JP2022140706A - 屋外墓地における共同小型墓石群の構造と、その屋外の共同小型墓石群に載置し又は室内で手元供養のために供える屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石 - Google Patents

屋外墓地における共同小型墓石群の構造と、その屋外の共同小型墓石群に載置し又は室内で手元供養のために供える屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石 Download PDF

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【課題】墓所有者の転居に伴い、ハンディーにお墓自体を移動させることを目的とする。【解決手段】本願発明に係る屋外墓地における共同小型墓石群は、小型墓石を任意の基数だけ任意の間隔で載置する小型墓石載置檀を有している。この小型墓石載置檀は、複数基の小型墓石を横一列に整列載置させる水平棚であり、この水平棚の上に、故人単位、夫婦単位、或いは家単位の遺骨を収納した本願発明に係る「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」が載置される。葬儀後には一定期間、遺族の心の区切りがつくまでは手元供養のために自宅室内に載置し、その後はそのままの姿で家族が移動のために持参して、本願発明に係る屋外墓地における共同小型墓石群に載置することを可能とする。【選択図】図1

Description

本願発明は、統一デザインの複数基の小型墓石を載置する屋外墓地における共同小型墓石群の構造と、その屋外共同小型墓石群に載置するか又は室内で手元供養のために供える「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」に関する。特に故人単位の骨壺を墓石の地下または地上のカロートに埋葬する従来の固定式墓構造ではなく、小型軽量な骨壺兼用墓石を、任意の基数だけ任意の間隔で、地上の小型墓石載置檀上に載置する屋外共同小型墓石群の構造と、その屋外共同小型墓石群に載置するか、又は室内で手元供養のために供える「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」に関する。
現在、日本国内に約7万以上のお寺が存在し、20年後にはそのうち2万7千寺が空き寺になるという予測がある。この様な寺を取り巻く厳しい環境下では、昨今の核家族化、少子化、そして個人主義化に伴い、お墓離れ・寺離れが進み、故人を偲ぶ供養のあり方自体も変わり始めている。遺族にとっては、お寺との付き合いも希薄になりつつあり何処に何をお願いすれば良いか判らず、又お寺にお墓や供養を依頼する場合にも今後の付合いも考えて煩わしく思い敬遠しがちである。一方お寺にとっても、お墓所有者とはその後に音信不通になり年間管理費の徴収も出来なくなることも多々あり、また墓石の適切な管理もできず困り果てるお寺も多数存在する。この様にいわゆる檀家制度の崩壊が進みつつある近年、このことは寺院経営を大きく圧迫する要因となっている。特に地方から都市部へ移住した世代に、先祖代々受け継がれてきた墓を、いわゆる墓終い(ハカジマイ)をして寺院を“離檀”する檀家が増えつつある。寺は主な収入源を檀家に依存してきただけに、檀家の減少はそれだけで当然ながら寺院経営を圧迫する。更に離檀に加え、例えば会社勤めの長男がたびたび転勤する場合、寺との関係を持続させる意思があっても遠隔地にある先祖代々の墓を継続して世話するのは容易ではなく、これも寺院側でのお布施等の収入源を失う要因となり得る。
しかしながら従来のお墓はその多くが特定の菩提寺に固定的に設置されているため、容易に移動可能な構造とはなっていない。その為に檀家であるお墓の所有者が遠方へ転勤等で転居すると、お墓詣りが不便であり現代生活には馴染まない場合が多い。それは現代流のマンション式お墓であっても同様である。そのため特定の菩提寺を持たず、お骨を自宅に供える手元供養を選択する人も多い。ただし一定期間の手元供養を続けると、手厚い供養を行いたいという感覚が生まれたり、その後の遺骨の行き場に困ることも多々ありえる。そのために従来の固定的なお墓および手元供養の両方に使用することが可能な「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」と、その小型墓石を受け入れられる屋外墓地における屋外共同小型墓石群が現代では次第に強く求められつつある。
この改善策として、数多くの納骨堂の構造が提案されている。例えば特願2019-150276には、図7に示す移動式集合納骨棚16による納骨堂の構造が開示されている。しかしながらこの様な納骨堂をお寺の敷地内に新たに増設するのは、資金力があるお寺に限られ中小のお寺にとっては容易なことではない。それどころか近年では法事の回数を減らす傾向がますます強くみられ、これ等中小のお寺にとってはその様な経済的余裕は無いのが現実である。もともと仏教では、三十三回忌を過ぎると故人がご先祖様の仲間入りをすると言われ、このために一般的には三十三回忌を「弔い上げ」として盛大に行い、これをもって法要を終了することが多い。これは故人の死後30年も経つと世代交代が起こり、故人を知っている人が減ってきているという理由でもある。また永代供養墓で個別供養する場合にも、三十三回忌を節目とし、その後は合祀墓で管理する寺院や霊園が多くなっている。現実的にはこの様な集合納骨棚の導入は、小規模模なお寺には資金的に困難である場合が多いという問題を有している。
更に特開2002-65769には、図8に示す家の仏間に仏間納骨するための小さな納骨堂が開示されている。これは如何なる湿気の多い石造累代墓の中で使用しても全く湿気を溜めず、また屋内の仏間納骨でも、裸で陶器の骨壷をこの納骨箱の中に入れる事で優美に見せ、湿気のない乾燥した清潔な納骨箱を提供するものである。すなわちこの納骨堂は内部に骨壺を収納することで白い骨壷の不気味さを感じさせない装飾用の骨壺収納箱であるが、欠点として直接遺骨を入れるものではないし、またこの骨壺収納箱は墓石の地下(カロート)または屋内に載置する前提であるため、従来型の墓石を設置する必要があり、例えば転勤の多い人達には実用的ではないという問題を有する。また盗難防止の手段は当然ながら具備していない。
その他にも例えば特開2019-100172には、図9に示すように上段墓石体、中段墓石体、下段墓石体と称する3つの墓石体からなる室内用のお墓が開示されている。すなわちこのお墓は、内部に円柱状の骨壺収納庫を設け、コンパクトで軽量かつ室内設置を可能としている。そのため女性や年配者でも設置及び組み立てが可能であり、コンパクトで軽量なお室内設置が可能な室内墓が開示されている。しかしながらこの構造でも墓石体の内部に骨壺を収納する骨壺収納庫が設けられており、本願発明の基本的なコンセプトである骨壺兼用小型墓石とは根本的に設置環境を異にする。すなわち本引例は、本願発明の様に野外墓兼室内墓での骨壺兼用小型墓石の使用を前提とはしていない。
この様に上述のいずれの従来例に係るお墓の構造と墓石は、室内に載置するお墓の構造に止まり、仮にその室内載置が出来なくなり地元の寺院の野外墓地に移さなければならぬ事情が発生した場合には、寺院側の墓地はこれ等の室内用のお墓を、一定期間だけを区切って受け入れることが出来る構造とはなっていない。またその地元の寺院でその室内用のお墓を受け入れることが万一可能であっても、墓所有者が更に転勤等で他の土地へ転居する場合には、また最初から墓地探しをしなければならないという問題があった。
特願2019-150276 特開2002-65769 特開2019-100172
本願発明は墓所有者の生活環境や居住地域が変わっても無理なく供養し続けられるための屋外墓地における共同小型墓石群の構造と、その屋外共同小型墓石群に載置する、または室内で手元供養に供える「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」を提供することを目的とする。
本願発明に係る屋外墓地における共同小型墓石群は、小型墓石(屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石)を、任意の基数だけ任意の間隔で、載置する小型墓石載置檀を有している。この小型墓石載置檀は、複数基の小型墓石を横一列に整列載置させる石製の水平棚であり、この水平棚の上に故人単位、夫婦単位、或いは家単位の遺骨を収納した本願発明に係る「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」が複数個載置される。もちろんこの水平棚である小型墓石載置檀以外にも、例えば小型墓石載置檀の前には共同の水鉢、花立、香炉等の墓前共同石具を設けても良いし、また小型墓石載置檀の後ろには装飾用背面石板を設けてもよい。また「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」の正面刻印面には故人名等を刻印して小型墓石の目視識別が可能となっている。また上記の小型墓石載置檀に載置される「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」の載置順は、載置されるこの墓石が小型軽量であるため、新たに小型墓石を追加載置する場合には、例えば家族単位でグループ毎に容易に配置し直すことも可能である。これ等の載置順は、寺側が墓所有者の意向により管理する。なお小型軽量な「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」の盗難防止のため、別途、盗難防止用のロック装置を付加してもよい。
故人の遺骨を入れた本願発明に係る「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」は、葬儀後には一定期間、遺族の心の区切りがつくまでは手元供養のために自宅室内に載置し、その後はそのままの姿で家族が移動のために持参して、本願発明に係る屋外墓地における共同小型墓石群に載置する。従来の共同墓地とは異なり、あくまでも個別の小型墓石であり、管理するお寺との管理契約を行い管理期間だけ独立した個別墓として屋外共同小型墓石群に載置して貰う。そして仮に墓所有者が例えば転勤等で他地へ転居する場合は、そのお寺との管理契約を終了し、その「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」をその屋外共同小型墓石群から取外し、その屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」を家族が持って転居する。そして転居先の登録寺院にある同様な構造を有する本願発明に係る屋外墓地における共同小型墓石群へ載置してもらう契約を行うことで、従来の固定式墓と比較して遥かに安価にお墓の移転が可能となる利点を有する。
図1は本願発明に係る屋外墓地における共同小型墓石群の構造と、一例としてその屋外共同小型墓石群に載置した12基の屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石のイメージ図である。 (A)は本願発明に係る屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石の上部蓋を取外した外観イメージ図、(B)は骨壺内部のイメージ図である。 図3(A)は小型墓石載置檀の天板である上部平面の上に、2基の骨壺兼用小型墓石が載置された外観斜視図であり、図3(B)は3基の骨壺兼用小型墓石が載置された外観斜視図である。 図4(A)は上部平面上に、等間隔の整列マークを予め設けた外観斜視図であり、また図4(B)は前後ストッパー(13) を予め設けた外観斜視図である。 図5は、共同小型墓石群の小型墓石載置檀上に載置された屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石を盗難から守るための盗難防止用ロック装置を付加した場合の外観斜視図である。 図6は、別の実施例に係る盗難防止用ロック装置を付加した場合の外観斜視図である。 図7は、従来例の一例を示すイメージ図である。 図8は、従来例の一例を示すイメージ図である。 図9は、従来例の一例を示すイメージ図である。
図1に示すように、本願発明に係る屋外墓地における共同小型墓石群(1)は、小型墓石載置檀(10)と複数基の「屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石」(20A)で構成され、図1はその設置のイメージ図である。小型墓石載置檀(10)に加えて、お墓の静謐を保つために墓前共同石具(18)、例えば水鉢、花立、香炉等を必要な数だけ設置してもよく、更に小型墓石載置檀(10)の後ろには光背としての装飾用背面石板(19)を設けてもよい。
以下、各構成要素について詳述する。図2(A)、(B)は共同小型墓石群(1)を構成する屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)の斜視図である。無垢石材製の外形は長方体で、中心には軸芯を共通する骨壺(21)が形成され、その上部は骨壺蓋(23)による密閉構造となっている。素材は通常の墓石と同一のものを使用してもよい。また外形サイズは、数値的には限定しないが一例として縦横幅サイズは30cm X 20cm X 20cm程度、重量約10Kg以下程度が想定される。長方体の骨壺兼用小型墓石(20A)の多数面(図では4面)のうちの1面には、通常の墓石の竿石に刻印するような刻印面(24)を有する。その刻印面(24)には、例えば故人の戒名、入滅日、俗名と共に遺族の想いを込めた漢字一字、家名や紋、等の目視可能な識別情報を刻印して、並列載置される他の骨壺兼用小型墓石(20A)と識別可能とする。外観デザインは登録寺院により統一してもよい。また登録寺院の経営ポリシーによっては、無宗教様式としてもよい。重要な点は、この屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)は、限定的ではなく多くの場合は、故人の死後にはお骨を入れた後に骨壺としてそのまま遺族宅で手元供養してもよいし、野外の小型墓石載置檀(10)の設備を有する登録寺院との事前契約により、墓石として小型墓石載置檀(10)上に載置される点である。つまり屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)は、屋外・室内兼用であり、また骨壺兼用小型墓石として使用可能である。この点において従来の骨壺と異なり、また従来の墓石とも異なる。
そしてその後、墓所有者が例えば転勤等で転居する際には、現在の登録寺院との契約を終了して骨壺兼用小型墓石(20A)を引き取り転居する。この場合骨壺兼用小型墓石(20A)は、通常の墓石とは異なり、小型軽量であるため手元に持って容易に移動可能である。そして転居先では、次の登録寺院との契約ができるまでは手元供養として自宅に安置してもよい。現在では本願発明に係る共同小型墓石群(1)を構成する小型墓石載置檀(10)をお墓の設備として完備した登録寺院は必ずしも多くはないのが実情ではあるが、今後お墓に関する新しいライフスタイルが浸透するに従い、本願発明に係る共同小型墓石群(1)の設置思想に賛同する登録寺院が増えれば、転居先でも小型墓石載置檀(10)を設備した登録寺院を見つけることも必ずしも困難ではない。特にお墓離れ・お寺離れが進む現在では、寺院内のお布施収入が見込めない無縁墓石に近い個人墓によりお寺の敷地が占有されている場合は、所定の期間経過後にはそのお布施収入が無いお墓の撤去をする必要があり得る。これは、もともと墓地の所有権は墓地埋葬法第10条により、お墓の購入者ではなく墓地・霊園など運営主体者の所有物であるためである。その場合には比較的狭い専有面積の小型墓石載置檀(10)で、多数の骨壺兼用小型墓石(20A)を載置できる本願発明に係る共同小型墓石群(1)の市場価値が向上するという利点を有する。これは一般の合祀墓とは異なり、共同小型墓石群(1)はあくまでも故人単位、家族単位の骨壺兼用小型墓石であり、かつ転居するにも便利な、いわばハンディーなお墓構造を有するためである。更にまた、上記小型墓石載置檀(10)は、寺院側としては必ずしも新規に設置する必要は無く、いわゆる不在墓所有者による無収入のお墓が永年続いた場合にお墓を合法的に撤去する場合、これ等の撤去した既存のお墓の基礎部分を流用することも可能かもしれない。
図3(A)は小型墓石載置檀(10)の天板である上部平面(11)の上に2基の骨壺兼用小型墓石(20A)が載置された斜視図であり、図3(B)は3基の骨壺兼用小型墓石(20A)が載置された斜視図である。上部平面(11)のサイズは、その登録寺院のお墓スペースにより異なる。例えば前後の深さは約50cm、横幅は図1に示すように12基程度の骨壺兼用小型墓石(20A)が所定間隔で載置できる幅である4m程度が想定される。この骨壺兼用小型墓石(20A)の基数は、本願発明に係る屋外墓地における共同小型墓石群(1)を導入する登録寺院への骨壺兼用小型墓石(20A)の載置申し込み数により異なる。当然ながら申し込みが多い場合は、比較的狭い間隔に詰めて骨壺兼用小型墓石(20A)が載置される。また載置順は、入滅日順や、家族単位毎に順序変えをしてもよい。このように骨壺兼用小型墓石(20A)の配置順はフレクシブルに変更可能である。これに対して従来のお墓構造ではフレクシブルに配置を変更するのは困難であり、この点においても本願発明に係る共同小型墓石群(1)の利点の一つであると言い得る。
次に図4(A)に示すように上記上部平面(11)上に、等間隔の整列マーク(12)を予め設けてもよい。これは載置する骨壺兼用小型墓石(20A)の基数が変更になった場合に、複数基の骨壺兼用小型墓石(20A)を等間隔に載置するためである。整列マーク(12)は、例えば石製の上部平面(11)に目視可能にライン状に、またドットマークとして刻印してもよい。また図4(B)に示すように上部平面(11)の前後端には、骨壺兼用小型墓石(20A)が滑り落ちないように前後ストッパー(13)を付加して安全性を向上させてもよい。
図5は更に盗難防止用ロック装置(30)の一例である盗難防止用ロック装置A(30A)を付加した構成の斜視図である。通常は骨壺あるいは墓石が盗まれることは想定されないが、現に著名漫画家の遺骨が盗難にあったこともあり、また盗難ではなくても悪戯で盗まれた事案があるため、この様な盗難防止用ロック装置Aは有用である。特に本願発明に係る小型軽量の骨壺兼用小型墓石(20A)では、この様な盗難防止装置は有用である。この盗難防止用ロック装置Aの例では、小型墓石載置檀(10)に取付けた固定金具(31)を介して、例えばステンレス製の防犯バー(32)により骨壺兼用小型墓石(20A)頭部にある骨壺蓋(23)の上部が押さえつけられ、錠(33)でロックされる。そして前後ストッパー(13)により前後方向にも規制されているため、骨壺兼用小型墓石(20A)を盗難から守る構造となっている。この錠(33)の鍵はお寺により管理され、骨壺兼用小型墓石(20A)の引っ越し等があれば、その都度開錠される。
図6は盗難防止用ロック装置(30)の他の実施例に係る盗難防止用ロック装置B(30B)を付加した構成の斜視図である。この盗難防止用ロック装置Bの例では、野外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20B)の下部に貫通孔(25)が設けられており、上記の防犯バー(32)が貫通挿入されている。なお防犯バー(32)は一例としてステンレス製、直径約1cm程度のサイズである。もし野外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20B)が手元供養として室内載置される場合には、その貫通孔(25)の入口を適当な目くら板でカバーすれば室内でも違和感は無い。さらにこの様な野外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20B)を貫通する防犯バー(32)を使用すれば、地震発生時にも墓石倒壊を確実に予防することも可能である。なおこの盗難防止用ロック装置(30)は上記構成に限定する趣旨ではなく、広く従来技術によるロック装置を使用してもよいし、また小型墓石群一括ではなく個々の野外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20B)に個別の錠を掛ける構成でもよい。
お墓の所有者にとって生活環境や居住地域が変わっても無理なく供養し続けられ、また寺院側にとっても急速に進行するお墓離れ・寺離れに対応する新たなお墓の形式を実現することが可能となる。
1 屋外墓地における共同小型墓石群
10 小型墓石載置檀
11 上部平面
12 整列マーク
13 前後ストッパー
20 屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石
21 骨壺
22 墓石
23 骨壺蓋
24 刻印面
25 貫通孔
30 盗難防止用ロック装置
30A 盗難防止用ロック装置A
30B 盗難防止用ロック装置B
31 固定金具
32 防犯バー
33 錠

Claims (7)

  1. 屋外墓地における共同小型墓石群において、
    複数基の小型墓石を、任意の基数だけ任意の間隔で載置する上部平面(11)を有する小型墓石載置檀(10)と、
    該小型墓石載置檀に載置される小型墓石は、屋外と室内兼用であり、かつ骨壺と墓石が兼用である屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)で構成されたことを特徴とする屋外墓地における共同小型墓石群(1)。
  2. 前記屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)は、室内に載置されて手元供養に使用され得ることを特徴とする請求項1記載の屋外墓地における共同小型墓石群(1)。
  3. 前記屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)を任意の基数だけ任意の間隔で載置する前記上部平面(11)には、等間隔の整列マーク(12)を予め設けられていることを特徴とする請求項1記載の屋外墓地における共同小型墓石群(1)。
  4. 更に前記屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)の盗難を防止する盗難防止用ロック装置(30)を付加した請求項1記載の屋外墓地における共同小型墓石群(1)。
  5. 前記盗難防止用ロック装置(30)が、防犯バー(32)を有し、該防犯バー(32)により前記屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)の頭部を押さえる盗難防止用ロック装置(30A)か、該屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)に代えて下部に貫通孔(25)を有する屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20B)を用いて、該貫通孔(25)に前記防犯バー(32)を貫通挿入する盗難防止用ロック装置(30B)としたことを特徴とする請求項4記載の屋外墓地における共同小型墓石群(1)。
  6. 前記屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)および屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20B)が、多数面を有する長方体であり、該多数面の1面には目視可能な識別情報を刻印する刻印面(24)を有し、かつ無垢の石材製であることを特徴とする請求項5記載の屋外墓地における共同小型墓石群(1)。
  7. 請求項1記載の共同小型墓石群(1)に使用する屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石であって、該屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石が多数面を有する長方体であり、該多数面の1面には目視可能な識別情報を刻印する刻印面(24)を有することを特徴とし、かつ無垢の石材製であることを特徴とする室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20A)または屋外・室内兼用の骨壺兼用小型墓石(20B)。

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