JP2022177456A - 印刷用治具およびそれを備えたプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】直径が異なる円柱被印刷物の周面を印刷するときにおいて、制御の煩雑化を抑制する。【解決手段】印刷用治具60は、大径円柱被印刷物6Aを支持可能であり、第1間隔D11を空けて配置された第1、2シャフト73,75と、第1シャフト73または第2シャフト75を回転させる回転機構80と、第1シャフト73および第2シャフト75に対して上から着脱可能に支持され、小径円柱被印刷物6Bを支持可能な小径支持部材100とを備える。小径支持部材100は、本体101と、本体101に支持され、第1方向Yに延び、第1間隔D11よりも狭い第2間隔D12を空けて配置された第1、2軸部材103、105とを備える。第1軸部材103および第2軸部材105のうちの少なくとも一方は、第1シャフト73または第2シャフト75の回転に伴い回転可能に構成されている。【選択図】図6
Description
本発明は、印刷用治具およびそれを備えたプリンタに関する。詳しくは、少なくとも一部の外周形状が円柱状の円柱被印刷物を回転させながら印刷するために用いられる印刷用治具、および、印刷用治具を備えたプリンタに関する。
例えば特許文献1には、円筒形状を有する円筒被印刷物の表面に印刷する円筒被印刷物用の印刷装置が開示されている。この印刷装置は、回転可能に構成された第1の支持軸と、第1の支持軸と平行になるように並んで配置された第2の支持軸と、第1の支持軸と第2の支持軸との間隔、および、第1の支持軸および第2の支持軸の高さを調整する調整機構と、第1の支持軸および第2の支持軸の上方に配置され、インクを吐出する印刷ユニットと、を備えている。
円筒被印刷物の表面に対して印刷を行うとき、第1の支持軸と第2の支持軸との間に円筒被印刷物を上方から配置し、第1の支持軸と第2の支持軸とで円筒被印刷物を支持する。その後、第1の支持軸を回転させることで円筒被印刷物を回転させながら、印刷ユニットからインクを吐出させることで、円筒被印刷物の表面に印刷を行うことができる。
上記印刷装置において、直径が小さい円筒被印刷物を印刷する際には、第1の支持軸と第2の支持軸との間隔が小さくなるように調整機構を制御する。一方、直径が大きい円筒被印刷物を印刷する際には、第1の支持軸と第2の支持軸との間隔が大きくなるように調整機構を制御する。このように、上記印刷装置では、第1の支持軸と第2の支持軸との間隔を調整することで、直径が異なる円筒被印刷物の表面を印刷することができる。
上述のように、上記印刷装置では、直径が異なる円筒被印刷物の表面を印刷する度に、第1の支持軸と第2の支持軸との間隔を調整する必要があるため、上記の調整のための制御が煩雑であった。直径が異なる円筒被印刷物を印刷する場合であっても、第1の支持軸と第2の支持軸との間隔を調整する制御は、出来るだけ省略されることが好ましい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、少なくとも一部の外周形状が円柱状の円柱被印刷物であって、直径が異なる円柱被印刷物の周面を印刷するときにおいて、制御の煩雑化を抑制することが可能な印刷用治具およびそれを備えたプリンタを提供することである。
本発明に係る印刷用治具は、支持台を備えたプリンタにおいて、前記支持台に着脱可能に設けられ、少なくとも一部の外周形状が円柱状の円柱被印刷物を回転させながら印刷するための印刷用治具である。前記印刷用治具は、治具本体と、第1シャフトと、第2シャフトと、回転機構と、小径支持部材とを備えている。前記治具本体は、前記支持台に支持される。前記第1シャフトは、前記治具本体に支持され、第1方向に延びている。前記第2シャフトは、前記治具本体に支持され、前記第1方向と交差する第2方向に第1間隔を空けて前記第1シャフトと並んで配置され、かつ、前記第1シャフトと共に、第1の直径を有する大径円柱被印刷物を支持可能である。前記回転機構は、前記第1シャフトおよび前記第2シャフトのうち少なくとも何れか一方のシャフトを回転させる。前記小径支持部材は、前記第1シャフトおよび前記第2シャフトに対して着脱可能に支持され、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する小径円柱被印刷物を支持可能である。前記小径支持部材は、本体と、第1軸部材と、第2軸部材とを備えている。前記本体は、前記第1シャフトに支持される第1支持部と、前記第2シャフトに支持される第2支持部とを有する。前記第1軸部材は、前記本体に支持され、前記第1方向に延びている。前記第2軸部材は、前記本体に支持され、前記第1方向に延び、前記第2方向に前記第1間隔よりも狭い第2間隔を空けて前記第1軸部材と並んで配置され、かつ、前記第1軸部材と共に前記小径円柱被印刷物を支持可能である。前記第1軸部材および前記第2軸部材のうちの少なくとも一方は、前記回転機構によって回転される前記少なくとも何れか一方のシャフトの回転に伴い回転可能に構成されている。
上記印刷用治具によれば、直径が比較的に大きい大径円柱被印刷物の周面を印刷する場合には、小径支持部材を第1シャフトおよび第2シャフトから取り外した状態で、第1シャフトと第2シャフトとの間に大径円柱被印刷物を配置し、第1シャフトおよび第2シャフトで大径円柱被印刷物を支持する。そして、第1シャフトおよび第2シャフトのうち少なくとも何れか一方のシャフトを回転させることで、大径円柱被印刷物を回転させることができる。一方、直径が比較的に小さい小径円柱被印刷物の周面を印刷する場合には、小径支持部材を第1シャフトおよび第2シャフトに支持させ、小径支持部材の第1軸部材と第2軸部材との間に小径円柱被印刷物を配置し、第1軸部材および第2軸部材で小径円柱被印刷物を支持する。そして、第1シャフトおよび第2シャフトのうち少なくとも何れか一方のシャフトを回転させることで、第1軸部材および第2軸部材の少なくとも一方が回転し、小径円柱被印刷物を回転させることができる。このように、第1シャフトと第2シャフトとの間隔を調整することなく、小径支持部材を第1シャフトおよび第2シャフトに支持させるか否かで、直径が異なる円柱被印刷物を回転させて、当該円柱被印刷物の周面を印刷することができる。したがって、第1シャフトと第2シャフトとの間隔を調整する制御が必要ないため、制御の煩雑化を抑制することができる。
本発明によれば、少なくとも一部の外周形状が円柱状の円柱被印刷物であって、直径が異なる円柱被印刷物の周面を印刷するときにおいて、制御の煩雑化を抑制することが可能な印刷用治具およびそれを備えたプリンタを提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の一形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ10を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るプリンタ10の内部構造を示す斜視図である。ここでは、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれプリンタ10の前、後、左、右、上、下を示している。また、符号X、Y、Zは、それぞれ副走査方向、主走査方向、高さ方向を示している。例えば主走査方向Yは左右方向である。副走査方向Xは、平面視において交差しており、ここでは直交している。副走査方向Xは例えば前後方向である。高さ方向Zは上下方向である。本実施形態では、主走査方向Yは第1方向の一例である。副走査方向Xは、第1方向と交差する第2方向の一例である。ただし、これら方向は、説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではない。
プリンタ10は、インクジェット式のプリンタである。ただし、プリンタ10の印刷の方式は特に限定されない。プリンタ10は、例えばドットインパクト方式のプリンタであってもよいし、レーザプリンタやサーマルプリンタであってもよい。
本実施形態に係るプリンタ10は、後述の支持台50(図2参照)に支持された被印刷物5(図2参照)に印刷することが可能である。更に、プリンタ10は、後述の印刷用治具60(図3参照)を使用して、円柱被印刷物6(図3および図6参照)の表面(言い換えると周面)に印刷することも可能である。ここで、図2では、被印刷物5が支持台50に支持された状態が示されている。図2に示す被印刷物5は、少なくとも一部に主走査方向Yおよび副走査方向Xに広がった平面を有するものである。被印刷物5は、例えば記録紙である。ただし、被印刷物5は、記録紙に限定されない。例えば被印刷物5には、PCV、ポリエステルなどの樹脂材料から形成されたシート、金属板、ガラス板、木材板などの比較的に厚みを有するものが含まれる。また、被印刷物5は、例えばスマートフォンケースなどの立体物であってもよい。
図3および図6に示す円柱被印刷物6は、少なくとも一部の外周形状が円柱状の立体物である。ここで、円柱被印刷物6における外周形状が円柱状の一部とは、印刷用治具60(詳しくは、後述の大径用ローラ77(図5参照)、または、後述の回転ローラ107(図8参照))と接する部分のことをいう。円柱被印刷物6には、内部に空間を有する立体物、例えば円筒形状の立体物が含まれる。円柱被印刷物6の種類は特に限定されないが、例えばビンやコップなどである。また、円柱被印刷物6を形成する材料も特に限定されない。円柱被印刷物6は、ガラス製であってもよいし、樹脂製であってもよいし、木製であってもよい。
図1に示すように、プリンタ10は、プリンタ本体20を備えている。プリンタ本体20は、ベース部21(図2参照)と、ケース22と、カバー24とを備えている。図2に示すように、ベース部21は、板状の部材であり、プリンタ本体20の底部を構成している。ベース部21の形状は、特に限定されないが、本実施形態では、平面視において四角形状である。ベース部21の主走査方向Yの中央部分には、支持台50が設置される設置孔25が形成されている。この設置孔25は、主走査方向Yよりも副走査方向Xに長い矩形状である。
本実施形態では、プリンタ本体20は、ベース部21から立ち上った内壁26を有している。内壁26は、主走査方向Yおよび高さ方向Zに広がったものである。内壁26には、副走査方向Xに貫通する開口(図示せず)が形成されている。支持台50は、副走査方向Xに移動する際、内壁26の上記開口を通過可能に構成されている。
図1に示すケース22は、ベース部21の上に配置され、ベース部21に支持されている。ここでは、ケース22とベース部21とに囲まれた空間が存在し、当該空間において印刷が行われる。また、本実施形態では、ケース22とベース部21とに囲まれた空間に、内壁26が配置されている。図1に示すように、ケース22の前部には、開口28が形成されている。
カバー24は、開口28を開閉自在にケース22に支持されている。カバー24は、例えば後端を軸に回転可能に構成されている。カバー24の上部には、窓29が設けられている。窓29は、透明または半透明の部材、例えばアクリル板によって形成されている。ユーザは、窓29を通じて、ケース22とベース部21とに囲まれた内部の空間を視認することができる。
次に、プリンタ10の内部構成について説明する。図2に示すように、プリンタ10は、ガイドレール30と、キャリッジ42と、インクヘッド44と、ヘッド移動機構45と、支持台50と、支持台移動機構55と、昇降機構58とを備えている。ガイドレール30は主走査方向Yに延びている。ここでは、ガイドレール30は、内壁26の前面に支持されており、支持台50よりも上方に配置されている。
キャリッジ42は、ガイドレール30に摺動自在に係合している。キャリッジ42は、ガイドレール30に沿って主走査方向Yに移動可能に構成されている。インクヘッド44は、その底面が下方に露出するように、キャリッジ42に設けられている。なお、インクヘッド44の数は特に限定されない。本実施形態では、インクヘッド44の数は3つである。3つのインクヘッド44は、主走査方向Yに並んで配置されている。図示は省略するが、インクヘッド44の底面には、インクが吐出する複数のノズルが形成されている。
ここで、インクヘッド44から吐出されるインクは、いわゆる紫外線硬化型インクである。紫外線硬化型インクは、紫外線が照射されると硬化が促進されるインクである。なお、図示は省略するが、キャリッジ42には、インクヘッド44から被印刷物5または円柱被印刷物6に吐出されたインクに向かって紫外線を照射する紫外線照射装置が設けられてもよい。紫外線照射装置は、インクヘッド44の左方または右方に設けられている。このことで、インクヘッド44から吐出されたインクは、紫外線照射装置から照射された紫外線によって硬化が促進される。
ヘッド移動機構45は、キャリッジ42およびインクヘッド44を主走査方向Yに移動させる機構である。なお、ヘッド移動機構45の構成は特に限定されない。本実施形態では、ヘッド移動機構45は、左右のプーリ46、47と、無端状のベルト48と、ヘッドモータ49とを備えている。左のプーリ46は、ガイドレール30の左端部の周囲に設けられている。右のプーリ47は、ガイドレール30の右端部の周囲に設けられている。ベルト48は、左右のプーリ46、47に巻き掛けられている。ベルト48には、キャリッジ42が固定されている。ヘッドモータ49は、例えば右のプーリ47に接続されている。ここでは、ヘッドモータ49が駆動して右のプーリ47が回転することで、左右のプーリ46、47の間においてベルト48が走行する。このベルト48の走行に伴い、キャリッジ42およびインクヘッド44は、主走査方向Yに移動する。
支持台50は、被印刷物5、および、印刷用治具60(図3参照)のうち何れかを選択的に支持する。ここでは、図2に示すように、被印刷物5に印刷するとき、被印刷物5は、支持台50に載置されており、支持台50上で被印刷物5に対する印刷が行われる。支持台50の上面であり、被印刷物5、および、印刷用治具60のうち何れかを選択的に支持する上面は、主走査方向Yおよび副走査方向Xに広がった面である。支持台50は、ガイドレール30、キャリッジ42およびインクヘッド44よりも下方に配置されている。ここでは、支持台50は、ベース部21に形成された設置孔25に設置されている。支持台50は、設置孔25内において、支持台移動機構55によって副走査方向Xに移動可能に構成されている。
支持台移動機構55は、上述のように、支持台50を副走査方向X(ここでは前後方向)に移動させる機構である。なお、支持台移動機構55の構成は特に限定されない。ここでは、支持台移動機構55は、支持台50を支持する支持台キャリッジ56と、支持台キャリッジ56をスライド可能に支持し、副走査方向Xに延びた左右一対のスライドレール(図示せず)とを備えている。図示は省略するが、支持台移動機構55は、更に上記スライドレールの前方および後方に設けられた前後一対のプーリと、前後一対のプーリに巻き掛けられたベルトとを備えている。このベルトには、支持台キャリッジ56が固定されている。前後一対のプーリのうちの何れかには、フィードモータが接続されている。ここでは、フィードモータが駆動してベルトが走行することで、支持台キャリッジ56と共に支持台50が副走査方向Xに移動する。
昇降機構58は、支持台50を昇降させる機構である。ここでは、支持台50は昇降可能に構成されている。昇降機構58の構成は特に限定されない。本実施形態では、昇降機構58は、下部材59aと、上部材59bと、昇降モータ(図示せず)とを備えている。上部材59bは、下部材59aに挿入可能であり、下部材59aに対して上下に摺動可能なものである。上部材59bの上面に支持台50が設けられている。昇降モータは、例えば上部材59bに接続されている。ここでは、昇降モータが駆動することで、上部材59bが下部材59aに対して昇降する。上部材59bの昇降に合わせて、支持台50も昇降するように構成されている。
本実施形態では、被印刷物5に対して印刷を行うとき、図2に示すように、被印刷物5を支持台50に支持させる。そして、ヘッド移動機構45を作動させて、インクヘッド44を主走査方向Yに移動させている間、インクヘッド44から被印刷物5に向かってインクを吐出させて、1ライン分の印刷を行う。1ライン分の印刷の後、被印刷物5を支持する支持台50を、支持台移動機構55によって副走査方向Xに所定の距離、移動させる。その後、インクヘッド44を主走査方向Yに移動させて次の1ライン分の印刷を行う。このように、1ライン分の印刷と、支持台50における副走査方向Xへの移動とを交互に繰り返し行うことで、被印刷物5に印刷を行うことができる。
図3および図6は、支持台50に支持された印刷用治具60を示す斜視図である。、図4および図7は、支持台50に支持された印刷用治具60を示す平面図である。図5は、図4のV-V断面における印刷用治具60を示す断面図である。図8は、図7のVIII-VIII断面における印刷用治具60を示す断面図である。ところで、上述のように、本実施形態に係るプリンタ10は、被印刷物5の他に、図3および図6に示すように、少なくとも一部の外周形状が円柱形状の円柱被印刷物6に対して印刷を行うことが可能である。本実施形態では、プリンタ10は、印刷用治具60を備えている。印刷用治具60は、円柱被印刷物6を回転させながら印刷するときに使用されるものである。印刷用治具60は、円柱被印刷物6を支持する。印刷用治具60は、支持台50に支持されるものであり、ここでは支持台50の上面に載置される。印刷用治具60は、支持台50に着脱可能に固定される。
印刷用治具60は、支持台50の移動に伴って、副走査方向Xおよび高さ方向Zに移動可能に構成されている。印刷用治具60は、円柱被印刷物6に印刷を行うときには、支持台50に固定され、被印刷物5に印刷を行うときには支持台50から取り外される。
印刷用治具60は、治具本体71と、第1シャフト73と、第2シャフト75と、大径用ローラ77と、回転機構80と、小径支持部材100と、を備えている。治具本体71は、支持台50に直接支持されるものであり、ここでは支持台50の上面に載置される。
治具本体71は、上方に開口した箱状である。
治具本体71は、上方に開口した箱状である。
本実施形態では、治具本体71は、底板72Dと、前板72Fと、後板72Rrと、左板72Lと、右板72Rとを有している。底板72Dは、支持台50の上面と重なるものであり、主走査方向Yおよび副走査方向Xに広がっている。前板72Fは、底板72Dの前端から上方に延びている。後板72Rrは、底板72Dの後端から上方に延びている。左板72Lは、底板72Dの左端から上方に延びており、前板72Fおよび後板72Rrのそれぞれの左端に接続されている。右板72Rは、底板72Dの右端から上方に延びており、前板72Fおよび後板72Rrのそれぞれの右端に接続されている。
治具本体71の大きさは、特に限定されるものではない。ここでは、図4に示すように、治具本体71の全体は、平面視において支持台50と重なる程度の大きさである。治具本体71は、平面視において支持台50の外部に突出しない程度の大きさである。
第1シャフト73および第2シャフト75は、主走査方向Yに延びている。第1シャフト73および第2シャフト75は、治具本体71に回転可能に支持されている。ここでは、第1シャフト73および第2シャフト75は、治具本体71の左板72Lと右板72Rとに架け渡されている。第1シャフト73および第2シャフト75において、それぞれの左端部は、左板72Lに回転可能に支持され、それぞれの右端部は、右板72Rに回転可能に支持されている。
第2シャフト75は、第1シャフト73と副走査方向Xに並んで配置されている。ここでは、第2シャフト75は、第1シャフト73の後方に配置されている。ここでは、図5に示すように、第1シャフト73と第2シャフト75との間隔は、第1間隔D11である。第1間隔D11とは、第1シャフト73と第2シャフト75との副走査方向Xの距離のことである。
ところで、本実施形態では、印刷用治具60は、直径の大きさが第1の直径D21を有する円柱被印刷物6と、図8に示すような直径の大きさが第2の直径D22を有する円柱被印刷物6を支持することが可能である。第2の直径D22は、第1の直径D21よりも小さい。ここで、図5に示すように、円柱被印刷物6のうち、第1の直径D21を有するものを大径円柱被印刷物6Aという。一方、図8に示すように、円柱被印刷物6のうち、第2の直径D22を有するものを小径円柱被印刷物6Bという。図5に示すように、大径円柱被印刷物6Aの第1の直径D21は、第1シャフト73と第2シャフト75との間の第1間隔D11よりも大きい。そのため、大径円柱被印刷物6Aは、第1シャフト73と第2シャフト75によって支持される。一方、図8に示すように、小径円柱被印刷物6Bの第2の直径D22は、第1間隔D11よりも小さい。また、小径円柱被印刷物6Bの第2の直径D22は、後述の第1大径用ローラ78Aと第2大径用ローラ78Bとの間隔D13よりも小さい。そのため、小径円柱被印刷物6Bは、第1シャフト73と第2シャフト75とによって支持されることができず、第1シャフト73と第2シャフト75との間を通過する。小径円柱被印刷物6Bの支持については、後述する。
本実施形態では、図4に示すように、大径円柱被印刷物6Aを回転させながら印刷する際、大径円柱被印刷物6Aの中心軸の方向が主走査方向Yになるように、大径円柱被印刷物6Aを第1シャフト73と第2シャフト75との間に配置する。このことで、図5に示すように、大径円柱被印刷物6Aの前部は、第1シャフト73に支持され、大径円柱被印刷物6Aの後部は、第2シャフト75に支持される。
図3に示すように、大径用ローラ77は、第1シャフト73および第2シャフト75に挿入されるものである。以下、大径用ローラ77のうち、第1シャフト73に挿入されるローラを、第1大径用ローラ78Aともいい、第2シャフト75に挿入されるローラを、第2大径用ローラ78Bともいう。第1大径用ローラ78Aは、第1シャフト73と共に回転する。第2大径用ローラ78Bは、第2シャフト75と共に回転する。図5に示すように、第1大径用ローラ78Aおよび第2大径用ローラ78Bは、大径円柱被印刷物6Aと直接接触するものである。ここでは、第1シャフト73と第2シャフト75は、大径用ローラ77を介して間接的に大径円柱被印刷物6Aを支持している。
第1大径用ローラ78Aの数、および、第2大径用ローラ78Bの数は、特に限定されず、ここでは共に複数である。第1大径用ローラ78Aの数と、第2大径用ローラ78Bの数は同じであるが、異なっていてもよい。第1大径用ローラ78Aおよび第2大径用ローラ78Bは、それぞれ第1シャフト73および第2シャフト75に対して取り外し可能であり、これらの数は適宜に変更可能である。また、第1大径用ローラ78A同士の間隔、および、第2大径用ローラ78B同士の間隔も適宜に変更可能である。大径用ローラ77を形成する材料は特に限定されないが、ここでは弾性体である。大径用ローラ77は、例えばゴム製である。このことによって、第1シャフト73および第2シャフト75に対して大径円柱被印刷物6Aが滑り難くすることができる。
本実施形態では、第1大径用ローラ78Aの外径は、第2大径用ローラ78Bの外径よりも小さい。ここでは、第1大径用ローラ78Aの上端の高さと、第2大径用ローラ78Bの上端の高さとを同じにするため、第1シャフト73は、第2シャフト75よりも高い位置に配置されている。なお、第1大径用ローラ78Aの外径は、第2大径用ローラ78Bの外径と同じであってもよいし、第2大径用ローラ78Bの外径よりも大きくてもよい。例えば第1大径用ローラ78Aおよび第2大径用ローラ78Bのそれぞれの外径が同じの場合、第1シャフト73および第2シャフト75の高さの位置は、同じであってもよい。
図3に示すように、回転機構80は、治具本体71に設けられており、ここでは治具本体71の右板72Rに設けられている。回転機構80は、第1シャフト73および第2シャフト75を回転させるように構成されている。回転機構80は、第1シャフト73と第2シャフト75を回転させることによって、大径円柱被印刷物6Aを回転させるように構成されている。なお、回転機構80の構成は特に限定されない。本実施形態では、回転機構80は、回転モータ80Aと、第1ギア81と、第2ギア82と、第3ギア83(図4参照)と、第4ギア84と、支持軸85と、第1アイドラプーリ86と、第2アイドラプーリ87と、搬送ベルト88とを有している。
回転モータ80Aは、例えば治具本体71内に配置されており、ここでは右板72Rの左方に配置されている。回転モータ80Aは、第2シャフト75よりも後方に配置されている。第1ギア81は、治具本体71の外側に位置しており、ここでは治具本体71の右板72Rの右方において回転モータ80Aと連結している。第2ギア82は、第1ギア81の前方において第1ギア81と噛み合っている。図4に示すように、第3ギア83は、第2ギア82の左方において第2ギア82と一体的に形成されている。第2ギア82と第3ギア83は、治具本体71の右板72Rから右方に延びた回転軸80Bに設けられている。第4ギア84は、第3ギア83の前方において第3ギア83と噛み合っている。支持軸85は、治具本体71の右板72Rから右方に延びている。支持軸85は、第4ギア84に挿入され、第4ギア84と一体的に形成されている。
第1アイドラプーリ86および第2アイドラプーリ87は、治具本体71の右板72Rから右方に延びている。第1アイドラプーリ86は、支持軸85よりも前方に配置されている。第2アイドラプーリ87は、支持軸85よりも前方に配置され、かつ、第1アイドラプーリ86よりも後方に配置されている。ここでは、図3に示すように、第1シャフト73は、第1アイドラプーリ86と第2アイドラプーリ87との間に位置しており、第1アイドラプーリ86および第2アイドラプーリ87よりも上方に位置している。第2シャフト75は、第2アイドラプーリ87と支持軸85との間に位置しており、第2アイドラプーリ87および支持軸85よりも上方に位置している。搬送ベルト88は、支持軸85、第1アイドラプーリ86、第1シャフト73の右端部73R、第2アイドラプーリ87、および、第2シャフト75の右端部75Rに巻き掛けられている。
本実施形態では、回転モータ80Aを駆動させることで、搬送ベルト88が走行する。そして、搬送ベルト88が走行することで、第1シャフト73および第2シャフト75が回転するように構成されている。本実施形態では、回転機構80が作動して、第1シャフト73、第2シャフト75が、図5に示すように、それぞれ方向R11、方向R21に回転したとき、大径円柱被印刷物6Aは、方向R31に回転する。一方、第1シャフト73、第2シャフト75が、それぞれ方向R12、方向R22に回転したとき、大径円柱被印刷物6Aは、方向R32に回転する。
本実施形態では、大径円柱被印刷物6Aの周面に対して印刷する場合には、第1シャフト73および第2シャフト75の上方において、第1シャフト73と第2シャフト75との間に載置する。このことで、大径円柱被印刷物6Aは、第1シャフト73および第2シャフト75に支持された状態になる。このような状態で、インクヘッド44をヘッド移動機構45(図2参照)によって主走査方向Yに移動させている間、インクヘッド44から大径円柱被印刷物6Aに向かってインクを吐出させて、1ライン分の印刷を行う。この1ライン分の印刷は、大径円柱被印刷物6Aの上面にされる。1ライン分の印刷の後、印刷用治具60の回転機構80(図3参照)を作動させることで、第1シャフト73および第2シャフト75を回転させて、大径円柱被印刷物6Aを所定の回転量、回転させる。その後、インクヘッド44を主走査方向Yに移動させて、次の1ライン分の印刷を大径円柱被印刷物6Aの上面に行う。このように、1ライン分の印刷と、大径円柱被印刷物6Aの回転とを繰り返し行うことで、大径円柱被印刷物6Aの周面に印刷を行うことができる。
ところで、上述のように、本実施形態では、大径円柱被印刷物6Aの第1の直径D21よりも小さい第2の直径D22を有する小径円柱被印刷物6B(図8参照)を回転させて印刷することが可能である。ここでは、図7に示すように、印刷用治具60が備える小径支持部材100を用いて、小径円柱被印刷物6Bを回転させることができる。以下、小径支持部材100について説明する。
図8に示すように、小径支持部材100は、小径円柱被印刷物6Bを支持可能なものである。小径支持部材100は、第1シャフト73および第2シャフト75に対して上から着脱可能に支持されるものである。すなわち、本実施形態では、第1シャフト73と第2シャフト75には、小径支持部材100が載置される。第1シャフト73および第2シャフト75に載置された小径支持部材100には、小径円柱被印刷物6Bが載置される。
なお、小径支持部材100の構成は特に限定されない。図9、図10、図11は、それぞれ印刷用治具60の小径支持部材100を示す斜視図、平面図、左側面図である。本実施形態では、図9に示すように、小径支持部材100は、本体101と、第1軸部材103と、第2軸部材105と、回転ローラ107とを備えている。本体101は、第1本体部111と、第2本体部112とを有しており、2つの部材によって構成されている。なお、本体101を構成する部材の数は、2つに限定されず、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
第1本体部111および第2本体部112は、副走査方向Xおよび高さ方向Zに広がった板状の部材である。図10に示すように、第1本体部111と第2本体部112とは、主走査方向Yに並んで配置されている。
図11に示すように、本体101は、第1被支持部113と、第2被支持部114とを有している。第1被支持部113は、第1シャフト73に支持される本体101の部分を構成している。第2被支持部114は、第2シャフト75に支持される本体101の部分を構成している。ここでは、第1被支持部113および第2被支持部114は、第1本体部111および第2本体部112の両方に設けられている。
本実施形態では、第1被支持部113には、本体101の下面、ここでは第1本体部111の下面、および、第2本体部112の下面から上方に凹んだ第1凹部115が設けられている。この第1凹部115に第1シャフト73が係合することで、第1被支持部113は、第1シャフト73に支持される。また、第2被支持部114には、本体101の下面、ここでは第1本体部111の下面、および、第2本体部112の下面から上方に凹んだ第2凹部116が設けられている。なお、図9において、第2本体部112に設けられた第2被支持部114および第2凹部116の図示は省略されている。図11に示すように、この第2凹部116に第2シャフト75が係合することで、第2被支持部114は、第2シャフト75に支持される。
第1凹部115と第2凹部116とは、副走査方向Xに並んで配置されている。本実施形態では、同じ高さ(言い換えると、高さ方向Zの位置)において、第1凹部115の幅(ここでは副走査方向Xの長さ)は、第2凹部116の幅よりも大きい。このことは、上述のように、第1シャフト73は、第2シャフト75よりも高い位置に配置されているためである。例えば第1シャフト73と第2シャフト75との高さが同じ場合には、同じ高さにおいて、第1凹部115の幅は、第2凹部116の幅と同じあってもよい。
図10に示すように、第1軸部材103は、本体101に支持され、主走査方向Yに延びた棒状のものである。ここでは、第1軸部材103は、第1本体部111と第2本体部112とに架け渡されている。第1軸部材103の一端は、第1本体部111に接続され、第1軸部材103の他端は、第2本体部112に接続されている。図11に示すように、第1軸部材103は、第1被支持部113および第2被支持部114よりも上方において、第1被支持部113と第2被支持部114との間に配置されている。
図10に示すように、第2軸部材105は、第1軸部材103と平行になるように、本体101に支持され、主走査方向Yに延びた棒状のものである。本実施形態では、第2軸部材105は、第1本体部111と第2本体部112とに架け渡されている。第2軸部材105において、一端は第1本体部111に接続され、他端は第2本体部112に接続されている。図11に示すように、第2軸部材105は、第1被支持部113および第2被支持部114よりも上方において、第1被支持部113と第2被支持部114との間に配置されている。
第1軸部材103と第2軸部材105とは、副走査方向Xに並んで配置されている。本実施形態では、第1軸部材103は、第2軸部材105よりも第1被支持部113側に配置されており、ここでは第2軸部材105の前方に配置されている。図8に示すように、第1軸部材103と第2軸部材105との間隔(言い換えると副走査方向Xの距離)は、第2間隔D12である。この第2間隔D12は、第1シャフト73と第2シャフト75との間隔である第1間隔D11よりも小さい。また、第2間隔D12は、第1大径用ローラ78Aと第2大径用ローラ78Bとの間隔D13よりも小さい。ここでは、第2間隔D12は、小径円柱被印刷物6Bの第2の直径D22よりも大きいが、小さくてもよいし、第2の直径D22と同じであってもよい。本実施形態では、小径円柱被印刷物6Bは、第1軸部材103と第2軸部材105によって支持されることができ、第1軸部材103および第2軸部材105に載置されることができる。
本実施形態では、図11に示すように、小径支持部材100が第1シャフト73および第2シャフト75に支持されている状態において、第1軸部材103は、第1シャフト73および第2シャフト75よりも高い位置に配置されている。言い換えると、第1軸部材103の中心軸A21は、第1シャフト73の中心軸A11、および、第2シャフト75の中心軸A12よりも高い位置に配置されている。また、小径支持部材100が第1シャフト73および第2シャフト75に支持されている状態において、第2軸部材105は、第1シャフト73および第2シャフト75よりも高い位置に配置されている。言い換えると、第2軸部材103の中心軸A22は、第1シャフト73の中心軸A11、および、第2シャフト75の中心軸A12よりも高い位置に配置されている。
図10に示すように、回転ローラ107は、第1軸部材103に回転可能に挿入されている。また、回転ローラ107は、第2軸部材105に回転可能に挿入されている。ここでは、回転ローラ107のうち第1軸部材103に挿入されたローラを、第1回転ローラ121という。回転ローラ107のうち第2軸部材105に挿入されたローラを、第2回転ローラ122という。本実施形態では、第1回転ローラ121および第2回転ローラ122は、第1本体部111と第2本体部112との間に配置されている。
本実施形態では、図8に示すように、回転ローラ107は、小径円柱被印刷物6Bの周面に直接接触する。ここでは、第1回転ローラ121は、小径円柱被印刷物6Bの周面の前部に直接接触し、小径円柱被印刷物6Bを支持する。第2回転ローラ122は、小径円柱被印刷物6Bの周面の後部に直接接触し、小径円柱被印刷物6Bを支持する。ここでは、第1軸部材103および第2軸部材105は、回転ローラ107を介して間接的に小径円柱被印刷物6Bを支持している。
本実施形態では、第1回転ローラ121と第2回転ローラ122との間隔D14は、小径円柱被印刷物6Bの第2の直径D22よりも小さい。そのため、小径円柱被印刷物6Bを第1軸部材103と第2軸部材105に支持させるとき、第1回転ローラ121と第2回転ローラ122との間を通過せずに、第1回転ローラ121および第2回転ローラ122に接触する。
回転ローラ107は、回転機構80(図6参照)によって回転される第1シャフト73および第2シャフト75と共に回転する。回転ローラ107の周面は、大径用ローラ77の周面に接触し、大径用ローラ77が回転することで、大径用ローラ77の回転力が回転ローラ107に伝達され、回転ローラ107が回転する。回転ローラ107が回転することで、小径円柱被印刷物6Bも回転する。
ここでは、第1回転ローラ121は、第1シャフト73の回転に伴って回転するように構成されている。詳しくは、第1回転ローラ121の周面は、第1シャフト73に挿入された第1大径用ローラ78Aの周面に接触する。第1シャフト73と共に第1大径用ローラ78Aが回転することで、第1回転ローラ121が回転する。同様に、第2回転ローラ122は、第2シャフト75の回転に伴って回転するように構成されている。詳しくは、第2回転ローラ122の周面は、第2シャフト75に挿入された第2大径用ローラ78Bの周面に接触する。第2シャフト75と共に第2大径用ローラ78Bが回転することで、第2回転ローラ122が回転する。本実施形態では、回転機構80によって、第1シャフト73と第2シャフト75は、同時に同じ向きに回転する。そのため、第1回転ローラ121と第2回転ローラ122も、同時に同じ向きに回転する。
例えば第1シャフト73および第1大径用ローラ78Aが方向R11に回転することで、第1回転ローラ121が方向R41に回転する。第2シャフト75および第2大径用ローラ78Bが方向R21に回転することで、第2回転ローラ122が方向R51に回転する。このことによって、小径円柱被印刷物6Bが方向R61に回転する。一方、例えば第1シャフト73および第1大径用ローラ78Aが方向R12に回転することで、第1回転ローラ121が方向R42に回転する。第2シャフト75および第2大径用ローラ78Bが方向R22に回転することで、第2回転ローラ122が方向R52に回転する。このことによって、小径円柱被印刷物6Bが方向R62に回転する。
なお、回転ローラ107、すなわち第1回転ローラ121および第2回転ローラ122を形成する材料は、特に限定されない。本実施形態では、第1回転ローラ121および第2回転ローラ122のそれぞれの少なくとも周面は、弾性体によって形成され、例えばゴム製である。第1回転ローラ121および第2回転ローラ122において、周面以外の部分は、弾性体、例えばゴムで形成されていてもよいし、弾性体以外の材料、例えば金属によって形成されていてもよい。
本実施形態では、回転ローラ107の周面は、大径用ローラ77の周面と同じ硬さ、または、大径用ローラ77の周面よりも柔らかい。ここでは、例えば大径用ローラ77は、第1硬度を有する材料で形成されている。回転ローラ107は、第2硬度を有する材料で形成されている。ここで、第2硬度は、第1硬度と同じ硬度、または、第1硬度よりも柔らかい硬度である。
以上、小径支持部材100の構成について説明した。次に、小径円柱被印刷物6Bを回転させながら小径円柱被印刷物6Bの周面に対して印刷する手順について説明する。ここでは、図6に示すように、2つの小径支持部材100を用いて小径円柱被印刷物6Bを回転させる。一の小径支持部材100は、小径円柱被印刷物6Bの一端部を支持する。他の小径支持部材100は、小径円柱被印刷物6Bの他端部を支持する。なお、小径円柱被印刷物6Bを回転させるために用いる小径支持部材100の数は、2つに限定されず、3つ以上であってもよい。
本実施形態では、まず2つの小径支持部材100を第1シャフト73および第2シャフト75に支持させる。ここでは、図11に示すように、小径支持部材100における本体101の第1被支持部113において、第1凹部115に第1シャフト73を係合して、第1被支持部113を第1シャフト73に支持させる。本体101の第2被支持部114において、第2凹部116に第2シャフト75を係合して、第2被支持部114を第2シャフト75に支持させる。このとき、図8に示すように、小径支持部材100の第1回転ローラ121の周面を、第1シャフト73に挿入された第1大径用ローラ78Aの周面に接触させる。第2回転ローラ122の周面を、第2シャフト75に挿入された第2大径用ローラ78Bの周面に接触させる。
なお、本実施形態では、第1シャフト73および第2シャフト75に対する小径支持部材100の位置は適宜に変更可能である。そのため、小径円柱被印刷物6Bの主走査方向Yの長さに応じて、2つの小径支持部材100の配置位置を決定するとよい。
このように、2つの小径支持部材100を第1シャフト73および第2シャフト75に支持させた後、小径円柱被印刷物6Bを2つの小径支持部材100で支持する。このとき、小径支持部材100の第1軸部材103と第2軸部材105との間において、小径円柱被印刷物6Bを上方から第1軸部材103と第2軸部材105に載置する。このことによって、小径円柱被印刷物6Bは、第1軸部材103に挿入された第1回転ローラ121の周面に接触すると共に、第2軸部材105に挿入された第2回転ローラ122の周面に接触する。
このような状態で、ヘッド移動機構45(図2参照)によってインクヘッド44を主走査方向Yに移動させている間、インクヘッド44から小径円柱被印刷物6Bに向かってインクを吐出させて、1ライン分の印刷を行う。この1ライン分の印刷は、小径円柱被印刷物6Bの上面にされる。1ライン分の印刷の後、小径円柱被印刷物6Bを所定の回転量、回転させる。ここでは、回転機構80を作動させることで、図8に示すように、第1シャフト73および第2シャフト75が回転する。第1シャフト73の回転と共に、第1大径用ローラ78Aが回転する。そして、第1大径用ローラ78Aが回転すると、第1大径用ローラ78Aと接触している第1回転ローラ121が回転する。第2シャフト75の回転と共に、第2大径用ローラ78Bが回転し、第2大径用ローラ78Bと接触している第2回転ローラ122が回転する。第1回転ローラ121および第2回転ローラ122が回転することで、小径円柱被印刷物6Bが回転する。
このように小径円柱被印刷物6Bを所定の回転量、回転させた後、インクヘッド44を主走査方向Yに移動させて、次の1ライン分の印刷を小径円柱被印刷物6Bの上面に行う。このように、1ライン分の印刷と、小径円柱被印刷物6Bの回転とを繰り返し行うことで、小径円柱被印刷物6Bの周面に印刷を行うことができる。
以上、本実施形態では、図3および図6に示すように、印刷用治具60は、支持台50を備えたプリンタ10において、支持台50に着脱可能に設けられ、少なくとも一部の外周形状が円柱状の円柱被印刷物6を回転させながら印刷するための治具である。図6に示すように、印刷用治具60は、支持台50に支持される治具本体71と、第1シャフト73と、第2シャフト75と、回転機構80と、小径支持部材100とを備えている。図4に示すように、第1シャフト73は、治具本体71に支持され、主走査方向Yに延びている。第2シャフト75は、治具本体71に支持され、副走査方向Xに第1間隔D11(図5参照)を空けて第1シャフト73と並んで配置されている。図5に示すように、第2シャフト75は、第1シャフト73と共に、第1の直径D21を有する大径円柱被印刷物6Aを支持可能である。図3に示すように、回転機構80は、第1シャフト73および第2シャフト75を回転させる。
図8に示すように、小径支持部材100は、第1シャフト73および第2シャフト75に対して着脱可能に支持され、第1の直径D21よりも小さい第2の直径D22を有する小径円柱被印刷物6Bを支持可能である。図9に示すように、小径支持部材100は、本体101と、第1軸部材103と、第2軸部材105と、回転ローラ107とを備えている。図11に示すように、本体101は、第1シャフト73に支持される第1被支持部113と、第2シャフト75に支持される第2被支持部114とを有している。図10に示すように、第1軸部材103は、本体101に支持され、主走査方向Yに延びている。第2軸部材105は、本体101に支持され、主走査方向Yに延びている。図8に示すように、第2軸部材105は、副走査方向Xに、第1間隔D11よりも狭い第2間隔D12を空けて第1軸部材103と並んで配置されている。第2軸部材105は、第1軸部材103と共に小径円柱被印刷物6Bを支持可能である。ここでは、第1軸部材103および第2軸部材105のうち少なくとも一方(ここでは、第1軸部材103および第2軸部材105の両方)は、回転機構80によって回転される第1シャフト73および第2シャフト75の回転に伴い回転可能に構成されている。本実施形態では、小径支持部材100は、回転ローラ107を備えている。回転ローラ107は、第1軸部材103および第2軸部材105の少なくとも一方に回転可能に挿入され、小径円柱被印刷物6Bの周面に接触する。回転ローラ107は、回転機構80によって回転される第1シャフト73および第2シャフト75と共に回転可能に構成されている。
本実施形態では、図5に示すように、直径が比較的に大きい大径円柱被印刷物6Aの周面を印刷する場合には、小径支持部材100を第1シャフト73および第2シャフト75から取り外した状態で、第1シャフト73と第2シャフト75との間に大径円柱被印刷物6Aを配置し、第1シャフト73および第2シャフト75で大径円柱被印刷物6Aを支持する。そして、第1シャフト73および第2シャフト75のうち少なくとも何れか一方のシャフトを回転させることで、大径円柱被印刷物6Aを回転させることができる。
一方、図8に示すように、直径が比較的に小さい小径円柱被印刷物6Bの周面を印刷する場合には、小径支持部材100を第1シャフト73および第2シャフト75に支持させ、小径支持部材100の第1軸部材103と第2軸部材105との間に小径円柱被印刷物6Bを配置し、第1軸部材103および第2軸部材105で小径円柱被印刷物6Bを支持する。そして、第1シャフト73および第2シャフト75のうち少なくとも何れか一方のシャフトを回転させることで、第1軸部材103および第2軸部材105が回転する。ここでは、第1シャフト73および第2シャフト75が回転することで、小径支持部材100の回転ローラ107が回転し、回転ローラ107の回転に伴い、小径円柱被印刷物6Bを回転させることができる。このように、第1シャフト73と第2シャフト75との間隔を調整することなく、小径支持部材100を第1シャフト73および第2シャフト75に支持させるか否かで、直径が異なる円柱被印刷物6A、6Bを回転させて、当該円柱被印刷物6A、6Bの周面を印刷することができる。したがって、第1シャフト73と第2シャフト75との間隔を調整する制御が必要ないため、制御の煩雑化を抑制することができる。
本実施形態では、図3に示すように、回転機構80は、第1シャフト73および第2シャフト75を回転可能に構成されている。図8に示すように、回転ローラ107は、第1回転ローラ121と、第2回転ローラ122とを有している。第1回転ローラ121は、第1軸部材103に回転可能に挿入され、小径円柱被印刷物6Bの周面に接触し、第1シャフト73の回転に伴って回転するように構成されている。第2回転ローラ122は、第2軸部材105に回転可能に挿入され、小径円柱被印刷物6Bの周面に接触し、第2シャフト75の回転に伴って回転するように構成されている。このことによって、第1シャフト73の回転力を利用して第1回転ローラ121を回転させ、第2シャフト75の回転力を利用して第2回転ローラ122を回転させることができる。小径円柱被印刷物6Bは、前後両側から第1回転ローラ121と第2回転ローラ122に支持された状態で、第1回転ローラ121による回転力、および、第2回転ローラ122による回転力によって回転する。よって、小径円柱被印刷物6Bを、2つの回転力を利用して回転させることができるため、安定して回転させることができる。
本実施形態では、印刷用治具60は、第1シャフト73および第2シャフト75に挿入された大径用ローラ77を備えている。回転ローラ107の周面は、大径用ローラ77の周面と接触する。回転ローラ107は、大径用ローラ77の回転に伴い回転するように構成されている。このことによって、大径用ローラ77と回転ローラ107との接触部分で、第1シャフト73または第2シャフト75の回転力を、回転ローラ107に伝達することができる。よって、大径用ローラ77と回転ローラ107とを接触させて回転させるという簡単な構成で、第1シャフト73または第2シャフト75の回転力を利用して、小径円柱被印刷物6Bを回転させることができる。
本実施形態では、大径用ローラ77の周面は、第1硬度を有する材料で形成されている。回転ローラ107の周面は、第1硬度と同じ硬度、または、第1硬度よりも柔らかい第2硬度を有する材料で形成されている。すなわち、回転ローラ107の周面は、大径用ローラ77の周面よりも柔らかい。言い換えると、回転ローラ107の周面は、大径用ローラ77の周面よりも摩擦力が大きい。例えば小径円柱被印刷物6Bは、大径円柱被印刷物6Aよりも直径が小さく、大径円柱被印刷物6Aと比較して重量が小さい。このように比較的に重量が小さい小径円柱被印刷物6Bは、回転ローラ107に対して比較的に滑り易い。そこで、本実施形態では、回転ローラ107の周面を比較的に柔らかくすることで、回転ローラ107の周面の摩擦力を大きくすることができる。よって、小径円柱被印刷物6Bを回転させるとき、小径円柱被印刷物6Bが回転ローラ107に対して滑り難くなり、回転され易くすることができる。
本実施形態では、図11に示すように、小径支持部材100の第1被支持部113には、本体101の下面から上方に凹んだ第1凹部115が設けられている。小径支持部材100の第2被支持部114には、本体101の下面から上方に凹んだ第2凹部116が設けられている。第1シャフト73は、第1凹部115に係合している。第2シャフト75は、第2凹部116に係合している。このことによって、第1凹部115に第1シャフト73を係合させるという簡単な構成で、第1被支持部113を第1シャフト73に支持させることができる。同様に、第2凹部116に第2シャフト75を係合させるという簡単な構成で、第2被支持部114を第2シャフト75に支持させることができる。よって、比較的に簡単な構成で、小径支持部材100を第1シャフト73および第2シャフト75に支持させることができる。
本実施形態では、図10に示すように、小径支持部材100の本体101は、第1軸部材103の一端、および、第2軸部材105の一端が接続された第1本体部111と、第1軸部材103の他端、および、第2軸部材105の他端が接続され、第1本体部111と主走査方向Yに並んで配置された第2本体部112と、を有している。このことによって、第1軸部材103および第2軸部材105は、第1本体部111と第2本体部112とによって架け渡された状態になる。よって、第1軸部材103および第2軸部材105は、本体101によって安定して支持されることができる。
本実施形態では、図2に示すように、プリンタ10は、支持台50の上方に配置され、インクを吐出するインクヘッド44と、支持台50を昇降させる昇降機構58とを備えている。図11に示すように、小径支持部材100が第1シャフト73および第2シャフト75に支持されている状態において、第1軸部材103の中心軸A21は、第1シャフト73の中心軸A11、および、第2シャフト75の中心軸A12よりも高い位置に配置されている。第2軸部材105の中心軸A22は、第1シャフト73の中心軸A11、および、第2シャフト75の中心軸A12よりも高い位置に配置されている。このことによって、仮に小径支持部材100を用いずに、第1シャフト73と第2シャフト75との間隔を調整して、第1シャフト73と第2シャフト75とで小径円柱被印刷物6Bを支持する場合と比較して、小径支持部材100で小径円柱被印刷物6Bを支持する場合の方が、小径円柱被印刷物6Bの上端の位置を、上方に配置することができる。よって、小径円柱被印刷物6Bの上端をインクヘッド44に近づけて配置することができるため、昇降機構58による支持台50の昇降距離を比較的に短くすることができる。
上記実施形態では、回転機構80は、第1シャフト73および第2シャフト75の両方のシャフトを回転させるように構成されていた。しかしながら、回転機構80は、第1シャフト73および第2シャフト75のうちの一方のシャフトを回転させるように構成されてもよい。例えば回転機構80は、第1シャフト73のみを回転させて、第2シャフト75を回転させなくてもよいし、第1シャフト73を回転させずに、第2シャフト75のみを回転させてもよい。
上記実施形態では、小径支持部材100において、第1回転ローラ121は、第1軸部材103に挿入され、第2回転ローラ122は、第2軸部材105に挿入されていた。しかしながら、第1回転ローラ121および第2回転ローラ122のうち一方のローラは、省略されてもよい。例えば第1回転ローラ121が第1軸部材103に挿入され、第2回転ローラ122は第2軸部材105に挿入されていなくてもよい。この場合、小径円柱被印刷物6Bは、第1回転ローラ121と第2軸部材105に直接接触されて支持され、第1回転ローラ121の回転によって回転する。
上記実施形態では、小径支持部材100において、本体101は、第1本体部111と第2本体部112の2つの部材によって構成されていた。しかしながら、本体101は、1つの部材で構成されてもよい。例えば第1本体部111と第2本体部112のうちの一方は省略されてもよい。
上記実施形態では、第1シャフト73には第1大径用ローラ78Aが挿入され、第2シャフト75には第2大径用ローラ78Bが挿入されていた。また、第1軸部材103および第2軸部材105には、回転ローラ107が挿入されていた。しかしながら、第1シャフト73または第2シャフト75の回転力を、第1軸部材103および第2軸部材105に伝達して第1軸部材103および第2軸部材105を回転させることができる構成が実現できれば、第1大径用ローラ78A、第2大径用ローラ78Bおよび回転ローラ107のうち、何れかのローラ、または、全てのローラは省略されてもよい。
6 円柱被印刷物
6A 大径円柱被印刷物
6B 小径円柱被印刷物
10 プリンタ
44 インクヘッド
50 支持台
58 昇降機構
60 印刷用治具
71 治具本体
73 第1シャフト
75 第2シャフト
77 大径用ローラ
80 回転機構
100 小径支持部材
101 本体
103 第1軸部材
105 第2軸部材
107 回転ローラ
111 第1本体部
112 第2本体部
113 第1被支持部
114 第2被支持部
115 第1凹部
116 第2凹部
121 第1回転ローラ
122 第2回転ローラ
6A 大径円柱被印刷物
6B 小径円柱被印刷物
10 プリンタ
44 インクヘッド
50 支持台
58 昇降機構
60 印刷用治具
71 治具本体
73 第1シャフト
75 第2シャフト
77 大径用ローラ
80 回転機構
100 小径支持部材
101 本体
103 第1軸部材
105 第2軸部材
107 回転ローラ
111 第1本体部
112 第2本体部
113 第1被支持部
114 第2被支持部
115 第1凹部
116 第2凹部
121 第1回転ローラ
122 第2回転ローラ
Claims (8)
- 支持台を備えたプリンタにおいて、前記支持台に着脱可能に設けられ、少なくとも一部の外周形状が円柱状の円柱被印刷物を回転させながら印刷するための印刷用治具であって、
前記支持台に支持される治具本体と、
前記治具本体に支持され、第1方向に延びた第1シャフトと、
前記治具本体に支持され、前記第1方向と交差する第2方向に第1間隔を空けて前記第1シャフトと並んで配置され、かつ、前記第1シャフトと共に、第1の直径を有する大径円柱被印刷物を支持可能な第2シャフトと、
前記第1シャフトおよび前記第2シャフトのうち少なくとも何れか一方のシャフトを回転させる回転機構と、
前記第1シャフトおよび前記第2シャフトに対して着脱可能に支持され、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する小径円柱被印刷物を支持可能な小径支持部材と、
を備え、
前記小径支持部材は、
前記第1シャフトに支持される第1被支持部と、前記第2シャフトに支持される第2被支持部とを有する本体と、
前記本体に支持され、前記第1方向に延びた第1軸部材と、
前記本体に支持され、前記第1方向に延び、前記第2方向に前記第1間隔よりも狭い第2間隔を空けて前記第1軸部材と並んで配置され、かつ、前記第1軸部材と共に前記小径円柱被印刷物を支持可能な第2軸部材と、
を備え、
前記第1軸部材および前記第2軸部材のうちの少なくとも一方は、前記回転機構によって回転される前記少なくとも何れか一方のシャフトの回転に伴い回転可能に構成されている、印刷用治具。 - 前記第1軸部材および前記第2軸部材の少なくとも一方に回転可能に挿入され、前記小径円柱被印刷物の周面に接触し、前記回転機構によって回転される前記少なくとも何れか一方のシャフトと共に回転可能に構成された回転ローラを備えた、請求項1に記載された印刷用治具。
- 前記回転機構は、前記第1シャフトおよび前記第2シャフトを回転可能に構成され、
前記回転ローラは、
前記第1軸部材に回転可能に挿入され、前記小径円柱被印刷物の周面に接触し、前記第1シャフトの回転に伴って回転するように構成された第1回転ローラと、
前記第2軸部材に回転可能に挿入され、前記小径円柱被印刷物の周面に接触し、前記第2シャフトの回転に伴って回転するように構成された第2回転ローラと、
を有する、請求項2に記載された印刷用治具。 - 前記少なくとも何れか一方のシャフトに挿入された大径用ローラを備え、
前記回転ローラの周面は、前記大径用ローラの周面と接触し、
前記回転ローラは、前記大径用ローラの回転に伴い回転するように構成されている、請求項2または3に記載された印刷用治具。 - 前記大径用ローラの周面は、第1硬度を有する材料で形成され、
前記回転ローラの周面は、前記第1硬度と同じ硬度、または、前記第1硬度よりも柔らかい第2硬度を有する材料で形成されている、請求項4に記載された印刷用治具。 - 前記小径支持部材の前記第1被支持部には、前記本体の下面から上方に凹んだ第1凹部が設けられ、
前記小径支持部材の前記第2被支持部には、前記本体の下面から上方に凹んだ第2凹部が設けられ、
前記第1シャフトは、前記第1凹部に係合し、
前記第2シャフトは、前記第2凹部に係合している、請求項1から5までの何れか1つに記載された印刷用治具。 - 前記小径支持部材の前記本体は、
前記第1軸部材の一端、および、前記第2軸部材の一端が接続された第1本体部と、
前記第1軸部材の他端、および、前記第2軸部材の他端が接続され、前記第1本体部と前記第1方向に並んで配置された第2本体部と、
を有する、請求項1から6までの何れか1つに記載された印刷用治具。 - 請求項1から7までの何れか1つに記載された印刷用治具と、
前記支持台の上方に配置され、インクを吐出するインクヘッドと、
前記支持台を昇降させる昇降機構と、
を備え、
前記小径支持部材が前記第1シャフトおよび前記第2シャフトに支持されている状態において、
前記第1軸部材の中心軸は、前記第1シャフトの中心軸、および、前記第2シャフトの中心軸よりも高い位置に配置され、
前記第2軸部材の中心軸は、前記第1シャフトの中心軸、および、前記第2シャフトの中心軸よりも高い位置に配置されている、プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021083722A JP2022177456A (ja) | 2021-05-18 | 2021-05-18 | 印刷用治具およびそれを備えたプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021083722A JP2022177456A (ja) | 2021-05-18 | 2021-05-18 | 印刷用治具およびそれを備えたプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022177456A true JP2022177456A (ja) | 2022-12-01 |
Family
ID=84237723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021083722A Pending JP2022177456A (ja) | 2021-05-18 | 2021-05-18 | 印刷用治具およびそれを備えたプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022177456A (ja) |
-
2021
- 2021-05-18 JP JP2021083722A patent/JP2022177456A/ja active Pending
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