ロータ側のコイルL1とステータ側のコイルL2は、互いに間隔をおいて配置されている。
定置の回路構造28は、周波数発生器3と、位相検知器7と、前置抵抗Rvとを含んでいる。周波数発生器3はコントロール装置17(図5参照)により、信号S5を通じて制御可能または調節可能である。位相検知器7は入力信号U2sおよびU1を検出する。さらに、定置の回路構造28には出力コンデンサCaがある。インターフェースCOMを介して、回路構造28と通信をすることができる。
図2bは、図2の断面図を別案の実施形態で示している。ストリッピングヘッド10の前側領域だけが示されている。ここでは同じ符号は、図2についてすでに説明したのと同じ部材を表す。理解しやすさの理由から、これらの部材は図2bの説明では繰り返すことをせず、図2に対して相違する部材についてのみ説明する。図2bでは、工具2raおよび2rbは同じくカッターとして構成される。これらが2つの導電性プレート41の間にそれぞれ配置され、さらにこの導電性プレートが、2つのプレート40aおよび40bとして構成された電気絶縁材の上に配置される。工具2raおよび2rbは、本例ではコイルL1と直接的に接続されるのではなく、導電性プレート41とのすり接触のみがなされる。導電性プレートは電気導体4rをもってコイルL1と接続される。電気導体4rと導線性プレート41との間の接続は、はんだ付け接合として表されている。
図3は、少なくとも1つの回転する導電性の工具2rによる電気導体への接触を認識する装置を模式的に示している。並列振動性回路は部分回路Aと部分回路Bとに下位区分され、これらが誘導結合される。
並列振動性回路は、高い品質の並列振動性回路であるのが好ましい。高い品質の振動性回路とは、ここでの用途については、典型的には5よりも高い品質係数を有する振動性回路である。
C2rは工具キャパシタンスを表し、C4rはロータ側のケーブルキャパシタンスを表し、C4sはステータ側のケーブルキャパシタンスを表す。回路構造28の出力コンデンサCaおよび平衡コンデンサCmによって振動性回路全体の共振周波数を調節することができ、好ましくは各部分回路の共振周波数を相互に平衡化したり、選択したりすることができる。
この回路図ではキャパシタンスC5は、加工されるべき導体5bのアースに対するキャパシタンスを表す(これに関しては図2を参照)。
並列振動性回路は周波数発生器3により、周波数発生器信号U1によって前置抵抗Rvを介してその共振周波数よりも下方で駆動される。ここには図示しないコントロール装置17(これに関しては図5を参照)が周波数発生器3を入力信号S5により制御して、開いているカッター位置のときに、並列振動性回路がその共振周波数よりも下方で振動するようにする。
絶縁材5aの切込みまたは剥離の際にカッターのうちの1つが電気導体5bに接触すると、加工されるべきケーブルのキャパシタンスC5が振動性回路キャパシタンスCtと並列につながる。
それに伴って全体キャパシタンスCtが増大し、LC振動性回路が離調する。キャパシタンスC5とともに新たに生じる共振周波数は、並列振動性回路の当初の共振周波数よりも低い。このとき周波数発生器3の周波数が固定的であれば、周波数発生器信号U1とステータ側の振動性回路信号U2sとの間で新たな位相シフトが生じるとともに、U2sの新たな振幅値Amが生じる。このような位相シフトが位相検知器7によりアナログ電圧U4へと変換されて、たとえば前述のコントロール装置によって読み取られる。周波数発生器信号U1が振動性回路信号U2sに対して進んでいるか否かを表すデジタル式の論理信号S4(これに関しては図5を参照)の生成も同様に可能である。周波数発生器信号U1と追加のキャパシタンスC5の設定された周波数に応じて、信号S4はその値を変化させる。これについては図5を参照して説明する。
図4は、図3の並列振動性回路の別の模式的な表現形態を示している。図3で互いに誘導結合されるコイルL1およびL2が、コアレスかつ損失レスの変圧器の等価回路図によって図示されている。
図5は位相検知器7の実施例を示している。位相検知器は2つのコンパレータ11および12を有する。これに後置されて、XORデバイス13とDフリップフロップ16が存在する。図2に関して説明したとおり、並列振動性回路は周波数発生器3によって、好ましくはその共振周波数よりも若干下方で駆動される。周波数発生器電圧は正弦波形であるのが好ましい。
このように位相検知器の入力部に、周波数発生器の信号U1と、ステータ側の振動性回路信号U2sとが印加される。これらがコンパレータ11および12によって方形波信号S1およびS2へと変換され、これらがXORデバイス13により相互に組み合わされる。その際に方形波信号S3が発生し、そのオン期間比はU1とU2sの間の位相シフトに比例する。ローパスフィルタ14と増幅器15がXORデバイス13に後置されている。ローパスフィルタ14によって信号がフィルタリングされ、増幅器15によって増幅される。このアナログ信号U4が、最終的にコントロール装置17によって読み取られる。
この経路と並列にDフリップフロップ16が配置されている。コンパレータ11および12の方形波信号S1およびS2が、Dフリップフロップ16に供給される。Dフリップフロップ16はデジタル信号S4を生成する。信号S4は、方形波信号S2が方形波信号S1に対して進んでいるときには論理的に1であり、そうでない場合には信号S4は論理的に0であり、それによってカッター・導体接触が表わされる。回路構造28の一部であってもよいコントロール装置17が、信号U4およびS4を参照したうえで周波数発生器3を制御して、導体接触がないときにLC振動性回路が好ましくはその固有周波数よりも若干下方で振動し、そのようにして、導体接触が生じたときに、これによるキャパシタンス増大に対して敏感に反応できるようにする。
図6aから6cは、ストリッピングプロセスの模式的な手順を示している。ケーブル5のストリッピング際には、これが典型的には第1のステップ(図6a参照)で矢印方向へ、本例ではカッター2ra,2rbとして構成される開いた工具の間に挿入される。ストリッピングされるべきケーブル5が相応の位置にくると、ただちにこれが適当な装置によって、典型的にはセンタリングジョー(ここには図示せず)によって保持される。ケーブル5がまず適当な装置によって保持され、この装置によりそれぞれの工具の間に挿入されることも同様に考えられる。この時点ですでにカッター2ra,2rbは、好ましくは周波数発生器に対して若干進むように振動して測定準備が完了している。カッター2ra,2rbが順次矢印方向(図6b)へ互いに近づくように動き、非導電性の被覆5aへの切込みを開始する。カッター2ra,2rbが互いに近づき過ぎると、一方または両方のカッター2ra,2rbが電気導体5bに接触する。
図3および図5に関して説明したとおり、振動性回路がこのようなカッター・導体接触によって離調すると、位相位置S4と信号U4が、周波数発生器信号U1に対するステータ側の振動性回路信号U2sの位相シフトに応じて進むように、または遅れるように飛躍的に変化し、それによって接触を検知可能である。
ストリッピングプロセスを終えるために、カッター2rは、十分に深くまで非導電性の被覆5aに切り込んだ後に、典型的には再び若干開く。そして非導電性の被覆5aが電気導体5bから取り外される。このことは典型的には、たとえばセンタリングジョーの運動により、またはカッター2ra,2rbの運動により、電気導体5bの長軸に沿ってケーブル5に対してカッター2ra,2rbが相対運動することで行われる(図6c)。それに伴い、非導電性の被覆5aが電気導体5bから剥離される。
図7aから7dは、導体5bの断面図と、電気導体の偏心性および直径を測定するための、ならびに回転軸に対する電気導体5bの偏心性を修正するための接線切削法の模式的な手順とを示している。図7aは、ケーブル5の断面図を示している。ケーブル5は、図7aでは理想的に構成されている。ケーブル5は、非導電性の被覆5aと導体5bとで構成される。導体5bが非導電性の被覆5aに対して同軸に配置されている。ケーブルは加工のために、たとえばここには図示しないセンタリングジョーにより、その被覆で回転軸Xに対して中心に保持されるので、導体5bの軸は回転軸Xと一致する。図7aに示すケーブル5の断面は、理想的なケースを表現している。カッター2raが、図7aではすでに回転式に非導電性の被覆5aに切り込んでおり、それはカッターが、導体5bを中心として回転しながら、小さなステップで1回転ごとに回転軸Xに向かって動いていったことによる。カッター2raは導体5bにちょうど接触していない。カッター2raがさらに回転軸Xの方向へ動くとただちに、カッター2raが導体5bに接触する。導体5bの周りで矢印方向へカッター2raが回転するとき、カッターは導体5bとの接触をもはや失うことがなく、導体5bに円周全体にわたって等しい深さで切り込む。
図7bは、図7aとは対照的に製造上の対称性誤差を受けた、実際にはしばしば見られるケーブル5の断面を示している。図7bに示すケーブル5は、図7aに示すケーブル5と同じ構造を有している。しかし、導体5bが、その非導電性の被覆5aに対して偏心的に配置されている。ここで説明しているストリッピングプロセスでは、カッターが矢印方向(図7a参照)に回転軸Xを中心として回転する。回転軸は、本例では、非導電性の被覆5aの対称軸と一致しているが、導体軸Lとは一致していない。すなわち、カッター2raが導体を中心として回転しながら、小さなステップで1回転ごとに回転軸Xに向かって動いていくとき、カッター2raが導体5bに初めて接触するのは、カッター・導体接触のために回転軸Xに対してもっとも遠く離れて配置されている点である。この時点でカッター2raの極位置すなわち角度αmと、回転軸Xに対するカッター2raの間隔とを読み取ることができる。このことは、第1の接触半径Rm1と第1の接触角度αm1に相当する。
図7cは、図7bのケーブル5の断面を示している。図7cでは、カッター2raがすでに回転軸Xの方向へさらに動いている。図7cに示す時点でカッター2raは、導体5bの周りでのカッター2raの完全な1回転にわたって導体5bと接触している。すなわち、カッター2raと導体5bとの間の中断のない接触を確認可能である時点が、カッター2raが連続的なカッター・導体接触のために回転軸Xに対して最大限可能な径方向の間隔を有する時点である。このことは第2の接触半径Rm2に相当する。
接触半径Rm1、接触半径Rm2、および第1の接触角度αm1から、偏心性ベクトルV(図7d参照)を計算することができる。
図7dは、ケーブル5の回転軸Xに対する導体軸Lの偏心性が修正された、図7bのケーブル5の断面を示している。導体軸Lが回転軸Xと一致するように、計算された偏心性ベクトルVに応じてケーブル5が変位している。したがって非導電性の被覆5aの対称軸も、同じく偏心性ベクトルVに応じて回転軸Xへと変位している。導体5bおよびカッター2raに関して、このような配置は図7aに示す理想的な配置に相当する。このときケーブル5の変位はセンタリングジョーの変位によって、ないしケーブル5をクランプまたは保持するための適当な手段を有する装置の変位によって、行うことができる。
図8aと8bは、図7bおよび7cを用いてすでに説明した偏心性測定、偏心性ベクトル測定、および導体半径測定のさらに別の汎用的な方法である三日月切削法を示している。図7bから7dに示す接線切削法の場合と同じく、偏心性がどこに由来するか、ケーブル絶縁材に対する導体に由来するか、回転軸に対するケーブル保持装置に由来するか、それとも複数の機械的な非対称性もしくは不一致性の総和に由来するかは問題でない。三日月切削法では導体5bを金属ピンで代替することもでき、それにより測定される偏心性eは、回転軸Xに対するケーブル保持装置の主軸の偏心性だけを対象とすることができる。図8aは、図7bとは対照的に、導体5bだけをその長軸Lとともに断面で示している。図8aから明らかなように、長軸Lは回転軸Xに対してオフセットして配置されている。偏心性(e)および/または偏心性ベクトル(V)および/または導体半径(rL)を決定するために、図7bに関して説明したように、カッター2raが導体5bに接触するまで、カッターを同時に回転させながら回転軸Xの方向へカッター2raが動かされる。この接触から、図7bに示す半径Rm1に相当する第1の接触半径r1と、三日月切削法では偏心性ベクトルの決定に必要ではないが妥当性検査のために同じく測定することができる第1の接触角度αm1とが明らかとなる。カッター2raは、カッター2raの回転中に次のステップで特定の値だけ回転軸Xの方向に送られ、その後に回転軸Xに対して第2の間隔となる。この第2の間隔が三日月切削半径r2に相当する。三日月切削半径r2は、導体5bが測定目的のために好ましくは120°から200°の三日月切削角λにわたって切り込まれるように選択される。選択された回転角ゼロ点に関して、第1の三日月切削接触角δは、三日月切削半径r2の上でカッター・導体接触が始まる角度を表し、最後の三日月切削接触角εは、第2の切削半径r2の上でカッター・導体接触が終わるときの角度を表す。これらの間に三日月切削角λが挟まれる。これから前述の回転角ゼロ点に関して、三日月形の導体切削を2つの対称な半分に下位区分する平均の接触角ρが判定される。三日月切削のこの平均の接触角ρは、図7に示す第1の接触角αm1に相当するが、三日月切削の平均の接触角ρは、第1の三日月切削接触角δと最後の三日月切削接触角εとの平均値としていっそう正確に決定可能である。平均の接触角ρは、三日月切削の線の図心として計算することもできる。相応のデータから、偏心性eおよび/または偏心性ベクトルVを計算することができる。カッターが三日月切削角λを超過している間に、測定可能なカッター・導体接触が起こる。三日月切削角λと平均の接触角ρは角度εおよびδから決定することができ、導体半径rLは、図8に示すような幾何学的関係から次式により計算することができる:
Figure 2022500619
このように、図8bに示すように偏心性e、平均の接触角ρ、および偏心性ベクトルVを計算することができる:
Figure 2022500619
図7cを用いて説明した偏心性測定をする方法に準じて、連続的なカッター・導体接触が起こる程度の深さまで導体が切り込まれる。このことはrLについての上掲の式では、αが180°になることを意味する。したがって、この限界値についてrLは次のようになる:
Figure 2022500619
この結果はRm1=r1かつRm2=r2について、図7cから図面的に明らかにわかる。
偏心性ベクトルは、たとえばセンタリングジョーに配置されるコイルに由来する、誘導性の測定値から計算することもできる。このような構造は、回転軸に対する導体軸の偏心性を切込みの前から修正できるという利点を有する。
偏心性ベクトルを計算するためのコイルはセンタリングジョーの外部で、別個のセンサハウジングに回転軸Xと同心的に取り付けられていてもよい。
さらに、ケーブル断面を検出する少なくとも2つのX線画像を通じて偏心性ベクトルを判定することもできる。
符号の説明は、特許請求の範囲や図面の技術的な内容と同じく開示の構成要素である。同じ符号は同じコンポーネントを意味し、添字の異なる符号は機能が同じ、または関連する、もしくは類似のコンポーネントを示唆する。
1r 工具ホルダ、2ra,2rb 導電性の工具,カッター、3 周波数発生器、4r ロータ側の部分回路の電気導体、4s ステータ側の部分回路の電気導体、5 ケーブル、5a 非導電性の被覆、5b 電気導体、6r 中空シャフト、7 位相検知器、10 ストリッピングヘッド、11 コンパレータ、12 コンパレータ、13 XORデバイス、14 ローパスフィルタ、15 増幅器、16 Dフリップフロップ、17 コントロール装置、20 駆動部、28 回路構造、30 駆動部、40 電気絶縁材、41 導電性プレート、50 フレーム、51 取付プレート、100 ストリッピング機械、A ロータ側の部分回路、Am U2sの振幅値、B ステータ側の部分回路、C2r 工具キャパシタンス、C4r ロータ側の部分回路の導体キャパシタンス、C4s ステータ側の部分回路の導体キャパシタンス、C5 加工されるべきケーブルの導体キャパシタンス、Ca 出力キャパシタンス、COM 通信インターフェース、Ct 全体キャパシタンス、ECB 導電物体、e 偏心性,導体軸に対する回転軸の距離、f 周波数、L 長軸導体、L1 ロータ側のコイル,ロータ側の誘導性部材、L2 ステータ側のコイル,ステータ側の誘導性部材、Rm1 第1の接触半径、Rm2 第2の接触半径、Rv 前置抵抗、r1 第1の接触半径、r2 三日月切削半径、rL 導体半径、S1 方形波信号、S2 方形波信号、S3 方形波信号,位相と比例するパルス幅、S4 信号,デジタル式,位相位置、S5 周波数発生器に対する制御信号、U1 周波数発生器信号、U2s ステータ側の振動性回路信号、U2r ロータ側の振動性回路信号、U4 アナログ信号 位相シフトと比例、V 偏心性ベクトル、X 回転軸、α 半分の三日月切削角、αm カッターの回転角(0−360°)、αm1 カッターの第1の接触角(0−360°)、δ 第1の三日月切削接触角、ε 最後の三日月切削接触角、φ 位相シフト、λ 三日月切削角、ρ 平均の接触角。

Claims (28)

  1. 電気導体(5b)を中心として回転する少なくとも1つの導電性の工具(2r)による、特に非導電性の被覆(5a)を備える電気導体(5b)への接触を認識する装置であって、
    回転軸(X)を中心として回転支持された工具ホルダ(1r)であって、工具(2r)が当該工具ホルダ(1r)に配置される、工具ホルダ(1r)と、
    前記工具ホルダ(1r)に配置され、好ましくは前記工具ホルダ(1r)そのものと中空シャフト(6r)とを含み、前記工具(2r)に対して特に電気絶縁材(40,40a,40b)により電気絶縁される導電物体(ECB)と、
    前記工具ホルダ(1r)または前記中空シャフトに配置されたロータ側の誘導性部材(L1)と、
    少なくとも1つのロータ側の部分回路(A)および少なくとも1つのステータ側の部分回路(B)を有する並列振動性回路と、
    回路構造(28)と、
    ステータ側の誘導性部材(L2)と、を含み、
    前記ロータ側の誘導性部材(L1)は電気導体(4r)を介して前記工具(2r)と電気接続されるとともに少なくとも前記導電物体(ECB)と電気接続されて、前記並列振動性回路の前記ロータ側の部分回路(A)の部材を形成し、
    少なくとも前記ステータ側の誘導性部材(L2)は前記並列振動性回路の前記ステータ側の部分回路(B)に配置され、
    前記並列振動性回路の前記ステータ側の部分回路(B)は前記並列振動性回路の少なくとも1つの特徴的な振動パラメータ(φ,Am,f)の変化を、特に位相位置(S4)および/または位相シフト(φ)の変化を判定するために電気導体(4s)を介して前記回路構造(28)と接続され、
    前記並列振動性回路は機能的に少なくとも工具キャパシタンス(C2r)を含む全体キャパシタンス(Ct)を有する、装置において、
    前記ロータ側の誘導性部材と前記ステータ側の誘導性部材は、特に互いに間隔をおいて、かつ好ましくは無接触式に、前記回路構造に対する前記工具ホルダ(1r)の回転速度に依存することなく、または定義された関数でこれに依存して、前記並列振動性回路の特徴的な振動パラメータ(φ,Am,f)のうちの少なくとも1つを測定可能であるように相互に配置されることを特徴とする、装置。
  2. 前記ロータ側および前記ステータ側の誘導性部材はコイル(L1,L2)として構成され、これらのコイル(L1,L2)が互いに誘導結合されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ロータ側および前記ステータ側の誘導性部材は前記工具ホルダ(1r)の回転軸(X)に対して同軸に配置され、前記ロータ側および前記ステータ側の誘導性部材が軸方向で少なくとも部分的に重なり合うことを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記ステータ側の誘導性部材は環状コイルとして構成され、前記ロータ側の誘導性部材は当該環状コイルに対して同軸の環状コイルとして構成され、前記両方の環状コイルは互いに少なくとも部分的に重なり合うことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記環状コイルは互いに完全に重なり合うことを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記ロータ側および前記ステータ側の誘導性部材は前記工具ホルダ(1r)の回転軸(X)に対して同軸に円筒状または平面平行の設計形態を有することを特徴とする、請求項2から4のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記ロータ側および/または前記ステータ側の誘導性部材は巻線として構成され、または非導電性かつ非磁性の素材の上の、好ましくはプラスチックの上の、電気導体の螺旋状の印刷として構成されることを特徴とする、請求項2から6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記ロータ側および/または前記ステータ側の誘導性部材は特に結合を改善するために強磁性の素材を有することを特徴とする、請求項2から6のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記ロータ側および/または前記ステータ側の誘導性部材は単層または多層のコイル(L1,L2)として構成されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記工具(2r)は、前記電気導体(4r)を介して前記ロータ側の誘導性部材(L1)と電気接続されるとともに前記導電物体(ECB)に対して電気絶縁材(40a,40b)により電気絶縁された2つの導電性プレート(41)の間に埋設されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記工具(2r)は、前記導電性プレート(41)と前記工具(2r)とによって形成される少なくとも1つの電気的なすり接点により、前記電気導体(4r)を介して前記ロータ側の誘導性部材(L1)と接続されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
  12. 回転軸を中心として回転支持される工具ホルダにより保持される工具(2r)としての少なくとも1つのストリッピングカッターと、請求項1から11のいずれか1項に記載のケーブル(5)の電気導体(5b)への接触を認識する少なくとも1つの装置とを有し、前記装置は前記工具(2ra,2rb)のうち少なくとも1つと接続される、ストリッピング機械。
  13. 装置を有する、特に請求項1から11のいずれか1項に記載の装置を有する、または請求項12に記載のストリッピング機械を有する、電気導体(5b)を中心として回転する少なくとも1つの導電性の工具(2r)による、特に非導電性の被覆(5a)を備える電気導体(5b)への接触を認識する方法であって、
    前記装置は、
    回転軸(X)を中心として回転支持された工具ホルダ(1r)であって、工具(2r)が当該工具ホルダ(1r)に配置される、工具ホルダ(1r)と、
    前記工具ホルダ(1r)に配置され、好ましくは前記工具ホルダ(1r)そのものと中空シャフト(6r)とを含み、前記工具(2r)に対して特に電気絶縁材(40,40a,40b)により電気絶縁される導電物体(ECB)と、
    前記工具ホルダ(1r)または前記中空シャフトに配置されたロータ側の誘導性部材(L1)と、
    少なくとも1つのロータ側の部分回路(A)および少なくとも1つのステータ側の部分回路(B)を有する並列振動性回路と、
    定置の回路構造(28)と、
    ステータ側の誘導性部材(L2)と、を含み、
    前記ロータ側の誘導性部材(L1)は電気導体(4r)を介して前記工具(2r)と電気接続されるとともに少なくとも前記導電物体(ECB)と電気接続されて、前記並列振動性回路の前記ロータ側の部分回路(A)の部材を形成し、
    少なくとも前記ステータ側の誘導性部材(L2)は前記並列振動性回路の前記ステータ側の部分回路(B)に配置され、
    前記並列振動性回路の前記ステータ側の部分回路(B)は前記並列振動性回路の少なくとも1つの特徴的な振動パラメータ(φ,Am,f)の変化を、特に位相位置(S4)および/または位相シフト(φ)の変化を判定するために電気導体(4s)を介して前記回路構造(28)と接続され、
    前記並列振動性回路は機能的に少なくとも工具キャパシタンス(C2r)を含む全体キャパシタンス(Ct)を有する、方法において、
    前記並列振動性回路の共振周波数の領域で、好ましくは前記並列振動性回路の共振周波数よりも下方で、定義された感度に応じて周波数発生器信号が設定されるステップと、
    前記並列振動性回路の少なくとも1つの特徴的な振動パラメータ(φ,Am,f)が測定され、前記工具(2ra,2rb)による前記導体(5b)への接触に関するその限界値が規定されるステップと、
    前記定置の回路構造に対して相対的に前記工具ホルダ(1r)を回転させるステップと、
    少なくとも前記並列振動性回路のこの特徴的な振動パラメータ(φ,Am,f)が、特に位相位置S4および/または位相シフト(φ)が連続的に測定され、前記工具(2ra,2rb)による前記導体(5b)への接触を検知するために、対照測定によって規定された1つまたは複数の限界値と当該測定値が連続的に比較されるステップとを有することを特徴とする、方法。
  14. 前記限界値に達したときに信号が出力され、好ましくは前記信号により前記装置の少なくとも1つの機能が制御されることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記回路構造(7)は位相位置(S4)を評価し、および/または前記ステータ側の振動性回路信号(U2s)と前記周波数発生器信号(U1)との間の位相シフト(φ)を評価することを特徴とする、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記工具(2r)による前記導体(5b)への接触の時点と前記工具(2r)による前記導体(5b)への接触時間とが特に別個のパラメータとして検出され、好ましくはこれらのパラメータを参照してそれぞれ加工された電気導体がカテゴライズされることを特徴とする、請求項13から15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記工具(2r)による前記導体(5b)への接触の場所が前記回転軸(X)の方向で特に別個のパラメータとして検出され、好ましくはこれらのパラメータを参照してそれぞれ加工された電気導体がカテゴライズされることを特徴とする、請求項13から16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記工具の位置が特に連続的に検出され、前記工具(2r)による前記導体(5b)への接触の時点について相応のカッターの開きを参照してケーブル直径が決定されることを特徴とする、請求項13から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 1つまたは複数の監視される前記工具(2ra,2rb)の角度位置(αm)が前記回転軸(X)に関して特に連続的に検出されることを特徴とする、請求項14から18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記工具(2ra)により前記導体(5b)に点状に接する最初の接触が生じるまで、前記回転軸(X)に対する前記工具(2ra)の間隔が狭められ、前記工具(2ra)の角度位置(αm1)ならびに前記工具(2ra)の位置が保存され、前記工具(2ra)の位置は対応する第1の接触半径(Rm1,r1)に相当することを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  21. 前記導体を中心とする前記工具(2ra)の完全な1回転の間に前記工具(2ra)による前記導体(5b)への連続的な接触が生じるまで、前記回転軸(X)に対する前記工具(2ra)の間隔がさらに狭められ、前記工具(2ra)の位置が第2の接触半径(Rm2)として保存されることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
  22. 前記第1の接触半径(Rm1)と、前記第2の接触半径(Rm2)と、前記角度位置(αm1)とから偏心性ベクトル(V)が計算されることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  23. 前記工具(2ra)により前記導体(5b)に点状に接する第1の接触が生じるまで、前記回転軸(X)に対する前記工具(2ra)の間隔が狭められ、これが第1の接触半径(Rm1,r1)として保存され、前記工具(2ra)による前記導体(5b)への接触が好ましくは120°から200°の範囲にわたって生じるまで、前記回転軸(X)に対する前記工具(2ra)の間隔がさらに三日月切削半径(r2)まで狭められ、前記接触の開始が第1の三日月切削・接触角(δ)として保存され、前記接触の終了が最後の三日月切削・接触角(ε)として保存されることを特徴とする、請求項19に記載の方法。
  24. 前記第1の接触半径(r1)、前記三日月切削半径(r2)、前記第1の三日月切削・接触角(δ)、および前記最後の三日月切削・接触角(ε)から導体半径(rL)および/または偏心性(e)および/または偏心性ベクトル(V)が計算されることを特徴とする、請求項23に記載の方法。
  25. 前記偏心性ベクトル(V)を参照して前記導体(5b)を前記回転軸(X)に関して変位させて、偏心性が補償されるようにすることを特徴とする、請求項22または24に記載の方法。
  26. 前記電気導体(5b)は同軸ケーブルまたはトライアキシャルケーブルの導電性層であり、同軸ケーブルまたはトライアキシャルケーブルの個々の層について前記ステップが反復され、そのようにして個々の導電性層の直径および/または偏心性ベクトル(V)が決定されることを特徴とする、請求項18から25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 前記工具(2ra,2rb)ごとに前記工具(2ra,2rb)による前記導体(5b)への接触の時点と前記工具(2ra,2rb)による前記導体(5b)への接触の時間とが別々に検出されることを特徴とする、請求項16から26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 前記工具(2ra,2rb)ごとにそれぞれの接触直径(Rm1)が計算され、それにより前記工具(2ra,2rb)を前記回転軸(X)に関して径方向に調節して、前記工具(2ra,2rb)が前記回転軸(X)に対して等しい間隔を有するようにすることができることを特徴とする、請求項27および請求項20に記載の方法。
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