JP2022107376A - エンジン装置 - Google Patents

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正直 井戸側
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Abstract

【課題】異常診断完了後のウェイストゲートバルブの開度をエンジンの状態に応じた開度とする。【解決手段】エンジン装置は、異常診断要求に対してエンジンが停止しているときにウェイストゲートバルブの駆動を伴ってウェイストゲートバルブの異常診断を行なう異常診断制御とを実行する。異常診断制御の際には、異常診断を完了した後にウェイストゲートバルブを所定中間開度まで駆動するのに必要な時間以上の所定時間が経過するまでか或いはウェイストゲートバルブが所定中間開度まで駆動したのを判定するまでウェイストゲートバルブへの電源供給を実行した以降にウェイストゲートバルブへの電源供給を停止する。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジン装置に関し、詳しくは、電動式のウェイストゲートバルブ付きの過給機を有するエンジンを備えるエンジン装置に関する。
従来、この種のエンジン装置としては、電動式のウェイストゲートバルブ付きの過給機を有する内燃機関を備えるエンジン装置において、内燃機関の運転状態に応じて、目標ウェイストゲートバルブ開度を設定し、検出した内燃機関の回転数と設定した目標ウェイストゲートバルブ開度に応じて、内燃機関に対する過給の要否を判定し、過給の必要がないと判定した場合において、ウェイストゲートバルブが所望の開度となったときウェイストゲートバルブ駆動部に対する駆動電流を停止させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ハイブリッド自動車を走行している最中に、エンジンにおける燃焼を停止し、かつ、走行用モータを協調制御することによってエンジンをモータリングしている状態で、ウェイストゲートバルブのアクチュエータに指示を出してウェイストゲートバルブを正常に制御できるか否かを診断する異常診断を実行するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014-047627号公報 特開2020-147198号公報
しかしながら、上述のエンジン装置では、異常診断の手法によってはウェイストゲートバルブの開度がエンジンの状態に応じたものとは異なる開度となる場合が生じる。異常診断として、エンジンを停止した以降に、ウェイストゲートバルブを全開とした後で全閉とすることにより開度センサを診断する場合、異常診断の完了はウェイストゲートバルブを全閉とした状態となる。この場合、エンジンを停止したときのウェイストゲートバルブの開度とは異なる開度となってしまう。
本発明のエンジン装置は、異常診断完了後のウェイストゲートバルブの開度をエンジンの状態に応じた開度とすることを主目的とする。
本発明のエンジン装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のエンジン装置は、
電動式のウェイストゲートバルブ付きの過給機を有するエンジンと、前記ウェイストゲートバルブの駆動停止要求に対して前記ウェイストゲートバルブが所定中間開度となるように駆動してから前記ウェイストゲートバルブへの電源供給を停止する駆動停止制御と、異常診断要求に対して前記エンジンが停止しているときに前記ウェイストゲートバルブの駆動を伴って前記ウェイストゲートバルブの異常診断を行なう異常診断制御とを実行する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
前記制御装置は、前記異常診断制御を実行したときには、前記異常診断を実行した後に前記ウェイストゲートバルブを前記所定中間開度まで駆動するのに必要な時間以上の所定時間が経過するまでか或いは前記ウェイストゲートバルブが前記所定中間開度まで駆動したのを判定するまで前記ウェイストゲートバルブへの電源供給を実行した以降に前記ウェイストゲートバルブへの電源供給を停止する、
ことを特徴とする。
この本発明のエンジン装置では、ウェイストゲートバルブの駆動停止の要求に対してウェイストゲートバルブが所定中間開度となるように駆動してからウェイストゲートバルブへの電源供給を停止する駆動停止制御と、異常診断要求に対してエンジンが停止しているときにウェイストゲートバルブの駆動を伴ってウェイストゲートバルブの異常診断を行なう異常診断制御とを実行する。異常診断制御を実行したときには、異常診断を完了した後にウェイストゲートバルブを所定中間開度まで駆動するのに必要な時間以上の所定時間が経過するまでか或いはウェイストゲートバルブが所定中間開度まで駆動したのを判定するまでウェイストゲートバルブへの電源供給を実行した以降にウェイストゲートバルブへの電源供給を停止する。これにより、異常診断完了後のウェイストゲートバルブの開度をエンジンの状態に応じた開度とすることができる。
こうした本発明のエンジン装置において、前記制御装置は、前記駆動停止要求と前記異常診断要求とが行なわれたときには、前記駆動停止要求に対して前記異常診断要求を優先するものとしてもよい。こうすれば、より確実に異常診断を行なうことができる。
本発明の一実施例としてのエンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。 エンジン装置10に組み込まれた電子制御ユニット70の入出力信号の一例を示す説明図である。 電子制御ユニット70により実行されるエンジン停止時処理の一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのエンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。図2は、エンジン装置10に組み込まれた電子制御ユニット70の入出力信号の一例を示す説明図である。実施例のエンジン装置10は、一般的な自動車や各種のハイブリッド自動車に搭載され、図1,図2に示すように、エンジン12と、過給機40と、インタークーラ25と、電子制御ユニット70とを備える。
エンジン12は、図示しない燃料タンクからフィードポンプや燃料通路を介して供給されるガソリンや軽油などの燃料を用いて動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン12は、エアクリーナ22により清浄された空気を吸気管23に吸入してインタークーラ25、スロットルバルブ26、サージタンク27の順に通過させると共に吸気管23のサージタンク27よりも下流側で燃料噴射弁28から燃料を噴射し、空気と燃料とを混合する。エンジン12は、この混合気を吸気バルブ29を介して燃焼室30に吸入し、点火プラグ31による電気火花によって爆発燃焼させる。エンジン12は、こうした爆発燃焼によるエネルギにより押し下げられるピストン32の往復運動をクランクシャフト14の回転運動に変換する。燃焼室30から排気バルブ34を介して排気管35に排出される排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する触媒(三元触媒)を有する浄化装置37,38を介して外気に排出される。
過給機40は、ターボチャージャとして構成されており、コンプレッサ41と、タービン42と、回転軸43と、電動式のウェイストゲートバルブ44と、電動式のエアバイパスバルブ45とを備える。コンプレッサ41は、吸気管23のインタークーラ25よりも上流側に配置されている。タービン42は、排気管35の浄化装置37よりも上流側に配置されている。回転軸43は、コンプレッサ41とタービン42とを連結する。ウェイストゲートバルブ44は、排気管35におけるタービン42よりも上流側と下流側とを連絡するバイパス管36に設けられており、電子制御ユニット70により制御される。エアバイパスバルブ45は、吸気管23におけるコンプレッサ41よりも上流側と下流側とを連絡するバイパス管24に設けられており、電子制御ユニット70により制御される。
この過給機40では、ウェイストゲートバルブ44の開度の調節により、バイパス管36を流通する排気量とタービン42を流通する排気量との分配比が調節され、タービン42の回転駆動力が調節され、コンプレッサ41による圧縮空気量が調節され、エンジン12の過給圧(吸気圧)が調節される。ここで、分配比は、詳細には、ウェイストゲートバルブ44の開度が小さいほど、バイパス管36を流通する排気量が少なくなると共にタービン42を流通する排気量が多くなるように調節される。なお、エンジン12は、ウェイストゲートバルブ44が全開のときには、過給機40を備えない自然吸気タイプのエンジンと同様に動作可能になっている。また、ウェイストゲートバルブ44は、電子制御ユニット70により制御されるバルブに代えて、排気管35の圧力がタービン42の下流の圧力よりもある程度高くなると開弁する逆止弁として構成されるものとしてもよい。
また、過給機40では、吸気管23におけるコンプレッサ41よりも下流側の圧力が上流側の圧力よりもある程度高いときに、エアバイパスバルブ45を開弁させることにより、コンプレッサ41よりも下流側の余剰圧力を解放することができる。なお、エアバイパスバルブ45は、電子制御ユニット70により制御されるバルブに代えて、吸気管23におけるコンプレッサ41よりも下流側の圧力が上流側の圧力よりもある程度高くなると開弁する逆止弁として構成されるものとしてもよい。
インタークーラ25は、吸気管23のコンプレッサ41よりも下流側に配置されている。インタークーラ25には、図示しない冷却装置からの冷却媒体(例えば、ロングライフクーラント(LLC)など)が循環している。インタークーラ25は、吸気管23内の空気(吸気)と冷却装置からの冷却媒体(実施例では冷却水)を熱交換させて、吸気管23内の空気(吸気)を冷却している。
電子制御ユニット70は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUに加えて、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。電子制御ユニット70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。
電子制御ユニット70に入力される信号としては、例えば、エンジン12のクランクシャフト14の回転位置を検出するクランクポジションセンサ14aからのクランク角θcrや、エンジン12の冷却媒体の温度を検出する図示しない水温センサからの冷却媒体の温度Tw、スロットルバルブ26の開度を検出するスロットルポジションセンサ26aからのスロットル開度THを挙げることができる。吸気バルブ29を開閉するインテークカムシャフトや排気バルブ34を開閉するエキゾーストカムシャフトの回転位置を検出する図示しないカムポジションセンサからのカムポジションθcaも挙げることができる。吸気管23のコンプレッサ41よりも上流側に取り付けられたエアフローメータ23aからの吸入空気量Qaや、吸気管23のコンプレッサ41よりも上流側に取り付けられた圧力センサ23bからの吸気圧Pin、吸気管23のコンプレッサ41とインタークーラ25との間に取り付けられた圧力センサ23cからの過給圧Pc、吸気管23のコンプレッサ41よりも上流側に取り付けられた温度センサ23dからの吸気温Tinも挙げることができる。サージタンク27に取り付けられた圧力センサ27aからのサージ圧Psや、サージタンク27に取り付けられた温度センサ27bからのサージ温度Tsも挙げることができる。排気管35の浄化装置37よりも上流側に取り付けられたフロント空燃比センサ35aからのフロント空燃比AF1や、排気管35の浄化装置37と浄化装置38との間に取り付けられたリヤ空燃比センサ35bからのリヤ空燃比AF2も挙げることができる。また、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号IGや、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBPなども挙げることができる。
電子制御ユニット70からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。電子制御ユニット70から出力される信号としては、例えば、スロットルバルブ26への制御信号や、燃料噴射弁28への制御信号、点火プラグ31への制御信号を挙げることができる。ウェイストゲートバルブ44への制御信号、エアバイパスバルブ45への制御信号も挙げることができる。
電子制御ユニット70は、クランクポジションセンサ14aからのクランク角θcrに基づいてエンジン12の回転数Neを演算している。また、電子制御ユニット70は、エアフローメータ23aからの吸入空気量Qaとエンジン12の回転数Neとに基づいて負荷率(エンジン12の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の割合)KLを演算している。さらに、電子制御ユニット70は、圧力センサ23bからの吸気圧Pinと圧力センサ23cからの過給圧Pcと温度センサ23dからの吸気温Tinとに基づいてインタークーラ25の上流側での吸気温Tinc(インタークーラ25に流入する吸気の温度)を演算している。
こうして構成された実施例のエンジン装置10では、電子制御ユニット70は、エンジン12の要求負荷率KL*に基づいて、スロットルバルブ26の開度を制御する吸入空気量制御や、燃料噴射弁28からの燃料噴射量を制御する燃料噴射制御、点火プラグ31の点火時期を制御する点火制御、ウェイストゲートバルブ44の開度を制御する過給制御などを行なう。吸入空気量制御としては、例えば、要求負荷率KL*に基づいて目標吸入空気量Qa*を設定し、吸入空気量Qaが目標吸入空気量Qa*となるようにスロットルバルブ26の目標開度TH*を設定し、スロットル開度THが目標開度TH*となるようにスロットルバルブ26を制御する。燃料噴射制御としては、例えば、吸入空気量Qaに基づいてフロント空燃比AF1が目標空燃比AF*(例えば、理論空燃比)となるように燃料噴射弁28の目標燃料噴射量Qf*を設定し、設定した目標燃料噴射量Qf*を用いて燃料噴射弁28を制御することにより行なわれる。点火制御としては、例えば、エンジン12の回転数Neおよび要求負荷率KL*に基づいて点火プラグ31の目標点火時期Tf*を設定し、設定した目標点火時期Tf*を用いて点火プラグ31を制御することにより行なわれる。
次に、実施例のエンジン装置10の動作、特にエンジン12を停止して実行されるウェイストゲートバルブ44の異常診断の際の動作について説明する。図3は、電子制御ユニット70により実行されるエンジン停止時処理の一例を示すフローチャートである。この処理はエンジン12の運転を停止したときに実行される。
エンジン停止時処理が実行されると、電子制御ユニット70は、まず、ウェイストゲートバルブ44の駆動停止要求やウェイストゲートバルブ44の異常診断要求などの各種要求を入力する(ステップS100)。続いて、ウェイストゲートバルブ44の駆動停止要求がなされているか否かウェイストゲートバルブ44の異常診断要求がなされているか否かについて判定する(ステップS110)。ウェイストゲートバルブ44の駆動停止要求も異常診断要求もなされていないと判定したときには本処理を終了する。
ウェイストゲートバルブ44の異常診断要求はなされていないが駆動停止要求がなされているときには、ウェイストゲートバルブ44の駆動停止処理を実行して(ステップS120)、本処理を終了する。ウェイストゲートバルブ44の駆動停止処理は、実施例では、ウェイストゲートバルブ44をエンジン12に応じた中間開度とした後でウェイストゲートバルブ44への電源供給を停止する処理としている。
ウェイストゲートバルブ44の駆動停止要求も異常診断要求もなされていると判定したときには、まず、ウェイストゲートバルブ44の異常診断処理を実行する(ステップS130)。即ち、ウェイストゲートバルブ44の駆動停止要求に対してウェイストゲートバルブ44の異常診断要求を優先するのである。ウェイストゲートバルブ44の異常診断処理には、例えば、ウェイストゲートバルブ44の開度を全開(100%)とした後で全閉(0%)とする動作をウェイストゲートバルブ44の図示しない開度センサによりチェックすることなどにより行なうものなどが含まれる。次に、ウェイストゲートバルブ44の開度が所定中間開度となるようにウェイストゲートバルブ44の駆動を開始し(ステップS140)、所定時間経過するか或いはウェイストゲートバルブ44の開度が所定中間開度に至ったと判定するのを待つ(ステップS150)。所定中間開度としては、ウェイストゲートバルブ44の駆動停止処理の際に説明したエンジン12に応じた中間開度を用いてもよいし、予め定めた中間開度を用いてもよい。所定時間としては、ウェイストゲートバルブ44の開度を所定中間開度とするのに必要な時間より若干長い時間を用いることができる。ウェイストゲートバルブ44の開度が所定中間開度に至ったか否かの判定はウェイストゲートバルブ44の図示しない開度センサにより行なうことができる。ステップS150で所定時間経過したと判定したときや或いはウェイストゲートバルブ44の開度が所定中間開度に至ったと判定したときには、ウェイストゲートバルブ44への電源供給を停止し(ステップS160)、本処理を終了する。
以上説明した実施例のエンジン装置10では、ウェイストゲートバルブ44の駆動停止要求も異常診断要求もなされているときには、ウェイストゲートバルブ44の異常診断処理を実行し、ウェイストゲートバルブ44の開度が所定中間開度となるようにウェイストゲートバルブ44の駆動を開始し、所定時間経過するか或いはウェイストゲートバルブ44の開度が所定中間開度に至ったと判定するのを待って、ウェイストゲートバルブ44への電源供給を停止する。これにより、異常診断完了後のウェイストゲートバルブの開度をエンジンの状態に応じた開度とすることができる。もとより、ウェイストゲートバルブ44の駆動停止要求に対してウェイストゲートバルブ44の異常診断要求を優先するから、より確実にウェイストゲートバルブ44の異常診断を行なうことができる。
実施例のエンジン装置10では、過給機40を、吸気管23に配置されるコンプレッサ41と排気管35に配置されるタービン42とが回転軸43を介して連結されるターボチャージャとして構成している。しかしながら、これに代えて、エンジン12やモータにより駆動されるコンプレッサが吸気管23に配置されるスーパーチャージャとして構成してもよい。
実施例では、一般的な自動車や各種のハイブリッド自動車に搭載されるエンジン装置10の形態とした。しかしながら、自動車以外の車両に搭載されるエンジン装置の形態としてもよいし、建設設備などの移動しない設備に搭載されるエンジン装置の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、過給機40が「過給機」に相当し、エンジン12が「エンジン」に相当し、電子制御ユニット70が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、エンジン装置の製造産業などに利用可能である。
10 内燃機関装置、12 エンジン、14 クランクシャフト、14a クランクポジションセンサ、22 エアクリーナ、23 吸気管、23a エアフローメータ、23b,23c,27a 圧力センサ、24,36 バイパス管、25 インタークーラ、26 スロットルバルブ、26a スロットルポジションセンサ、27 サージタンク、23d、27b 温度センサ、28 燃料噴射弁、29 吸気バルブ、30 燃焼室、31 点火プラグ、32 ピストン、34 排気バルブ、35 排気管、35a フロント空燃比センサ、35b リヤ空燃比センサ、37,38 浄化装置、40 過給機、41 コンプレッサ、42 タービン、43 回転軸、44 ウェイストゲートバルブ、45 エアバイパスバルブ、50 バッテリ、52 電力ライン、70 電子制御ユニット、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ。

Claims (1)

  1. 電動式のウェイストゲートバルブ付きの過給機を有するエンジンと、前記ウェイストゲートバルブの駆動停止要求に対して前記ウェイストゲートバルブが所定中間開度となるように駆動してから前記ウェイストゲートバルブへの電源供給を停止する駆動停止制御と、異常診断要求に対して前記エンジンが停止しているときに前記ウェイストゲートバルブの駆動を伴って前記ウェイストゲートバルブの異常診断を行なう異常診断制御とを実行する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
    前記制御装置は、前記異常診断制御を実行したときには、前記異常診断を完了した後に前記ウェイストゲートバルブを前記所定中間開度まで駆動するのに必要な時間以上の所定時間が経過するまでか或いは前記ウェイストゲートバルブが前記所定中間開度まで駆動したのを判定するまで前記ウェイストゲートバルブへの電源供給を実行した以降に前記ウェイストゲートバルブへの電源供給を停止する、
    ことを特徴とするエンジン装置。
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