JP2015223685A - 加工方法および加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】工具が連結されるロータシャフトをモータの回転子としたスピンドルを下降させることによって、前記工具の先端が非加工物に接触したことを検知するようにした加工装置において、スピンドルモータを駆動するインバータの制御方式に制約を受けないで、工具と非加工物との接触を検出できるようにする。【解決手段】ロータシャフトと静電結合させるためにスピンドルの固定子側に取付けられた電極と、前記工具先端が前記非加工物に接触した時に前記電極で検出されるアースとの間のキャパシタのキャパシタンスの変化を検出する回路系と、前記キャパシタンスの変化を検出したら前記工具先端が非加工物に接触したと判定する制御部とを備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、例えばドリルによってプリント基板に穴明けを行う場合に使用する加工方法及び加工装置に関する。
工具としてドリルを用いた加工装置における工具折損検知機能として、従来、例えば、特許文献1に開示されるような方式がある。
特許文献1においては、ドリルが加工対象のプリント基板に接触した時点で、モータ内蔵型スピンドルのロータシャフトに発生する軸電圧が小さくなるので、その変化をとらえ、ドリルがプリント基板に接触したことを検出するものである。
軸電圧の変化を検出する上記方式の欠点としては、スピンドルモータを駆動するインバータの制御方式に制約を受けることである。すなわち、PWM(Pulse Width Modulation)方式のものでは軸電圧の変化が微小であり、検出困難な場合があることである。また、PAM(Pulse Amplitude Modulation)方式のものでは、軸電圧の周期が数kHz〜数十kHzであり、検出に時間がかかることである。
そこで本発明は、工具が連結されるロータシャフトをモータの回転子としたスピンドルを下降させることによって、前記工具の先端が非加工物に接触したことを検知するようにした加工装置において、スピンドルモータを駆動するインバータの制御方式に制約を受けないで、工具と非加工物との接触を検出できるようにすることを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の加工装置においては、工具が連結されるロータシャフトをモータの回転子としたスピンドルを下降させることによって、前記工具の先端が非加工物に接触したことを検知するようにした加工装置において、前記ロータシャフトと静電結合させるためにスピンドルの固定子側に取付けられた電極と、前記工具先端が前記非加工物に接触した時に前記電極で検出されるアースとの間のキャパシタのキャパシタンスの変化を検出する回路系と、前記キャパシタンスの変化を検出したら前記工具先端が非加工物に接触したと判定する制御部とを備えることを特徴とする。
また請求項2に記載の加工装置においては、請求項1に記載の加工装置において、前記回路系は、前記工具先端が前記非加工物に接触した時に前記キャパシタを含む回路に共振を起こさせてキャパシタンスの変化を検出することを特徴とする。
また請求項3に記載の加工方法においては、工具が連結されるロータシャフトをモータの回転子としたスピンドルを下降させることによって、前記工具の先端が非加工物に接触したことを検知するようにした加工方法において、前記ロータシャフトと静電結合させるためにスピンドルの固定子側に取付けた電極でアースとの間のキャパシタのキャパシタンスの変化を検出し、当該キャパシタンスの変化を検出したら前記工具先端が前記非加工物に接触したと判定することを特徴とする。
また請求項4に記載の加工方法においては、請求項3に記載の加工方法において、前記キャパシタを含む回路に共振を起こさせてキャパシタンスの変化を検出することを特徴とする。
本発明によれば、工具が連結されるロータシャフトをモータの回転子としたスピンドルを下降させることによって、前記工具の先端が非加工物に接触したことを検知するようにした加工装置において、スピンドルモータを駆動するインバータの制御方式に制約を受けないで、工具と非加工物との接触を検出できるようにすることができる。
図2は本発明の一実施例となるドリル加工装置の構成を示す図である。図2において、1は被加工物となるプリント基板、2はプリント基板1が載置されるテーブル、3はプリント基板1に穴明けを行うためのドリル、4はドリル3を回転させるスピンドルである。スピンドル4はインバータ5で駆動されるモータを内蔵する構造となっており、ロータシャフト6がモータの回転子となっている。7はロータシャフト6と静電結合させるためにスピンドル4の固定子側にロータシャフト6に近接して取付けられた電極で、アースとの間で検出されるキャパシタの端子でもある。8は電極7に接続された共振検出部、9は共振検出部8からの共振検出信号Sを受信する全体制御部である。全体制御部9は、例えばプログラム制御の処理装置によって実現され、装置各部の動作を制御するものである。
図1は図2における共振検出部8を説明するための図である。図2と同じものには同じ符号をつけてある。図1において、10は電極7とアース間で検出されるキャパシタで、そのキャパシタンスは、ドリル3の先端がプリント基板1に接触していない状態と両者が接触した状態では大きく変動し、後者では小さくなる。
本発明では、このキャパシタンスの変動を利用するものである。11は二次側が電極7と接続されたトランスで、その二次側がキャパシタ10と接続された状態となる。12はドリル3の先端がプリント基板1に接触した状態でのキャパシタ10が並列共振を起こす周波数の交流を発振させる発振回路、13はキャパシタ10に並列共振が起きてトランス11の一次側からみたインピーダンスが上がって一次側の両端電圧が下がったことを検出し、全体制御部9へ共振検出信号Sを送出する共振検出回路である。
本発明では、このキャパシタンスの変動を利用するものである。11は二次側が電極7と接続されたトランスで、その二次側がキャパシタ10と接続された状態となる。12はドリル3の先端がプリント基板1に接触した状態でのキャパシタ10が並列共振を起こす周波数の交流を発振させる発振回路、13はキャパシタ10に並列共振が起きてトランス11の一次側からみたインピーダンスが上がって一次側の両端電圧が下がったことを検出し、全体制御部9へ共振検出信号Sを送出する共振検出回路である。
以上の構成において、スピンドル4を下降させていき、ドリル3がプリント基板1に接触すると、電極7で検出されるキャパシタ10のキャパシタンスは共振を起こすキャパシタンスとなり、共振検出回路13で共振が起きたことが検出される。全体制御部9では、共振検出部8からの共振検出信号Sを受信すると、スピンドル4の高さ方向送り量から認識したドリル3の先端位置と予め把握してある正常時での基準位置との差を比較することでドリル3の折損を検知する。
すなわち、全体制御部9は、上記比較により、差が許容される範囲内にあればドリル3の折損はなく、差が許容される範囲内になかったらドリル3に折損が発生していると判定する。
すなわち、全体制御部9は、上記比較により、差が許容される範囲内にあればドリル3の折損はなく、差が許容される範囲内になかったらドリル3に折損が発生していると判定する。
なお、上記実施例において、ドリル3の折損判定としては、スピンドル4を下降させていき、期待する位置になっても共振検出信号Sが送出されなければ、ドリル3に折損が発生していると判定するようにしても良い。
また、共振検出部8は、二次側をキャパシタ10に接続したトランス11を使用したが、キャパシタ10にインダクタンスを直列に接続して直列共振回路を形成し、ドリル3のプリント基板1への接触によって、そのインピーダンスが下がって直列共振が起きたことを検出するようにしても良い。
また、上記実施例においては、キャパシタ10に共振を起こさせて、ドリル3のプリント基板1への接触を検出するものであるが、共振を起こさせない方法で検出しても良い。例えば、キャパシタ10に交流を与えてキャパシタ10の両端電圧を監視し、ドリル3のプリント基板1への接触によってキャパシタ10のインピーダンスが下がり、両端電圧が下がったことを検出するようにしても良い。
なお、工具としては、ドリルの場合を説明したが、本発明は他の工具でも適用できることは明らかである。
1:プリント基板、2:テーブル、3:ドリル、4:スピンドル、5:インバータ、
6:ロータシャフト、7:電極、8:共振検出部、9:全体制御部、
10:キャパシタ、11:トランス、12:発振回路、13:共振検出回路、
S:共振検出信号
6:ロータシャフト、7:電極、8:共振検出部、9:全体制御部、
10:キャパシタ、11:トランス、12:発振回路、13:共振検出回路、
S:共振検出信号
Claims (4)
- 工具が連結されるロータシャフトをモータの回転子としたスピンドルを下降させることによって、前記工具の先端が非加工物に接触したことを検知するようにした加工装置において、前記ロータシャフトと静電結合させるためにスピンドルの固定子側に取付けられた電極と、前記工具先端が前記非加工物に接触した時に前記電極で検出されるアースとの間のキャパシタのキャパシタンスの変化を検出する回路系と、前記キャパシタンスの変化を検出したら前記工具先端が非加工物に接触したと判定する制御部とを備えることを特徴とする加工装置。
- 請求項1に記載の加工装置において、前記回路系は、前記工具先端が前記非加工物に接触した時に前記キャパシタを含む回路に共振を起こさせてキャパシタンスの変化を検出することを特徴とする加工装置。
- 工具が連結されるロータシャフトをモータの回転子としたスピンドルを下降させることによって、前記工具の先端が非加工物に接触したことを検知するようにした加工方法において、前記ロータシャフトと静電結合させるためにスピンドルの固定子側に取付けた電極でアースとの間のキャパシタのキャパシタンスの変化を検出し、当該キャパシタンスの変化を検出したら前記工具先端が前記非加工物に接触したと判定することを特徴とする加工方法。
- 請求項3に記載の加工方法において、前記キャパシタを含む回路に共振を起こさせてキャパシタンスの変化を検出することを特徴とする加工方法。
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