JP2022172689A - 画像形成システム、及び画像形成システムの設定方法 - Google Patents

画像形成システム、及び画像形成システムの設定方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022172689000001
【課題】後処理装置である断裁装置の設定と、画像形成装置の読取画像の多面付けの設定を連携させることで、両者の併用を効率的に行う。
【解決手段】画像形成システム400は、画像形成装置100と、断裁機能を備える第1の後処理装置200とが接続されて構成される。画像形成システム400は、読取画像の1面当たりの読み取りサイズの設定、又は、読取画像の読み取りサイズに合わせて面付けを設定するリピート設定部191aと、印刷用紙を断裁後のカードサイズの設定、又は、カードに裁ち落とし領域を設定する断裁設定部261aと、リピート設定部191aと断裁設定部261aとを連携させる連携部191bと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システム、及び画像形成システムの設定方法に関する。
従来から、1枚の記録媒体に多面付けを実行するプリンタ等が知られている。例えば、1枚の記録媒体にプリントサイズに応じた複数の読取画像を記録して、複数の読取画像を切断すると、複数の読取画像のプリントを作成することができる(特許文献1参照)。
ここで、例えば、特許文献1の要約には、「多面付けした記録媒体を搬送手段による搬送方向に切断して、搬送方向と直交する幅方向に所定サイズとする、前方向の間隔が調整可能な2つの切断手段を有する切断部と、2つの切断手段による断裁線の幅方向の中心位置である切断中心と、記録媒体に記録される少なくとも1つの画像の幅方向の中心位置である画像中心とを一致させる、位置調整手段とを有する」プリンタが、開示されている。
特開2006-137528号公報
従来の画像形成システムでは、記録媒体において裁ち落とし領域(所謂、ドブ領域のことである。)が確保されずに面付されてしまうため、複数の読取画像をプリントしても所望の名刺サイズで断裁することができないことがあった。
また、従来の画像形成システムでは、裁ち落とし領域(ドブ領域)を確保しつつ、記録媒体を断裁した後の仕上がりサイズを、断裁装置のトリマープロファイルに設定する必要があるとともに、断裁される読取画像に裁ち落とし領域を設定した画像サイズを画像形成装置に設定する必要があった。すなわち、従来の画像形成システムでは、後処理装置の断裁装置の設定と、画像形成装置の設定の2か所に、同等の値を設定する必要があった。
そのため、従来の画像形成システムでは、断裁装置の設定と画像形成装置の設定の手間が生じていた。
そこで、本発明は、画像形成システム、及び画像形成システムの設定方法において、後処理装置である断裁装置の設定と、画像形成装置の読取画像の面付けの設定を連携させることで、両者の併用を効率的に行うことを課題とする。
すなわち、本発明の上記課題は、下記の構成により解決される。
(1)画像形成装置と、断裁機能を備える後処理装置とが接続された画像形成システムであって、
読取画像の1面当たりの読み取りサイズの設定、又は、前記読取画像の読み取りサイズに合わせて面付けを設定するリピート設定部と、
記録媒体を断裁後のカードサイズの設定、又は、カードに裁ち落とし領域を設定する断裁設定部と、
前記リピート設定部と前記断裁設定部とを連携させる連携部と、
を備える画像形成システム。
(2)前記リピート設定部は、
前記読取画像に裁ち落とし領域を考慮して面付けし、
前記連携部は、
前記リピート設定部と前記断裁設定部とを併用して所望の出力が得られない場合、前記読み取りサイズ、又は、前記面付けの設定を変更すべき旨を通知する、
(1)に記載の画像形成システム。
(3)前記リピート設定部は、
前記読取画像に裁ち落とし領域を考慮して面付けし、
前記連携部は、
前記リピート設定部と前記断裁設定部とを併用して、所望の出力が得られない場合、断裁後の前記カードサイズの設定、又は、前記カードの裁ち落とし領域の設定を変更すべき旨を通知する、
(1)に記載の画像形成システム。
(4)前記記録媒体を前記カードサイズに断裁する条件を示すプロファイルを格納する記憶部を有し、
前記断裁設定部は、
前記プロファイルのうち何れもが前記読取画像を前記記録媒体に面付けできない場合には、前記読取画像を前記記録媒体に面付けできるプロファイルを新たに生成する、
(2)又は(3)のいずれかに記載の画像形成システム。
(5)前記リピート設定部は、
1枚の前記記録媒体から取得できる前記読取画像の面数として、最低取得面数の設定を受け付け、
前記連携部は、
取得したい前記読取画像の取得面数が前記最低取得面数未満となる場合、前記読み取りサイズの設定変更、又は、前記面付けの設定変更を促す旨を通知し、
取得したい前記読取画像の取得面数が前記最低取得面数以上となる場合、前記カードサイズの設定変更、又は、前記カードの裁ち落とし領域の設定変更を促す旨を通知する、
(1)から(3)のいずれか1項に記載の画像形成システム。
(6)前記断裁後のカードサイズ、又は、前記裁ち落とし領域を考慮したカードサイズを、前記読取画像の面付けのサイズとする、
(2)又は(3)に記載の画像形成システム。
(7)前記リピート設定部は、
カードの総取得面数の設定を受け付け、
所望の出力が得られるプロファイルを読み出した場合、当該プロファイルにおいて1枚の記録媒体から取得する面数と、前記総取得面数とから前記カードの印刷部数を算出する、
(2)又は(3)に記載の画像形成システム。
(8)画像形成装置と、断裁機能を備える後処理装置とが接続された画像形成システムの設定方法であって、
読取画像の1面当たりの読み取りサイズの設定、又は、前記読取画像の読み取りサイズに合わせて面付けを設定する読取設定ステップと、
記録媒体を断裁後のカードサイズの設定、又は、カードに裁ち落とし領域を設定する断裁設定ステップと、
前記読取設定ステップと前記断裁設定ステップとを連携させる連携ステップと、
を含む画像形成システムの設定方法。
本発明によれば、画像形成システム、及び画像形成システムの設定方法において、後処理装置である断裁装置の設定と、画像形成装置の読取画像の面付けの設定を連携させることで、両者の併用を効率的に行うことができる。
第1の実施形態に係る画像形成システムの主な構成例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る画像形成システムの機能を示したブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成システムの第1の後処理装置の構成を説明する説明図である。 第1の実施形態において、画像形成装置が、読取画像を印刷用紙にレイアウトする状態を示した説明図である。 読取画像に対し、リピート設定をする場合の領域と各サイズを規定したものである。 第1の実施形態に係る画像形成システムの画像形成装置が、実行する処理を示したフローチャートである(その1)。 第1の実施形態に係る画像形成システムの画像形成装置が、実行する処理を示したフローチャートである(その2)。 読取画像の主走査方向のサイズ及び副走査方向のサイズの両方が、一方のドブ領域の中間線から他方のドブ領域の中間線までのサイズを超える場合を示した説明図である。 読取画像の主走査方向のサイズ、及び副走査方向のサイズの両方が、ドブ領域の最内枠のサイズに収まる場合を示した説明図である。 連携部が、操作表示部に、断裁線と、読取画像とを表示して、ユーザに対して仕上りの確認を促すことを示した説明図である。 印字領域は、指定サイズ内に収まっているが、印字領域の一部がドブ領域に、はみ出ている場合を示した説明図である。 第3の実施形態に係る画像形成システムが実行する処理を示したフローチャートである。 第4の実施形態に係る画像形成システムの画像形成装置が、実行する処理を示したフローチャートである(その1)。 第4の実施形態に係る画像形成システムの画像形成装置が、実行する処理を示したフローチャートである(その2)。 操作表示部に表示されたプロファイル選択画面を示した説明図である。 第5の実施形態に係る画像形成システムの画像形成装置が、実行する処理を示したフローチャートである(その1)。 第5の実施形態に係る画像形成システムの画像形成装置が、実行する処理を示したフローチャートである(その2)。 操作表示部に表示されたプロファイル選択画面を示した説明図である。 第6の実施形態に係る画像形成システムの画像形成装置が、実行する処理を示したフローチャートである(その1)。 第6の実施形態に係る画像形成システムの画像形成装置が、実行する処理を示したフローチャートである(その2)。 操作表示部に表示されたプロファイル選択画面を示した説明図である。 比較例の画像形成システムにおいて、トリマーユニットによる断裁が設定された状態を示した説明図である。 トリマープロファイルの設定画面を示した説明図である。 画像形成装置のUIの設定画面を示していた説明図である。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
本発明の実施形態の詳細について説明する前に、まず、本発明の概要を説明する。
(本発明の概要)
[課題1]
比較例の画像形成システムにおいて、通常、読取画像が繰り返し面付された場合、面と面との間の隙間(余白)は設けられずにレイアウトされている。そのため、トリマーユニットによる断裁が設定された場合、比較例の画像形成システムでは、所望の位置に読取画像をレイアウトすることができない。
図15Aは、比較例の画像形成システムにおいて、トリマーユニット(断裁装置)による断裁が設定された状態を示した説明図である。
図15Aに示すように、比較例の画像形成システムでは、読取画像BGは、記録媒体の印字領域の左上の頂点を画像基準位置BPとして、左上に詰めるようにレイアウトされて印字される。読取画像BGが印字された記録媒体は、トリマーユニットにおいて、断裁線IL1~IL4によりカードサイズに断裁されるが、ドブ領域(すなわち、裁ち落とし領域)を考慮することなくレイアウトされているため、断裁されたカードには、所望の出力結果(すなわち、所望の読取画像BG)が印字されない。
[課題2]
また、読取画像BGに関する課題とは別に、トリマーユニットプロファイルにおけるカード断裁の設定と手動リピートの設定とにおいて、2か所に同じ値の入力が必要であり、ユーザにとって手間となっている。なお、トリマーユニットプロファイルとは、記録媒体をカードサイズに断裁する条件を示すプロファイルのことであり、単に、プロファイルともいう。
図15Bは、トリマーユニットプロファイルの設定画面180Aを示し、図15Cは、画像形成装置のUI(User Interface)の設定画面180Bを示している。
図15Bに示すトリマーユニットプロファイルの設定画面180Aには、プロファイルを作成するための設定が示されており、印刷用紙の断裁方法181A、設定情報182A、断裁設定183A、作成完了ボタン184、取消ボタン185が表示されている。
印刷用紙の断裁方法181Aは、印刷用紙を搬送方向に搬送しながら断裁するイメージを表示している。
設定情報182Aには、プロファイル名の「card」、用紙サイズの「330.2×420.0」、断裁種類の「カード断裁」が設定されている。
断裁設定183Aは、仕上がりサイズを示す縦幅と横幅を設定すると共に(欄183B)、断裁の設定に必要な数値が設定されている。例えば、欄183Bには、仕上がりサイズ(縦幅)に85.0[mm]が設定されており、仕上がりサイズ(横幅)に50.0[mm]が設定されている。また、先端位置には、10.0mmが設定されており、後端位置には、30.0mmが設定されている。
作成完了ボタン184は、トリマーユニットプロファイルの作成が完成したときにユーザが押下するボタンである。取消ボタン185は、トリマーユニットプロファイルの設定画面180Aで設定した内容を取り消すためのボタンである。
一方、図15Cに示す画像形成装置のUIの設定画面180Bには、リピートモードの範囲、又はモードの設定が示されており、項目186、項目187、項目188が表示されている。
項目186では、画像サイズを手動で設定する内容を示しており、欄186Aに、ヨコ分割幅として50mmと、タテ分割幅として85mmが設定されている。欄186Aの数値は、アップダウンボタンで数値を選択することができ、またテンキー入力を使用して、数値を入力してもよい。
項目187では、読取画像を自動でリピートする設定を示している。項目188では、リピートの種類と方向の指定を示しており、例えば、1つの読取画像を2つ面付する2リピート、1つの読取画像を4つ面付する4リピート、1つの読取画像を8つ面付する8リピートが表示されている。また、2リピートする際にリピートの方向を指定する、右側を下に反転する設定と、左側を下に反転する設定をすることができる。
図15Bの断裁設定183Aと、図15Cの欄186Aに示したように、比較例の画像形成システムでは、トリマーユニットプロファイルにおけるカード断裁の設定と、手動リピートを併用する際のUIに数値を設定する必要があり、ユーザにとって操作性が良くなかった。
そこで、本実施の形態に係る画像形成システムは、後処理装置である断裁装置の設定と、画像形成装置の読取画像の面付けの設定を連携させることで、両者の併用を効率的に行うことができるようになっている。
<第1の実施形態>
[画像処理システムの全体構成]
図1は、第1の実施形態に係る画像形成システム400の主な構成例を説明する説明図である。図2は、第1の実施形態に係る画像形成システム400の機能を示したブロック図である。図3は、第1の実施形態に係る画像形成システム400の第1の後処理装置200の構成を説明する説明図である。
なお、図1から図3に示された第1の実施形態に係る画像形成システム400において、同一の構成については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
第1の実施形態に係る画像形成システム400は、画像形成装置100、第1の後処理装置200、及び第2の後処理装置300を備えて構成されている。本実施形態では、画像形成装置100に、断裁機能を備える第1の後処理装置200及び第2の後処理装置300が接続されることにより、画像形成システム400として機能する。
画像形成装置100は、画像読取部110、画像処理部120、画像形成部130、給紙部140、用紙搬送部150、定着部160、通信部170、操作表示部180、及び制御部190を備えて構成されている。通信部170は、ネットワークインタフェース171と後処理装置インタフェース172とを備えて構成されている。これらの構成要素は、図2に示す内部バス101によって、相互に接続されている。なお、図面ではインタフェースのことを、“I/F”と省略して記載している。
画像読取部110は、画像を読み取る読取面に載置された原稿を読み取り、画像データを取得する。また、画像読取部110は、ADF(Auto Document Feeder)によって搬送される原稿を読みって、画像データを取得することもできる。
画像処理部120は、画像読取部110で取得した画像データに対し、各種の画像処理を施し、印刷用の画像データを生成する。
画像形成部130は、印刷用の画像データに基づいて、記録媒体である印刷用紙に画像を形成する。画像形成部130は、例えば、電子写真方式による作像プロセスを用いて、印刷用紙に画像を形成する。なお、電子写真方式による作像プロセスは、帯電、露光、現像、及び転写の各工程をプロセスに含む画像形成方法である。
給紙部140は、印刷用紙を画像形成部130に供給する。給紙部140は、2段で構成される上段トレイ141と下段トレイ142とを備えており、2段の用紙トレイが構成され、サイズの異なる用紙が格納されている。
用紙搬送部150は、用紙を搬送する搬送用ローラ対151を有し、画像形成装置100内において用紙を搬送する。給紙部140から給紙される用紙は、搬送用ローラ対151を介して、画像形成部130に向けて搬送される。搬送される用紙は、搬送用ローラ対151において、感光体ドラムに形成されたトナー画像と同期が取られ、転写部においてトナー画像が転写され、定着部160に搬送される。
定着部160は、加熱ローラと加圧ローラとを備え、用紙に形成されたトナー画像に対し、加熱と加圧を施して、トナー画像を印刷用紙に定着させる。
通信部170は、第1の後処理装置200、又は第2の後処理装置300の少なくとも何れかと通信する部位である。通信部170は、ネットワークインタフェース171と後処理装置インタフェース172とを備えて構成されている。ネットワークインタフェース171は、ネットワークを介して、例えば、パーソナルコンピュータやサーバに接続され、印刷ジョブを受信する。後処理装置インタフェース172は、第1の後処理装置200に接続されるとともに、第2の後処理装置300にも接続されて、画像データを送受信する。
操作表示部180は、タッチパネルディスプレイ(図示せず)を備え、入力部を構成するとともに、表示部(図示せず)を備え、出力部を構成する。操作表示部180は、各種設定や処理の指示を受け付けるとともに、印刷ジョブの実施状況、後処理の条件、エラーの発生状況などを表示する。
制御部190は、CPU(Central Processing Unit)191、補助記憶部192、RAM(Random Access Memory)193、ROM(Read Only Memory)194を備えて構成されている。
CPU191が、ROM194や補助記憶部192に格納された画像形成装置100の制御用プログラムを実行することにより、リピート設定部191a、及び連携部191bを具現化する。
リピート設定部191aは、読取画像の1面当たりの読み取りサイズの設定、又は、読取画像の読み取りサイズに合わせて面付けを設定する。これにより、リピート設定部191aは、読取画像にドブ領域(裁ち落とし領域)を考慮して面付けする。
連携部191bは、リピート設定部191aと、断裁設定部261aとを連携させる。連携部191bは、例えば、リピート設定部191aと断裁設定部261aとを併用して所望の出力が得られない場合、読み取りサイズ、又は、面付けの設定を変更すべき旨を操作表示部180に表示させて、ユーザに通知する。また、連携部191bは、リピート設定部191aと断裁設定部261aとを併用して、所望の出力が得られない場合、断裁後のカードサイズの設定、又は、断裁後のカードのドブ領域(裁ち落とし領域)の設定を変更すべき旨を操作表示部180に表示させて、ユーザに通知する。
補助記憶部192は、大容量の記憶装置によって構成され、例えば、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)、不揮発性メモリなどを備えている。補助記憶部192は、制御プログラム、及びTU(Trimmer Unit)プロファイルなどを格納する。
RAM193は、CPU191により実行制御される各種処理において、ROM194から読み出され、CPU191で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。
このような構成を備えることにより、画像形成装置100は、画像読取部110に載置された原稿から画像を読み取り(これを読取画像ともいう。)、その読取画像に対し、面付やドブ領域(裁ち落とし領域または余白)などの設定を行い、印刷用紙(記録媒体)に画像を形成する。なお、特許請求の範囲に記載された裁ち落とし領域は、ドブ領域(単に、ドブということもある。)のことを意味し、リピート設定部191aにより、読取画像に裁ち落とし領域(ドブ)が設定されるとともに、読取画像は、裁ち落とし領域(ドブ)が設定された状態で、リピート設定部191aにより、面付けが実行される。
第1の後処理装置200は、用紙搬送部210、後処理部220、屑箱230、カードトレイ231、パージトレイ240、通信インタフェース部250、及び制御部260を備えて構成されている。これらの構成要素は、内部バス201によって、相互に接続されている。
用紙搬送部210は、長尺紙搬送部215及びパージ搬送部216を備えて構成されている。用紙搬送部210は、図3に示すように、搬送路211,212,213を備えると共に、複数の搬送ローラ対214を備えて構成されている。用紙搬送部210は、第1の後処理装置200の搬送路にセットされた印刷用紙を搬送する。具体的には、用紙搬送部210は、複数の搬送ローラ対214によって、画像形成装置100の用紙搬送部150から搬送された印刷用紙を後処理部220へ搬送すると共に、後処理を実行した印刷用紙を第2の後処理装置300へ搬送する。
長尺紙搬送部215は、画像形成装置100の用紙搬送部150から搬送された印刷用紙を整えながら、後処理部220に搬送する。パージ搬送部216は、後処理部220で後処理された印刷用紙をパージトレイ240に搬送する。
後処理部220は、複数の機能ユニット401~404によって印刷用紙に後処理を実施する。後処理部220は、複数のスロット221~224を備え、複数の各スロット221~224には、機能ユニット401~404が装填される。各機能ユニット401~404は、各スロット221~224において入れ替え可能になっており、所定のスロット221~224が装填される。
各スロット221~スロット224は、図3に示すように、それぞれ検出センサ225~228を有している。検出センサ225~228は、機能ユニット401~404の装填を検出しており、機能ユニット401~404の装填と種類を取得する。
機能ユニット401~404のそれぞれは、例えば、CD(Cross feeding Direction)断裁ユニット、天地スリットユニット、ドブ断ちスリットユニット、クリースユニット、CDミシンユニット、FD(Feed Direction)ミシンユニット、名刺スリットユニットなどが該当する。
CD断裁ユニットは、CD方向に用紙を断裁するユニットである。天地スリットは、用紙搬送方向に用紙を断裁するユニットであり、FD断裁ユニットとも呼ばれる。ドブ断ちスリットユニットは、FD方向にスリットを形成するユニットである。ドブ断ちスリット処理は、2つ平行な断裁線で断裁を行って、2つの断裁線の間にスリットを形成する。クリースユニットは、所定方向(CD方向、又はFD方向)に筋を形成するユニットである。CDミシンユニットは、CD方向にミシン目を形成するユニットである。FDミシンユニットは、FD方向にミシン目を形成するユニットである。名刺スリットユニットは、名刺サイズに用紙を断裁するため、FD方向に複数のスリットを形成するユニットである。なお、機能ユニット401~404は、例示であり、これらに限定されるものではない。
後処理部220が有する機能ユニット401~404により断裁された断裁屑は、屑箱230に自然落下して、蓄積される。ユーザは、屑箱230に格納された断裁屑を容易に廃棄することができる。
カードトレイ231には、後処理部220において印刷用紙がカードサイズに断裁された各カードが格納される。
通信インタフェース部250は、通信回線102を介して、画像形成装置100の後処理装置インタフェース172に接続され、断裁に関するデータの送受信を行う。
制御部260は、CPU261、RAM262、ROM263を備えて構成されている。
CPU261は、ROM263に格納された第1の後処理装置200の制御用プログラムを実行することにより、断裁設定部261aを具現化する。断裁設定部261aは、印刷用紙を断裁後のカードサイズの設定、又は、断裁後のカードにドブ領域を設定する。
RAM262は、CPU261により実行制御される各種処理において、ROM263から読み出され、CPU261で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。RAM262は、TUプロファイルを格納してもよい。
このような構成を備えることにより、第1の後処理装置200は、画像形成装置100の断裁の指示を受信し、供給された印刷用紙に断裁を施す。
第2の後処理装置300は、挿入給紙部310、用紙搬送部320、平綴じ部330、メイントレイ340、パージトレイ350、通信インタフェース360、及び制御部370を備えて構成されている。
挿入給紙部310は、2つの給紙トレイを備えて構成されている。挿入給紙部310の給紙トレイには、例えば、印刷物の表紙や章分けの挿入紙が装填され、所定のタイミングで給紙される。
用紙搬送部320は、搬送路321と、複数の搬送ローラ対322を備えて構成されている。用紙搬送部320は、第1の後処理装置200から供給された印刷用紙を搬送路321に沿って搬送する。また、用紙搬送部320は、第1の後処理装置200、又は挿入給紙部310から供給された用紙を搬送路321に沿って搬送する。また、用紙搬送部320は、平綴じ部330において平綴じされた冊子を、メイントレイ340に搬送する。
平綴じ部330は、図示しないスタッカー部とステープル部とを備えて構成されている。スタッカー部には、印刷用紙が蓄積され、ステープル部では、用紙の束をステープル止めする。これにより、平綴じ部330は、用紙の束の端をステープル止めすることにより、平綴じして冊子を作成することができる。
メイントレイ340は、用紙搬送部320によって搬送された用紙のうち、適切に印刷された有効な用紙を排出する。パージトレイ350は、用紙搬送部320によって搬送された用紙のうち、不適切に印刷された用紙を排出する。
通信インタフェース360は、通信回線102を介して、画像形成装置100の後処理装置インタフェース172に接続され、断裁に関するデータの送受信を行う。
制御部370は、CPU371、RAM372、ROM373を備えて構成されている。
CPU371は、ROM373に格納された第2の後処理装置300の制御用プログラムを実行することにより、様々な機能を具現化する。RAM372は、CPU371により実行制御される各種処理において、ROM373から読み出され、CPU371で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に記憶するワークエリアとして機能する。
このような構成を備えることにより、第2の後処理装置300は、画像形成装置100の断裁の指示を受信し、印刷された印刷用紙をメイントレイ340又はパージトレイ350から排出する。
なお、本発明に係る実施の形態では、名刺サイズの断裁を想定しており、第1の後処理装置200の後処理部220で印刷用紙が名刺サイズ(カードサイズ)に断裁されると、断裁された各カードは、第1の後処理装置200のカードトレイ231に格納される。名刺サイズのカードには、東京4号又は大阪9号と呼ばれる、91[mm]×55[mm]で構成されるサイズを含め、複数断裁されたカードが含まれる。
[課題1に対するレイアウト]
課題1に対して、画像形成システム400の画像形成装置100は、読取画像の中央部を画像基準位置として所望の断裁位置を設定し、レイアウトする。
図4は、第1の実施形態において、画像形成装置100が、読取画像GZ1~GZ4を印刷用紙にレイアウトした状態を示した説明図である。
図4に示すように、画像形成装置100は、画像処理部120において読取画像GZ1を4リピートで印刷用紙にレイアウトする場合、各読取画像GZ1~GZ4のドブ領域(すなわち、裁ち落とし領域)を考慮して、レイアウトを実行する。
画像処理部120は、各読取画像GZ1~GZ4の中心を画像基準位置RP1~RP4に設定し、ドブ領域を設定する。
ドブ領域は、4つの領域から構成される。すなわち、1つ目の領域は、断裁線LX1と断裁線LX2で挟まれる領域であり、2つ目の領域は、断裁線LX3と断裁線LX4で挟まれる領域であり、3つ目の領域は、断裁線LY1と断裁線LY2で挟まれる領域であり、4つ目の領域は、断裁線LY3と断裁線LY4で挟まれる領域である。断裁線LX1~LX4,断裁線LY1~LY4は、第1の後処理装置200で断裁される位置を示したものである。
このように、画像形成装置100は、各読取画像GZ1~GZ4を、所望の断裁位置にレイアウト可能である。また、第1の実施形態で示す各読取画像GZ1~GZ4のレイアウトは、第2の実施形態以降にも適用する。
<第2の実施形態>
[読取画像の設定]
課題2に対して、上記構成からなる画像形成システム400が実行する処理について、図1から図3を参照しながら、フローチャートを用いて説明する。まず、読取画像GZ1に対し、ドブ領域や断裁線を以下のように規定する。
図5は、読取画像GZ1に対し、リピート設定をする場合の領域と各サイズを規定したものである。なお、断裁線LX1~LX4,断裁線LY1~LY4は、第1の実施形態の場合と同様に、第1の後処理装置200で断裁される位置を示すものとする。
図5に示すように、サイズRXは、主走査方向における読取画像GZ1のサイズを示している。サイズRYは、副走査方向における読取画像GZ1のサイズを示している。
サイズCXは、主走査方向における断裁後のカードの有効領域のサイズを示している。サイズCXは、ドブ領域の最内枠の高さ方向のサイズでもある。サイズCYは、副走査方向における断裁後のカードの有効領域のサイズを示している。サイズCYは、ドブ領域の最内枠の幅方向のサイズでもある。
サイズDX1は、主走査方向におけるドブ領域の幅を示している。サイズDY1は、副走査方向におけるドブ領域の幅を示している。サイズDX2は、主走査方向におけるドブ領域の中間線から端までの幅を示している。サイズDY2は、副走査方向におけるドブ領域の中間線から端までの幅を示している。また、サイズRXとサイズRYの矩形のリピート領域には、任意の文字(例えば、AAA,BBB,CCC)が、読取画像GZ1によりリピートされる。
[画像形成システムの処理]
図6A及び図6Bは、第1の実施形態に係る画像形成システム400の画像形成装置100が、実行する処理を示したフローチャートである。
まず、画像形成装置100は、操作表示部180により、トリマーユニット(TU:Trimmer Unit)カードの断裁設定を受け付ける(ステップS001)。
画像形成装置100のCPU191は、補助記憶部192からTUプロファイルを読み出す(ステップS003)。画像形成装置100は、操作表示部180により、読取画像の手動リピートの選択入力を受け付ける(ステップS005)。
画像形成装置100は、操作表示部180により、読取画像の読み取りサイズの入力を受け付ける(ステップS007)。これにより、リピート設定部191aは、読取画像GZ1の読み取りサイズの設定に合わせて、読取画像GZ1にドブ(裁ち落とし領域)を考慮して面付けを設定する。なお、断裁設定部261aは、記録媒体の断裁設定を保持している。ここで、記録媒体の断裁設定とは、サイズCXとサイズDX2の組み合わせ、及び、サイズCYとサイズDY2の組み合わせである。
画像形成装置100の連携部191bは、読取画像GZ1の主走査方向のサイズRX又は副走査方向のサイズRYのいずれかが、一方のドブ領域の中間線から他方のドブ領域の中間線までのサイズを超える場合を判定する。例えば、図5で規定したサイズRXが、サイズCXとサイズDX2×2の和よりも大きいか、また、サイズRYが、サイズCYとサイズDY2×2の和よりも大きいかを判定する(ステップS009)。
図7Aは、読取画像GZ1の主走査方向のサイズRX及び副走査方向のサイズRYの両方が、一方のドブ領域の中間線M2から他方のドブ領域の中間線M2までのサイズを超える場合を示した説明図である。
図7Aでは、読取画像GZ1の主走査方向のサイズRXが、左側のドブ領域の中間線M2から右側のドブ領域の中間線M2までのサイズである(CX+DX×2)を超えている。そのため、右側にリピートされた読取画像GZ2は、望ましい位置よりも右側にレイアウトされる。この読取画像GZ2が印刷された印刷用紙を断裁したカードの印刷は、望ましい位置よりも右側に寄ってしまい、適切に断裁できない。
また、画像形成装置100の連携部191bは、読取画像の主走査方向のサイズRX又は副走査方向のサイズRYのいずれかがドブ領域の最内枠のサイズに収まる場合を判定する。例えば、図5で規定したサイズRXがドブ領域の最内枠の高さ方向のサイズCXよりも小さいか、または、サイズRYがドブ領域の最内枠の幅方向のサイズCYよりも小さいか否かを判定する(ステップS009)。
図7Bは、読取画像GZ5の主走査方向のサイズRX、及び副走査方向のサイズRYの両方が、ドブ領域の最内枠のサイズに収まる場合を示した説明図である。
図7Bでは、読取画像GZ5が、ドブ領域の最内枠(断裁線LX2と断裁線LX3の間、断裁線LY2と断裁線LY3の間)の領域に収まっている。そのため、断裁されたカードの端部が印刷されなくなり、後処理部220は、読取画像GZ5が印刷された印刷用紙を適切に断裁できない。
画像形成装置100の連携部191bは、読取画像GZ1の主走査方向のサイズRX又は副走査方向のサイズRYのいずれかが、一方のドブ領域の中間線から他方のドブ領域の中間線までのサイズを超える場合、又は、読取画像GZ5の主走査方向のサイズRX又は副走査方向のサイズRYのいずれかがドブ領域の最内枠のサイズに収まる場合(ステップS009のYES)、断裁の警告表示を行う(ステップS011)。つまり、リピート設定部191aと断裁設定部261aとを併用して所望の出力が得られないため、連携部191bは、面付けの設定を変更すべきか、または、断裁後のカードサイズの設定、又は、カードのドブ領域の設定を変更すべき旨を通知する。
例えば、連携部191bは、操作表示部180に、「この画像サイズでは、正しくカードを断裁することができません。カード断裁設定か、画像サイズを変更してください。」という旨の表示を行う。
連携部191bは、読み取りサイズか、又は、TUプロファイルの変更を待ち受けており(ステップS013のNO)、読み取りサイズか、又は、TUプロファイルが変更されると(ステップS013のYES)、ステップS009に戻り、再度、判定を行う。
一方、読取画像GZ1の主走査方向のサイズRX及び副走査方向のサイズRYのいずれも一方のドブ領域の中間線から他方のドブ領域の中間線までのサイズを超えることなく、又、読取画像GZ5の主走査方向のサイズRX及び副走査方向のサイズRYのいずれもがドブ領域の最内枠のサイズに収まらない場合(ステップS009のNO)、連携部191bは、ステップS015に進む。
ステップS015において、連携部191bは、操作表示部180に、「コピーができます」という表示を行い、ステップS017に進む。制御部190は、印刷ジョブを実行するスタート釦の押下を待ち受ける(ステップS017のNO)。
制御部190は、スタート釦が押下されると(ステップS017のYES)、画像読取部110の原稿を読み取り(ステップS019)、ステップS021に進む。
ステップS021において、制御部190は、読取画像のサムネイルを操作表示部180に表示させ、ステップS023に進む。連携部191bは、印字領域が断裁後領域に収まっているか否かを判定する(ステップS023)。
ステップS023において、連携部191bは、印字領域が断裁後領域に収まっている場合(ステップS023のYES)、サムネイルを表示して、ステップS025に進む。
図7Cは、連携部191bが、操作表示部180に、断裁線LX1~LX4,断裁線LY1~LY4と、読取画像GZ1とを表示して、ユーザに対して仕上りの確認を促すことを示した説明図である。
図7Cでは、断裁線LX1~LX4,断裁線LY1~LY4と、読取画像GZ1を重ねたサムネイル表示により、ユーザに仕上りの確認を促している。
ステップS025において、制御部190は、ユーザによって仕上がりが確認された上でスタート釦が押下されることを待ち受けており(ステップS025のNO)、スタート釦が押下されると(ステップS025のYES)、ステップS029に進む。
一方、印字領域が断裁後領域に収まっていない場合(ステップS023のNO)、リピート設定部191aと断裁設定部191bとを併用しても所望の出力が得られないため、連携部191bは、ユーザに対して警告を通知する(ステップS027)。
図7Dは、印字領域は、指定サイズ内に収まっているが、印字領域の一部(DDD)がドブ領域に、はみ出ている場合を示した説明図である。
図7Dでは、印字領域は、指定サイズ内に収まっているため、望ましい状態ではある。しかしながら、印字領域の一部(DDD)がドブ領域にはみ出ているため、ユーザに対し、警告することが望ましい。
例えば、連携部191bは、操作表示部180に、「印字領域の一部がドブ領域にはみ出しています。この領域は、出力されませんが、宜しいですか?」と表示し(ステップS027)、ユーザから「はい(Y)」か、「いいえ(N)」の選択を待ち受ける。
ここで、ユーザによって、「いいえ(N)」が選択された場合(ステップS027のNO)、制御部190は、ステップS007に戻り、上述したステップS007以降の処理を繰り返す。
一方、ユーザによって、「はい(Y)」が選択された場合(ステップS0027のYES)、制御部190は、ステップS029に進む。
ステップS029において、画像形成装置100の給紙部140は、画像形成部130に印刷用紙を給紙して(ステップS029)、読取画像の印刷を開始させる。
読取画像が印刷された印刷用紙は、第1の後処理装置200の後処理部220でカード断裁処理が実行された後(ステップS031)、断裁されたカード(すなわち、印刷用紙のことである。)が、カードトレイ231に排出される。
画像形成システム400は、断裁されたカードの排紙が完了すると(ステップS033)、処理を終了する。
以上説明したように、第1の実施形態に係る画像形成システム400は、リピート設定部191aと、断裁設定部261aと、リピート設定部191aと断裁設定部261aとを連携させる連携部191bを備えて構成されている。
これにより、第1の実施形態に係る画像形成システム400は、後処理装置である第1の後処理装置200の設定と、画像形成装置100の読取画像の面付けの設定を連携させることで、両者の併用を効率的に行うことができ、読取画像の多面付けの操作性を改善すると共に、作業の効率化を図ることができる。
<第3の実施形態>
第2の実施形態では、読取画像の読み取りサイズに対して、TUプロファイルの断裁サイズが不適切な場合に、TUプロファイルの断裁サイズの変更を促すものである。換言すれば、読取画像の読み取りサイズを優先して、TUプロファイルの断裁サイズを変更している。これに対し、第3の実施形態では、TUプロファイルの断裁サイズを優先し、読取画像の読み取りサイズを変更する場合について、説明する。
図8は、第3の実施形態に係る画像形成システム400が実行する処理を示したフローチャートである。なお、第2の実施形態と同一の処理については、同一の符号を付して、説明を適宜、省略する。
画像形成装置100のCPU191は、第1の実施形態と同様に、TUカード断裁の設定を受け付けて(ステップS001)、TUプロファイルを読み出す(ステップS003)。
画像形成装置100は、操作表示部180により、読取画像の手動リピートの選択入力を受け付け(ステップS005)、読取画像の読み取りサイズが自動入力される(ステップS0051)。
読み取りサイズは、例えば、主走査方向の読み取りサイズに、サイズCXとサイズDX1の和か、又は、サイズCXが入力されると共に、副走査方向の読み取りサイズに、サイズCYとサイズDY1の和か、又は、サイズCYが自動入力される。なお、サイズCXとサイズDX1の和、又は、サイズCYとサイズDY1の和が自動入力される場合は、プロファイル設定断裁後のサイズに、ドブ幅を加えた領域が設定される。すなわち、読み取りサイズ(読取画像の面付けのサイズ)は、断裁後のカードサイズ、又は、ドブ領域を考慮したカードサイズとすることができる。
これにより、画像形成装置100の連携部191bは、操作表示部180に、「コピーができます」という表示を行い(ステップS015)、以降は、第1の実施形態と同様の処理を行うことができる。
また、第2の実施形態において、ステップS027でNOの場合、ステップS007に戻っていたが、第3の実施形態では、ステップS003に戻るようになっている。
以上説明したように、第3の実施形態に係る画像形成システム400の画像形成装置100は、第2の実施形態と同様に、読取画像の多面付けの操作性を改善すると共に、作業の効率化を図ることができる。
<第4の実施形態>
第2の実施形態及び第3の実施形態では、TUカード断裁を選択してから原稿を読み取っていたが、第4の実施形態では、先に原稿を読み取り、その後、TUカード断裁を選択する。
[画像形成システムの処理]
上記構成からなる画像形成システム400の画像形成装置100が実行する処理について、適宜、図1~図3を参照しながら、フローチャートを用いて説明する。
図9A及び図9Bは、第4の実施形態に係る画像形成システム400の画像形成装置100が、実行する処理を示したフローチャートである。
まず、画像形成装置100は、操作表示部180により、手動リピートの選択入力を受け付け、ユーザの操作による読み取りサイズの入力を受け付ける(ステップS101)。
ユーザの操作によってスタート釦が押下されることにより、画像読取部110は、原稿の読み取りを実行する(ステップS103)。
次に、画像形成装置100の制御部190は、ユーザに対し、TUカード断裁の設定を受け付けるか否かを操作表示部180に表示する。例えば、制御部190は、操作表示部180に、「TUカード断裁の設定を行いますか?」と表示させ(ステップS105)、ユーザから、「はい(Yes)」か、又は、「いいえ(No)」の選択を待ち受ける。
ユーザによって、「いいえ(No)」が選択された場合(ステップS107のNO)、制御部190は、ステップS121に進む。
一方、「はい(Yes)」が選択された場合には(ステップS107のYES)、画像形成装置100のCPU191は、TUプロファイルの登録が有るか否かを判定する(ステップS109)。
TUプロファイルの登録が有る場合(ステップS109のYES)、CPU191は、補助記憶部192からプロファイル一覧を読み出し(ステップS111)、ステップS115に進む。一方、TUプロファイルの登録が無い場合(ステップS109のNO)、CPU191は、ステップS113に進む。
ステップS115において、画像形成装置100の連携部191bは、プロファイルの中に、サイズRXが、サイズCXより大きく、サイズCXとサイズDX2×2との和よりも小さく、かつ、サイズRYが、サイズCYより大きく、サイズCYとサイズDY2×2との和よりも小さい条件を満たすプロファイルが、あるか否かを判定する(ステップS115)。
ここで、条件を満たすプロファイルがある場合は(ステップS115のYES)、連携部191bは、条件を満たさないプロファイルに対してグレーアウトする。すなわち、制御部190の連携部191bは、サイズRXが、サイズCXより大きく、サイズCXとサイズDX2×2との和よりも小さく、かつ、サイズRYが、サイズCYより大きく、サイズCYとサイズDY2×2との和よりも小さい条件を満たさないプロファイルに対して、グレーアウトして、操作表示部180に一覧表示する(ステップS117)。
一方、条件を満たすプロファイルが無い場合(ステップS115のNO)、連携部191bは、ステップS113に進む。
ステップS113において、連携部191bは、サイズDX2に主走査方向の読み取りサイズにデフォルトのドブ幅を自動で設定するとともに、サイズDY2に副走査方向の読み取りサイズにデフォルトのドブ幅を自動で設定する。これにより、サイズCXには、サイズRXからデフォルトのドブ幅であるサイズDX2×2を引いたサイズが自動で設定され、サイズCXには、サイズRYからデフォルトのドブ幅であるサイズDY2×2を引いたサイズが自動で設定される(ステップS113)。
なお、連携部191bは、操作表示部180に、例えば、「正しくカード断裁できるプロファイルが登録されておりません。主走査方向の読み取りサイズ85mm未満、主走査方向のドブ中間サイズ85mmを超え、副走査方向の読み取りサイズ50mm未満、副走査方向のドブ中間サイズ50mmを超えるプロファイルを登録してください」と表示させ、手動で作成を促しても良い。
このように、補助記憶部192は、印刷用紙をカードサイズに断裁する条件を示すプロファイルを有し、断裁設定部261aは、プロファイルのうち何れもが読取画像を印刷用紙に面付けできない場合は、読取画像を印刷用紙に面付けできるプロファイルを新たに生成してもよい。なお、新たに生成したプロファイルを含め、これらのプロファイルは、RAM262に格納してもよい。
図10は、操作表示部180に表示されたプロファイル選択画面181を示した説明図である。図10に示すように、プロファイル選択画面181には、No.、カード断裁プロファイル名、主走査サイズ、主走査ドブ中間サイズ、副走査サイズ、及び副走査ドブ中間サイズの欄が表示されている。
No.1は、カード断裁プロファイル名が、「名刺 UD」であり、主走査サイズが、「80」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「86」であり、副走査サイズ[mm]が、「48」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「53」となっている。No.2は、カード断裁プロファイル名が、「KMロゴ」であり、主走査サイズ[mm]が、「80」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「84」であり、副走査サイズ[mm]が、「48」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「53」となっている。
No.3は、カード断裁プロファイル名が、「電話メモ」であり、主走査サイズ[mm]が、「80」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「86」であり、副走査サイズ[mm]が、「48」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「49」となっている。No.4は、カード断裁プロファイル名が、「KMロゴ(文字のみ)」であり、主走査サイズ[mm]が、「120」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「126」であり、副走査サイズ[mm]が、「48」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「53」となっている。
No.5は、カード断裁プロファイル名が、「名刺 SZ」であり、主走査サイズ[mm]が、「80」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「86」であり、副走査サイズ[mm]が、「100」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「105」となっている。No.6は、カード断裁プロファイル名が、「チラシ」であり、主走査サイズ[mm]が、「40」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「46」であり、副走査サイズ[mm]が、「48」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「53」となっている。
No.7は、カード断裁プロファイル名が、「名刺 TN」であり、主走査サイズ[mm]が、「80」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「86」であり、副走査サイズ[mm]が、「30」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「35」となっている。No.8は、カード断裁プロファイル名が、「シール」であり、主走査サイズ[mm]が、「75」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「87」であり、副走査サイズ[mm]が、「43」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「55」となっている。
No.9は、カード断裁プロファイル名が、「ラベル」であり、主走査サイズ[mm]が、「120」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「126」であり、副走査サイズ[mm]が、「100」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「105」となっている。No.10は、カード断裁プロファイル名が、「業務メモ」であり、主走査サイズ[mm]が、「30」であり、主走査ドブ中間サイズ[mm]が、「32」であり、副走査サイズ[mm]が、「20」であり、副走査ドブ中間サイズ[mm]が、「21」となっている。
なお、No.2~No.7までのカード断裁プロファイル名と、No.9、10のカード断裁プロファイル名は、ステップS117の条件を満たさないため、グレーアウトされている。そのため、プロファイル選択画面181では、No.1の「名刺 UD」と、No.8の「シール」が、選択可能に表示されている。
断裁設定部261aは、有効なプロファイルの選択を待ち受けており(ステップS119のNO)、No.1の「名刺 UD」か、又は、No.8の「シール」が選択されると(ステップS119のYES)、ステップS121に進む。
ステップS121において、画像形成装置100の給紙部140は、画像形成部130に印刷用紙を給紙して、読取画像の印刷を開始させる(ステップS121)。
読取画像が印刷された印刷用紙は、第1の後処理装置200の後処理部220でカード断裁処理が実行された後(ステップS123)、断裁されたカードが、カードトレイ231に排出される。
画像形成システム400は、断裁されたカードの排紙が完了すると(ステップS125)、処理を終了する。
以上説明したように、第4の実施形態に係る画像形成システム400は、リピート設定部191aと、断裁設定部261aと、リピート設定部191aと断裁設定部261aとを連携させる連携部191bを備えて構成されている。
これにより、第4の実施形態に係る画像形成システム400は、第2の実施形態及び第3の実施形態と同様に、後処理装置である第1の後処理装置200の設定と、画像形成装置100の読取画像の面付けの設定を連携させることで、両者の併用を効率的に行うことができ、読取画像の多面付けの操作性を改善すると共に、作業の効率化を図ることができる。
<第5の実施形態>
自動リピート/手動リピートの使用方法として、例えば、1枚の印刷用紙あたり15枚分の名刺を印刷したいという要望が想定される。第5の実施形態では、第4の実施形態の自動リピート/手動リピートに、最低取得面数を設定する。
すなわち、第5の実施形態に係る画像形成システム400では、リピート設定部191aは、1枚の記録媒体から取得できる読取画像の面数として、最低取得面数の設定を受け付け、取得したい読取画像の取得面数が最低取得面数未満となる場合、連携部191bは、読み取りサイズの設定変更、又は、前記面付けの設定変更を促す旨を通知する。一方、取得したい読取画像の取得面数が最低取得面数以上となる場合、連携部191bは、カードサイズの設定変更、又は、カードのドブ領域の設定変更を促す旨を通知する。
[画像形成システムの処理]
上記構成からなる画像形成システム400が実行する処理について、適宜、図1~図3、図9A、図9B、及び図10を参照しながら、フローチャートを用いて説明する。
図11A及び図11Bは、第5の実施形態に係る画像形成システム400の画像形成装置100が、実行する処理を示したフローチャートである。なお、図9A及び図9Bと同一の処理には同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
画像形成装置100のリピート設定部191aは、操作表示部180により、最低取得面数の設定を受け付ける(ステップS151)。この場合、リピート設定部191a、例えば、図10で示したNo.1の「名刺 UD」のカード断裁プロファイルに、取得面数を15枚と設定する。
これにより、CPU191は、補助記憶部192からプロファイル一覧を読み出す際に(ステップS111)、条件に合わないプロファイルをグレーアウトすることができる。
図12は、操作表示部180に表示されたプロファイル選択画面182を示した説明図である。図12に示すように、プロファイル選択画面182は、図10に示すプロファイル選択画面181に、取得面数の欄をさらに備えて構成されている。
図12では、No.1の取得面数の欄(枚数)には「15」、No.2の取得面数の欄(枚数)には「15」、No.3の取得面数の欄(枚数)には「15」、No.4の取得面数の欄(枚数)には「10」、No.5の取得面数の欄(枚数)には「6」、No.6の取得面数の欄(枚数)には「25」、No.7の取得面数の欄(枚数)には「21」、No.8の取得面数の欄(枚数)には「12」、No.9の取得面数の欄(枚数)には「4」、No.10の取得面数の欄(枚数)には「104」が設定されている。
図12の場合、No.8の「シール」については、取得面数が「12」(枚数)となっており、最低取得面数の条件を満たすことができない。そのため、CPU191は、プロファイル選択画面182上で、No.8の「シール」をグレーアウトにする。
さらに、画像形成装置100の連携部191bは、ステップS153及びステップS155において、ドブ幅を最小に設定しても最低取得面数(枚数)を満たさないことも想定される。この場合、連携部191bは、操作表示部180に、読取画像のリピート設定や、印刷用紙の設定の変更を促すようにしてもよい。
例えば、連携部191bは、操作表示部180に、「画像サイズ85mm×50mm」、最低取得枚数「15」を満たすプロファイルを作成することができません。画像サイズ、最低取得枚数を設定するか、用紙サイズを変更してください。」と表示し、リピート設定や用紙設定の変更を促すようにしてもよい。
また、取得したい読取画像の取得面数が最低取得面数以上となる場合、連携部191bは、操作表示部180に、「カードサイズの設定、又は、カードのドブ領域の設定を確認してください。」と表示し、カードサイズの設定変更、又はカードのドブ領域の設定変更を促すようにしてもよい。
<第6の実施形態>
自動リピート/手動リピートの使用方法として、例えば、100枚分の名刺を印刷したいという要望が想定される。第6の実施形態では、第4の実施形態の自動リピート/手動リピートに、総取得面数(枚数)を設定する。
すなわち、第6の実施形態に係る画像形成システム400では、リピート設定部191aは、カードの総取得面数の設定を受け付け、所望の出力が得られるプロファイルを読み出した場合、当該プロファイルにおいて1枚の記録媒体から取得する面数と、前記総取得面数とから前記カードの印刷部数を算出する。
[画像形成システムの処理]
上記構成からなる画像形成装置100が実行する補正処理について、適宜、図1~図3、図9A、図9B、及び図10を参照しながら、フローチャートを用いて説明する。
図13A及び図13Bは、第6の実施形態に係る画像形成システム400の画像形成装置100が、実行する処理を示したフローチャートである。なお、図9A及び図9Bと同一の処理には同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
画像形成装置100のリピート設定部191aは、操作表示部180により、総取得面数の設定を受け付ける(ステップS171)。リピート設定部191aは、例えば、100枚と設定する。
画像形成装置100の連携部191bは、ステップS115及びステップS117を実行し、読み取り画像サイズが、「主走査方向のサイズ85mm」×「副走査方向のサイズ50mm」で、総取得面数100枚を満たすプロファイルを、選択可能に表示する。
図14は、操作表示部180に表示されたプロファイル選択画面183を示した説明図である。図14に示すように、プロファイル選択画面183は、図10に示すプロファイル選択画面181に、図12に示す取得面数の欄(枚数)を、さらに備えて構成されている。
第1の後処理装置200の断裁設定部261aは、図14に示すプロファイル選択画面183において、No.1の「名刺 UD」のプロファイルか、又はNo.8の「シール」のプロファイルのいずれか一方の選択を受け付け(ステップS119)、ステップS173に進む。
ステップS173では、リピート設定部191aは、印刷部数Nを算出するようになっており、総取得枚数を転写紙1枚当たりの面数で除算し、印刷部数Nを算出する(ステップS173)。例えば、No.1の「名刺 UD」のプロファイルが選択された場合、リピート設定部191aは、総取得面数100を、取得面数である15(枚)で除算し、7部と算出する。また、No.8の「シール」のプロファイルのプロファイルが選択された場合、リピート設定部191aは、総取得面数100を、取得面数である12(枚)で除算し、9部と算出する。なお、部数Nは、整数となるように切り上げる。
次に、リピート設定部191aは、算出された印刷部数Nを画像形成部130に設定し(ステップS175)、ステップS121に進む。そして、画像形成装置100の給紙部140は、画像形成部130に印刷用紙を給紙して、読取画像の印刷を開始させる(ステップS121)。
これにより、画像形成部130は、読取画像を印刷用紙に所定の部数だけ自動で印刷を開始し(ステップS121)、第1の後処理装置200の後処理部220により、100枚分の名刺に断裁する(ステップS123)。なお、印刷部数と断裁は、例えば、総取得面数だけ印刷して、その数だけ断裁してもよく、また、設定した部数全てに読取画像を印刷して、部数全てを断裁することで、予備の名刺を作成するようにしてもよい。
100 画像形成装置
110 画像読取部
120 画像処理部
130 画像形成部
140 給紙部
150 用紙搬送部
170 通信部
171 ネットワークインタフェース
172 後処理装置インタフェース
180 操作表示部
190 制御部
191a リピート設定部
191b 連携部
200 第1の後処理装置
210 用紙搬送部
220 後処理部
221,222,223,224 スロット
225,226,227,228 検出センサ
230 屑箱
231 カードトレイ
250 通信インタフェース部
260 制御部
215 長尺紙搬送部
216 パージ搬送部
261a 断裁設定部
300 第2の後処理装置
360 通信インタフェース
370 制御部
400 画像形成システム
401,402,403,404 機能ユニット

Claims (8)

  1. 画像形成装置と、断裁機能を備える後処理装置とが接続された画像形成システムであって、
    読取画像の1面当たりの読み取りサイズの設定、又は、前記読取画像の読み取りサイズに合わせて面付けを設定するリピート設定部と、
    記録媒体を断裁後のカードサイズの設定、又は、カードに裁ち落とし領域を設定する断裁設定部と、
    前記リピート設定部と前記断裁設定部とを連携させる連携部と、
    を備える画像形成システム。
  2. 前記リピート設定部は、
    前記読取画像に裁ち落とし領域を考慮して面付けし、
    前記連携部は、
    前記リピート設定部と前記断裁設定部とを併用して所望の出力が得られない場合、前記読み取りサイズ、又は、前記面付けの設定を変更すべき旨を通知する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記リピート設定部は、
    前記読取画像に裁ち落とし領域を考慮して面付けし、
    前記連携部は、
    前記リピート設定部と前記断裁設定部とを併用して、所望の出力が得られない場合、断裁後の前記カードサイズの設定、又は、前記カードの裁ち落とし領域の設定を変更すべき旨を通知する、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記記録媒体を前記カードサイズに断裁する条件を示すプロファイルを格納する記憶部を有し、
    前記断裁設定部は、
    前記プロファイルのうち何れもが前記読取画像を前記記録媒体に面付けできない場合には、前記読取画像を前記記録媒体に面付けできるプロファイルを新たに生成する、
    請求項2又は3のいずれかに記載の画像形成システム。
  5. 前記リピート設定部は、
    1枚の前記記録媒体から取得できる前記読取画像の面数として、最低取得面数の設定を受け付け、
    前記連携部は、
    取得したい前記読取画像の取得面数が前記最低取得面数未満となる場合、前記読み取りサイズの設定変更、又は、前記面付けの設定変更を促す旨を通知し、
    取得したい前記読取画像の取得面数が前記最低取得面数以上となる場合、前記カードサイズの設定変更、又は、前記カードの裁ち落とし領域の設定変更を促す旨を通知する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 前記断裁後のカードサイズ、又は、前記裁ち落とし領域を考慮したカードサイズを、前記読取画像の面付けのサイズとする、
    請求項2又は3に記載の画像形成システム。
  7. 前記リピート設定部は、
    カードの総取得面数の設定を受け付け、
    所望の出力が得られるプロファイルを読み出した場合、当該プロファイルにおいて1枚の記録媒体から取得する面数と、前記総取得面数とから前記カードの印刷部数を算出する、
    請求項2又は3に記載の画像形成システム。
  8. 画像形成装置と、断裁機能を備える後処理装置とが接続された画像形成システムの設定方法であって、
    読取画像の1面当たりの読み取りサイズの設定、又は、前記読取画像の読み取りサイズに合わせて面付けを設定する読取設定ステップと、
    記録媒体を断裁後のカードサイズの設定、又は、カードに裁ち落とし領域を設定する断裁設定ステップと、
    前記読取設定ステップと前記断裁設定ステップとを連携させる連携ステップと、
    を含む画像形成システムの設定方法。
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