JP2022150378A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成に適さないトナーコンテナの使用を未然に防ぐ。【解決手段】画像形成装置1は、筐体4と、トナーコンテナ7と、ロック機構18と、ロック制御部203と、制御部20とを備える。トナーコンテナ7は、筐体4に対して取り外し可能に装着される。ロック機構18は、トナーコンテナ7を筐体4にロックすることで、筐体4からトナーコンテナ7が取り外されることを規制する。ロック制御部203は、ロック機構18を制御する。制御部20は、トナーコンテナ7の筐体4への装着直後に筐体4の校正を行う。ロック制御部203は、制御部20による校正の結果が正常である場合、トナーコンテナ7が筐体4にロックされるようにロック機構18を制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
用紙にトナー画像を印刷する画像形成装置は、トナーコンテナを備える。トナーコンテナには、トナーが収容されている。このような画像形成装置では、トナーコンテナ内のトナー残量がエンプティ(即ち空の状態)のトナー残量になると、トナーコンテナを新品のトナーコンテナに交換する必要がある。このため、トナーコンテナは、装置本体に対して取り外し可能に装着されている。
また、このような画像形成装置は、ロック機構を備える。トナーコンテナ内のトナーが沢山残っているときに、トナーコンテナが交換されることを規制するためである。
ロック機構は、トナーコンテナ内のトナー残量がエンプティのトナー残量より多いときは、トナーコンテナを装置本体にロックする。従って、装置本体からトナーコンテナが取り外されることが規制される。そして、ロック機構は、トナーコンテナ内のトナー残量がエンプティのトナー残量になると、ロックを解除する。従って、トナーコンテナの交換が可能になる。
このような画像形成装置に関する先行技術として、例えば特許文献1に記載の画像形成装置が知られている。
例えば、トナーコンテナが長期間放置されると、内部のトナーの帯電性が低下して、品質が劣化する。劣化したトナーコンテナは画像形成に適さず、劣化したトナーコンテナが特許文献1に記載の画像形成装置に装着されると、トナーコンテナ内には十分なトナー残量があるため、トナーコンテナは、装置本体にロックされる。
特許文献1に記載の画像形成装置では、装着されたトナーコンテナのトナー残量がエンプティ未満になるまで、ロックを解除できないため、画像形成に適さないトナーコンテナが装着された状態が継続することになる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像形成に適さないトナーコンテナの使用を未然に防ぐことが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、トナーコンテナと、ロック機構と、ロック制御部と、校正部とを備える。前記トナーコンテナは、前記装置本体に対して取り外し可能に装着される。前記ロック機構は、前記トナーコンテナを前記装置本体にロックすることで、前記装置本体から前記トナーコンテナが取り外されることを規制する。前記ロック制御部は、前記ロック機構を制御する。前記校正部は、前記トナーコンテナの前記装置本体への装着直後に前記装置本体の校正を行う。前記ロック制御部は、前記校正部による前記校正の結果が正常である場合、前記トナーコンテナが前記装置本体にロックされるように前記ロック機構を制御する。
本発明によれば、画像形成に適さないトナーコンテナの使用を未然に防ぐことが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
本実施形態に係る画像形成装置1は、トナーを用いて用紙に画像を形成する。画像形成装置1は、筐体4(装置本体)と、給紙カセット5と、複数のトナーコンテナ7と、画像形成部9と、定着部11と、排紙トレイ13と、給紙ローラー14と、搬送ローラー対15と、排紙ローラー対16と、複数のトナー残量センサー17と、複数のロック機構18と、操作パネル19と、制御部20とを備える。
給紙カセット5、複数のトナーコンテナ7、画像形成部9、定着部11、給紙ローラー14、搬送ローラー対15、排紙ローラー対16、複数のトナー残量センサー17、複数のロック機構18、及び、制御部20は、筐体4の内部に配置される。操作パネル19は、例えば、筐体4の外面に配置される。排紙トレイ13は、例えば、筐体4の上面に配置される。
給紙カセット5は、画像形成部9に用紙Pを供給する。給紙カセット5には、複数枚の用紙Pが積載されて収容される。給紙カセット5に収容された複数の用紙Pは、給紙ローラー14によって1枚ずつ繰り出される。そして、繰り出された用紙Pは、搬送ローラー対15によって画像形成部9に搬送される。
複数のトナーコンテナ7の各々は、複数色(例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))のトナーの各々を収容し、収容したトナーを画像形成部9に供給する。各トナーコンテナ7は、筐体4に対して取り外し可能に装着される。以後、各色Y,M,C,Kの各々のトナーを収容したトナーコンテナ7をそれぞれ、トナーコンテナ7Y,7M,7C,7Kとも記載する。
複数のトナー残量センサー17の各々は、複数のトナーコンテナ7の各々に対応する。各トナー残量センサー17は、対応するトナーコンテナ7内のトナー残量を検出する。各トナー残量センサー17は、例えば透磁率センサーであり、トナーコンテナ7内のトナーの透磁率を検出することで、トナーコンテナ7内のトナー残量を検出する。以後、各トナーコンテナ7Y,7M,7C,7Kに対応する各トナー残量センサー17をそれぞれ、トナー残量センサー17Y,17M,17C,17Kとも記載する。
なお、本実施形態では、各トナー残量センサー17は、筐体4に配置されるが、対応するトナーコンテナ7に配置されてもよい。
複数のロック機構18の各々は、複数のトナーコンテナ7の各々に対応する。各ロック機構18は、対応するトナーコンテナを筐体4にロック解除可能にロックする。このロックによって、トナーコンテナ7は、筐体4から取り外されることが規制される。以後、各トナーコンテナ7Y,7M,7C,7Kに対応する各ロック機構18をそれぞれ、ロック機構18Y,18M,18C,18Kとも記載する。なお、ロック機構18の構成については、図2を参照して後述する。
画像形成部9は、トナーを用いて、画像データが表す画像を用紙Pに形成する。画像形成部9は、複数の画像形成ユニット91と、中間転写ベルト92と、駆動ローラー93と、従動ローラー94と、二次転写ローラー95と、濃度センサー96とを備える。
複数の画像形成ユニット91の各々は、複数のトナーコンテナ7の各々に対応する。各画像形成ユニット91には、対応するトナーコンテナ7からトナーが供給される。各画像形成ユニット91は、画像データに基づいて、各色のトナー像を中間転写ベルト92の表面に形成する。各色のトナー像は、中間転写ベルト92上で重ねられる。その結果、中間転写ベルト92の表面には、カラーのトナー像が形成される。
各画像形成ユニット91は、感光体ドラム91aと、帯電装置91bと、露光装置91cと、現像装置91dと、一次転写ローラー91fと、クリーニング装置91gとを備える。
感光体ドラム91aは、その表面に感光層を有する。帯電装置91bは、感光体ドラム91aの表面を所定電位に均一に帯電させる。露光装置91cは、帯電された感光体ドラム91aの表面にレーザー光を照射する。この結果、感光体ドラム91aの表面に、画像データが表す画像に対応する静電潜像が形成される。現像装置91dは、トナーを用いて、感光体ドラム91aの表面の静電潜像をトナー像として現像する。
一次転写ローラー91fは、感光体ドラム91aの表面のトナー像を中間転写ベルト92の表面に転写する。一次転写ローラー91fは、中間転写ベルト92を介して感光体ドラム91aと圧接する。この圧接による圧接領域は、一次転写ニップ領域を形成する。一次転写ローラー91fの表面には、一次転写電圧が印加される。その結果、感光体ドラム91aの表面のトナー像は、一次転写ニップ領域を通過したときに、一次転写ローラー91fの静電引力によって中間転写ベルト92に転写される。クリーニング装置91gは、転写後の感光体ドラム91aの表面の残留トナーを除去する。
中間転写ベルト92は、その表面のカラートナー像を、二次転写ローラー95に搬送する。中間転写ベルト92は、無端ベルトであり、駆動ローラー93と従動ローラー94とによって張架されて支持される。中間転写ベルト92は、駆動ローラー93の回転駆動によって周回移動される。この結果、中間転写ベルト92の表面のトナー像は、二次転写ローラー95に搬送される。
二次転写ローラー95は、中間転写ベルト92の表面のトナー像を用紙Pに転写する。二次転写ローラー95は、中間転写ベルト92を介して駆動ローラー93と圧接する。この圧接による圧接領域は、二次転写ニップ領域を形成する。二次転写ローラー95には、二次転写電圧が印加される。この結果、中間転写ベルト92の表面のトナー像が、用紙Pと共に、二次転写ニップ領域を通過すると、二次転写ローラー95の静電引力によって、トナー像が用紙Pに転写される。
濃度センサー96は、各画像形成ユニット91よりも下流側において中間転写ベルト92に対向して配置されており、中間転写ベルト92に形成されたトナー像の濃度を測定する。なお、濃度センサー96は、感光体ドラム91a上のトナー像の濃度を測定するものでもよく、また、用紙P上に定着されたトナー像の濃度を測定するものでもよい。
定着部11は、用紙Pを加熱及び加圧することで、用紙Pに転写されたトナー像を定着させる。この結果、用紙Pに画像が形成される。画像が形成された用紙Pは、排紙ローラー対16によって排紙トレイ13に排出される。
操作パネル19には、画像形成装置1を操作するための各種の操作が入力される。各種の操作には、ロック解除操作が含まれる。ロック解除操作は、各トナーコンテナ7に対する各ロック機構18のロックを解除するための操作である。
操作パネル19は、例えばタッチパネルであり、表示部19aと、操作入力部19bとを備える。
表示部19aは、例えば液晶表示装置であり、操作入力画面を表示する。操作入力画面は、各種の操作を入力するための画面である。操作入力部19bは、例えばタッチセンサーであり、表示部19aに対するタッチ位置を検出する。タッチ位置は、使用者が、表示部19aの画面をタッチ操作した位置である。従って、使用者は、表示部19aに表示された操作入力画面に対してタッチ操作することで、操作入力が可能である。
制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサー200と、半導体メモリー及びHDD(Hard Disk Drive)等の記憶部300とを備える。記憶部300は、制御プログラムを記憶している。プロセッサー200は、制御プログラムを実行することによって、画像形成装置1の各部(複数のトナーコンテナ7、画像形成部9、定着部11、給紙ローラー14、搬送ローラー対15、排紙ローラー対16、ロック機構18及び操作パネル19)を制御する。なお、制御部20の構成については、図3を参照して後述する。
例えば、制御部20は、複数のトナー残量センサー17の各々が検出したトナー残量に基づいて、ロック機構18を制御する。具体的には、制御部20は、複数のトナー残量センサー17の各々が検出したトナー残量が閾値以上であるか否かを判定する。制御部20は、検出したトナー残量が閾値(エンプティ)以上である場合は、トナー残量センサー17に対応するロック機構18がトナーコンテナ7を筐体4にロックするように、ロック機構18を制御する。ここで、エンプティは、閾値の一例であり、トナーコンテナ7が空の状態に相当する値である。
他方、制御部20は、複数のトナー残量センサー17の各々が検出したトナー残量がエンプティ未満である場合は、操作パネル19に入力されたロック解除操作に応じて、トナー残量センサー17に対応するロック機構18のロックが解除されるように、ロック機構18を制御する。
従って、トナーコンテナ7内のトナー残量がエンプティ未満のトナー残量である場合は、操作パネル19にロック解除操作を入力することで、トナーコンテナ7に対するロック機構18のロックを解除することができる。この結果、必要に応じて、トナーコンテナ7を新規のトナーコンテナに交換することができる。
以上のように、画像形成装置1によれば、トナーが沢山残っているトナーコンテナ7の交換を規制しつつ、トナーコンテナ内のトナー残量がエンプティ未満のトナー残量であるときは、必要に応じてトナーコンテナ7を交換することが可能である。
次に、図1及び図2を参照して、ロック機構18の構成について説明する。図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。
筐体4は、収容凹部42を備える。収容凹部42は、トナーコンテナ7を収容する空間を有する。収容凹部42は、筐体4の側面44に設けられる。収容凹部42は、開口43を有する。開口43は、収容凹部42の開放面であり、トナーコンテナ7を出し入れするための開口である。開口43は、側面44に設けられる。開口43から収容凹部42内にトナーコンテナ7が収容される。この結果、筐体4にトナーコンテナ7が装着される。
ロック機構18は、ロックカバー181と、駆動部182とを備える。
ロックカバー181は、収容凹部42の開口43を開閉する。ロックカバー181は、例えば矩形の平板状である。ロックカバー181は、回動軸線Lを中心に回動可能に筐体4に支持される。回動軸線Lは、例えば、ロックカバー181の主面181aの下端側に位置し、且つ主面181aの左右方向(即ち図2の紙面垂直方向)に沿って伸びている。また、回動軸線Lは、例えば、開口43よりも下側に位置する。
駆動部182は、ロックカバー181を回動軸線Lを中心に回動させる。駆動部182は、例えば、収容凹部42の下側に配置される。駆動部182は、駆動棒182aを有する。駆動棒182aの先端は、ロックカバー181の連結点Poに連結される。連結点Poは、ロックカバー181において、回動軸線Lよりも下側に位置する。
駆動部182は、駆動棒182aを駆動部182から押し出すことで、ロックカバー181を閉方向に回動させる。この結果、ロックカバー181が開口32を閉じることで、収容凹部42内のトナーコンテナ7が筐体4にロックされる。また、駆動部182は、駆動棒182aを駆動部182内に引き込むことで、ロックカバー181を開方向に回動させる。この結果、ロックカバー181が開口32を開くことで、収容凹部42内のトナーコンテナ7に対してロックが解除される。このように、トナーコンテナ7に対するロックは、ロックカバー181の開閉と連動する。
次に、図3を参照して、制御部20の構成について説明する。図3は、制御部20の構成図である。
制御部20は、判定部201と、表示制御部202と、ロック制御部203とを備える。
判定部201は、複数のトナー残量センサー17の各々に対し、トナー残量センサー17が検出したトナー残量がエンプティ以上であるか否かを判定する。
表示制御部202は、表示部19aの表示を制御する。表示制御部202は、トナー残量センサー17が検出したトナー残量がエンプティ未満であると判定部201が判定した場合は、ロック解除用の操作入力画面を表示部19aに表示する。ロック解除用の操作入力画面は、トナー残量センサー17に対応するロック機構18のロックを解除するロック解除操作を入力するための画面である。
従って、トナーコンテナ7が空である場合は、ロック解除用の操作入力画面に対してロック解除操作を入力することで、トナーコンテナ7に対するロック機構18のロックを解除することが可能である。
他方、表示制御部202は、トナー残量センサー17が検出したトナー残量がエンプティ以上であると判定部201が判定した場合は、ロック解除用の操作入力画面を表示部19aに表示しない。ロック解除用の操作入力画面は、トナー残量センサー17に対応するロック機構18のロックを解除するためのロック解除操作を入力するための画面である。
従って、トナーコンテナ7内のトナー残量が空ではない場合は、トナーコンテナ7に対するロック機構18のロックを解除するための操作入力画面が表示されないため、トナーコンテナ7に対するロック機構18のロックを解除することができない。
ロック制御部203は、複数のロック機構18を制御する。詳しくは、ロック制御部203は、トナー残量センサー17が検出したトナー残量がエンプティ以上であると判定部201が判定した場合は、トナー残量センサー17に対応するロック機構18がトナーコンテナ7を筐体4にロックするように、ロック機構18を制御する。
また、ロック制御部203は、表示部19aに表示されたロック解除用の操作入力画面にロック解除操作が入力されたときは、ロック機構18のロックが解除されるように、ロック機構18を制御する。従って、対応するトナーコンテナ7を新品のトナーコンテナに交換することが可能になる。
他方、ロック制御部203は、ロック解除用の操作入力画面にロック解除操作が入力されないときは、ロック機構18がトナーコンテナ7をロックするように、ロック機構18を制御する。従って、ロック解除操作が入力されないロック機構18に対応するトナーコンテナ7は、ロックされたままであるため、新品のトナーコンテナに交換することはできない。
ロックが解除されたトナーコンテナ7が筐体4から取り外され、新品のトナーコンテナ7が筐体4に装着されると、トナー残量センサー17は、新品のトナーコンテナ7内のトナー残量を検出する。判定部201は、トナー残量センサー17が検出したトナー残量がエンプティ以上であるか否かを判定する。
また、トナーコンテナ7が筐体4に装着されてから、ロック機構18がトナーコンテナ7を筐体4にロックするまでの間に、画像形成装置1の校正(キャリブレーション)が行われ、キャリブレーション結果に応じて、トナーコンテナ7を筐体4にロックするか否かが判定される。
具体的には、制御部20は、トナーコンテナ7の筐体4への装着直後に画像形成装置1のキャリブレーションを行う。例えば、キャリブレーションにおいて、制御部20は、所定の電圧が現像装置91dに印加されるように制御する。所定の電圧が印加された現像装置91dは、トナー像を現像する。濃度センサー96は、現像装置91dによって現像されたトナー像の濃度を測定する。
制御部20は、濃度センサー96によって測定されたトナー像の濃度を取得し、トナー像の濃度が所定の濃度以上である場合、キャリブレーション結果が正常であると判定する。一方、制御部20は、トナー像の濃度が所定の濃度未満である場合、キャリブレーション結果が異常であると判定する。
ロック制御部203は、制御部20によるキャリブレーションのキャリブレーション結果を取得する。ロック制御部203は、キャリブレーション結果が正常である場合、トナーコンテナ7が筐体4にロックされるようにロック機構18を制御する。
一方、ロック制御部203は、キャリブレーション結果が異常である場合、トナーコンテナ7が筐体4にロックされないようにロック機構18を制御する。
このように、トナーコンテナ7が筐体4にロックされる前にキャリブレーションを行うことで、例えば、内部のトナーの帯電性が低下していたり、品質が劣化して、用紙Pに形成された画像の濃度が薄くなる等、画像形成には適さない状態の新品のトナーコンテナ7が筐体4に装着され、判定部201がトナーコンテナ7のトナー残量をエンプティ以上であると検出してトナーコンテナ7が筐体4にロックされ、トナー残量がエンプティ未満になるまで、ロックが解除されずに画像形成に適さないトナーコンテナ7が使用されることを未然に防ぐ。
次に、図4を参照して、本実施形態に係るトナーコンテナロック方法について説明する。図4は、本実施形態に係るトナーコンテナロック方法を示すフローチャートである。
トナーコンテナ7が筐体4に装着されると(ステップS11)、制御部20は、画像形成装置1のキャリブレーションを行う(ステップS12)。
ロック制御部203は、制御部20によるキャリブレーションのキャリブレーション結果に応じて、トナーコンテナ7を筐体4にロックするか否かを判定される(ステップS13)。
キャリブレーション結果が正常である場合(ステップS13でYes)、判定部201がトナー残量センサー17によって検出されたトナー残量がエンプティ以上であると判定すると、ロック制御部203は、トナーコンテナ7が筐体4にロックされるようにロック機構18を制御する(ステップS14)。
一方、キャリブレーション結果が異常である場合(ステップS13でNo)、ロック制御部203は、トナーコンテナ7が筐体4にロックされないようにロック機構18を制御する(ステップS15)。画像形成装置1において、新たなトナーコンテナ7が筐体4に装着される(ステップS11)。
本実施形態において、濃度センサー96によって測定されたトナー像の濃度をキャリブレーション結果として用いる構成としたが、トナー像の濃度以外の要素をキャリブレーション結果として用いる構成であってもよい。
以上、図面(図1~図4)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
1 :画像形成装置
4 :筐体
7、7C、7K、7M、7Y :トナーコンテナ
17、17C、17K、17M、17Y :トナー残量センサー
18、18C、18K、18M、18Y :ロック機構
20 :制御部
96 :濃度センサー
203 :ロック制御部
4 :筐体
7、7C、7K、7M、7Y :トナーコンテナ
17、17C、17K、17M、17Y :トナー残量センサー
18、18C、18K、18M、18Y :ロック機構
20 :制御部
96 :濃度センサー
203 :ロック制御部
Claims (3)
- 装置本体と、
前記装置本体に対して取り外し可能に装着されたトナーコンテナと、
前記トナーコンテナを前記装置本体にロックすることで、前記装置本体から前記トナーコンテナが取り外されることを規制するロック機構と、
前記ロック機構を制御するロック制御部と、
前記トナーコンテナの前記装置本体への装着直後に前記装置本体の校正を行う校正部と
を備え、
前記ロック制御部は、前記校正部による前記校正の結果が正常である場合、前記トナーコンテナが前記装置本体にロックされるように前記ロック機構を制御する、画像形成装置。 - 画像形成装置は、前記装置本体において形成されたトナー像の濃度を測定する濃度センサーを更に備え、
前記校正部は、前記濃度センサーによって測定された前記濃度に基づいて、前記装置本体が正常であるか異常であるかを前記校正の結果として判定する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記校正部は、前記濃度センサーによって測定された前記濃度が閾値以上である場合、前記装置本体が正常であると判定する、請求項2に記載の画像形成装置。
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