JP2022186733A - 情報記録体の真贋判定装置、真贋判定プログラム - Google Patents

情報記録体の真贋判定装置、真贋判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】券面に電子透かし情報を容易に記録できると共に、複製物から電子透かし情報を推定されにくく且つ複製されにくい情報記録体を提供すること。【解決手段】情報記録体1は、基材11と、基材11の少なくとも一方の面に積層され、加熱された部分が変色すると共に、その変色した部分に赤外線の吸収機能が発現するサーマル層13と、サーマル層13において基材11とは反対側の面の少なくとも一部に積層され、赤外線の吸収機能を有しない印刷層20と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報記録体及び情報記録体の真贋判定装置に関する。
従来、画像等に特定の情報を埋め込む電子透かしの技術が知られている。この電子透かしの技術を印刷物に適用した場合、人間が視覚で認識できないレベルで各種の情報を印刷物に埋め込むことができるため、印刷物の美術的な効果を損なうことがない。また、印刷物に埋め込まれた情報は、専用の読取装置で読み取ることができる。
印刷物に埋め込まれた情報を真贋判定に用いる場合、複製物からは、埋め込まれた情報を推定されにくく、また複製されにくいことが望ましい。そのため、印刷物に埋め込まれた情報を推定且つ複製されにくくした情報記録体に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2016-93895号公報
上述した特許文献1に記載の情報記録体は、電子透かし情報を構成する光輝層及び透明層をグラビア印刷等の印刷装置で印刷する。そのため、情報記録体を、例えば、鉄道のチケット(乗車券等)として用いる場合、券売機において、すべての券面にそれぞれ固有の電子透かし情報を記録する新たな印刷機を導入することは難しい。
本発明の目的は、券面に電子透かし情報を容易に記録できると共に、複製物から電子透かし情報を推定されにくく且つ複製されにくい情報記録体及び情報記録体の真贋判定装置を提供することにある。
第1の発明は、基材(11)と、前記基材の少なくとも一方の面に積層され、加熱された部分が変色すると共に、その変色した部分に赤外線の吸収機能が発現するサーマル層(13、12)と、前記サーマル層において前記基材とは反対側の面の少なくとも一部に積層され、赤外線の吸収機能を有しない印刷層(20、40)と、を備える情報記録体(1、2)である。
第2の発明は、第1の発明の情報記録体であって、前記サーマル層は、加熱により変色した部分に所定の情報パターンが記録されている。
第3の発明は、第2の発明の記録媒体であって、前記印刷層(20)は、前記サーマル層(13)の全面に積層されている。
第4の発明は、第2の発明の情報記録体であって、前記印刷層(40)には、前記サーマル層(12)に記録されている前記所定の情報パターンとは異なる情報パターンが記録されている。
第5の発明は、請求項4に記載の情報記録体であって、前記印刷層に記録されている前記情報パターンは、前記サーマル層に記録されている前記所定の情報パターンよりもパターン密度が高い。
第6の発明は、所定の情報パターンが前記サーマル層に記録された第2から第5までのいずれかの発明の情報記録体の真贋を判定する情報記録体の真贋判定装置であって、前記情報記録体の前記基材の前記サーマル層が設けられた側の面から発せられる赤外線を検出して、前記サーマル層に記録された前記所定の情報パターンを検査パターン画像として取得する赤外線カメラ(130)と、真正の情報パターンである基準パターン画像を記憶する記憶部(120)と、前記赤外線カメラで取得された前記検査パターン画像と、前記記憶部に記憶されている前記基準パターン画像とを照合することにより、前記情報記録体の真贋を判定するパターン画像判定部(112)と、を備える情報記録体の真贋判定装置(100)である。
本発明によれば、券面に電子透かし情報を容易に記録できると共に、複製物から電子透かし情報を推定されにくく且つ複製されにくい情報記録体及び情報記録体の真贋判定装置を提供できる。
第1実施形態に係るチケット1を説明する図である。 図1(A)のa-a線断面図である。 チケット1を真贋判定装置100で読み取った場合に取得される画像を示す図である。 真贋判定装置100の構成を示すブロック図である。 真贋判定装置100の制御部110で実行される真贋判定プログラムの処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るチケット2を説明する図である。 図6のb-b線断面図である。 チケット2を構成する各部の平面図である。 チケット2を真贋判定装置100で読み取った場合に取得される画像を示す図である。 第2実施形態の他の構成における各部の平面図である。 図10のc-c線断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書に添付した図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更又は誇張している。また、図面においては、部材の断面を示すハッチングを適宜に省略する。
本明細書等においては、チケット1を平面視したときの長手方向をX方向、短手方向をY方向、厚さ方向をZ方向として説明する。Z方向において、チケット1の表側をZ1側、裏側をZ2側とする。
(第1実施形態)
<チケット1の構成>
図1は、第1実施形態に係るチケット1を説明する図である。図1(A)は、チケット1を表側から見たときの平面図である。図1(B)は、チケット1を裏側から見たときの平面図である。図2は、図1(A)のa-a線断面図である。
図1(A)に示すチケット1(情報記録体)は、例えば、鉄道の乗車券、入場券等である。チケット1は、図2に示すように、台紙10、印刷層20及び図柄層30を備える。
台紙10は、チケット1の基礎となる部材である。台紙10は、支持体11(基材)と、第1サーマル層12と、第2サーマル層13と、を備える。支持体11は、例えば、紙、不織布、樹脂シート、金属シート、或いは各種シート材を組み合わせた複合シートにより形成される。
第1サーマル層12及び第2サーマル層13(以下、単に「サーマル層」ともいう)は、加熱された部分が墨色に変色すると共に、その変色した部分に赤外線の吸収機能が発現する層である。図2に示すように、第1サーマル層12は、支持体11の表側(Z1側)に形成される。第2サーマル層13は、支持体11の裏側(Z2側)に形成される。
サーマル層は、台紙10の表側及び裏側に、感熱記録材料を塗工、乾燥させることにより積層される。加熱により赤外線の吸収機能が発現するサーマル層としては、例えば、特開2004-160805号公報、特開2007-50579号公報、特開2014-159142号公報等に記載された感熱記録材料を用いることができる。
券売機で発券される前のチケット1において、サーマル層には何も記録されていない。券売機には、サーマル層に何も記録されていない状態のチケット1が装填される。チケット1を発券する際に、券売機のサーマルプリンタ(不図示)を用いて、チケット1のサーマル層を選択的に加熱することにより、サーマル層に券面情報IF、電子透かしパターンEP等(後述)が記録される。サーマルプリンタは、チケットの券面に券面情報等を記録するための印字装置として、一般的な券売機に設置されている装置である。
第1サーマル層12には、図1(A)に示すように、例えば、駅名等の券面情報IFがサーマルプリンタにより記録される。
第2サーマル層13には、図1(B)に示すように、電子透かしパターンEPがサーマルプリンタにより記録(サーマル印字)される。電子透かしパターンEPは、チケット1の発券場所、日付、時間、管理番号等のチケット情報を表す二値の情報パターンである。
第1サーマル層12への券面情報IFの記録及び第2サーマル層13への電子透かしパターンEPの記録は、券売機(不図示)においてチケット1を発券する際に行われる。なお、本実施形態においては、説明を容易にするため、電子透かしパターンEPを規則的なドットパターンで示すが、これに限定されない。
印刷層20は、赤外線の吸収機能を有しない層である。印刷層20は、例えば、CMY(Cyan-Magenta-Yellow)の混色インキにより形成される。本実施形態において、印刷層20は、第2サーマル層13において支持体11と反対側の面の全面に形成されている。印刷層20は、例えば、グラビア印刷により第2サーマル層13のZ2側の面に形成される。なお、印刷層20は、カーボンブラックを含まないが、CMYの混色により、図1(B)に示すような墨色(濃い灰黒色)となる。印刷層20は、カーボンブラックを含まないため、赤外線の吸収機能を有しない層となる。
本実施形態において、印刷層20に電子透かしパターンEPは記録されない。チケット1は、第2サーマル層13において支持体11とは反対側の面の全面に印刷層20が印刷された状態で券売機に装填される。そのため、券売機において、チケット1を発券する際に、印刷層20を積層するためのオフセット印刷等は行われない。
図柄層30は、チケット1の表側(Z1側)に形成される層である。図柄層30としては、例えば、地紋と呼ばれる図形、文字等からなるパターン模様(以下、「地紋パターンPA」ともいう)が形成される。本実施形態の図柄層30には、図1(A)に示すように、縦横の短い線が格子状に配置された地紋パターンPAが形成されている。図柄層30は、例えば、オフセット印刷により形成される。なお、チケット1は、図柄層30が表側に印刷された状態で券売機に装填される。そのため、券売機において、チケット1を発券する際に、図柄層30を積層するためのオフセット印刷等は行われない。なお、図柄層30の形成は、上述したオフセット印刷に限らず、例えば、グラビア印刷、凹版印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェットプリンタ、トナープリンタ、フレキソ印刷等を用いることができる。
<チケット1の複製>
次に、チケット1の情報パターンが記録された裏面が複製された場合について説明する。
図3は、チケット1の情報パターンが記録された裏面を真贋判定装置100(後述)で読み取った場合に取得される画像を示す図である。図3(A)は、真正のチケット1(真券)から取得される検査パターン画像EXを示す図である。図3(B)は、複写機により複製されたチケット1F(偽券)から取得される検査パターン画像EXを示す図である。
なお、真贋判定装置100は、利用者が読取部130(後述)にかざしたチケット1に対して、チケット1の裏側(Z2側)から赤外線を照射し、第2サーマル層13から発せられる赤外線を赤外線カメラで検出する。これにより、真贋判定装置100は、第2サーマル層13に記録された電子透かしパターンEPを検査パターン画像EXとして取得する。
チケット1(真券)の裏側に形成された印刷層20は、赤外線の吸収機能を有しない層であるため、真贋判定装置100において、チケット1の裏側(Z2側)に赤外線を照射すると、印刷層20は検出されず、図3(A)に示すように、第2サーマル層13に記録された電子透かしパターンEPが検査パターン画像EXとして取得される。後述するように、真贋判定装置100は、チケット1から取得された検査パターン画像EXと、後述する記憶部120(パターン画像記憶部122)に記憶されている基準パターン画像STとを照合することにより、チケット1の真贋を判定する。
一方、チケット1(真券)の裏側の面を複写機により複製すると、チケット1の裏側の全面に形成された印刷層20が画像として読み取られる。このとき、印刷層20よりも内側の第2サーマル層13に記録された電子透かしパターンEPは、印刷層20に覆われた状態で複写される。そのため、チケット1を複写することにより複製されたチケット1F(偽券)の裏側は、図3(B)に示すように、全面がほぼ黒色となり、電子透かしパターンEPを推定されにくく且つ複製されにくくなる。したがって、真贋判定装置100において、複製されたチケット1Fから読み取られる画像は、全面が黒(以下、「黒画像」ともいう)となり、電子透かしパターンEPのパターン画像が複写されることはない。チケット1の表面に情報パターンが記録されている場合も同様の効果が得られる。なお、本実施形態において、「検査パターン画像EX」とは、電子透かしパターンEPのパターン画像だけでなく、図3(B)に示すように、偽券から取得された黒画像を含むものとする。
<真贋判定装置100の構成>
次に、チケット1から電子透かしパターンEPを読み取って、チケット1の真贋を判定する真贋判定装置100について説明する。なお、以下の説明において、チケット1には、偽券であるチケット1Fも含まれるものとする。
図4は、真贋判定装置100の構成を示すブロック図である。真贋判定装置100は、例えば、駅等に設置された券売機に併設される。
図4に示すように、真贋判定装置100は、制御部110、記憶部120、読取部130及びタッチパネルディスプレイ140を備える。
制御部110は、真贋判定装置100の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部110は、記憶部120に記憶されているOS(オペレーティングシステム)、アプリケーションプログラム(例えば、後述する真贋判定プログラム)を読み出して実行することにより、上述した読取部130等のハードウェアと協働して、各種機能を実行する。
制御部110は、画像受付部111、判定部112を備える。
画像受付部111は、読取部130(後述)で取得されたチケット1の検査パターン画像EXを受け付ける。
判定部112は、読取部130で取得された検査パターン画像EXと、記憶部120に記憶されている基準パターン画像ST(後述)とを照合することにより、読取部130にかざされたチケット1の真贋を判定する。後述するチケット1の真贋判定において、判定部112は、取得された検査パターン画像EXが適正でない場合に、利用者が読取部130にかざしたチケット1を偽券と判定する。
記憶部120は、制御部110が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するハードディスク、半導体メモリ等を備えた記憶装置である。なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいう。真贋判定装置100は、制御部110、記憶部120等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
記憶部120は、プログラム記憶部121及びパターン画像記憶部122を備える。プログラム記憶部121は、上述したOS、アプリケーションプログラム等を記憶する記憶領域である。パターン画像記憶部122は、真正の電子透かしパターンEPのパターン画像を基準パターン画像STとして記憶する記憶領域である。
読取部130は、チケット1に記録された電子透かしパターンEPの読取装置であり、赤外線カメラにより構成される。利用者がチケット1の裏側(Z2側)を、読取部130の読み取りエリア(不図示)にかざすことにより、電子透かしパターンEPの読み取りが開始される。読取部130は、チケット1の第2サーマル層13が設けられた側の面に赤外線を照射して、第2サーマル層13に記録された電子透かしパターンEPをパターン画像として取得する。
タッチパネルディスプレイ140は、液晶パネル等の表示部としての機能及び利用者の指等によるタッチ入力を検出する入力部としての機能を有する装置である。
なお、図示していないが、真贋判定装置100は、上述した各部のほかに、例えば、通信インターフェースを備えている。通信インターフェースは、サーバ(不図示)との間で通信を行うためのインターフェース機器である。
<真贋判定処理>
次に、真贋判定装置100で実行される真贋判定プログラムの処理内容を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
図5は、真贋判定装置100の制御部110で実行される真贋判定プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すステップS10において、制御部110は、読取部130を起動させる。
ステップS11において、制御部110(画像受付部111)は、利用者が読取部130にかざしたチケット1の第2サーマル層13(図2参照)が設けられた側の面に赤外線を照射して、第2サーマル層13に記録された電子透かしパターンEPを検査パターン画像EXとして取得する。ステップS11で取得された検査パターン画像EXは、記憶部120の所定領域に一時的に記憶される。
ステップS12において、制御部110(判定部112)は、記憶部120のパターン画像記憶部122に記憶されている基準パターン画像STを読み出す。
ステップS13において、制御部110は、ステップS11で取得された検査パターン画像EXとステップS12で取得した基準パターン画像STとを照合して、利用者が読取部130にかざしたチケット1の真贋を判定する。ここで、制御部110は、検査パターン画像EXと基準パターン画像STとが一致する場合、チケット1を真券と判定する(YES)。また、制御部110は、検査パターン画像EXと基準パターン画像STとが一致しない場合、チケット1を偽券と判定する(NO)。
ステップS13において、制御部110により、チケット1が真券と判定された場合、処理は、ステップS14へ移行する。一方、ステップS13において、制御部110により、チケット1が偽券と判定された場合、処理は、ステップS15へ移行する。
ステップS14(ステップS13:YES)において、制御部110は、チケット1が真券であることが確認されたメッセージ(真券確認メッセージ)を、タッチパネルディスプレイ140に表示させる。ステップS14の後、制御部110は、本フローチャートの処理を終了する。なお、ステップS14の後、制御部110は、チケット1が真券であることを、例えば、改札機(不図示)に通知する。これにより、改札機の扉が開状態となるか又は開状態が維持される。
ステップS15(ステップS13:NO)において、制御部110は、チケット1が偽券であることを知らせるエラーメッセージを、タッチパネルディスプレイ140に表示させる。ステップS15の後、制御部110は、本フローチャートの処理を終了する。なお、ステップS15の後、制御部110は、チケット1が偽券(チケット1F)であることを、例えば、改札機に通知する。これにより、改札機の扉は閉状態となるか又は閉状態が維持される。なお、電子透かしパターンEPは画像に限らず、例えば、コード(英数字等)であってもよい。その場合、チケットから読み取ったコードと正規のコードとを照合することにより、チケットの真贋を判定できる。
上述した第1実施形態のチケット1においては、電子透かしパターンEPをサーマルプリンタで記録できる。そのため、チケット1は、従来の一般的な券売機に設置されているサーマルプリンタを用いて、券面に電子透かしパターンEPを容易に記録できる。すなわち、第1実施形態のチケット1は、従来の一般的な券売機を使用しても発券できる。また、チケット1において、電子透かしパターンEPが記録された裏側(Z2側)を複写機により複製しても、複写機では、印刷層20の墨色と第2サーマル層13のサーマル印字により変色した墨色の部分との閾値差(階調差)を感知できない。そのため、複写物は、全面が黒色となり、電子透かしパターンを推定されにくく且つ複製されにくくなる。したがって、複製したチケット1Fの不正利用を効果的に抑制できる。
第1実施形態のチケット1は、印刷層20(図2参照)がCMYの混色インキにより形成されるため、裏側がカーボンブラックを含まない墨色となる。これによれば、チケット1の裏側は、一般的な黒色の磁気面とほぼ同じ色合いになるため、利用者に違和感を与えにくい。
第1実施形態のチケット1は、裏側に磁気データの記録面となる磁性層を形成する必要がないため、コストを低減できる。
第1実施形態のチケット1は、第2サーマル層13のZ2側に印刷層20が積層されるため、チケット1の裏側(Z2側)の耐候性を向上させることができる。
第1実施形態のチケット1は、裏側(Z2側)を読取部130の読み取りエリアにかざすことにより、電子透かしパターンEPが読み取られる。このように、第1実施形態のチケット1は、裏側に磁気データの記録面を有する従来式のチケットと同じ操作で読み取りができるので、利便性に優れている。また、第1実施形態のチケット1は、表側(Z1側)に図柄層30(地紋パターンPA)が形成されているため、チケット1の意匠性をより向上させることができる。
第1実施形態のチケット1は、裏側(Z2側)の全面に電子透かしパターンEPが記録されているため、裏側のどの部分からでも電子透かしパターンEPを読み取ることができる。
(第2実施形態)
<チケット2の構成>
図6は、第2実施形態に係るチケット2を説明する図である。図6は、チケット2を表側から見たときの平面図である。図7は、図6のb-b線断面図である。図8は、チケット2を構成する各部の平面図である。図8(A)は、印刷層40の平面図である。図8(B)は、図柄層30の平面図である。図8(C)は、第1サーマル層12の平面図である。
第2実施形態のチケット2は、支持体11の表側(Z1側)に2つの電子透かしパターン(EP1、EP2)を備える点が第1実施形態と相違する。第2実施形態のチケット2において、その他の構成は、第1実施形態と同じである。そのため、第2実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第2実施形態のチケット2は、図6に示すように、チケット2の表側(Z1側)に、券面情報IF、第1電子透かしパターンEP1、第2電子透かしパターンEP2及び地紋パターンPAが視認される。
チケット2は、図7に示すように、図柄層30のZ1側の面に、印刷層40が形成されている。印刷層40は、赤外線の吸収機能を有しない層であり、CMYの混色インキにより形成されている。印刷層40には、図8(A)に示すように、第1電子透かしパターンEP1が記録されている。第1電子透かしパターンEP1は、真正の電子透かしパターンではない偽の情報パターンである。第1電子透かしパターンEP1は、印刷層40に形成されているため、赤外線の吸収機能を有しない。なお、チケット2は、印刷層40に第1電子透かしパターンEP1が記録された状態で券売機に装填される。そのため、券売機において、チケット2を発券する際に。印刷層40を形成するためのオフセット印刷等は行われない。
チケット2の図柄層30には、図8(B)に示すように、縦横の短い線が格子状に配置されたパターン模様である地紋パターンPAが形成されている。第2実施形態において、図柄層30は、印刷層40と後述する第1サーマル層12との間に形成されている。なお、図柄層30は、印刷層40において支持体11と反対側(Z1側)の面に形成されていてもよい。
チケット2の第1サーマル層12には、図8(C)に示すように、券面情報IF及び第2電子透かしパターンEP2がサーマルプリンタにより記録されている。第2電子透かしパターンEP2は、真正の電子透かしパターンである。第2電子透かしパターンEP2は、チケット2の発券場所、日付、時間、管理番号等のチケット情報を表す二値の情報パターンである。第1サーマル層12への券面情報IFの記録及び第2電子透かしパターンEP2の記録は、券売機(不図示)においてチケット2を発券する際に行われる。
<チケット2の複製>
次に、チケット2が複製された場合について説明する。
図9は、チケット2を真贋判定装置100(図4参照)で読み取った場合に取得される画像を示す図である。図9(A)は、真正のチケット2(真券)から取得される検査パターン画像EXを示す図である。図9(B)は、複写機により複製されたチケット2F(偽券)から取得される検査パターン画像EXを示す図である。
なお、本実施形態において、利用者は、チケット2の表側(Z1側)を真贋判定装置100の読取部130にかざす。そのため、読取部130において、赤外線は、チケット2の表側に向けて照射される。
チケット2(真券)において、表側に形成された印刷層40は、赤外線の吸収機能を有しない層であるため、真贋判定装置100において、チケット1の表側(Z1側)に赤外線を照射しても、印刷層40の第1電子透かしパターンEP1は検出されず、図9(A)に示すように、第1サーマル層12に記録された第2電子透かしパターンEP2のみが検査パターン画像EXとして取得される。真贋判定装置100は、チケット2から取得された検査パターン画像EXと、記憶部120に記憶されている基準パターン画像STとを照合することにより、チケット1の真贋を判定する。なお、読取部130においては、第2電子透かしパターンEP2と共に券面情報IFも検出されるが、券面情報IFは、画像受付部111において除かれ、第2電子透かしパターンEP2のみが検査パターン画像EXとして取得される。
一方、チケット2(真券)の表側を複写機により複製すると、チケット2の支持体11から見て表側(Z1側)に形成された第1電子透かしパターンEP1、第2電子透かしパターンEP2及び券面情報IFが読み取られる。そのため、チケット2を複写することにより複製されたチケット2F(偽券)の表側は、図9(B)に示すように、第1電子透かしパターンEP1、第2電子透かしパターンEP2及び券面情報IFのすべてが画像として出現するので、真正の電子透かしパターンである第2電子透かしパターンEP2を推定されにくく且つ複製されにくくなる。また、チケット2を複製したとしても、真贋判定装置100の読取部130(図4参照)で読み取ると、複製したチケット2Fの検査パターン画像EXには、偽の第1電子透かしパターンEP1と真正の第2電子透かしパターンEP2とが混在して映り込むことになる。これにより、図5に示す真贋判定処理のステップS13において、検査パターン画像EXと基準パターン画像STとが一致しなくなるため、複製のチケット2Fは、偽券と判定される。したがって、複製したチケット2Fの不正利用を効果的に抑制できる。
上述した第2実施形態のチケット2においては、真正の第2電子透かしパターンEP2をサーマルプリンタで記録できる。そのため、チケット2は、従来の一般的な券売機に設置されているサーマルプリンタを用いて、券面に真正の第2電子透かしパターンEP2を容易に記録できる。すなわち、第2実施形態のチケット2は、従来の一般的な券売機を使用しても発券できる。
第2実施形態のチケット2において、第2電子透かしパターンEP2が記録された表側(Z1側)を複写機により複製すると、複製されたチケット2F(偽券)の表側には、偽の電子透かしパターンである第1電子透かしパターンEP1と第2電子透かしパターンEP2とが混在するため、真正の第2電子透かしパターンEP2を推定しにくくなる。また、第2実施形態のチケット2は、第1サーマル層12と印刷層40との間に図柄層30(地紋パターンPA)が形成されているため、チケット2の意匠性をより向上させることができる。
第2実施形態のチケット2において、2つの電子透かしパターンを異なる濃度としてもよい。
図10は、第2実施形態の他の構成における各部の平面図である。図10(A)は、印刷層40の平面図である。図10(B)は、第1サーマル層12の平面図である。図10(C)は、複製されたチケット2F(偽券)から取得された検査パターン画像EXを示す図である。図11は、図10のc-c線断面図である。
本構成のチケット2は、図10(A)に示す印刷層40に記録されている第1電子透かしパターンEP1のパターン密度を、図10(B)に示す第1サーマル層12に記録されている第2電子透かしパターンEP2のパターン密度よりも高くしている。
すなわち、図11に示すように、印刷層40には、偽の電子透かしパターンであって、パターン密度が高い第1電子透かしパターンEP1が記録されている。また、第1サーマル層12には、真正の電子透かしパターンであって、パターン密度が第1電子透かしパターンEP1よりも相対的に低い第2電子透かしパターンEP2が記録されている。なお、図11では、上記2層におけるパターン密度の差を分かり易くするために、2層の間に設けられた図柄層30をドットで示している。
本構成のチケット2から複製されたチケット2F(偽券)を、赤外線カメラで読み取ることにより取得される検査パターン画像EXは、図10(C)に示すように、偽の電子透かしパターンである第1電子透かしパターンEP1が、真正の電子透かしパターンである第2電子透かしパターンEP2よりも多く映り込んだパターン画像となる。そのため、本構成によるチケット2は、真正の第2電子透かしパターンEP2を推定しにくく且つ複製されにくくなる。
なお、上述した第2実施形態の他の構成においては、偽の電子透かしパターンである第1電子透かしパターンEP1のパターン密度を真正の第2電子透かしパターンEP2のパターン密度よりも高く(EP1>EP2)した例について説明したが、これに限らず、第1電子透かしパターンEP1のパターン密度と第2電子透かしパターンEP2のパターン密度は、逆(EP1<EP2)であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
第1実施形態のチケット1において、第2サーマル層13及び印刷層20を、支持体11の表側(Z1側)に形成してもよい。その場合、印刷層20を全面に形成すると券面が見えなくなるため、印刷層20は、例えば、台紙10の長手方向(Y方向)又は短手方向(X方向)の一方の端部に帯状に形成する。また、電子透かしパターンEPが記録される第2サーマル層13は、少なくとも一部が印刷層20により覆われるように形成されていればよい。
第2実施形態のチケット2において、第1電子透かしパターンEP1が記録される印刷層40及び第2電子透かしパターンEP2が記録される第1サーマル層12を、支持体11の表側(Z1側)に部分的に形成してもよい。例えば、台紙10の長手方向(Y方向)又は短手方向(X方向)の一方の端部に帯状に形成してもよい。
第2実施形態のチケット2において、第1電子透かしパターンEP1及び第2電子透かしパターンEP2は、支持体11の裏側(Z2側)に形成されていてもよい。
第2実施形態のチケット2において、第2サーマル層13(図7参照)の代わりに、磁気データの記録面を形成してもよい。その場合、赤外線カメラ(読取部130)を備えた改札機だけでなく、従来の磁気読み取り式の改札機にも対応させることができる。また、支持体11の裏側(Z2側)に第2サーマル層13を設けない構成としてもよい。
本発明に係る情報記録体において、印刷層、サーマル層への印刷又は印字は、各種の方式を用いることができる。例えば、熱転写リボン、インクジェットプリンタ、トナープリンタ、オフセット印刷、グラビア印刷、凹版印刷、シルクスクリーン印刷、フレキソ印刷等を用いることができる。また、印刷層、サーマル層の印刷方式又は印字方式は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、第2実施形態において、偽の電子透かしパターンである第1電子透かしパターンEP1を赤外線非吸収インキにて印刷し、真正の電子透かしパターンである第2電子透かしパターンEP2を、台紙となる上質紙に黒リボンの転写により印字してもよい。黒リボンによる転写は、上質紙の上に黒リボンが配置され、その上からサーマルヘッドで熱をかける方式である。この方式で黒リボンが転写された部分は、赤外線の吸収能力を発現する。
本発明に係る情報記録体において、赤外線の吸収機能を有する黒色の転写リボンを発券機に設置しておき、電子透かしパターンを、転写方式で支持体(台紙)に印字するようにしてもよい。このような形態とした場合、台紙にサーマル層を形成しなくてもよい。
本発明に係る情報記録体は、鉄道等の乗り物のチケットに限らず、社員証等として用いられるID証であってもよいし、ゲームで使用するカード媒体であってもよい。また、カード媒体だけでなく、チケット等の、それ自体に金銭的な価値を有していて、複製品は金銭的な価値を持たない紙媒体等の印刷物であってもよいし、セキュリティ保護のためのラベル等であってもよい。
1,1F,2,2F:チケット、10:台紙、11:支持体、12:第1サーマル層、13:第2サーマル層、20,40:印刷層、30:図柄層、100:真贋判定装置、110:制御部、111:画像取得部、112:判定部、120:記憶部、130:読取部

Claims (1)

  1. 基材と、
    前記基材の少なくとも一方の面に積層され、加熱された部分が変色すると共に、その変色した部分に赤外線の吸収機能が発現するサーマル層と、
    前記サーマル層において前記基材とは反対側の面の少なくとも一部に積層され、赤外線の吸収機能を有しない印刷層と、
    を備える情報記録体。
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