JP7152126B2 - 基板加工装置および基板加工方法 - Google Patents

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本発明は、例えばプリント基板にドリルなどの工具を用いて穴あけ加工する基板加工装置および基板加工方法に関する。
工具としてドリルを用いたプリント基板加工装置において、ロータシャフトをモータによって回転させ、このロータシャフトの先端に設けられたドリルによってプリント基板を加工するものが知られている。このようなプリント基板加工装置では、工具折損を検出するため、ドリル先端がプリント基板に接触した状態でのキャパシタが共振を起こす周波数の交流を発振回路から発振させ、キャパシタに共振が起きたことを検出する共振検出回路を構成しているものがある。
例えば特許文献1に開示されている技術では、プリント基板を加工するためドリルを待機位置から下降させてプリント基板表面に接触する際、キャパシタに蓄電された電荷が瞬間的にプリント基板へ放電される。そのため、穴加工する毎に放電が繰り返されると特にドリル先端部が磨耗するため、ドリルの交換頻度が多くなり、加工スループットが低下した。
特開2015-223685号
そこで本発明は、基板加工において、前記課題を解決し、工具の磨耗を防止し、加工スループットを向上させることを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本願において開示される発明のうち、代表的なプリント基板加工装置は、工具が連結されたロータシャフトと静電結合させるために前記ロータシャフトを回転子としたスピンドルの固定子側に前記ロータシャフトに近接して取り付けられた電極であって、アースとの間で検出されるキャパシタの端子であるものと、前記工具の先端が基板に接触した時に前記キャパシタが共振を起こす交流を発振させる発振回路と、前記共振が起きた場合に共振検出信号を出力する共振検出回路と、前記共振検出信号が出力された場合の前記工具の先端位置と基準位置とを比較し工具の折損を検知する制御部と、を備える基板加工装置において、前記制御部は、前記共振検出信号が出力されるまで前記発振回路を発振させ、その後前記発振回路の発振を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、基板加工において、工具の磨耗を防止できるので加工スループットを向上させることが可能となる。
本発明の実施例1となる基板加工装置の全体構成図である。 図1における共振検出部を説明するための図である。 本発明の実施例1における穴あけ加工動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施例2における穴あけ加工動作を説明するタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、同等な各部には同一の符号を付して説明を省略する。
図1は本発明の実施例1となる基板加工装置の全体構成図である。1は加工すべきプリント基板、2はプリント基板1が載置され紙面に垂直なX方向へ図示を省略する駆動機構によって移動自在なテーブル、3はプリント基板1に穴あけするためのドリル、4はドリル3を回転させるためのロータシャフト6を支持し図示を省略する駆動機構によってY方向およびZ方向に移動自在なスピンドルである。スピンドル4はインバータ5で駆動されるモータを内蔵する構造となっており、ロータシャフト6がモータの回転子となっている。7はロータシャフト6と静電結合させるためにスピンドル4の固定子側にロータシャフト6に近接して取付けられた電極で、アースとの間で検出されるキャパシタの端子でもある。8は共振検出部で電極7に接続されている。
9は共振検出器8からの共振検出信号Sを受信し、共振検出部8へ発信制御信号Kを送信する全体制御部であり、例えば、プログラム制御の処理装置によって実現され、装置各部の動作を制御するものである。9aはドリル3の先端の高さ方向位置が予め把握してある正常時の基板上面位置に到達した場合、共振検出信号Sの有無によりドリル3の折損を検知する折損検出部、9bは共振検出部8へ発振のオンオフを制御する発信制御信号Kを送信する発振制御部であり、全体制御部9内に設けられている。
図2は図1における共振検出部を説明する図である。10は電極7とアース間で検出されるキャパシタで、そのキャパシタンスは、ドリル3の先端がプリント基板1に接触していない状態と両者が接触した状態では大きく変動し、後者では小さくなる。11は二次側が電極7を介してキャパシタ10と接続されたトランス、12はドリル3の先端がプリント基板1に接触した状態でキャパシタ10が共振をおこす周波数の交流を発振させる発振回路で、発振制御信号Kによって発振と発振停止を制御される。13はキャパシタ10に共振が起きてトランス11の一次側からみたインピーダンスが上がって一次側の両端電圧が下がったことを検出し、全体制御部9へ共振検出信号Sを送信する共振検出回路である。
図3は、実施例1におけるプリント基板加工の動作を説明するためのタイミングチャートである。Pはドリル先端のZ方向の位置、Sは共振検出回路からの共振検出信号、Kは発振回路への発振制御信号、H1はプリント基板1に切込む前に待機しているドリル先端のZ方向の位置、H2は基板上面のZ方向の位置である。
まず、時間T1にドリル3が待機位置H1より下降を開始し、発振制御部9bが発振回路12へ発振制御信号Kを送り発振を開始する。この場合、発振制御信号Kが送られれば発振され、発振制御信号Kが送られなければ発振停止となる。その後、時間T2でドリル先端位置Pが基板上面位置H2に到達してドリル先端がプリント基板1の上面に当接し、共振検出信号Sが共振検出部8から全体制御部9へ送られると、発振制御信号Kがオフとなり、発振回路12の発振が停止する。時間T3でドリル先端位置Pが目標深さへ到達した後上昇し、時間T4にドリル3の待機位置の高さであるH1へ到達した後、ドリル3が次に加工する穴位置の上方へ移動開始し時間T5で移動完了となる。その後時間T5でドリル3が下降を開始し、以後全ての穴の加工が完了するまで同様の工程を繰り返す。
以上の実施例1によれば、ドリル3が基板1の上面に接触してから穴加工後に次に加工する穴へ下降開始するまで発振回路12の発振を停止してキャパシタ10に蓄電する時間を短縮できるので、ドリル3が基板1に接触したときの放電量が減少し、ドリル3の先端部の磨耗を抑制することができる。そのため、ドリル3の交換頻度が少なくなり加工スループットの向上が可能となる。
次に実施例2を説明するが、実施例2は図1と図2の部分は同じで、図3のタイミングチャートだけ異なる。
図4は、実施例2におけるプリント基板加工の動作を説明するためのタイミングチャートである。図3と同じものには同じ符号をつけてある。
時間T1にドリル3が待機位置H1より下降を開始し、時間ΔT経過後の時間T6に、発振制御部9bが発振回路12へ発振制御信号Kを送り発振を開始する。その後、時間T2でドリル先端位置Pがプリント基板1の上面H2に到達し、共振検出信号Sが共振検出部8から全体制御部9へ送られると、発振制御信号Kがオフとなり、発振回路12の発振が停止する。時間T3でドリル先端位置Pが目標深さへ到達した後上昇し、時間T4にドリル3の待機位置の高さであるH1へ到達した後、ドリル3が次に加工する穴位置の上方へ移動開始し時間T5で移動完了となる。その後時間T5でドリル3が下降を開始し、プリント基板1に加工すべき全ての穴の加工が完了するまで穴加工の工程を繰り返す。
なお、時間ΔTは発振を停止してもドリル3がプリント基板1に接触して共振を検出することができる時間であり予め実験により求められ、全体制御部9内に設けられた図示を省略する記憶部に記憶されている。
以上の実施例2によれば、ドリル3が待機位置H1から時間ΔT経過後に発振制御部9aから発振制御信号Kが発振回路12へ送られて発振を開始するので、キャパシタ10が蓄電される時間を実施例1の場合よりも短縮できる。そのため、ドリル3が基板1に接触したときの放電量が減り、ドリル3の先端部の磨耗をより抑制することができ、スループットの向上が可能となる。
上記実施例1と2においては、基板1に対してスピンドルユニット4が1つ配置される場合を説明したが、スピンドルユニット4をX方向に複数個以上設けて、同時に加工するようにしてもよい。この場合、一度に加工する面積が増えるのでスループットの向上が可能となる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々の変形が可能で有り、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。
1 プリント基板、 2 テーブル、3 ドリル、4 スピンドル、
5 インバータ、6 ロータシャフト、7 電極、8 共振検出部、
9 全体制御部、9a 折損検出部、9b 発振制御部、10 キャパシタ、
11 トランス、12 発振回路、13 共振検出回路、

Claims (6)

  1. 工具が連結されたロータシャフトと静電結合させるために前記ロータシャフトを回転子としたスピンドルの固定子側に前記ロータシャフトに近接して取り付けられた電極であって、アースとの間で検出されるキャパシタの端子であるものと、
    前記工具の先端が基板に接触した時に前記キャパシタが共振を起こす交流を発振させる発振回路と、
    前記共振が起きた場合に共振検出信号を出力する共振検出回路と、
    前記共振検出信号が出力された場合の前記工具の先端位置と基準位置とを比較し工具の折損を検知する制御部と、を備える基板加工装置において、
    前記制御部は、前記共振検出信号が出力されるまで前記発振回路を発振させ、その後前記発振回路の発振を停止させることを特徴とする基板加工装置。
  2. 請求項1に記載の基板加工装置において、前記制御部は、前記工具を下降開始させるとともに前記発振回路を発振させることを特徴とする基板加工装置。
  3. 請求項1あるいは2に記載の基板加工装置において、前記制御部は、前記工具を下降開始させた後、既定の時間経過したら前記発振回路を発振させることを特徴とする基板加工装置。
  4. 工具が連結されたロータシャフトと静電結合させるために前記ロータシャフトを回転子としたスピンドルの固定子側に前記ロータシャフトに近接して取り付けられた電極であってとアースとの間で検出されるキャパシタが、工具先端と基板とが接触した時に共振を起こす交流を発振回路から発振させ、
    前記共振が起きた場合に共振検出信号を共振検出回路から出力し、
    前記共振検出信号が出力された場合の前記工具の先端位置と基準位置とを比較し工具の折損を検知する基板加工方法において、
    前記共振検出信号が出力されるまで前記発振回路を発振させ、その後前記発振回路の発振を停止させることを特徴とする基板加工方法。
  5. 請求項4に記載の基板加工方法において、前記工具を下降開始させるとともに前記発振
    回路を発振させることを特徴とする基板加工方法
  6. 請求項4あるいは5に記載の基板加工方法において、前記工具を下降開始させた後、既定の時間経過したら前記発振回路を発振させることを特徴とする基板加工方法。
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