JP2022151343A - 回転コネクタ - Google Patents

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俊晃 朝倉
Toshiaki Asakura
健悟 齋藤
Kego Saito
嘉久 澁谷
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Abstract

【課題】回転コネクタにおいて、ケーブルの導電部をフレキシブル基板の端部の接続電極に対して正確且つ確実に接続すること。【解決手段】回転コネクタは、ステータと、ステータと相対的に回転可能に設けられたロータと、ステータとロータとの間の環状空間に収容されるフレキシブル基板と、フレキシブル基板の一端を保持する保持面を有する保持部材と、導電部および被覆部を有し、導電部がフレキシブル基板の一端に設けられた接続電極に接続されるケーブルとを備え、保持部材は、接続電極の近傍に設けられ、ケーブルの被覆部を挟持する第1保持溝を有する。【選択図】図10

Description

本発明は、回転コネクタに関する。
従来、自動車等の車両において、ステアリングホイールと車両本体との間に設けられた回転コネクタにより、ステアリングホイールに設けられた各種電気部品(例えば、スイッチ、センサ等。以下、「ステアリング側電気部品」と示す)と、車両本体に設けられた各種電気部品(例えば、ECU(Electronic Control Unit)等。以下、「車両側電気部品」と示す)とを、電気的に接続する技術が利用されている。
例えば、下記特許文献1には、回転コネクタにおいて、FPCの端部の接合ランドに対し、外部出力用のリードブロックを半田等の導電性接合材で接合し、FPCの端部とリードブロックとを、保持部材によって保持する技術が開示されている。
特開2019-164953号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている技術では、ケーブルとFPCとを電気的に接続するために、FPCの端部にリードブロックを設ける必要があり、さらに、ケーブルには対応するコネクタを設ける必要があるため、コストの増加、コネクタの設置による大型化、コネクタの接続不良、等の不具合が生じる虞がある。
そこで、このような不具合を回避すべく、代替方式として、ケーブルの導電部をFPCの接続電極に対して直接的にはんだ接続する方法が考えられる。しかしながら、この代替方式では、ケーブルの導電部をFPCの端部の接続電極に対して正確且つ確実にはんだ接続することが困難である。
一実施形態に係る回転コネクタは、ステータと、ステータと相対的に回転可能に設けられたロータと、ステータとロータとの間の環状空間に収容されるフレキシブル基板と、フレキシブル基板の一端を保持する保持面を有する保持部材と、導電部および被覆部を有し、導電部がフレキシブル基板の一端に設けられた接続電極に接続されるケーブルとを備え、保持部材は、接続電極の近傍に設けられ、ケーブルの被覆部を挟持する第1保持溝を有する。
一実施形態によれば、回転コネクタにおいて、ケーブルの導電部をフレキシブル基板の端部の接続電極に対して正確且つ確実に接続することができる。
一実施形態に係る回転コネクタの外観斜視図 一実施形態に係る回転コネクタの外観斜視図 一実施形態に係るステータ(ロータを取り外した状態)の外観斜視図 図3に示すステータの一部拡大斜視図 一実施形態に係るサブFPCの表側から視た外観斜視図 一実施形態に係るサブFPCの裏側から視た外観斜視図 一実施形態に係る保持部材の外観斜視図 一実施形態に係る保持部材(サブFPCを支持した状態)の外観斜視図 一実施形態に係る保持部材(サブFPCおよびケーブルを支持した状態)の外観斜視図 一実施形態に係る保持部材およびサブFPCにおける接続電極近傍の部分の拡大図 一実施形態に係る保持部材およびロータ(互いに組み合わされていない状態)を裏側から視た外観斜視図 一実施形態に係る保持部材およびロータ(互いに組み合わされた状態)を裏側から視た外観斜視図 一実施形態に係るロータにおける第2保持溝の形成部の一部拡大図 一実施形態に係るロータにおける第2保持溝の形成部(プロテクタが装着された状態)の一部拡大図 一実施形態に係るロータにおける第2保持溝の形成部(プロテクタが装着された状態)の一部拡大図 一実施形態に係る保持部材およびロータ(互いに組み合わされた状態)のXZ平面による断面図
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、以降の説明では、便宜上、回転中心軸AX1と平行な方向をZ軸方向とし、回転中心軸AX1と直交する方向をX軸方向およびY軸方向とする。また、後述する複数の接続電極133の並ぶ方向を、X軸方向とする。また、X軸方向と直交する方向を、Y軸方向とする。
(回転コネクタ10の概要)
図1および図2は、一実施形態に係る回転コネクタ10の外観斜視図である。図1および図2に示す回転コネクタ10は、自動車等の車両のステアリング装置に組み込まれて、ステアリングホイールに設けられた各種ステアリング側電気部品(例えば、パドルスイッチ、各種操作スイッチ、エアバッグ、各種検出センサ、振動発生装置、ヒータ等)を、車両本体に設けられた各種車両側電気部品(例えば、ECU等)に対して、電気的に接続するためのものである。
図1および図2に示すように、回転コネクタ10は、全体的に、概ね薄型の円柱形状をなしている。回転コネクタ10は、その中央において、回転中心軸AX1に沿って延在する、円筒形状の貫通孔10Aが形成されている。貫通孔10Aには、ステアリングシャフトが挿通される。
回転コネクタ10は、互いに組み合わされたロータ110およびステータ120を備える。ロータ110は、ステータ120に対して相対的に回転自在に設けられ、ステアリングホイールと一体的に回転する円盤状の部材である。ロータ110は、ステアリングホイールに対して直接的または他の部材を介して間接的に接続される接続面10B(図1参照)を有する。接続面10Bは、概ね円形状をなす平面であり、その中央部が、上記貫通孔10Aによって円形状に開口している。接続面10Bには、コネクタ10Eおよびケーブル140が、ステアリングホイール側に突出して設けられている。コネクタ10Eおよびケーブル140は、ステアリングホイールに設けられているコネクタに嵌合することにより、ステアリングホイールに電気的に接続される。
ステータ120は、車両本体に固定される概ね円筒状の部材である。ステータ120は、内筒部120Bと外筒部120Cとの間に、円環状の環状空間120A(図3参照)を有する。環状空間120Aの内部には、FPC(Flexible Printed Circuits)130(図3参照)が収容される。環状空間120Aのステアリングホイール側の開口は、当該開口内に回転自在に設けられたロータ110によって閉塞される。ステータ120は、車両本体に対して直接的または他の部材を介して間接的に接続される接続面10C(図2参照)を有する。接続面10Cは、概ね円形状をなす平面であり、その中央部が、上記貫通孔10Aによって円形状に開口している。接続面10Cには、コネクタ10Fが、車両本体側に突出して設けられている。コネクタ10Fは、車両本体に設けられているコネクタに嵌合することにより、車両本体に電気的に接続される。
接続面10Bに設けられたコネクタ10Eおよびケーブル140と、接続面10Cに設けられたコネクタ10Fとは、回転コネクタ10の内部に収容されたFPC130により、互いに電気的に接続されている。
回転コネクタ10は、接続面10Bが、ステータ120の接続面10Cに対して、回転中心軸AX1の軸周りに回転自在となるように構成されている。これにより、回転コネクタ10は、ステアリング装置に組み込まれた状態において、ステアリングホイールの回転操作がなされたとき、接続面10Cが車両本体に固定された状態のまま、ステアリングホイールが取り付けられた接続面10Bを、ステアリングホイールとともに回転させることができる。これにより、回転コネクタ10は、ステアリングホイールの回転操作を妨げることなく、ステアリング側電気部品を、車両側電気部品に電気的に接続することができるようになっている。
(ステータ120の内部構成)
図3は、一実施形態に係るステータ120(ロータ110を取り外した状態)の外観斜視図である。図4は、図3に示すステータ120の一部拡大斜視図である。図5は、一実施形態に係るサブFPC132の表側から視た外観斜視図である。図6は、一実施形態に係るサブFPC132の裏側から視た外観斜視図である。図7は、一実施形態に係る保持部材150の外観斜視図である。
図3および図4に示すように、ステータ120の環状空間120Aの内部には、FPC130が収容されている。FPC130は、「フレキシブル基板」の一例であり、帯状の導体配線(例えば、銅箔等)の両表面を、可撓性および絶縁性を有する素材(例えば、ポリイミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethylene terephthalate)等)で覆うことによって構成される、可撓性を有する帯状の配線部材である。FPC130は、環状空間120Aの内部で円周方向に延在する帯状のメインFPC131と、メインFPC131の一端に設けられたサブFPC132とを有する。本実施形態では、メインFPC131が、「メインフレキシブル基板」に相当し、サブFPC132が、「フレキシブル基板の一端」および「サブフレキシブル基板」に相当する。一実施形態に係る回転コネクタ10は、サブFPC132が、メインFPC131と別に設けられていることにより、FPC130の一端を、矩形状且つ大面積に容易に形成することができる。FPC130の一端を矩形状にすることで、製造時の原反からの取り個数を増やすことができ、よって、コストを抑制できる。なお、「サブフレキシブル基板」は、「メインフレキシブル基板」の端部に一体的に形成されたものであってもよく、すなわち、メインフレキシブル基板の一部(メインフレキシブル基板の端部が折り返された部分)であってもよい。
図4および図5に示すように、サブFPC132は、回転中心軸AX1に対して平行な第1平面部132Aと、回転中心軸AX1に対して垂直な第2平面部132Bとを含む、略直角に折れ曲がった形状を有する。
第1平面部132Aは、ステータ120の内筒部120Bの近傍に配置される。サブFPC132は、第1平面部132Aにおいて、メインFPC131の一端と重なり合った状態で、メインFPC131の一端と電気的に接続される。
第2平面部132Bは、第1平面部132Aの上端部から、回転中心軸AX1を中心とする円の半径方向における外側(すなわち、外筒部120C側)に向かって延在して設けられる。第2平面部132Bの表面には、複数の接続電極133が設けられている。特に、本実施形態では、第2平面部132Bには、ケーブル140が互いに並列に設けられた4本の導電部141Aを有するのに対応して、4つの接続電極133が並べて設けられている。4つの接続電極133の各々は、その表面に、ケーブル140が有する4本の導電部141Aのうちの、対応する一の導電部141Aが載置された状態(図4参照)で、当該一の導電部141Aがはんだ(「導電性接合材」の一例)によって、はんだ接続される。なお、第2平面部132Bの表面には、複数の接続電極138が設けられている。複数の接続電極138には、図8に示すように、コネクタ10Eを構成するリードブロック160の複数の外部接続端子161の各々が電気的に接続される。
図6に示すように、サブFPC132の第2平面部132Bにおいて、複数の接続電極133を含む一部の領域は、樹脂素材(例えば、ポリイミド、PET(Polyethylene Terephthalate)等)からなる、薄板状の補強板137によって、裏側(車両本体側)から補強されている。特に、図6に示すように、補強板137は、後述する貫通孔136の形成されている領域を含んでおり、よって、貫通孔136は、補強板137までも貫通して形成されている。これにより、サブFPC132の第2平面部132Bは、貫通孔136の周囲の強度が高められおり、貫通孔136の縁部からの亀裂の発生が抑制されたものとなっている。
また、図3、図4、および図7に示すように、一実施形態に係る回転コネクタ10は、サブFPC132をその裏面側(車両本体側)から保持する保持部材150を備える。保持部材150は、サブFPC132と同様に、略直角に折れ曲がった形状を有する。例えば、保持部材150は、樹脂素材が用いられて形成される。
図7に示すように、保持部材150は、第1保持部151と、第2保持部152とを有する。第1保持部151は、回転中心軸AX1に対して平行な平板状の部分である。第1保持部151は、ステータ120の内筒部120Bの近傍に配置される。第1保持部151は、回転中心軸AX1側に面した、保持面151Aを有する。第2保持部152は、回転中心軸AX1に対して垂直な平板状の部分である。第2保持部152は、第1保持部151の上端部から、回転中心軸AX1を中心とする円の半径方向における外側(すなわち、外筒部120C側)に向かって延在して設けられる。第2保持部152は、ステアリングホイール側に面した、保持面152Aを有する。
図8は、一実施形態に係る保持部材150(サブFPC132を支持した状態)の外観斜視図である。図8に示すように、保持部材150は、その第1保持部151の保持面151Aにおいて、サブFPC132の第1平面部132Aを支持する。また、図8に示すように、保持部材150は、その第2保持部152の保持面152Aにおいて、サブFPC132の第2平面部132Bを支持する。
図7に示すように、保持部材150における第2保持部152の保持面152Aには、複数の円柱状のピン154が設けられている。一方、図5に示すように、サブFPC132の第2平面部132Bには、複数の挿通孔134が設けられている。図8に示すように、サブFPC132の第2平面部132Bは、複数の挿通孔134の各々に、複数のピン154の各々が嵌め込まれ、さらに、複数のピン154の各々がカシメられることにより、保持面152Aに対して、正確に位置決めおよび固定される。
また、図7に示すように、保持部材150における第1保持部151の保持面151Aには、複数の円柱状のピン155が設けられている。一方、図5に示すように、サブFPC132の第1平面部132Aには、複数の挿通孔135が設けられている。図8に示すように、サブFPC132の第1平面部132Aは、複数の挿通孔135の各々に、複数のピン155の各々が嵌め込まれ、さらに、複数のピン155の各々がカシメられることにより、保持面151Aに対して、正確に位置決めおよび固定される。
図9は、一実施形態に係る保持部材150(サブFPC132およびケーブル140を支持した状態)の外観斜視図である。図9に示すように、ケーブル140が有する4本の電線141の各々は、その先端部において、被覆部141Bが取り除かれており、よって、導電部141Aが露出している。そして、4本の電線141の各々は、その先端部の露出した導電部141Aが、サブFPC132の第2平面部132Bに設けられた接続電極133にはんだ接続される。さらに、4本の電線141の各々は、接続電極133から半径方向における外側へ、一定の長さ引き出され、上方(ステアリングホイール方向)に直角に折り曲げられた後、上方に直線状に延在するように配置される。
(第1保持溝153)
図7~図9に示すように、保持部材150における第2保持部152の保持面152Aには、第1保持溝153が形成されている。本実施形態では、ケーブル140が4本の電線を有するのに対応して、保持面152Aにおける接続電極133の近傍(接続電極133よりも、Y軸正側)には、前後方向(Y軸方向)に直線状に延在する4本の第1保持溝153が互いに平行に、左右方向(X軸方向)並べて設けられている。各第1保持溝153は、接続電極133の近傍から、半径方向における外側方向(Y軸正方向)に、直線状に延在して形成されている。各第1保持溝153は、電線141の被覆部141Bが上方(ステアリングホイール方向、Z軸正方向)から嵌め込まれることにより、当該被覆部141Bを所定の位置で確実に挟持する。これにより、一実施形態に係る保持部材150は、ケーブル140が有する4本の電線141の各々と4つの接続電極133の各々との位置関係を安定させた状態で、4本の電線141の各々を、4つの接続電極133の各々に対し、高精度且つ確実にはんだ接続することができる。また、一実施形態に係る保持部材150は、第1保持溝153によって被覆部141Bを挟持することで、ケーブル140からはんだ接続部に係る負荷を抑制し、導電部141Aが接続電極133から剥離してしまうことを抑制することができる。
図10は、一実施形態に係る保持部材150およびサブFPC132における接続電極133近傍の部分の拡大図である。図10に示すように、各第1保持溝153は、その左右両側面に、互いに対向する一対の突起部153Aを有する。これにより、各第1保持溝153は、その溝幅が、部分的に被覆部141Bの直径よりも狭くなっており、被覆部141Bに突起部153Aが食い込み、被覆部141Bをより確実に挟持できるようになっている。
また、図10に示すように、各第1保持溝153は、複数の突起部153Bが左右両側面に交互に設けられており、これにより、当該第1保持溝153の延在する方向(図10に示す矢印A方向(Y軸正方向))への電線141の引っ張りに対する抜け落ちを抑制できるようになっている。
また、図10に示すように、保持部材150における第2保持部152の保持面152Aにおいて、接続電極133の近傍(接続電極133よりも、Y軸負側)には、複数(図10に示す例では、5つ)の柱状の規制壁部156が、左右方向(X軸方向)に並べて設けられている。複数の規制壁部156のうち、サブFPC132の第2平面部132Bと重なる位置にある、一部(図10に示す例では、2つ)の規制壁部156は、第2平面部132Bに形成された貫通孔136を貫通する。図10に示すように、複数の規制壁部156のうち、互いに隣接する2つの規制壁部156の間には、導電部141Aの先端部分が配置される。これにより、互いに隣接する2つの規制壁部156は、その間に配置された導電部141Aの左右方向(X軸方向)への移動を規制し、当該導電部141Aが隣接する他の導電部141Aと接触してしまうことを防止することができる。なお、本実施形態では、導電部141Aの左右方向(X軸方向)への移動が、互いに隣接する2つの規制壁部156の間であれば、当該導電部141Aを接続電極133にはんだ接続できるように(すなわち、導電部141Aが接続電極133の表面上から逸脱しないように)、互いに隣接する2つの規制壁部156の間隔が規定されている。なお、規制壁部156と貫通孔136とにより、サブFPC132の第2平面部132Bを、保持面152Aに位置決めできるようにしてもよい。また、一実施形態に係る回転コネクタ10は、電線141を第1保持溝153に入れるときに、当該電線141の導電部141Aの配置位置を規定する規制壁部156が設けられていることで、容易に導電部141Aを所定の位置に配置できる。これにより、接続電極133に対する導電部141Aの位置を調整する工程が不要であり、直ちに次の半田付け工程に移行できるため、工程を簡略化できる。また、図10に示すように、保持部材150において、規制壁部156は、接続電極133を間に挟んで、第1保持溝153からY軸負方向に離間した位置に設けられている。これにより、一実施形態に係る回転コネクタ10は、接続電極133を比較的大きくすることができ、半田付け加熱治具のヘッドのスペースも確保し易くなっている。
図11は、一実施形態に係る保持部材150およびロータ110(互いに組み合わされていない状態)を裏側から視た外観斜視図である。図12は、一実施形態に係る保持部材150およびロータ110(互いに組み合わされた状態)を裏側から視た外観斜視図である。図13は、一実施形態に係るロータ110における第2保持溝112の形成部の一部拡大図である。
図11に示すように、ロータ110の裏面側(車両本体側)には、ロータ110の内筒部110Aおよび円盤部110Bに対して、切り欠き部111が形成されている。切り欠き部111は、保持部材150と略同形状を有する。図12に示すように、保持部材150は、サブFPC132を保持し、且つ、ケーブル140が接続された状態で、ロータ110の切り欠き部111に嵌め込まれる。これにより、図12に示すように、保持部材150の第1保持部151は、ロータ110の内筒部110Aと一体化する。保持部材150の第2保持部152は、ロータ110の円盤部110Bと一体化する。
ここで、図11に示すように、ロータ110の円盤部110Bのステアリングホイール側の表面(すなわち、接続面10B)には、ステアリングホイール側に立設された、複数本の第2保持溝112が形成されている。本実施形態では、ケーブル140が4本の電線141を有するのに対応して、ロータ110の接続面10Bには、上下方向(Z軸方向)に直線状に延在する4本の第2保持溝112が互いに平行に、左右方向(X軸方向)並べて設けられている。
図12および図13に示すように、各第2保持溝112は、Y軸正側の開口から、電線141の被覆部141Bの一部(直角に折り曲げられた位置から、ステアリングホイール方向(Z軸正方向)に延在する直線部分の一部)が嵌め込まれることにより、当該被覆部141Bの一部を挟持する。
また、図13に示すように、各第2保持溝112は、その左右両側面に、複数の突起部112Aを有する。これにより、各第2保持溝112は、その溝幅が、部分的に被覆部141Bの直径よりも狭くなっており、被覆部141Bをより確実に挟持できるようになっている。
なお、第2保持溝112の保持力は、第1保持溝153の保持力以上となっている。これにより、一実施形態に係る回転コネクタ10は、ケーブル140から係る負荷を第2保持溝112で抑止することができ、ケーブル140からの負荷が第1保持溝153に伝わり難くすることができる。すなわち、一実施形態に係る回転コネクタ10は、第1保持溝153の保持力を比較的小さくすることができるため、第1保持溝153に対して被覆部141Bを嵌め込みやすくすることができる。一実施形態に係る回転コネクタ10は、第2保持溝112をロータ110にさらに設けたことにより、ケーブル140を第1保持溝153,第2保持溝112の2つで保持することができ、よって、組み立て性を損なうことなく、且つ、第1保持溝153,第2保持溝112の各々を小型化することができる。なお、一実施形態に係る回転コネクタ10は、ケーブル140が第1保持溝153から抜け落ちないように、ロータ110の一部によって、第1保持溝153のケーブル140を上方から抑えつける構成を有してもよい。
(プロテクタ113)
図14および図15は、一実施形態に係るロータ110における第2保持溝112の形成部(プロテクタ113が装着された状態)の一部拡大図である。図14および図15に示すように、ロータ110には、4つの第2保持溝112の各々に対して、ケーブル140の4つの被覆部141Bの各々が挟持された状態で、4つの第2保持溝112の周囲を取り囲むプロテクタ113が装着される。これにより、一実施形態に係る回転コネクタ10は、各第2保持溝112のY軸正側の開口がプロテクタ113によって覆われるため、各第2保持溝112からY軸正側に被覆部141Bが抜け落ちてしまうことを防止することができる。図15に示すように、プロテクタ113は、X軸正側が開口した環状を有しており、X軸正側の両端部の各々に設けられたフック状の係合部113Aが、ロータ110の表面(接続面10B)から突出して設けられた被係合部115に係合することにより、4つの第2保持溝112の周囲を取り囲んだ状態で、ロータ110に固定される。
(規制リブ114)
図16は、一実施形態に係る保持部材150およびロータ110(互いに組み合わされた状態)のXZ平面による断面図である。図11に示すように、ロータ110には、円盤部110Bの裏側、切り欠き部111内、且つ、第1保持溝153と対向する位置に、規制リブ114を有する。本実施形態では、保持部材150が4本の第1保持溝153を有することに対応して、Y軸方向に延在する4本の規制リブ114が、左右方向(X軸方向)に並べて設けられている。図16に示すように、規制リブ114は、保持部材150がロータ110の切り欠き部111に嵌め込まれたときに、第1保持溝153に入り込んで、第1保持溝153からの被覆部141Bの抜け落ちを規制することができる。すなわち、規制リブ114は、「規制部」の一例である。なお、ロータ110は、規制リブ114を有さずに、当該ロータ110の平面部分(「規制部」の他の一例)により、第1保持溝153の開口を閉塞して、第1保持溝153からの被覆部141Bの抜け落ちを規制することもできる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、一実施形態に係る回転コネクタ10は、貫通孔136が、サブFPC132の配線の間にあるが、これに限らず、貫通孔136がサブFPC132の配線領域内に設けられてもよい。これにより、例えば、サブFPC132の配線が大電流用の広幅の配線であっても、当該配線の所定の位置に導電部141Aを規制できる。
10 回転コネクタ
10A 貫通孔
10B,10C 接続面
10E,10F コネクタ
110 ロータ
110A 内筒部
110B 円盤部
111 切り欠き部
112 第2保持溝
112A 突起部
113 プロテクタ
113A 係合部
114 規制リブ
115 被係合部
120 ステータ
120A 環状空間
120B 内筒部
120C 外筒部
130 FPC
131 メインFPC
132 サブFPC
132A 第1平面部
132B 第2平面部
133 接続電極
134,135 挿通孔
136 貫通孔
137 補強板
140 ケーブル
141 電線
141A 導電部
141B 被覆部
150 保持部材
151 第1保持部
151A 保持面
152 第2保持部
152A 保持面
153 第1保持溝
153A,153B 突起部
154,155 ピン
156 規制壁部
160 リードブロック
161 外部接続端子
AX1 回転中心軸

Claims (14)

  1. ステータと、
    前記ステータと相対的に回転可能に設けられたロータと、
    前記ステータと前記ロータとの間の環状空間に収容されるフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板の一端を保持する保持面を有する保持部材と、
    導電部および被覆部を有し、前記導電部が前記フレキシブル基板の前記一端に設けられた接続電極に接続されるケーブルと
    を備え、
    前記保持部材は、
    前記接続電極の近傍に設けられ、前記ケーブルの前記被覆部を挟持する第1保持溝を有する
    ことを特徴とする回転コネクタ。
  2. 前記ケーブルは、
    互いに並列に設けられた複数の前記導電部を有し、
    前記保持部材は、
    複数の前記導電部のうちの隣接する2つの前記導電部の間に立設される規制壁部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転コネクタ。
  3. 前記フレキシブル基板の前記一端は、
    前記規制壁部が貫通する貫通孔を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転コネクタ。
  4. 前記フレキシブル基板の前記一端は、少なくとも前記接続電極を含む領域を補強する補強板を有し、
    前記貫通孔は、前記補強板を貫通して形成されている。
    ことを特徴とする請求項3に記載の回転コネクタ。
  5. 前記保持部材において、
    前記規制壁部は、前記接続電極を間に挟んで、前記第1保持溝から離間した位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の回転コネクタ。
  6. 前記保持部材は、
    前記ロータまたは前記ステータに取り付けられ、
    前記ロータまたは前記ステータは、
    前記第1保持溝と対向して設けられ、前記被覆部の前記第1保持溝からの抜け落ちを規制する規制部を有する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の回転コネクタ。
  7. 前記第1保持溝は、当該第1保持溝の両側面の各々に、前記被覆部に食い込む突起部を有する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の回転コネクタ。
  8. 前記ロータまたは前記ステータに設けられ、前記ケーブルの前記被覆部を挟持する第2保持溝を有し、
    前記第2保持溝の保持力は、前記第1保持溝の保持力以上である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の回転コネクタ。
  9. 前記第2保持溝は、当該第2保持溝の両側面の各々に、前記被覆部に食い込む突起部を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の回転コネクタ。
  10. 前記第2保持溝の周囲を取り囲むように装着されるプロテクタを備える
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の回転コネクタ。
  11. 前記フレキシブル基板は、
    前記環状空間内で延在する帯状のメインフレキシブル基板と、前記メインフレキシブル基板に接続され、前記フレキシブル基板の前記一端を構成するサブフレキシブル基板と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の回転コネクタ。
  12. 前記ケーブルの前記導電部は、前記接続電極に対して、導電性接合材によって接続されている
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の回転コネクタ。
  13. 前記保持部材は、
    回転中心軸に対して平行な第1保持部と、
    前記回転中心軸に対して垂直な第2保持部とを有し、
    前記第1保持溝は、
    前記第2保持部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の回転コネクタ。
  14. ステータと、
    前記ステータと相対的に回転可能に設けられたロータと、
    前記ステータと前記ロータとの間の環状空間に収容されるフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板の一端を保持する保持面を有する保持部材と、
    を備え、
    導電部および被覆部を有するケーブルの前記導電部が、前記フレキシブル基板の前記一端に設けられた接続電極に接続される回転コネクタであって、
    前記保持部材は、
    前記接続電極の近傍に設けられ、前記ケーブルの前記被覆部を挟持する第1保持溝を有する
    ことを特徴とする回転コネクタ。
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