JP2019164953A - 回転コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】接続用ケーブルと外部接続端子との接続を安定させることができ、且つ組み立て効率がよい回転コネクタを提供する。【解決手段】回転コネクタ1は、ステータと、ステータに相対的に回転可能に支持されたロータと、ステータとロータとの間の環状空間内に収納され、一端がステータに接続され、他端がロータに接続されたFPCと、FPCの接続ランド525に導電性接合材を介して接続された複数の外部接続端子701を一体保持し、ロータ及びステータの少なくとも一方に固定されるリードブロック700と、FPCの接続ランド525を含む領域をリードブロック700の底面700bとの間に保持する保持面621を備えた保持部材600と、を有し、保持部材600の保持面には、FPCに設けられた貫通孔を貫通し、リードブロック700の底面に接する支持面を備えた複数の突起623が配設されている。【選択図】図3

Description

本発明は、回転コネクタに関する。
自動車のステアリングコラムでは、ステータ(固定部)とロータ(回転部)との間で、エアバッグを動作させる電力を供給し、またホーンスイッチや各種制御スイッチからの切換え信号を伝達する必要があり、そのために、回転コネクタが使用されている。
ステータとロータとを回転可能に同軸配置し、これらステータを構成する外筒体とロータを構成する内筒体との間に画成される収納空間内にフラットケーブルを収納・巻回したものであり、自動車のステアリング装置のように回転数が有限であるハンドルに装着されたエアバッグ・インフレータ等の電気的接続手段として使用されている。
特許文献1には、ロータ側の外部接続端子とステータ側の外部接続端子の接続に、複数のフラットケーブルとリードブロックを使用した回転コネクタが開示されている。
特開2013−219007号公報 国際公開公報第2017/208521号
しかしながら、フラットケーブルの課題として(1)絶縁フィルムにPET(polyethylene terephthalate)が使用されており耐熱性が低い、(2)微細ピッチが困難なため信号線が増えるとフラットケーブルの本数も増える、等がある。
また、従来では、フラットケーブルの接続端子に外部接続端子をスポット溶接にて接続している。そのため、回転コネクタの製造には、大掛かりなスポット溶接装置が必要であると共に、スポット溶接装置へのフラットケーブルのセッティングを行うため、組み立て効率が悪いという問題がある。
本発明は、接続用ケーブルと外部接続端子との接続を安定させることができ、且つ組み立て効率がよい回転コネクタを提供することを目的とする。
回転コネクタの一態様は、ステータと、前記ステータに相対的に回転可能に支持されたロータと、前記ステータと前記ロータとの間の環状空間内に収納され、一端が前記ステータに接続され、他端が前記ロータに接続されたフレキシブルプリント回路基板と、前記フレキシブルプリント回路基板の接続ランドに導電性接合材を介して接続された複数の外部接続端子を一体保持し、前記ロータ及び前記ステータの少なくとも一方に固定されるリードブロックと、前記フレキシブルプリント回路基板の前記接続ランドを含む領域を前記リードブロックの底面との間に保持する保持面を備えた保持部材と、を有し、前記保持部材の前記保持面には、前記フレキシブルプリント回路基板に設けられた貫通孔を貫通し、前記リードブロックの前記底面に接する支持面を備えた複数の突起が配設されていることを特徴とする。
本開示によれば、接続用ケーブルであるフレキシブルプリント回路基板と外部接続端子との接続を安定させることができ、且つ組み立て効率を向上することができる。更に、リードブロックによるフレキシブルプリント回路基板の圧縮を回避することもできる。
本開示の実施形態に係る回転コネクタを示す外観斜視図である。 回転コネクタのロータ側端子部品を示す斜視図である。 ロータ側端子部品を示す分解斜視図である。 ロータ側端子部品の保持部材を示す分解斜視図である。 保持部材のコネクタ保持部を示す斜視図である。 ロータ側端子部品のサブFPCを示す斜視図である。 ロータ側端子部品の第1リードブロックの裏側を示す斜視図である。 ロータ側端子部品の第2リードブロックの裏側を示す斜視図である。 サブFPC、第1リードブロック及び第2リードブロックをコネクタ保持部に取り付ける方法を示す断面図(その1)である。 サブFPC、第1リードブロック及び第2リードブロックをコネクタ保持部に取り付ける方法を示す断面図(その2)である。 ロータのコネクタ部の裏側を示す斜視図である。 板ばねの変化を示す断面図(その1)である。 板ばねの変化を示す断面図(その2)である。 コネクタ保持部の溝とロータの係止片との関係を示す断面図である。 コネクタ保持部の係止片の好ましい構成を示す断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら本開示の実施形態について詳細に説明する。図1は、本開示の実施形態に係る回転コネクタを示す外観斜視図である。
図1には、本開示の実施形態に係る回転コネクタ1の回転軸Iが示されると共に、回転軸Iに平行なZ軸が示される。以下では、説明上、Z方向のZ1側を「上側」とし、Z方向のZ2側を「下側」とし、軸方向、径方向、及び周方向は、回転軸Iを基準とする。具体的には、軸方向とは、回転軸Iの方向を指す。径方向内側とは、回転軸Iに近い側を指し、径方向外側とは、回転軸Iに遠い側を指す。また、周方向とは、回転軸Iまわりの周方向を指す。また、フレキシブルプリント回路基板を以下では単にFPC(Flexible Printed Circuits)と記載する。
回転コネクタ1は、車両のステアリングコラム(図示せず)と、ステアリングシャフト(図示せず)と一体に回転する電子部品(図示せず)との間で電気信号を伝送するための接続装置である。
図1に示すように、回転コネクタ1は、ロータ200及びステータ300を含む。
ロータ200は、ステアリングコラムに内包されたステアリングシャフトが軸方向に挿通される。ロータ200は、径方向内側に内周壁201を画成する円環状の部材である。ロータ200は、例えば樹脂材料により形成される。ロータ200の内周壁201により画成される径方向内側の空間には、ステアリングシャフトが軸方向に挿通される。ロータ200は、ステータ300に相対的に回転可能に支持される。ロータ200はコネクタ部202を含んでおり、コネクタ部202に後述のロータ側端子部品が取り付けられる。
ステータ300は、車両に固定される。ステータ300は、ステアリングコラムに取り付けられる。ステータ300には、ロータ200が回転自在に組み付けられる。ステータ300は、径方向外側に外周壁301を画成する円環状の部材である。
図2は、回転コネクタ1のロータ側端子部品を示す斜視図である。
図2に示すように、回転コネクタ1は、メインFPC400、サブFPC500、保持部材600、第1リードブロック700及び第2リードブロック800を含む。これらのうち、サブFPC500、保持部材600、第1リードブロック700及び第2リードブロック800がロータ側端子部品100に含まれる。
メインFPC400は、ステータ300とロータ200との間を電気的に接続するケーブルの一例である。メインFPC400の一端がロータ200に電気的に接続され、他端がステータ300に電気的に接続される。メインFPC400は、略長方形でかつ平らな形態であり、エッチングにより長手方向に亘って形成される銅箔等の複数の導電パターンと、これらを両面から挟んでカバーするポリイミド等の絶縁フィルムにより形成される。「略長方形」とは、一定の幅dで長尺方向に直線状に延在することで実現される形態であるが、幅dがメインFPC400の端部等で僅かに変化する態様を含む概念である。
メインFPC400は、回転コネクタ1の本体内の環状空間部(図示せず)内に設けられる。具体的には、径方向で内周壁201と外周壁301との間には、周方向に延在する環状空間部が形成され、環状空間部内にはメインFPC400が収容される。メインFPC400は、例えば、重ね合わされた態様で、渦巻き状に巻回されて収納されてもよい。
図3は、ロータ側端子部品100を示す分解斜視図である。上述のように、ロータ側端子部品100は、サブFPC500、保持部材600、第1リードブロック700及び第2リードブロック800を含む。図4は、保持部材600を示す分解斜視図である。図5は、保持部材600のコネクタ保持部を示す斜視図である。図6は、サブFPC500を示す斜視図である。図7は、第1リードブロック700の裏側を示す斜視図である。図8は、第2リードブロック800の裏側を示す斜視図である。
サブFPC500は、メインFPC400に接続される第1配線部510、第1リードブロック700及び第2リードブロック800が取り付けられる第2配線部520、並びに第1配線部510と第2配線部520とを繋ぐ第3配線部530を含む。第2配線部520の詳細は後述する。
保持部材600は、FPC保持部610及びコネクタ保持部620を含む。
図4に示すように、FPC保持部610の表面611に、メインFPC400の一方の端部401及びサブFPC500の第1配線部510を位置決めするための複数の位置決め用のカシメピン612が突設されている。カシメピン612は、例えばFPC保持部610を形成する樹脂と同一の樹脂によりFPC保持部610に一体的に設けられる。第1配線部510には、カシメピン612に挿入されるピン挿入孔511が形成されている。また、端部401には、カシメピン612に挿入されるピン挿入孔が形成されている。ピン挿入孔511内にカシメピン612を通した上で端部401のピン挿入孔内にカシメピン612を通し、カシメピン612をカシメることで、端部401及び第1配線部510がFPC保持部610に固定される。これにより、FPC保持部610に対してメインFPC400及びサブFPC500を正確に位置決めして固定できる。なお、端部401のサブFPC500側の面にメインFPC400の配線を露出させ、第1配線部510のメインFPC400側の面にサブFPC500の配線を露出させ、これらの間に半田等の導電性接合材を付与しておく。加熱及び冷却により導電性接合材を軟化及び固化させることで、メインFPC400とサブFPC500との間の電気的導通を確保することができる。
図5に示すように、コネクタ保持部620は表面に保持面621を備え、保持面621上に、第1リードブロック700及び第2リードブロック800を固定するための複数のフック状の係止片622が形成されている。係止片622は上向きに立ち上がるように設けられており、横方向に弾性変形可能である。保持面621には、第1リードブロック700の底面700b又は第2リードブロック800の底面800bに当接する複数の突起623が形成されている。本実施形態では、係止片622毎にその近傍に二つの突起623が配設されている。突起623の高さは第2配線部520の厚さよりも大きい。コネクタ保持部620は、ロータ側端子部品100がロータ200に取り付けられる際にロータ200により押圧されて弾性変形する複数の板ばね624(弾性部材の一例)を含む。保持面621には、板ばね624が弾性変形した状態で、ロータ200に当接し得る高さを備えた突起625も形成されている。コネクタ保持部620には、更に、板ばね624が弾性変形した状態で、ロータ200に設けられたフック状の係止片209(図10参照)を係止する受け溝629も形成されている。受け溝629は、保持面621と反対側を向く係合面629aを有する。
保持面621には、第1リードブロック700の底面700bに設けられた突部703(図7参照)又は第2リードブロック800の底面800bに設けられた突部803(図8参照)が挿入される突部挿入孔627が形成されている。突部703及び突部803を突部挿入孔627に挿入することで、第1リードブロック700及び第2リードブロック800の位置合わせが容易になると共に、安定性が向上する。
更に、コネクタ保持部620に、FPC保持部610との連結のための受け溝626及び係止片628が形成されている。一方、FPC保持部610には、受け溝626に挿入される突起613を備えた腕部614が設けられ、係止片628が挿入される開口部615が形成されている。突起613を受け溝626に挿入し、係止片628を開口部615に挿入することで、FPC保持部610とコネクタ保持部620とをスナップイン結合することができる。
図6に示すように、サブFPC500の第2配線部520には、複数の接続ランド525を含む領域が設けられている。第2配線部520には、係止片622が下方から貫通する係止片貫通孔522、突起623が下方から貫通する突起貫通孔523(貫通孔の一例)、突部703又は突部803が上方から貫通する突部貫通孔521が形成されている。更に、突起625が下方から貫通する貫通孔529(第2の貫通孔の一例)が形成されている。係止片貫通孔522内に係止片622を通し、突起貫通孔523内に突起623を通すことで、図3に示すように、第2配線部520をコネクタ保持部620に位置合わせすることができる。なお、図3等では、接続ランド525を省略してある。本実施形態において貫通孔とは、FPCの外形から離れた状態(孔の周縁部が閉じている)のものと、FPCの外形と繋がった状態(孔の周縁部が開いている)のものと、の両方を含む。
第1リードブロック700は複数の外部接続端子701を一体保持している。図7に示すように、外部接続端子701は第1リードブロック700の底面700bまで達しており、コネクタ保持部620上で第2配線部520の接続ランド525に接続される。また、上述のように、第1リードブロック700の底面700bには、突部挿入孔627に挿入される突部703が形成されている。更に、第1リードブロック700の側面には、係止片622が係止される受け溝702が形成されている。
第2リードブロック800は複数の外部接続端子801を一体保持している。図8に示すように、外部接続端子801は第2リードブロック800の底面800bまで達しており、コネクタ保持部620上で第2配線部520の接続ランド525に接続される。また、上述のように、第2リードブロック800の底面800bには、突部挿入孔627に挿入される突部803が形成されている。更に、第2リードブロック800の側面には、係止片622が係止される受け溝802が形成されている。
ここで、サブFPC500、第1リードブロック700及び第2リードブロック800をコネクタ保持部620に取り付ける方法について説明する。図9A〜図9Bは、サブFPC500、第1リードブロック700及び第2リードブロック800をコネクタ保持部620に取り付ける方法を示す断面図である。
先ず、サブFPC500をコネクタ保持部620上に取り付ける。すなわち、係止片貫通孔522内を係止片622が貫通し、突起貫通孔523内を突起623が貫通するように位置合わせしながら、第2配線部520をコネクタ保持部620上に載置する。突起623の高さが第2配線部520の厚さより大きいため、図9Aに示すように、突起623の頂部623aは第2配線部520の表面520aよりも上方に位置する。
次いで、突部703が、第2配線部520の突部貫通孔521を貫通し、コネクタ保持部620の突部挿入孔627に挿入されるように位置合わせをしながら、第1リードブロック700をコネクタ保持部620に押し付ける。このとき、図9Bに示すように、第1リードブロック700の底面700bが突起623の頂部623aに接したところで、第1リードブロック700の押し付けを停止する。このような押し付けを行うことで、図2に示すように、係止片622が受け溝702に係止され、第2配線部520を間に挟んで第1リードブロック700がコネクタ保持部620にスナップイン結合される。また、外部接続端子701の底面700b側の突出高さを予め調整し、外部接続端子701と接続ランド525との間に半田等の導電性接合材を付与しておくことで、導電性接合材を介して外部接続端子701を接続ランド525に接触させることができる。
第2リードブロック800についても同様に、突部803が、第2配線部520の突部貫通孔521を貫通し、コネクタ保持部620の突部挿入孔627に挿入されるように位置合わせをしながら、第2リードブロック800をコネクタ保持部620に押し付ける。このとき、第2リードブロック800の底面800bが突起623の頂部623aに接したところで、第2リードブロック800の押し付けを停止する。このような押し付けを行うことで、図2に示すように、係止片622が受け溝802に係止され、第2配線部520を間に挟んで第2リードブロック800がコネクタ保持部620にスナップイン結合される。また、外部接続端子801の底面800b側の突出高さを予め調整し、外部接続端子801と接続ランド525との間に半田等の導電性接合材を付与しておくことで、導電性接合材を介して外部接続端子801を接続ランド525に接触させることができる。
そして、加熱及び冷却によって、外部接続端子701と接続ランド525との間の導電性接合材及び外部接続端子801と接続ランド525との間の導電性接合材を軟化及び固化させることで、これらを互いに機械的及び電気的に接続することができる。
FPC保持部610とコネクタ保持部620とは、上述のように、突起613を受け溝626に挿入し、係止片628を開口部615に挿入することで、FPC保持部610とコネクタ保持部620とをスナップイン結合することができる。
FPC保持部610上には、上述のように、カシメピン612を用いて、サブFPC500の第1配線部510及びメインFPC400を正確に位置決めして固定することができる。メインFPC400の端部401の配線と第1配線部510の配線とを、これらの間に半田等の導電性接合材を付与しながら対向させ、加熱及び冷却によって導電性接合材を軟化及び固化させることで、これら配線同士を機械的及び電気的に接続することができる。
このようにして、サブFPC500、保持部材600、第1リードブロック700及び第2リードブロック800を備えたロータ側端子部品100とメインFPC400とを一体化することができる。
なお、コネクタ保持部620上の導電性接合材を軟化及び固化させるための加熱及び冷却は、FPC保持部610上の導電性接合材を軟化及び固化させるための加熱及び冷却と同時に行ってもよい。
ロータ側端子部品100は、ロータ200のコネクタ部202に取り付けられている。図10は、コネクタ部202の裏側を示す斜視図である。
図10に示すように、コネクタ部202には、コネクタ保持部620に設けられた板ばね624に押し当てられる突起204、突起625に当接する突起205、及び受け溝629に係止されるフック状の係止片209が形成されている。図10中の突起204A、204B、204Cは、それぞれ図5中の板ばね624A、624B、624Cに押し当てられる。図10中の突起205A、205B、205Cは、それぞれ図5中の突起625A、625B、625Cに当接する。図10中の係止片209A、209Bは、それぞれ図5中の受け溝629の係合面629A、係合面629Bに係止される。
図11A〜図11Bは、ロータ側端子部品100をコネクタ部202に取り付ける際の板ばね624の変化を示す断面図である。図12は、受け溝629と係止片209との関係を示す断面図である。ロータ側端子部品100をコネクタ部202に取り付ける際には、先ず、図11Aに示すように、各板ばね624を各突起204に接触させる。この段階では、突起625と突起205との間に隙間が存在し、係止片209は受け溝629に係止されない。次いで、ロータ側端子部品100をコネクタ部202に押し込む。この結果、図11Bに示すように、板ばね624に応力が作用し、板ばね624が弾性変形する。更にロータ側端子部品100を押し込むと、係止片209が受け溝629に入り込む。このとき、突起204を含むロータ200全体には板ばね624から板ばね624の弾性変形が初期状態に戻る方向の力Fが作用する。従って、図12に示すように、係止片209にも力Fが作用する。その一方で、コネクタ保持部620の受け溝629は、保持面621と反対側を向く係合面629aを有している。従って、弾性変形した板ばね624により、コネクタ保持部620とコネクタ部202との結合においてロータ200とコネクタ保持部620とが互いに離れる方向に力Fで付勢されるので、係止片209は力Fで係合面629aに近づく方向に付勢され、受け溝629内にガタなく係止される。このようにして、ロータ側端子部品100とコネクタ部202とがスナップイン結合される。なお、ロータ側端子部品100を過剰にコネクタ部202に押し込むと、板ばね624が弾性域を超えて塑性変形するなどして破損が生じるおそれがあるが、本実施形態では、その前に突起625が突起205に当接する。従って、板ばね624の破損等を防止することができる。また、突起625のうち、突起625C(第2の突起の一例)は、サブFPC500に設けた貫通孔529(第2の貫通孔の一例)を貫通した状態(図3、図6参照)で突起205Cに当接するので、サブFPC500に負荷がかかることがなく破損等を防止することができる。
このように構成された回転コネクタ1においては、半田等の導電性接合材を用いて外部接続端子701及び801とサブFPC500の接続ランド525とを電気的かつ機械的に接続することができる。従って、容易に高精度で回転コネクタ1を組み立てることができる。
また、第1リードブロック700の底面700bは突起623の頂部623aの表面(支持面の一例)に接し、第1リードブロック700と第2配線部520との間には隙間が存在する。同様に、第2リードブロック800の底面800bは突起623の頂部623aに接し、第2リードブロック800と第2配線部520との間には隙間が存在する。従って、第1リードブロック700及び第2リードブロック800をコネクタ保持部620に取り付ける際に、第1リードブロック700又は第2リードブロック800とコネクタ保持部620との間で第2配線部520が圧縮されるような状況を回避することができる。第2配線部520が圧縮されると、その内部の配線の断線等の破損が生じるおそれがあるが、このようなおそれを予め回避することができる。
コネクタ部202にコネクタを取り付ける際に第1リードブロック700及び第2リードブロック800に上方から力が加わるが、突起623により第1リードブロック700及び第2リードブロック800が支持されているため、この際にも第2配線部520の圧縮を回避することができる。
また、本実施形態では、係止片622が受け溝702に係止されて第1リードブロック700がコネクタ保持部620にスナップイン結合され、係止片622が受け溝802に係止されて第2リードブロック800がコネクタ保持部620にスナップイン結合されている。従って、第1リードブロック700及び第2リードブロック800がコネクタ保持部620に安定して固定される。このため、第1リードブロック700や第2リードブロック800に振動や衝撃が加わった場合でも、外部接続端子701又は801と接続ランド525とを接合する導電性接合材の破損を防止することができる。
係止片622の形状は限定されないが、次のような構成を備えていることが好ましい。図13は、係止片622の好ましい構成を示す断面図である。係止片622は、図13に示すように、受け溝702又は802に入り込む突起622bを有すると共に、突起622bの根元にテーパ状の傾斜面622aを有することが好ましい。傾斜面622aは保持面621に対して傾斜した面である。係止片622が傾斜面622aを有していると、スナップイン結合の際に傾斜面622aがリードブロックに接触し、係止片622から第1リードブロック700又は第2リードブロック800に作用する力は、保持面621に平行な成分F1及び保持面621に垂直な成分F2を含むこととなる。つまり、コネクタ保持部620と第1リードブロック700又は第2リードブロック800とがスナップイン結合された状態で、係止片622により、第1リードブロック700又は第2リードブロック800が突起623の頂部623aの表面に向けて付勢される。従って、第1リードブロック700又は第2リードブロック800等の寸法に若干のばらつきがあったとしても、第1リードブロック700及び第2リードブロック800をコネクタ保持部620に安定して固定することができる。
導電性接合材は半田に限定されず、例えば銀ペースト等を用いることもできる。
なお、ステータ300には、メインFPC400が一体化されたステータ側端子部品が取り付けられている。ステータ側端子部品がロータ側端子部品100と同様の構成を備えていることが好ましい。すなわち、外部接続端子を保持するリードブロックとコネクタ保持部との間でサブFPCを圧縮しないように、コネクタ保持部に適切な突起が形成され、これに対応する突起貫通孔がサブFPCに形成されていることが好ましい。また、ステータ側端子部品又はロータ側端子部品のいずれか一方が、上記実施形態のロータ側端子部品100と同様の構成を備えていれば、当該端子部品にてサブFPCの圧縮に伴う破損を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に制限されることはない。上述した実施形態は、本発明の範囲を逸脱することなしに、種々の変形及び置換が適用され得る。また、上述の実施形態を参照して説明された特徴のそれぞれは、技術的に矛盾しない限り、適宜に組み合わされてもよい。
例えば、上記実施形態では、メインFPC400とサブFPC500とを別体で成形して接続するように構成されている。しかしながら、メインFPC400とサブFPC500とが一体で形成されていてもよい。
1 回転コネクタ
100 ロータ側端子部品
200 ロータ
201 内周壁
202 コネクタ部
209 係止片
300 ステータ
301 外周壁
400 メインFPC
500 サブFPC
510 第1配線部
520 第2配線部
522 係止片貫通孔
523 突起貫通孔
525 接続ランド
529 貫通孔
530 第3配線部
600 保持部材
610 FPC保持部
620 コネクタ保持部
621 保持面
622 係止片
623 突起
623a 頂部
624 板ばね
629 受け溝
700 第1リードブロック
701 外部接続端子
702 受け溝
800 第2リードブロック
801 外部接続端子
802 受け溝

Claims (5)

  1. ステータと、
    前記ステータに相対的に回転可能に支持されたロータと、
    前記ステータと前記ロータとの間の環状空間内に収納され、一端が前記ステータに接続され、他端が前記ロータに接続されたフレキシブルプリント回路基板と、
    前記フレキシブルプリント回路基板の接続ランドに導電性接合材を介して接続された複数の外部接続端子を一体保持し、前記ロータ及び前記ステータの少なくとも一方に固定されるリードブロックと、
    前記フレキシブルプリント回路基板の前記接続ランドを含む領域を前記リードブロックの底面との間に保持する保持面を備えた保持部材と、
    を有し、
    前記保持部材の前記保持面には、前記フレキシブルプリント回路基板に設けられた貫通孔を貫通し、前記リードブロックの前記底面に接する支持面を備えた複数の突起が配設されている
    ことを特徴とする回転コネクタ。
  2. 前記保持部材は弾性変形可能な係止片を有し、
    前記リードブロックに形成された受け部に前記係止片が係止されて前記保持部材と前記リードブロックとがスナップイン結合されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転コネクタ。
  3. 前記係止片は、前記保持部材の前記保持面に対して傾斜し、前記リードブロックに接する傾斜面を有し、
    前記保持部材と前記リードブロックとがスナップイン結合された状態で、前記係止片により、前記リードブロックが前記支持面に向けて付勢されていることを特徴とする請求項2に記載の回転コネクタ。
  4. 前記リードブロックが固定された前記ロータ又は前記ステータと前記保持部材とがスナップイン結合されており、
    前記保持部材は、前記ロータ又は前記ステータと前記保持部材とが前記スナップイン結合された状態で弾性変形する弾性部材を有し、
    前記弾性部材により、前記ロータ又は前記ステータと前記保持部材とが互いに離れる方向に付勢されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の回転コネクタ。
  5. 前記保持部材は、前記フレキシブルプリント回路基板に設けられた第2の貫通孔を貫通して、前記ロータ又は前記ステータに当接する第2の突起を有することを特徴とする請求項4に記載の回転コネクタ。
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