JP2022188851A - 基板搬送装置、塗布処理装置、基板搬送方法および基板搬送プログラム - Google Patents

基板搬送装置、塗布処理装置、基板搬送方法および基板搬送プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】反りのある基板の搬送を適切に行うことができる技術を提供する。【解決手段】本開示による基板搬送装置は、パレットと、搬送機構とを備える。パレットは、基板が載置される載置面を有する。搬送機構は、基板の搬送方向に沿ってパレットを移動させる。また、パレットは、基板を載置面に吸着させる吸着部と、基板を載置面から浮上させる浮上部とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、基板搬送装置、塗布処理装置、基板搬送方法および基板搬送プログラムに関する。
従来、搬送される基板に対して塗布液の液滴をインクジェット方式で塗布する塗布処理装置が知られている。
たとえば、特許文献1には、上方に向かって噴出する気体の風圧により基板を所定の高さに浮かせるステージ部と、ステージ部から所定の高さに浮かせた基板に対し、上方から機能液の液滴を滴下する複数の吐出ヘッドとを備えた塗布処理装置が開示されている。
特開2018-126718号公報
本開示は、反りのある基板の搬送を適切に行うことができる技術を提供する。
本開示の一態様による基板搬送装置は、パレットと、搬送機構とを備える。パレットは、基板が載置される載置面を有する。搬送機構は、基板の搬送方向に沿ってパレットを移動させる。また、パレットは、基板を載置面に吸着させる吸着部と、基板を載置面から浮上させる浮上部とを備える。
本開示によれば、反りのある基板の搬送を適切に行うことができる。
図1は、実施形態に係る基板処理装置の一部を示す模式的な平面図である。 図2は、実施形態に係る第1搬送機構の構成を示す模式図である。 図3は、実施形態に係る第1パレットの模式的な平面図である。 図4は、実施形態に係る第1パレットの模式的な断面図である。 図5は、実施形態に係る第2パレットおよび移載部の模式的な側面図である。 図6は、実施形態に係る基板処理装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 図7は、第1移動処理および吸着保持処理の動作例を示す図である。 図8は、第1移動処理および吸着保持処理の動作例を示す図である。 図9は、第1移動処理および吸着保持処理の動作例を示す図である。 図10は、第2移動処理の動作例を示す図である。 図11は、変形例に係る基板処理装置の構成を示す模式的な平面図である。 図12は、第2変形例に係る基板処理装置の構成を示す模式的な平面図である。
以下に、本開示による基板搬送装置、塗布処理装置、基板搬送方法および基板搬送プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
また、以下参照する各図面では、説明を分かりやすくするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする直交座標系を示す場合がある。また、鉛直軸を回転中心とする回転方向をθ方向と呼ぶ場合がある。
特許文献1には、基板を気体の風圧で所定の高さに浮かせるステージ部と、ステージ部から所定の高さに浮かせた基板に対し、上方から機能液の液滴を滴下する複数の吐出ヘッドとを備えた塗布処理装置が開示されている。また、特許文献1には、上記塗布処理装置が、ステージ部から所定の高さに浮かせた基板の四隅を下方から吸着保持する複数の基板保持部と、複数の基板保持部を移動させるスライダとを備えることが開示されている。
ところで、基板は、反りを有する場合がある。複数の吐出ヘッドと基板とのギャップは、たとえば数100μm程度と僅かであるため、基板に反りがあると基板と吐出ヘッドとが干渉してしまうおそれがある。特許文献1に記載の塗布処理装置は、基板の四隅を吸着しているが、その他の箇所はステージ部によって浮上した状態となっていることから、基板の反りを十分に矯正することは難しい。
なお、ステージ部には、気体を噴出する噴出口に加えて、気体を吸引する吸引口も設けられており、気体の吸引量と気体の噴出量とを調整することにより、基板とステージとの隙間のばらつきを低減することができる。かかる構成によれば、基板の中央部の反りについては、気体の吸引力によってある程度矯正することが可能である。しかしながら、基板の外周部には、基板の中央部と比べて気体の吸引力が基板に対して働きにくいため、基板の外周部の反りについては、十分に矯正されない可能性がある。
このように、特許文献1に記載の塗布処理装置には、反りのある基板を適切に搬送するという点でさらなる改善の余地があった。このようなことから、反りのある基板の搬送を適切に行うことができる技術が期待されている。
まず、実施形態に係る基板処理装置1の構成について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る基板処理装置1の一部を示す模式的な平面図である。基板処理装置1は、ワークである基板Sを水平方向に搬送しながら、インクジェット方式で基板Sに描画を行う。基板Sは、例えば、フラットパネルディスプレイに用いられる基板である。
基板処理装置1は、第1浮上ステージ2と第2浮上ステージ3とを備える。第2浮上ステージ3は、基板Sの搬送方向(ここでは、Y軸方向)において第1浮上ステージ2の下流に位置している。実施形態に係る基板処理装置1は、第1浮上ステージ2において基板Sに対する描画処理を行い、第2浮上ステージ3において描画処理後の基板Sを図示しない搬送ロボットへ受け渡す処理(搬出処理)を行う。
実施形態において、第1浮上ステージ2および第2浮上ステージ3は、基板Sの搬送方向に沿って延在する複数のステージ部材を有しており、これら複数のステージ部材は、基板Sの搬送方向と直交する方向に互いに間隔をあけて並べられている。各ステージ部材は、気体を噴射する複数の噴出口を有しており、複数の噴出口から圧縮された気体(たとえば空気)を後述する第1パレット4の下面に向けて噴出することにより、第1パレット4を浮上させる。また、各ステージ部材は、気体を吸引する複数の吸引口を有しており、気体の噴出量と気体の吸引量とを調整することにより、第1パレット4の浮上高さを高精度に制御することができる。
また、基板処理装置1は、第1浮上ステージ2側の構成として、第1パレット4(パレットの一例)と、第1搬送機構5(搬送機構の一例)と、塗布部6とを備える。
第1パレット4は、第1浮上ステージ2の上方に配置される。第1パレット4は、基板Sが載置される載置面を有する。実施形態に係る第1パレット4は、基板Sを載置面に吸着させる吸着機能および基板Sを載置面から浮上させる浮上機能を有する。かかる第1パレット4の具体的な構成については後述する。
第1搬送機構5は、第1浮上ステージ2に沿って第1パレット4を移動させる。具体的には、第1搬送機構5は、一対のガイドレール51,51と、一対のスライダ52,52と、複数の保持部53とを備える。
一対のガイドレール51,51は、搬送方向に沿って延在する部材であり、第1浮上ステージ2を挟むように第1浮上ステージ2の左右両側方(X軸正方向およびX軸負方向)に配置される。スライダ52は、ガイドレール51上に配置され、ガイドレール51に沿って移動可能である。複数の保持部53は、スライダ52上に配置され、第1パレット4を吸着保持する。ここでは、1つのスライダ52に対して2つの保持部53が設けられる場合の例を示しており、複数の保持部53は、第1パレット4の下方から第1パレット4の四隅を吸着保持する。
ここで、第1搬送機構5の構成について図2を参照して具体的に説明する。図2は、実施形態に係る第1搬送機構5の構成を示す模式図である。なお、図2は、第1搬送機構5よりも搬送方向の上流側(すなわち、第1搬送機構5のY軸負方向側)から第1搬送機構5を見た図に相当する。
図2に示すように、一対のガイドレール51,51は、第1浮上ステージ2の下方に配置されたベース部50の上部に設けられている。搬送方向に沿ってガイドレール51を見た場合、ガイドレール51の形状は矩形である。
スライダ52は、ガイドレール51の側面と対向する側壁部521と、ガイドレール51の上面と対向する上壁部522とを備える。また、スライダ52は、側壁部521におけるガイドレール51との対向面に第1浮上パッド523を備えるとともに、上壁部522におけるガイドレール51との対向面に第2浮上パッド524を備える。
第1浮上パッド523は、圧縮された気体(例えば、空気)をガイドレール51の側面に向けて噴射する。また、第2浮上パッド524は、圧縮された気体(例えば、空気)をガイドレール51の上面に向けて噴射する。これら第1浮上パッド523および第2浮上パッド524から噴射される気体により、スライダ52は、ガイドレール51に対して浮上することができる。
また、スライダ52は、駆動部525を備える。駆動部525は、第1浮上パッド523および第2浮上パッド524によってガイドレール51から浮上したスライダ52を搬送方向に沿って移動させる。駆動部525は、例えば、リニアモータである。
保持部53は、スライダ52における上壁部522の上面に設けられる。保持部53は、吸着パッド531と、Y移動部532と、X移動部533とを備える。吸着パッド531は、第1パレット4の下面を吸引することによって、第1パレット4を吸着する。Y移動部532は、吸着パッド531の下方に設けられ、吸着パッド531を基板Sの搬送方向であるY軸方向に沿って移動可能に支持する。X移動部533は、Y移動部532の下方に設けられ、Y移動部532を基板Sの搬送方向と直交するX軸方向に沿って移動可能に支持する。Y移動部532に対する吸着パッド531の移動およびX移動部533に対するY移動部532の移動は従動的である。なお、保持部53は、Y移動部532およびX移動部533の他に、吸着パッド531を鉛直軸周りに回転させる回転部を備えていてもよい。
図1に戻り、塗布部6の構成について説明する。塗布部6は、搬送方向に沿って搬送される基板Sの上方から基板Sに対して機能液の液滴を吐出することによって、基板Sに機能液を塗布する。機能液は、インクである。
具体的には、塗布部6は、複数の吐出ヘッドを備える。複数の吐出ヘッドは、基板Sの搬送方向(Y軸方向)および搬送方向と直交する方向(X軸方向)にマトリクス状に配列されている。なお、複数の吐出ヘッドの数や配列は、図示の例に限定されない。
各吐出ヘッドは、複数のノズルを下面に有しており、これら複数のノズルから機能液の液滴と下方に向けて吐出する。
なお、塗布部6は、基板Sの搬送方向と直交する方向に延在する一対のレール65,65に沿って移動可能である。一対のレール65,65は、搬送方向と直交する方向(X軸方向)に延びるように設けられる。一対のレール65,65間には、図示しないメンテナンス部が設けられる。塗布部6は、メンテナンス部の上方となる位置と、基板Sに機能液を吐出する位置との間で移動可能である。
次に、第2浮上ステージ3側に設けられる構成について説明する。第2浮上ステージ3側には、第2パレット7(次パレットの一例)と、第2搬送機構8(次搬送機構の一例)と、移載部9とを備える。
第2パレット7は、第2浮上ステージ3の上方に配置される。第2パレット7は、基板Sを載置する載置面を有する。
第2パレット7は、搬送方向に沿って延在する複数のスリット75を備える。各スリット75は、第2パレット7の搬送方向上流側の端部から搬送方向下流側の端部にかけて延在している。
別の観点では、第2パレット7は、複数の載置部材70に分割されている。複数の載置部材70は、搬送方向と直交する方向に互いに間隔をあけて並べられている。この載置部材70間における隙間は、上述したスリット75に相当する。スリット75は、後述する移載部9を挿通可能である。
第2パレット7、具体的には、複数の載置部材70は、基板Sを載置面から浮上させる浮上機能を有する。第2パレット7の構成については後述する。
第2搬送機構8は、第2パレット7を搬送方向に沿って移動させる。第2搬送機構8は、複数の載置部材70を一体的に移動させる。
移載部9は、第1パレット4に載置された基板Sを第2パレット7に移動させる。移載部9の構成については、第2パレット7の構成とあわせて後述する。
また、基板処理装置1は、制御装置100を備える。制御装置100は、たとえばコンピュータであり、制御部110と記憶部120とを備える。記憶部120には、基板処理装置1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部110は、記憶部120に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理装置1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、記憶媒体から制御装置100の記憶部120にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
実施形態に係る基板処理装置1は、制御装置100の制御に従い、第1パレット4に載置された基板Sを第1搬送機構5を用いて搬送方向下流に向かって移動させながら、塗布部6を用いて基板Sの上面に機能液の液滴を吐出する。これにより、基板処理装置1は、基板Sに対して描画を行う。その後、基板処理装置1は、制御装置100の制御に従い、描画処理後の基板Sを移載部9を用いて第2パレット7に移動させて、図示しない搬送ロボットに描画処理後の基板Sを渡す。
次に、第1パレット4の具体的な構成について図3および図4を参照して説明する。図3は、実施形態に係る第1パレット4の模式的な平面図である。また、図4は、実施形態に係る第1パレット4の模式的な断面図である。
第1パレット4は、たとえばアルミニウム等の金属で形成される。たとえばアルミニウムで形成された第1パレット4は、軽量である。図3に示すように、第1パレット4は、載置面401に開口する複数の噴出口41を有する。複数の噴出口41は、載置面401に載置された基板Sの下面の略全面に配置される。すなわち、複数の噴出口41は、基板Sの下面の中央部と対向する位置(第1位置)に設けられるとともに、基板Sの下面の端部(角部を含む)と対向する位置(第2位置)にも設けられており、かつ、第1位置と第2位置との間に位置する領域にも設けられる。換言すれば、複数の噴出口41の総開口面積は、たとえば、基板Sの下面の面積の50%以上である。より具体的には、複数の噴出口41の総開口面積は、たとえば、基板Sの下面の面積の70%以上である。
また、図4に示すように、第1パレット4は、導入口42と、内部空間43と、給気部44とを備える。導入口42は、たとえば第1パレット4の下面402に開口する。第1パレット4は、少なくとも1つの導入口42を備えていればよい。内部空間43は、第1パレット4の内部に形成された空間である。内部空間43は、導入口42と複数の噴出口41とを連通する。給気部44は、導入口42に接続され、圧縮された気体(ここでは、空気)を導入口42を介して内部空間43に供給する。内部空間43に供給された気体は、複数の噴出口41から上方に向かって噴出する。これにより、第1パレット4は、基板Sに浮上力を与えることができる。
このように、第1パレット4は、載置面401に設けられた複数の噴出口41から気体を噴出することによって基板Sを載置面401から浮上させることができる。複数の噴出口41、導入口42、内部空間43および給気部44は、浮上部の一例に相当する。
また、図3に示すように、第1パレット4は、複数の吸着パッド45を備える。複数の吸着パッド45は、載置面401のうち、少なくとも基板Sの外周部に対応する位置に設けられる。実施形態において、複数の吸着パッド45のうち4つは、基板Sの四隅と対向する位置に設けられる。また、基板Sの四隅に配置された吸着パッド45のうち隣り合う吸着パッド45の間にも吸着パッド45が設けられる。なお、第1パレット4は、たとえば基板Sの四隅と対向する位置にのみ吸着パッド45を備える構成であってもよい。
吸着パッド45は、真空ポンプなどの排気部46に接続されている。第1パレット4は、排気部46の吸気によって発生する負圧を利用して、基板Sの下面を吸着パッド45に吸着させることにより、基板Sを保持する。
このように、第1パレット4は、基板Sの下面における外周部の少なくとも一部を吸着保持する。複数の吸着パッド45および複数の排気部46は、吸着部の一例に相当する。なお、ここでは、1つの吸着パッド45につき1つの排気部46が設けられる場合の例を示したが、第1パレット4は、複数の吸着パッド45に接続される1つの排気部46を備える構成であってもよい。
また、第1パレット4は、基板Sの搬送方向における下流側端部(Y軸正方向側の端部)に、移載部9のアーム92を挿通可能な切り欠き47を備える。基板Sの外周部の一部は、この切り欠き47の上方に位置している。なお、第1パレット4は、基板Sの搬送方向における上流側端部(Y軸負方向側の端部)にも切り欠き47を備えていてもよい。
次に、第2パレット7および移載部9の具体的な構成について図5を参照して説明する。図5は、実施形態に係る第2パレット7および移載部9の模式的な側面図である。
図5に示すように、第2パレット7の各載置部材70は、載置面701に開口する複数の噴出口71を有する。複数の噴出口71は、載置面701に載置された基板Sの下面の略全面に配置される。各噴出口71は、載置部材70の内部空間72を介して給気部73に接続される。給気部73は、圧縮された気体(ここでは、空気)を内部空間72に供給する。内部空間72に供給された気体は、複数の噴出口71から上方に向かって噴出する。これにより、第2パレット7は、基板Sに浮上力を与えることができる。複数の噴出口71、内部空間72および給気部73は、第2パレット7における浮上部の一例に相当する。
また、第2パレット7は、第2搬送機構8に接続されており、第2搬送機構8により搬送方向に沿って移動可能である。すなわち、第2パレット7は、第2搬送機構8により、搬送方向の上流側(Y軸負方向側)に向かって移動することができるとともに、搬送方向の下流側(Y軸正方向側)に向かって移動することができる。
移載部9は、ベース91と、アーム92と、吸着パッド93とを備える。ベース91は、第2浮上ステージ3の下方に配置される。アーム92は、ベース91の上面から上方に向かって延在する。上述したように、第2浮上ステージ3が有する複数のステージ部材は、互いに間隔をあけて配置されている。また、第2パレット7が有する複数の載置部材70も、互いに間隔をあけて配置されている。移載部9のアーム92は、第2浮上ステージ3が有するステージ部材間の隙間、および、第2パレット7が有する複数の載置部材70間の隙間(すなわち、スリット75)を挿通可能な大きさに構成される。
吸着パッド93は、アーム92の先端部(上端部)に設けられる。吸着パッド93は、真空ポンプなどの排気部94に接続されている。移載部9は、排気部94の吸気によって発生する負圧を利用して、基板Sの下面を吸着パッド93に吸着させることにより、基板Sを保持する。
また、ベース91は、第3搬送機構95(アーム移動機構の一例に相当)に接続されており、第3搬送機構95により搬送方向に沿って移動可能である。すなわち、ベース91上に設けられたアーム92および吸着パッド93は、第3搬送機構95により、搬送方向の上流側(Y軸負方向側)に向かって移動することができるとともに、搬送方向の下流側(Y軸正方向側)に向かって移動することができる。上述したように、移載部9は、第2浮上ステージ3が有するステージ部材間の隙間、および、第2パレット7が有する複数の載置部材70間の隙間(すなわち、スリット75)を挿通可能である。このため、移載部9は、第2浮上ステージ3および第2パレット7と干渉することなく、搬送方向に沿って移動することができる。
また、第2浮上ステージ3の下方にはリフトピン35が設けられている。リフトピン35は、図示しない昇降機構により鉛直方向(Z軸方向)に沿って移動可能である。かかるリフトピン35は、第2パレット7に載置された基板Sを図示しない搬送ロボットに渡す際に用いられる。
ここで、実施形態に係る基板処理装置1では、第1パレット4に設けられた複数の吸着パッド45を用いて第1パレット4の載置面401に基板Sを吸着させた状態で、基板Sに対する描画処理が行われる。なお、このとき、第1パレット4の浮上機能はオフされた状態である。このように、第1パレット4の載置面401に基板Sを吸着させた状態で描画処理を行うことで、基板Sが反りを有する場合であっても、複数の吸着パッド45によって基板Sが載置面401に吸着されることで、基板Sの反りを抑制することができる。特に、複数の吸着パッド45は、基板Sの下面の外周部を吸着保持するため、基板Sの外周部における反りを好適に抑制することができる。そして、基板Sの反りを抑制することにより、基板Sと塗布部6との干渉を抑制することができる。このように、実施形態に係る基板処理装置1によれば、反りのある基板を適切に搬送することができる。
さらに、実施形態に係る基板処理装置1では、第1パレット4に浮上機能を設けたことで、描画処理後の基板Sの受け渡し(搬出)を効率よく行うことが可能である。以下、描画処理後の基板Sの受け渡し動作(搬出動作)について図6~図10を参照して具体的に説明する。
図6は、実施形態に係る基板処理装置1が実行する処理の手順を示すフローチャートである。また、図7~図9は、第1移動処理および吸着保持処理の動作例を示す図であり、図10は、第2移動処理の動作例を示す図である。なお、図6に示す一連の処理は、基板Sに対する描画処理が終了した後に実行される。また、図6に示す各処理手順は、制御装置100による制御に従って実行される。
図6に示すように、基板処理装置1では、まず、第1移動処理が行われる(ステップS101)。
具体的には、制御部110は、まず、第2パレット7および移載部9を搬送方向上流(Y軸負方向)に移動させて、第2パレット7および移載部9を第1浮上ステージ2に進入させる(図7参照)。つづいて、制御部110は、第1パレット4を搬送方向下流(Y軸正方向)に移動させて、第1パレット4を第2パレット7に近接させる(図8参照)。これにより、第1パレット4の搬送方向下流側端部に設けられた切り欠き47に移載部9が進入して、移載部9が基板Sの下方に位置した状態となる。
なお、ここでは、第2パレット7および移載部9を移動させた後で、第1パレット4を移動させることとしたが、これとは逆に、第1パレット4を移動させた後で、第2パレット7および移載部9を移動させてもよい。また、制御部110は、第1パレット4、第2パレット7および移載部9を同時に移動させてもよい。また、制御部110は、第2パレット7および移載部9のみを移動させて、第1パレット4と第2パレット7とを近接させてもよいし、これとは逆に、第1パレット4のみを移動させて、第1パレット4と第2パレット7とを近接させてもよい。このように、制御部110は、第1搬送機構5および第2搬送機構8の少なくとも一方を制御して、第1パレット4と第2パレット7とを近接させればよい。
つづいて、基板処理装置1では、吸着保持処理が行われる(ステップS102)。具体的には、制御部110は、複数の吸着パッド45(図3参照)による基板Sの吸着保持を解除し、給気部44(図4参照)を制御して複数の噴出口41から気体を噴出させる。これにより、基板Sは、浮上した状態となる。つづいて、制御部110は、移載部9の排気部94を制御して移載部9の吸着パッド93に基板Sの下面を吸着させる。これにより、基板Sは、移載部9に保持された状態となる。
つづいて、基板処理装置1では、第2移動処理が行われる(ステップS103)。具体的には、制御部110は、第1パレット4および第2パレット7を一体的に搬送方向上流(Y軸負方向)に移動させる(図9参照)。このとき、移載部9のアーム92(図5参照)は、第2パレット7の移動に伴って、第2パレット7が有するスリット75を通過する。これにより、移載部9は、第2パレット7の搬送方向上流側端部から搬送方向下流側端部に移動する。
かかる第2パレット7と移載部9との相対的な移動により、移載部9に吸着保持された基板Sは、第1パレット4から第2パレット7に移動する。第2移動処理において、第1パレット4および第2パレット7は、複数の噴出口41,71から気体を噴出させた状態となっている。これにより、基板処理装置1は、基板Sを浮上させた状態で、第1パレット4から第2パレット7へ基板Sを移動させることができる。したがって、基板Sを第1パレット4から第2パレット7へ移動させる際に、基板Sに損傷を与えることを抑制することができる。
なお、制御部110は、第2移動処理において、移載部9を搬送方向下流(Y軸正方向)に移動させてもよい。この場合も、第2パレット7と移載部9とが相対的に移動することとなるため、移載部9に吸着保持された基板Sを第1パレット4から第2パレット7に移動させることができる。
このように、制御部110は、第2移動処理において、第2搬送機構8および第3搬送機構95の少なくとも一方を制御して、移載部9に対して第2パレット7を相対的に移動させて、移載部9に吸着保持された基板Sの下方に第2パレット7を配置させる。
つづいて、基板処理装置1では、受渡処理が行われる(ステップS104)。具体的には、制御部110は、第2パレット7および移載部9を一体的に搬送方向下流(Y軸正方向)に移動させる(図10参照)。これにより、基板Sは、第1浮上ステージ2から第2浮上ステージ3に移動する。つづいて、制御部110は、噴出口71からの気体の噴出を停止して、基板Sを第2パレット7の載置面701に載置させる。また、制御部110は、移載部9による基板Sの吸着を解除する。そして、制御部110は、リフトピン35を上昇させて、基板Sを第2パレット7の載置面701から持ち上げる。その後、基板Sは、図示しない搬送ロボットにより搬出される。
また、受渡処理において、制御部110は、第1パレット4を搬送方向上流(Y軸負方向)に移動させて、第1パレット4を次の基板Sの搬入場所に戻す。ここで、図9に示すように、第2移動処理において、制御部110は、第1パレット4を搬送方向上流に移動させている。すなわち、第1パレット4の搬送方向上流への移動は、第2移動処理の時点から開始されている。このため、基板処理装置1によれば、第1パレット4を早期に搬入場所に戻すことができる。言い換えれば、次の基板Sに対する描画処理が開始されるまでの待ち時間を短くすることができる。
このように、実施形態に係る基板処理装置1によれば、描画処理後の基板Sの受け渡し(第1浮上ステージ2からの搬出)を効率よく行うことができる。
(変形例)
図11は、変形例に係る基板処理装置1の構成を示す模式的な平面図である。なお、図11では、第2パレット7、移載部9およびローラ200のみを示しており、その他の構成については省略している。
図11に示すように、基板処理装置1は、複数のローラ200を備えていてもよい。複数のローラ200は、第2パレット7の搬送方向上流側端部に設けられる。複数のローラ200は、搬送方向と直交する方向に並べられており、搬送方向と直交する方向に延在する回転軸まわりに回転可能である。複数のローラ200は、第2移動処理において、第2パレット7と移載部9とが相対移動する際に、基板Sの下面を支持しつつ回転する。このように、複数のローラ200を備えることにより、第1パレット4と第2パレット7との干渉を抑制しつつ、基板Sを第1パレット4から第2パレット7へ適切に移動させることができる。
なお、ここでは、複数のローラ200が第2パレット7に設けられる場合の例を示したが、複数のローラ200は、第1パレット4に設けられてもよい。この場合、複数のローラ200は、第1パレット4の搬送方向下流側端部に設けられればよい。また、基板処理装置1は、第2パレット7の搬送方向上流側端部および第1パレット4の搬送方向下流側端部の両方に複数のローラ200を備える構成であってもよい。
図12は、第2変形例に係る基板処理装置1の構成を示す模式的な平面図である。上述した実施形態では、基板処理装置1が第1浮上ステージ2を備える場合の例について説明したが、基板処理装置1は、必ずしも第1浮上ステージ2を備えることを要しない。
たとえば、図12に示すように、基板処理装置1は、ベース310と、一対のレール320,320と、スライダ330と、ステージ340(パレットの他の一例)とを備えていてもよい。
ベース310は、基板Sの搬送方向に沿って延在する。一対のレール320,320は、ベース310上に設けられる。一対のレール320,320は、基板Sの延在方向に沿って延在する。スライダ330は、一対のレール320,320に取り付けられ、一対のレール320,320のうち少なくとも一方に設けられた図示しない駆動部、例えば、リニアモータによって一対のレール320,320に沿って移動する。ステージ340は、スライダ330に固定され、スライダ330とともに移動する。ステージ340は、上面である載置面に基板Sを載置する。かかるステージ340は、上述した第1パレット4と同様の構成であり、吸着機能および浮上機能を備える。
このように、基板処理装置1は、必ずしも第1浮上ステージ2を備えることを要しない。
(その他の実施形態)
上述した実施形態では、基板処理装置1がリフトピン35を備えており、リフトピン35を用いて搬送ロボットへの基板Sの受け渡しを行うこととした。これに限らず、基板処理装置1は、搬送ロボットが第2パレット7に載置された基板Sを第2パレット7から直接受け取ることができるように構成されてもよい。この場合、たとえば、第2パレット7は、スリット75の他に、搬送ロボットのハンドが挿通可能なスリットを備えていればよい。
上述してきたように、実施形態に係る基板搬送装置(一例として、塗布部6を除く基板処理装置1)は、パレット(一例として、第1パレット4)と、搬送機構(一例として、第1搬送機構5)とを備える。パレットは、基板(一例として、基板S)が載置される載置面(一例として、載置面401)を有する。搬送機構は、基板の搬送方向に沿ってパレットを移動させる。また、パレットは、基板を載置面に吸着させる吸着部(一例として、複数の吸着パッド45および複数の排気部46)と、基板を載置面から浮上させる浮上部(一例として、複数の噴出口41、導入口42、内部空間43および給気部44)とを備える。
吸着部を備えるパレットに基板を吸着させることで、基板の反りが矯正されるため、たとえば基板と塗布部との干渉を抑制することができる。したがって、実施形態に係る基板搬送装置によれば、反りを有する基板を適切に搬送することができる。
パレットは、搬送機構に対して着脱自在であってもよい。たとえば反りのない(または少ない)基板を搬送する場合に、搬送機構からパレットを取り外して、基板を直接搬送機構で搬送することができる。
浮上部は、基板の下面の略全面に対して気体を噴出してもよい。また、吸着部は、基板の下面における外周部の少なくとも一部を吸着保持してもよい。浮上部によって基板の下面の略全面を浮上させることにより、たとえば描画処理後の基板の受け渡しを適切に行うことができる。また、吸着部によって基板の下面における外周部の少なくとも一部を吸着保持することにより、基板の反りを適切に矯正することができる。
搬送機構は、パレットの下面における外周部の少なくとも一部を吸着保持してもよい。搬送機構によるパレットの吸着保持を解除することにより、パレットを容易に搬送機構から取り外すことができる。また、搬送機構を用いてパレットを吸着保持することにより、パレットを容易に搬送機構に取り付けることができる。
実施形態に係る基板搬送装置は、次パレット(一例として、第2パレット7)と、次搬送機構(一例として、第2搬送機構8)とを備えていてもよい。次パレットは、パレットよりも搬送方向の下流に設けられ、基板が載置される載置面(一例として、載置面701)を有する。次搬送機構は、搬送方向に沿って次パレットを移動させる。
実施形態に係る基板搬送装置は、パレットに載置された基板を次パレットに移動させる移載部(一例として、移載部9)を備えていてもよい。また、次パレットは、搬送方向に沿って延在するスリット(一例として、スリット75)を備えていてもよい。この場合、移載部は、スリットを挿通可能なアーム(一例として、アーム92)と、アームに設けられ、基板の下面を吸着保持する吸着パッド(一例として、吸着パッド93)と、アームを搬送方向に沿って移動させるアーム移動機構(一例として、第3搬送機構95)とを備えていてもよい。
実施形態に係る基板搬送装置は、パレット、搬送機構、次パレット、次搬送機構および移載部を制御する制御部(一例として、制御部110)を備えていてもよい。この場合、制御部は、第1移動処理と、吸着保持処理と、第2移動処理とを実行する。第1移動処理は、搬送機構および次搬送機構の少なくとも一方を制御して、パレットと次パレットとを近接させる。吸着保持処理と、第1移動処理の後、移載部を制御して、パレット上の基板を移載部で吸着保持する。第2移動処理は、吸着保持処理の後、次搬送機構およびアーム移動機構の少なくとも一方を制御して、移載部に対して次パレットを相対的に移動させて、移載部に吸着保持された基板の下方に次パレットを配置させる。
制御部は、第2移動処理において、搬送機構および次搬送機構を制御して、パレットおよび次パレットを搬送方向の上流に向かって移動させることによって、移載部に吸着保持された基板の下方に次パレットを配置させてもよい。
次パレットは、次パレットの載置面から基板を浮上させる次浮上部(一例として、複数の噴出口71、内部空間72および給気部73)を備えていてもよい。この場合、制御部は、浮上部および次浮上部を制御して基板を浮上させた状態で、第2移動処理を実行してもよい。これにより、基板をパレットから次パレットへ移動させる際に、基板に損傷を与えることを抑制することができる。
パレットは、吸着パッドが挿通可能な切り欠きを備えていてもよい。これにより、パレットに載置された基板を移載部を用いて下方から吸着保持することができる。
実施形態に係る基板搬送装置は、パレットと次パレットとの間に、基板の下面を支持しつつ回転するローラを有していてもよい。これにより、パレットと次パレットとの干渉を抑制しつつ、基板をパレットから次パレットへ適切に移動させることができる。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、添付の請求の範囲およびその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1;基板処理装置
2;第1浮上ステージ
3;第2浮上ステージ
4;第1パレット
5;第1搬送機構
6;塗布部
7;第2パレット
8;第2搬送機構
9;移載部
35;リフトピン
41;噴出口
42;導入口
43;内部空間
45;吸着パッド
50;ベース部
51;ガイドレール
52;スライダ
53;保持部
70;載置部材
71;噴出口
72;内部空間
75;スリット
91;ベース
92;アーム
93;吸着パッド
95;第3搬送機構
100;制御装置
200;ローラ

Claims (17)

  1. 基板が載置される載置面を有するパレットと、
    前記基板の搬送方向に沿って前記パレットを移動させる搬送機構と
    を備え、
    前記パレットは、
    前記基板を前記載置面に吸着させる吸着部と、
    前記基板を前記載置面から浮上させる浮上部と
    を備える、基板搬送装置。
  2. 前記パレットは、前記搬送機構に対して着脱自在である、請求項1に記載の基板搬送装置。
  3. 前記浮上部は、前記載置面に設けられた複数の噴出口から気体を噴出することによって前記基板を前記載置面から浮上させる、請求項1または2に記載の基板搬送装置。
  4. 前記浮上部は、前記基板の下面の略全面に対して前記気体を噴出し、
    前記吸着部は、前記基板の下面における外周部の少なくとも一部を吸着保持する、請求項3に記載の基板搬送装置。
  5. 前記搬送機構は、前記パレットの下面における外周部の少なくとも一部を吸着保持する、請求項1~4のいずれか一つに記載の基板搬送装置。
  6. 前記搬送方向に沿って延在し、前記パレットの下方から前記パレットに向けて気体を噴出させることによって前記パレットを浮上させるステージ
    を備え、
    前記搬送機構は、前記ステージによって浮上した前記パレットの下面における外周部の少なくとも一部を吸着保持する、請求項5に記載の基板搬送装置。
  7. 前記パレットよりも前記搬送方向の下流に設けられ、前記基板が載置される載置面を有する次パレットと、
    前記搬送方向に沿って前記次パレットを移動させる次搬送機構と、
    を備える、請求項1~6のいずれか一つに記載の基板搬送装置。
  8. 前記パレットに載置された前記基板を前記次パレットに移動させる移載部
    を備える、請求項7に記載の基板搬送装置。
  9. 前記次パレットは、前記搬送方向に沿って延在するスリットを備え、
    前記移載部は、
    前記スリットを挿通可能なアームと、
    前記アームに設けられ、前記基板の下面を吸着保持する吸着パッドと、
    前記アームを前記搬送方向に沿って移動させるアーム移動機構と
    を備える、請求項8に記載の基板搬送装置。
  10. 前記パレット、前記搬送機構、前記次パレット、前記次搬送機構および前記移載部を制御する制御部
    を備え、
    前記制御部は、
    前記搬送機構および前記次搬送機構の少なくとも一方を制御して、前記パレットと前記次パレットとを近接させる第1移動処理と、
    前記第1移動処理の後、前記移載部を制御して、前記パレット上の前記基板を前記移載部で吸着保持する吸着保持処理と、
    前記吸着保持処理の後、前記次搬送機構および前記アーム移動機構の少なくとも一方を制御して、前記移載部に対して前記次パレットを相対的に移動させて、前記移載部に吸着保持された前記基板の下方に前記次パレットを配置させる第2移動処理と
    を実行する、請求項9に記載の基板搬送装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第2移動処理において、前記搬送機構および前記次搬送機構を制御して、前記パレットおよび前記次パレットを前記搬送方向の上流に向かって移動させることによって、前記移載部に吸着保持された前記基板の下方に前記次パレットを配置させる、請求項10に記載の基板搬送装置。
  12. 前記次パレットは、前記次パレットの載置面から前記基板を浮上させる次浮上部を備え、
    前記制御部は、前記浮上部および前記次浮上部を制御して前記基板を浮上させた状態で、前記第2移動処理を実行する、請求項11に記載の基板搬送装置。
  13. 前記パレットは、前記吸着パッドが挿通可能な切り欠きを備える、請求項9~12のいずれか一つに記載の基板搬送装置。
  14. 前記パレットと前記次パレットとの間に、前記基板の下面を支持しつつ回転するローラを有する、請求項7~13のいずれか一つに記載の基板搬送装置。
  15. 請求項1~14のいずれか一つに記載の基板搬送装置と、
    前記パレットよりも上方に配置され、前記パレットに載置された前記基板に対して機能液を塗布する塗布部と
    を備える、塗布処理装置。
  16. 基板が載置される載置面を有するパレットと、
    前記基板の搬送方向に沿って前記パレットを移動させる搬送機構と、
    前記パレットよりも前記搬送方向の下流に設けられ、前記基板が載置される載置面を有する次パレットと、
    前記搬送方向に沿って前記次パレットを移動させる次搬送機構と、
    前記パレットに載置された前記基板を前記次パレットに移動させる移載部と
    を備え、
    前記パレットは、
    前記基板を前記載置面に吸着させる吸着部と、
    前記基板を前記載置面から浮上させる浮上部と
    を備え、
    前記次パレットは、前記搬送方向に沿って延在するスリットを備え、
    前記移載部は、
    前記スリットを挿通可能なアームと、
    前記アームに設けられ、前記基板の下面を吸着保持する吸着パッドと、
    前記アームを前記搬送方向に沿って移動させるアーム移動機構と
    を備えた基板搬送装置における基板搬送方法であって、
    前記搬送機構および前記次搬送機構の少なくとも一方を制御して、前記パレットと前記次パレットとを近接させる第1移動工程と、
    前記第1移動工程の後、前記移載部を制御して、前記パレット上の前記基板を前記吸着パッドで吸着保持する吸着保持工程と、
    前記吸着保持工程の後、前記次搬送機構および前記アーム移動機構の少なくとも一方を制御して、前記移載部に対して前記次パレットを相対的に移動させて、前記移載部に吸着保持された前記基板の下方に前記次パレットを配置させる第2移動工程と
    を含む、基板搬送方法。
  17. 基板が載置される載置面を有するパレットと、
    前記基板の搬送方向に沿って前記パレットを移動させる搬送機構と、
    前記パレットよりも前記搬送方向の下流に設けられ、前記基板が載置される載置面を有する次パレットと、
    前記搬送方向に沿って前記次パレットを移動させる次搬送機構と、
    前記パレットに載置された前記基板を前記次パレットに移動させる移載部と
    を備え、
    前記パレットは、
    前記基板を前記載置面に吸着させる吸着部と、
    前記基板を前記載置面から浮上させる浮上部と
    を備え、
    前記次パレットは、前記搬送方向に沿って延在するスリットを備え、
    前記移載部は、
    前記スリットを挿通可能なアームと、
    前記アームに設けられ、前記基板の下面を吸着保持する吸着パッドと、
    前記アームを前記搬送方向に沿って移動させるアーム移動機構と
    を備えた基板搬送装置に対し、
    前記搬送機構および前記次搬送機構の少なくとも一方を制御して、前記パレットと前記次パレットとを近接させる第1移動手順と、
    前記第1移動手順の後、前記移載部を制御して、前記パレット上の前記基板を前記吸着パッドで吸着保持する吸着保持手順と、
    前記吸着保持手順の後、前記次搬送機構および前記アーム移動機構の少なくとも一方を制御して、前記移載部に対して前記次パレットを相対的に移動させて、前記移載部に吸着保持された前記基板の下方に前記次パレットを配置させる第2移動手順と
    を実行させる、基板搬送プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102589933B1 (ko) * 2023-02-28 2023-10-13 이만홍 디스플레이 패널용 부상 및 흡착 플레이트

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