JP2022157725A - 送風システム - Google Patents

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Abstract

【課題】送風システムを小型化する。【解決手段】ファン(12)を有する送風装置(10、10X)に接続され、対象空間(R)の壁に取り付けられ、かつ、該送風装置(10、10X)から送られた空気を用いて前記対象空間(R)の壁面上の所定領域(21a)から前記対象空間(R)に向かう気流を生じさせる吹出ユニット(20)を複数備える送風システムであって、前記送風装置(10、10X)から送られた空気を前記複数の吹出ユニット(20)に分配する分配機構(40)を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、送風システムに関するものである。
特許文献1に記載の送風システムは、一対のノズル部を備える。一対のノズル部は、ファンに接続され、1つの窓の一表面の両側から、一表面に沿って各々が空気流を吹き出す。一対のノズル部は、それぞれから互いに近づく方向に吹き出した空気流同士を衝突させて、一表面と交差する方向に沿って一表面から離れるように流れる合流空気流を発生させる。
特開2020-165566号公報
しかし、1つの窓に対して1つのファンが設けられるので、複数の窓が設けられた施設に送風システムを設置する場合、窓毎にファンを設けなければならなかった。この場合部品点数が多くなり、送風システムが大型化するという課題があった。
本開示の目的は、送風システムを小型化することにある。
本開示の第1の態様は、ファン(12)を有する送風装置(10、10X)に接続され、対象空間(R)の壁に取り付けられ、かつ、該送風装置(10、10X)から送られた空気を用いて前記対象空間(R)の壁面上の所定領域(21a)から前記対象空間(R)に向かう気流を生じさせる複数の吹出ユニット(20)と、前記送風装置(10、10X)から送られた空気を前記複数の吹出ユニット(20)に分配する分配機構(40)とを備える。
第1の態様では、複数の所定領域(21a)を一つのファン(12)でまかなうことで、送風システムを小型化することができる。
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、前記複数の吹出ユニット(20)の各々は、前記送風装置(10、10X)から送られた空気を前記対象空間(R)の壁面に沿った方向へ吹き出す第1吹出口(231)及び第2吹出口(232)を有し、前記第1吹出口(231)から吹き出された空気と前記第2吹出口(232)から吹き出された空気とを衝突させることにより、前記壁面から前記対象空間(R)に向かう気流を生じさせる。
第2の態様では、対象空間(R)内の人にあたかも壁面から風が吹いてくる感覚を与えることができる。
本開示の第3の態様は、上記第1の態様又は上記第2の態様において、送風システムは、前記対象空間(R)の空気を吸い込む吸気ユニット(80)をさらに備える。
第3の態様では、対象空間(R)の空気を効果的に入れ替える又は循環させることができる。
本開示の第4の態様は、上記第3の態様において、前記対象空間(R)から吸い込んだ空気を浄化して循環させる。
第4の態様では、送風システムにより対象空間(R)の空気を浄化できる。
本開示の第5の態様は、上記第3の態様、又は上記第4の態様において、前記ファン(12)は屋外の空気を吸い込む。
第5の態様では、屋外の空気を対象空間(R)に送ることができる。
本開示の第6の態様は、上記第5の態様において、屋外の空気を前記対象空間(R)内の空気と熱交換させる。
第6の態様では、屋外の空気の温度を対象空間(R)内の空気の温度に近づけて、屋外の空気を対象空間(R)に送ることができる。
本開示の第7の態様は、上記第5の態様、又は上記第6の態様において、前記送風装置(10、10X)には、全熱交換器(17)が含まれる。
第7の態様では、全熱交換器(17)により屋外の空気を対象空間(R)内の空気と熱交換できる。
本開示の第8の態様は、上記第3の態様から上記第7の態様のいずれか1つにおいて、前記吸気ユニット(80)は前記吹出ユニット(20)による気流の向きを逆にして前記吹出ユニット(20)を使う。
第8の態様では、吹出ユニット(20)を吸気ユニット(80)として機能させることができる。
本開示の第9の態様は、上記第3の態様から上記第8の態様のいずれか1つにおいて、前記対象空間(R)の互いに異なる方向を向く壁面のうちの一方の壁面に前記吹出ユニット(20)が取り付けられ、他方の壁面に前記吸気ユニット(80)が取り付けられる。
第9の態様では、吹出ユニット(20)から対象空間(R)に風が流れているように対象空間(R)内の人に効果的に感じさせることができ、さらに、対象空間(R)の空気を効果的に入れ替える又は循環させることができる。
本開示の第10の態様は、上記第1の態様から上記第9の態様のいずれか1つにおいて、前記複数の吹出ユニット(20)のうちの少なくとも1つの前記吹出ユニット(20)に設置され、前記設置される前記吹出ユニット(20)の風量を調整する風量調整機構(24)を備える。
第10の態様では、吹出ユニット(20)からの風量を所望の風量に調整できる。
本開示の第11の態様は、上記第10の態様において、前記風量調整機構(24)は、前記対象空間(R)の壁面上の所定領域(21a)から前記対象空間(R)に向かう気流の風量を操作する操作部(24d)を含む。
第11の態様では、操作部(24d)により、吹出ユニット(20)からの風量を調整できる。
本開示の第12の態様は、上記第10の態様又は上記第11の態様において、前記風量調整機構(24)による風量調整は、窓の開閉を模擬した操作で行われる。
第12の態様では、吹出ユニット(20)からの風量を容易に調整できる。
本開示の第13の態様は、上記第10の態様又は上記第11の態様において、前記風量調整機構(24)による風量調整は、所定の対象領域で行われる人の体の動きによって行われる。
第13の態様では、ユーザーがジェスチャー動作をすることで吹出ユニット(20)からの風量を調整できる。
本開示の第14の態様は、上記第1の態様から上記第13の態様のいずれか1つにおいて、前記複数の吹出ユニット(20)が同期させて風量を調整する。
第14の態様では、局所的な風ではなく大きな空気の塊として体にあたることで、吹出ユニット(20)から自然な風に類似した風を送ることができる。
本開示の第15の態様は、上記第1の態様から上記第14の態様のいずれか1つにおいて、前記対象空間(R)の壁面上の所定領域(21a)から前記対象空間(R)に向かう風の種類を設定するコントローラ(28)を備える。
第15の態様では、対象空間(R)に向かう風の種類を変更できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る送風システムを示す図である。 図2は、送風装置の断面図である。 図3は、吹出ユニットの模式図である。 図4は、図3に示す吹出ユニットのIV-IV断面図のうちの右側部分を示す図である。 図5は、操作レバーが吹出口に収容されている状態を示す図である。 図6は、操作レバーが吹出口から現れた状態を示す図である。 図7は、操作レバーが回転操作されている状態を示す図である。 図8は、送風装置の構成を示すブロック図である。 図9は、送風システムが使用されたときの空気の流れを示す図である。 図10は、所定領域から気流が発生している状態を示す斜視図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係る送風システムを示す図である。 図12は、送風装置の変形例の断面図である。 図13は、送風システムが使用されたときの空気の流れを示す図である。 図14は、分配機構の変形例を示す図である。 図15は、吹出ユニットの構成を示すブロック図である。 図16は、吹出ユニットの変形例を示す図である。
-第1実施形態-
本発明の第1実施形態に係る送風システム(100)について説明する。送風システム(100)は、対象空間(R)の壁面上のパネル面(21a)(所定領域)から対象空間(R)に送風するために用いられる。対象空間(R)は、室内の空間である。対象空間(R)は、互いに仕切られた第1対象空間(R1)と、第2対象空間(R2)とを含む。
-送風システムの全体構成-
図1及び図2に示すように、送風システム(100)は、送風装置(10)と、複数の吹出ユニット(20)と、ダクト(30)と、分配機構(40)とを備える。
送風装置(10)は、複数の吹出ユニット(20)に空気を送る。第1実施形態では、送風装置(10)は屋外に設置される。送風装置(10)は、第1ケーシング(11)と、第1ファン(12)と、フィルタ(13)とを含む。第1ケーシング(11)は、第1ファン(12)と、フィルタ(13)と、全熱交換器(17)とを収容する。第1ケーシング(11)には、第1ケーシング(11)の内部と外部とを連通する吸気口(11a)が形成される。第1ファン(12)は、例えば、クロスフローファンを含む。第1ファン(12)は本発明の吸気部の一例である。フィルタ(13)は、例えば、HEPAフィルタを含む。フィルタ(13)は、空気中の微粒子を捕獲する。フィルタ(13)は、第1ファン(12)の下流に配置される。なお、フィルタ(13)は、第1ファン(12)の上流に配置されてもよい。第1ケーシング(11)にはダクト(30)が連通される。
複数の吹出ユニット(20)は、第1吹出ユニット(20A)と、第2吹出ユニット(20B)とを含む。吹出ユニット(20)は、3つ以上設けられていてもよい。第1吹出ユニット(20A)は、第1対象空間(R1)の壁に取り付けられる。第2吹出ユニット(20B)は、第2対象空間(R2)の壁に取り付けられる。第1吹出ユニット(20A)は、送風装置(10)からダクト(30)を介して送られた空気を用いて第1対象空間(R1)の壁面上のパネル面(21a)から第1対象空間(R1)に向かう気流 を生じさせる。第2吹出ユニット(20B)は、送風装置(10)からダクト(30)を介して送られた空気を用いて第2対象空間(R2)の壁面上のパネル面(21a)から第2対象空間(R2)に向かう気流を生じさせる。
なお、複数の吹出ユニット(20)は、第1実施形態のように別々の対象空間(R)に設けられていてもよく、又は、同一の対象空間(R)に設けられていてもよい。
ダクト(30)は、送風装置(10)からの空気を複数の吹出ユニット(20)へ案内する。ダクト(30)は、主ダクト(31)と、分岐部(32)と、第1分岐ダクト(33)と、第2分岐ダクト(34)とを含む。主ダクト(31)の一端は、送風装置(10)の第1ケーシング(11)に連通される。主ダクト(31)の他端は分岐部(32)を構成する。分岐部(32)には、第1分岐ダクト(33)と第2分岐ダクト(34)とが連通される。主ダクト(31))は、分岐部(32)から第1分岐ダクト(33)と第2分岐ダクト(34)とに分岐する。第1分岐ダクト(33)は第2吹出ユニット(20B)に連通され、第2分岐ダクト(34)は第2吹出ユニット(20B)に連通される。
分配機構(40)は、送風装置(10)から送られた空気を複数の吹出ユニット(20)に分配する。第1実施形態では、ダクト(30)の主ダクト(31)が分岐部(32)で第1分岐ダクト(33)と第2分岐ダクト(34)とに分岐する分岐構造を有しており、当該ダクト(30)の分岐構造が分配機構(40)を構成する。
図3及び図4を参照して、第1吹出ユニット(20A)の構成について説明する。図3は、第1吹出ユニット(20A)の正面図である。図4は、図3のIV-IV断面図の一部(右側部分)である。
図3及び図4に示すように、第1吹出ユニット(20A)は、パネル(21)と、送風部(22)と、フレーム(23)と、風量調整機構(24)とを含む。
パネル(21)は、例えば、ガラス、映像を表示するディスプレイ、絵画、写真等により構成される。パネル(21)は、静止画を表示してもよく、動画を表示してもよい。パネル(21)は、例えば矩形状に形成される。パネル(21)は、パネル面(21a)を含む。パネル面(21a)は、パネル(21)のうち対象空間(R)側を向く面である。
送風部(22)は、ダクト(30)から送られる空気をパネル面(21a)に沿って吹き出す。送風部(22)は、例えば、管状の部材に貫通孔(22a)が形成された構造を有する。送風部(22)は、パネル(21)の縁部に沿って延びる形状を有し、パネル(21)を囲むように形成される。フレーム(23)は、中空の形状を有し、内部にダクト(30)を収容する。フレーム(23)は、パネル(21)の縁部に沿った環状に形成される。第1実施形態では、フレーム(23)は、矩形状に形成される。フレーム(23)の内側部分には、フレーム(23)の内部と外部とを連通する吹出口(23a)が形成される。吹出口(23a)は、互いに上下方向に対向する第1吹出口(231)及び第2吹出口(232)と、互いに左右方向に対向する第3吹出口(233)及び第4吹出口(234)とを含む。
なお、吹出ユニット(20)には、第1吹出口(231)~第4吹出口(234)の全てが設けられなくてもよい。吹出ユニット(20)には、互いに対向する吹出口(23a)が少なくとも1対設けられていればよい。例えば、吹出ユニット(20)に設けられる吹出口(23a)が、第1吹出口(231)と第2吹出口(232)とで構成されてもよく、又は、第3吹出口(233)と第4吹出口(234)とで構成されてもよい。
風量調整機構(24)は、第2ケーシング(24a)と、通路(24b)と、ダンパ(24c)と、操作レバー(24d)とを含む。第2ケーシング(24a)は、通路(24b)とダンパ(24c)とを収容する。通路(24b)は、管状の部材である。通路(24b)は、第1分岐ダクト(33)と送風部(22)とに連通される。ダンパ(24c)は、通路(24b)に設けられ、通路(24b)を開閉する。ダンパ(24c)が閉状態のとき、送風装置(10)からの空気が送風部(22)に送られることが防止される。ダンパ(24c)が開状態になると、送風装置(10)からの空気が送風部(22)に送られる。ダンパ(24c)の開度が大きくなる程、送風装置(10)から送風部(22)に送られる空気の量(単位時間当たりの量)が増加する。操作レバー(24d)は、ダンパ(24c)に接続され、ダンパ(24c)の開度を調整する。
図5に示すように、ダンパ(24c)が開状態のとき、操作レバー(24d)は、フレーム(23)の吹出口(23a)に収容される。
図6に示すように、操作レバー(24d)に設けられる凸部(24e)が押されることで、操作レバー(24d)が吹出口(23a)の外部へスライドする。操作レバー(24d)をスライドさせる構成の一例について説明する。操作レバー(24d)は、第2ケーシング(24a)によりスライド自在に支持されると共に、弾性部材により吹出口(23a)の外部へスライドする方向に付勢されている。操作レバー(24d)が吹出口(23a)に収容されている状態で、操作レバー(24d)に設けられる爪部と第2ケーシング(24a)に設けられる爪部とが係合している。凸部(24e)が押されることで、操作レバー(24d)の爪部と第2ケーシング(24a)の爪部との係合が解除され、前記弾性部材の付勢力により操作レバー(24d)が吹出口(23a)の外部へスライドする。その結果、操作レバー(24d)がフレーム(23)の内側へパネル面(21a)上に現れて、操作可能な状態になる。
図7に示すように、操作レバー(24d)は第2ケーシング(24a)により回転可能に支持されており、操作レバー(24d)の回転角度に応じてダンパ(24c)の開度が変化する。第1実施形態では、操作レバー(24d)の取っ手部分が手前(対象空間(R)側)へ回転される程、ダンパ(24c)の開度が大きくなり、パネル面(21a)からの風量が多くなる。
このように、操作レバー(24d)の回転操作に応じてパネル面(21a)からの風量が変更される。その結果、窓の開閉を模擬した操作により、風量調整が行われる。
なお、操作レバー(24d)の回転操作によりパネル面(21a)からの風が発生すると、窓が開いたように吹出口(23a)が露出する、窓が開いたような影ができる等の視覚にうったえる演出が施されてもよい。また、操作レバー(24d)の回転操作によりパネル面(21a)から風が発生すると、雨の匂いが発生する、都市の匂いが発生する、土の匂いが発生する、雨に濡れたコンクリート又は土の匂いが発生する、草の匂いが発生する等の室外を感じさせる匂いを発生させることで嗅覚にうったえる演出が施されてもよい。
操作レバー(24d)は、本発明の操作部の一例である。
操作レバー(24d)により吹出ユニット(20)からの風量(パネル面(21a)からの風量)が調整できるように構成することで、ユーザーは吹出ユニット(20)からの風量を直感的に調整できる。
第2吹出ユニット(20B)は、第2分岐ダクト(34)に接続され、その他は第1吹出ユニット(20A)と同様の構成を有する。
風量調整機構(24)は、複数の吹出ユニット(20)の各々に設置される必要はない。風量調整機構(24)は、複数の吹出ユニット(20)のうちの少なくとも1つの吹出ユニット(20)に設置されていればよい。
図8を参照して、送風装置(10)の構成について説明する。図8は、送風装置(10)の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、送風システム(100)は、受付部(50)と、記憶部(60)と、制御部(70)とを備える。例えば、受付部(50)と記憶部(60)と制御部(70)とが設けられた基盤が送風装置(10)の第1ケーシング(11)内に設けられる。
受付部(50)は、リモコン(Z)(リモートコントローラ)からの指示を受け付ける。リモコン(Z)には、送風装置(10)に対する指示が入力される。受付部(50)は、例えば、リモコンから発せられる赤外線、電波、通信線等の通信信号を受信するデバイスである。ユーザーは、リモコンを操作することで、第1ファン(12)を回転又は停止させる等して、送風システム(100)を操作する。なお、リモコンが受付部(50)と有線接続されていてもよい。
リモコン(Z)により第1ファン(12)の風量(回転速度)を、例えば、「弱」と「強」との間で切り替えることで、第1吹出ユニット(20A)により第1対象空間(R1)に送られる風量と、第2吹出ユニット(20B)により第2対象空間(R2)に送られる風量とを調整できる。
記憶部(60)は、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置(例えば、半導体メモリ)を含み、補助記憶装置(例えば、ハ-ドディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、SD(Secure Digital)メモリカード、又は、USB(Universal Seral Bus)フラッシメモリ)をさらに含んでもよい。記憶部(60)は、制御部(70)によって実行される種々のコンピュータープログラムを記憶する。
制御部(70)は、CPU及びMPUのようなプロセッサーを含む。制御部(70)は、記憶部(60)に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、送風システム(100)の各要素を制御する。
-送風システムの動作-
図1、図2、及び図9に示すように、第1ファン(12)が回転することで屋外の空気が吸気口(11a)から第1ケーシング(11)内に流入する。第1ケーシング(11)内に流入した空気は、フィルタ(13)を通過した後、主ダクト(31)へ送られる。主ダクト(31)へ送られた空気は、分配機構(40)を構成する分岐部(32)において第1分岐ダクト(33)と第2分岐ダクト(34)とに分配される。
第1分岐ダクト(33)に分配された空気は、第1吹出ユニット(20A)へ送られる。第1吹出ユニット(20A)のダンパ(24c)が開状態のとき、第1分岐ダクト(33)内の空気が送風部(22)へ送られる。図1、図2、図9、及び図10に示すように、送風部(22)内の空気は、貫通孔(22a)から送風部(22)の外部へ送り出された後、第1吹出口(231)~第4吹出口(234)の各々からフレーム(23)の内側へ吹き出される。第1吹出口(231)~第4吹出口(234)の各々から吹き出された空気は、パネル面(21a)に沿って流れた後、互いに衝突することで、パネル面(21a)から第1対象空間(R1)に向かう気流を生じさせる。パネル面(21a)に沿って流れることは、言い換えれば、第1対象空間(R1)における第1吹出ユニット(20A)が設置される壁面に沿って流れることを示す。その結果、対象空間(R)の壁面前方に向かう気流が生じるので、対象空間(R)内の人にあたかも壁面から風が吹いてくる感覚を与えることができる。パネル面(21a)は、本発明の所定領域の一例である。なお、所定領域には、本実施形態のフレーム(23)のような窓枠部、及び/又は、本実施形態の送風部(22)のようなノズル部が含まれていてもよい。
図1、図2、及び図9に示すように、分岐部(32)において、第2分岐ダクト(34)に分配された空気は、第2吹出ユニット(20B)へ送られる。第2吹出ユニット(20B)のダンパ(24c)が開状態のとき、第2吹出ユニット(20B)へ送られた空気は、第2吹出ユニット(20B)の第1吹出口(231)~第4吹出口(234)の各々から第2吹出ユニット(20B)のパネル面(21a)に沿って流れた後、互いに衝突することで、第2吹出ユニット(20B)のパネル面(21a)から第2対象空間(R2)に向かう気流を生じさせる(図10参照)。
第1吹出ユニット(20A)により第1対象空間(R1)に送られる風量は、第1吹出ユニット(20A)に備えられる操作レバー(24d)の操作によって調整できる(図5~図7参照)。第2吹出ユニット(20B)により第2対象空間(R2)に送られる風量は、第2吹出ユニット(20B)に備えられる操作レバー(24d)の操作によって調整できる。
なお、送風装置(10)が対象空間(R)内に配置されると、送風システム(100)により対象空間(R)内の空気が循環される。この場合、対象空間(R)内の空気がフィルタ(13)により浄化されつつ循環される。
例えば、屋外の空気環境が大気の汚染、暑すぎる、寒すぎる等により好ましくない場合は、送風装置(10)を対象空間(R)内に配置して対象空間(R)内の空気循環のために使用する。屋外の空気環境が好ましい場合は、送風装置(10)を屋外に配置して屋外の空気の取り込みのために使用する。このように、屋外の環境に応じて送風システム(100)の用途を、対象空間(R)内の空気の循環用、及び対象空間(R)内の空気の換気用のうちのいずれかに変更できる。
また、上記した吹出ユニット(20)により対象空間(R)内に気流を吹き付けるときとは、第1ファン(12)を逆方向に回転させることで、吹出ユニット(20)により対象空間(R)内の空気を吸引して、吸引した空気をダクト(30)を通じて第1ケーシング(11)内に送り、吸気口(11a)から第1ケーシング(11)の外部へ排出できる。その結果、吹出ユニット(20)による気流の向きを逆にして吹出ユニット(20)を使うことで、吹出ユニット(20)を吸気ユニット(80)として機能させることができる。この場合、図9において、構成部材間に設けられる空気の流れを示す矢印が逆向きになる。
-第1実施形態の効果-
以上のように、送風システム(100)は、送風装置(10)から送られた空気を複数の吹出ユニット(20)に分配する分配機構(40)を備える。これにより、複数の窓であるパネル(21)を1つの第1ファン(12))でまかなうことができる。つまり、1つの第1ファン(12))を用いて複数のパネル面(21a)(所定領域)から対象空間(R)に向かう気流を生じさせることができる。その結果、パネル面(21a)毎に第1ファン(12))を設ける必要がないので、送風システム(100)を小型化できる。
また、フィルタ(13)が複数の吹出ユニット(20)に共用で使われる。これにより、第1ケーシング(11)に設けられるメンテナンスカバーを開けて、フィルタ(13)を交換することで、複数の吹出ユニット(20)で使用されるフィルタ(13)を一挙に交換できる。これにより、複数の吹出ユニット(20)のメンテナンスを容易に行うことができる。
-第2実施形態-
図11~図13を参照して、本発明の第2実施形態に係る送風システム(200)について説明する。
図11~図13に示すように、送風システム(200)は、送風装置(10)と、吹出ユニット(20)と、ダクト(30)と、吸気ユニット(80)と、吸気ダクト(81)とを備える。
送風装置(10)の変形例である送風装置(10X)は、第2ファン(16)と、全熱交換器(17)とをさらに含む。送風装置(10X)の第1ケーシング(11)内は、第1室(14)と、第2室(15)とに区画される。第1室(14)は、ダクト(14a)を介して屋外と連通する。第2室(15)は、ダクト(15a)を介して屋外と連通する。第1室(14)内には、第1ファン(12)とフィルタ(13)とが設けられる。第1室(14)にはダクト(30)が連通される。第2室(15)内には、第2ファン(16)が設けられる。第2室(15)には、吸気ダクト(81)が連通される。全熱交換器(17)は、第1室(14)を流れる気流と第2室(15)を流れる気流との間で顕熱及び潜熱の交換(全熱交換)を行う。
吸気ユニット(80)は、吸込口が形成された箱状の部材である。吸気ユニット(80)は、例えば、吸込口が対象空間(R)と対向するようにして、対象空間(R)の天井面に設置される。なお、吸気ユニット(80)は、対象空間(R)の壁面に設置されてもよい。吸気ダクト(81)は、送風装置(10X)の第1ケーシング(11)と、吸気ユニット(80)とに連通される。第2実施形態では、吸気ダクト(81)は、対象空間(R)の天井裏を這わすようにして設置される。
-送風システムの動作-
図11~図13に示すように、第1ファン(12)が回転することで屋外の空気がダクト(14a)を通じて第1ケーシング(11)の第1室(14)へ送られる。第1室(14)へ送られた空気は、全熱交換器(17)を通過した後、フィルタ(13)を通過することでフィルタ(13)により浄化され、そして、ダクト(30)を通じて吹出ユニット(20)へ送られる。吹出ユニット(20)へ送られた空気は、パネル面(21a)から対象空間(R)に向かう気流を生じさせる(図10参照)。その結果、対象空間(R)に屋外の空気が供給される。その結果、屋外の空気を対象空間(R)内へ取り入れることができる。
第2ファン(16)が回転することで対象空間(R)内の空気は、吸気ユニット(80)により吸引される。吸気ユニット(80)により吸引された空気は、吸気ダクト(81)を通じて第1ケーシング(11)の第2室(15)に送られる。第2室(15)に送られた空気は、全熱交換器(17)を通過した後、ダクト(15a)を通じて屋外へ排出される。その結果、対象空間(R)内の淀んだ空気を屋外へ排出できる。
全熱交換器(17)は、第1ファン(12)により第1室(14)へ吸引された空気と、第2ファン(16)により第2室(15)へ吸引された空気との熱交換を行う。これにより、屋外の空気が対象空間(R)内の空気と熱交換される。その結果、第1ファン(12)により屋外の空気を対象空間(R)内に供給する際に、屋外の空気の温度を対象空間(R)内の空気の温度に近づけて、屋外の空気を対象空間(R)に送ることができる。
第2実施形態では、1つの吹出ユニット(20)が設けられる。しかし、本発明はこれに限定されない。吹出ユニット(20)は、第1実施形態のように2つ設けられていてもよく、又は、3つ以上設けられていてもよい。
対象空間(R)の互いに異なる方向を向く壁面のうちの一方の壁面に吸気ユニット(80)が取り付けられ、他方の壁面に吹出ユニット(20)が取り付けられてもよい。例えば、対象空間(R)の互いに反対方向を向く壁面のうちの一方の壁面(例えば、北側の壁面)に吸気ユニット(80)が取り付けられ、他方の壁面(例えば、南側の壁面)に吹出ユニット(20)が取り付けられる。これにより、吹出ユニット(20)から対象空間(R)に風が流れているように対象空間(R)内の人に効果的に感じさせることができ、さらに、対象空間(R)の空気を効果的に入れ替える又は循環させることができる。また、対象空間(R)の互いに垂直な方向を向く壁面のうちの一方の壁面(例えば、北側の壁面)に吸気ユニット(80)が取り付けられ、他方の壁面(例えば、東側の壁面)に吹出ユニット(20)が取り付けられてもよい。
送風装置(10X)は、屋外に配置されてもよく、又は、対象空間(R)内のような屋内に配置されてもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう(例えば、下記(1)~(7))。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
(1)第1実施形態及び第2実施形態では、リモコン(Z)により送風装置(10、10X)の操作が行われる。しかし、本発明はこれに限定されない。例えば、送風装置(10、10X)の第1ケーシング(11)に設けられる操作ボタン、ディップスイッチ等の操作具により送風装置(10、10X)の操作が行われても良い。この場合、当該操作具が受付部(50)を構成する。
(2)第1実施形態~第~実施形態では、分配機構(40)は、ダクト(30)に設けられる分岐部(32)で構成される。しかし、本発明はこれに限定されない。図14に示すように、分配機構(40)は、当該分岐部(32)と、分岐部(32)から分岐した複数の分岐ダクト(第1分岐ダクト(33)及び第2分岐ダクト(34))の各々に設けられるダンパ等の開度調整部材(33a,34a)とで構成されてもよい。この場合、リモコン(Z)又は上記操作具からの指示に基づいて、制御部(70)が開度調整部材(41,42)を制御して、複数の分岐ダクトの各々の開度を調整することで、複数の分岐ダクトの各々に接続される吹出ユニット(20)からの空気の吹き出し量を、吹出ユニット(20)毎に調整できる。
(3)第1実施形態及び第2実施形態では、操作レバー(24d)の操作により吹出ユニット(20)からの流量(パネル面(21a)から対象空間(R)に向かう気流の量)が調整される。しかし、本発明はこれに限定されない。風量調整機構(24)による吹出ユニット(20)からの風量調整は、所定の対象領域で行われる人の体の動きによって行われてもよい。この場合、図15に示すように、送風システム(100)は、撮像部(26)と駆動源(27)と、コントローラ(28)とを含む。撮像部(26)は、所定の対象領域を撮像する。所定の対象領域は、例えば、吹出ユニット(20)のパネル(21)の周辺の領域である。駆動源(27)は、ダンパ(24c)の開度を調整する。駆動源(27)は、例えば、モータを含む。コントローラ(28)は、CPUと、CPUによって実行されるプログラムを記憶したメモリとを含む。コントローラ(28)は、所定の動作(例えば、窓であるパネル(21)の前で人が手を上下させる動作等)と、風量調整の処理内容とを対応付けた第1テーブル(28a)を予め記憶している。コントローラ(28)は、撮像部(26)により撮像された画像に基づいて、所定の対象領域内で所定の動作が行われていると判定すると、第1テーブル(28a)において当該所定の動作と対応付けられている風量調整の処理内容を選択し、選択した風量調整の処理内容に従ってダンパ(24c)を操作して、吹出ユニット(20)からの風量を調整する。例えば、パネル(21)の前で人が手を上げる動作を行っているとコントローラ(28)が判定すると、コントローラ(28)は吹出ユニット(20)からの風量を増加させる。これにより、ユーザーはジェスチャー動作を行うことで、吹出ユニット(20)からの風量を調整できる。その結果、ユーザーは、吹出ユニット(20)からの風量を直感的に調整できる。
また、窓であるパネル(21)に窓の開閉用の取っ手を模したダミーの取っ手を設け、当該ダミーの取っ手の操作により吹出ユニット(20)からの風量が調整されるように構成してもよい。また、リモコン(ZA)(図15参照)に窓の開閉用であることを示すアイコンが表示された操作部材(ボタン等)を設け、ユーザーが当該操作部材を指で操作するにとにより吹出ユニット(20)からの風量が調整されるように構成してもよい。その結果、ユーザーは窓の開閉を模倣した操作により吹出ユニット(20)からの風量を調整できるので、吹出ユニット(20)からの風量を直感的に調整できる。窓の開閉を模擬した操作とは、窓に付属するレバーの回転、窓枠を動かす、窓に付属するブラインド又はカーテンを開けるなどの操作である。以上のように、風量調整機構(24)は、窓の開閉を模擬した操作によって吹出ユニット(20)からの風量を調整する構成を有する。上記したユーザーが吹出ユニット(20)からの風量を直感的に調整できる構成(操作レバー(24d)、ジェスチャー動作、ダミーの取っ手、リモコン(ZA)の操作部材等)が採用される風量調整機構(24)の構成は、複数の吹出ユニット(20)に採用されてもよく、例えば、1つの吹出ユニット(20)(単独の窓)にのみ採用されてもよい。
(4)複数の吹出ユニット(20)が同期させて風量を調整するように構成してもよい。例えば、互いに近接した場所に配置される複数の吹出ユニット(20)のパネル面(21a)から一斉に気流が発生するように、複数の吹出ユニット(20)の各々の風量調整機構(24)が同期操作される。風量調整機構(24)の同期操作は、例えば、コントローラ(28)(図15参照)により所定のタイミングで行われる。所定のタイミングは、例えば、所定の対象領域内で所定の動作が行われたとコントローラ(28)により判定されたタイミングである。この場合、コントローラ(28)は、複数の吹出ユニット(20)の駆動源(27)に制御信号を送信して、複数の吹出ユニット(20)のダンパ(24c)を一斉に開状態にする。これにより、複数の吹出ユニット(20)が同期させて気流を発生する。その結果、1つの吹出ユニット(20)から発生するような局所的な風ではなく、大きな空気の塊で構成される風を体にあたることができ、自然な風に類似した風を送ることができる。
(5)コントローラ(28)が対象空間(R)の壁面上のパネル面(21a)(所定領域)から対象空間(R)に向かう風の種類を設定してもよい。風の種類は、例えば、冷たい風、及び暖かい風のような風の温度に関する設定、風量に関する設定等を含む。コントローラ(28)は、所定の動作と、風の種類とを対応付けた第2テーブル(28b)を予め記憶している。コントローラ(28)は、撮像部(26)により撮像された画像に基づいて、所定の動作が行われていると判定すると、第2テーブル(28b)において当該所定の動作と対応付けられている風の種類を選択し、選択した風の種類を、吹出ユニット(20)から吹き出される風の種類として設定する。
例えば、ユーザーが窓であるパネル(21)の前で伸びをする、パネル(21)に向かって移動する等の動作を行い、コントローラ(28)は、撮像部(26)により撮像された画像に基づいて当該動作を認識すると、吹出ユニット(20)の動作モードをリフレッシュモードに設定する。この場合、コントローラ(28)は、吹出ユニット(20)から冷たい風が吹くように風の種類を設定し、設定した風が吹くように送風システム(100)の各種構成要素を制御する。なお、ユーザーは、リモコン(ZA)等を用いて、所望の風の種類(吹出ユニット(20)の動作モード)をコントローラ(28)に入力するように構成してもよい。その結果、外気が暑かったりジメジメしていても、対象空間(R)内に調整済みの空気を吹かせることができるため、ユーザーの快適性を向上させることができる。
(6)図16を参照して、吹出ユニット(20)の変形例である吹出ユニット(20X)について説明する。図16に示すように、吹出ユニット(20X)は、複数の送風部(22)を含み、送風部(22)毎に風量を調整できる。複数の送風部(22)は、第1吹出口(231)と対向する第1送風部(221)と、第2吹出口(232)と対向する第2送風部(222)と、第3吹出口(233)と対向する第3送風部(223)と、第4吹出口(234)と対向する第4送風部(224)とを含む。第1送風部(221)~第4送風部(224)の各々には、通路(X)が連通する。各通路(X)は、ダクト(30)と連通する。各通路(X)には、開度可変の流量調節用のダンパ(X1)が設けられる。各ダンパ(X1)の開度が調整されることで、第1吹出口(231)~第4吹出口(234)について、吹き出す風量を個別に調整できる。
(7)本実施形態の送風システム(100)(図1参照)、及び送風システム(200)(図11参照)は、地球環境とかけ離れた月や火星の居住施設生活する際にも活用することができる。
以上説明したように、本開示は、送風システムについて有用である。
10 送風装置
12 第1ファン(ファン)
17 全熱交換器
20 吹出ユニット
21a パネル面(所定領域)
24 風量調整機構
24d 操作レバー(操作部)
28 コントローラ
40 分配機構
80 吸気ユニット
231 第1吹出口
232 第2吹出口
R 対象空間

Claims (15)

  1. ファン(12)を有する送風装置(10、10X)に接続され、対象空間(R)の壁に取り付けられ、かつ、該送風装置(10、10X)から送られた空気を用いて前記対象空間(R)の壁面上の所定領域(21a)から前記対象空間(R)に向かう気流を生じさせる複数の吹出ユニット(20)と、
    前記送風装置(10、10X)から送られた空気を前記複数の吹出ユニット(20)に分配する分配機構(40)とを備える送風システム。
  2. 請求項1において、
    前記複数の吹出ユニット(20)の各々は、
    前記送風装置(10、10X)から送られた空気を前記対象空間(R)の壁面に沿った方向へ吹き出す第1吹出口(231)及び第2吹出口(232)を有し、
    前記第1吹出口(231)から吹き出された空気と前記第2吹出口(232)から吹き出された空気とを衝突させることにより、前記壁面から前記対象空間(R)に向かう気流を生じさせる送風システム。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記対象空間(R)の空気を吸い込む吸気ユニット(80)をさらに備える送風システム。
  4. 請求項3において、
    前記対象空間(R)から吸い込んだ空気を浄化して循環させる送風システム。
  5. 請求項3、又は請求項4において、
    前記ファン(12)は屋外の空気を吸い込む送風システム。
  6. 請求項5において、
    屋外の空気を前記対象空間(R)内の空気と熱交換させる送風システム。
  7. 請求項5、又は請求項6において、
    前記送風装置(10、10X)には、全熱交換器(17)が含まれる送風システム。
  8. 請求項3から請求項7のいずれか1項において、
    前記吸気ユニット(80)は前記吹出ユニット(20)による気流の向きを逆にして前記吹出ユニット(20)を使う送風システム。
  9. 請求項3から請求項8のいずれか1項において、
    前記対象空間(R)の互いに異なる方向を向く壁面のうちの一方の壁面に前記吹出ユニット(20)が取り付けられ、他方の壁面に前記吸気ユニット(80)が取り付けられる送風システム。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項において、
    前記複数の吹出ユニット(20)のうちの少なくとも1つの前記吹出ユニット(20)に設置され、前記設置される前記吹出ユニット(20)の風量を調整する風量調整機構(24)を備える送風システム。
  11. 請求項10において、
    前記風量調整機構(24)は、前記対象空間(R)の壁面上の所定領域(21a)から前記対象空間(R)に向かう気流の風量を操作する操作部(24d)を含む送風システム。
  12. 請求項10又は請求項11において、
    前記風量調整機構(24)による風量調整は、窓の開閉を模擬した操作で行われる送風システム。
  13. 請求項10又は請求項11において、
    前記風量調整機構(24)による風量調整は、所定の対象領域で行われる人の体の動きによって行われる送風システム。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項において、
    前記複数の吹出ユニット(20)が同期させて風量を調整する送風システム。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項において、
    前記対象空間(R)の壁面上の所定領域(21a)から前記対象空間(R)に向かう風の種類を設定するコントローラ(28)を備える送風システム。
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