JP2022183727A - ルアーおよびルアーの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熟練の技術を要することなく、より効果的に魚をおびき寄せることができるルアー、およびルアーの製造方法を提供する。【解決手段】ルアー1は、ルアー本体3と、ルアー本体3の一端側に配設された釣糸連結部5と、ルアー本体3の他端側に配設された釣針連結部7とを備え、ルアー本体3の第2平面3bおよび第1平面3aのうち、第2平面3bに凹部9を備えており第1平面3aは全体に平坦である。ルアー本体3の両側面のうち一方に凹部9を配設することにより、ラインLNを単純に牽引する操作によって、ルアー1は水中において集魚効果が高いアクションを示すことができる。【選択図】図2

Description

本発明は、魚釣りに用いられるルアーおよびルアーの製造方法に関する。
一般に、魚釣りに用いられるルアーとして、魚体を模したルアー本体の腹部または尾部などにフックアイが設けられ、当該フックアイにフックを接続したものが用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2020-031541号公報
しかしながら、上記従来の構成では次のような問題がある。すなわち、従来のルアーでは水中において釣りの対象となる魚を効果的におびき寄せるような動作をさせることが難しく、釣りの対象となる魚を効果的におびき寄せるためにはルアーの使用者に熟練された技術が要求される。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、熟練の技術を要することなく、より効果的に魚をおびき寄せることができるルアーおよびルアーの製造方法を提供することを主たる目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち本発明に係るルアーは、ルアー本体と、前記ルアー本体の一端側に設けられた釣糸連結部と、前記ルアー本体の他端側に設けられた釣針連結部と、を備え、前記ルアー本体は、対向する第1平面および第2平面を有する板状体であり、前記第1平面は全体に平坦であり、前記第2平面は凹部が形成されていることを特徴とするものである。
(作用・効果)この構成によれば、ルアー本体は対向する第1平面および第2平面を有する板状体であり、前記第1平面は全体に平坦であり、前記第2平面は凹部が形成されている。このようなルアーは水中において牽引される際に、凹部が形成されている第2平面側に受ける水流抵抗と、全体に平坦である第1平面側に受ける水流抵抗とは大きさが異なることとなる。また、凹部の側面および底面に水流が干渉することによって凹部の近傍で渦状の水流が発生しやすくなり、凹部を有する側面に付与される水流抵抗の大きさは当該渦状の水流に起因して不規則なものとなる。
このような、第1平面および第2平面が受ける水流抵抗の差と、凹部が形成されている第2平面に作用する不規則な水流抵抗とによって、ルアーは不規則に揺動する動きをとる。当該揺動する動きにより、ルアーの集魚効果が向上する。よって、ルアーを牽引するという単純な操作によって、熟練技術を要することなく釣りの対象となる魚を効果的におびき寄せることができる。
また、上述した発明において、前記釣糸連結部および前記釣針連結部を含む面を挟んで、前記凹部が形成されている前記第2平面側の重量が、前記第1平面側の重量よりも重くなるように構成されていることが好ましい。
(作用・効果)この構成によれば、釣糸連結部および釣針連結部を結ぶ面を挟んで、凹部が形成されている第2平面側における重量が第1平面側における重量よりも重くなるように構成されている。そのためルアーの牽引を中断させることにより、ルアーは水中において、凹部が設けられている第2平面が確実に水底を向く体勢となる。凹部が下向きになる姿勢となることによって、凹部に対して水底から水面に向かう方向に水流抵抗が作用するので、ルアーが水中で沈む速度を低減できる。
速やかに沈む動きは死んでいる餌のアクションに類似する一方で、ゆっくりと沈む動きは衰弱している餌のアクションに類似する。そのため、ルアーが沈む速度を低減させることにより、ルアーの動きは衰弱している餌に類似した動きとなるので、ルアーの牽引を中断してルアーを水中に静置させる場合においてもルアーの集魚効果をさらに向上できる。
また、上述した発明において、前記釣糸連結部および前記釣針連結部を結ぶ面を挟んで、前記凹部が形成されている前記第2平面側の厚みが、前記第1平面側の厚みよりも厚くなるように構成されていることが好ましい。
(作用・効果)この構成によれば、釣糸連結部および釣針連結部を結ぶ面を挟んで、第2平面側の厚みが第1平面側の厚みよりも厚くなるように構成されているので、ルアーの牽引を中断することにより、ルアーは水中において、凹部が設けられている第2平面側が下向きになる姿勢をとる。そのため、ルアーの牽引を中断している場合においてもルアーの集魚効果を確実に向上できる。また、第1平面側と第2平面側の厚みを異ならせることで第2平面側に重心を偏らせる構成となるので、第1平面側と第2平面側とを異なる材料で構成させる必要がない。従って、ルアー本体の構成をより単純化させつつルアーの集魚効果を向上できる。
また、上述した発明において、前記第2平面において前記凹部を平面視した面積は、前記凹部を含む前記第2平面の全面積の20%以上80%以下であることが好ましい。
(作用・効果)この構成によれば、第2平面において十分に広い範囲に凹部が形成されるので、水中において凹部に作用する水流抵抗は十分に大きなものとなる。そのため、ルアーは水中において確実に揺れた動きをするのでルアーに対する集魚効果を確実に向上できる。
また、上述した発明において、前記釣糸連結部および釣針連結部を結ぶラインに沿って前記凹部の幅は略一定であることが好ましい。
(作用・効果)この構成によれば、凹部の幅は略一定であるので、釣糸連結部および釣針連結部を結ぶラインに沿って水流抵抗を一定に保つことができる。
また、上述した発明において、前記釣糸連結部および釣針連結部を結ぶラインに沿って前記凹部の幅は前記釣糸連結部側が幅広であり、前記釣針連結部側に向かって次第に幅が狭くなっていることが好ましい。
(作用・効果)この構成によれば、凹部の幅は釣糸連結部側が幅広であるので、釣糸連結部に水流抵抗を大きくできる。そのため、釣糸連結部側でルアーの動きをより大きくすることができる。
また、上述した発明において、前記釣糸連結部および釣針連結部を結ぶラインに沿って前記凹部の幅は前記釣針連結部側が幅広であり、前記釣糸連結部側に向かって次第に幅が狭くなっていることが好ましい。
(作用・効果)この構成によれば、凹部の幅は釣針連結部側が幅広であるので、釣針連結部に水流抵抗を大きくできる。そのため、釣針連結部側でルアーの動きをより大きくすることができる。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとってもよい。
すなわち、本発明に係るルアーを製造するルアーの製造方法であって、前記第1平面を有する第1の板状部材と、前記釣糸連結部および前記釣針連結部を備える中板状部材と、前記第2平面を有し、前記凹部の相当する大きさである孔部が形成されている第2の板状部材とを順に積層させる積層過程と、前記積層過程によって積層された前記第1の板状部材、前記中板状部材、および前記第2の板状部材を溶接して一体化させることにより前記凹部を備える前記ルアー本体を形成させる本体形成過程と、を備えることを特徴とするものである。
(作用・効果)この構成によれば、第1平面を有する第1の板状部材と、釣糸連結部および釣針連結部を備える中板状部材と、凹部の相当する大きさである孔部が形成されている第2の板状部材との3つの板状部材を積層させて一体化させることよりルアーを製造できる。このような製造方法ではルアーの製造に金型を必要としないので、ルアーの製造に要するコストおよび時間を大きく低減できる。またルアーの設計変更を行う場合、3つの板状部材のいずれかを変更させることで当該設計変更を実現できる。すなわちルアー全体を変更する必要がないので設計変更に要するコストおよび時間も低減することが可能となる。
本発明に係るルアーおよびルアーの製造方法によれば、ルアー本体は互いに対向する第1平面および第2平面を有する板状体であり、前記第1平面は全体に平坦であり、前記第2平面は凹部が形成されている。このようなルアーは水中において牽引される際に、凹部が形成されている第2平面側に受ける水流抵抗と、全体に平坦である第1平面側に受ける水流抵抗とは大きさが異なることとなる。また、凹部の側面および底面に水流が干渉することによって凹部の近傍で渦状の水流が発生しやすくなり、凹部を有する側面に付与される水流抵抗の大きさは当該渦状の水流に起因して不規則なものとなる。
このような、第1平面および第2平面が受ける水流抵抗の差と、凹部が形成されている第2平面に作用する不規則な水流抵抗とによって、ルアーは不規則に揺動する動きをとる。当該揺動する動きにより、ルアーの集魚効果が向上する。よって、ルアーを牽引するという単純な操作によって、熟練技術を要することなく釣りの対象となる魚を効果的におびき寄せることができる。
実施例に係るルアーの全体構成を示す斜視図である。 実施例に係るルアーの全体構成を示す平面図である。 実施例に係るルアーの全体構成を示す正面図である。 実施例に係るルアーを構成する、各々の部材の構成および位置関係を示す斜視図である。 実施例に係るルアーを構成する、各々の部材の構成および位置関係を示す正面図である。 実施例に係るルアーの製造工程について、ステップS1におけるルアーの状態を示す正面図である。 実施例に係るルアーの製造工程について、ステップS2におけるルアーの状態を示す正面図である。 ラインを牽引している場合における、実施例に係るルアーの状態を示す図である。 ラインの牽引を停止している場合における、実施例に係るルアーの状態を示す図である。 ラインを牽引している場合における、従来例に係るルアーの状態を示す図である。 ラインの牽引を停止している場合における、従来例に係るルアーの状態を示す図である。 変形例に係るルアーの構成を示す縦断面図である。 変形例に係るルアーの構成を示す平面図である。(a)はフロントバランス型のルアーを示す図であり、(b)はリアバランス型のルアーを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は実施例に係るルアー1の斜視図であり、図2はルアー1の平面図であり、図3はルアー1の正面図である。なお以下の図において、ルアー1の前後方向をx方向とする。さらに、ルアー1の幅方向(上下方向)をy方向とし、ルアー1の厚み方向(左右方向)をz方向とする。
実施例に係るルアー1は、ルアー本体3と、ルアー本体3の一端側に設けられた釣糸連結部(ラインアイ)5と、ルアー本体3の他端側に設けられた釣針連結部(フックアイ)7とを備えている。ルアー本体3は、互いに対向する第2平面3bおよび第1平面3aを有する板状体である。ルアー本体3は、釣りの対象である魚にとって餌となる生物に類似する形状を有している。ルアー本体3を構成する材料として、鉄または鉛を例とする金属の他、合成樹脂などが挙げられる。本実施例において、ルアー本体3は鉄で構成されている。なお図1は、ルアー本体3の第2平面3bを上側に向けた状態を示しており、ルアー本体3の第1平面3aを下側に向けた状態を示している。そして図3に示されるルアー1は、ルアー本体3の下面を正面側に向けた状態となっている。
釣糸連結部5はルアー本体3の前部(頭部)に配設されている。釣糸連結部5にはライン(リーダー糸)LNが繋がれる。釣針連結部7はルアー本体3の後部(尾部)に配設されている。釣針連結部7には図示しないフックが取り付けられる。
本発明に係るルアー1の特徴として、ルアー本体3の第1平面3aは全体に平坦であり、第2平面3bに凹部9が形成されている。本実施例において、凹部9は、釣糸連結部5および釣針連結部7を結ぶラインに沿って凹部9の幅が略一定になっている。第2平面3bにおいて凹部9が形成される範囲の広さ(凹部9を平面視した面積)は、凹部9を含む第2平面3bの全面積の10%以上90%以下であることが好ましく、20%以上80%以下であることがより好ましい。また凹部9の深さF1の好ましい例として、ルアー本体3の厚みの30%以上70%以下が挙げられる。
ルアー本体3は、第1平面3aの前部および第2平面3bの前部に装飾部11を備えている。装飾部11は、釣りの対象となる魚の餌(一例として小魚)の目を模した外見を有している。ルアー1の使用者は装飾部11を視認することにより、ルアー本体3の前部と後部とを容易に区別できる。なお図1などにおいて、ルアー1の前方向(進行方向)を符号K1で示している。
ルアー本体3の前部および後部には、傾斜面13が形成されている。傾斜面13が形成されることにより、ルアー本体3は正面視において流線状に近い形状となるので、ルアー1の進行方向における水流の抵抗を低減できる。
ルアー本体3は、厚み方向(z方向)について、凹部9が形成されている第2平面3bの側に重心が偏るように構成されている。本実施例では図3に示すように、釣糸連結部5および釣針連結部7を含む平面Pを境界面として、ルアー本体3のうち第2平面3bの側の部分の厚みS1が、ルアー本体3のうち第1平面3aの側の部分の厚みS2よりも厚くなるように構成されている。このようにルアー本体3の重心を偏らせることにより、ルアー1は水中においてラインLNを弛ませたときに、凹部9が形成されている第2平面3b側が下向きとなった姿勢になり易くなる。
<ルアーの製造工程>
ここで、実施例に係るルアー1を製造する工程について説明する。本実施例では図4および図5に示すように、第1の板状部材21と中板状部材22と第2の板状部材23とを用いてルアー1を製造する。本実施例において、第1の板状部材21と中板状部材22と第2の板状部材23とは、それぞれ鉄で構成されているものとする。
第1の板状部材21は、ルアー本体3のうち第1平面3aの側の部分を構成するものである。図4などに示すように、第1の板状部材21の上面は平坦な形状となっており、第1部材21の下面の形状は第1平面3aと同じ形状となっている。すなわち、第1の板状部材21の下面には装飾部11および傾斜面13が設けられている。
中板状部材22は、ルアー本体3のうちz方向における中央部を構成するものであり、平面Pを含む薄板状の部材である。中板状部材22は上面27および下面がいずれも平坦な形状となっている。中板状部材22の前部には釣糸連結部5が配設されており、中板状部材22の後部には釣針連結部7が配設されている。
第2の板状部材23は、ルアー本体3のうち第2平面3bの側の部分を構成するものである。第2の板状部材23の下面は平坦な形状となっており、第2の板状部材23の上面の形状は第2平面3bと同じ形状となっている。すなわち、第2の板状部材23の上面には装飾部11および傾斜面13が設けられている。また、第2の板状部材23の中央部には貫通孔25が設けられている。貫通孔25の大きさおよび位置は、凹部9の大きさおよび位置に相当する。なお本実施例において、第2の板状部材23の厚さは凹部9の深さF1に相当する。第2の板状部材23の厚さF1は、また第1の板状部材21の厚さF2よりも厚くなるように構成される。
本実施例に係るルアー1の製造方法は、第1の板状部材21と中板状部材22と第2の板状部材23とを順に積層させる工程と、第1の板状部材21と中板状部材22と第2の板状部材23とを溶接して一体化させる工程とを備えている。積層させる工程では図4ないし図6に示すように、第1の板状部材21と中板状部材22と第2の板状部材23とを順に積層させる(ステップS1)。すなわち第1の板状部材21の上に中板状部材22を積層させ、さらに中板状部材22の上に第2の板状部材23を積層させる。
第1の板状部材21と中板状部材22と第2の板状部材23とを順に積層させた後、積層された3つの部材を一体化させる(ステップS2)。一体化させる工程の一例として、高熱による溶接が挙げられる。溶接を行うことにより、第1の板状部材21と中板状部材22と第2の板状部材23との各々の部材は一体化してルアー本体3が形成される。
中板状部材22と第2の板状部材23とが一体化することにより、第2の板状部材23に設けられている貫通孔25と中板状部材22の上面27とによって凹部9が形成される。すなわち貫通孔25の内周面が凹部9の内周面となり、中板状部材22の上面27が凹部9の底面となる。3つの部材を積層させるステップS1と、3つの部材を一体化させるステップS2とにより凹部9を一方の平面(第2平面3b)に備えるルアー1が製造される。
第1の板状部材21と中板状部材22と第2の板状部材23との3つの部材を積層させて各部材を一体化させることによってルアー1を製造する場合、溶融鉛を金型に流し込んでルアー1を製造するときのような鋳造用金型を必要としない。そのため、ルアー1の製造に要するコストおよび時間を大きく低減できる。また、ルアー1の形状を変更する場合、第1の板状部材21と中板状部材22と第2の板状部材23とのうちの一部を変更することで足りる。
一例として凹部9の形状を変更する場合、第2の板状部材23の貫通孔25の形状を変更すればよく、第1の板状部材21と中板状部材22とについては既存の構成を流用できる。釣糸連結部5または釣針連結部7の形状や配置を変更する場合は中板状部材22のみを変更することで設計変更を実現できる。このように、複数の部材を積層させて一体化させる製造方法を採用することにより、ルアー1の形状変更に要するコストおよび時間を大きく低減できる。
ここで、ルアー1が凹部9を備えることによる効果について、図8ないし図11を用いて説明する。なお図8ないし図11において、ルアー1は縦断面図を用いるものとする。
図8は、実施例に係るルアー1を水中に沈め、釣糸連結部5に繋げられているラインLNを牽引している状態を示している。ルアー1の使用者がラインLNを牽引することにより、ルアー1は釣糸連結部5が配設されているルアー本体3の前部を水面WA側に向け、ルアー本体3の後部を水底WB側に向けた姿勢となる。なおラインLNを牽引する方向を符号Tで示している。
図8に示すようなラインLNを牽引している状態において、ルアー1は凹部9を一方の平面(第2平面3b)に備えることにより集魚効果の高い動作を行うことができる。すなわち、凹部9が備えられていない第1平面3aは、平坦な形状を備える。そのため第1平面3aの側を通る水流R1は乱れることなく速やかに第1平面3aを伝って直線状に流れ、ルアー本体3の傍を通過する。すなわち第1平面3aの側を通る水流R1がルアー1に加える水流抵抗は比較的小さい。
その一方で、第2平面3bの側を通る水流R2は、凹部9に引き込まれるような流れとなるので水流R1と比べて乱れた流れとなる。すなわち水流R2は、直線状に流れる水流R1と異なる軌跡の流れとなる。また、水流R2は凹部9の底面を押すような流れとなるので、水流R2がルアー1に与える水流抵抗は比較的大きい。さらに、第2平面3bの側を通る水流のうち一部は符号R3で示されるように、凹部9の底面と凹部9の側面とに干渉することによって渦状の流れとなる。渦状の流れとなった水流R3は不規則なタイミングで第2平面3bに水流抵抗を付与することとなる。
このように、第2平面3bに加わる水流抵抗と第1平面3aに加わる水流抵抗とが異なること、および特に第2平面3bに加わる水流抵抗の大きさが不規則に変化することにより第1平面3aと第2平面3bとの間で不規則な圧力差が発生し、ルアー1は符号V1で示すように、厚み方向であるz方向について不規則に揺れるように動くこととなる。不規則に揺れるような動きV1は生きている餌の動きに類似しているので、釣りの対象となる魚はより確実にルアー1に集まることとなる。よって、使用者はルアー1をラインLNで牽引するという単純な動作によって、より集魚効果が高い動きV1を実現できる。
次に、ラインの牽引を停止した場合におけるルアー1の動きについて説明する。図9は、ラインLNに対する牽引を中断している状態を示している。ラインLNの牽引を停止することにより、釣糸連結部5を作用点としてルアー1を水面WAへ牽引する力がなくなるので、ルアー1は水平に近い姿勢をとり、ルアー1の自重によって徐々に沈んでいく。
ルアー1のルアー本体3は、釣糸連結部5および釣針連結部7を通る平面Pを境界として、凹部9が配設されていない第1平面3a側の厚さS2よりも、凹部9が配設されている第2平面3b側の厚さS1が厚くなるように構成されている。すなわち、平面Pを境界として、第1平面3aの側よりも凹部9を有する第2平面3bの側に重心が偏った構造となっている。そのためルアー1が水中で水平姿勢をとる場合、重心の偏りに起因して第2平面3bの側が下向きとなる。そのため、ルアー1は凹部9の開口部が水底WB側を向いている状態で徐々に沈むこととなる。
ルアー1の凹部9を水底WB側に向けた状態とすることにより、ルアー1が水中で沈む速度を低減させることができる。すなわち、平坦面または流線形状の面と比べて、凹部9は水の抵抗をより大きく受ける。そのため凹部9を下方へ向ける姿勢とすることにより、水底WBから水面WAへ向かう水流抵抗がより大きくなるので、ルアー1が水中へ沈む速度は水面WAへ向かう当該水流抵抗によって低減する。
さらに、水底WBから水面WAへ向かう水流の一部は符号R4で示すように、凹部9の底面と凹部9の側面とに干渉することによって渦状の流れとなる。凹部9を備えることに起因して発生する渦状の水流R4により、ルアー1が水中へ沈む速度はさらに低減する。そのためラインLNの牽引を停止すると、符号Gaで示すように、凹部9を備えるルアー1はゆっくりと揺れながら水底WBへ沈むような動きとなる。
ゆっくりと揺れながら水底WBへ沈むルアー1の動きは、衰弱している餌の動きに似ている。すなわち衰弱している餌であるかのような動きをルアー1にさせることによって、ルアー1の集魚効果をより高めることができる。
このように、本実施例に係るルアー1では一方の平面に凹部9を配設することにより、ラインLNを牽引させるという単純な操作によってルアー1を変則的に揺動させることができるので、当該変則的な揺動により生きている餌のようなアクションを実現させ、ルアー1の集魚効果を向上できる。
さらに、ルアー1のルアー本体3において、凹部9が配設されている第2平面3bの側を第1平面3aの側より厚い構造とすることにより、ラインLNを牽引していない場合においてルアー1がゆっくりと沈むような動きを実現できる。当該ゆっくりと沈む動きは衰弱している餌の動きに類似するため、ルアー1に対する集魚効果をさらに向上できる。
図10および11は、従来のルアー101の動きを説明する図である。一般的にルアーはより忠実に餌の形状を再現させるので、従来のルアー101は両面ともに平坦形状または流線形状となっている。そのためルアー101に接続されているラインLNを牽引する場合、図10に示すように、ルアー101のルアー本体103の一方面103aの傍を流れる水流Raと、本体部103の他方面103bの傍を流れる水流Rbとはほぼ同じ速度で直線状に流れる。
よって、水流Raがルアー101の一方面103aに付与する水流抵抗と水流Rbが他方面103bに付与する水流抵抗とはほぼ等しい。その結果、ルアー101は厚み方向に揺動することなく、ラインLNが牽引される方向Tへ直線状に引かれる動きとなる(符号V2を参照)。このような単調な動きは餌の動きに類似していないので魚の興味を引きにくい。そのため、従来のルアー101を用いてラインLNを牽引するという操作では集魚効果を高めることは困難である。
また、従来のルアー101を用いてラインLNの牽引を中断すると、図11に示すようにルアー101は水底WBに向けて沈降を開始する。このとき、下向きとなっているルアー101の側面は平坦形状または流線形状であるので、水流R5の抵抗は比較的小さい。従って、符号Gbで示すようにルアー101は速やかに水底WBへ沈んでいく。比較的速く沈むという動きは死んでいる餌のアクションに類似しているので、ラインLNの牽引を中断している状態においてもルアー101の集魚効果を高めることが困難となる。従来のルアー101を用いて生きている餌の動きを実現するには、釣り竿およびリールなどを変則的に操作してルアー101に複雑な動作を与える必要がある。このような操作には熟練の技術を要するので、従来のルアー101では集魚効果を十分に向上させることが困難である。
その一方で本実施例に係るルアー1を使用する場合、使用者はラインLNを牽引させる操作とラインLNの牽引を中断する操作とを繰り返すという単純な操作によって、ルアー1に衰弱した餌であるかのような動きをさせることができる。従って、熟練した技術を要することなくルアー1の集魚効果を大きく向上できる。
<他の実施形態>
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。例として、本発明は下記のように変形実施することができる。
(1)実施例において、平面視における凹部9の形状は図1に示されるような凹部9の幅が略一定のものに限ることはなく、矩形状、円形状、楕円形状、多角形状など適宜変更してよい。また凹部9の数は1つに限ることはなく、複数配設してもよい。
(2)実施例において、釣糸連結部5および釣針連結部7を通る平面Pを境界として第2平面3bの側の厚さS1を第1平面3aの側の厚さS2より厚くすることによって、凹部9が配設されている第2平面3b側が水中で下向きとなる構成を実現しているがこれに限られない。すなわち、第1平面3aの側と比べて、凹部9が配設されている第2平面3bの側にルアー本体3の重心が偏るような構成であれば、凹部9が配設されている第2平面3b側が水中で下向きとなる構成を実現できる。
凹部9が配設されている第2平面3bの側にルアー本体3の重心が偏るような構成の一例として、図12に示すように錘31をルアー本体3の第2平面3bの側に埋設する構成が挙げられる。錘31を第2平面3bの側に埋設することにより、第2平面3bの側の厚さS1と第1平面3aの側の厚さS2とが等しい場合であっても凹部9を備える第2平面3bの側にルアー本体3の重心を偏らせることができる。
また、第2平面3b側の構成材料を第1平面3a側の構成材料より比重が高い材料とすることによっても、第2平面3b側にルアー本体3の重心を偏らせることができる。この場合、第1部材21には比重が小さい材料を用い、第3部材23には比重が大きい材料を用いることでルアー本体3の重心が凹部9の側に偏ったルアー1を製造できる。
(3)実施例において、ルアー本体3の第2平面3bの側に凹部9が形成されたルアー1を例にとって説明したが、ルアー1の両側面のうち第1平面3aの側に凹部9が形成されていてもよい。この場合、平面Pを境界として第1平面3a側にルアー本体3の重心が偏った構成とすることにより、熟練技術を要することなく集魚効果が高いルアー1を実現できる。
(4)実施例において、ルアー1のルアー本体3は図2などに示すように前後方向に対称であり中央部において幅広となっているセンターバランス型の形状を有しているがこれに限られない。図13(a)に示すように、ルアー本体3の前部側が幅広となっているフロントバランス型のルアー1であってもよい。また図13(b)に示すように、ルアー本体3の後部側が幅広となっているリアバランス型のルアー1であってもよい。
(5)実施例において、平面視における凹部9の形状は、釣糸連結部5と釣針連結部7とを結ぶラインに沿って幅が一定である構成を例示したがこれに限られない。一例として図13(a)に示すように、釣糸連結部5と釣針連結部7とを結ぶラインに沿って、凹部9aの幅は釣糸連結部5側が幅広であり、釣針連結部7側に向かって次第に幅が狭くなっていてもよい。また逆に図13(b)に示すように、釣糸連結部5と釣針連結部7とを結ぶラインに沿って、凹部9bの幅は釣針連結部7側が幅広であり、釣糸連結部5側に向かって次第に幅が狭くなっていてもよい。
(6)実施例において、釣糸連結部5はルアー1の前部に配設された例をとって説明したが、釣糸連結部5および釣針連結部7が配設される位置は適宜変更してよい。一例としてルアー本体3の後端部に釣糸連結部5を配設し、ルアー本体3の前端部に釣針連結部7を配設してもよい。また、釣針連結部7が配設される数についても適宜変更してよい。一例として、ルアー本体3の後端部に加えてルアー本体3の腹部に釣針連結部7を配設してもよい。
(7)実施例において、第2の板状部材23は貫通孔25を備える構成を例にとって説明したが、第2の板状部材23に形成される孔部は貫通孔に限られない。すなわち、第2の板状部材23の厚さが凹部9の深さF1より厚い場合、第2の板状部材23は深さがF1である凹状孔部を形成させた構成であってよい。当該変形例において、凹状孔部は本発明における孔部に相当する。
1 … ルアー
3 … ルアー本体
3a … 第1平面
3b … 第2平面
5 … 釣糸連結部
7 … 釣針連結部
9 … 凹部
11 … 装飾部
13 … 傾斜面
21 … 第1の板状部材
22 … 中板状部材
23 … 第2の板状部材
25 … 貫通孔(孔部)
31 … 錘
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち本発明に係るルアーは、ルアー本体と、前記ルアー本体の一端側に設けられた釣糸連結部と、前記ルアー本体の他端側に設けられた釣針連結部と、を備え、前記ルアー本体は、対向する第1平面および第2平面を有する板状体であり、前記第1平面は凹部が形成されておらず、前記第2平面は凹部が形成されており、前記ルアー本体が水中で水平状態をとる場合に前記第2平面側が下向きになるよう、前記釣糸連結部および前記釣針連結部を含む面を境界として前記第1平面側よりも前記第2平面側に重心が偏るように構成されていることを特徴とするものである。

Claims (8)

  1. ルアー本体と、
    前記ルアー本体の一端側に設けられた釣糸連結部と、
    前記ルアー本体の他端側に設けられた釣針連結部と、
    を備え、
    前記ルアー本体は、
    対向する第1平面および第2平面を有する板状体であり、
    前記第1平面は全体に平坦であり、前記第2平面は凹部が形成されている
    ことを特徴とするルアー。
  2. 請求項1に記載のルアーにおいて、
    前記ルアー本体は、
    前記釣糸連結部および前記釣針連結部を含む面を挟んで、前記凹部が形成されている前記第2平面側の重量が、前記第1平面側の重量よりも重くなるように構成されている
    ことを特徴とするルアー。
  3. 請求項2に記載のルアーにおいて、
    前記ルアー本体は、
    前記釣糸連結部および前記釣針連結部を結ぶ面を挟んで、前記凹部が形成されている前記第2平面側の厚みが、前記第1平面側の厚みよりも厚くなるように構成されている
    ことを特徴とするルアー。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のルアーにおいて、
    前記第2平面において前記凹部を平面視した面積は、
    前記凹部を含む前記第2平面の全面積の20%以上80%以下である
    ことを特徴とするルアー。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のルアーにおいて
    前記釣糸連結部および釣針連結部を結ぶラインに沿って前記凹部の幅は略一定である
    ことを特徴とするルアー。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のルアーにおいて
    前記釣糸連結部および釣針連結部を結ぶラインに沿って前記凹部の幅は前記釣糸連結部側が幅広であり、前記釣針連結部側に向かって次第に幅が狭くなっている
    ことを特徴とするルアー。
  7. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のルアーにおいて
    前記釣糸連結部および釣針連結部を結ぶラインに沿って前記凹部の幅は前記釣針連結部側が幅広であり、前記釣糸連結部側に向かって次第に幅が狭くなっている
    ことを特徴とするルアー。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のルアーを製造するルアーの製造方法であって、
    前記第1平面を有する第1の板状部材と、前記釣糸連結部および前記釣針連結部を備える中板状部材と、前記第2平面を有し、前記凹部の相当する大きさである孔部が形成されている第2の板状部材とを順に積層させる積層過程と、
    前記積層過程によって積層された前記第1の板状部材、前記中板状部材、および前記第2の板状部材を溶接して一体化させることにより前記凹部を備える前記ルアー本体を形成させる本体形成過程と、
    を備えることを特徴とするルアーの製造方法。

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