JP2022123556A - クリーニングリボン及びクリーニングリボン付き熱転写シート - Google Patents

クリーニングリボン及びクリーニングリボン付き熱転写シート Download PDF

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育生 鷲江
Ikuo Washie
泰史 米山
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【課題】サーマルヘッドの付着物を除去すると共に帯電防止性の低下を抑制する。【解決手段】クリーニングリボンは、熱転写プリンタのサーマルヘッドのクリーニング処理を行うクリーニングリボンであって、基材と、前記基材の一方の面に、前記基材側から順に積層された帯電防止中間層及びクリーニング層と、を備えるものである。帯電防止剤を含む帯電防止中間層は、サーマルヘッドと接触せず、クリーニング処理で削られないため、帯電防止性の低下を抑制できる。【選択図】図1

Description

本開示は、クリーニングリボン及びクリーニングリボン付き熱転写シートに関する。
熱転写印刷は、熱転写シート(インクリボン)の色材層と被転写体とを接触させ、熱転写シートにサーマルヘッドを押し当てた状態で加熱し、インクを被転写体に転写させる印刷方式である。熱転写シートのサーマルヘッドと接する側には、サーマルヘッドとの滑り性向上、熱によるダメージの軽減等の目的で、背面層を設ける場合がある。
熱転写シートを用いて多数回の印画を行った場合、熱転写シートの背面層の成分が剥がれ落ち、または成分が焼き付き、いわゆる「カス」となってサーマルヘッドの発熱体上、或いは発熱体近傍に付着してしまうことがある。そしてこのカスの量が増加すると、印画時にカスが熱転写シートに押しつけられ、その跡が被転写体側にまで写ってしまい、印画不良を生じることがあった。
サーマルヘッドのカスを除去するために、粒子を含有するクリーニング層が設けられたクリーニングリボン(クリーニングフィルム)を用いて、サーマルヘッドのクリーニング処理を行うことが提案されている。
従来、クリーニングリボンは熱転写シートの先端部又は後端部に接続され、クリーニング処理の度に熱転写シートの巻き取り、巻き出しを行い、クリーニングリボンを往復搬送していた。しかし、複数回の往復搬送により、クリーニングリボンが帯電し、印画不良を生じることがあった。
特許文献1、2には、サーマルヘッドに接触するクリーニング層に帯電防止剤を練り込むことが記載されているが、複数回のクリーニング処理により帯電防止剤を含むクリーニング層が徐々に削られ、帯電防止性が低下するおそれがあった。
特許第3935535号公報 特開平5-116428号公報
本開示は、サーマルヘッドの付着物を除去すると共に帯電防止性の低下を抑制するクリーニングリボン及びクリーニングリボン付き熱転写シートを提供することを目的とする。
本開示のクリーニングリボンは、熱転写プリンタのサーマルヘッドのクリーニング処理を行うクリーニングリボンであって、基材と、前記基材の一方の面に、前記基材側から順に積層された帯電防止中間層及びクリーニング層と、を備えるものである。
本開示のクリーニングリボン付き熱転写シートは、前記クリーニングリボンを、熱転写シートの先端部又は後端部に接続したものである。
本開示によれば、サーマルヘッドの付着物を除去すると共に帯電防止性の低下を抑制できる。
実施の形態に係るクリーニングリボンの模式的な断面図である。 クリーニングリボン付き熱転写シートの斜視図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係るクリーニングリボン1の模式的な断面図である。クリーニングリボン1は、基材10と、基材10の一方の面に順に積層された帯電防止中間層12及びクリーニング層14とを備える。帯電防止中間層12は、基材10とクリーニング層14との間に位置する。
(基材)
基材10としては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであればいずれのものでも良く、例えば、ポリエリレンテレフタレートフィルム、1,4-ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の他に、コンデンサー紙、パラフィン紙、等の紙類や不織布等又は紙や不織布と樹脂との複合体であってもよい。基材の厚さは、0.5μm以上50μm以下程度である。
(帯電防止中間層)
基材10の一方の面に形成される帯電防止中間層12は、バインダー樹脂及び帯電防止剤を含む。帯電防止中間層に含まれる帯電防止剤としては、ポリアニリン類、ポリピロール類、ポリチオフェン類、ポリアセチレン類、ポリイソチアナフテン類、ポリチエニレンビニレン類、ポリパラフェニレン類、ポリパラフェニレンビニレン類、ポリフルオレン類、ポリカルバゾール類、ポリアセン類、ポリチアジル類、ポリエチレンビニレン類、ポリフェニレンスルフィド類、ポリペリナフタレン類、ポリアクリロニトリル類、ポリオキサジアゾール類、ポリインドール類、ポリアズレン類、ポリフラン類、フタロシアニン類およびその誘導体、ポリシラン類、ポリゲルマン類、ポルフィリン類およびその誘導体、グラフェン類またはその誘導体、ペリレン誘導体、テトラチアフルバレン誘導体、含硫黄系複素環化合物、含酸素系複素環化合物、含窒素系複素環化合物、テトラシアノキノジメタン誘導体、フラーレン類、カーボンナノチューブ類、キノン類が挙げられる。
帯電防止中間層に含まれるバインダー樹脂としては、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、セルロース樹脂等が挙げられる。
帯電防止中間層の厚さは、0.1μm以上10μm以下程度であり、0.1μm以上5μm以下が好ましく、0.1μm以上1μm以下がさらに好ましい。
帯電防止中間層全体の質量に対する帯電防止剤の質量は、0.1質量%以上15質量%以下程度であり、0.1質量%以上10質量%以下が好ましく、0.1質量%以上1質量%以下がさらに好ましい。
(クリーニング層)
帯電防止中間層12上に設けられるクリーニング層14は、バインダー樹脂及び粒子を含む。粒子には、シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ガラス、クレー、タルク、金属粒子等を用いることができる。
クリーニング層に含まれるバインダー樹脂としては、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニル系モノマーとの共重合体、アイオノマー、セルロース樹脂等が挙げられる。
クリーニング層の厚さは、0.5μm以上10μm以下程度であり、0.5μm以上5μm以下が好ましく、0.6μm以上1μm以下がさらに好ましい。
クリーニング層層全体の質量に対する粒子の質量は、0.1質量%以上70質量%以下程度であり、0.1質量%以上30質量%以下が好ましく、1質量%以上20質量%以下がさらに好ましい。
このクリーニングリボン1は、染料層を有する熱転写シートと別体としてもよいし、図2に示すように、熱転写シート2の先端部又は後端部に接続したクリーニングリボン付き熱転写シートとしてもよい。例えば、熱転写シート2の先端部とクリーニング1の一端とを粘着テープ3等により接着して接続させる。
熱転写シート2には、染料層20及び保護層転写層22が面順次に設けられている。染料層20は、例えば、面順次に設けられたイエロー染料層Y、マゼンタ染料層M及びシアン染料層Cを有する。
このようなクリーニングリボン付き熱転写シートを熱転写プリンタにセットし、所定枚数の印画処理を行う毎にクリーニング処理を行う。クリーニング処理を行う際は、熱転写シートを巻き戻し、サーマルヘッドと、クリーニングリボン1のクリーニング層14とを接触させる。そして、サーマルヘッドとクリーニング層14とを接触させながらクリーニングリボン1を搬送し、サーマルヘッドの付着物を除去する。
クリーニング処理後は、未使用の染料層の領域まで熱転写シートを巻き出し、印画処理を再開する。
クリーニングリボン1は、所定枚数の印画処理を行う毎に、熱転写プリンタ内を往復搬送される。帯電防止剤を含む帯電防止中間層12は、サーマルヘッドと接触せず、クリーニング処理で削られないため、帯電防止性の低下を抑制できる。
以下、本開示を実施例により具体的に説明するが、本開示はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。以下、特に断りのない限り、部または%は質量基準である。
(実施例1)
基材として厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、下記組成の帯電防止中間層用塗工液を塗布し、乾燥させて、厚さ0.5μmの帯電防止中間層を形成した。この帯電防止中間層上に、下記組成のクリーニング層用塗工液を塗布し、乾燥させて、厚さ0.8μmのクリーニング層を形成し、実施例1のクリーニングリボンを作製した。
<帯電防止中間層用塗工液>
・ポリエステル(東洋紡(株)、バイロナール(登録商標)MD1480) 40部
・スルホン化ポリアニリン 60部
(三菱ケミカル(株)、アクアパス(登録商標)、固形分5%)
・界面活性剤(日信化学(株)、ダイノール(登録商標)604) 0.08部
・水 13.33部
・IPA 6.66部
<クリーニング層用塗工液>
・ポリエステル(東洋紡(株)、バイロン(登録商標)200) 18.18部
・シリカ(富士シリシア化学(株)、サイリシア(登録商標)310P) 0.91部
・シリカ(富士シリシア化学(株)、サイリシア(登録商標)380) 0.91部
・MEK 56.5部
・トルエン 56.6部
(比較例1)
実施例1の基材上に、上記組成のクリーニング層用塗工液を塗布し、乾燥させて、厚さ0.8μmのクリーニング層を形成した。このクリーニング層上に、下記組成の帯電防止表面層用塗工液を塗布し、乾燥させて、厚さ0.02μmの帯電防止表面層を形成し、比較例1のクリーニングリボンを作製した。
<帯電防止表面層用塗工液>
・第4級アンモニウム塩(松本油脂製薬(株)、TB-34) 1部
・IPA 800部
実施例1及び比較例1のクリーニングリボンを、昇華転写型プリンタ(三菱電機(株)製、CP-M1)の純正インクリボンの先端部に取り付け、プリンタにセットした。受像紙に黒ベタ画像を1000枚印画する毎にインクリボンを巻き戻し、サーマルヘッドを発熱させない状態で、クリーニングリボンを用いてクリーニング処理を行った。黒ベタ画像を合計5000枚印画し、クリーニング処理を5回行った。
実施例1のクリーニングリボンでは、5回のクリーニング処理でリボンジャミングは発生せず、クリーニング処理後、サーマルヘッドに付着物は認められなかった。
比較例1のクリーニングリボンでは、クリーニング処理後にサーマルヘッドに付着物が少し認められた。また、3回目のクリーニング処理でリボンジャミングが発生したため、それ以降の画像印画及びクリーニング処理は行わなかった。
印画開始前と、クリーニング処理を行う毎に、クリーニングリボンの表面抵抗値を表面抵抗率測定器(日東精工アナリテック(株)製、Hiresta IP MCP-HT260)で測定した。結果を表1に示す。
Figure 2022123556000002
1 クリーニングリボン
10 基材
12 帯電防止中間層
14 クリーニング層

Claims (2)

  1. 熱転写プリンタのサーマルヘッドのクリーニング処理を行うクリーニングリボンであって、
    基材と、
    前記基材の一方の面に、前記基材側から順に積層された帯電防止中間層及びクリーニング層と、
    を備えるクリーニングリボン。
  2. 請求項1に記載のクリーニングリボンを、熱転写シートの先端部又は後端部に接続したクリーニングリボン付き熱転写シート。
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