JP6975053B2 - 端子接続構造、フレキシブル基板、および回転コネクタ - Google Patents
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Description
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る回転コネクタ10の構成を示す断面図である。図1に示す回転コネクタ10は、自動車等の車両のステアリング装置に組み込まれて、ステアリング装置に設けられた各種電気部品(例えば、スイッチ、エアバッグ等)を、固定部分(例えば、ECU(Electronic Control Unit)等)に電気的に接続するためのものであり、車両本体に対して移動する電気部品を、車両本体に対して固定された固定部分にフレキシブルケーブルを用いて電気的に直接接続する為のものである。具体的には、回転コネクタ10は、中心に形成された貫通孔10Aに対し、ステアリングシャフト(図示省略)が挿通されることにより、ステアリング装置に組み込まれる。
図2は、一実施形態に係るフレキシブルケーブル100および中継ケーブル18の接続構成を示す図である。図3は、一実施形態に係るフレキシブルケーブル100および中継ケーブル18の接続状態を示す図である。
図4は、一実施形態に係るフレキシブルケーブル100の端子接続構造を示す底面図である。図5は、一実施形態に係るフレキシブルケーブル100の端子接続構造の一部拡大図である。
以下、図6および図7を参照して、一実施形態に係るフレキシブルケーブル100の一実施例について説明する。本実施例では、以下に示す実施例と比較例1,2とを用いて、各例について、実際に半田を用いた半田接合を行い、接合面積に対するボイドの発生比率と、半田接合部における接合強度とをそれぞれ計測した。
実施例では、上記実施形態で説明したフレキシブルケーブル100を用いた。すなわち、導体配線104の接合部に、図4および図5に示す構成(すなわち、スリット部107aと複数の拡張部107bとを有する構成)の切り欠き部107が形成されている、フレキシブルケーブル100を用いた。なお、フレキシブルケーブル100が接続される中継ケーブル18の複数の導体配線18cの各々には、スリット等を形成しておらず、すなわち、単なる平板形状とし、且つ、導体配線104の幅よりわずかに幅広に形成しており、外周縁にも半田フィレットが形成されるように寸法を設定した。また、半田接合の前に、一定量のフラックスを接合面に塗布した。
一方、比較例1では、上記実施形態で説明したフレキシブルケーブル100に対し、導体配線104の接合部に、切り欠き部107を設けない構成とした。また、比較例2では、上記実施形態で説明したフレキシブルケーブル100に対し、導体配線104の接合部に、スリット部107aのみを有する切り欠き部107を設ける構成とした。なお、切り欠き部以外の条件については、上記の実施例と同じ条件とした。
(1)フレキシブルケーブル100の導体配線104の接合部と、中継ケーブル18の導体配線18cの接合部との各々に、厚さ10μmの電解半田めっき層を予め形成しておいた。
図6は、一実施例の実施結果(ボイドの発生比率)を示す図である。図6に示すように、比較例1の構成では、5つのサンプルのボイドの発生比率の平均値が「22.4%」となった。また、比較例2の構成では、5つのサンプルのボイドの発生比率の平均値が「5.1%」となった。一方、実施例の構成では、5つのサンプルのボイドの発生比率の平均値が「0.5%」となり、比較例1,2の構成と比較して、ボイドの発生比率を減少させることができることが確認された。
図7は、一実施例の実施結果(半田接合部における接合強度)を示す図である。図7に示すように、比較例1の構成では、9つのサンプルの半田接合部における接合強度の平均値が「2.5N」となった。また、比較例2の構成では、9つのサンプルの半田接合部における接合強度の平均値が「3.1N」となった。一方、実施例の構成では、9つのサンプルの半田接合部における接合強度の平均値が「3.5N」となり、比較例1,2の構成と比較して、半田接合部における接合強度を高めることができることが確認された。
以下、図8〜図10を参照して、一実施形態に係るフレキシブルケーブル100の変形例について説明する。
図8は、第1変形例に係るフレキシブルケーブル100の端子接続構造を示す図である。図8に示すように、第1変形例では、切り欠き部107は、スリット部107aと、複数の拡張部107cとを有している。図8に示す例では、スリット部107aの両縁部の各々に、その縁部が先鋭形状(すなわち、三角形状)を有する2つの拡張部107cが、導体配線104の延伸方向(図中X軸方向)に沿って並設されている。特に、図8に示す例では、複数の拡張部107cが、スリット部107aの両縁部に対称的に設けられている。
図9は、第2変形例に係るフレキシブルケーブル100の端子接続構造を示す図である。図9に示すように、第2変形例では、切り欠き部107は、スリット部107aと、複数の拡張部107dとを有している。図9に示す例では、スリット部107aの両縁部の各々に、2つの拡張部107dが、導体配線104の延伸方向(図中X軸方向)に沿って並設されている。拡張部107dは、その縁部が図5に示す拡張部107bよりも導体配線104の延伸方向(図中X軸方向)に拡大された湾曲形状を有する。特に、図9に示す例では、複数の拡張部107dが、スリット部107aの両縁部に対称的に設けられている。
図10は、第3変形例に係るフレキシブルケーブル100の端子接続構造を示す図である。図10に示すように、第3変形例では、切り欠き部107は、スリット部107aと、複数の拡張部107eとを有している。図10に示す例では、スリット部107aの両縁部の各々に、2つの拡張部107eが、導体配線104の延伸方向(図中X軸方向)に沿って並設されている。拡張部107eは、図5に示す拡張部107bと同様にその縁部が湾曲形状を有する。但し、図10に示す例では、複数の拡張部107eが、スリット部107aの両縁部に非対称的に設けられている。
10B 環状空間
12 固定側ハウジング
14 可動側ハウジング
16 リードブロック
18 中継ケーブル
100 フレキシブルケーブル(フレキシブル基板)
104 導体配線(端子)
102 下側絶縁体層(基板)
106 上側絶縁体層
107 切り欠き部
107a スリット部
107b 拡張部
107c 拡張部
107d 拡張部
107e 拡張部
108 狭路部
Claims (8)
- 基板上に形成された端子を接続するための端子接続構造であって、
前記端子は、
当該端子の幅方向における略中央において、当該端子の先端から当該端子の延伸方向に沿って直線状に切り欠かれたスリット部と、
前記スリット部の両縁部の各々において、前記延伸方向に沿って並設された、当該スリット部の幅を部分的に拡張する複数の拡張部と
を有し、
前記複数の拡張部の各々は、
その縁部が湾曲形状を有する
ことを特徴とする端子接続構造。 - 前記複数の拡張部は、前記スリット部の一方の縁部と、前記スリット部の他方の縁部とで、対称的に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の端子接続構造。 - 前記スリット部の一方の縁部と、前記スリット部の他方の縁部との各々に、2つの前記拡張部が並設されている
ことを特徴とする請求項2に記載の端子接続構造。 - 前記延伸方向において、
前記スリット部の先端部から、当該先端部に近い第1の前記拡張部の中点までの距離と、
第1の前記拡張部の中点から、当該第1の前記拡張部と並設された第2の前記拡張部の中点までの距離と、
第2の前記拡張部の中点から、前記スリット部の後端部までの距離との比率が、
1:2:1である
ことを特徴とする請求項3に記載の端子接続構造。 - 前記スリット部の幅が、前記端子の幅の1/2以下となっており、且つ、
前記拡張部によって拡張された前記スリット部の最大幅が、前記端子の幅の1/2以上となっている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の端子接続構造。 - 基板上に並べて設けられた複数の端子を備えたフレキシブル基板であって、
前記複数の端子の各々が、請求項1から5のいずれか一項に記載の端子接続構造を有する
ことを特徴とするフレキシブル基板。 - 固定側ハウジングと、
前記固定側ハウジングに対して回動自在に連結された可動側ハウジングと、
前記固定側ハウジングと前記可動側ハウジングとの間に形成された環状空間内に巻回状態で収納されるとともに、前記固定側ハウジングに設けられた第1の接続部と、前記可動側ハウジングに設けられた第2の接続部とを電気的に接続する、請求項6に記載のフレキシブル基板と
を備えることを特徴とする回転コネクタ。 - 固定側ハウジングと、
前記固定側ハウジングに対して回動自在に連結された可動側ハウジングと、
前記固定側ハウジングと前記可動側ハウジングとの間に形成された環状空間内に巻回状態で収納されるとともに、前記固定側ハウジングに設けられた第1の接続部と、前記可動側ハウジングに設けられた第2の接続部とを電気的に接続するフレキシブル基板と
を備える回転コネクタであって、
前記フレキシブル基板は、
基板上に並べて設けられた複数の端子を備え、前記複数の端子の各々が端子接続構造を有し、
前記端子は、
当該端子の幅方向における略中央において、当該端子の先端から当該端子の延伸方向に沿って直線状に切り欠かれたスリット部と、
前記スリット部の両縁部の各々において、前記延伸方向に沿って並設された、当該スリット部の幅を部分的に拡張する複数の拡張部と
を有する
ことを特徴とする回転コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018010358A JP6975053B2 (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | 端子接続構造、フレキシブル基板、および回転コネクタ |
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JP2019129244A JP2019129244A (ja) | 2019-08-01 |
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Family Applications (1)
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