JP2022165475A - ブレーキ装置及びエレベータ用巻上機 - Google Patents

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    • F16D65/09Pivots or supporting members therefor

Abstract

【課題】ブレーキシューの進退方向に沿った軸を中心とした回転方向における傾きがブレーキシューに生じるのを抑えることができるブレーキ装置を提供する。【解決手段】ブレーキ装置は、ブレーキシュー50と、ブレーキシュー50の進退を案内する第1案内部60a及び第2案内部60bと、を備え、ブレーキシュー50は、第1端面51aと、第2端面51bと、を有しており、第1案内部60aは、第1端面51aと対向して配置されており、第2案内部60bは、第2端面51bと対向して配置されており、第1案内部60aには、第1溝61aが形成されており、第2案内部60bには、第2溝61bが形成されており、第1端面51aには、第1溝61aに嵌め込まれた第1凸部52aが形成されており、第2端面51bには、第2溝61bに嵌め込まれた第2凸部52bが形成されている。【選択図】図3

Description

本開示は、ブレーキ装置、及びそれを備えたエレベータ用巻上機に関するものである。
特許文献1には、エレベータ巻上機のブレーキ装置が記載されている。このブレーキ装置は、ブレーキシューと支持体とを有している。ブレーキシューは、ブレーキドラムに対して進退し、ブレーキドラムに対して前進した際にブレーキドラムの回転を制動する。支持体は、ブレーキシューと、ブレーキシューにかかるブレーキドラムの回転トルクを受けるガイド部材と、の間に配置されている。支持体は、弾性体により構成されている。支持体の両端は、ガイド部材とブレーキシューとに固定されている。これにより、ブレーキシューが進退する際、ブレーキシューは、金属同士の摺動ではなく、支持体の弾性変形によりガイドされる。このため、ブレーキシューの進退動作がより安定する。
特開2009-19654号公報
しかしながら、特許文献1のブレーキ装置では、支持体に弾性変形が生じる方向は必ずしも規制されていない。このため、ブレーキシューには、ブレーキシューの進退方向に沿った軸を中心とした回転方向における傾きが生じてしまう場合があるという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、ブレーキシューの進退方向に沿った軸を中心とした回転方向における傾きがブレーキシューに生じるのを抑えることができるブレーキ装置及びエレベータ用巻上機を提供することを目的とする。
本開示に係るブレーキ装置は、ブレーキドラムと対向して配置され、前記ブレーキドラムに対して進退するブレーキシューと、前記ブレーキシューの進退を案内する第1案内部及び第2案内部と、を備え、前記ブレーキシューは、前記ブレーキドラムの周方向における一方の端面である第1端面と、前記周方向における他方の端面である第2端面と、を有しており、前記第1案内部は、前記第1端面と対向して配置されており、前記第2案内部は、前記第2端面と対向して配置されており、前記第1案内部には、前記ブレーキシューの進退方向に沿って延伸した第1溝が形成されており、前記第2案内部には、前記進退方向に沿って延伸した第2溝が形成されており、前記第1端面には、前記第1溝に嵌め込まれた第1凸部が形成されており、前記第2端面には、前記第2溝に嵌め込まれた第2凸部が形成されている。
本開示に係るエレベータ用巻上機は、本開示に係るブレーキ装置と、前記ブレーキドラムと、を備える。
本開示によれば、ブレーキシューの進退方向に沿った軸を中心とした回転方向における傾きがブレーキシューに生じるのを抑えることができる。
実施の形態1に係るエレベータ用巻上機の構成を示す正面図である。 実施の形態1に係るブレーキ装置の構成を示す正面図である。 図2のIII-III断面を示す断面図である。 実施の形態1に係るブレーキ装置においてブレーキシューに傾きが生じた状態を示す図である。 実施の形態1に係るブレーキ装置においてブレーキシューに傾きが生じた状態を示す図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係るブレーキ装置及びエレベータ用巻上機について説明する。図1は、本実施の形態に係るエレベータ用巻上機の構成を示す正面図である。図1の上下方向は、鉛直上下方向を表している。
図1に示すように、エレベータ用巻上機100は、駆動シーブ10、ブレーキドラム20、ハウジング30、第1ブレーキ装置40a及び第2ブレーキ装置40bを有している。
駆動シーブ10には、不図示の懸架体が巻き掛けられる。懸架体としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられる。懸架体には、かご及び釣合おもりが吊り下げられる。駆動シーブ10は、不図示のモータにより、回転軸11を中心として回転駆動される。
ブレーキドラム20は、駆動シーブ10と同軸に設けられている。ブレーキドラム20は、モータにより、回転軸11を中心として駆動シーブ10と一体に回転駆動される。ブレーキドラム20は、ハウジング30に収容されている。
第1ブレーキ装置40a及び第2ブレーキ装置40bのそれぞれは、ブレーキドラム20を制動するように構成されている。第1ブレーキ装置40a及び第2ブレーキ装置40bのそれぞれは、ブレーキドラム20の径方向内側に設けられている。ここで、ブレーキドラム20の径方向とは、ブレーキドラム20の半径に沿った方向のことである。第1ブレーキ装置40a及び第2ブレーキ装置40bは、回転軸11を中心として互いに対称となる位置に配置されている。
以下、第1ブレーキ装置40a及び第2ブレーキ装置40bのそれぞれの構成について、主に第1ブレーキ装置40aを例に挙げて説明する。第2ブレーキ装置40bは、第1ブレーキ装置40aと同様の構成を有している。以下の説明では、第1ブレーキ装置40a及び第2ブレーキ装置40bのそれぞれのことを単に「ブレーキ装置」という場合がある。
図2は、本実施の形態に係るブレーキ装置の構成を示す正面図である。図3は、図2のIII-III断面を示す断面図である。図2の左右方向、及び図3における紙面に直交する方向は、ブレーキシュー50の進退方向を表している。図3の左右方向は、ブレーキドラム20の軸方向、すなわち回転軸11に沿う方向を表している。
図2及び図3に示すように、第1ブレーキ装置40aは、固定鉄心41、電磁コイル42、可動鉄心43、不図示のばね、及びブレーキシュー50を有している。
固定鉄心41は、ハウジング30に固定されている。電磁コイル42は、固定鉄心41に設けられている。可動鉄心43は、固定鉄心41と対向して配置されている。可動鉄心43は、固定鉄心41に接触する位置と、固定鉄心41から離れた位置と、の間を移動できるように構成されている。ばねは、固定鉄心41と可動鉄心43との間に設けられた圧縮コイルばねである。可動鉄心43は、ばねにより、固定鉄心41から離れる方向に押されている。
電磁コイル42は、通電時に、可動鉄心43を吸引する吸引力を固定鉄心41に発生させるように構成されている。電磁コイル42に通電されていない状態では、可動鉄心43は、ばねの力によって固定鉄心41から離れている。電磁コイル42に通電されると、可動鉄心43は、ばねの力に抗して固定鉄心41に吸引され、固定鉄心41と接触する。電磁コイル42への通電が解除されると、可動鉄心43は、ばねの力によって固定鉄心41から離れる。
ブレーキシュー50は、ブレーキドラム20の制動面20aと対向して配置されている。制動面20aは、ブレーキドラム20の内周面である。ブレーキシュー50は、ナット44、球面ボルト45及び球面座46を介して、可動鉄心43に支持されている。ブレーキシュー50は、電磁コイル42への通電の有無による可動鉄心43の移動に伴い、ブレーキドラム20に対して進退するように構成されている。
ブレーキシュー50には、制動面20aに接触するブレーキライニング47が設けられている。電磁コイル42に通電されていない状態では、ブレーキシュー50は、可動鉄心43を介して加えられるばねの力によりブレーキドラム20側に押される。これにより、ブレーキライニング47は、制動面20aに押し付けられる。
一方、電磁コイル42に通電されると、可動鉄心43が固定鉄心41に吸引されることに伴い、ブレーキシュー50がブレーキドラム20から離れる方向に移動する。これにより、ブレーキライニング47は、制動面20aから離れる。
ハウジング30は、第1トルク受け部材31a及び第2トルク受け部材31bを有している。第1トルク受け部材31aは、ブレーキドラム20の周方向において、第1ブレーキ装置40aのブレーキシュー50の一端と、第2ブレーキ装置40bのブレーキシュー50の一端と、の間に設けられている。ここで、ブレーキドラム20の周方向とは、回転軸11を中心としたブレーキドラム20の回転方向に沿う方向のことである。第2トルク受け部材31bは、ブレーキドラム20の周方向において、第1ブレーキ装置40aのブレーキシュー50の他端と、第2ブレーキ装置40bのブレーキシュー50の他端と、の間に設けられている。第1トルク受け部材31a及び第2トルク受け部材31bのそれぞれは、ブレーキシュー50に加えられるブレーキドラム20の回転トルクを受けるように構成されている。
第1ブレーキ装置40aのブレーキシュー50は、ブレーキドラム20の周方向において、第1トルク受け部材31aと、第2トルク受け部材31bと、の間に挟まれている。同様に、第2ブレーキ装置40bのブレーキシュー50は、ブレーキドラム20の周方向において、第1トルク受け部材31aと、第2トルク受け部材31bと、の間に挟まれている。
第1トルク受け部材31a及び第2トルク受け部材31bは、構造的には互いに一体に形成されていてもよい。第1トルク受け部材31a及び第2トルク受け部材31bは、ハウジング30と一体に形成されていてもよい。また、第1トルク受け部材31a及び第2トルク受け部材31bは、ハウジング30とは別体に形成され、ハウジング30又は固定鉄心41に固定されていてもよい。
ブレーキシュー50は、その進退方向と垂直な断面において、長方形状の形状を有している。ブレーキシュー50は、第1端面51a、第2端面51b、第1側面53a、第2側面53b、第1角部54a、第2角部54b、第3角部54c及び第4角部54dを有している。
第1端面51aは、ブレーキドラム20の周方向におけるブレーキシュー50の一方の端面である。第1端面51aは、ブレーキシュー50の進退方向に沿って形成されている。第1端面51aには、第1凸部52aが形成されている。第1凸部52aは、第1端面51a上において、ブレーキシュー50の進退方向に沿って直線状に延伸している。
第2端面51bは、ブレーキドラム20の周方向におけるブレーキシュー50の他方の端面である。第2端面51bは、ブレーキシュー50の進退方向に沿って形成されている。第2端面51bには、第2凸部52bが形成されている。第2凸部52bは、第2端面51b上において、ブレーキシュー50の進退方向に沿って直線状に延伸している。第1凸部52a及び第2凸部52bのそれぞれは、ブレーキシュー50の進退方向に沿って並列した複数の凸部によって構成されていてもよい。
第1側面53aは、図3の右方、すなわちブレーキドラム20の軸方向における一方を向いている。第2側面53bは、図3の左方、すなわちブレーキドラム20の軸方向における他方を向いている。
第1角部54aは、第1側面53aと第1端面51aとの間に形成されている。第2角部54bは、第2側面53bと第1端面51aとの間に形成されている。第3角部54cは、第1側面53aと第2端面51bとの間に形成されている。第4角部54dは、第2側面53bと第2端面51bとの間に形成されている。
ブレーキドラム20の周方向において、ブレーキシュー50は、第1案内部60aと第2案内部60bとに挟まれている。第1案内部60a及び第2案内部60bのそれぞれは、ブレーキシュー50の進退方向に沿って設けられている。第1案内部60a及び第2案内部60bは、ブレーキシュー50の進退を案内するように構成されている。
第1案内部60aは、ブレーキシュー50の第1端面51aと対向して配置されている。第1案内部60aと第1端面51aとの間には、隙間が形成されている。第1案内部60aには、第1溝61aが形成されている。第1溝61aは、ブレーキシュー50の進退方向に沿って延伸している。第1溝61aには、第1凸部52aが嵌め込まれている。第1凸部52aは、第1溝61aに対し、第1溝61aの延伸方向に沿って移動可能となっている。
第1案内部60aは、第1部材及び第2部材、すなわち2つの部材によって形成されている。本実施の形態では、第1部材は第1トルク受け部材31aであり、第2部材は案内部材32である。案内部材32は、第1トルク受け部材31aとは別に設けられた部材である。
第1案内部60aにおいて、第1トルク受け部材31aと案内部材32とは、第1溝61aを境として互いに分割されている。つまり、第1案内部60aにおいて、第1トルク受け部材31aと案内部材32との境界面33は、第1溝61aに沿って延伸している。第1トルク受け部材31aと案内部材32とは、ボルト等の締結部材34によって互いに締結されている。
第1溝61aは、第1側壁面61a1及び第2側壁面61a2を有している。第1側壁面61a1及び第2側壁面61a2は、互いに対向している。第1側壁面61a1は、図3の右方、すなわちブレーキドラム20の軸方向における一方を向いている。第2側壁面61a2は、図3の左方、すなわちブレーキドラム20の軸方向における他方を向いている。
ブレーキシュー50の進退方向と垂直な平面において、第1溝61aの幅W1は、第1凸部52aの幅W2よりも広くなっている(W1>W2)。このため、第1側壁面61a1及び第2側壁面61a2の少なくとも一方と、第1凸部52aと、の間には、隙間が形成されている。
第2案内部60bは、ブレーキシュー50の第2端面51bと対向して配置されている。第2案内部60bと第2端面51bとの間には、隙間が形成されている。第2案内部60bは、第2トルク受け部材31bによって形成されている。すなわち、第2案内部60bは、1つの部材によって形成されている。
第2案内部60bには、第2溝61bが形成されている。第2溝61bは、ブレーキシュー50の進退方向に沿って延伸している。第2溝61bには、第2凸部52bが嵌め込まれている。第2凸部52bは、第2溝61bに対し、第2溝61bの延伸方向に沿って移動可能となっている。
第2溝61bは、第3側壁面61b1及び第4側壁面61b2を有している。第3側壁面61b1及び第4側壁面61b2は、互いに対向している。第3側壁面61b1は、図3の右方、すなわちブレーキドラム20の軸方向における一方を向いている。第4側壁面61b2は、図3の左方、すなわちブレーキドラム20の軸方向における他方を向いている。
ブレーキシュー50の進退方向と垂直な平面において、第2溝61bの幅W3は、第2凸部52bの幅W4よりも広くなっている(W3>W4)。このため、第3側壁面61b1及び第4側壁面61b2の少なくとも一方と、第2凸部52bと、の間には、隙間が形成されている。
第2案内部60bは、第1案内部60aと同様に、2つの部材によって形成されていてもよい。この場合、2つの部材は、第2溝61bを境として互いに分割され、締結部材によって互いに締結される。
図4及び図5は、本実施の形態に係るブレーキ装置においてブレーキシューに傾きが生じた状態を示す図である。図4及び図5では、ブレーキシュー50の傾き方向が太矢印で表されている。図4及び図5に示すように、ブレーキシュー50の傾きの大きさは、第1溝61a及び第2溝61bによって制限されている。
図4に示すブレーキシュー50には、ブレーキシュー50の進退方向に沿った軸を中心として、反時計回り方向の傾きが生じている。第1凸部52aは、第1側壁面61a1に接触している。第2凸部52bは、第4側壁面61b2に接触している。図4に示すブレーキシュー50には、反時計回り方向において、第1溝61a及び第2溝61bによる制限の範囲内で最大の傾きが生じている。
このとき、第1角部54aは、第1案内部60aに接触していない。第1角部54aと第1案内部60aとの間には、隙間70aが形成されている。また、第4角部54dは、第2案内部60bに接触していない。第4角部54dと第2案内部60bとの間には、隙間70bが形成されている。したがって、本実施の形態では、反時計回り方向において最大の傾きがブレーキシュー50に生じたとしても、ブレーキシュー50と、第1案内部60a及び第2案内部60bと、の間には、対角当たりが生じないようになっている。ここで、対角当たりとは、ブレーキシュー50の進退方向に沿って見たときブレーキシュー50の対角線上に位置するブレーキシュー50の2つの角部において、一方の角部が第1案内部60aに接触し、かつ他方の角部が第2案内部60bに接触することである。
図4に示すような傾きがブレーキシュー50に生じている状態において、第1角部54aが第1案内部60aに接触していない場合、第4角部54dは第2案内部60bに接触していてもよい。また、図4に示すような傾きがブレーキシュー50に生じている状態において、第4角部54dが第2案内部60bに接触していない場合、第1角部54aは第1案内部60aに接触していてもよい。
図5に示すブレーキシュー50には、ブレーキシュー50の進退方向に沿った軸を中心として、時計回り方向の傾きが生じている。第1凸部52aは、第2側壁面61a2に接触している。第2凸部52bは、第3側壁面61b1に接触している。図5に示すブレーキシュー50には、時計回り方向において、第1溝61a及び第2溝61bによる制限の範囲内で最大の傾きが生じている。
このとき、第2角部54bは、第1案内部60aに接触していない。第2角部54bと第1案内部60aとの間には、隙間70cが形成されている。また、第3角部54cは、第2案内部60bに接触していない。第3角部54cと第2案内部60bとの間には、隙間70dが形成されている。したがって、本実施の形態では、時計回り方向において最大の傾きがブレーキシュー50に生じたとしても、ブレーキシュー50と、第1案内部60a及び第2案内部60bと、の間には、対角当たりが生じないようになっている。
図5に示すような傾きがブレーキシュー50に生じている状態において、第2角部54bが第1案内部60aに接触していない場合、第3角部54cは第2案内部60bに接触していてもよい。また、図5に示すような傾きがブレーキシュー50に生じている状態において、第3角部54cが第2案内部60bに接触していない場合、第2角部54bは第1案内部60aに接触していてもよい。
本実施の形態では、ブレーキシュー50の進退方向と垂直な平面において、各隙間の間隔及びブレーキシュー50の寸法は、以下の第1条件及び第2条件を満たすように設定される。第1の条件は、ブレーキシュー50が図4のように傾いている状態において、第1角部54aと第1案内部60aとの間と、第4角部54dと第2案内部60bとの間と、の少なくとも一方に隙間が形成されることである。第2の条件は、ブレーキシュー50が図5のように傾いている状態において、第2角部54bと第1案内部60aとの間と、第3角部54cと第2案内部60bとの間と、の少なくとも一方に隙間が形成されることである。各隙間の間隔及びブレーキシュー50の寸法が第1条件及び第2条件を満たすように設定された場合、ブレーキシュー50と、第1案内部60a及び第2案内部60bと、の間に対角当たりが生じるのをより確実に防ぐことができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るブレーキ装置は、ブレーキドラム20と対向して配置され、ブレーキドラム20に対して進退するブレーキシュー50と、ブレーキシュー50の進退を案内する第1案内部60a及び第2案内部60bと、を備えている。ブレーキシュー50は、ブレーキドラム20の周方向における一方の端面である第1端面51aと、上記周方向における他方の端面である第2端面51bと、を有している。第1案内部60aは、第1端面51aと対向して配置されている。第2案内部60bは、第2端面51bと対向して配置されている。第1案内部60aには、ブレーキシュー50の進退方向に沿って延伸した第1溝61aが形成されている。第2案内部60bには、上記進退方向に沿って延伸した第2溝61bが形成されている。第1端面51aには、第1溝61aに嵌め込まれた第1凸部52aが形成されている。第2端面51bには、第2溝61bに嵌め込まれた第2凸部52bが形成されている。
この構成によれば、ブレーキシュー50の進退方向に沿った軸を中心とした回転方向におけるブレーキシュー50の傾きの大きさを、第1溝61a及び第2溝61bによって制限することができる。したがって、この構成によれば、上記回転方向における傾きがブレーキシュー50に生じるのを抑えることができる。
特に、上記構成では、第1溝61a及び第2溝61bは、ブレーキシュー50の周方向両端面である第1端面51a及び第2端面51bとそれぞれ対向して設けられている。これにより、上記回転方向におけるブレーキシュー50の傾きは、距離がより離れた2点において制限される。したがって、上記構成によれば、上記回転方向におけるブレーキシュー50の傾きがより生じにくくなる。
本実施の形態に係るブレーキ装置において、第1案内部60aは、第1溝61aを境として互いに分割された第1トルク受け部材31a及び案内部材32によって形成されている。第1トルク受け部材31a及び案内部材32は、締結部材34によって互いに締結されている。ここで、第1トルク受け部材31aは、第1部材の一例である。案内部材32は、第2部材の一例である。
この構成によれば、ブレーキ装置の製造工程において、第1トルク受け部材31aに対してブレーキシュー50を容易に組み付けることができる。
本実施の形態に係るブレーキ装置において、ブレーキシュー50は、第1側面53aと、第2側面53bと、第1角部54aと、第2角部54bと、第3角部54cと、第4角部54dと、を有している。第1側面53aは、ブレーキドラム20の軸方向における一方を向いている。第2側面53bは、上記軸方向における他方を向いている。第1角部54aは、第1側面53aと第1端面51aとの間に形成されている。第2角部54bは、第2側面53bと第1端面51aとの間に形成されている。第3角部54cは、第1側面53aと第2端面51bとの間に形成されている。第4角部54dは、第2側面53bと第2端面51bとの間に形成されている。第1溝61aは、第1側壁面61a1と、第2側壁面61a2と、を有している。第1側壁面61a1は、上記軸方向における上記一方を向いている。第2側壁面61a2は、第1側壁面61a1と対向しているおり、かつ上記軸方向における上記他方を向いている。第2溝61bは、第3側壁面61b1と、第4側壁面61b2と、を有している。第3側壁面61b1は、上記軸方向における上記一方を向いている。第4側壁面61b2は、第3側壁面61b1と対向しており、かつ上記軸方向における上記他方を向いている。第1凸部52aが第1側壁面61a1に接触しており、かつ第2凸部52bが第4側壁面61b2に接触しているとき、第1角部54aと第1案内部60aとの間と、第4角部54dと第2案内部60bとの間と、の少なくとも一方には、隙間が形成されている。第1凸部52aが第2側壁面61a2に接触しており、かつ第2凸部52bが第3側壁面61b1に接触しているとき、第2角部54bと第1案内部60aとの間と、第3角部54cと第2案内部60bとの間と、の少なくとも一方には、隙間が形成されている。
この構成によれば、ブレーキシュー50と、第1案内部60a及び第2案内部60bと、の間に対角当たりが生じるのをより確実に防ぐことができる。したがって、ブレーキシュー50を安定して進退動作させることができる。
本実施の形態に係るエレベータ用巻上機100は、本実施の形態に係るブレーキ装置と、ブレーキドラム20と、を備える。この構成によれば、エレベータ用巻上機100において上記と同様の効果が得られる。
10 駆動シーブ、11 回転軸、20 ブレーキドラム、20a 制動面、30 ハウジング、31a 第1トルク受け部材、31b 第2トルク受け部材、32 案内部材、33 境界面、34 締結部材、40a 第1ブレーキ装置、40b 第2ブレーキ装置、41 固定鉄心、42 電磁コイル、43 可動鉄心、44 ナット、45 球面ボルト、46 球面座、47 ブレーキライニング、50 ブレーキシュー、51a 第1端面、51b 第2端面、52a 第1凸部、52b 第2凸部、53a 第1側面、53b 第2側面、54a 第1角部、54b 第2角部、54c 第3角部、54d 第4角部、60a 第1案内部、60b 第2案内部、61a 第1溝、61a1 第1側壁面、61a2 第2側壁面、61b 第2溝、61b1 第3側壁面、61b2 第4側壁面、70a、70b、70c、70d 隙間、100 エレベータ用巻上機、W1、W2、W3、W4 幅。

Claims (4)

  1. ブレーキドラムと対向して配置され、前記ブレーキドラムに対して進退するブレーキシューと、
    前記ブレーキシューの進退を案内する第1案内部及び第2案内部と、
    を備え、
    前記ブレーキシューは、前記ブレーキドラムの周方向における一方の端面である第1端面と、前記周方向における他方の端面である第2端面と、を有しており、
    前記第1案内部は、前記第1端面と対向して配置されており、
    前記第2案内部は、前記第2端面と対向して配置されており、
    前記第1案内部には、前記ブレーキシューの進退方向に沿って延伸した第1溝が形成されており、
    前記第2案内部には、前記進退方向に沿って延伸した第2溝が形成されており、
    前記第1端面には、前記第1溝に嵌め込まれた第1凸部が形成されており、
    前記第2端面には、前記第2溝に嵌め込まれた第2凸部が形成されているブレーキ装置。
  2. 前記第1案内部は、前記第1溝を境として互いに分割された第1部材及び第2部材によって形成されており、
    前記第1部材及び前記第2部材は、締結部材によって互いに締結されている請求項1に記載のブレーキ装置。
  3. 前記ブレーキシューは、
    前記ブレーキドラムの軸方向における一方を向いた第1側面と、
    前記軸方向における他方を向いた第2側面と、
    前記第1側面と前記第1端面との間に形成された第1角部と、
    前記第2側面と前記第1端面との間に形成された第2角部と、
    前記第1側面と前記第2端面との間に形成された第3角部と、
    前記第2側面と前記第2端面との間に形成された第4角部と、
    を有しており、
    前記第1溝は、
    前記軸方向における前記一方を向いた第1側壁面と、
    前記第1側壁面と対向し、前記軸方向における前記他方を向いた第2側壁面と、
    を有しており、
    前記第2溝は、
    前記軸方向における前記一方を向いた第3側壁面と、
    前記第3側壁面と対向し、前記軸方向における前記他方を向いた第4側壁面と、
    を有しており、
    前記第1凸部が前記第1側壁面に接触しており、かつ前記第2凸部が前記第4側壁面に接触しているとき、前記第1角部と前記第1案内部との間と、前記第4角部と前記第2案内部との間と、の少なくとも一方には、隙間が形成されており、
    前記第1凸部が前記第2側壁面に接触しており、かつ前記第2凸部が前記第3側壁面に接触しているとき、前記第2角部と前記第1案内部との間と、前記第3角部と前記第2案内部との間と、の少なくとも一方には、隙間が形成されている請求項1又は請求項2に記載のブレーキ装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のブレーキ装置と、
    前記ブレーキドラムと、
    を備えるエレベータ用巻上機。
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