JP6869109B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6869109B2 JP6869109B2 JP2017107286A JP2017107286A JP6869109B2 JP 6869109 B2 JP6869109 B2 JP 6869109B2 JP 2017107286 A JP2017107286 A JP 2017107286A JP 2017107286 A JP2017107286 A JP 2017107286A JP 6869109 B2 JP6869109 B2 JP 6869109B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- range
- flap
- rotation
- air conditioner
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 28
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 14
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 23
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 23
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 19
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 3
- 230000036962 time dependent Effects 0.000 description 2
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000036544 posture Effects 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/70—Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof
- F24F11/72—Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the supply of treated air, e.g. its pressure
- F24F11/79—Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the supply of treated air, e.g. its pressure for controlling the direction of the supplied air
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F1/00—Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
- F24F1/0007—Indoor units, e.g. fan coil units
- F24F1/0043—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements
- F24F1/0047—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by mounting arrangements mounted in the ceiling or at the ceiling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2110/00—Control inputs relating to air properties
- F24F2110/10—Temperature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F2140/00—Control inputs relating to system states
- F24F2140/20—Heat-exchange fluid temperature
Description
(1)空気調和機の全体構成
図1には、本発明の実施形態に係る空気調和機の外観が示されている。空気調和機10は、例えば、天井設置型の空気調和機である。空気調和機10は、上から見ると八角形の形状を呈するケーシング12と、ケーシング12の下側に配置された化粧パネル13とを有している。化粧パネル13は下から見ると正方形の形状を呈する。
空気調和機10は、グリル19の上に、吸込口14から吸い込む室内空気から塵埃を除去するフィルタ21を備えている。空気調和機10は、フィルタ21の上に、ベルマウス22を備え、ベルマウス22の上に遠心ファン23を備えている。遠心ファン23が駆動されているとき、フィルタ21を通過した室内空気は、ベルマウス22により遠心ファン23の羽根車23aに案内される。
図3には、空気調和機10を制御する制御装置30とその制御装置30によって制御される主な機器などが示されている。制御装置30は、ファンモータ24、第1駆動モータ31、第2駆動モータ32、第3駆動モータ33及び第4駆動モータ34を制御する。制御装置30は、ファンモータ24のオン・オフだけでなく、ファンモータ24の回転数を制御することができる。ファンモータ24の回転数が大きいほど、吹出口15から吹出される風速が速くなる。この空気調和機10では、例えば、微風を発生させるためのLタップ、微風よりも風速の速い弱風を発生させるためのMタップ、弱風よりも速い強風を発生させるためのHタップが設けられており、Lタップ、Mタップ及びHタップの順に風量が多くなる。この空気調和機10では、Lタップ、Mタップ及びHタップの風量の選択を行うことにより風速が段階的に変更できるようにファンタップが設定されている。また、制御装置30は、機器の制御を行うための情報を得るため、吸込温度センサ42及び室内熱交換器用温度センサ43などの各種センサに接続されている。
(4−1)単純なスイングモード
図5及び図6には単純なスイングモードにおける第1フラップ51の動作が示されている。この空気調和機10では、他の第2フラップ52〜第4フラップ54は、単純なスイングモードにおいて、例えば第1フラップ51と同じ動作を行うように構成されるか又は、第1フラップ51と動作のタイミングが異なるだけで同じ順序でポジションの変更を行うように構成される。そのため、ここでは、第1フラップ51の動作を説明し、他の第2フラップ52〜第4フラップ54の動作の説明を省略する。
図7及び図8には、特殊なスイングモードにおける第1フラップ51の動作の一例が示されている。この空気調和機10では、他の第2フラップ52〜第4フラップ54は、特殊なスイングモードにおいて、例えば第1フラップ51と同じ動作を行うように構成されるか又は、第1フラップ51と動作のタイミングが異なるだけで同じ順序でポジションの変更を行うように構成される。そのため、ここでは、第1フラップ51の動作を説明し、他の第2フラップ52〜第4フラップ54の動作の説明を省略する。
図9には、図6及び図8に示されている室内に配置された空気調和機10と空気調和による室内の温度変化を測定する測定ポイントが示されている。また、図10及び図11には、図9に示された測定ポイントにおける室内の温度変化が示されている。図6に示されているように、室内の床FLから天井CEまでの高さH1が2.6m、第1吹出口16aから床FLに下ろした垂線の足から測定ポイントMP1,MP2までの距離L1がそれぞれ1.2m,2.4m、測定ポイントMP1,MP2の高さH3が0.8mである。椅子に座ったユーザの高さH2が1.3mになることを想定して、上述の測定条件が決められている。また、この測定では、4台ある空気調和機10のうちの3台が停止され、1台だけが運転されている。設定温度が20℃に設定されるとともに風量がHタップに設定され空気調和機10によって30℃の室内が冷やされる場合について、単純なスイングモードと特殊なスイングモードとによる室内温度の変化が比較された。
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、空気調和機10が単純なスイングモードと特殊なスイングモードの両方のモードを持っている場合について説明したが、空気調和機10は、単純なスイングモードを持たずに、特殊なスイングモードのみを持つように構成されてもよい。
上記実施形態では、第1吹出口16a、第2吹出口16b、第3吹出口16c及び第4吹出口16dに、それぞれ第1フラップ51、第2フラップ52、第3フラップ53及び第4フラップ54が設けられている場合について説明した。第1吹出口16aから第4吹出口16dが副吹出口17によって結合されて一つの吹出口15を構成している。しかし、必ずしも、第1吹出口16aから第4吹出口16dの4つが結合されている必要はなく、例えば副吹出口17が塞がれていて、主吹出口16が4つに分離されていてもよい。
上記実施形態では、第1吹出口16aから第4吹出口16dの4つの第1フラップ51、第2フラップ52、第3フラップ53及び第4フラップ54が設けられている場合について説明した。しかし、本発明の空気調和機は、吹出口とフラップを一つずつ備える構成であってもよい。また、2つの吹出口にそれぞれ一つずつのフラップが設けられている構成を本発明の空気調和機がとることもできる。さらに、本発明の空気調和機は、3つ以上の吹出口にそれぞれ一つずつのフラップが設けられている構成であってもよい。また、一つの吹出口に設けられるフラップは、一つに限られるものではなく、複数であってもよい。
上述の空気調和機10は、天井設置型である。しかし、本発明が適用される空気調和機は、天井設置型に限られるものではなく、例えば、天井から吊り下げて設置する天井吊下げ型、または室内の壁に取り付ける壁掛け型であってもよい。
図7を用いて説明した特殊なスイング制御、あるいは以下に説明するスイング制御においては、第1フラップ51〜第4フラップ54が空気を吹き出しているときに取り得るポジションがポジションP0〜P4の5つであったが、第1フラップ51〜第4フラップ54が取り得るポジションが3つから4つ若しくは6つ以上であってもよい。
上記実施形態では、特殊なスイング制御において、第1フラップ51は、第1範囲r1では、第1範囲r1の下端で折り返す動作を行い、第2範囲r2では、第2範囲r2の上端で折り返す動作を行っていた。しかし、例えば図12に示されているように、第2範囲r2の上端で折り返す動作を省いて、第1範囲r1の下端で折り返す動作のみを行わせるようにしてもよい。準備動作M20の後、特殊なスイング制御が続く限り、図12に示されている回動動作M21,M22,M23,M24が繰り返される。また、例えば図13に示されているように、第1範囲r1の上端で折り返す動作を省いて、第2範囲r2の下端で折り返す動作のみを行わせるようにしてもよい。準備動作M30の後、特殊なスイング制御が続く限り、図13に示されている回動動作M31,M32,M33,M34が繰り返される。なお、回動動作M21,M22,M23,M24及び回動動作M31,M32,M33,M34の後には、それぞれ所定の保持時間だけ各ポジションが維持される。
図7を用いて説明された特殊なスイング制御においては、第1範囲r1の下端に相当するポジションP2と、第2範囲r2の上端に相当するポジションP2とが一致している場合について説明した。しかし、本発明の空気調和機の特殊なスイング制御において、第1範囲の下端と第2範囲の上端が一致しないように構成してもよい。
図7を用いて説明された特殊なスイング制御においては、第1範囲r1における第1動作である回動動作M11と第2動作である回動動作M12は、回動動作M11の始点(ポジションP0)と回動動作M12の終点(ポジションP0)が一致し、回動動作M11の終点(ポジションP2)と回動動作M12の始点(ポジションP2)が一致する。つまり、第1動作(回動動作M11)と第2動作(回動動作M12)は、第1範囲r1を往復する往復動作になっている。また、第2範囲r2における第3動作である回動動作M14と第4動作である回動動作M15は、回動動作M14の始点(ポジションP4)と回動動作M15の終点(ポジションP4)が一致し、回動動作M14の終点(ポジションP2)と回動動作M15の始点(ポジションP2)が一致する。つまり、第3動作(回動動作M14)と第4動作(回動動作M15)は、第2範囲r2を往復する往復動作になっている。
特殊なスイング制御において、第1フラップ51が例えば図18に示されている動作を行うように空気調和機が構成されてもよい。図18に示された特殊なスイング制御では、第1範囲r51(ポジションP0〜P1)と第2範囲r52(ポジションP3〜P4)の間に第3範囲r53(ポジションP1〜P3)が設けられている。
上記実施形態及び変形例1F〜1Iの特殊なスイング制御における第1フラップ51の第1範囲r1,r11,r21,r31,r41には、第1回動範囲RR1の上限(ポジションP0)が含まれている。しかし、第1範囲には、第1回動範囲RR1の上限(ポジションP0)が含まれないように特殊なスイング制御が構成されてもよい。例えば、第1範囲の上端をポジションP1に設定してもよい。また、上記実施形態及び変形例1F〜1Hの特殊なスイング制御における第1フラップ51の第2範囲r2,r12,r22,r32,r42には、第1回動範囲RR1の下限(ポジションP4)が含まれている。しかし、第2範囲には、第1回動範囲RR1の下限(ポジションP4)が含まれないように特殊なスイング制御が構成されてもよい。例えば、第2範囲の下端をポジションP3に設定してもよい。
上記実施形態及び変形例1A〜1Jでは、第1範囲及び第2範囲での往復動作がそれぞれ1回ずつである場合について説明したが、往復動作を複数回行ってもよい。
上記実施形態及び変形例1A〜1Kでは、第1フラップ51の動作について説明したが、また、第2フラップ52〜第4フラップ54においても第1フラップ51と同様の特殊なスイング制御又は同じ順序でポジションが変更される類似の特殊なスイング制御が行われるように空気調和機が構成されてもよい。例えば、図19に示されているように、時刻T2でリモートコントローラ41から特殊なスイングモードへの切換えの指令が制御装置30に入力されると、制御装置30は特殊なスイング制御を開始する。特殊なスイング制御が開始されると、第2フラップ52は、回動動作M90により、ポジションP4からポジションP0に移動する角度の変更を行う。この回動動作M90は、第2フラップ52をポジションP0に移動させる特殊なスイング制御のための準備動作である。例えば、リモートコントローラ41で特殊なスイングモードに切り換える際に、第2フラップ52がポジションP4以外のポジションP1〜P3のいずれかにあっても、先ずポジションP0に移動する回動動作が行われる。ただし、リモートコントローラ41で単純なスイングモードに切り換える際に、ポジションP0にあるときは、上述の準備動作が省かれる。
上記実施形態及び変形例1A〜1Kで説明した特殊なスイング制御においては、速く温度を変化させるために、風量を最大風量であるHタップにするのが好ましい。しかし、特殊なスイング制御を行うときの風量は、最大風量に限られるものではない。例えば、順に風量が大きくなるようにLタップ、MLタップ、Mタップ、MHタップ、Hタップの5段階の風量が設けられ、これらの5段階の風量から選択可能に構成されている場合、特殊なスイング制御において、MHタップまたはHタップに設定されるように構成されてもよい。これらの選択は、リモートコントローラ41によりユーザが行うように構成してもよく、制御装置30が例えば室内の温度と設定温度に基づいて自動的に選択するように構成してもよい。また、上記実施形態の4つの第1フラップ51〜第4フラップ54のうちの幾つかのフラップを閉じることにより、風量が変更できるように空気調和機が構成されてもよい。
また、第1範囲は、図20に示されている第1範囲r61のように、第1回動範囲RR1の上限(ポジションP0)と下限(ポジションP4)から等距離にあるように設定されてもよい。図20に示されている第1範囲r61では、保持時間だけポジションP0を維持した後、第1フラップ51が、回動動作M101によりポジションP0から第1範囲r61の上端に相当するポジションP1に移動する。さらに、保持時間だけポジションP1を維持した後、第1フラップ51が、第1動作である回動動作M102によりポジションP1から第1範囲r61の下端に相当するポジションP3に移動する。また、保持時間だけポジションP3を維持した後、第2動作である回動動作M103によりポジションP3(第1範囲r61の下端)からポジションP1(第1範囲r61の上端)に移動する。所定の保持時間だけポジションP1を維持した後の次の回動動作M104により、第1フラップ51は、ポジションP1からポジションP4に移動する角度の変更を行う。なお、図20において、第2範囲r2の回動動作については、上記実施形態で説明しているので説明を省略する。なお、回動動作M100はポジションP0に移動するための準備動作である。また、第2範囲r2を省略して、第1範囲r61の範囲の回動動作を繰り返すように構成されてもよい。このような特殊なスイング制御において、第1範囲r61と第2範囲r2での回動動作のみを繰り返してもよいが、途中で単純なスイング制御と同様の第1回動範囲RR1を単純に往復する回動動作を挟んでもよい。
(6−1)
上記実施形態及び変形例1A〜1Nについては、第1フラップ51が、特殊なスイング制御において、第1範囲r1,r11,r21,r31,r41,r51,r61の下端まで第1回動範囲RR1の下限(ポジションP4)に近づく第1動作(回動動作M11,M21,M41,M51,M61,M72,M81,M102)と第1範囲r1,r11,r21,r31,r41の下端からの第1回動範囲RR1の上限(ポジションP0)に近づく第2動作(回動動作M12,M22,M42,M52,M62,M73,M82,M103)を行うとともに第1動作及び第2動作のうちの少なくとも一方によって第1範囲r1,r11,r21,r31,r41,r51,r61の全範囲で回動することから、第1範囲r1,r11,r21,r31,r41,r51,r61の下端で折り返さずに第1フラップ51が一方向に回動して第1範囲r1,r11,r21,r31,r41,r51,r61を通過する場合に比べて第1範囲r1,r11,r21,r31,r41,r51,r61で空気の吹出し時の拡散を抑えることができる。
上記実施形態、変形例1F及び変形例1Gで説明した第1フラップ51の動作においては、第1フラップ51が第1動作(回動動作M11,M21,M41,M51,M81,M102)と第2動作(回動動作M12,M22,M32,M42,M52,M82,M103)を行う場合には第1動作と第2動作の2つの動作とも第1範囲r1,r11,r21,r51,r61の全範囲を往復するので、第1範囲r1,r11,r21,r51,r61の快適性の向上が顕著になり、第1フラップ51が第3動作(回動動作M14,M32,M44,M54,M84,M112)と第4動作(回動動作M15,M33,M45,M55,M85,M113)を行う場合には第3動作と第4動作の2つの動作とも第2範囲r2,r12,r22,r52,r62の全範囲を往復するので、第2範囲r2,r12,r22,r52,r62の快適性の向上が顕著になる。
上記実施形態及び変形例1F〜1Hで説明した第1フラップ51の動作においては、第2範囲r2,r12,r22,r32,r42,r52に第1回動範囲RR1の下限(ポジションP4)が含まれることから、第1フラップ51がスイングすることで第1吹出口16aから吹出された空気が直接吹きつけられる範囲のうち吹出口から最も近い範囲について空気の吹出し時の拡散を小さくできる。その結果、図10を用いて説明したように、第1吹出口16aから最も近い範囲の温度を、吹出し直後の空気の温度になるように速く変化させることができる。
上記実施形態及び変形例1F〜1Hで説明した第1フラップ51の動作においては、第1範囲r1,r11,r21,r31,r41,r51に第1回動範囲RR1の上限(ポジションP0)が含まれることから、第1フラップ51がスイングすることで第1吹出口16aから吹出された空気が直接吹きつけられる範囲のうち吹出口から最も遠い範囲について空気の吹出し時の拡散を小さくできる。その結果、図11を用いて説明したように、第1吹出口16aから最も遠い範囲の温度を、吹出し直後の空気の温度になるように速く変化させることができる。
上記実施形態及び変形例1Hで説明した第1フラップ51の動作においては、中間点(ポジションP2)から第1回動範囲RR1の上限(ポジションP0)までを第1範囲r1,r31,r41とし、中間点から第1回動範囲RR1の下限(ポジションP4)までを第2範囲r2,r32,r42とすることから、第1フラップ51がスイングすることで第1吹出口16aから吹出された空気が直接吹きつけられる全範囲について空気の吹出し時の拡散を小さくでき、空気が直接吹きつけられる全範囲の温度を、吹出し直後の空気の温度になるように速く変化させることができる。
変形例1Iで説明した第1フラップ51の動作においては、第5動作と第6動作が行われる。第5動作は、第3範囲r53の上端(ポジションP1)から下端(ポジションP3)まで回動する動作である。この第3範囲r53は、第1回動範囲RR1の上限(ポジションP0)と下限(ポジションP4)の間の中間点(ポジションP2)を含んでいるが、第1回動範囲RR1の上限と下限を含まない。第6動作は、第3範囲r53の下端から上端まで回動する動作である。空気が直接当たる全範囲のうちの中間部分である第3範囲r53の空気の吹出し時の拡散を抑えることができるので、第1フラップ51が第5動作及び第6動作を行わない場合に比べて第3範囲r53の温度を、吹出し直後の空気の温度になるように速く変化させることができる。
変形例1Lで説明した第2フラップ52は、ケーシング12の第2吹出口16bに設けられている。第2フラップ52は、第2回動範囲RR2の上限(ポジションP0)から下限(ポジションP4)までの中で回動することにより、第2吹出口から吹出される空気の風向を上下に変更する。この第2フラップ52は、特殊なスイング制御において、第2回動範囲RR2より小さく且つ第2回動範囲RR2の上限に近い第4範囲r4において第4範囲r4の下端(ポジションP2)まで第2回動範囲RR2の下限に近づく第7動作と、第4範囲r4の下端から第2回動範囲RR2の上限に近づく第8動作を行う。変形例1Lでは、第7動作及び第8動作の両方で第4範囲r4の全範囲で回動しているが、第1フラップ51について変形例1Hで説明したように、第7動作及び第8動作のうちの一方のみが第4範囲r4の全範囲で回動するように構成してもよい。
図3に示されている第1フラップ51を駆動する第1駆動モータ31は、第1フラップ51を移動させるときの単位時間当たりの回転数が実質的に同じになるものであって、第1フラップ51の移動速度を複雑に変化させないため安価な第1駆動モータ31を用いることができる。このような構成については、第2駆動モータ32、第3駆動モータ33及び第4駆動モータ34についても同様に移動速度を複雑に変化させなくてもよい場合には安価なものを用いることができる。
12 ケーシング
15 吹出口
16a 第1吹出口
16b 第2吹出口
16c 第3吹出口
16d 第4吹出口
30 制御装置
31 第1駆動モータ
32 第2駆動モータ
33 第3駆動モータ
34 第4駆動モータ
51 第1フラップ
52 第2フラップ
53 第3フラップ
54 第4フラップ
Claims (8)
- 空調対象空間に設置され、空気を吹き出す第1吹出口(16a)を有するケーシング(12)と、
前記第1吹出口に設けられ、第1回動範囲の上限から下限までの中で回動することにより、前記第1吹出口から吹出される空気の風向を上下に変更する第1フラップ(51)と、
前記第1フラップを駆動する第1駆動モータ(31)と、
を備え、
前記第1フラップは、スイング制御において、前記第1回動範囲より小さく且つ前記第1回動範囲の上限に近いまたは上限と下限から等距離にある第1範囲において前記第1範囲の下端まで前記第1回動範囲の下限に近づく第1動作と前記第1範囲の下端から前記第1回動範囲の上限に近づく第2動作を行うとともに前記第1動作及び前記第2動作のうちの少なくとも一方によって前記第1範囲の全範囲で回動し、及び/または前記第1回動範囲より小さく且つ前記第1回動範囲の下限に近いまたは上限と下限から等距離にある第2範囲において前記第2範囲の上端まで前記第1回動範囲の上限に近づく第3動作と前記第2範囲の上端から前記第1回動範囲の下限に近づく第4動作を行うとともに前記第3動作及び前記第4動作のうちの少なくとも一方によって前記第2範囲の全範囲で回動し、且つ前記第1回動範囲の全範囲で静止せずに回動する全回動動作を行い、
前記第1フラップは、前記スイング制御において、前記第1動作及び前記第2動作の組並びに前記第3動作及び前記第4動作の組のうちの少なくとも一方の組と前記全回動動作とを含む動作を繰り返し、
前記第1フラップを移動させるときの単位時間当たりにおける前記第1駆動モータの回転数は実質的に一定である、空気調和機。 - 前記全回動動作が、前記スイング制御における、前記第1動作の直前の回動動作、前記第2動作の直後の回動動作、前記第3動作の直前の回動動作、及び前記第4動作の直後の回動動作の少なくともいずれかである、
請求項1に記載の空気調和機。 - 前記第1動作の始点と前記第2動作の終点が同じであり、
前記第3動作の始点と前記第4動作の終点が同じであり、
前記第1吹出口は、前記スイング制御において最大風量で空気を吹き出す、
請求項1または請求項2に記載の空気調和機。 - 前記第2範囲が前記第1回動範囲の下限に近い場合であって、前記第2範囲には、前記第1回動範囲の下限が含まれる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記第1範囲が前記第1回動範囲の上限に近い場合であって、前記第1範囲には、前記第1回動範囲の上限が含まれる、
請求項1から4のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記第1範囲は、前記第1回動範囲の上限と下限の間の中間点から前記第1回動範囲の上限までの範囲であり、前記第2範囲は、前記中間点から前記第1回動範囲の下限までの範囲である、
請求項1から5のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記第1フラップは、前記第1回動範囲の上限と下限の間の中間点を含み且つ上限と下限を含まない第3範囲の上端から下端まで回動する第5動作と前記第3範囲の下端から上端まで回動する第6動作を行う、
請求項1から6のいずれか一項に記載の空気調和機。 - 前記ケーシングは、空気を吹き出す第2吹出口(16b)をさらに有し、
前記第2吹出口に設けられ、第2回動範囲の上限から下限までの中で回動することにより、前記第2吹出口から吹出される空気の風向を上下に変更する第2フラップ(52)と、
を備え、
前記第2フラップは、スイング制御において、前記第2回動範囲より小さく且つ前記第2回動範囲の上限に近い第4範囲において前記第4範囲の下端まで前記第2回動範囲の下限に近づく第7動作と前記第4範囲の下端から前記第2回動範囲の上限に近づく第8動作を行うとともに前記第7動作及び前記第8動作のうちの少なくとも一方によって前記第4範囲の全範囲で回動し、及び/または前記第2回動範囲より小さく且つ前記第2回動範囲の下限に近い第5範囲において前記第5範囲の上端まで前記第2回動範囲の上限に近づく第9動作と前記第5範囲の上端から前記第2回動範囲の下限に近づく第10動作を行うとともに前記第9動作及び前記第10動作のうちの少なくとも一方によって前記第5範囲の全範囲で回動する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の空気調和機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017107286A JP6869109B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 空気調和機 |
AU2018276888A AU2018276888B2 (en) | 2017-05-31 | 2018-05-30 | Air conditioner |
NZ759737A NZ759737B2 (en) | 2018-05-30 | Air conditioner | |
PCT/TH2018/000026 WO2018222148A1 (en) | 2017-05-31 | 2018-05-30 | Air conditioner |
PH12019502697A PH12019502697A1 (en) | 2017-05-31 | 2019-11-28 | Air conditioner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017107286A JP6869109B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020016341A JP2020016341A (ja) | 2020-01-30 |
JP6869109B2 true JP6869109B2 (ja) | 2021-05-12 |
Family
ID=64456477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017107286A Active JP6869109B2 (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 空気調和機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6869109B2 (ja) |
AU (1) | AU2018276888B2 (ja) |
PH (1) | PH12019502697A1 (ja) |
WO (1) | WO2018222148A1 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3594421B2 (ja) * | 1996-10-02 | 2004-12-02 | 三洋電機株式会社 | 空気調和機 |
JP2010169323A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Daikin Ind Ltd | 加湿装置 |
JP5408318B1 (ja) * | 2012-09-13 | 2014-02-05 | ダイキン工業株式会社 | 空調室内機 |
JP5692327B1 (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-01 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
JP6213539B2 (ja) * | 2015-09-29 | 2017-10-18 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置の室内ユニット |
-
2017
- 2017-05-31 JP JP2017107286A patent/JP6869109B2/ja active Active
-
2018
- 2018-05-30 AU AU2018276888A patent/AU2018276888B2/en active Active
- 2018-05-30 WO PCT/TH2018/000026 patent/WO2018222148A1/en active Application Filing
-
2019
- 2019-11-28 PH PH12019502697A patent/PH12019502697A1/en unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
PH12019502697A1 (en) | 2020-06-08 |
NZ759737A (en) | 2021-07-30 |
WO2018222148A8 (en) | 2020-01-30 |
AU2018276888B2 (en) | 2021-02-25 |
AU2018276888A1 (en) | 2019-12-19 |
WO2018222148A1 (en) | 2018-12-06 |
JP2020016341A (ja) | 2020-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6213539B2 (ja) | 空気調和装置の室内ユニット | |
JP6385068B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP6932009B2 (ja) | 空気調和機の室内ユニット | |
WO2017140205A1 (zh) | 空调设备出风结构及空调设备 | |
JP6229741B2 (ja) | 空気調和装置の室内ユニット | |
CN106895568B (zh) | 一种具有无风感功能的空调器及其控制方法 | |
CN106322532A (zh) | 室内空调系统 | |
JP6570916B2 (ja) | 室内機及びそれを備えた空気調和装置、室内機の制御方法並びに制御プログラム | |
CN108139108B (zh) | 空调装置的室内机组 | |
CN203671773U (zh) | 空调器室内机 | |
JP5123680B2 (ja) | 空気調和機のエリア空調方法および空気調和機 | |
KR101476437B1 (ko) | 공조장치, 공조장치의 베인제어장치, 및 공조장치의베인제어방법 | |
JP6163762B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009198066A (ja) | 天井設置型空気調和機 | |
AU2003254916B2 (en) | Air conditioner and method of controlling air conditioner | |
JP4656257B1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5408319B1 (ja) | 空調室内機 | |
JP6869109B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2012132610A (ja) | 空気調和装置 | |
JP6085998B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP6079963B2 (ja) | 空気調和機および制御回路 | |
NZ759737B2 (en) | Air conditioner | |
KR100672508B1 (ko) | 공기조화기용 실내기의 토출기류 제어방법 | |
CN111780245A (zh) | 一种双出风口的空调器 | |
CN105423418B (zh) | 空调室内机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170609 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200519 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200807 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20201013 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210125 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20210125 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20210209 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20210216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210316 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210413 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6869109 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |