JP2022128820A - 面ファスナーテープの貼付方法および貼付装置 - Google Patents

面ファスナーテープの貼付方法および貼付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 面ファスナーテープを被着面から確実に剥離して、他の被着面に容易に貼り付けることができる面ファスナーテープの貼付装置を提供する。【解決手段】 多関節ロボットのアーム先端に設けられた面ファスナーテープ支持部40および貼付用保持部52とを備え、面ファスナーテープ支持部40は、面ファスナー部42を備えており、第1の被着面に貼り付けられた面ファスナーテープ104の係合面に面ファスナー部42を係合させて、第1の被着面から面ファスナーテープ104を剥離した後、面ファスナーテープ104を第2の被着面103に押し付けて貼付用保持部52により面ファスナーテープ104を押圧して保持した状態で、面ファスナー部42を面ファスナーテープ104から離脱させることにより、面ファスナーテープ104を第2の被着面103に貼り付ける面ファスナーテープの貼付装置である。【選択図】 図15

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、面ファスナーテープの貼付方法および貼付装置し、より詳しくは、面ファスナーテープを被着面から剥離して他の被着面に貼り付ける面ファスナーテープの貼付方法および貼付装置に関する。
テープを台紙等の被着面から剥離して、製品等の他の被着面に貼り付ける装置として、例えば特許文献1に開示された構成が知られている。この装置は、台紙に貼り付けられたゴムシートの端面に、ロボットハンドが備える把持爪の一方の先端部を押し込んでゴムシートを変形させ、この変形部を把持爪が把持して持ち上げることにより、ゴムシートを台紙から剥離する。
特開2018-20400号公報
ところが、上記従来の装置によって面ファスナーテープを台紙から剥離しようとすると、面ファスナーテープが把持爪により把持された部分が剥離の際に破損するおそれがあり、面ファスナーテープの剥離を確実に行うことができないという問題や、面ファスナーに損傷が生じるという問題があった。
そこで、本発明は、面ファスナーテープを被着面から確実に剥離して、他の被着面に容易に貼り付けることができる面ファスナーテープの貼付方法および貼付装置の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、多関節ロボットのアーム先端に設けられた面ファスナーテープ支持部が備える面ファスナー部を、第1の被着面に貼り付けられた面ファスナーテープの係合面に係合させて、前記第1の被着面から前記面ファスナーテープを剥離する剥離工程と、前記面ファスナーテープを第2の被着面に押し付けた後、前記アーム先端に設けられた貼付用保持部により前記面ファスナーテープを押圧して保持した状態で、前記面ファスナー部を前記面ファスナーテープから離脱させることにより、前記面ファスナーテープを前記第2の被着面に貼り付ける貼付工程とを備える面ファスナーテープの貼付方法により達成される。前記面ファスナーテープは、複数が一方向に連接されて前記第1の被着面に配置されることが好ましく、前記剥離工程は、連接方向の端部に配置された前記面ファスナーテープを剥離することが好ましい。
前記アーム先端には、前記面ファスナーテープを押圧する押さえ部が、前記面ファスナーテープ支持部に対して相対的に回動自在に支持されていることが好ましく、前記剥離工程は、前記面ファスナー部を係合させた前記面ファスナーテープに隣接する前記面ファスナーテープを前記押さえ部により押圧した状態で、前記押さえ部に対して前記面ファスナーテープ支持部を連接方向周りに回動させることができる。前記貼付工程は、前記面ファスナー部を前記面ファスナーテープから離脱させた後、前記面ファスナーテープを前記押さえ部により押圧することが好ましい。
前記剥離工程は、前記面ファスナー部を、前記面ファスナーテープの連接方向と直交する幅方向一方側に部分的に係合させて、前記面ファスナーテープを剥離することが好ましく、前記貼付工程は、前記面ファスナー部が幅方向一方側に係合した前記面ファスナーテープの幅方向他方側の露出部分を、前記貼付用保持部により押圧して保持することが好ましい。
また、本発明の前記目的は、多関節ロボットと、前記多関節ロボットのアーム先端に設けられた面ファスナーテープ支持部および貼付用保持部とを備え、前記面ファスナーテープ支持部は、面ファスナー部を備えており、第1の被着面に貼り付けられた面ファスナーテープの係合面に前記面ファスナー部を係合させて、前記第1の被着面から前記面ファスナーテープを剥離した後、前記面ファスナーテープを第2の被着面に押し付けて前記貼付用保持部により前記面ファスナーテープを押圧して保持した状態で、前記面ファスナー部を前記面ファスナーテープから離脱させることにより、前記面ファスナーテープを前記第2の被着面に貼り付ける面ファスナーテープの貼付装置により達成される。
この面ファスナーテープの貼付装置は、前記多関節ロボットのアーム先端に設けられて、粘着テープの剥離および貼り付けを行う粘着テープ支持部を更に備えることができる。
本発明によれば、面ファスナーテープを被着面から確実に剥離して、他の被着面に容易に貼り付けることができる面ファスナーテープの貼付方法および貼付装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る面ファスナーテープの貼付装置の斜視図である。 図1に示す面ファスナーテープの貼付装置に使用されるアタッチメントの一例を示す斜視図である。 図2に示すアタッチメントを他の方向から見た斜視図である。 短尺の粘着テープの一例を示す斜視図である。 短尺の粘着テープの剥離工程を説明するための平面図である。 短尺の粘着テープの剥離工程を説明するための側面図である。 短尺の粘着テープの剥離工程を説明するための正面図である。 短尺の粘着テープの剥離工程を説明するための斜視図である。 短尺の粘着テープの貼付工程を説明するための側面図である。 面ファスナーテープの剥離工程を説明するための側面図である。 面ファスナーテープの剥離工程を説明するための正面図である。 面ファスナーテープの剥離工程を説明するための背面図である。 面ファスナーテープの剥離工程を説明するための斜視図である。 面ファスナーテープの貼付工程を説明するための背面図である。 面ファスナーテープの貼付工程を説明するための正面図である。 図1に示す面ファスナーテープの貼付装置に使用されるアタッチメントの他の例を示す斜視図である。 図16に示すアタッチメントを他の方向から見た斜視図である。 図16に示すアタッチメントの要部を示す斜視図である。 長尺の粘着テープの一例を示す斜視図である。 長尺の粘着テープの剥離工程を説明するための平面図である。 長尺の粘着テープの剥離工程を説明するための側面図である。 長尺の粘着テープの剥離工程を説明するための正面図である。 長尺の粘着テープの剥離工程を説明するための側面図である。 長尺の粘着テープの貼付工程を説明するための正面図である。 長尺の粘着テープの貼付工程を説明するための正面図である。 第2の被着面の一例を示す斜視図である。 長尺の粘着テープを凹面に貼り付ける貼付工程を説明するための正面図である。 長尺の粘着テープを凹面に貼り付ける貼付工程を説明するための斜視図である。 長尺の粘着テープを凸面に貼り付ける貼付工程を説明するための正面図である。 長尺の粘着テープを凸面に貼り付ける貼付工程を説明するための斜視図である。 長尺の粘着テープを湾曲面に貼り付ける貼付工程を説明するための正面図である。 長尺の粘着テープを凹面に貼り付ける貼付工程を説明するための斜視図である。 長尺の粘着テープを凸面に貼り付ける貼付工程を説明するための斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る面ファスナーテープの貼付装置(以下、単に「貼付装置」という)を示す斜視図である。図1に示すように、貼付装置1は、多関節ロボット10およびアタッチメント20を備えている。
多関節ロボット10は、複数のアーム11が関節を介して回動自在に連結された多軸(例えば4軸から7軸)構造を有しており、アーム11の先端の回転機構部12にアタッチメント20が取り付けられている。多関節ロボット10およびアタッチメント20の作動は、不図示のコントローラにより制御される。
アタッチメント20は、台紙などの被着面から面ファスナーテープの粘着面を剥離して製品等の対象物の近傍に搬送し、当該対象物の被着面に貼り付けることができる面ファスナーテープ支持部を備えている。アタッチメント20は、面ファスナーテープの剥離・貼り付けを行う構成の他に、粘着テープ等の他のテープの剥離・貼り付けを行う構成を備えることができる。
図2は、アタッチメントの一例を示す斜視図であり、図3は、図2に示すアタッチメントを矢示A方向から見た斜視図である。図2および図3に示すアタッチメント20aは、図1に示すアタッチメント20として使用することができ、図1に示すアーム11の先端にボルト孔21を利用して着脱可能に締結固定されるブラケット22と、ブラケット22の回転軸rを挟んだ両側に支持された粘着テープ支持部30および面ファスナーテープ支持部40とを備えている。粘着テープ支持部30および面ファスナーテープ支持部40は、後述するように、粘着テープおよび面ファスナーテープの剥離および貼り付けを、それぞれ行うことができる。
粘着テープ支持部30は、ブラケット22の一端側に固定される基台部31と、基台部31に取り付けられた複数(本実施形態では3つ)の支持針32とを備えている。各支持針32は、先鋭な先端側が同じ長さで突出するように、同一平面上で互いに平行に配置されており、粘着テープの側面に突き刺すことができる。
粘着テープ支持部30の各支持針32の先端側には、ブラケット22に支持されたエアシリンダ33が設けられている。エアシリンダ33のポート34,35は、不図示のチューブを介して空気圧回路に接続されており、図2および図3の下方に向けてロッドが進退するように制御することができる。ロッドの先端部には、回動軸36を介して押さえ部37が回動可能に取り付けられている。押さえ部37は、先端側(図2および図3の下側)に平坦な押圧面を有しており、粘着テープ支持部30に対して相対的に回動自在である。
面ファスナーテープ支持部40は、ブラケット22の他端側において屈曲して延びる取付部41と、取付部41の先端側に固定された面ファスナー部42とを備えている。面ファスナー部42には、図2および図3の上方に露出する係合面を備えている。面ファスナー部42の係合面には、貼付作業の対象となる面ファスナーテープの係合面と着脱可能に係合するフック状、ループ状、キノコ状等の多数の係合素子が形成されている。面ファスナー部42は、面ファスナーテープの係合面の形状に合わせて、取付部41に取替可能に固定されていてもよい。
面ファスナーテープ支持部40の先端側には、ブラケット22に支持されたエアシリンダ43が設けられている。エアシリンダ43のポート44,45は、不図示のチューブを介して空気圧回路に接続されており、図2および図3の上方に向けてロッドが進退するように制御することができる。ロッドの先端部には、回動軸46を介して押さえ部47が回動自在に取り付けられている。押さえ部47は、先端側(図2および図3の上側)に平坦な押圧面を有している。
面ファスナーテープ支持部40の側方には、ブラケット22に支持されたエアシリンダ49が設けられている。エアシリンダ49のポート50,51は、不図示のチューブを介して空気圧回路に接続されており、図2および図3の上方に向けてロッドが進退するように制御することができる。ロッドの先端部には、面ファスナー部42に隣接配置された貼付用保持部52が取り付けられている。貼付用保持部52は、先端側(図2および図3の上側)に平坦な押圧面を有している。
次に、図1に示す多関節ロボット10のアーム先端に上記のアタッチメント20aを取り付けて、貼付装置1により粘着テープの貼付作業を行う方法を説明する。まず、多関節ロボット10のアーム11の作動により、第1の被着面に貼り付けられた粘着テープの近傍に粘着テープ支持部30を移動させた後、アーム11を更に作動させて、粘着テープ支持部30により第1の被着面から粘着テープを剥離する剥離工程を行う。
図4は、上記の剥離工程において使用される粘着テープの一例を示す斜視図である。粘着テープ101は、平面視矩形状に形成されており、複数が一方向に帯状に連接されて、下面側の粘着面が台紙等からなる第1の被着面100により覆われている。第1の被着面100は、例えば、水平な台の上面に固定することができる。
粘着テープ101の材質は、粘着テープ支持部30の支持針32により突き刺し可能な軟質テープであれば特に限定されず、スポンジテープ、フェルトテープ、アクリルテープ、ウレタンテープ等を例示することができる。本実施形態の粘着テープ101は、予め切断されたものを一方向に複数配置しているが、アタッチメント20aに切断機構を別途設けて、この切断機構により帯状の粘着テープを切断して複数に分割した後に、剥離工程を開始してもよい。
粘着テープ101の形状や大きさは特に限定されないが、粘着テープ支持部30が支持する粘着テープ101としては、図4に示す連接方向の長さL1が幅W1に対して同等以下である短尺の粘着テープ101が好適である。より好ましい一例を挙げると、L1が7~20mm、W1が20~30mmである。粘着テープ101の高さH1も、粘着テープ支持部30により支持可能な高さが確保されていれば特に制限はないが、例えばH1が3~10mmである。
剥離工程においては、まず図5(a)に平面図で示すように、連接方向Bの一方端に配置された粘着テープ101の端部側の側面102に、粘着テープ支持部30の複数の支持針32を対向させる。この後、粘着テープ支持部30を連接方向Bに移動させることにより、図5(b)に示すように、複数の支持針32を粘着テープ101の側面102に突き刺す。複数の支持針32は、粘着テープ101の幅方向全体を支持できるように、粘着テープ101の幅に応じて適宜の個数を適宜の間隔で配置することが好ましい。
支持針32を粘着テープ101に突き刺す際には、図6(a)に側面図で示すように、水平に配置された粘着テープ101に対して、粘着テープ支持部30を水平よりもやや下方に向けた矢示C方向に移動させることが好ましい。これにより、図6(b)に示すように、粘着テープ支持部30に対して各支持針32を若干傾斜方向に突き刺すことができるので、粘着テープ101を容易且つ確実に支持することができる。
複数の支持針32を粘着テープ101に突き刺した後、図6(c)に示すように、シリンダ33の作動によりロッド38を矢示D方向に下降させて、支持針32が突き刺された粘着テープ101の連接方向に隣接する他の粘着テープ101を、押さえ部37により押圧する。
図7(a)に正面図で示すように、押さえ部37の幅は、押圧する粘着テープ(図7では、他の粘着テープと区別するため符号101-2としている)の幅よりも大きく形成されており、粘着テープ101-2の幅方向全体を押圧することができる。図7(b)に示すように、押さえ部37により粘着テープ101-2を矢示E方向に押圧したまま、多関節ロボットのアームの作動によりブラケット22を矢示F方向に回動させると、粘着テープ支持部30に支持された粘着テープ(図7では、他の粘着テープと区別するため符号101-1としている)が、粘着テープ101-2に対して回動軸36を支点として回動する。
こうして、図8に斜視図で示すように、粘着テープ101-1の幅方向一方側が第1の被着面100から剥離し、粘着テープ支持部30を押さえ部37に対して更に回動させることで、粘着テープ101-1の全体が第1の被着面100から剥離する。
こうして、剥離工程が完了した後、粘着テープ101を第2の被着面に貼り付ける貼付工程を行う。例えば、図9(a)に側面図で示すように、粘着テープ支持部30に支持された粘着テープ101を、対象物102の水平な上面からなる第2の被着面103に貼り付ける場合、図1に示す多関節ロボット10のアーム11の作動により、粘着テープ支持部30を第2の被着面103の近傍上方に移動させる。ついで、粘着テープ支持部30を第2の被着面103の被貼付位置に向けて水平よりもやや下方の矢示G方向に移動させることにより、図9(b)に示すように粘着テープ101を第2の被着面103に接触させ、この状態で、粘着テープ支持部30に矢示H方向の力を作用させることにより、粘着テープ101を第2の被着面103に押し付ける。
そして、粘着テープ支持部30により第2の被着面103に粘着テープ101を押し付けた状態を維持しながら、図9(c)に示すように、粘着テープ支持部30を粘着テープ101に対して後退させ、支持針32によって粘着テープ支持部30に剥離させる力が作用しないように粘着テープ支持部30を水平よりも若干上方に向けた矢示I方向に移動させることにより、粘着テープ支持部30の支持針32が粘着テープ101から引き抜かれる。こうして、第2の被着面103に対する粘着テープ101の貼付工程を行うことができる。
図9(c)に示すように、粘着テープ101から支持針32が引き抜かれたときには、粘着テープ101の直上に押さえ部37が配置されるため、シリンダ33の作動によりロッド38を矢示J方向に下降させることで、押さえ部37が粘着テープ101を第2の被着面103に押圧する。
本実施形態の粘着テープの貼付方法によれば、粘着テープ支持部30が備える複数の支持針32を、第1の被着面100に貼り付けられた粘着テープ101の側面に突き刺して、第1の被着面100から粘着テープ101を剥離する剥離工程と、粘着テープ101を第2の被着面103に押し付けながら複数の支持針32を粘着テープ101から引き抜いて、粘着テープ101を第2の被着面103に貼り付ける貼付工程とを備えることにより、粘着テープ101の剥離および貼り付けを容易且つ確実に行うことができる。
また、上記の剥離工程は、支持針32を突き刺した粘着テープ101に隣接する粘着テープ101を押さえ部37により押圧した状態で、押さえ部37に対して粘着テープ支持部30を連接方向周りに回動させるため、貼り付けを行う粘着テープ101のみを第1の被着面100から確実に剥離することができ、複数の粘着テープ101の貼り付け作業を連続的に効率よく行うことができる。
剥離工程で使用する押さえ部37は、貼付工程において複数の支持針32を粘着テープ101から引き抜いた後、粘着テープ101を押圧する際にも使用することができ、これによって、粘着テープ101の貼り付けをより確実に行うことができる。
上記のアタッチメント20aを備える貼付装置1は、面ファスナーテープ支持部40を使用することにより、面ファスナーテープを貼り付ける用途にも使用することができる。面ファスナーテープの貼付方法は、上記の粘着テープの貼付方法と同様に、第1の被着面から面ファスナーテープを剥離する剥離工程と、剥離した面ファスナーテープを第2の被着面に貼り付ける貼付工程とを備えることができる。
面ファスナーテープは、図4に示す粘着テープと同様に、複数が一方向に連接されて第1の被着面100に配置され、面ファスナーの係合面が表面側に露出したものを好ましく使用することができる。面ファスナーテープの大きさや形状は特に限定されないが、例えば、図4に示す幅W1および長さL1が、いずれも20~30mmであることが好ましい。
剥離工程においては、多関節ロボットのアームの作動により、まず図10(a)に側面図で示すように、第1の被着面100に複数配置された面ファスナーテープ104のうち、連接方向Kの端部に配置された面ファスナーテープ104-1の直上に、面ファスナーテープ支持部40の面ファスナー部42を配置する。アタッチメント20aが切断機構を備える場合には、この切断機構により帯状の面ファスナーテープを切断して複数に分割した後に、剥離工程を開始してもよい。
ついで、図10(b)に示すように、面ファスナー部42を矢示L方向に移動させて、面ファスナー部42の係合面を面ファスナーテープ104-1の係合面に係合させた後、シリンダ43の作動によりロッド48を矢示M方向に下降させて、面ファスナー部42が係合した面ファスナーテープ104-1の連接方向に隣接する他の面ファスナーテープ104-2を、押さえ部47により押圧する。
図11に正面図で示すように、押さえ部47の幅は、押圧する面ファスナーテープ104-2の幅よりも大きく形成されており、面ファスナーテープ104-2の全体を押圧することができる。図12に背面図で示すように、押さえ部47により面ファスナーテープ104-2を矢示N方向に押圧したまま、多関節ロボットのアームの作動によりブラケット22を矢示О方向に回動させると、面ファスナーテープ支持部40に支持された面ファスナーテープ104-1が、面ファスナーテープ104-1に対して回動軸46(図11参照)を支点として回動する。面ファスナーテープ支持部40の面ファスナー部42は、面ファスナーテープ104-1の幅方向全体ではなく、幅方向一方側に部分的に係合することが好ましい。
こうして、図13に斜視図で示すように、面ファスナーテープ104-1の幅方向一方側が第1の被着面100から剥離し、面ファスナーテープ104-1を押さえ部47に対して更に回動させることで、面ファスナーテープ104-1の全体が第1の被着面100から剥離する。こうして、剥離工程が完了する。
貼付工程は、例えば、図14に側面図で示すように、面ファスナーテープ支持部40の面ファスナー部42に支持された面ファスナーテープ104を、対象物102の水平な上面からなる第2の被着面103に貼り付ける場合、図1に示す多関節ロボット10のアーム11の作動により、面ファスナーテープ支持部40を第2の被着面103の近傍上方から矢示P方向に移動させて、面ファスナーテープ104の下面側の粘着面を、第2の被着面103に押し付ける。
ついで、図15(a)に正面図で示すように、シリンダ49の作動によりロッド53を矢示Q方向に移動させて、面ファスナー部42が幅方向一方側に係合した面ファスナーテープ104の幅方向他方側の露出部分を、貼付用保持部52により第2の被着面103に向けて押圧して保持する。次に、図15(b)に示すように、貼付用保持部52により面ファスナーテープ104を保持した状態で、ブラケット22を矢示R方向に回動させることにより、面ファスナー部42を面ファスナーテープ104の幅方向他方側から徐々に離脱させる。
面ファスナー部42の大部分が面ファスナーテープ104から離脱した後、図15(c)に示すように、面ファスナーテープ支持部40を矢示S方向に移動させる。こうして、第2の被着面103に対する面ファスナーテープ104の貼付工程を行うことができる。この後、図15(d)に示すように、押さえ部47を矢示T方向に移動させることで、押さえ部47が面ファスナーテープ104を第2の被着面103に押圧する。
本実施形態の面ファスナーテープの貼付方法によれば、面ファスナーテープ支持部40が備える面ファスナー部42を、第1の被着面100に貼り付けられた面ファスナーテープ104に係合させて、第1の被着面100から面ファスナーテープ104を剥離する剥離工程と、面ファスナーテープ104を第2の被着面103に押し付けた後、貼付用保持部52により面ファスナーテープ104を押圧保持した状態で面ファスナー部42を面ファスナーテープ104から離脱させて、面ファスナーテープ104を第2の被着面103に貼り付ける貼付工程とを備えることにより、面ファスナーテープ104の剥離および貼り付けを容易且つ確実に行うことができる。
また、上記の剥離工程は、面ファスナー部42を係合させた面ファスナーテープ104に隣接する面ファスナーテープ104を押さえ部47により押圧した状態で、押さえ部47に対して面ファスナーテープ支持部40を連接方向周りに回動させるため、貼り付けを行う面ファスナーテープ104のみを第1の被着面100から確実に剥離することができ、複数の面ファスナーテープ104の貼り付け作業を連続的に効率よく行うことができる。
剥離工程で使用する押さえ部47は、貼付工程において面ファスナー部42を面ファスナーテープ104から離脱させた後、面ファスナーテープ104を押圧する際にも使用することができ、これによって、面ファスナーテープ104の貼り付けをより確実に行うことができる。
図16は、図1に示すアタッチメント20として使用することができるアタッチメントの他の例を示す斜視図であり、図17は、図16に示すアタッチメントを矢示U方向から見た斜視図である。図16および図17に示すアタッチメント20bは、図1に示すアーム11の先端にボルト孔21を利用して着脱可能に締結固定されるブラケット22と、ブラケット22の回転軸rを挟んだ両側に支持された粘着テープ支持部60および面ファスナーテープ支持部40とを備えている。面ファスナーテープ支持部40の構成は、図2および図3に示すアタッチメント20aが備える面ファスナーテープ支持部40の構成と同じであるため、同様の構成部分に同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
粘着テープ支持部60は、図18に斜視図で示すように、可撓性を有する帯状の基板61と、基板61に取り付けられた複数の支持針62とを備えている。基板61の長手方向中央部の上面には変形作用部63が固定されており、変形作用部63の作用により基板61が湾曲状に変形する。
支持針62の数は特に限定されないが、本実施形態においては基板61の長手方向の中央部に1つ、基板61の長手方向の左右両側に各3つの合計7つ設けられている。各支持針62は、先鋭な先端側が同じ長さで突出するように、同一平面上で互いに平行に配置されており、粘着テープの側面に突き刺すことができる。
図16および図17に示すように、粘着テープ支持部60の上方には、ブラケット22に支持されたエアシリンダ64が設けられている。エアシリンダ64のポート65,66は、不図示のチューブを介して空気圧回路に接続されており、図16および図17の下方に向けてロッドが進退するように制御することができる。ロッドの先端部は、基板61に固定された変形作用部63に連結されている。
基板61の長手方向両端部は、入れ子式の伸縮部材68,69を介してブラケット22に支持されている。伸縮部材68,69は、基板61の長手方向に伸縮可能に配置されており、基板61の変形により伸縮する。
粘着テープ支持部60の各支持針62の先端側には、2つのエアシリンダ70,71が配置されている。2つのエアシリンダ70,71は、、ブラケット22に支持された取付板72の表裏にそれぞれ固定されている。各エアシリンダ70,71のポート73;74,75;76は、不図示のチューブを介して空気圧回路に接続されており、それぞれ図16および図17の下方に向けてロッドが進退するように、個別に制御することができる。
粘着テープ支持部60に近い側のエアシリンダ70のロッドの先端には、基板61と平行に延びる角柱状の突刺用保持部77が設けられている。また、粘着テープ支持部60から遠い側のエアシリンダ71のロッドの先端には、回動自在に支持された貼付ローラ78が設けられている。取付板72は、粘着テープの幅に応じて粘着テープ支持部60と突刺用保持部77との間隔を調整できるように、基板61の長手方向と直交する長孔23を介してブラケット22に固定されている。
次に、上記のアタッチメント20bを、図1に示す多関節ロボット10のアーム先端に取り付けて、貼付装置1により粘着テープの貼り付けを行う方法を説明する。まず、多関節ロボット10のアーム11の作動により、第1の被着面に貼り付けられた粘着テープの近傍に粘着テープ支持部60を移動させた後、アーム11を更に作動させて、粘着テープ支持部60により第1の被着面から粘着テープの粘着面を剥離する剥離工程を行う。
図19は、上記の剥離工程において使用される粘着テープの一例を示す斜視図である。粘着テープ105は、図4に示す粘着テープ101と同様の材料からなる平面視矩形状の軟質テープであり、複数が一方向に帯状に連接されて、下面側の粘着面が台紙等からなる第1の被着面100により覆われている。第1の被着面100は、例えば、水平な台の上面に固定することができる。本実施形態の粘着テープ105は、予め切断されたものを一方向に複数配置しているが、アタッチメント20bに切断機構を別途設けて、この切断機構により帯状の粘着テープを切断して複数に分割した後に、剥離工程を開始してもよい。
粘着テープ105の形状や大きさは特に限定されないが、粘着テープ支持部60が支持する粘着テープ105としては、図19に示す連接方向の長さL2が幅W2よりも長い長尺の粘着テープ105が好適である。より好ましい一例を挙げると、L2が90~120mm、W2が7~20mmである。粘着テープ105の高さH2も特に制限はないが、例えばH2が3~10mmである。
剥離工程においては、まず図20に平面図で示すように、連接方向Vの一方端に配置された粘着テープ105の上方近傍において、粘着テープ支持部60および突刺用保持部77を粘着テープ105の連接方向Vに沿うように配置し、粘着テープ支持部60と突刺用保持部77との間に、連接方向V端部の粘着テープ105を介在させる。粘着テープ支持部60の複数の支持針62は、粘着テープ105の全体を支持できるように、粘着テープ105の長さに応じて適宜の個数を配置することが好ましい。
支持針62を粘着テープ105に突き刺す際には、図21(a)に側面図で示すように、水平台110に載置された粘着テープ105の長手方向に沿った側面107に複数の支持針62を近接させた状態で、図21(b)に示すように、エアシリンダ70の作動によりロッド79を矢示W方向に下降させ、粘着テープ支持部60の幅方向一方側の縁部106を突刺用保持部77により押圧して保持する。そして、図21(c)に示すように、粘着テープ支持部60が突刺用保持部77により保持された状態を維持しながら、粘着テープ支持部60を矢示X方向に移動させることにより、粘着テープ支持部60の側面107に対して、支持針62を水平よりも若干下方に傾斜する方向に突き刺す。支持針62を粘着テープ105に突き刺す間は、内蔵するバネ(図示せず)の付勢力によって突刺用保持部77を粘着テープ支持部60に向けて押圧することにより、粘着テープ105を確実に保持することができる。突刺用保持部77は、ゴム等の弾性材料により形成することで、突刺用保持部77の弾性変形により粘着テープ支持部60を保持するように構成してもよい。
この後、多関節ロボットのアームの作動により、図22に正面図で示すように、粘着テープ105の幅方向周りの矢示Y方向にブラケット22を回動させると、粘着テープ105が連接方向Zの端部側から徐々に持ち上げられて、粘着テープ105の全体が第1の被着面100から剥離する。粘着テープ105が第1の被着面100から剥離した後は、図23に側面図で示すように、突刺用保持部77をもとの位置まで上昇させる。
こうして、剥離工程が完了した後、粘着テープ105を第2の被着面に貼り付ける貼付工程を行う。貼付工程は、図9に示す粘着テープ支持部30による粘着テープ101の貼付工程と同様に行うことができる。図24に正面図で示すように、対象物102の水平面からなる第2の被着面103に粘着テープ105を貼り付けて、粘着テープ支持部60の支持針を粘着テープ105から引き抜いた後、貼付ローラ78を粘着テープ105の直上に配置する。そして、エアシリンダ71の作動によりロッド80を矢示A1方向に下降させて、図25に拡大正面図で示すように、粘着テープ105の上面を貼付ローラ78により押圧する。そして、貼付ローラ78を回転させながら粘着テープ105の長手方向となる矢示B1方向に往復動させることにより、粘着テープ105の全体を第2の被着面103に密着させることができる。
本実施形態の粘着テープの貼付方法によれば、粘着テープ支持部60が備える複数の支持針62を、第1の被着面100に貼り付けられた粘着テープ105の側面に突き刺して、第1の被着面100から粘着テープ105を剥離する剥離工程と、粘着テープ105を第2の被着面103に押し付けながら複数の支持針62を粘着テープ105から引き抜いて、粘着テープ105を第2の被着面103に貼り付ける貼付工程とを備えることにより、粘着テープ105の剥離および貼り付けを容易且つ確実に行うことができる。
上記の剥離工程は、粘着テープ105の幅方向一方側の縁部106を突刺用保持部77により保持した状態で、粘着テープ105の幅方向他方側の側面107に支持針62を突き刺した後、粘着テープ支持部60を幅方向周りに回動させることにより、粘着テープ105を剥離するため、粘着テープ105が長尺の場合であっても、支持針62を突き刺す際に粘着テープ105が位置ずれを生じるおそれがなく、粘着テープ105を第1の被着面100から確実に剥離することができる。
また、上記の貼付工程は、複数の支持針62を粘着テープ105から引き抜いた後、貼付ローラ78を粘着テープ105に当接させながら長手方向に沿って移動させることにより、粘着テープ105の全体を押圧しているため、粘着テープ105が長尺の場合であっても、粘着テープ105を第2の被着面103に確実に貼り付けることができる。
粘着テープ支持部60により粘着テープ105が貼り付けられる第2の被着面103は、平坦面以外に、図26(a)に示す凹状の湾曲面や、図26(b)に示す凸状の湾曲面であってもよく、粘着テープ105を、長手方向が第2の被着面103の湾曲方向に沿うように貼り付けることができる。第2の被着面103の湾曲形状は特に限定されないが、図26に示す第2の被着面103の長さL3が120mmに対し、凹部中央の深さH3および凸部中央の高さH4が、それぞれ0~15mmの場合を例示することができる。
上記の貼付工程において、凹状に湾曲する第2の被着面103に粘着テープ105を貼り付ける場合には、粘着テープ支持部60を第2の被着面103の近傍に移動させる途中で、図27に正面図で示すように、エアシリンダ64の作動によりロッド81を矢示C1方向に下降させて、変形作用部63を下方に向けて押圧する。粘着テープ支持部60が備える基板61の長手方向両端部は、図16および図17に示す伸縮部材68,69によって、それぞれ図27の矢示D1方向および矢示E1方向に移動可能に支持されているため、変形作用部63から基板61の長手方向中央部に下方への押圧力が作用すると、基板61は下方に凸となるように湾曲する。これにより、図28に斜視図で示すように、粘着テープ支持部60に支持された粘着テープ105が、下方に凸となるように湾曲する。
一方、上記の貼付工程において、凸状に湾曲する第2の被着面103に粘着テープ105を貼り付ける場合には、粘着テープ支持部60を第2の被着面103の近傍に移動させる途中で、図29に正面図で示すように、エアシリンダ64の作動によりロッド81を矢示F1方向に上昇させて変形作用部63を上方に引き上げると、変形作用部63から基板61の長手方向中央部に上方への引張力が作用し、基板61は上方に凸となるように湾曲する。これにより、図30に斜視図で示すように、粘着テープ支持部60に支持された粘着テープ105が、上方に凸となるように湾曲する。
下方または上方に凸となるように湾曲させる粘着テープ105の曲率は、凹状または凸状に湾曲する第2の被着面103の曲率に一致させることが好ましい。このように、粘着テープ105を第2の被着面103に貼り付ける前に変形作用部63により基板61を変形させて、第2の被着面103の形状に合わせて粘着テープ105を湾曲させることで、その後の第2の被着面103に対する粘着テープ105の貼り付けを容易且つ確実に行うことができる。エアシリンダ64のロッド81の進退量と基板61の曲率との関係を、予め測定してコントローラのメモリに格納しておくことにより、第2の被着面103の曲率を入力することで、粘着テープ105を所望の形状に自動的に湾曲させることができる。
本実施形態の変形作用部63は、基板61の長手方向中央部に作用するように構成しているが、例えば、変形作用部63を複数設けて、基板61の長手方向の異なる箇所にそれぞれ作用させてもよく、これによって、第2の被着面103の複雑な湾曲形状にも対応させることができる。変形作用部63は、磁力等を利用して、基板61を非接触で変形させる構成であってもよい。
図31(a)および(b)にそれぞれ正面図で示すように、貼付ローラ78を粘着テープ105に沿って移動させる際には、第2の被着面103の曲率をコントローラに入力することで、凹状または凸状の第2の被着面103の湾曲形状に沿って貼付ローラ78を正確に移動させることができるので、粘着テープ105を第2の被着面103に確実に貼り付けることができる。
凹状または凸状に湾曲する第2の被着面103に対する粘着テープ105の貼付工程を、それぞれ図32および図33に示す。図32および図33においては、対象物102の側面を第2の被着面103としているが、対象物102の上面など他の露出面を第2の被着面とすることもできる。
1 面ファスナーテープの貼付装置
10 多関節ロボット
11 アーム
20,20a,20b アタッチメント
30 粘着テープ支持部
32 支持針
37 押さえ部
40 面ファスナーテープ支持部
42 面ファスナー部
47 押さえ部
52 貼付用保持部
60 粘着テープ支持部
61 基板
62 支持針
63 変形作用部
77 突刺用保持部
78 貼付ローラ
100 第1の被着面
101,105 粘着テープ
102 対象物
103 第2の被着面
104 面ファスナーテープ

Claims (7)

  1. 多関節ロボットのアーム先端に設けられた面ファスナーテープ支持部が備える面ファスナー部を、第1の被着面に貼り付けられた面ファスナーテープの係合面に係合させて、前記第1の被着面から前記面ファスナーテープを剥離する剥離工程と、
    前記面ファスナーテープを第2の被着面に押し付けた後、前記アーム先端に設けられた貼付用保持部により前記面ファスナーテープを押圧して保持した状態で、前記面ファスナー部を前記面ファスナーテープから離脱させることにより、前記面ファスナーテープを前記第2の被着面に貼り付ける貼付工程とを備える面ファスナーテープの貼付方法。
  2. 前記面ファスナーテープは、複数が一方向に連接されて前記第1の被着面に配置され、
    前記剥離工程は、連接方向の端部に配置された前記面ファスナーテープを剥離する請求項1に記載の面ファスナーテープの貼付方法。
  3. 前記アーム先端には、前記面ファスナーテープを押圧する押さえ部が、前記面ファスナーテープ支持部に対して相対的に回動自在に支持されており、
    前記剥離工程は、前記面ファスナー部を係合させた前記面ファスナーテープに隣接する前記面ファスナーテープを前記押さえ部により押圧した状態で、前記押さえ部に対して前記面ファスナーテープ支持部を連接方向周りに回動させる請求項2に記載の面ファスナーテープの貼付方法。
  4. 前記貼付工程は、前記面ファスナー部を前記面ファスナーテープから離脱させた後、前記面ファスナーテープを前記押さえ部により押圧する請求項3に記載の面ファスナーテープの貼付方法。
  5. 前記剥離工程は、前記面ファスナー部を、前記面ファスナーテープの連接方向と直交する幅方向一方側に部分的に係合させて、前記面ファスナーテープを剥離し、
    前記貼付工程は、前記面ファスナー部が幅方向一方側に係合した前記面ファスナーテープの幅方向他方側の露出部分を、前記貼付用保持部により押圧して保持する請求項2から4のいずれかに記載の面ファスナーテープの貼付方法。
  6. 多関節ロボットと、
    前記多関節ロボットのアーム先端に設けられた面ファスナーテープ支持部および貼付用保持部とを備え、
    前記面ファスナーテープ支持部は、面ファスナー部を備えており、
    第1の被着面に貼り付けられた面ファスナーテープの係合面に前記面ファスナー部を係合させて、前記第1の被着面から前記面ファスナーテープを剥離した後、前記面ファスナーテープを第2の被着面に押し付けて前記貼付用保持部により前記面ファスナーテープを押圧して保持した状態で、前記面ファスナー部を前記面ファスナーテープから離脱させることにより、前記面ファスナーテープを前記第2の被着面に貼り付ける面ファスナーテープの貼付装置。
  7. 前記多関節ロボットのアーム先端に設けられて、粘着テープの剥離および貼り付けを行う粘着テープ支持部を更に備える請求項6に記載の面ファスナーテープの貼付装置。
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